208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[何人目という問いに、意識を戻す。 表情だけでなく、声すらも寂しげに聞こえたのは、錯覚だろうか。]
……知らねぇよ、覚えてない。 覚えてねぇから、お前が一人目だ。……それでいいだろ。
[そんな風に誤魔化した。 記憶も曖昧な中、誤魔化す以外の言葉が、見つからなかった。 恥じらいが無いと言えば嘘になる。 肌を晒すことに抵抗が無いのは、日頃の包帯の交換があるせいだろうが。
腕の傷へと包帯越しに触れた唇に、力が緩みかける。 そういえば、昼もそんな風にして唇を触れさせていたか。まじないだ、と口にしながら。 それが布の向こうにあるものを目的としていないのだと悟れば、腕の力で身体を引き起こし、顔をぐっと寄せて。]
……怖くない。 怖くないから、……はやく、続き、
[強請る言葉を、自ら寄せた口付けで強引に打ち切った。]
(284) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[彼の体が近くにあるならば、手を伸ばす。遠いならば寝台から少し出張しようか。
一回りも二回りも小さく見えるその体躯を正面から抱き寄せる。 突然に驚くか、平静かはたまた……その様子を受け止めれば左耳に口を寄せて擽るように問いかける。]
俺に半紙見せる、ってのが夜の本番じゃないよね?
[足元に散らばった紙が互いに擦れ合い、カサカサと音が鳴る。 一種の微笑を湛えて寝台へと誘う。]
(285) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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アタシは優しくなど無いですわ。
[記憶が朧気な中で、更に朧気な者たちを弄び暇を潰し、時折こうして自分の目的を果たす機会を窺っているだけ。 昼に詰ったジェレミーと、その本質は変わらないのかも知れないと、それを口にすることはないが心の片隅に置いておく。 どうせそれは直ぐに忘れてしまう程度の蟠りでしかない。]
──外は、如何だったかしら。 アタシも覚えているようで、実は忘れてしまっているのかも知れませんわね?
[目的の終着点は其処だった筈だが、それも今となっては霞の奥の奥へと沈み込んで形を成さなくなっている。 ただ己に残されたのは、その過程としての何か。]
そう、覚えてらして?なら良かった。
(286) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[最後に彼の体液を味わったのはいつのことか。 昨日か或いは去年か、それとも百年前か──。 それでも重ねた唇から委ねられた唾液は、霞掛かった頭の中で確かに鮮明な形を持って存在している。 ルールやマナーを捨てろ、と"命令"されるのもいつものことだ。 ライジはいつも、優しい。 多少ぎこちないながらも笑みを見せようとしてくれる彼の方が、本来は己よりも遥かに優しいのではないだろうか。 酷くされた記憶が残ってないだけなのかも知れないが。 少なくとも、己の為に他者を利用しようとせんが為に浅ましい記憶のみを留めている己よりは。
会話の合間、離れた己と彼の唇を繋ぐ銀糸の軌跡に視線を落としながら浮かべた微笑みは、いつも描く綺麗な弧ではなく右側だけを上げる歪な形。]
貴方を頂戴?ライジ。 たくさん、たくさん。アタシが満足するまで──。
(287) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[それでも、ころころと鈴音の笑い声は変わらないままで。 ガウンの下から表れた彼の素肌に触れることが叶ったなら、そこから流れる曲線を描いてその胸元を辿って。 それに合わせるように身体を抱き込まれたなら。]
──あッ……!
