104 路地裏の因果律
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― 繁華街 ―
[買い出しの為に店を訪れ、目的の物を買おうとした所で背後から黒い影が射し。 嫌な予感にぎくりと肩を震わせ。]
…あ、とヘクターさん。 そうそう、仕事中なんだよ今忙しいんだよ分かります?
[嫌な予感的中だった。 聞き覚えのある低い声は取り立て屋のヘクターのもので。 二度と会いたくないと願って止まない男のものであった。 正直言って今すぐ逃げ出したい。 それでも無視して逃げ出すと後々面倒になる事は知っている。 背中に冷や汗をかきつつ、じっと地面を見つめていた。]
(103) 2012/10/16(Tue) 23時半頃
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―― 繁華街 ――
パンと、お豆と、調味料と……
[食事の買い出しに繁華街へ訪れる。 売り子の呼び込みの姿を横目に のんびりと街を歩いていると 顔だけは知っている青年の姿>>100。 ただ、柄の悪そうな男と一緒だったので>>102 会釈するに留めて]
(104) 2012/10/16(Tue) 23時半頃
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[振り向きもせず応える後姿を暫く無言で見る。]
へぇ。俺も忙しいんだがな。
[口元に薄い作り笑いを浮かべてから、ゆっくりとその前に回り込むようにして脚を出す。]
今月、俺、何回お前んとこに行ったっけな。
[“客”を簡単に殴ることはしない。 稼ぎがままならなくなると返って都合が悪くなるのはこっちだ。 まぁ、適当に小突くくらいは日常茶飯事ではあるが。]
借りた金はいつ返しに来るんだ? お前から来てくれりゃ、俺もわざわざ訪ねて来たりしねぇよ。
(105) 2012/10/16(Tue) 23時半頃
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[通りがかりに人の怒声が聴こえてふとそちらを見ると一方的に倒される男の姿が見えた>>97]
男の人は喧嘩が好きみたいね
[しょっちゅう店員を殴っているらしい小料理屋の店主を思い浮かべて、立ち去った男が踏み付けた靴を拾い上げると汚れを落とそうと服で靴を磨き]
……大丈夫?
[倒された男に声をかけてみるものの、返事はない 完全に気を失っているらしかった]
……困った
(106) 2012/10/16(Tue) 23時半頃
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[名前は知らないが、歌声はよく知っている女が目に入った。 彼女の歌はとても綺麗で気に入っている。 しかし今はそんな事はどうでもよく。 助けろ、と口をぱくぱくと動かして見るがあっさり会釈のみして通り過ぎていき。]
…忙しいんならさっさと仕事に戻ればいいじゃないですか。 俺んとこは期限まだですよね。
[頼みの綱だったコリーンは助けてくれそうにない。 何回来たのかと指折り数えてみた、覚えている限りでは3回ほどか。]
利息は返してますよね、元金はもうちょい待って…くれないかなーって……。
[その利息ですら危うい。 ずっと背後にいてくれれば見なくて済んだのに。 嫌味ったらしくゆっくりとした足取りで前へと回り込まれれば嫌でも目に入る。 溜息をつきたいのをぐっと堪え、誤魔化すようにへらりと笑みを浮かべた。]
(107) 2012/10/16(Tue) 23時半頃
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[二人の雰囲気から、和やかなそれではないことだけは察した。 介入出来る空気ではない。 青年がこちらの会釈に気づいたかどうかはわからないが、面倒事には関わらないのが一番だ。]
……
[人の喧騒に紛れて二人から離れようとして、ふと、背の高い男の方にちらり視線を遣る。 以前にも何処かで会ったような気がした。 彼が取り立て屋ということまでは理解していないが自身は借金は幸い持たない生活をしている。 何だろう、随分昔に会ったような――だけれど、自身に彼の過去を知る由もないので、結局静かにその場を後にした。]
(108) 2012/10/16(Tue) 23時半頃
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/* 6人だとどういう編成になるんだろ? 赤側は人狼2……だと多すぎ?狼1だと少ない気もするし 囁き狂はなさげかなー残念
(-14) 2012/10/17(Wed) 00時頃
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ヨーランダ?
[少し先に進んだ所で、気絶している男を見下ろすように佇んでいるヨーランダの姿を見とめる。]
この人、知り合い?
[どうせまた喧嘩でもあったのだろう。 気絶した男の人相からして悪い。]
(109) 2012/10/17(Wed) 00時頃
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[若い女が、目の前のグレッグに会釈して通り過ぎて行く。>>104 どこかで見た顔かと思ったが、記憶が曖昧なのは日の光の下だったせいだろうか。 いつだか、バーで見かけた事もその時は記憶に上らないまま。 ちらと、その身体のラインだけ目で追った後、グレッグに目を戻す。]
…おめぇは、口だけいっちょまえなのは相変わらずだな。
[薄笑いには少し呆れたものさえ混じる。 グレッグが先程の若い女に目配せしている様子は無視しつつ。]
元金がいつまでたっても返って来ないんじゃな。 俺の仕事が減らねぇんだよ。 わかるか?
