35 WWV 感染拡大
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―廊下―
[ホリーの肩を押すヨーランダ。 意味がわからない様子で、そこを離れるホリー…。 ヨーランダが言った言葉の意味は、彼女にはどう伝わったのだろう?]
はぁ?なに冗談に本気になってるのよ。 アタシは"人殺し"はしたくないの。
[殺してくれるの?とこちらを見上げるヨーランダ>>3:109へ呆れたように答え、 その場を離れようとしたが―]
けど。もしアンタが―アタシを助けてくれるんなら、 助けて《殺して》あげてもいいわよ。
[血に塗れた鋏を見たときから、じわじわと鎌首をもたげていた欲求―。 努めて抑えていたそれを露にして嗤いかけたその時、 離れたと思っていたホリーがやってくるのが見えた。 手にしているものが蛍光灯の光を反射して光るのを凝視した]
(15) 2010/11/01(Mon) 18時頃
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ちょっと、なにする気…?
[それが何であるか察するのと同時にあげた声に、ヨーランダが身をよじる。 一瞬ホリーは驚いたように動きを止めたが、ヨーランダに抱きついた。
さくり。 メスがのめりこむ音が聞こえた、気がした]
…あ、あぁ…。
[それからの光景を、ただ口元を手で覆ったまま凝視していた。 肉を抉って散る赤も、ごりごりと骨を削る音も、全部。 覆われていない瞳には哀れむような光を宿していた]
……勿体ないわねえ。
[やがて途切れてしまった命。 それでも構わず骨を削り続けているホリーを見下ろし、興味を失ったように呟いた]
(16) 2010/11/01(Mon) 18時頃
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[異常を察知したヤンファが放送で周知したからか、 それとも廊下の物音に気づいたからか…ヴェスパタインが姿を現したなら]
…囚われの姫君は、晴れて自由の身におなり遊ばしたわ。
[それだけ、*短く告げた*]
(17) 2010/11/01(Mon) 18時頃
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人間なんて、呆気ないものなのよ。 アンタの研究内容からしたら残念窮まりないでしょうけど。 …そんなもん、よ。 この騒ぎでウイルスに耐性があっただけでも良しとすべきなんじゃないの?
[WWVに対する耐性が先天的なものか後天的なものかはわからない。 後天的なものだとしたらヴェスパタインの研究の影響があったことも考えうる。
珍しく不機嫌さを見せる様子も意に介さずに いっそ殺しておけばと聞こえれば、はんと鼻で笑って]
因果を受け入れてみると、案外面白いかもしれないわよ? 逃れようのない定めを、どう楽しむか…なんてね。
[ふふと含むように笑うと、ヨーランダの亡骸へ近づくのを見て]
じゃあ、後は任せたわ。 アタシそろそろ着替えたいの。
[既に渇いてしまった血痕で赤茶に染まった服をバタバタさせ、踵を返し*その場を後にした*]
(23) 2010/11/01(Mon) 20時半頃
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―自研究室―
あーらあら、こわいこわい。
[暗い笑みを見せたヴェスパタインに軽く答えて研究室へと戻ってくる。 隣接したプライベートルームで服を着替え、 顔や手についた血痕は濡れたタオルで拭き取った]
…欲求と、衝動…ね。 ふふ、そう。おもしろいわ。
[抱いた欲求は今更どうすることも出来ない。 であれば楽しむだけだ。
逃れようのない定めを楽しむ―ヴェスパタインに言った言葉は 自分の考えそのままであった]
(34) 2010/11/01(Mon) 22時半頃
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[プライベートルームからラボの方へ戻って、 コンテナが戻っていないことに気付く]
あのクソガキ…っ! どこまでアタシを馬鹿にすれば気が済むのよ…っ!
