67 砂の都
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ふうん。 それでチャールズさんはその水をどうしたいの?
[見上げるようにチャールズを見て
ポーチュラカにふいっとされたのには、なんだかよく分からないと言った顔]
(40) 2011/10/20(Thu) 22時半頃
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あの水…。 あたしは、目の当たりにしましたから…
…人間に、使うものじゃないと思うんですけどね。 だれがつかいはじめたのか。
[ぽつりと、うつむいて]
…え? 砂に…なりかけていた…? 病気、だったんですか…?
…。 それでも…… ペラジーさんには、使ってほしくなかった、ですね。 かといって… 自分で使うのも、他の誰が…それがホリーでも… 使うのを見るのは、嫌、ですけど。
(+37) 2011/10/20(Thu) 22時半頃
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[水をどうするか。少女に問われて、そうだねぇと考え込むように目を細める。 自分が持っている以上、そう問われるのは当然だが……正直。]
あんまり、考えてなかったよ。
[あはは、とだらしなく笑い声を零して。]
君たちはどうかな。 誰に、かけたい。それとも、かけたくない?
私は君たちの意見を尊重したいと思っている。
[三人の少年少女に、問い返す。 最後かもしれない選択を、今まで全くこの件に触れてこなかった子供たちの手に。男はどんな答えであろうと受け入れる、と穏やかに微笑んでいた。]
(41) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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そう。とりあえずそこに水、置くといいんじゃないかな?
[考えてなかった、の言葉に首をかしげて]
(42) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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・・・どうなるのかな。
[様子をみながら、ぽつり、呟いた]
(+38) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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/* あーと40ふん。
(-24) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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へへっ、だろー? 何だ、お嬢も缶詰旨いと思うんなら、もっと残ってるときに持ってってやりゃ良かったんだぜ。
[大きく頷くポーチュラカに嬉しくなって、うんうん頷くものの。 むぅ、とかつての食料品店を眺めやって、すこし口を尖らせる。 袋から乾パンを取り出すと、食べるか? と彼女へ尋ねてから、自分がひとつ、口に放って]
ペラジー兄ちゃんは、砂人じゃないのに、水を被って砂になっちまったのか? へんなの。兄ちゃんがそれでよかったなら、俺はいいけどさ。
うん。どうしたいかは、もう決まってるんだ。俺はね。
(43) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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チャールズは、ホリーにそれもそうか、と頷けば、水の入った小瓶を中央へと置いた。
2011/10/20(Thu) 23時頃
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でもさ、おっちゃん……
[笑みに浮かんだ苦さは、息が漏れるのと一緒に見えなくなったけれど。 あかい瞳で、それを追うように、じっ、とチャールズを見上げる]
砂人に、砂にされた街って、何も残らないんだって。 ヤニク兄ちゃんがそう調べたって、ペラジー兄ちゃんが言ってたんだぜ。
兄ちゃんが砂になって、姉ちゃんも砂になったかもしれなくて。 たとえば、だけど。 明日も誰か、ふたりが消えて。
そうしてふたりぼっちで残されたい? おっちゃんは。 砂になるのと、残るのと、どっちが怖い?
