246 朱桜散華
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[しばらくして、桜の下に置壱が現れた>>54。 ふわりと傍に寄れば、彼は志乃の亡骸を布で包み神楽舞台へと運ぶよう]
……ありがとう、おきいち。
[体躯良い彼にかかれば、小柄な志乃を運ぶのも容易かろう。 琴も傍に置いてくれる置壱>>56に緩やかに微笑んで、感謝を紡いだ]
(+12) 2016/04/26(Tue) 22時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 22時頃
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[ふわり、ゆらり]
[その気になれば他の者達が居る場所へと飛べそうだったけれど、志乃は未だ桜の下に留まり続けた。 養ってくれていた伯父達への未練は無い。 故に戻る必要も無い]
[今はただ、桜に寄り添うようにそこに在る]
(+13) 2016/04/26(Tue) 22時半頃
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―自宅― [縛っても一向にもがき続けて大人しくしない子供の肩を杖で叩き、無理やりに大人しくさせる。
動きが小刻みに震わせてんー、んー、っと相変わらず何かを叫んでるようだが、何度かの仕置きの後、子供は大人しくなった。]
そう…静かにしていれば痛いことしないよ。 良い子だから…鳴くのをおやめ…
[外から聞こえていた子どもの母親の声もだんだんと遠のき、一応の落ち着きを手に入れると、刀を手入れしたり準備をしだす。]
(ドン!)
[不意に聞こえる戸を叩く音、母親がやってきたかと思えば辰の大きな声。 居留守を使おうかと考えたが追い払った方が早いと刀を抱えて玄関へと向かう。]
いるよ…今行く…
[壁に手をあてて廊下を歩き、下駄箱の後ろに刀を立て掛けると戸超しに話かける]
…何の用? 今忙しいんだ…
(65) 2016/04/26(Tue) 22時半頃
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─ 亀吉の家 ─
[戸を叩いて待つ事しばし、その向こうから声>>65が返る。 もうちょっと遅かったら、ぶち破りかねなかった……というのはさて置いて]
そいつぁ悪かった……って、言いたいとこだが、こっちとしても急ぎの用事でね。 ちょいと、顔貸してもらえねぇか。
……桜に関わる大事なんだが。
[途中までは軽い口調、けれど最後の部分だけは、いつになく真摯な響きを乗せて告げる。 拒否られたら……なのはまあ、普段の突っ走り方からお察しを、と言う所か。*]
(66) 2016/04/26(Tue) 22時半頃
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─― 亀吉の家 ―─
[辰次とともに駆けていった先の家>>65 乱れた息を同じように整えてから、どん、と彼が戸を叩くのを見守る。]
……、
[こちらに来るまでに腰に差し直した鉈を、いつでも抜けるようにしておく。 ――正直、ここに来て未だに此方の勘違いであってほしいと思う気持ちが抜けずにいる。
彼には、両親がいる。 優しい、自分がどんなに望んだって手に入らない、 生きている優しい父と母。]
[やがて出てきた亀吉>>65に、辰次が語りかける。 その様子を横目で見ながら、気になることがあった。 ……奇妙なのは、彼以外の家人の気配を殆ど感じないということ。 二人の様子を横目に見ながら、家の中に他の誰かの気配がないか耳をすませて探ろうとする。*]
(67) 2016/04/26(Tue) 23時頃
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……大事?
[桜に関わる大事と聞いてはさすがに無視することも出来ず、戸を開いて二人の前に姿を現す。]
…話を聞こうか…。
[いるのは二人組、どうも様子がおかしい。 家に入れることに厄介かと先手をうって二人に区切りをつける。]
今母が病気でね…。看病の途中なんだ。手短に頼むよ。
(68) 2016/04/26(Tue) 23時頃
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/* ああ、ミスった(戸開けてない) 亀吉ごめん。
(-38) 2016/04/26(Tue) 23時頃
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お袋さんが?
[そういや、この騒動始まってから姿見てないな、と。 言われた言葉に僅かに眉を寄せたのは束の間の事]
……そーか……んじゃあ、ざっくり聞かせてもらうわ。 亀吉……お前、まだ、『お前』か?
