[>>11知り合いの少女の姿を見つけたのは、店からそう遠くない場所で。
>>6>>7宣伝を怠らない姿勢は見習いたいものだ。
>>10昔は少女を‘おねえちゃん’と呼んでいた彼女からは、いつの間にか名前で呼ばれるようになっていた。
弟妹の居ない少女はおねえちゃんと呼ばれるのが嬉しかったものだから少し残念ではあったが、姉貴分として、友人として彼女の成長を喜ぶべきだろう。
パンの卸しが関係なくとも店を訪れてくれるのも、嬉しい事の一つ。
声を掛ければ、抱き付いて来た少女を声を上げつつも受け止めれば、彼女の足元で橙色の光が弾けた。
自分にはないその力は少しだけ羨ましい。]
ひゃっ。
――本当?
今から凄く楽しみ!
[完璧、と聞かされれば期待に胸を膨らませ、軽く抱き返しながら
年相応の笑顔で見上げてくる少女に笑い掛けた。
けれど抱擁はすぐに終わってしまう。
彼女もそういう年頃になのだ。]
(49) 2018/08/07(Tue) 21時半頃