246 朱桜散華
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/* この村に対してあまり時間を割けないせいか 日向を形作るレシピが見えなくて、断片はあっても それを上手く組み合わせられないなぁ。
ある程度土台は大事だね、と、思った中の人であった。
(-27) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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[朝食べ損ねた握り飯を、屋根の上でもぐもぐと口に運ぶ。 ――そうして、丘の上に人が集まるのをぼんやり眺めていたとき。>>93]
……?
[ 左肩に違和感を感じる。 同時に、ぞわ、と肌が粟立つような感触。]
…… ……。
[――何か、嫌な感じがする。*]
(95) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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─ 村外れの丘 ─
[一先ず、祭事の準備に戻るという長の許を辞し。 仕事はないか、と一通り聞き歩くも、力勝負は大体片付いた、と返された]
……結局、これ読み続けるしかねぇってか。
[それはそれで気が滅入るのだが、仕方ない、と。 そんな風に思いつつ、何となく桜の木の方へとふらり、歩みを進めた。*]
(96) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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─ 川沿い ─
[どこかから姿を見られている>>69とは露知らず、志乃は丘を離れ川岸の道を歩いていた。 久方ぶりに訪れる場所。 土手に腰掛け一息つく]
…………
[こちらが避けるようになってしまっているため、ここしばらく丁助とは口をきいていない。 それをあちらがどう思っているかは知らないが、志乃自身はこれで良いのかと悩んでいるところである]
…困ったなぁ。
[答え方が悪かったと思うところがあるのだ。 もう少し穏便な言葉もあっただろうに、狼狽え過ぎて突き放すような言葉になってしまった。 それを申し訳ないと思うのだ]
(97) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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うぅん……
[かといって改めて言うのも失礼だろう]
[それにまだ、自分に向き合いきれていない]
(98) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 23時頃
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―畦道―
[ 丁助と別れてからしばらく後、丘を降り畦道を歩く。 田畑に囲まれた一軒家。それが綾崎の家。 屋敷と呼べる程の作りではないが ちゃんとした大工に頼んだ家は、土台も作りも確りとして、 村の中では広い方だ。]
……明日は祭り、かー。
[ 畦道を歩き見えてくるは明かりの灯らぬ我が家であり 近づくごと、足取りは鈍くなる。 祭事から、次第、視線の先の影に意識は移り ]
いやだなぁ。……誰もいない家は。
[ 眉を下げる。 どうして、あの人は、いなくなってしまったのだろう。]
(99) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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……。
[ 同居人が家に転がり込むまでは、 一人でもどうということのなかった暮らしだった。 それは周りの大人たちが助けてくれたお陰でもあろうが 十七の齢から、一回り程は離れていようか、 そんなおもんと共に過ごした。
周りの大人たちも安心したようで。 素性の知れぬ女であるのに、 人柄ゆえか、村に溶け込んでいて、 置壱が危なっかしいだなんて話も、 日常の中で出てきたのを覚えている。]
(100) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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[ ―――りぃん]
[ 風にのって聞こえた風鈴の音に、 くしゃりと表情を歪め、踵を返していた。]
(101) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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/* 桜への思い入れが無さすぎて( 伝承とかもあんまり気にしてないだろうしなぁ…。 祭りもやってるからやる、の典型。
(-28) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 23時頃
肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 23時頃
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/* 議事のxebecって凸死あるんだっけ?
