226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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人
狼
墓
少
霊
全
ヒナコは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
トレイルは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
タルトは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
オスカーは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
シーシャは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
メルヤは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
ゆりは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
ケイトは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
キルロイは孤高天使連合 ナナオにレーザー・ガンを向けた。
ナナオに9人がレーザー・ガンを向けた。
ゆりに1人がレーザー・ガンを向けた。
ナナオは市民の手により▼zap▼された。
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ゆり! 今日がお前の命日だ!
2015/06/09(Tue) 02時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ゆりが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ヒナコ、トレイル、タルト、オスカー、シーシャ、メルヤ、ケイト、キルロイの8名。
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なお、タルトちゃんにだけメモで語りかけたのは「他の仲の良い人は隔離区域へ来てしまうから」だよ。
(-0) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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[――疲れた。 指先一つ、ピクリとも動かない。 眼だけ動くのが奇跡なのかもしれない。
今が何時なのか、窓もなければ分からない。
一先ず眠りについて――また起きられるだろうか? 次に眼が覚めた時に、再挑戦だ――。 まだ、やることがあるんだ――死んでたまるか――**。]
(+0) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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[夢よ覚めないで 起きれば現実は、きっと辛い
夢よ覚めて 笑顔の貴方に、あいたいの
きしり、と関節が軋む音 侵食する病は...の身体を蝕んで、
こころも からだも 軋ませる*]
(0) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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/* あああああああナナオちゃん、見ないで! 村建てを見ないで!いやだ! 1dの赤ではしゃいでた村建てを見ないで!
(-1) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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―翌朝―
……っ……
[ぎしり、と嫌な音が膝から聞こえる 昨日よりも動きにくくなった身体を動かし、 ...は身体を何とか起こす ベッドに散らばるサファイアは、悲しみの色
いつまで、私は此処にいられるの? (いつまで、貴方の姿を見ていられる?)
毎日問いかける自分の心 砂時計は残りわずか、恐怖におびえながらも私は――…… 今日も部屋から出ればおぼつかぬ様子で廊下を、歩く**]
(1) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 02時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 02時半頃
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― 翌朝 ― [ 迫るのが宵闇ではなく暁である事を 気が動転していたわたしは、気づかなかった。]
(2) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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[こんこん、とナナちゃんの部屋をノックする。 しんと死んだように静まり返った病院内。 やっぱり、という諦観が先に来た。 悪い予感を「寝ているのだろう」という楽観に置き換えて 見ないフリをして、そっと部屋を覗いた。
だれもいなかった。 そして、 なんにもなかった。 ]
[こんな時間に、何故? ああ、きっと食堂か何かに水を買いにいったんだ。 そうじゃなかったら、タルトちゃんのところに 遊びにいっているに違いない。
だって約束したのだもの。 ナナちゃんと、うたをつくるって。
レター用紙と鉛筆と。杖を持って覚束ない足取りで ――丁度、”何か”を片付けている 看護婦さんの姿を見た。]
(3) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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ナースさん……。その箱、何。
[声が震えていたのに、彼女も気づいたのだろう。 気まずそうに黙った後、「早いわね」なんて わたしの問いを無視した。]
ねえ、ナナちゃんは……ナナオさんは、どこ?
[ ――かつ、かつん。かつん、かつんかつん]
どこ? どこにいっちゃったの? ねえ。知らない?
[ナースさんに必死に追いすがるわたしは、 彼女からすればきっと気味の悪いものに見えたのだろう。 醜いむしけら。にんげんにすがる、きたないむし。 ――べつにそれでいいから、ちゃんと安心させてほしい。
ナースさんの腕をつかむ。 無理に覗き込んだ箱の中に、 ナナちゃんの部屋で見た小物をひとつ、見た。]
(4) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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「ナナオさんは……、 ナナオさんと五木さんは、診察中よ。」
[ うそ だ。
五木さんは、図書館で姿をよく見たゆかたの子だろうか。 がん、と頭を殴られたような感覚に陥る。 目をそらしたナースさんの腕を、離した。
ポケットに手をつっこんで からり、晴れの日の太陽のように笑った姿も。 タルトちゃんに恭しく頭を下げる姿も。 嘘をついたほうがいいと涙ぐんだ姿も。 うたのことを話して、ほほえむ姿も。
みえない、きこえない、ふれられない、 あえない、あえない、 もう、あえない? ]
(5) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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( わたしも”かくり”されれば会えるのかな )
[ ナースさんは「部屋に戻りなさい」とわたしに促して さっさと歩いていってしまう。
わたしはレター用紙をぎゅっと握った。 明日はないかもしれないって知ってたはずなのに
――ああ、]
ナナちゃん……!!
[ 泣いたところで、零れ落ちるのは液体ばかり 無様な虫けらの涙ばかり。 ひとしきり泣いて、泣いて、泣いてから、 よろよろと、どこかへ歩きだした**]
(6) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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/* シーシャは とても かなしい。 ヒナ・ナナがとても かなしい。
んんんこれは会いに行ってもい…い、のか、な?
(-2) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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/* 分からないのでシーシャはうろうろすることにする
(-3) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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/* 6(0..100)x1
(-4) 2015/06/09(Tue) 02時半頃
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―夢の中:手紙のゆくえ―
家族に手紙を出している、院内の患者仲間を見てメルヤも手紙を出していた時期があった。
但しメルヤが手紙を出した相手は、両親ではなかった。 両親は、物心ついた頃には不仲だった。メルヤを名門の小学校に通わせ、無事合格した後も教育ばかりを押し付けて、世間体しか見ていない親だった。 メルヤのやりたいこと。 欲しいものなど、気にする母親ではなく、父親は無関心だった。
――彼が病気を最初に発症した、10年前。
中学に上がって間もない頃だった。透明で鋭利な鱗が生える。切除手術をしても、また生えてくる。 子ども時代のメルヤは生意気で愛想が無く、大体のことをこなしてしまうからこそ、同年代の友と呼べる親しい間柄もいなく、気味の悪い子どもだと指を指されて蔑まされた。
世間体ばかりを重んじる母親が、メルヤを厭わしく思うのは直ぐだった。 無関心の父親が、口を出すこともなくメルヤはこの病院に送られた。
外の世界への未練が無い。そのこともメルヤの諦念に拍車をかけていただろう。 幻に両親も知人も現れないのは、メルヤの深層心理を明確に働かせている。
(7) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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――彼の世界は、白い箱庭の中から始まっていた。
あれは奇抜なピエロの格好の男が、いなくなった後のこと。 もの珍しそうに、患者仲間が手紙を書いているを見掛けたことがある。 書きたい相手に書けばいい、と屈託のない笑顔で告げられ、戸惑うメルヤに笑顔で便箋を一組渡した。
思い浮かんだのは、突然いなくなったピエロの男。 隔離区域に運ばれたらしい、と耳にしたメルヤは、手紙ならば届くとかすかに期待した。
返事は返らなかった。
もう自分のことを忘れているからだろうか。 あちらでも、元気にやっているから手紙を書く暇が無いのだろうか。 そんな風に考えながらも、メルヤは何通か、ピエロの男相手に手紙を書いた。
(8) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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返事は一度も返らなかった。 隔離区域は、この病院の一部。 郵便事故で届かないということもないだろう。
あのピエロの彼が、手紙に返事を書くかどうか――ほぼ確信として言えば書くだろう。
手紙を書いた誰もが返事が返らないことに、メルヤが知ったのは何時だったか。
――――…それでも手紙を書き続ける男がいることからは、目を反らす。
隔離された者とは、連絡が取れない。 それが、真実だと知ってしまった彼は手紙を書くことをやめた。
きっと届けたい相手に届いていたなら 愉快な仕掛けが施された手紙が来ていただろう、とメルヤ思う。
――そんな人だったから。
(9) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 03時頃
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/* 〜もしも:ピエロことネイサンが返事を書いたなら〜
[メルヤ少年は、届いた手紙をひらく。
ひらいた手紙は、光で輝く砂のようなものが宙に舞った。
きらきら。 きらきら。
輝きは宝物のようだった。]
『ネイサーン マジック♪』
[声がした。まだ少ししか離れてないのに、懐かしいとさえ思う声。 メルヤ少年は首を巡らせる。]
『ネイサン マジック♪』
(-5) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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[声は手紙からだった。 どうやら、音が鳴る手紙だったようだ。
メッセージカードには 『やあ♪ やあ♪ 少年少女達、喜んでくれたかい♪』
とおどけた文が書いてあった。
メルヤ少年は、嬉しくなって手紙をぎゅっと握りしめた。
当分の間。机に飾られていたピエロの手紙は、通り掛かる度に
『ネイサン マジック♪』
と声がして――さすがのメルヤもちょっと鬱陶しく思っていたが。 余りの煩さに、その日たまたま勉強を見るために訪れた看護師に捨てられて、こっそりと泣いた。]
(-6) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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/* ……ifぐらい、報われないのか。こいつ(ゲンドウ
(-7) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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―早朝―
[窓から届く鳥の囀りに混じって、 遠く懐かしい旋律を聞いた気がした。 それは何時かの子守唄。 綴った少女の身の上に起きたことは、未だ知らない]
――――うわあっ!?
[椅子から転がり落ちたことが契機となり、 男の意識は覚醒する。 昨夜は絵を描きながら眠ってしまった…というより、 正確には気絶していたという表現になるのだが。
打ち付けた腰が痛いが、其れ以上に腕が痛い。 一度起きてしまえばもう寝付けそうにはない。 睡眠不足には慣れてしまっているので構わないのだが]
(10) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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[不格好に起き上がると、まずは自分の指先を見つめた。 当然のことながら絵具まみれである。 翼にも絵具が散っている。 …羽根が黒いおかげで汚れが目立たないのが救いか。
そして恐る恐る、立てかけているスケッチブックを見る。 昨夜、絵を描いていた記憶は途中までしかない]
やっぱり、直ぐには、な……。
[絵の完成度は1割程度。 それも、昔と比べて随分と拙い出来だ。 難しい表情で顔を顰めるのは、困惑と痛み双方の為。
それでも、何もなかった今までより余程良い。 そう、思うことにした。 苦しみながら描いた絵なんて、彼女には贈れない。 拙くても、貰った元気を返せるような、そんな絵を]
(11) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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[朝の薬を多目に飲み干すと、 洗面所で可能な限り手に付いた絵具を落す。 ついでに顔も洗って、目を確り覚ます]
布とか使った方が、広い線が引けるか? 後は、―――…
[ぶつぶつと試行錯誤しながら、絵に向っている。 もう少し日が昇れば、 今日は自分がケイトを起こしに行ってみようか、なんて。 既に彼女が起き出していることは、知らず**]
(12) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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/* このシーシャ、日を追うごとに重症になるんだがどうしよう…
(-8) 2015/06/09(Tue) 03時半頃
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[ ごとり。
意識の底で何かが転がる音がする。 ……何が欠けた?……何を落とした?