[小さな鳴き声を上げつつも、その腕の力に甘えることなく自ら擦り寄るように身体を彼に預けた。 叶うなら、再度唇を強請るよう、顎を上向かせて彼の顔を見上げて。 その瞳に宿るのは純粋な欲望の熱と、繰り返しの中にあって燻り続ける野望の熱。
退屈を紛らわす快感と、交わる体液で己の血が濃くなればという算段と──。
後者は悟られぬようにとは思っているが、もしかしたら、いつか彼に話したことがあるかも知れない。 もっとも、彼も己も、それを忘れているのだろうけれど。
もしも、彼が焦らす素振りを見せるなら、自分から噛み付くつもりで。*]**
(288) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 01時半頃
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/* ニコしゃん攻め!?って期待したけどちがったな…
(-145) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[「本心だよ …」と囁いた 殺されるならあなたにと、
殺してと頼んだあの言葉が本心だ。
頬を染め、自分に>>280「言うな」と彼が言葉をかけたが、上位の者が、相手を従わせると決め、命令として発しなければこちらには影響はない。 ]
かわいい… 俺がこうしてるのは 命令だからじゃないよ…
したいからしてるの
[敢えて彼が、訂正したことにそう返す。
自分は彼とはきっと真逆なのだろう。ここにきた経緯の様に、写し鏡の様だ。]
(289) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[自分は本気で愛を請う。 なのに、応えは期待していない。 それが嘘でもいいと……そう…
本心では、いつか本当になればいいと願ってる
今日が初めてだと思っているが もしかしたら、ずっと、自分は彼に愛を請い
そして、彼は自分から、 いつも、すり抜けているのかもしれない]
(290) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[ こんな退屈で幸せな世界。 誰かと触れ合う以外に退屈は紛れず それもすぐに忘れてしまう
だが、逃げ出す勇気もない
なら、生きているのも、死んでいるのも同じではないか。
苦痛と屈辱の中、自分は死ぬと思ったあの日。 あのまま、死んでいたら今は無かった筈
なら、無くても、いいのかもしれない 自分で終わらせるのは怖くて他人に縋る]
(291) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[ そうだね、 死んだらゴーストになって あなたのそばに?
言いかけてやめた。
化けて出たりはしない 死んだらそれまで
そして、あんたも俺のことは忘れる ────そう考えている。]
(292) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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─部屋の中─
[昏い方向へと思考が向かい、丁助の身体に集中したくて目を伏せた時、主人の邪魔が入り苛立ち舌打ちをした。それを笑われ>>281大げさに唇を尖らせてみせる。]
餌が目の前にあるのに お預けされた
[笑う彼に、鼻先で擦り寄り、頬に口付け。食事の提案を受ければ、立ち上がって彼の手を引きベッドから立たせる。
恋人同士の事後の様な振る舞いには未練。
自分も脱ぎ捨てたシャツを再び身につけ、彼が衣服を整えるのを待つ]
食事抜いてよかった あんたと一緒できる
[既に冷えているだろうが、汁物は温めなおして、焼き物もシュロの手前なら冷めても美味いだろう。身なりを整えた彼に、エスコートよろしく手を差し出し**]
(293) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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/* あっでも皆が行為しちゃうならボクずっとソロルだそれはちょっと寂しい( ˘ω˘ )
(-146) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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/* おぱそさまは漸く戻ってきたよ( ˘ω˘ ) ねむい( ˘ω˘ )
(-147) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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ふははっ、逃げたな? 仕方ないのぉ、誤魔化されといちゃろう。
[笑って返しながらも、滲む声音には気付かれたのか。 見透かすのは幾分得意分野だが、見透かされるのは、やけに苦手だ。 何人目と訊きながら、男自身にも疑問は降り積もる。 男相手に嫌悪もなくこんなことをして。 それは今この腕の中にいる彼が初めて? それとも、……。]
…っふ 我儘さんじゃ 、───
[寄せられた顔に、強引な口付け。 広角を上げたなら応えるために頭を掻き抱く。 外でしたよりも深い交わるようなキス。 けれどただ強引で味気ないものとは違う。
口付けの間にも指先は肌に触れようか。 いつもは手当ての為に触れる肌に、恥じらいの朱の色を落としたいがため。 胸元を掠れば、小さな突起に指先が這う。]
(294) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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/* レイジ遅くてごめんなさいぃー(ごろんごろん 何か謝ってばっかやな、今回。 慣れないことをしているからだ……(諸々余裕取れないまま村入るとか、むしゃむしゃしてたからって設定無理くりぶち込むとか、恐らく初めての方が多いだろう村だとか
やってみてはいるけど、ほんと加減が解らんのでその辺り後々御指摘頂ければと思いますです。はい。
因みにwiki遵守思考は元々です。
(-148) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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/* 迷ってたけどどうしても我慢出来ないから言う。
馬に蹴られてとか言ってるけど実際蹴ったのは三毛猫です。 村建てさんは村建てさんなので、多分ちゃんとダイスは振ってると思いますが、これ任意だったら丁助の人は怒っていいよ。 あと隠す気なさ過ぎのメモにどう反応したら良いか困った。
ここまで真顔ワンブレですが割とネタです。 草生やす余裕など今の私にはない。(眠過ぎて。
(-149) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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/* まープロローグなんていつも1日目は迷走してて、誰とも接点なかったりしてるから、丁助さんの誘いは棚ぼたレベルなんですけど。
もちょい他の人とも喋りたいのにうまくエンカできなさすぎて笑うのやつよwwww
昨日の滑りっぷりは酷かったなー〜〜 この村でうまくやっていける気がしねぇ……。
(-150) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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[一度浮かび上がった疑念は、すぐに形を失い、裡の方へと溶けていく。 疑問を抱いたことすら、夢のように消えていくのだろう。 怖いことは幾つもある、けれど失い、忘れていくことへの恐怖は何故かなかった。 恐怖と思った事すら、曖昧になっていくからだろうか。 よく、わからない。
先程よりも、深くを犯す口付けに、鼻にかかった吐息が漏れる。 肌を這う指先に対抗するかのように、回していた腕を解けば、手探りでクアトロの着衣を寛がせていく。
湯冷めを心配していた事が、嘘のようだった。]
……っ、 ぅ、あッ、
[這う指先に上がった声は、自身の想定していたものよりも幾分か高く響く。 乱れた息を整える間もなく、自ら舌を伸ばして口付ければ、片足をその腰に絡ませ引き寄せる。 もっとその体温に触れたいと強請るように、腰を擦り付けた。]
……これなら、 ……風邪、引かなそう、だな……?
