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[バールで、ケイト女史の、目を、抉る。 両の目を、抉り、抜き出し、愛おしそうに、両の手で抱えて]
ああ、お母様? わたくしを怖がっていたお母様。 わたくしから目を離そうとしていたお母様?
これでわたくしがあなたの瞳に映る事はありません。
(4) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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/* しかし、今回皆目好きだなw
(-3) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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[瞳が空洞となり、崩れ落ちるケイト女史の身体。 昏い空洞はもう何も映さない。
ふたつの眼球をそっと胸元へしまいこみ、再び視線はヴェスパタインの方へ]
あなたは、わたくしを、殺《愛》して、くれる――?
(5) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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[ 立ち上がる/震える足+ユリシーズの蹴足。]
あ。
[ 足がもつれる/再び倒れる。 鋏を握り締めたまま、ユリシーズの上へと。
――ずぶり/深くめり込む/弾みで鋏を握っていた指が折れ曲がる。 絶叫/但し、己の体の下から。]
おろうはわ……。《お父様》
[ 折れた右の親指と人差し指=鋏を引っ掛けて、わき腹から引き抜く/紅の糸を引く。 そのまま、頭上へ高々と持ち上げる/左手で、折れた指ごと鋏を包み込んだ。]
(6) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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うらいわひょ?《歌いましょう》
[ 下ろす/ざぐん=右目に吸い込まれる。]
れえ、おろうはわ。《ねえ、お父様》
[ 引き上げる/ぐずり=刺し抉り取った右目ごと再び頭上へ。]
――うらいわひょ?《歌いましょう》
[ 下ろす/ざぐん=右頬から喉へ、深い穴を穿つ――。 引き上げる/下ろす/引き上げる/下ろす/引き上げる/下ろす/貌が思い出せなくなるまで。]
(7) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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[バールでケイトの眼球を抉り出し、殺める、嬉しそうなグロリアの姿を、崩れるように倒れるケイトの姿を、男は黙って眺めていて]
……おや、まあ。 皆して目を失くしてしまって…… 些か、親近感を覚えてしまうな。……クク。
[それらの過程が終わってから、冗談じみた呟きを漏らし、小さく肩を揺らした。ゾーイに向けられる視線に、視線を返す。暗く強い視線。前髪の隙間から覗く偽りの右目は何処も見詰めず、だがやはりゾーイに向いているようでもあったか]
……君の体は…… 上手くメスが入るものかな?
[零し、白衣をポケットに手を入れる。銀色に輝く鋭いメスを取り出し、ひらりと振ってから、その切っ先をゾーイに向けた]
(8) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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/* 最後でようやく戦うニート霊。
(-4) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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[向けられたメスがキラリと証明に照らされ輝く。 その輝きに吸い寄せられるように、 1歩、また1歩、方向を変えヴェスパタイン博士の方へ歩み寄って行く]
わたくしの、身体に、メス?
お父様と同じように、わたくしを、調べてくださるの?
(9) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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あなた だいすき
(10) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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[ぐにゃり。ぐにゃり。 嬉しさに身が震え、また形が変わってゆく。 しかしまともな人間の姿にはならず]
ああ……、早く、早く わたくしを、“しあわせ”に、して、
(11) 2010/11/03(Wed) 02時頃
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[ ぼんやりと虚空=蛍光灯を眺める。 ユリシーズの上に座る/鋏をその顔だった赤い物体に突き立てたまま。]
――?
[ ふと、視線を提げる。>>10 大好き/幸せの象徴。微笑んだ。]
ほうれふよれ。《そうですよね》 ひあわへれふよれ。《幸せですよね》 らっへ……。《だって》
[ 立ち上がる/どうやれば膝に力を入れられるのだったか? 思い出せずに、へたりと座り込む。 少し疲れたのでしょうか?/ちょっと休めば動けるようになりますよね。少しの逡巡――そして、笑み。]
わらひらひはいひへるろへすはら。《私たちは生きているのですから》
[ 笑う。 頬に穿たれた孔から/持ち前の唇から血と吐息が漏れる。]
(12) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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―回想 死の直前―
何故? 言ったでしょう。 馬鹿は大嫌いだって。死ねばよかったって。
[近づくゾーイに投げ続ける言葉。 危ない。私の冷静な部分が警告する。 けれど、恐怖に急かされる言葉は止まらない。]
(+0) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[ゾーイがバールを拾う。私が手放した。 頬擦りする。自らの手へとめり込ませる。理解できない。 気味が悪い。怖い。吐き気がする。]
人のわけないでしょう。 娘でもない。 鏡でも見たらどう。 その姿のどこが人なのよ、化物!
誕生日なんて知らないわよっ! そんなの一人で―――。
(+1) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[ ぐさり ]
(+2) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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っ――――――――!!!