笑う。泣く。怒る。 誰かを好きになる。嫌いになる。
眠りの海に沈む"私"でもシーシャでもない躰。
失われたモノ。――引き換えに手に入れたモノ。
目覚めない青年は未だ知らない。*]
(13) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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― 未明 ―
[目を覚ました青年は起き抜けに目を細めて、]
――"私"。
[声を出し、出したその声の内容をよくよく吟味すれば忌々しいとばかりに舌打ちをその場に捨てた。 …違う。"私"じゃない。どうして、"私"なんて。 思い出そうとする。シーシャの一人称は"俺"だった。
――そこまで思い及んで、ぞくりと肌が泡立った。
言い表せない感覚。 "私"ではなく、"俺"という一人称に感じる、ソレ。 ……酷く救い難い、違和感。]
(14) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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[常に保たなければ吹き飛んでしまいそうな"シーシャ"の自覚。 その瞬間、悟る。
青年の意識の無いあいだ、欠けてしまったもの。 存在の欠落。落ちていった"シーシャ"の欠片。
……目覚めた瞬間に失われたものは。それは。
"シーシャ"という存在は"俺"である。という確信的な認知。
感覚も、知覚も、何かもが"違う"。 微かな違和感。…それでも、それは決定的な。
青年の躰が"シーシャ"を"シーシャ"と認めていない。 それを、否応なしに――自覚した。]
(15) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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っ…ぐ、――う
[俺は"私"じゃない。"私"はシーシャじゃない。 脳髄に直接書き込むみたいにして、発作的に壁に爪を立てた。 "私"じゃない"私"じゃない"私"じゃない"私"じゃない… ブツブツと呟きながら虚ろ目で壁へ"記録"しようとする。
青年には硝子をキズつけた記憶>>2:274は残ってはいない。 ただ、ただ記録記録と脳の奥底で誰かが騒ぐばかり。
…それでもキズが開いて赤い液体が指先を伝えば、 僅かに我に返り、ぽた、ぽたと落ちていく液体を眺めた。
青年はすでに"かなしい"と"泣くこと"を忘れていた。 けれど、流れていく赤い涙を見れば、]
(16) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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( ああ、もしかしたら )
[左胸がざわりとざわめき立つような。苦しいような。]
( オレは今、"泣きたい"のかも、しれない )
[気がした。]
(17) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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[青年はしばらく呆然とそうしていたが、外から差し込む明かりが白み始めたのを感じればふらつきながらも何とか立ち上がった。
まだ平気。まだ、大丈夫。 自分で"シーシャ"の存在を自覚している間は、まだ。
そう言い聞かせれば、ちゃりんと。 胸元で音がして、そういえばと鍵をかけた机を見遣る。
どうやら、開けられてはいないようで青年は安堵の息を吐いた。
今日こそセンセーにこれをと。 引き出しから"絵本"を取り出して胸に抱く。
…その実、センセーでなくとも構わないと思っていた。 託した手紙が届かないという噂を耳にしたことがあったから。 託した本(モノ)が失われる危険だってないとは言えない。]
(18) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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[それでも。 忘れないでと。いつか、誰かに言われた気がする。 だからこそ、自分で持ったままでいる気にはなれなくて。 誰かに渡してしまいたい。なんて、考えていた。
けれども、脳に浮かべることが出来る顔のひとつひとつ。 それが青年と如何なる関係の人だったかさえ 日に日に霞がかかっていくように薄れていくような気がして。
頭の中の思考の糸が絡まっていくように感じ始め、考えていても仕方がないと取り敢えずは廊下へ出ることにした。
――しばらく経って。
まだ薄暗く静まり返った通路に青年の足音が響く。*]
(19) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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/* ちょうど今くらいの時間だよね!
(-9) 2015/06/09(Tue) 04時頃
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/* ねむ、ねむい 本日シーシャは、ケイトリンを病院送り(もういる)にします
(-10) 2015/06/09(Tue) 04時半頃
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/* とかいって墓下見えるんだよなあこの村建て。 いっそ降霊会とか事件入れて、交流できないまでも見えるくらいにはしておけばよかったかなあ、などと。
(-11) 2015/06/09(Tue) 04時半頃
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/* ところで多弁の人が一気に減ることに危機感を持っている村建てですどうも。 50とか60発言の人が一気に二人落ちは痛いなー。 特にメルヤはいろいろと突撃してくれてた、ので。
シーシャ?ソロールが多いからコイツはダメだ…。
(-12) 2015/06/09(Tue) 04時半頃
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/* しかしな、ジツは最終日が恐らくシーシャ、ソロールが激増えすると思うんだ。 オチを付けに行かねばならぬ。落ちだけに。
一応コミットも考えてはいるけどね。 どうなるかは、まあ。進行次第で。
(-13) 2015/06/09(Tue) 04時半頃
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/* なんというか、無茶振りと連投多くてスミマセンという感じだなあ…。対話下手です本当に。
あと、人に触りに行けないのがダメね。 チキンハート全開でうろうろしてるだけになっている。
(-14) 2015/06/09(Tue) 04時半頃
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/* ヒナコちゃんとかキルとか縁故投げたり拾ったりするのがとても上手いので俺は戦慄しています あとロールの中にな、人の設定混ぜたりとかな。上手い。
(-15) 2015/06/09(Tue) 04時半頃
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[軋む膝を抱えながら...は歩く そういえばこの一角はナナオらの居室がある場所かと そう考えていれば何かを運び去る医療スタッフが其処に居た>>3]
……。
[嗚呼、″また″、1人 思い浮かべたのはタルト、トレイルそしてヒナコらの顔 明るいあの子と親交があった3人のこと
ふと視線を彷徨わせれば、泣きはらした様な様子で覚束なく歩く女の子>>6]
ヒナコ……?ちょっと、大丈夫?
[よろよろとした様子に心配そうに声をかける ああ、こんな時に無表情なのが恨めしい*]
(20) 2015/06/09(Tue) 08時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 08時頃
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[ わたしはふらふら、病院内を歩く。 部屋に戻る気にはなれなかった。
──大事なともだちもいつかは連れてかれる わたしもきっと例外ではなく いつかあの白衣に連れ去られる。
それがそう遠くないことを、 わたしは悟っていた。 ……そのまえにできる精一杯はなんだろう。 >>2:274 地面を見下ろせば、点々と続く赤い道標。 それが血だと察するのに時間はかからない。 わたしは昨日のシーシャさんの掌を思い出し 小さく溜息をついた。]
(21) 2015/06/09(Tue) 09時半頃
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[ 桃色の艶やかなおさげが見えたから、 また、視界が潤んでぼやけて、 (もう泣くもんかと思ったところだったのに)]
……ナナちゃんが、 [うわ言のように呟いてから 大丈夫、と聞かれてそれを繰り返す。]
大丈夫、 うん、だいじょー……っ
……………………。
ねえ。 ケイトリンさんは、 どこにも、いかない、よね、
[硬化してからだが動かなくなってる事は 約束できるはずないと知っているはずなのに── ケイトリンさんの顔を見ながら震える声で 言えたのは、それだけだった。*]
(22) 2015/06/09(Tue) 09時半頃
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/* 47
(-16) 2015/06/09(Tue) 11時半頃
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[お目目が覚めてお着替えするタルトちゃん 顔を洗ってピンクのかわいいシュシュを付けてお庭へとお出かけします。
昨日のようにまたお庭には誰かいないかなと遊んでくれる人を探します。]
(23) 2015/06/09(Tue) 11時半頃
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―中庭― [中庭に到着しました。 誰かいないかな? キョロキョロ見渡しながら歩き周ります。
今日はランドセルは置いたまま。 代わりに昨日トレイリュお兄ちゃんから渡された本を抱えながらのんのんとベンチに座ります。]
(24) 2015/06/09(Tue) 11時半頃
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[ああ、哭いてる>>22 潤んだ彼女の瞳が私を映す]
そう、ナナオが。 仲良かったものね、ヒナコとナナオは。
[彼女の頭を撫でようと手を伸ばしつつ、嫌な予感が当たった。そう思った
次は誰?次は……
午後からの健康診断の、予定が怖いと...は小さく震える吐息を漏らす
何処にもいかないよねと、迷子の子の様に尋ねるヒナコ 己の限界を薄々察している...は一瞬、息を詰まらせた]
……ヒナコ
[こんなときは自分の鉄面皮がありがたい]
(25) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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[叶えられぬ約束はしない それが後悔せず1日1日生きる私のポリシーだった
『必ず叶わぬ』事を約束することは...にはできず、さりとて儚い花の心を手折ることも躊躇われ
私にできるのは、ずるい言葉を吐くだけ]
そうならないように努力するだけ、ね ヒナコこそ、いなくならないわよね……?