[最初に投げた問いは、謎かけのようなもの]
……橘の香月兄さんが、『依り代』を見分ける方法がある、って教えてくれてなー。 それで、お前の名前が出たんだよ。
[それから、静かにこう続けて]
(69) 2016/04/26(Tue) 23時頃
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……ま、兄さんが言ってた事が正しいかどうかは、わからねぇ。 兄さんが桜に殺されちまったから、余計に確かめる方法もねぇ。
だから……お前自身に聞きに来た。 お前は、まだ、『お前』か。
……魔に、憑かれちゃいねぇかどうかを、な。
[問う口調はいつもの怒声とは一転、静かなもの。 真っ向見据える瞳には、何としても見極める、といわんばかりの意志の光が宿っていた。*]
(70) 2016/04/26(Tue) 23時頃
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[戸を開けた亀吉の>>68、その顔を睨みつける。 辰次が語り終わるのを見れば>>69>>70]
……ぁ。
[丘の上の桜を一度指さしてから、 両手を前に出して琴を爪弾く仕草をしてみせたか。 それから、この意味がわかるだろう、と言わんばかりの顔でもう一度睨みつけた。*]
(71) 2016/04/26(Tue) 23時半頃
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/* こう、悉く失敗してる感じはある。 ……丁助さん退屈させちゃってないかな、とか。 日向、体調大丈夫かな、とか。 辰次と亀吉の人、自分がいてやりにくくないかな、とか。 (そこはほんとにごめんなさい
(-39) 2016/04/26(Tue) 23時半頃
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お前か???
ふふ…何を言い出すかと思えば…
[俯いて鼻で笑い、肩を少し揺らす。]
僕が僕でないなら何になるというの?
…ああ、依代…
香月兄さんが桜に殺されて…、依代ではなく”桜”に、なのかい? そもそも君に”いつ”それを言ったんだ?
昨日かその前か。 君と一緒にいながらいない僕を疑うなんてどうかしてる。
[>>71の置壱の仕草にはおそらく志乃のことだろうと察したものの、顔色変えずに淡々と辰次の問いに応えていく]
(72) 2016/04/26(Tue) 23時半頃
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……っ。
[>>72淡々と言葉を紡いでいく様子にぐるぐるした感情が募る。 ここまで来てなお言い逃れをするつもりなのか。 思わずその襟に掴みかかろうとして――…]
…………、
[半目で睨みつけたまま、がたっと玄関の戸に 手をかけて無理やりに家の中に入り込もうとする。
本当に彼の母親が病気で家の中にいるというのなら。 それを確認すればいいだけの話だ、と。 ……だが、もしそれが嘘だったとしたら、そのときは。]
……。
[亀吉に引き止められるかもしれないが、 病を患っていた彼に腕力で劣るつもりはない。 それこそなんらかの手段を取ろうとしない限りは、突破は容易いだろう*]
(73) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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[置壱の仕種>>71に、僅かに目を細めるものの、今は、と意識を眼前に向けて]
まじないの話聞いたのは、桜が咲いた日だな。 置壱も聞いたし、あの時桜んとこにいた連中は、大抵聞いてる……ああ、丁助もいたっけ。 誰ぞが教えてくれる託宣が、林の泉にくだる……って感じなんかね。 その託宣で、最初に名前が出たのがひな姉で、人を示してた。 んで、ついさっきもう一回見て来たら、今度はお前の名前が、人じゃない、って示されてた。
……で、その結果の事で相談行ったら兄さんは刺されて死んでて、周囲に桜が散ってた……ってわけな。
(74) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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……ま、しょーじきなとこ。 何が正しくて何が間違ってるとか、頭の出来が悪い俺にゃわからん。
ついでに、『依り代』探す手段なんて全くねぇから、兄さんの教えてくれた託宣頼るしかねぇ。 だから、それで名前の出たお前んとこに来たんだが……。
[ここで言葉を一度きり、ゆる、と首を傾ぐ]
……なー、亀吉。 お袋さんが病っつったけど。 おやっさんはどーしてんだよ。
[こんな問答をしていれば、出て来て何かしら口を出してきそうなものなのに、と。 ふと感じた違和感を口に出す。 やけに静まり返った感のある空気にも、違和感しか感じなかった。*]
(75) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/27(Wed) 00時頃
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/* うん、やっぱり悉くタイミング悪いorz 膠着状態になりそうなのがすごい心配だったんだけど…下手に突っ込まないほうがよかったな。
(-40) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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/* 亀吉の人にすっごい負担かけちゃってるよねこれ。
悪いことしちゃったなほんとに…。
(-41) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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て、置壱っ!?