[音にならない絶叫。訪れる暗黒。滴る生暖かい赤。 迸る激痛に心臓がどくりと跳ねる。]
はっ…あ…………。
[短く搾り出すような息。 どくどくと不規則に鳴る鼓動を聞きながら、私は崩れ落ちたのだと思う。 痛みと恐怖と混乱と不安と憎悪と。 様々な抑えの聞かぬ感情が入り混じる中。]
(+3) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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誰…が………。
[愛してなんてやるものか。
闇に閉ざされた視界。 意識もまた闇の中へと消えた。**]
(+4) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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嗚呼。此処で逃げ出しても仕方がないだろうからね。 君が適応者なら、処分しなければならない。 そういう建前だ。 もし違ったとしても、……どうでもいい事だ。
[そう言う声色は穏やかな、瞳に湛える色とはそぐわない物で]
……大好き? ……クク。 切ろうとしている相手に、そんな事を言われたのは初めてだ。 調べてあげるとも。切り開いて、切り刻んで…… バラバラに、してあげよう。お父様と、同じように。
[そこまで言うと、男からも一歩、足を進めた。早足に、歩み寄っていく。偏執的な、己をも呑み込んでしまうように強い「愛」を、欲望を、狂気を以て――踏み込み、メスを薙いだ。 歪んだゾーイの体、何処に当たるかは判らなかったが]
(13) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[《弟》に向かって呟いた言葉>>5:+36。 足元に転がる、幾多の死体。コレが全て星になると言うのなら。]
とても、綺麗なんでしょうね。
[見たことのない――記憶の無い、星空を思い浮かべる。]
Twinkle...
Twinkle...
Little star...
[口ずさむ声は、静かに廊下に響いていた。**]
(+5) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[ 目の前/波打つように異形の貌へと変じるグロリア。 脳チップがありのままの姿を認める=正しい認識。 その形状の違和感=言語化しようと首をひねる。]
――うー?
[ あれはゾーイちゃん?/ゾーイお姉様? そういえば、グロリアと名乗ってなかったかしら?>>5:30 それじゃあ、ゾーイちゃんではありませんね/お姉様ではないのですね。 あの格好は何なのでしょう? 変ですわ/バランスが悪い気がします。 どうすれば、バランスがよくなるのかしら? 要らないのは手の指?/腕?/髪?/足?/声もひとり分は要らないですね。]
――。
[ 取り留めのない思考=鋏を手に立ち上がろうと。]
(14) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[――お父様と同じ。 その言葉に、これまでにないくらいに笑いが漏れる。
その反動でまるで顔中が口になったかのように口は広がる。
――ああ、そういえばお父様のご遺体、見ていなかった。 そんな事をぽつりと考える]
(15) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[グシャア]
(16) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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―回想/死の直前―
[どさりと身体の上に何かの重さを感じるが、動けはしない。 引き抜いた鋏の先の目玉が自分の眼窩に押し付けられ、離される]
あひぁ、ひ、いあ、はひぃ
[片方しか無くなった視界が暈ける。 距離感がつかめなくなるのは、意識が朦朧としているせいもあるのだろう。 ひきつった笑い声も、だんだん弱く、微かな物へと形を変えて]
いや、よ。 うた、な――。
[めきめきと音がする。自分の顔からだ。頬を喉を穿たれる音。 何度目かの衝撃で、鋏が眼窩の奥の脳に至る。 ぶつんと途切れる神経回路。身体の機能が、動きを止めた。
最期に聞いたのは、グチュ、と何かを潰すような音―**]
(+6) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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――あえ?
[ すとん/膝が落ちる=沈黙。 徐々に落ちていく頭+意識/失血による障害。]
あんれおんあい……れういんえよ?《何でこんなに、眠いのでしょう》
[ 混濁する意識/異形と、それと向かい合う男の背中>>19。]
(17) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[濡れた雑巾を地に落としたような、そんな音。 向けられたメスは胸へと突き刺さる。 先程しまい込んだケイト女史の眼球が、その隙間から1個、ころんと転がり出る]
ああ、いけない、 お母様の、プレゼント、
[それを拾い上げようと動くと、更にメスが、体内にめり込む。 痛い、痛い、痛い、痛い、幸せ]
(18) 2010/11/03(Wed) 02時半頃
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[刃が体に食い込む、確かな感触が手に伝わってきた。対象が異形であれ、刃を入れた時に生じる思いは変わらない。奥底から滲み溢れ出て来る興奮。愉悦。満たされている、という感覚。 眼球が転がり落ちるのが、視界の端に入った]
……クク、……
[愉しげに。ただ愉しげに笑いながら、手に力を込める。ゾーイの胸にめり込んだメスを、そのまま横に引く。 血が噴き出たとしても、目を瞑りもせずそれを浴びて。首を、腕を、脇腹を、切り裂こうと、男は次々と刃を奮っていっただろう]
……しあわせ、か。…… 私は…… ――幸せ、だ。
[ぽつりと、呟きながら]
(19) 2010/11/03(Wed) 03時頃
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/* やば、眠くなってきt がんばれ私。
(-5) 2010/11/03(Wed) 03時頃
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[ずぷり。
ずぷり。
首を、腕を、脇腹を、切り裂かれるままに、 それを受け入れていく]
(20) 2010/11/03(Wed) 03時頃
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ああ、わたくし、しあわ、せ、
[手を――人のそれではないような――を伸ばす]
(21) 2010/11/03(Wed) 03時頃
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[死が、欲しい。 死は生きた証。 死ぬ事は、生きていた事の、証明。
シビル女史に教えたかった。 死ぬ事は、終わりではないと。 それは生きていた事の証明だと。
――生きていなければ、“死ぬ”事はないのだから]
(22) 2010/11/03(Wed) 03時頃
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[死《生》を乞い、化け物はそっと瞳を閉じる――**]
(23) 2010/11/03(Wed) 03時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/11/03(Wed) 03時半頃
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