[その言葉が、如何に拘束力がないことか 如何に叶わぬ希望かは
私が一番よく知っている*]
(26) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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[いつの間にか絵を描くのに集中して、時が経つのを忘れ。 気付けば日は随分と高く昇っていた。 パレットに広げていた絵具が無くなったのを合図に、 絵画に没頭していた男の意識は現実へと返る。
ふとスケッチブックから視線を外した際、 棚の中の絵本が目に留まった]
――――…あの顔は、描かない方が良いだろうか。
[絵本を渡すシーシャの苦渋の表情。 其れは確かに彼の人の"今"を切り取った鮮やかな感情だが。 それでも残す記録はきっと、楽しいことが多めの方が良い]
そもそも、これ、渡さない方が良いのかな…。
[絵本を"ゴミ"だと言い切ったシーシャ。 その思いの丈は分からないが。 仮に彼が描いた絵本がゴミなら、 自分の描いた絵本はもっとゴミのような気がした。…困った]
(27) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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[シーシャの人格が明らか分裂しているということは、 流石のこの男でも気づいているのである。 というか、絵を描いていて、気づいた。 ――描くことは、観察することも含まれる。
しかし互いの人格同士が、どれほどせめぎ合い、 擦り切れそうな悲鳴を上げているのか。 その奥底までには、気付けない。 ただ、あのサイレンの時、シーシャが死んでしまうかもしれないと。そう恐怖した理由が少しだけ、分かった気がした。
男の綴った"シーシャの絵日記"には、 二人のシーシャ両方の絵が入っている。 その日に見かけた方を描いているので、そうなっている。 男は"シー兄ちゃん"が好きだ。消えて欲しくはない。 だけどもう一人のシーシャも、嫌いになんてなれない。 誰も悪くないのだ。悪いとすれば、病気が悪い。 男は彼らの過去も知らない]
(28) 2015/06/09(Tue) 12時頃
|
|
[結局、悩んでから、絵日記の新しい頁に描きこむのは、 メルヤの部屋での大騒ぎの光景。
ボールに埋もれているメルヤ。 呆れ果てているシーシャ。 勇ましいケイトリン。
――まあ、ちょっと簡単な描き方になってしまったけれど。 今の手で記録を残すには、此れが精一杯。 昔は拙くなった絵を見たくなくて、手を止めてしまったが。 少なくとも今は、後悔はしたくない]
(29) 2015/06/09(Tue) 12時頃
|
|
[身支度を整えて、今日は薬も持ち歩くようにして。 スケッチブックと絵具を小さなキャリーバッグへ詰める。 指先で其れを持ってコロコロと引っ張りながら、自室を出た。 男が大きい荷物を持てなくなった半年前から、 それでも絵を描き続けていた三か月前くらいまでは、 比較的施設内でもよく見られた光景だった。
ケイトの部屋へ向かおうとして、中庭の小さな人影に気付く]
タルトか、おはよう。 一人でいるの珍しいな。
[ベンチに座る姿>>24に笑いかける]
何の本持ってるんだ?
(30) 2015/06/09(Tue) 12時頃
|
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―翌朝:自室―
――ッ!!
[目覚めは最悪だった。昨夜の酔いが残っているだけじゃない。 シンバルのけたたましい音で、深い眠りから急激に覚醒した。
彼にしか聴こえない幻聴。平常心を心掛けている彼も、心臓が止まるような思いだ。 幻聴や幻視があった時に声を出さないようしていたが、叫びそうになったぐらいだ。]
……部屋の中で良かったよ。
[ぼやきつつ、身支度を整える。普段通りに包帯の替えをポケットに入れる。 ややあって。>>2:81で貰った鎮痛剤も入れた。
ラックから取り出して、いくつかの手品も持ち出す。]
(31) 2015/06/09(Tue) 14時頃
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|
―廊下―
[廊下に出たなら>>19の背中が見えた。朝から幻覚症状が起きている彼は、佇むシーシャが幻でないと判断出来ない。
周りに人がいないことを確認する。]
おはよう。昨日はごめんね。
[軽い挨拶のみで済ませた。 彼自身の不調もあるが>>19の様子が奇妙であったため深入りしないためもあった。]
(32) 2015/06/09(Tue) 14時頃
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[先を歩く。思考を巡らせていたためどれ程歩いたか不明瞭だった。 廊下の先で>>22と>>26の姿を見掛ける。 ヒナコの今にも泣き出しそうな、様子。ケイトの無表情の裏で、困惑しているような様子。
彼はここのところ病院関係者を避けていた。>>2:192のように勘付いてなどいない。
ただ、予感があった。 ひたひた、と。不穏な足音が押し寄せるような、黒い影のような、予感が。]
二人とも、どうかしたの?
[常と同じような声で、問い掛けるのが彼の精一杯だった。**]
(33) 2015/06/09(Tue) 14時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 14時頃
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/* 起きてみたらいい感じにペアが出来上がっているので可能ならばオスカー爺さんのとこ行きたい系シーシャ。 絵本持って行こうかな。オスカー爺さんとこ。
(-17) 2015/06/09(Tue) 14時半頃
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/* ところでわたシーシャは消えても誰にも惜しまれないくらいクズい人のハズだったんだがどうしてこうなったんだろう…(困惑 あと、シーシャの最後は大体固まってきた 泣き虫シーシャを拾う。
(-18) 2015/06/09(Tue) 15時頃
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/* いや、トレちゃんとこ行ってもいいがしかし…悩む。
(-19) 2015/06/09(Tue) 16時頃
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/* >>32 あ、見逃すとこだった マテ、早朝に起きてる患者多くないか
(-20) 2015/06/09(Tue) 16時頃
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/* というかメルヤはその幻覚のひどさでよく普通に生活していられるなと! 起き抜けにシンバルなんか叩かれたらストレスたまりそうだが。
(-21) 2015/06/09(Tue) 16時半頃
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/* >>24 タルトちゃんかわいすぎか。 シーシャよ…タルトちゃんと話…話…せ…るの、か…?
(-22) 2015/06/09(Tue) 16時半頃
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[>>30 おはようと呼ばれて振り向いて手をぶんぶん大きく振る]
おはよう!!! 絵本〜だよー!!!えへへ。 昨日メル兄やんに貰ったの。
[もともとこの本は図書室にあったような、そんな事情は知らないままに。すっかりこれは自分のもののような気でいてお膝に乗せる。]
天気いいねー!
[今日の天気はきっと晴れ]
(34) 2015/06/09(Tue) 16時半頃
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/* 何を懸念してるかって、あまりにソロールし過ぎて絡みにくくなってないかなってことだよ! あと話しかけに行かねば…ねば…(ずいずい
(-23) 2015/06/09(Tue) 17時頃
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[ぱた、ぱた] [不規則に音が鳴る。時折、奇妙な間隔が空くこともあった。 揺らぐ篝火のような不安定な意識が、青年の周囲へ向ける視線を濁ったものにしていた。
しん。と音のない廊下に足音を残しながら、青年は歩く。 まだ薄暗い空気を体で割って、歩く。歩く。歩く。
そして、その途中で気付いてしまった。 廊下に空いた穴。開け放された白い空白。>>3 過ぎる前に覗き込む。 何もない 部屋。
青年は虚ろ目を見開く。 まだ"これ"は覚えている。 ――唐突に。最初からいなかったように。 蝋燭の火が燃え落ちて消えてしまうように。
"誰か"がいなくなってしまったのだと、 知りたくもないことを誰に聞かずとも――識っている。]
(35) 2015/06/09(Tue) 18時頃
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[ …いなくなったのは、誰――? ]
(36) 2015/06/09(Tue) 18時頃
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[双眸を空っぽの部屋に迷わせながら、思い出そうと試みる。 瞠った瞳から雫が落ちる頃になって漸く。 ……嗚呼、と吐く息と一緒に 思い出した。
廊下は走るな、とかそんな呑気な言葉で見送った。>>0:192
それが、最後。 何時か何処かで耳にした子守唄>>0:16はもう聞こえない。*]
(37) 2015/06/09(Tue) 18時頃
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[どれだけそうしていたことか。 空っぽの部屋に差す陽の光が明るさを増して。
光に促されるように青年はふらりとその場を離れる。 喪失する痛み。壁に刻まなくとも忘れない 記憶。
何度繰り返しても繰り返しても慣れはしない。 返してと嘆いて、もう嫌だと泣き叫ぶことをやめたのは何時のことだったのか覚えてもいない。]
……ん。――あー…、メルヤ。か。
[それでも、青年にかかる声>>32があったならば、返す声はぼんやりと曖昧な音だっただろう。 声の主へ振り向けば、確かにそこに居ることを確認するようにその顔を凝視して]
(38) 2015/06/09(Tue) 18時頃
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…あァ、悪ィと思ってるならよ。 「本の件」>>2:114と合わせて貸しふたつ、な。
[挨拶代わりにへらりと笑んで、そう言った。 返されなくても構わないと思う"貸し"。 何時までだって返されなくたって構わない。 …ただ、そう言っておくことで彼がいなくなってしまわぬようにと無意識のうちに思っていた、かもしれない。
そのまま、メルヤが立ち去るようであったなら佇んで見送ることにでもして、後ろ姿を見ながら小さく欠伸を零した。**]
(39) 2015/06/09(Tue) 18時頃
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/*アイエエエ貸二つ?!ナンデエエエエ??!!
(-24) 2015/06/09(Tue) 18時頃
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―廊下―
[声がかかり、振り向いたなら其処にはメルヤがいた>>33 どうかしたの?と告げる言葉に...はゆっくりと、紫色を鳶色に合わせる]
ナナオが、″連れていかれたわ″
[淡々と告げる真実 彼女の部屋にはもう″なにもない″ 運び去られた鳥籠は、何も彼女の痕跡を残さない
つぎはだぁれ?つぎはだれ?
つぎはたぶん きっと わたし 予感が、するの]
貴方はナナオを、忘れないわよね?
[問いかけは、むしろ懇願の様な響き]
(40) 2015/06/09(Tue) 18時半頃
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―少し前:廊下―
[振り返る。いつも通りの、澄ました顔。 何ということは、日常の続き。彼はまだ、隔離施設に連れて行かれた者を知らないから、普段通りを繕った。
ケイトとの昨夜の会話が、耳に甦る。 ポケットから新しい包帯を取り出し>>39に軽く投げた。手元に、行くように。]
じゃあ、それで貸し1つ返済にしてね。
[シーシャの指が赤く染まっているのを見る。咎めるような口調で、少しは爪を大事にね、と言って立ち去った。 再三の通告で、医者の部屋へと向かう為に呼び止められても歩みは止めなかっただろう。
未練は残さない。誰の痕にもならぬように。
彼が”また”と口にしなかったことに、シーシャが気づいたかは定かではなかった*]
(41) 2015/06/09(Tue) 18時半頃
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ケイトは、メルヤを無表情に見つめた
2015/06/09(Tue) 18時半頃
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―中庭―
[元気よく手を振るタルト>>34に、自然と表情が綻ぶ。 コロコロと荷物を引きながら、ベンチの方へ近づいて行った]
おー、絵本か。良かったなぁ。 もう読んだのか?