[荒い息の中、それでも冗談を言う余裕はあるか。]
(295) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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― 自室 ―
歌……歌曲には然程触れないし、歌う事もない。
[流行り歌の一つ二つ耳にした事はあるけれど、そのいずれも歌詞まで聴き取れた試しがない。考えてみれば、どうも歌曲自体に触れる機会がないらしい。朗々と語る以外に詩歌を口にした覚えもない]
墨を摺る、書き写す…… その速度で言葉を噛み締めるのを好いている。
[堆く積まれた紙の山はこのクランで筆を手にしてからの足跡だ]
(296) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[抱えていた紙束は寝台の傍へ降ろした。ケイイチの足下に残るものも一緒に積み上げてしまおうと数枚拾い上げ――それらは直ぐに床へと散らばる事になる]
…っ、
[抱き寄せられれば矮躯は容易に腕の内へと収まった。ケイイチとは頭一つ違うだけあって、こちらの唇よりも随分と高い場所から囁きが落とされる>>285。己の唇が戦慄いた訳は耳元擽る吐息か、それともその内容か、即座に判別できやしない。問いかけに応じるのにも数秒の間が開いた]
……あるいは睦言に、と。 何が好いのか知りたい、だろう?
[ケイイチが参休を知る意でも、参休がケイイチの興味が向く先を知る意でも。 促されるままに寝台へと膝を付きながら、先程触れられた>>206手付きを真似て、ケイイチの耳元へ指先を這わせた]**
(297) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[ふつりと浮かぶ疑問、ふわりと溶ける疑念。 靄がかる、ヴェールに包まれていくはずのそれら。 違和を覚えるが、今はそんなことよりも 眼下に見せられる姿や声に、意識をすべて傾けていたい。
血の滲む包帯が目の端で揺れては、男の服の留め金をはずしていく。 熱い肌に、仄かに清潔な匂い、紛れる錆の香。 聴覚を占めるのは、普段聞けぬ高い音。]
ええ声。 けど、ちとばかし我慢しいね?
[それは他に聞かせたくないからだとは、言葉にせず。 舌が伸ばされれば受け入れて応え絡めとる。 脚が、腰が擦り寄せられるなら、やはり喉をならして笑った。]
もしくは二人とも引くか、じゃの?