(-29) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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― 昨日:村 ―
おばちゃん、握り飯3つほどと、何か腹にたまるもんを。 今日の此方の手持ちは木細工に、麻縄、玻璃片。 縄ね、毎度あり。こっちも助かってるぜ。
[その日は結局、飯所で空腹を満たすものを調達した。 家で一から炊事となれば骨が折れるものだし、 今日は何となく、そうする気分ではなかったからだ。 馴染みの店…店と言っても看板一つ出ているだけの軒先で、 父親が存命の頃と同様に、昔ながらの物々交換の交渉を成立させ。 ふと下向けば、脇挿しの風車をじぃと見つめる眼。]
…ん。どうした、坊主? ははん、この風車が気になるって? そんじゃ、これはお前さんにやろう。
[女将の孫であろう童に、風車を握らせ、 悪いねぇ、と眉寄せる女にひらひらと手を振る。]
(102) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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あー、いいっていいって。商品じゃあねえんだ。 童の頃に親父に教えて貰ったもんでな。 気が向くと作っちまうだけで……
…あぁ、でもな坊主。
[腰を折り、くしゃりと頭に手を置いて視線を合わせる。]
くれぐれも、祭の日には、それ持って歩くんじゃあない。 ―――見なくていいモノに出会っちまうかも知れないからな。 [彼の母親――女将の娘もまた、 不意に里から消えた人間であると聞く。 彼が己と“同じ”であるとは露ほど思わぬが、念のためと真摯な声色での忠告は童に届いたようで。小さな首肯をみとめたなら、口端を上げて腰を上げる。]
(103) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* 香兄きた
(-30) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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─ 川沿い ─
[何度目かの溜息は川音に紛れ流れていく]
………わかんない
[何度考えても答えは導き出せず、心の内で燻るだけだった。 答えを出せたとしても、今更かもしれない。 そんな思いもまた、燻りの要因になっているのだろう]
ととさまとかかさまはどうだったのかなぁ…。
[今となっては聞けないこと。 こういう時、相談出来る相手が居ないのは困ったものである]
(104) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[不意に視線は丘の方へと向く]
(…巫女様は、伝えたのかな)
[咲かない桜の伝承。 恋路の果てのものがたり。 かなしい、かなしいものがたり]
……………
[強く眉根を寄せた後、志乃は膝を抱えてしばし顔を伏せた]
(105) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[祭を前に浮き足立った童らの高い声、夏を待つ田。 村の春の情景を眩しく横目に捉えながら帰路を辿った。 香月の生家は、墓の村の中心部を挟んで丘とは正反対の位置に佇む。 長い年月の経過を感じさせる質素な家屋は、 嘗て多くの人間が息づいていた証だけは残しており、 放置して崩れ落ちるのも忍びないと、定期的に手は入れていた。]
[何代か系譜を遡れば少しは真っ当な家格であるらしい。 だが、この有様はどうだろうか。
「きっとな、俺の家系も業が深いんだ」 と、どこまで本気か分からぬ体で香月は嘯く。 そうしておかなければ到底、理解出来るものでもなかったからだ。]
(106) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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今帰ったぜ。
[家の脇道に作られた小さな墓に向けて戸口から声を投げた。 声は返らぬが、それを当然として草履を脱いだ。 墓標の下に眠るは顔も知らぬ曽祖父、祖父と祖母、 幼くして死んだらしい兄と、父。
曽祖母に当たるひと、そして、母親であったひとの躯は その場所には、ない。]
(107) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[生きてゆくのに最低限の調度品、 がらんどうの家は隙間風ばかりが煩い。 しんとした静寂ひとつに我が眠りを委ねることが 寂しいと感じるような歳ではない、性質でもない。]
[ただ、]
[何故今、斯くあるのか、 その発端たる人間に話を聞こうと願えども 叶わぬことただそれだけが、心残りで。*]
(108) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* 役職持ちが大体見えてきたかな。 日向、置壱、丁助、華月斎が持ってる人達。 私、辰次、亀吉が持ってない人達。
置壱は聖痕者ね。 ひなたんが占い師かなぁー、おもんさん込みで。
(-31) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* あれそうなると橘コンビが赤にww 私が弾かれるわけだね(
(-32) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[ 草履で地を踏み、あてどなく村を彷徨い歩く。 急に寂しい思いに襲われる夜は何度もあったけれど 家に帰りたくないほどの孤独を感じることは数少ない。
桜の伝承と、関係があるのだろうか。 そんなわけはない、と脳裏で否定をするけれど。 つん、と胸が痛む。息が切れ、何かがこみ上げる。]
おもん姉さま……。
[ 口の中はからからで、呼び声はかすれた。]
(109) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[ ふっと丘の方向に視線を向ける。 巫女のように、彼女が命を絶っていたら? 禁忌を犯して、何かに断罪を迫られていたら?