[それならどんな話か聞かせてくれる?と続けながら、 少女の隣にすとんと腰を下ろした。 空を仰げば澄んだ青色。穏やかな日差しが心地良い]
こんな日はのんびりひなたぼっこか、 皆でピクニックでも出来たら楽しそうだよなー。
[勿論、中庭で、になるだろうが。 ふと視界の端に慌ただしく廊下を行く白衣姿が映った]
(42) 2015/06/09(Tue) 18時半頃
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―現在:廊下―
[告げられた残酷な真実は、彼は目を瞠る。 頼りなげなヒナコと、淡々としている奥で動揺をみせるケイトを交互に見つめる。]
ナナオが?
[彼は、内心決めつけていた。 次に”連れて行かれる”のは、彼自身であろうと勝手な解釈をして、少しでも引き延ばすために足掻いたのだ。
ナナオの症状が悪化しているような様子は、少なくとも彼には見えなかった。 過剰なまでの心配は、ナナオの持つ病ゆえだ。彼より後から入ったから、憶えている。何もかも。 優しい、優しすぎる彼女のこと。>>2:110>>2:111 その心の傷みには、触れずにいた。]
(43) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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…………
[ケイトリンさんの眼鏡の奥、 アメジストが不安げに揺れた気がした。 唇から零れる息はどこか震え、 わたしの名を呼ぶ声は――。>>25
ほんとうはわかっている。 そんなの。 叶えられるはずのない懇願だということは。 ひどい問いを向けているということは。]
……そう、だね。
(努力って、なにを?とはいえなかったんだ。 わたしも羽を大きくしない努力なんてわからない)
(44) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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…僕に言うことじゃないよ、それは。 覚えてる。忘れない。
忘れないんじゃない、忘れられないんだよ。
[呟く声は、少し弱々しい。拳を握りしめた。 起きてしまったことは、取り返しがつかない。
(――――…もしも)
そんなことが、過ぎっても仕方がないのだ。]
……ケイト、ヒナコをお願い。 僕は、ちょっと寄るとこあるから。
タルトや、他の人も気に掛かるしね。
[厚い包帯の上でも壊れもののように、ケイトの肩にそっと触れて足早に歩く。 ”連れて行かれた” 他の人が無事かどうか定かではない。安否が気掛かりだった。]
(45) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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[ヒナコの背に生える青い翔に、ふと目を向ける。 また、少し大きくなっただろうか。
こんな時に綺麗な翔だね、なんて。言葉を掛けた時のことを思い起こした。
こんな時だから、思いだした。**]
(46) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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メルヤは、シーシャに包帯を投げた。
2015/06/09(Tue) 19時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 19時頃
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わたしも、……連れて行かれたく、ないよ。 ごめんね、ケイトリンさん。
[目元を拭って謝った。 何に謝ったかは、言わなかったけれど 二人とも、どうかしたの、って声がきこえてくる。 そっちを向くと、メルヤさんがいた。]
メルヤさん。
[「何かあったの」、と ケイトリンさんがその問いに答える。]
(47) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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……わたしは忘れないよ。 誰が連れてかれたとしても。
[忘れられないんだよ、という メルヤさんの握りこぶしを見ながら 小さく呟いた。
足早に歩いていく彼を見送る。>>45 ケイトリンさんの体のうごき、随分と固くなった。 メルヤさんの包帯も、あの綺麗な鱗も、 随分と増えたのだろう。
わたしは息を詰まらせて――]
(48) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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>>42 ううん。 ななお姉ちゃんに読んでもらう約束してるの。
後でくるかなー?
[隣にキルロイが座れるように席をずらして間をスペースを作る。]
どんな話しなんだろう。 ピクニックピクニック…… 何かどこかで見たことある。どこだったかなあ
[ずっと施設にいたことでお出かけなんてしたこともなくピクニックの言葉は聞いたことあるもののよくわかってない様子で。]
(49) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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―廊下で―
ええ、″ナナオが″
[彼の言葉を肯定する>>43 急に症状が悪化したのだろうかそれとも――…… 昨日逢っていないからわからない
彼が自分の番覚悟しているのには薄々気づいていた 昨日言質も得た そしておそらく(次はわたしか、あなた)]
そうね、貴方に言う事ではなかったかもしれない でも″ありのままを覚えて″いる事って実は結構難しいのよ?
[ヒナコをお願いと、告げて肩を叩く彼に頷いて ...はその背を見送る ――言われ、なくてもなんて言葉は喉の奥で飲み込んで そして私は、ヒナコの方を見る>>47]
(50) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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……ねえ、 ケイトリンさん。 もうなきごといわないから、ひとつだけいいかな。 ……手にね、触っても、いい?
[院内服のポケットに レター用紙と鉛筆をつっこむと 唐突にそんな事を言った。
叶うならば温度を確かめるように ここにいることを確かめるように 彼女の掌を握っただろう。]
(51) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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[謝る必要なんてないのに 可愛いヒナコ、″可哀想で可愛そう″なヒナコ 貴女のその不安は――きっとナナオをとても想っているからでたものだと思うから そして私の病状を、末路を察しているから出ていると思ったから
かわいそうって、酷い言葉よね 私だって同情なんて結構と思う。そんな言葉
それでも思う。何もできない、 流れを止められないこのことって ″かわいそう″なことなんじゃないかって]
(52) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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[ねぇ、本当に貴方達は忘れないの? ヒナコ、メルヤ
ほんとうに、覚えていられる? (ほんとうに、覚えていてくれる?)
其れを言葉にしない私って本当に、ずるい女*]
(53) 2015/06/09(Tue) 19時頃
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そっか、ナナオに読んでもらうのか。 本当に仲良いよなぁ。 …約束したなら、来るんじゃないかな。 ひょっとしたら寝坊してるのかも?
レイ兄ちゃんがくれた本なら、きっと楽しい絵本だ。
[タルトと一緒にいるとき、ナナオの表情がいつも柔らかだったことを思い出す。遠巻きに見かけたことが殆どだったが、微笑ましい光景だった]
―――ああ、タルトはピクニック知らないのか。
天気が良い日に、景色の良い場所で。 皆で一緒にお弁当食べながらのんびりするんだよ。
[タルトが病院に来る前、どんな生活をしていたかは分からない。ただ、この朗らかな姿>>49を見ていれば、出来ればその笑顔を崩したくはないと。自分よりずっと幼い少女に、これからも楽しい思い出が増えることを願う]
(54) 2015/06/09(Tue) 19時半頃
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景色の良いところでみんなで一緒にお弁当!!!? 病院から出て行くの? 行きたい! ねえタルトも行きたいい!
[ゆさゆさとキルロイお兄しゃんの体を揺らしながらねだってみる。 絵や写真でしか見たことの無い景色がいっぱいで、一度だけここに来る途中に寄った滝を見ただろうか]
タコさんウインナーキルお兄ちゃんは作れる? 食べてみたい!
いいなあーピクニック。
[みんなで行ってのんびり楽しく過ごす想像をしながら夢みたいにわくわくさせる。走り回りながらカニとか鳥とか追いかけながら、カエルがいたならキルロイ兄ちゃんのポケットに入れてみようかと悪戯心も膨らましている。]
(55) 2015/06/09(Tue) 19時半頃
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[ゆさゆさと、されるがままに揺さぶられつつ苦笑を零す]
はは、病院から出るのは、どうだろ。 そんな日が、いつか…。いつか来ると良いなぁ。
[病気の治療法の見つかるような、そんな日が。 そうでなくとも、この狭い場所から外に行けるような日が]
まあ、取りあえずは中庭で、かな。 此処だってお日様は気持ち良いし。 ピクニックは、何処でするのかも大事だけど。 誰とするのか、の方がもっと大事なのだ。
[もっともらしいことを言いながら、タルトの様子を眺めて目を細める。実際にポケットに蛙が入れられたならば、きっと期待通りのリアクションで驚いてすっ転ぶことだろう]
昔は料理してたんだがなー。 今はすっかり、食堂のおっちゃん任せだわ。 タルトが頼めば、喜んで作ってくれるんじゃないか?