(44) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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……そう、だったんですか。 だからあんなに。
[怯えていたのか、と。 悲しげな目で、ヨーランダを見る。 病気だったのかと聞けば、穏やかな顔で頷いた]
……あはは、ありがとうございます。 チャールズさんも、そう言ってくださいました。
[惜しまれるのは、申し訳なさも混じるけれど、やはり少し嬉しくて。 ヨーランダの頭に手を伸ばして、撫でるように。 触れられるかは、わからなかったけれど。 けれど特記事項のようにホリーの名前が出たのには、ホリー?と首を傾げて聞き返した]
(+39) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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/* >>43 えへへ
(-25) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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オスカーは、チャールズをじっと見上げている。
2011/10/20(Thu) 23時頃
ホリーは、オスカーの問いかけに黙ってチャールズを見ている。
2011/10/20(Thu) 23時頃
ホリーは、オスカーに話の続きを促した。
2011/10/20(Thu) 23時頃
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[昨日ホリーは事実を述べたまでだが、少女はまだ彼女に拒まれた事を根に持っているようだ。 それを少女に説明させようとすれば、困惑しつつ拒むだろう。 何故腹を立てているのか、少女自身はよくわかっていない。 屈託ない様子のオスカーに、柔らかい微笑を向けた。 乾パンを差し出されると、困り顔になった]
それは、私も頂きましたから……
[と、言ったものの、結局は手を差し出すのだった]
(45) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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はい。 あたしの、両親…だいぶ前に…あのお水を、かけられたんです。 …あたしと、お兄ちゃんの目の前で。
[すっと、目を伏せる。 砂になったとはいえ、その記憶が消えることはないらしい]
この感覚って、錯覚なんですかね? 撫でられてる、気はするんですけど… 撫でられたことを思い出して、そうやって撫でられた気に、なってるのかな…。
[伸ばされた手に、僅かに笑う]
ああ…。 あたし、ホリーに…砂にされたみたいなんです。 最期の、記憶が…ホリーに後ろから抱きつかれたことで。 だからたぶん。
[だからといって、ホリーを責めようという口調ではなく]
(+40) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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ポーチュラカは、瓶が地面に下ろされるのを目で追った。
2011/10/20(Thu) 23時頃
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[>>44赤い瞳がまた、自分の心を抉る。 子供は鋭いなあ、なんて。渇いた笑い声が漏れた。]
……残されるのは、怖いというより。寂しいね。 その人がいなくなるのが怖いと思えるほど大切な人が、私にはもういないから。 砂になることにも、独りになることにも。恐ろしさは無い。
だからね、私は……頑張って生きながら、待っていたんだよ。 砂人が私を砂にしてくれるのを。私が水を浴びせる候補に挙がるのを。
[決して自分からその道を選ばないのは。聖職者故に、か。 だのにどうして、なかなか。神は自分に、今の今までその道を与えてはくださらなかった。先のお嬢様の提案さえ素直に肯定出来なかった自分が恨めしいほどだ。]
(46) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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……君たちが私を砂人だと思った末に私に水をかけるというのなら、喜んで受け入れよう。
でも、残された君たちがどうするのか。 私はそれがちょっとだけ心配、かな。
[オスカーからの問いかけへの答えには適っただろうか。 自分の想いを伝えるのは難しいものだと改めて実感しつつ、彼ら三人をそれぞれ見つめた。]
(47) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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/* チャールズさんんんんんんn
(-26) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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そっか。
……心配しなくて、いいよ。
[残された、の言葉に頷いた]
(48) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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…………。 そんな事があったら、あの水も信用なりませんよね。
[撫でていた手を、逆に離す。 下手に慰めようとしたところで、心の傷は癒えないのだ。 精神体になったとしても、肉体があった時とほとんど変わらない]
私も、撫でる感覚はありますよ。 けれど細かい事は気にしちゃいけません。
[元気に、お茶目に、にっこりと笑ってやるけれど。 ホリーに抱きつかれたという話を聞いて、目を丸くする]
……それでは、もしかして、ホリーが?