[胸元から指先は降り、主張する腰の中心へと移動する。]
(298) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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/* 頭の中でさりさり墨摺ってる状態でとりあえず寝ます…寝ます…
ジリヤさん一人だけどみしくないかな…後で話しかけにいけるといい…
(-151) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[指先は中心を服の上から撫で上げて。]
な……、『吸いたい』。
[たまにはこちらから言葉にしてみよう。 耳先に舌を、ツツと這わせては耳朶を甘噛み。 願いを囁く。]
───ヒュー。
[あまく、甘く。]
(299) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[留め金を外し、晒した肌に掌を這わせる。 自分と違う体温は、掌に暖かく、心地良い。
我慢しろ、と言われて上手く堪えられたか、自分でも判断がつかない。 喉から漏れるのは、息と声との間の音。
胸元を撫でていた掌が、鎖骨を、首筋を辿っていれば、篭った笑いが指先に触れるだろう。 誤魔化すように腕を首に回せば、また軽く、力を込めて。]
……洒落にならねぇな、それ。 主に、よく効く風邪薬貰えばいいか、……ッ、ぅ、
[肌の上を滑る指先に、体は一度硬直する。 熱帯びた箇所を布越しに擦るのに、だんだんと篭った力は抜けていくが、だからといって焦れたものが発散されるわけでもない。 その指先に押し付けるように、軽く腰は浮いて。]
(300) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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……クア、トロ、
[耳元で囁かれた名前に応えるように、熱に浮いたような声で、クアトロの名を呼ぶ。 告げられる言葉。 命令ではなく、“お願い”か。
薄く開いていた唇を舌で濡らせば、息を吸い込んで。]
……して、 お前の、好きに、……して欲し、 ……どれだけ滅茶苦茶にしても、いいから、
……お前以外、今は、……考えたく、ない、
[思い起こされる、断片とも呼べない過去を想起するのも。 曖昧になった記憶を追いそうになるのも、嫌だから。**]
(301) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 03時頃
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[靄がかるヴェールが、今日はやけに薄い。 困惑に意識を持っていかれまいと。 目の前の彼の名を呼んで。]
─── 。
(なんじゃ。)
(誰じゃ。)
[ヴェールの向こうでは、ヒューでない顔が浮かぶ。 今、抱いているのはヒューであるのに。]
(-152) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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[自身の肌に他者が触れるのは、ここでは珍しい出来事で それが彼の指先であれば、尚更に擽ったい気さえする。 下位の者の言葉にさえ従順に、彼は従う。 命令の力を持たないものでも、なのか。 男が放つ言の葉だから、なのか。 ───後者は、自惚れすぎるだろう。
冗談のような言葉が返り。 またそれを揶揄するような言葉が返る。 触れあう肌も心地よいが、こうして続く会話もまた同じく心地よいものだ。]
アルジサマには何て説明するん? 二人でセックスしてました、って?
[わざとらしくからかえば、溢れる声は音を微かに孕む。 我慢しろと謂ったものの、聞きたいと思ってしまう矛盾も『男』としての性だろう。 少しばかり指が意地悪に動いてしまうのも、許してほしいものである。]
(302) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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[浮かんで来る腰を諌めるように、しかし与えるのはゆるやかな刺激であって 決して『諌める』つもりなどない指先。
首に絡む腕、必然的に耳元に近い唇が名前を紡ぐ。 腰から背筋を駈けるのは、劣情。 今すぐにでも組強いてしまいたい衝動。
これが吸血衝動なのだとすれば、確かに薬でもなければ抑えていられないほどだ。]
……阿呆、滅茶苦茶になんかしてやらん。
[それは命令ではないだろう。 こうして抗うことが出来るのだから。]
(303) 2014/12/24(Wed) 03時半頃
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───丁寧に、大切に、愛しちゃるけ。
[囁き落とす耳から首筋、鎖骨へと唇は移る。 包帯の要らない傷のない場所に、彩り描くのは朱の花弁。 歯を立てることはなかったから、それが睦言の証であるときっとすぐにわかっただろう。
唇での愛撫は隅々に。 初め声を上げた胸の尖りに、はたまた包帯の巻かれた肌に、腹部に、臍に。 口付ける度、彼の反応を細い目が見詰める。 視線でもあったなら、柔らかく笑って見せたことだろう。]
気持ちく、しちゃるけど。 ……ちーとばかし、仕置きもせんとの?
[熱源を露にさせたならば、ふっと息を吹き掛けて笑う。]
(304) 2014/12/24(Wed) 03時半頃
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[お前以外、今『は』なんて謂うやつは───]
わし以外考えれんくしちゃあ。
[今も、これからも。
白いバンダナを外して、包帯へと血の滲む腕に軽く巻き付けた。 快楽に腕を動かしても痛みや出血の少ないように。 するりと頭をそのまま、腰へと沈ませる。 そこはどんな表情でいたろうか、蜜を溢していたなら舌先で拭いとってやろう。
先端へのキスは水音をたてて。 側面へのキスは軽く啄むように。 陰嚢へのキスは緩く吸い上げて。 やがて熱い咥内へと導けば、上目に顔を見てみよう**]
(305) 2014/12/24(Wed) 03時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 04時頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 04時頃
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