(56) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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/* 待っ、ログ!ログが!(あっぷあっぷ
(-25) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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―深夜―
[目を開けた。]
[目に入るは闇。ところどころで光る、緑色の光。壁から背を離して、あたりを見ればそこがどこだか、すぐに分かる。何年もここにいるわけじゃない。]
[図書室から出てすぐの場所だ。どうやら、座り込んで寝ていたらしい。誰も起こしてくれないなんて酷いな。壁に手をあて、ゆっくりと立ち上がれば軋む左足。
まったく。誰も起こしてくれないなんてひどいなぁ。浮かべたのは苦笑い。足を引きずりながら、自室へと向かう。]
(57) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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―深夜:自室―
[こんな夜中に外に出たことなんて、あったかな。覚醒しきらない頭じゃ、忘れた記憶と落とした記憶の区別なんてつかない。まあ、いいか。自室に踏み入れれば、淡紫がいつもより濃く見えた。
……夜だからかな。
シャワーでも浴びようと。着ていたシャツをベットの上に投げ捨てて、ふと、足元の白に目をやる。]
[自らの 影が 歪んで いた]
[床に映るのは、自らの体を透した歪んだ月。身体を蝕む水晶は、包帯の外にまで這い出て、右半身を覆う。心の臓まで、もう少し。内まで侵されねば、動きは止めずとも――――その透き通った姿は、動を知らぬ彫刻の様。]
[でも、どうでも良かった。いずれ消えてしまうことなど。
そんなことより、その姿が思い起こさせてしまった“もうひとつの症状”に、俺は――――俺は、動揺していた。それも、ひどく。手紙のいくつかが破れる音がした。自らの透明な影をにらむ瞳が、酷く揺らいでいだ。]
(58) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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[俺は――――あの後、何を。】
[図書館を出たあとのことが、想い出せない。どうしてもどうしても。代わりにそこにあるのは、奇妙な空白。この感覚はいやというほど知っていた。]
[突然落ちる俺の記憶たちは、規則性もなにもない代わりに、遠い記憶から抜け落ちることが多かった。近くとも、数か月前。これまで俺が、何の不自由もなく(苦しみつつも)生活できたのは、そのおかげ。
ならば、これが何を意味するのか。]
…………嫌、だ
[蹲って、絞り出す声は、普段とはうって変わった弱々しい声。]
(59) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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これ以上 奪わないで、
[どうせなら、どうせなら全部――――“消して”くれたって]
[憐れな願いは、病には届かない*]
(60) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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―医務室― [彼が足早に向かったのは、再三の通告を渡された医者の元。 彼はごく普通に訪れていた。鱗の増加具合。他症状。精密検査を受けながら、医者や看護師に愛想笑いを浮かべる。]
……先生。
[検査と検査の合間だった。 病院関係者の前では、彼はなるだけ気弱な青年を装う。彼が、身体的には健康な青年だったからだ。他の患者との相違点。 故に彼は模範的であろうとした。シーシャもそういった点で身体的障害は無いが、軽業や手品で鍛えていたせいで彼の身体能力は低くない。
鱗が増えれば、トレイルやヒナコのように足が動かしづらくなるなどの弊害が生じるかと思えばそういった症状は起きなかった。
代わりに生じたのは、幻覚だ。]
(61) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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……先生。 僕が、早く。来ていたら……ナナオ”達”は連れて行かなかったんですか? [>>45もしもの続きの言葉を、弱々しく吐く。 演技半分、本音半分。歯噛みしたくなるのを、彼は抑えながら注意深く医者を見る。]
「ナナオとゆりは、病気が進行して――」
[かすかな動揺が、医者の瞳に生じるのを見逃さなかった。 その後のお定まりのような、言い訳は彼の耳には入らなかった。彼とナナオ達とは関係がない。病気の進行度合いによって――。
そんな言葉が、耳に滑っていた。
引っ掛かった、と彼は思う。複数が”連れて行かれる”ことも多いから彼はわざと”達”と言って鎌を掛けた。
だが病院関係者は、彼が普段どんな行動をしているかも記録しているから、既に気づいていると勘違いしたのだろう。]
(……ナナオ、ユリ)
[診察台に座っているため、拳を握ることも出来ない。 彼は見誤った。次は自分の番だという思い込みが、あった]
(62) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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[診察台に座っているため、拳を握ることも出来ない。 彼は見誤った。次は自分の番だという思い込みが、望みがあった。
[最近、特に距離感を気にしていたのも。少しでも引き延ばそうとしたのも。 少しでも、他の家族が穏やかに過ごせたらいい、という願いだった。
喪われることは、恐ろしい。誰がいなくなっても、心臓を抉るような傷みを刻みつける。
(消えられたら、いいのに。)
頭の過ぎる歪んだ思考は、追い払う。]
(63) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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……せんせい。
[掠れた声が意識せずに出た。 連れて行かれた人々が過ぎる。新たに加わったふたりを想う。]
(64) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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(――…ナナオ。 君が来た時には、僕はもう手品をやめていたんだったかな。 だからこそ。未来を紡ぐような詩を、歌を紡ぐ。君はみんなの心を明るくしていたよ。
君から見れば遠くからだったけど、僕にとっては君の家族だった。 明るくて優しくて、優しすぎて人を傷つける。
……誰かに触れたがっていた、寂しそうな君。 僕とは違う。触れることを、諦めた僕とは違う君の長所。臆病な部分も。 妙に一緒にいることが多いせいで、君が誰を見ていたかも、本当は知っていたけれど。
――触れない僕が、どんな風に見ていたかなんて伝わらなかったんだろうね。)
(65) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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(――…ユリ。 来た時には柔らかな笑顔を見せる、子だった。 徐々に言葉を喪い、感情を喪う君を、僕は他同様に黙って見守っていた。
喪われていく君を、僕は憶えていようと思った。 君が忘れたくなかったであろうことも、君が好きだと言ったものも、怖いと言ったものも、憶えているから。)
[人間は、残酷だ。 誰の存在もが平等でなど、あり得ない。
彼が、ピエロの男がいなくなった時だって、他にもいなくなった人がいた。だけど、彼はピエロの男がいなくなったことに、悲嘆に暮れた。
人はそうやって枠組みを作る。余り言葉を交わさなかった相手のことほど忘れやすい。 だからせめて。彼は、誰にも深入りしないように。誰にも深入りさせないように。
誰がいなくなった時も、同じぐらいに心を痛めて、悲嘆し、誰かの大切な相手が連れて行かれた時に同調する]
(66) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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[メルヤ自身がいなくなった時。 ――…誰も余り悲しみに暮れないよう、余り傷つけないように深入りさせないようにしてきた。
あくまでも彼自身がそうしてきたつもりであって、実際は定かではない。彼自身気づいていない、気づかない振りをしていることがある。]
せんせい、次は僕の番ですか?
[途方に暮れた子どものような、頼りなげな表情を浮かべる。 医者の男の、瞳が一瞬泳いだ]
(67) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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それが、答えだった。
[――…ナナオ達のことは残念だったが、とか。君は気にしないで生活していい。 列ねられた言葉は、彼の耳にも心にも届かない*]
(68) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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/* >>67 いやだああああメルヤあああ(泣き崩れる
(-26) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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ケイトは、メルヤはどこにいったのかしらね
2015/06/09(Tue) 20時半頃
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[そのお羽根でお空が飛べたらいいのにね! ひなお姉ちゃんもそうだけど。 [羨ましそうに片手の羽を見ながら指でそっと撫でてみる。異形であることに最初は驚いたものの今では綺麗とかかっこいいとか羨ましいとかそんな風に感じているのみで、何も無い自分のほうが残念とも思ったことがあるくらいに。 ]
タルトは誰とでも嬉しいの。 あ、でもね大勢の方が好き。
あっそうだ!みんな呼んでピクニックしたい! みんなに言ったら来てくれるかなあ?
食堂のおじさんにおにぎりとー タコさんウインナーとー ミートボールも欲しい。
でもお魚は嫌いだから鮭はあげるね♪
(69) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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―翌日:廊下―
[頭が痛いのは、体調のせいじゃないことぐらいわかっていた。赤く腫れた目元はいくらかマシになったから、よくよく見られでもしない限り気づかれないだろう。
心は、晴れない。いったいこれが何を意味するのか。 ――――足は、不思議とあの忌々しき部屋へ。あの部屋だけは、忘れない“落とせ”ない。
今までろくに用もなかったあの部屋へ出向くのに、自嘲の笑みを浮かべた。苦々しく。……薬でも出されるのかな、なんて。どうでもいいことを心のうちで吐いて。嗚呼、そうだ包帯もどうにかしてもらわないと。]
[向かうのは、せんせーの部屋。足取りは重い。]
(70) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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[手を握ることはできただろうか。 できなかったとしても、 「ありがとう」だけは伝えたかったから そう、口にする。
望んだところで、命の灯火が消える前に 理想郷に行って帰ってくることなんて できない、できないから。 どこにでもいける切符なんて 本当は持ってないから。 今できる最善を尽くしたいと思った。]
(71) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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/*ちょっ、まっ、顔合わせないようにしてたのに、こっち来るな!!
(-27) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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/*↑メルやんの本音
(-28) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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ケイトリンさん。もう大丈夫だよ。 ありがとう。
[漸く彼女に笑いかけて、 ゆっくりと歩きだす。 無表情でも優しい彼女に、 これ以上心配はかけさせたくなくて。]
――せんせいには、気をつけて
[そんな言葉をかけたのは、 連れて行った彼への怨みと もうひとつ。
ケイトリンさん”も” いなくなってしまったら――と、 なんとなく感じていたから。]
(72) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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── 朝・病室 ──
……ふぁ。
[窓から差し込む光に目が覚めた。
見上げたのは白い天井。 無機質な電灯。
記憶をたどれば亜麻色の髪の少女と話したその後がない。
どうやらまた眠ってしまっていたようだ。
いつもの習慣で目の前に伸ばした手は大きく変わった様子がないから、そこまで無茶な忘却はしていないはずだ。
枕元のマーガレットにお早うとあいさつをして、病室を抜けだした。]
(73) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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[握られた手の感覚が殆どつかめない>>71 でも、ほんの僅かわかる。手の温かさ
口に出された言葉に、...はコクリと頷く その際零れたのはブルーサファイア
銀河を駈ける鉄道みたいに、夜だけでも自由になれればよいのに 自由に動く足、健康な体 そんな、高望みなんてしてないのに]
……本当に? うん、でも足元とかには気をつけてねヒナコ
[私では、膝の関節が硬化した私では 貴女を支えられないの 其れが酷く、悲しい
先生に気をつけてという言葉には、嗚呼、瞳は揺れる]
(74) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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気をつけるわ。先生にも。 私こそ(今まで)ありがとう、ヒナコ。
[きづいているの きづいているのよ
わたしもう、だめみたいだってこと]
……。
[歩きだしたヒナコをみつめるものの、
ああ、身体が酷く寒く感じた (もう、私殆ど寒さ熱さを感じない筈なのに)
そんな折、病室を抜け出したのか ふと廊下の先に見かけたオスカー>>73に小さく首を傾け挨拶を 夢を見るたび若返る貴方が、今だけは羨ましい]
(75) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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―医務室前廊下―
――うげっ…!
[>>70医務室から出たのを見られたかどうかが、先に気になった。 猛獣にでも出会したかのように、距離を取る。息を詰める。泳ぎそうになる目を必死で堪えた。 ひとつ咳払いをして、必死で表情筋で口を引き攣らせながら笑みを向ける。]
トレイル、おはよう。 変なとこで偶然だね。
[――…それじゃ。手を振って逃げ出したくなるのが何故か、彼自身には不明だった。理性で必死に留まる。
逃げ腰なのは、ここ最近のいつも通りだった。]
(76) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 21時頃
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本当になー。 もし空が飛べるなら、…気持ち良いだろうなぁ。 タルト位なら、背中に乗っけて飛べたりして。
[冗談交じりにそう言って笑って。 羽を撫でる小さな掌を眺めて目を細めると、お返しにと言わんばかりに、黒い翼は少女の頭を不器用にぽふぽふと撫でた]
うん。俺もピクニックするなら大勢が良いや。 そうだなぁ、折角だし皆に声かけてみるか。
[一瞬、脳裏にチラついたのは先程見えた白衣姿。 ――何かあったのではないかという漠然とした不安。 けれど其処に根拠はなく、だから笑顔で不安を塗り潰す]
ナナオも呼んで、本読んでもらうと良いよ。 俺も皆の傍で絵を描こうかな。
[善は急げとばかりに、ゆっくりと立ち上がる。 昨日具合が悪そうで、今日未だ姿を見ていない ケイトリンのことも気がかりだった]
(77) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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後は卵焼きと、唐揚げとか、かな? 鮭は好きだから貰うけど。 魚もちゃんと食べないと駄目だぞー。
[そんなことを言いながら、廊下へ歩き出そうとする。 荷物を持ち直して、タルトに一緒に行くか?と振り返りつつ]
(78) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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―廊下:医務室前―
[引かれた蛙みたいな声が聞えた気がした。というかはっきり聞こえた。やや虚ろげにさえ見える視線を上げれば]
ああ、メルヤか。
[いつも通りの光を取り戻しつつ、声をかけた。……あの部屋だったのかな。現場は見てなくとも、なんとなくは察せられて。(そもそも、遠目で俺を見つけたら、こいつならもうちょっと面白い反応を早くしてるはずだ)]
偶然……偶然、ではあるね。 なんだい、化け物にでも出くわしたみたいな反応してさ
[軽口はやけに皮肉めいた。常なら面白がってもう二言三言かけるところなのに、そこでもう口を閉ざして。視線だけが、彼を捉えていた。口元は口角を上げてるつもりだったけど――――ちゃんと、あげられてる?