[癇癪を起こし、デスクの上のメモ用紙をくしゃくしゃと握りつぶす。 憤怒の相を露にして髪をくしゃくしゃにかき乱した]
うふ、ふふっ。あっはは、は、ははっ そう、ね。 お仕置きが必要よね…。
[くつくつと低く嗤いながら、戸棚から標本を留めるための針― というよりはアイスピックに近い―を取り出した]
どうせ処分しちゃうなら、楽しませてもらわないとね。 どこから傷つけてあげようかしら。
[ピックの先を舐めて、くつくつと]
(41) 2010/11/01(Mon) 23時頃
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―廊下―
[血を拭ったナイフと、ケースに入れたピックを懐にしまって研究室を出た]
さあ、待ってて頂戴、アタシのおもちゃ君。 ぎったぎたに傷つけて、啼かせてやるわ。
[傷つけたい。 啼き声が、喚きが、嘆きが聞きたい。 殺すことなく、永遠に悲鳴をあげさせたい―。
身に抱く欲求に染まり、面に浮かぶは極上の笑み]
(48) 2010/11/01(Mon) 23時頃
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[廊下をカツカツと靴の音を立てて歩く。 それはうきうきしているかのような軽さ。
どこかからネジが外れたような笑い声が聞こえてくる。 しかしそれすら心地いい]
楽しまなかったら、損じゃない。
ねえ?
[足は迷うことなく一つの場所へと向かう。 正常なものが見たらおよそ場にそぐわない鼻歌と共に]
(55) 2010/11/01(Mon) 23時半頃
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―ケイトの研究室前―
[壊された扉が目に入って、あら、と笑う]
ずいぶん楽しそうなことしてるじゃない。
[小さな声で呟いて壊れた扉へ近づき、その横の壁に背を預けた]
(57) 2010/11/01(Mon) 23時半頃
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あら、よくわかったわね。
[プリシラの声にやれやれといった様子で研究室へ。 出口を塞ぐような形で立ち、部屋の中を一瞥した。
ケイトにクスリをねだっているプリシラ。 そして新入りの被検体]
あーそびーましょ?
[眉を寄せる新入りを見て、くつくつ愉しそうに喉を鳴らした]
(63) 2010/11/02(Tue) 00時頃
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[前を素通りして廊下に出ようとする新入りの前に足を蹴りだし、伸ばした足を蹴ろうと]
まあたアタシを無視しようたって、そうは行かないわよ。 いい加減にいうこときかないと痛い目にあうってこと、身体に覚えさせてあげるわ。
[オカマと聞いて不機嫌そうに眉を寄せる]
アンタが遊ぶ気なくたって、アタシが遊びたいのよ。
[うふふ、と口元に大きく弧を描いて新入りを見た]
(68) 2010/11/02(Tue) 00時頃
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あらぁ。 本当に聞きわけのない…、子ねっ!
[振り下ろされる踵に気付いて蹴り出した足を引いた。 しかし勢いをつけて下ろされた踵は、引いた脛に当たる]
いったぁ…っ! アタシ、自分が傷つくのはキライなのよね…。
[一瞬身を屈め懐からナイフを抜き、起こしながら構える]
…ちっ。
[プリシラの声が耳に入って視界を僅かに其方へ。 新入りを収めたままの視界の隅っこに見えたプリシラがケイトを突き飛ばすのが見えた]
だらしないわね…っ! 選ばれた者なのに、そのザマは何よ…っ!
[きいと声を上げる]
(75) 2010/11/02(Tue) 00時半頃
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ハズレ?何のこと?
[ナイフを向けたまま]
もしかして、適合者って意味かしら?
[くく、と含み笑う。 笑いながら、出ようとする新入りをじっと見据え、逃げようとするのに詰め寄る
調子が悪そうな様子を気遣うわけもなく、 蹴られて痛む足をずりながら反対の廊下の壁に押しやって、 首元にナイフの腹を押し付けた]
何を見てアタリハズレって言ってんだかしらないけど… ずいぶん精度の悪い判定器ね。
[あははと笑う。 笑いながら軽くナイフを引いた]
(81) 2010/11/02(Tue) 01時頃
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―廊下―
[引いた刃先が新入りの首に赤い筋をつける。 刻まれた傷は深くはないが、動けば痛みを感じる程度。 向けられる視線に獰猛な意図を感じ取ると]
イイわね、その視線。 たまらないわ。
[肩を壁に押し付ける手に力を入れ、手にするナイフを伝う血に舌を這わせ]
いつまでそんな顔して悪態つけるのか、見てみたいものね。
[再びナイフの腹を、新入りの首筋にぐいと*押し当てた*]
(89) 2010/11/02(Tue) 01時半頃
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