そんな筈、ありもしない。 おもんは何の罪も、犯して――いないと、
日向はそう信じて、やまない、けれど*]
(110) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* おう、兄さん無事だったかー!
よかったよかった。
で、ここもなんかあるん? むうそーなると……どーおすっかなぁ、初回。
(-33) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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/* すまない、身内に急病人が出て昨日今日とばたばたしている。 付き添ったりで今週中は万全とは言えないんだけども、出来る限りは、と、灰にて。
役職引けちゃったんにこれはいかん。 立て直したいね。
(-34) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 00時頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 00時頃
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/* ……そこな!
桜花でちとやらかした感があったのに、完全に忘れとったと言うな!
…………うん、すまぬ(
(-35) 2016/04/23(Sat) 00時頃
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/* 日向は百合がどうの言ってたのは本当なのだけど、 それに加えて、ひぐらしの「you」が元々のイメージにあったという話をしたような、していないような!
そしてそろそろ健康タイムになってきたけど、 まだだ、まだ起きている。
(-36) 2016/04/23(Sat) 00時頃
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[ 屋根から降りて、里長の屋敷のほうへと戻ろうとする。 途中、なんとなく心もとなくて、 懐から取り出した簪をぎゅと握りしめる。 まだ幼かった頃、お前の母が遺したものだよ、と 婆様に渡されたもの。
お前の左肩に或るものとそれと、お前の命とが、 お前が母から受け取ったものだと、婆様に言われた。
お前の母が、この世に一つだけ置いていった命。 それがお前なのだ、と婆様は言っていた。
でも、ときおり思う。 ――己が生まれてさえこなければ、 かかさまはもっと生きられたかもしれない、と。]
(111) 2016/04/23(Sat) 00時半頃
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[ “おにごに命をとられた” 何かの拍子に巽の家の主から言われた言葉を思い出す。>>38]
……、 ……。
[自分には、そんなことをした覚えはまるでないのけど。 もしかしたら、己自身も気づかぬあいだに、誰かの命を奪ってしまったのだろうか。 かかさまも、そうして己が殺してしまったんだろうか?
そんなことを考えながら、屋敷までの道を歩いていたときだったか。]
……ぁ。
[ あてどなく、といった体で村を歩く綾崎の娘の姿を見たのは。>>109]
(112) 2016/04/23(Sat) 00時半頃
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[――おもん姉さま、と そのとき吹いた風に乗って彼女の掠れた声が>>109 だけど確かに聞こえてきた。
探して、いるのだろうか? 二年前から、姿の見えない彼女を。]
……、 ……。
[ どんな顔をすればいいのか、 そもそも声をかけることなど己にはできないから、 ……ただ、ただ俯いた。
きっと、彼女もおなじ、なのだと思う。 彼女は己よりもずっと年上のおとなだけれど。 ――…彼女もきっと、ひとりは寂しい。 大切なひとに、会いたい人に、ひとりこの世に置いていかれるのは*]
(113) 2016/04/23(Sat) 00時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 00時半頃
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……置壱?
[ 微かな音も、静謐な空気の中ではよく通り>>112 その姿に、へにゃりと弱い笑みを浮かべた。 数尺の距離を置いていても、高い背丈、俯く姿を見上げるような態になる。]
なあ、置壱。 ……突然ごめん。 家に、……長の屋敷に帰りたくない日って、ある?
[ 私は今がそうだよ。と肩をすくめてみせた。 置壱の思いはわからずとも、視線向けられれば、それは奇異や悪意でないものであろうから。]
どこか一夜、過ごせる場所はないかなぁ。
[ 答えは期待していないけれど、苦笑交じりで問いかけ、みる*]
(114) 2016/04/23(Sat) 00時半頃
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