思考は、完全にどこかにとられてしまっていた]
(79) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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[触れた掌は少し冷たくて それを暖めるように触れても マッチ売りの少女の凍える掌のように なすすべはもはや、ないように思えて]
( ――いかないで )
[ 零れ落ちる碧玉は、 彼女のいたみや悲しみを代わりに あらわしているようでした。]
うん、大丈夫。
[ いつも誰にでも優しくて 気丈に振舞うようにみえるケイトリンさん。 人形のように綺麗なひと。 何かを不安に思っていたり、 辛かったり、しないだろうか。 ]
(80) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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( ――……いかないで、 )
[ それを言えないから、 縋ってしまえばきっと、お互いに辛いだけだから わたしはわたしから、彼女から離れる。 ]
――また、……
[本を読もうね、とすら、言えなかった*]
(81) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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― 廊下 ―
[てんてんと続く血の痕は 途絶えてしまっているようだった。 視線を落として歩き続けていると、 小さく欠伸を零す背中に ぶつかったかもしれない。>>39]
……っふ、 おはようございます。
[見上げた先に、痛んだ白い髪は見えただろうか。*]
(82) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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[──廊下を歩けば、ナースや医師の顔が少しばかり硬い。 こういう日はだいたい、病が悪化した誰かが“どこか”へ行ってしまった日だと知っている。
知っている誰かなのか知らない誰かなのか、そこまで知ることはできないけれど。]
[どこかに行ってしまっただろう記憶を補おうと図書室に向かう。 その途中で悲しげな顔をしたヒナコと、図書室で時折見かける少女が何事か話し込んでいるのが見えた。
──きっと、彼女らの知り合いがいなくなったのだろう。 そんな気がする。
悲しげな顔をした少女達をそっと迂回して、図書室から本を2、3冊持ち出して中庭へ向かった。]
(83) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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……――。 [彼の心に、さざ波が押し寄せるような感覚が陥った。 伊達に。長い付き合いではない。無遠慮に踏み込まれることも、多々あった。]
トレイル
[固い声。呼び掛けた意味は、彼にも不鮮明だ。 ――…喪われていく。欠けていく。
直視して刻みつけて置くのが、記憶に留めて置きたいと思ったのを、話したことはあっただろうか。話したとして、忘れただろうか。]
化け物なんて、生易しいよ。 ……君こそ珍しく先生に用?
じゃあね。
違和感と言うには、大きな差異を、彼は見逃さない。残酷な現実でも、優しい虚実を振り払い、心に芯を定める。 今更のことに。狼狽した理由が彼自身、わからない。 素っ気無い振りをして、辞去する。その横を通り際に>>79の横を通る。]
(84) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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[いつもの場所を目指して中庭に降りようとしていると、ちょうど黒羽の青年と鉢合わせた。 名前はどうにも思い出せないが、時折見かけたことくらいは覚えている。]
──おや、おはよう。
[向こうにいるタルトに声を掛けているのは見て取れたが、そのまま横を通り過ぎるのも悪い。 儀礼的に声を掛けた。]
(85) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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(――…ナナオとユリが”連れて行かれた”)
[その呟きだけを残して、廊下の奥へと去る。 後で話がある、とは何故か声が出なかった。
果たされないかもしれない約束を、口にしたくなかったのだ。*]
(86) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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/* あっーヒナコちゃんとロールで激突するところだった 書きかけはあとでリサイクルしよう
(-29) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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――”また”ね。
とも、口に出せない。
さようなら。 君のことだけは、上手く仕舞い込めなかった。
近づきすぎた。それも、忘れるね。
(あの人が父のような人なら、 君は僕にとって、兄のようなひとだった。
なんて、口にはしないけど――。)
別れが、寂しい。 その顔を見たくなかった。
(-30) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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[つらいことも かなしいことも
私の表情は何も感じていない様に押し込める事が出来る 今は、その表情が有り難い]
大丈夫なら良かったわ とはいえ、無理だけはしないで。
身体だけでなくこころも、傷ついたら放っておくと 死んじゃう、から
[さようならすら、私は言わない>>81 またねとは、絶対言えない
温かな明かりは灯らない マッチの幻すら見えない
嗚呼きっと、私の向かう先には絶望が待っている*]
(87) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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>>77 >>78 じゃあじゃあ! お空飛べるようになったら連れてって?
空からセンセーやみんなにここだよーって私叫んで手を振る係するね!
「そしたらみんながすごーいと言って見てくれそうで、なんだか嬉しい。 ポフポフと撫でられてぎゅっとお腹に抱きつくと、見上げて笑った]
うん!お姉ちゃんに読んでもらうー
私の分の画用紙も頂戴ね!
[ゆっくりと立ち上がり、移動しようとするのを見ればパッとベンチから降りてついていこうと袖を掴んだ。]
えへへ…お魚は苦手だからいいのー!
唐揚げ唐揚げ♪たまごやきー♪ [鼻歌をしながらとことことことこついていく]
(88) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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――――…喪失は、恐怖だ。
嗚呼。こんな時に、僕は思い知る。 喪われる痛みを、傷みとして。 それでも、耐えられてきたのは――。
(僕は、本当は。)
(-31) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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タルトは、オスカー>>85に気づき手を振っておはようと挨拶を返しました。
2015/06/09(Tue) 21時半頃
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[鉢合わせた姿>>85に、一度小さく瞬いた。 誰なのかは当然分かるが、 自分が最後に彼を見かけた時よりその姿は更に若い]
おはよう、オスカー爺ちゃん。 また本読みに降りて来たのか?
[彼が自分のことを覚えているか否か、分からないが。 男はどんなときでも、出来るだけいつも通りに声を掛ける]
今、タルトと、 皆でピクニックでもしないかって話してたんだ。 爺ちゃんも一緒にどうかな。
[読書の心算なら、騒がしくしちゃうかもしれないけど、と。 付け足しながらのんびりと笑う]
(89) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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……ちょっと調子悪くてね。
[ちょっと、に重点を置いて答える返事は、誤魔化し以外のなにものでもなかった。いつもならもう少し呼び止めてからかったりするところを――――止めなかったのも、勘付かれたかもしれない。
去り際のセリフに、反射的に振り返ったのはその直後だった。]
――――……嘘、だ
[欠けた記憶は、何も言わない。]
そんな訳……ないよ。 何かの勘違いじゃ、ないかい。
[彼が冗談など、いうたちでないことなど知っていた。]
(90) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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なぁ、そうだろ……!?
[去って行く後ろ姿に声をかければ――果たして止まってくれたかどうか、声は間に合ったか、どうか。彼の固さには、気づけない。そんなことより
俺はこんな時でも、自分の方が大事だったわけだ。去った二人の顔より先に、失った記憶に意識がいったのだから。俺にとって、少し前の――昨日の記憶を引きづり出す。
大丈夫だと笑った彼女の顔は、消えていない。]
(91) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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ははは、それは楽しそうだ。 きっと皆、笑って手を振り返してくれるよ。
…ん、もし飛べるようになったらな。連れてく。
[そんな夢みたいな楽しげな光景を思い浮かべながら、 見上げる少女に笑みを返す]
お、タルトも何か描くか? それなら早く準備はじめないと、大忙しだな。
[袖を掴まれれば、 歩く速度を相手に合わせてゆっくりにしつつ。 魚を克服しようとする気のない様子も、 楽しそうな鼻歌を聞けば、まあ今日は良いかと思ってしまう]
(92) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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あああああああっっ!!!! うああああああああああ!!!!
