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【人】 良家の娘 グロリア[廊下を彷徨い、歩く。 (2) 2010/11/01(Mon) 11時頃 |
【人】 良家の娘 グロリア[その目に捕らえるは、廊下を歩いているシビルの姿。 (4) 2010/11/01(Mon) 11時頃 |
【人】 良家の娘 グロリアねえ教えて、わたくしはいったい何者なの (5) 2010/11/01(Mon) 11時頃 |
【人】 良家の娘 グロリア[ひとつ、ひとつ、質問を浴びせていく。 (6) 2010/11/01(Mon) 11時半頃 |
【人】 良家の娘 グロリア教えてくださらないのですか。 (7) 2010/11/01(Mon) 11時半頃 |
【人】 良家の娘 グロリア[中々割れない頭蓋に、ふう、とため息を漏らす。 (8) 2010/11/01(Mon) 11時半頃 |
【人】 良家の娘 グロリアそうですわ。 (9) 2010/11/01(Mon) 11時半頃 |
メモを貼った。
[ヨーランダ達から離れる。すぐに、ふらふらとホリーが後ろを歩き始めたか。
その気配に振り向けば、何かを探すように下を見ている。
そういえばこの少女を探しに来ていたと思い出し、足を止めた。]
何を探しているのかしらね?
[笑みを浮かべたまま、その隣を歩く。]
[探し物を見つけた様子のホリー。手にするは銀色のメス。
Twinkle, twinkle, little star...
[来た道を戻る少女を、歌を口ずさみながら追う。]
How I wonder what you are...
[首筋に手をあて、小さく声を上げたホリーがヨーランダに飛び掛る。
Up above the world so high...
[そして。]
Like a diamond in the sky...
[ホリーの手の動きに合わせるようにヨーランダの体がはねる。赤く染まる二人の少女。]
Twinkle, twinkle, little star...
[頚椎を削る鈍い音と共に廊下に響く、自身の歌声。]
How I wonder what you are...
[ヨーランダが動かなくなったのは、歌が何度繰り返された時か。]
メモを貼った。
[やがてヴェスパタインが来るのを見れば、常の笑みを向けた。]
お気に入りの子がこんな目にあって、お怒りなのかしらね。
[珍しく不機嫌そうな彼の様子に、そんな事を呟く。]
【人】 良家の娘 グロリア―シビル博士の研究室― (32) 2010/11/01(Mon) 22時半頃 |
【人】 良家の娘 グロリア[シビルの亡骸を高く上げる。 (33) 2010/11/01(Mon) 22時半頃 |
【人】 良家の娘 グロリア[そのまま、シビル女史の遺体を掲げたまま――彼女の大切な“子”が眠る装置に――突撃] (36) 2010/11/01(Mon) 22時半頃 |
おめでとう。ヨーランダ。
だって、貴女は望み通りに殺してもらえたんですもの。
望みが叶うなんて、ここにいて滅多に無いことよね。
だから、おめでとう。
[未だホリーが彼女の遺体を弄っていたか。
静かに微笑みながら、その場からそっと移動した。]
【人】 良家の娘 グロリア[液の海に浸かる少年の身体。 (40) 2010/11/01(Mon) 23時頃 |
【人】 良家の娘 グロリアあひゃ、 (42) 2010/11/01(Mon) 23時頃 |
メモを貼った。
―廊下―
本当? 助けてくれるの?
[縋るような口調でユリシーズ
一度その場を離れたホリーが戻って来たのは、その時だったか。
ユリシーズが彼女に向かって掛けた言葉
長い髪が揺れて、一瞬首筋が露わになった]
――あれ? ホリー?
[そこに居た、と思ったはずの少女がいない。
そして、衝撃は、背後から来た。
体を貫く痛みと共に]
なっ……ホリー……
なんで……っ
[脇腹から溢れ出す鮮血。
理解が追い付かないまま、少女の細腕に押し倒される。
傷口が押し広げられ、苦痛に呻いた]
一体……どうしたって言うのよ……
[突然の凶行。あれほどまで願っていた死に着実に近付いているのに、体は混乱し床を掻いてもがいている。
しかしついぞ逃げ出す事は叶わず。
ずるりと脇腹から抜かれた刃が振り上げられ]
ぐげっ
[首の神経を狙う一撃に、喉は押し潰れたような声を押し出し。
意識は少女の痩せこけた体から、完全に切り離された]
[――どこからか、懐かしいメロディが聞こえる。
少女の姿をした被検体が、何度も繰り返し歌っていた曲。
そして意識は、少しずつ形を取り戻していく]
あれ……?
[びくん、びくんと跳ねる体――
気が付けば、それを少し離れた所から見下ろしていた。
自分の意思から離れた所で、奇妙に跳ねまわる肉体は、見ていて気分のいいものではない]
うえっ……何これ、滅茶苦茶じゃない。
真っ当な殺され方されるとは思ってなかったけど――
まさか、この子が、ねぇ。
[頚椎を弄くり回すホリーを見詰める。
その時、傍らに血に塗れた白衣の男が立った]
ヴェスパタイン……?
[死体を引き取りに来たのだろうか。
担当研究員としての義務を果たしに来たにしては、随分と不機嫌そうに見えた]
―研究室へ戻る途中―
なっ…!?
[突然、後ろからの衝撃を受け床に倒れる。]
っあ、あんた、ゾー、イ…か…
ごちゃごちゃ煩いんだよ!
あんたは、サイモン博士の被検体だ!
それ以外の事なんて知らないよ。
っ…ぁ・・・!?
[一つ一つ続く質問に大声で返す。逃れようともがくが、見た目によらぬ強力な力で頭を締め上げられると、抵抗も出来ず顔を歪める]
っあ、あああああああああああ!?
[カアン]
[音が響く。衝撃と共にコレまで以上の痛みが襲い、飛びかけた意識を無理矢理繋ぎ止めた]
ぐあああ、誰、が…あんた、なんかに……
[乾いた音が響く。衝撃が走るたびに激痛が走り、やがて、意識はそれでも目覚めぬ闇の中へ]
[掛けられた声
……レティーシャ?
[おめでとう、と言う言葉。
微笑みを返せばいいのだろうか――迷ったような、曖昧な表情を浮かべる]
ああ……そうよね。
これ、死んだって事よね。やっぱり。
[意識とは離れた場所にある、壊れた体を見て呟く。
意のままにならぬ肉体の重みも、いつまでも付き纏う痛みも、すっかり消え失せていた]
望み通り……か。確かにもう、苦しくはないんだけど。
そう、随分と――軽くてちっぽけになった気分。
これは、あたし自身を喪ったってことなのかな……。
[質量のない足が、触れる事の出来ない床に降り立った]
―自研究室―
…っ!?
……
[...気が付くと自分の研究室の中にいて]
……夢…?
[今しがたまで見ていたおぞましい状況を思い出すと身震いをしたような気がした。]
ああ、きっと疲れて寝てたんだね。
ごめんよ。すぐに出してあげるからね…
[装置に近づくと、何時ものように触れようとして]
――っ!?
[掌が装置を通り抜ける。それとほぼ同時に部屋のドアが蹴り開けられると、...の体を抱えるゾーイを見て]
なっ、そいつは……
[目的は特に無い。背後から聞こえてきた己の呼称
あら。貴女、私が見えるのね。
当たり前、かしら。貴女も死んだんですものね。
[笑みを浮かべ、彼女の傍へと近づく。]
痛みはもうないのね。
ちっぽけ。
……それって、本当は貴女は生きたかったんじゃないのかしらね。
[見上げるように、ヨーランダの顔を見た。]
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