[へらりと浮かべた笑いには、声を一層低く落として問う。]
(110) 2012/10/17(Wed) 00時頃
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[低い声で問われれば、冷や汗が背中を伝い。]
分かってますって。 来月、来月にはなんとかしますからそれで勘弁してくださいよ。
[無い袖は振れない、当たり前の事だ。 どうしよう、と視線をうろうろと彷徨わせ。]
えーと、ヘクターさん。 俺だってあんたの顔なんてもう見たくないの、だからなんとかするから今日は見逃して!!
[拝むように手を合わせ、ちらりとヘクターを見た。]
(111) 2012/10/17(Wed) 00時頃
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知り合いじゃないなら放っておけばいいわ。 このあたりでは日常茶飯事だもの。 そのうち起き上がって、痛むようなら病院に行くでしょう。
[踏み散らかされたパンと、ヨーランダが手にする靴の関連性がいまいち見つからなかったが、拾いものだと聞けるならばほのかに笑んで]
持ち主見つかるといいわね。
[見たところ新品。それを男が踏み荒らしでもしたのだろうか。]
さて、調味料は路地裏の……
[こんなところで商売やっていけるのかと心配になるような食材店に向かう。ヨーランダには軽く手を振って、別れを告げた**]
(112) 2012/10/17(Wed) 00時頃
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[グレッグの言い分は、彼が皆言い終わるまで黙って聞く。 そして、拝むように手を合わせるグレッグの姿を、その言葉が終わった後も暫く無言で見ていた。]
…おめぇ。 正直なのは結構だが俺に喧嘩売ってんのか。
[ぼそりと問う声は、怒りと言うよりも呆れで平たくなる。 それから、横を向いて大げさに溜息を吐いた。 手にしていたマッチ箱を上着のポケットに仕舞う。]
来月じゃねぇ。期限は今月いっぱいだ。 また来るからな。 …ま、頑張れや。
[そして、グレッグの腫れて見える頬を手の甲で2、3度叩くと踵を返して歩き出す。]
(113) 2012/10/17(Wed) 00時頃
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コリーン……
[声をかけられればそちらに振り返り、知り合いかと尋ねられれば首を左右に振る]
それは、そうだけど
[なんとなく赤い靴は大事な物の様に思えて、なんとなくその場に佇んでしまっていた]
(114) 2012/10/17(Wed) 00時半頃
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[呆れたような声に大げさな溜息。 取り敢えずこの場はなんとかなったようで、ほっと息を洩らし。]
……今月いっぱい、ね。
[どうにかなるのか。 不安に表情に影が射し、視線は足元へと落ちる。
店主に殴られて腫れている頬を2、3度叩かれると小さな痛みが走った。 今はこんな戯れで済んだが、期限までに払えないとなれば。]
…いってぇな、くそ。
[去っていくヘクターの背中を見送り。 地面を一度蹴り付けると、その場をあとにした**]
(115) 2012/10/17(Wed) 00時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/10/17(Wed) 00時半頃
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持ち主……
[自分が見たのは柄の悪そうな男に眼前の男が止めとばかりに蹴られたところからだったので本当にこの男の物かどうかは分かってはいなかった]
……どうしよう
[悩んでいる内にコリーンは行くところがあるらしく行ってしまい、どうしたものかと途方に暮れる**]
(116) 2012/10/17(Wed) 00時半頃
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[背後のグレッグの様子は想像がつく。 これまで、何度も見てきた風景。 まぁ、こんな街の人間達に好かれたいとは思わないが、嫌われて楽しい気もしない。 ただ淡々とこなすだけの毎日。
癖で上着のポケットを探りかけて気づく。]
煙草買わなきゃか。
[呟き繁華街の人混みへと消えていった。**]
(117) 2012/10/17(Wed) 00時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/10/17(Wed) 17時半頃
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Lu ... La la ... La la ...
[歌をうたうのが好きだ。 嬉しい時に歌をうたうともっと楽しくなる。 悲しい時に歌をうたうと元気になれる。
道端でこんな風に口ずさんでいれば 井戸端の洗濯女達がこちらを見遣るが気にすることはない]
La la ... La la la ...