……っ。
[――眼が、覚めた。
目覚まし時計は、じぶんの喉から出てくる叫び声。
良かった――。 まだ、生きてた。 微かに残る意識の最中、あたしは生き汚くそう思った。
知らない間に息が切れていて――喉から下は痛い痛い苦しい辛いと訴えてくる。]
……はぁ、すぅ、はぁ。
[ゆっくりと――まずは息を整えよう。 ――記憶に残るリズムに合わせて。 そう、あの人が刻んでくれた――。]
(+1) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[青年が人気のない廊下に再び立ち尽くすことになる少し前。 メルヤの顔は常と変わらぬ澄まし顔で。>>41 それはこの場所から欠け落ちた空白を知らぬ故なのか、それとも繕っているだけであるのか青年には分からない。
手元に包帯が放られたなら手を伸ばして受け取って]
ヒドイ目に遭った礼がコレじゃあ割に合わねーって。
[口を尖らせて文句をくれてやった。 爪へ鳶色の視線が向いていたなら気まずく頬を掻いたりなどするけれど、大事にすると言いはしない。
ただ、手元に残る包帯を握り込んで、去り行く背中を見送り――]
(93) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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――――……メルヤ、
[名前を呼んだ。 青年自身、何故呼び止めようとしたのか分からないまま。 その後の二の句も告げず、開いた口から声を出さないうちに包帯纏う後ろ姿は遠く。遠くへ行ってしまう。
何故、呼び止めたのか。 声も届かないほど距離が離れてしまったとき、気が付く。
……別れ際、"また"の言葉が告げられなかったことに。]
(94) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[…追いかけることは出来なかった。
只の偶然だったのかもしれない。まだ朝は早いから。 寝惚けていた可能性だってある。
そうやって幾つも幾つも"理由"を考えて、やめた。 お早うでもこんにちはでもこんばんはでもない彼の挨拶。 青年の記憶に残る限り、メルヤは。 その挨拶を欠かしたことなんてなかったのだから。
青年の思考の糸は絡まって踊る。されど、解けはしないまま。*]
(95) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[欠伸混じりの息を吐いたものの。 さりとて、歩み出すことも出来ないまま佇んでいただろうか。 不意に背に伝わる軽い衝撃を受けて>>82、漸く我に返る。
包帯を適当に服の中に放り込めば、青年は体を少女へと向けて]
よォ。 こんなに早くから散歩…なワケねぇか。
[言い淀む。見下ろした少女>>82が、歌唄いの少女と親しくしていたのは知っていた。 泣いていたのか、目元が腫れているようにも見えて。 …それでも、"連れて行かれてしまった"話題を青年の方から持ち出すことは憚られたから]
……大丈夫…、じゃあねえだろうから、さ。 泣きたかったら、泣いとけよ。
[なんて。少女がまだ"知らない"のならきっと意味のわからないだろうことを振り向いた体でなだらかな髪の上から呟き落とした。*]
(96) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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シーシャは、ヒナコをじっと見下ろした。
2015/06/09(Tue) 22時頃
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(何がちょっとだ、人のこと言えないけどさ。何がちょっとだ。) [>>90に、彼は何故か苛立ちを憶えた。何故かはやはりわからない。重々しい口振りに勘付いてないとしたら、甘くみられたものだと思う。 彼自身が見ないようにしているものが、見える。
何時の間にか。彼の隣にはピエロの男が佇んでいた。
『スマイルー♪ スマイルー♪』
今だけ黙ってて欲しいなどと思ったが、幻覚の相手をしないように努める。 呼び掛けに、振り返る。真っ直ぐに鳶色の双眸を、ぶつけた。]
――――……ヒナコと、いま、先生から聞いた。 間違いないよ。
こんな冗談、嘘でも口にしたくない。
(97) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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/* >>96 にほんごがおかしい 僕は私は。 ロールの日本語が。が。
(-32) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[一旦、立ち止まる。 >>91を見る目は、常ならず穏やかじゃない。]
……トレイル。 ”ここ”で話すことじゃないよ。君らしくもない。
[躊躇うように一拍置く。 どう声を掛けるべきか、逡巡する。]
君”らしく”ない。 落ちつきなよ。普段通りに、タルト達にどう話すかとか考えててよ。
……もし。詳しいこと聞きたかったら、昼ぐらいに部屋に居てよ。
[辛辣なようで、取り乱している>>91を叱咤しているつもりだった。 喪失は恐怖だ。互いにとって意味合いは違うけれども。
今度こそ踵を返し、医務室から少しでも離れようと足早に廊下を去る。 彼が何か声を掛けたとしたら、振り向いて頷く程度だったろう。*]
(98) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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"何らかの突然変異を引き起こしている――?"
"まるで――、化け物じゃないか。"
[遠い記憶に、そんな言葉を話す誰かの姿がある。]
……っ。
[誰のことか? あたしは目覚めて、同じことを思ったよ――。 あたしのことだ。 まるで化け物みたいじゃないか――ってさ。]
(+2) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/09(Tue) 22時頃
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[黒い瞳が瞬く様子>>89を見て、彼とはしばらく会っていないのだろうと憶測する。 そして、“爺ちゃん”と呼ばれるからにはある程度話したことがあるのだろうと言うことも。]
あぁ、どこかに行ってしまった記憶にテコ入れでもしてやろうと思ってね。 私が今まで消えないでいられるのも、昔蓄えた知識のおかげだろうし。
[答えて、ちょっと抱えた本を揺らしてみせる。
逃げだしてしまう記憶が知識と同じものなのかは判らない。 それでも、何度も貸し出し記録のある本の内容を全く覚えていないことがよくあるのだから、ある程度は歯止めになっていると思っていいのだろうとオスカーは思っている。]
(99) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[息を整えるのに、力を使う。 時間をかけて――そう、ゆっくりと。 落ち着くんだ、あたしの身体。
――微かに、動けた。 そうだ。 さっき、声も出せていたじゃないか――。 ゆっくりと、そろりと腕を動かして――。]
(+3) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[あいさつをしてくれるタルトの楽しそうなようすには微笑んで返して。 ピクニックの話>>89を聞けば、たちまち悪戯っぽい笑みを浮かべる。]
やぁ、ピクニックとは素敵だ。
[ひょいと片眉を上げて、本を投げ出すしぐさをしてみせる。 そして、ちょっと背伸びをして、耳打ちするように囁く。]
──皆してこっそり逃避行としゃれ込むかい? 後で折檻部屋にくくりつけられて、皆で泣いて謝るまでが遠足、ってやつだよ。
[そんなことを言ってくすくすと笑った。]
(100) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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/*その逃避行は洒落にならない上に脱落者が出る上に、最後に残るのがメルやんぽいので却下!!
(-33) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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ヒナコは、キルロイさんの絵を、思い出していた。
2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[ ケイトリンさんの体がまだ強張らず メルヤさんの鱗がまだ少なかった頃の 病院の皆が元気にわらう絵は――。 なんだか、いまはとても遠いものに思えた。*]
(101) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[見上げた先にその人の姿があったから、 驚いて、それからぎゅっと唇を噛んで、 頬をむりやり持ち上げた。] や、やあ! 元気…………うん。
[嘘は長続きしない。 赤くなった目元は、見えてなければいいなって そう思ったけれど、シーシャさんは言いよどむ。 うまく誤魔化せなかったみたい。
続く言葉にびっくりして 目を見開いて 塗りたくった「大丈夫」の壁がぼろぼろはがれる]
…………っ
[だめだなぁ、と内心で嘆いたってこころは止まらない たまらず、振り返ったシーシャさんの 懐に頭を押し付けた。]
(102) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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オスカーは、キルロイは、木にくくりつけられて泣いたことはあるかい?
2015/06/09(Tue) 22時半頃
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ごめ、なさ、
[ぐずぐず泣いて泣いて、 ナナちゃんが行っちゃった、だとか、 先生なんて、とか、 そんなことを、うわごとのように言って]
シーシャさんだって……、 大丈夫じゃ、ない、……よっ 指…………。
[ふとした折に血のにおいと、痛々しい指先に気づいて わたしは、心配げに彼をみあげた*]
(103) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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―食堂―
[ヒナコと別れ、...は食堂へゆっくりと歩みを進める 今日の朝食はヨーグルトとシリアルらしい、が ――スプーンを手に取ろうとするも僅か指先震えを感じる]
(ああ、もうこんなに)
[少し眉を顰め、緩慢な動作でスプーンを口に運んで咀嚼する
ころん ころり
転がるセレスタイト 噛みしめるように、味わう様に 咥内に取り入れる、食物]
(104) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[健康診断が怖い 連れて行かれたナナオ、その事を知った時 嗚呼次は私の番だと漠然と思った 怖いわ、こわい
やくそくまもれないのが、こわいの
食堂には人もなく、清閑としていて 時々食器と接触して鳴る、スプーンの音が響いている*]
(105) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[――なんだ、これ。
あたしの腕があった所には、代わりに別のナニカが生えていた。
それは文字通りに毒々しい――紫色の腕のような何か。 前から、指先は紫色だったけれど――それが腕まで広がったらしい。
あたしはそれを見て――笑うしかなかった。 あはは。冗談きついよ。 レベルでも上がっちゃったの? ――なんて、現実には唇の端が微かにピクリと動いただけだけど。]
(+4) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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/* あああああヒナコちゃん…かなしい… ごめんね抉るようなこと言って!
(-34) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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/* >>+4 ナ、ナナナナナナナオちゃん!??!?
(-35) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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メルヤは、ケイトのことがふと過ぎったのは、診断を終えた後だからだろうか。
2015/06/09(Tue) 22時半頃
ケイトは、メルヤの診断結果はどうだったのかしらね、と小さく呟いた
2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[冷たい。一瞬、息がつまって。自らが何を問うとしていたかに、気づく。喉になにか嫌なものが絡んだみたいに、声が出なくなる。
ああそう言われたら何も言えないじゃないか。刺された釘に対して無言。でもそれは肯定じゃなくて――――意図的不理解、というところだろうか。
今深く考えたら、どうにかなってしまいそうだった。]
…………ああ。
[何に対しての返事だったか。息を漏らすように呟けば、もう呼び止めることはなく。今度こそ、医務室のドアを、重い手をあげてノックした*]
(106) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[オスカーの病気について詳しくは知らないし、 そもそも解明もされていないのだろうけれど。 当人が言う言葉>>99には、酷く重みが感じられた]
そうか、それなら今は本を読むのが仕事だな。 消えられたら困るから、確り読んでくれ。
[軽い口調ながらも、真面目な顔でうんうんと頷く。 少しでも病気が食い止まるのならば、 それはとても良いことだ]
(107) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[ただ、本を投げ出す仕草の彼>>100を、 咎めることは勿論しない。 本から得る知識だけではなく、新しく作る思い出だって、 きっと彼の存在を繋ぎ止める糧にはなるだろうと。
耳打ちのように囁かれた言葉には、 同じく楽しそうに些か普段より子供っぽい笑みを浮かべた]
爺ちゃん、なかなかハードな遠足だな。 折檻部屋なんておっかないや。
……だけど。 皆で一緒ならそれはそれで楽しいかもしれない。
[木に括られた経験は、流石にないなぁと肩を揺らす。 祖父母は御多分に漏れず、孫の彼には甘かった]
(108) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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……………。
[それから、僅かな空白。 何かを考えるような短い間。 一度澄んだ青い空を見上げて、再び眼前の彼へ笑った]
逃避行するならさ、絶対一緒が良い人がいるんだ。
[勿論そんなことは、叶わない夢だって知っている]
だから声を掛けて来るよ。皆にな。 まあ、まず先に弁当の確保だな、うん…。
[そう言って小さく頭を下げて、男はゆっくりと歩き出す*]
(109) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[>>106かすかな、返答とも溜め息ともならぬものは、耳聡く彼は聴いていた。 深入りはしない。いつも踏み込んで来るのはあちら側。 勝手にこちらが言い捨てたことだ。昼に部屋にいなくとも、気にはしない。
彼自身見て見ない振り。]
[廊下を通り、食堂へと向かおうとした。彼には目的があった。 中庭を見つめる。
そこにはキルロイとオスカーとタルトが、和やかそうに談笑をしていた。 気づいているのか、いないのかは不明だが、どこか遠い風景のように思えたのは、何故だろう。]
……。
[誰かと目線があったなら、ややぎこちない笑顔で手を振ったことだろう。*]
(110) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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―医務室―
[久しぶり――でもないけれど。昨日ぶりに訪れたその場所は、やっぱり気分が悪かった。それに加え……隅で横たわっていたナナオの姿が思い出されて
本当に気が触れてしまいそうなぐらいだったけれど]
……せんせ。
[何か、片づけをしていたのだろうか。こちらに背を向けている医者に声をかける。君からくるなんて珍しいね、なんて振り返りながらこちらを見た顔は、(気持ち悪いと思うぐらい)笑顔だった。]
広がっちゃってね。 包帯もう少し欲しいなって…………うん、いいよ面倒でも。それぐらい、どうってことないさ。
[背をなぞる先生の手が、いつにも増して不気味に感じた。きれいだね、と言われれば、どーも、と返すけれども――――綺麗だから、何になるのだろう。]
(111) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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あとさ、せんせ。 …………記憶の落ち方って、さ
[なんでもない風を装って。呟いた言葉に、背中を診ていた指が止まる。……寒気すら、感じた。なんだ、これ。なにこれ。]
なんでもないよ
[誤魔化すように、そう吐き捨てれば。ならいいんだ、と柔らかい声色が耳に伝わった。――――一刻も早く、この部屋から、出たかった。胸にまで広がった包帯の礼を述べれば、足早に医務室を後にする。
先生の目は、笑ってなかった。一度も*]
(112) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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/* 雑いやばい泣きそう。 リアルの馬鹿やろう。
(-36) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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[中庭に目を向けていると、こちらに歩き出す>>109の姿。 オスカーとタルトが居たならば、おはよう、と挨拶ぐらいしただろう。]
キルロイ、おはよう。 天気が良いね。
…僕は食堂に行くつもりだけど、君はどこいくんだい?