[話す傍ら、突然動き出した置壱>>73にぎょっとしたものの。 何かしら見て、感じていたらしき子が動くのを止める事はない。
……正直、自分も問答向きの頭じゃないんで、行動するかどうかのぎりぎりだったのは、余談としておいて。*]
(76) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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/* あと、すごく今更だけど中の人は亀吉のこと好きです(何)
置壱的にとって亀吉は自分がどんなに欲しくても手に入らないものを持ってるなので羨ましくてしょうがなくて、そしてそんな妬みを感じてる自分が嫌なだけです。
この場合の「自分が欲しいもの」のなかには両親も勿論含まれているのだけど、「亀吉の穏やかで優しい性格(少なくとも置壱からみた亀吉はそう見える)」も「(その性格ゆえに)他の人たちから快く思われている(と、置壱にはそう見える)こと」も含まれているっていうね。
(-42) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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[風鈴の音を追って村の中を彷徨い歩く羽目になった。 丁助の記憶を頼りに綾崎の屋敷に出向いたが人っ子一人おらず風鈴の音も聴こえなかった。 だが急ぐことも逸る気もなくゆっくりと風鈴のその持ち主の足取りを追う。 そうしてさほど時を経ず目当ての者を見つける。 それは丁助が幼き頃より知る女。]
こんなところにいたのか、探したぞ……ヒナタ。
(77) 2016/04/27(Wed) 00時頃
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/* >>77 …………(胸が苦しい)
できれば自分が死にたかった…。 日向が死ぬの、嫌だな…(許容せざるを得ない、けど)
(-43) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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ふむ…
[>>74>>75の話にまだその段階かと、一つの安堵を浮かべる。父の話には、帰ってきていないと嘘をついただろう。]
辰、君がそれに縋りたくなる気持ちはわかる…
けれど僕は香月兄さんが死んでと言うのも初耳だし僕は香月兄さんは殺していないよ…
[そう伝えたとき不意に置壱が僕を押しのけて家に入ろうとする。]
な…待て!!!置壱!
[慌てて玄関に入る彼を止めようと、道をふさぐ、 しかし敵わず押し倒され侵入を許すと玄関に立て掛けた刀をすぐに持ち彼を追う]
勝手なことを…
[居間には血まみれの父と母、ガキもいる。辰次も気になるが。優先は置壱。]
(78) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/04/27(Wed) 00時半頃
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/* 15分しかないぞー
(-44) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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/* 日向残したい
(-45) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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/* 悩んでも仕方ない 自分の思った通りにいけ 襲撃は狼の専権行為だ
(-46) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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帰ってきてねーって。 ……長の屋敷にゃ来てねーぞ。
[帰ってきていない、という答え>>78に素で突っ込み入れて。 続けられた言葉に返すより先、置壱が動き、亀吉がそれを追う。 この状況で突っ立っているわけには、と。 後を追うに躊躇いはなく。*]
(79) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/04/27(Wed) 00時半頃
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[ばたばたと音を立てて、家の中に入り込む。 亀吉が追いかけているようだが取り合うつもりはない。]
…?
[まず最初に気づいたのは家の中にうっすらと漂う異臭。 臭いの出どころを追って家の中を進んでいけば]
……っ。
[とある部屋の中>>6、敷かれた布団の下。 怒りにも似た形相で天上を睨みつける男と、その傍らの女の死体。 どちらも、もう既に生きていないことは漂う異臭からも明白で。]
(80) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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…!
[微かな子供の泣き声と、もぞもぞと動く気配とを感じる。]
……。
[亀吉が追いついてきたならば、これはどういうことかと言いたげに睨みつけるだろうか。*]
(81) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/27(Wed) 00時半頃
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/* どこ吊るつもりだろう
(-47) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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[ ゆる、と振り向いた先、 丁助の姿に目を眇める。
こんな雷雨の中、自分の居場所示して 彷徨い歩く女を探すものなど]
……待ってたよぉ。
[ 決まっているもの。それは優しい置壱か あるいは―――己に殺意のあるものだと。]
……でも抗いようが、ないなぁ。
[ 可能で、あろうか。 丁助が近づいた折に、風鈴を、強く強く押し付けようと。 それしか、できないけれど
おもん姉さまが残した刻印を、彼に焼き付けられれば、いい*]
(82) 2016/04/27(Wed) 00時半頃
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