[歌声は風に乗って、喧騒に掻き消されそうにもなるけれど 天国に届けばいいと思う。 言葉のないメロディを路地裏の隅で唇が刻む]
(118) 2012/10/17(Wed) 21時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/10/17(Wed) 22時頃
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[甘えたようにすがる女の腕。 香水のにおいが今もまとわりついているようだった。]
・・・。
[そろそろおわりか、と冷めた頭で考える。
女の家はただ飯にありつけるかわりに煩わしさが付きまとう。 夕飯も、という女を振り切って細い路地をすいすいと歩む。]
(119) 2012/10/17(Wed) 22時頃
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[喧騒の合間、とぎれとぎれに耳をうつ旋律。 うつむいた視線をあげ、くるりと一周させれば、馴染みの歌姫の姿。]
・・・よぅ。 こんなところで歌ったって、金にゃならんぜ。
[ふらりふらりとした足取りで近づくと、皮肉げに口の端をあげた。]
(120) 2012/10/17(Wed) 22時頃
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― 繁華街 ―
[買ったばかりの煙草の封を空けながら通りを見渡す。 日の明るいうちの繁華街には、男の探す顔が出歩く事は少ない。 買い物なんぞままならない連中、まともな職につかない輩がほとんどであれば当然の話だが。
煙草を口に一本銜え、仕舞う箱の代わりにポケットからマッチを取り出す。 潰れかけた箱の表にマッチを擦り付け、煙草に火を点けると煙を吐き出す。]
(121) 2012/10/17(Wed) 22時頃
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ヴェラ。
[見知った人物の名を呼べば、ふわりと微笑み]
歌うのが好きなの。 仕事以外で歌ってもいいでしょう? 別に喉を潰すわけじゃないわ。
[でも聞かれて気恥ずかしいように、両手を前で組んだ]
でもそうね。 どこでも歌っていたら酒場に歌を聞きに来る人が減っちゃうわね。
(122) 2012/10/17(Wed) 22時半頃
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[マッチ箱を仕舞いかけた手を止め、ふと掌のそれを見下ろす。 立ち昇る紫煙に顔を顰めながら煙草を右手に取り、片手でマッチ箱を暫く弄んだ後、親指に滑らせて中を開く。
数本、残すばかりのマッチ棒の下、輝きを無くした茶色のコイン。 この街で流通している銅貨とは異なる。
浅い隆起に浮かぶ、女神の横顔のような彫刻がされた貨幣。 それを暫く見つめていたが、握りしめるようにしてマッチ箱を閉じるとポケットに仕舞い歩き出す。]
(123) 2012/10/17(Wed) 22時半頃
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[腫れた頬を冷やそうと井戸のある方へと来れば、コリーンの歌声が耳に届き。 誘われるようにそちらへと視線を向ければ、見知らぬ男と話していた。 先程、助けてくれなかった事もあり近づき難く。 頬を冷やす事は諦めて井戸へと行く事は諦めた。]
…今月いっぱいか。
[小料理屋での給金だけでは到底賄いきれないだろう。 どうするべきか悩みつつ、繁華街を歩いている。]
(124) 2012/10/17(Wed) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/10/17(Wed) 22時半頃
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歌うのが好き、か。 俺の周りにゃ、そんな連中はいなかった、な。
[いや、いたのかもしれない。 けれど、ヴェラの目にはそれらはみな同じにしか映らなかった。
かつては弾いたピアノも、好き、と結び付く要素はどこにもなく。]
(125) 2012/10/17(Wed) 22時半頃
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今ならいるわ。 あなたの周りに、歌が好きな私がね。
[淡い笑みを浮かべては、軽く目を瞑って]
歌はいいものよ。 ヴェラもいつか歌ってみるといいわ。 下手でも何でもいいの。 気持ちさえ篭っていればね。
(126) 2012/10/17(Wed) 22時半頃
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[暫く進めば、見知った一人の男の姿があった。 いつ頃からかこの街に住みつき、鍵開けだの何だので暮らしを立てている男。>>120
その傍らに居る女に気付く。 先程、グレッグと目を合わせていた女だ。 グレッグと知り合いなのであれば引っかけてみる価値はありそうだったが。]
よう、ヴェラ。 調子良さそうだな。
[通りすがり、見知りの相手だけに軽く声を投げるに留め。 返事を期待せぬ声掛けは、相手と目を合わせる事もない。 女とは目が合ったのであれば、意味深に笑っただけでそのまま二人の傍を行き過ぎて行く。]
(127) 2012/10/17(Wed) 22時半頃
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[ヴェラに掛ける声に目を向けて。 あの男だ。 見知りの店員の青年と話をしていた それだけじゃない、何故か不思議な既視感を抱く男。 目が合えば小さく会釈だけしておいた。]
……。
[小首を傾いで。 彼はいつからこの路地裏をうろつくようになっただろう。 この近くの孤児院で育った自分に、見覚えがあるとすればこの街の住人なのだが、彼の存在は今ひとつ記憶として曖昧だった。]
(128) 2012/10/17(Wed) 23時頃
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そうか、そうだな。
[意外なことを聞いたかのように目をしばたかせる。]
んな、見たこともないもの、どうやって込めればいいかわかんねぇよ。
[自分にあったのは、キレイなだけの、音の連なり。]
・・・よぅ。 おかげさまでな。
[>>127男の軽口に昨日のできことを思い出して顔をしかめる。 通り過ぎる背中をちらと見送って。]
(129) 2012/10/17(Wed) 23時頃
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[コリーンが首をかしげるのを見れば、なにかあるのかと遠ざかる男の背中を視線で追って。]
・・・こんなとこに突っ立って立って景気のいい話はわいてきやしねぇ。 コリーンは?
[くぃっとバーの方角を顎で示せば、片眉をあげた。 暗に自分は顔をだすと告げて。]
(130) 2012/10/17(Wed) 23時頃
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