人狼議事


35 WWV 感染拡大

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[レティーシャに言われて瞬く]

 そういえば、そうね。
 あなたはもう死んでいるのに……。

[視線の先のレティーシャは、はっきりと実体を持って見えた]

 生きたかった? あたしが?

[見上げられて、戸惑いの表情]

 そんなことは……ないわ。
 たとえ生きていても、ここから外に出られた訳でもなし。
 希望なんてないんだもの。

[ふっと視線を外し、床を見詰めた]


[床を見つめるヨーランダの手にそっと触れる。]

 そうかしら?
 私には、貴女が生きたがっていたようにも見えていたけど。
 痛みってね。生きたいと思うから感じるんだと思うわ。

[ヴェスパタインが、ヨーランダの遺体の両手を組ませている。]

 貴女、幸せ?

[同じ問いを彼女に。]


 そうなのかな?

[レティーシャの手を、そっと握る。
 体温は感じられなかったが、触れ合っているという実感はあった]

 生きたいと思うから……か。
 そうね。眠るような死だったら……ただ、受け入れるだけだろうから。

[痛みは、抗おうとした証だったのだろうか。
 空いた手でそっと腹部に触れ。
 幸せかと問う言葉に、薄く微笑む]

 苦しくはない。辛くもない。
 でも……何にも、ないわ。


 痛みの無い生はないのよ。きっと。

[触れていた手が握られる。優しい笑みを向けた。]

 何もない、なんて死ぬまで分からなかったことよね。
 ここを、生きて出られたとしても……同じだったかもしれないわ。

[《外》に出たことのない自分は、この研究所が世界だった。]

 それでもね。私は、貴女たちは生きて出て欲しいと思ってたの。
 せめて、生きたいと願う貴女たちだけは。

[無理だとは分かっていた。それでも。]


 痛みのない生……。

[記憶にある限り、自分の居場所は病院の中だけで、常に何らかの病と闘いながら生きていた。
 自分の境遇を呪い、普通の生とは、こんなにも苦しくはないのだろうと夢見ていた。
 けれど――それは間違いだったのだろうか]

 レティーシャ、……あなた。

[彼女の願いを聞いて、瞳を見開く]

 そう、だったの……?
 あなた、あたしたちの事を、思って。

[肩が震える。
 レティーシャの自分より小さな体を抱き締めた]

 ごめんなさい。
 あたし……あなたの事、見下してた。
 あたしなんか、自分の事しか考えていなかったのに。


[自分よりも年下の少女に抱きしめられる。
笑みを浮かべたまま、その背に手を回した。]

 謝らないで良いのよ。
 本当はね、言う心算なかったの。
 皆、自分の事だけ考えているの。それで良いのよ。

 ただ、私は貴女たちよりも年上だから。
 年上ぶりたい時もあるのよ。それだけよ。

[ヨーランダが落ち着くまで、何度もその背を優しく撫ぜた。]


 ……でも、
 こんなくだらなくて、つまらない人生だったけど、
 誰かのために生きられたら、何か変わっていたのかなって……思って……

[自分の背を撫でる優しい手の感触。
 肩に顔を埋めるようにして、瞳から溢れる感情を零し続ける。
 そうしながら、ああ涙を流すなんて随分と久しぶりだと、心の何処かで考えていた**]


メモを貼った。


[肩が濡れるような感触。]

 その言葉、もっと早く聞きたかったわ。
 貴女が生きている時に。

[そうしたら、きっと貴女の世界も変わっていたかもしれないのに。
口には出さずに。慈しむような笑みで。]

 貴女のこと思っていてくれた人……いたのにね……きっと。

[背を撫ぜながら、小さく呟いた。**]


メモを貼った。


良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/11/02(Tue) 02時頃


良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/11/02(Tue) 02時半頃


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