[砂人なのだろうか]
(+41) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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/* ホリーこわい (けど好き)
(-27) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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じゃあ… 感覚は、あるんでしょうかね。
[同じく、笑う]
…たぶん、ホリーが… 砂人なのかなあ、と。 他に考えられないんですよね。 お水をかけられるんじゃなきゃ、砂人に砂にされる他、ないんですし…
でも。
[すこし上を見て]
これに気づいたのが、砂になってからでよかったのかなって。 いくら砂人だからって、 …あたしにとってホリーは、妹みたいな子ですから。 あんな水かけるなんて、できませんもん。
(+42) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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/* 孤児設定が、我ながら多すぎる件…ww 両親に捨てられたり両親食べちゃったり両親事故死だったり母親死別で父親に玩具にされた挙句捨てられたり 今回目の前で死んだ?し なんでだw
(-28) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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[食べれるうちに食べちゃった方がいいんだぜ、とポーチュラカの手にも乾パンを落してから]
……そっか。わかった。
[待っていた、というチャールズに、ちいさく頷いて、わらった]
神様のじゅーしゃは、自殺すんのって罪が重いんだっけ。 おっちゃん、なまぐさぼーずのくせに、ヘンなとこ律儀なんだぜ。
[そうして、誰も取らないのであれば、水を手に。 誰かがするのであれば、それを見守って]
大丈夫。俺はさみしくないし、ホリーとお嬢も寂しくさせないし、おっちゃんも寂しくさせなくする。 すぐだよ。だから、大丈夫。
おつかれさま。よく、頑張って生きたね。
(49) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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/* おおおおおオスカーこわい (けど好き)
(-29) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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[搾り出すように続く、伝道師の言葉。 また、真直ぐに伝道師を見上げた。 どこか彼には共感できるものがあったから]
私は、今までと変わらないだけ。
[小さく、抑揚なく呟いた言葉は、砂に落ちていった]
だから、あなたに水をかけるわ。
[伝道師を見つめた。 彼を砂人だとは思っていなかった。 誰が砂人だろうと、気にしていなかった。 わかったところで、きっともう止められない。 止める気もない]
(50) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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…………。
[黙って、ヨーランダの話を最後まで聞く]
……そう、ですね。 会ってすぐの私だって、ホリー達にあの水をかけるなんて、嫌でしたから。
[自分よりはるかに長く一緒にいるのだから、当然だろう。 そうして、まだ砂になっていない4人の行く末を見守る]
……チャールズさん。
[悲しげに、名前を呼んだ]
(+43) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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ポーチュラカは、オスカーに微笑んで、乾パンを口に含んだ*
2011/10/20(Thu) 23時半頃
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[三人の言葉に、ゆるりと心が解ける感触を覚える。]
ありがとう。それなら、よかった。 ……うむ。ついでにだけれど。
ちょっとだけ、伝道師の真似事をしてみようかな。 オスカーなら、とうに解っていることかもしれないけれどね。 聞きたくなければ耳を塞いでいてくれ。
[そんな前置きを置けば、こほんこほんと咳払いを数回。 最後の深呼吸。肺に送られ、溜まる息。それを吐き出した時の心地良さに、自然と笑顔が浮かんだ。]
(51) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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私も、君たちも。 きっともうすぐ、砂になってしまうだろう。 きっと砂になれば、他人という境界を越えて一つになれば。幸せになれるだろう。
だけれど、最期のその時まで、君たちは人間なんだ。 君たちは今まで笑ったり、泣いたり、楽しいことや苦しいこと、色んなことを感じてきた筈だ。 それを、無下にしてほしくないんだ。
最期の、最後まで。人間としての感覚を、幸せを。 持っていて、ほしい。
……他人の温もりを、覚えていてほしい。
(52) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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[――最後の伝道を終え、男はほっと一息。 やり残したことはもう無い。この最期に後悔も、無い。]
君たちに、神のご加護がありますよう。
[にこり。いつも通りに笑って。 自分に水がかけられるのを、待った。**]
(53) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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/* その水ヤバイってもうみんな気づいてるじゃないですかー! チャールズさんんん!
(-30) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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/* 襲撃はほりーなのかなこれ
(-31) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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[耳をふさぐことは無かった。 まっすぐ向けたあかい瞳を、逸らすことも。
ただ、最後まで。 彼を、砂人とは言わないまま、やわく笑んで]
…―― おっちゃんが、おっちゃんの信じるものの加護によって、安らかに眠れますように。
[水は、伝道師に浴びせられた]
(54) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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