[普段通りの笑顔と声で、彼に話しかけた。 元より覚悟は出来ている。だから、今日も普段通り。
普段と違うのは、誰に対しても”また”と言わないことだけだ。]
(113) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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[あたしをも殺す毒に、必死に耐えようとして――。
いきようとして――。 ――にんげんをやめそうになっている?
なんだか、そんな気がした――。]
あ…あああ。 ああ……。 お…え…い…う…。
[また、意識が遠退きそうだ――。
――化け物――。 どこからか聴こえる声――。 せんせーの声? ……それが、トレイルの声に聴こえる気がして――。
悪夢の開幕だった。]
(+5) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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>>100 ひゃ… 折檻!!?……ってなあに??
[ニュアンスや話の流れから言ってお仕置きか何かの類いだろうか…]
泣いて謝るまでが… あうあう…
でもふーんだいいもん!
怒られるときはみんな一緒だもん!
それにそのときは……ビューンってお空から逃げてくし…ね? [キルロイの後ろで顔を覗かせながらオスカーをちらちら見る。]
(114) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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|
[歩き出して程なく、よく知った声>>113がかけられる]
おはよう、メルヤ。 ……何とは言わないが、大丈夫か?
[この時の男の言葉に、他意はない。 メルヤの言動はきちんといつも通りだった、と思う。 未だ何も知らないままの男は、 昨日悪酔いしていた彼の身を案じる意味で問いかけた]
本当、良い天気だよな。 俺も食堂に行く心算なんだよ。 日差しも気持ち良いし、 ピクニックしようかって話になってな。
おっちゃんに弁当強請りに行くところ。
[メルヤは食事か?と首を傾げつつ。 拒まれなければ、共に行こうとするだろう]
(115) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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[自分の後ろに隠れてしまったタルト>>114に苦笑しつつ]
お、おう。 その時までには、びゅーんと空を飛べるようにだな…。
………すまん、タルト。 流石にちょっと間に合いそうにないから、 諦めて一緒に怒られてくれ。 大丈夫、俺も共犯だ。
(116) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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キルロイ。
[僅かな逡巡は、数拍。少しだけ>>115廊下の方に手招きする。]
…その様子じゃ、まだ知らないんだね? ナナオと、ユリが”連れて行かれた”
ユリは、よく図書館に居た子なんだけど…
[続く言葉を、選ぶように。黒瞳を静かに見つめる。 息を吐いた。本気の本音は、トレイル辺りにいつも通り押し付けようと思ったのだが、そうも行かない様子だ。]
……誰かが、タルトに話さないといけない。 ヒナコにそんなことさせられない、から。
[伺う視線の先に、オスカーを見る。 老年の精神を持つ彼がいるなら、まだ、自分だけでも上手く伝えられるか、と逡巡する。]
僕にも弁当…出来ればサンドイッチみたいなのがいいな。 あと、バナナ。一房おっちゃんから貰ってきてくれない?
(117) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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[明らかに無理をしているようだ。と。>>102 鈍い青年にも分かるほど、その"笑顔"は痛ましかった。 …青年が、咄嗟に何も言葉が浮かばなくなるくらい。]
…どう見たって元気にゃ見えねぇよ。
[漸く低く出せた言葉すら、それだけ。 ――この時ばかりは言葉下手な自分を恨んだ。 もっと他の誰かだったら…例えば"私"だったら、上手く慰めてやれるのかななんて、一瞬、過ぎって。 …直ぐに、気付かなかった振りをした。]
泣けるときに泣かねえと、 …そのうち、泣きたくても泣けなくなっちまう。 ――だから、大丈夫じゃねぇならよ。
[胸に当たる頭をゆっくり、ゆっくりと撫でて、泣き続ける少女の邪魔にはならないよう、膝を落とす。]
(118) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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[頭一つ分ほど離れた位置まで屈めば、少女の背中へ腕を回してぽんぽんと摩った。 顔を近付ければ、青年の顔は少女の目に触れずに済むか。 ――…きっと今、泣かないまでも青年もひどい顔をしている。]
思いッ切り泣いて、泣いて海が出来るくらい泣きな。 そうすれば、自分だけは失くさないでいられるから、さ。
[ナナちゃん。先生。少女の口から溢れる言葉のひとつひとつ。 もしかしたら、あの扉>>35を開けたのもこの少女だったのではないかとちらり、思う。 そうだとしたら、あまりに。"かなしい"。]
謝らなくていいから気の済むまで――、
[と、口先に出しかけた声を引っ込める。 どこかで赤色が目を引いたのか、どうやら、何時かのように>>0:245心配されているようだった。]
(119) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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…あァ。大丈夫だって。気にスンナ。もう痛くねぇから。 包帯だって持ってるし。
[使う気はないケド。とは言わず。 青年を見上げる瞳からふいと視線を逸らして立ち上がった。*]
(120) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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/* お返事遅くてごめんよ…ごめんよ…(震え
(-37) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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──ふふ、昔はよく母親に折檻されたものさ。 [悪さも折檻も内容自体はさっぱり覚えていないのに、ひどいことをやらかして折檻されたという結果だけは覚えているものだ。
おっかないなんていう男の答え>>108におやおやと肩をすくめて、私は悪ガキだったからねなんて悪さ自慢をしてみせた。]
[少しだけ間の開いた言葉の間>>109、ちらりと泳ぐ視線に浮かぶのは、叶わぬ望みへの諦念なのか憧憬なのか。
多かれ少なかれ、ここにいる患者達は、ここから出ることなど叶わぬだろうと知っているのだ。]
(121) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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そうだね、皆してこっそり脱出してしまおう。
[冗談半分にそう言って。]
ふふ、折檻はね。 怖ーいナースに布団でぐるぐる巻きにされたり、あまつさえ木に吊されたりしてしまうことだよ。 怖いだろう?
[小さく声を上げるタルト>>114には、大まじめにそんなことを言う。 怖いぞー、なんて手をわしゃわしゃさせてからかった。]
(122) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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[それからキルロイの>>109一緒がいい人、の言葉に相好を崩す。]
──いい人がいるなら、そうだな。 手に手を取って駆け落ちするのもいいかも知れないね。 じじいが応援してあげよう。 誘っておいで誘っておいで。
[叶わぬと判っていながらも、そんなことを言ってけしかけて。 目を上げるとこちらに手を振ってくるメルヤがいた>>110から、手を挙げて応えたことだろう。
場を辞するキルロイにはしっかりやれよなんて背中を叩くふりをして、歩き出す彼を見送った*]
(123) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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…………?
[手招き>>117されて、素直に従った。 ただ、何故か一瞬、行きたくないと思ってしまった。 漠然と感じた不安の一部が、 現実だと思い知ってしまいそうで]
――――――…っ、は…。え…?
[果たして告げられた事実に、息が止まるかと思った。 衝撃は、名を出された人物が予想外であった分、大きく。 隔離病棟へ移された当人たちへの安否と同時に、 真っ先に思い至ったのはタルトのことだ。
間を置かず、顔は動かさず視線だけが、 少し離れた場所に居る少女へ向く。 同刻、メルヤからの誰かが伝えなければという声が届く]
(124) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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/* ああ翅を拾いそびれてしまった…! なんたる不覚…!シーシャのおバカ…
(-38) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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俺……、
[自分でも顔色が悪くなっているのを感じた。
――ナナオにまた本を読んでもらえば良い、なんて。 無邪気な少女に、なんて残酷なことを言ってしまったのか。 吐いてしまった言葉は、もう戻らない。 タルトが嬉しそうにしていたから尚更、胸が苦しい]
………あの、俺、…
[自分も責任を持って伝えなくてはと思うのだが。 ただ、今の状態では、どう考えても上手くできそうにない。 どうしようという思いばかりが廻って立ち尽くしていると、 メルヤからの助け舟のような言葉。
…情けない。 少し安堵してしまった自分が、本当に情けない]
(125) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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ごめん……。 こっちはお願いした方が、よさそうだ。
お弁当とバナナ、貰ってくるよ。
[青い顔のまま、力なくだがそれでも笑って]
ごめんなさい…。お願いします。
[離れた場所に居る二人からは不自然に見えないよう気を付けつつ、静かに頭を下げた]
(126) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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[>>124見る見る内に青ざめていくのが、わかる。 キルロイに、その役目を押し付けようとは思わなかった。
なるだけ、タルトの発作を引き起こさないように、上手に言う。 頭の中でトレイルが以前、幼い子に言い聞かせていた時のことを思い起こそうとして――
その時、大体、彼自身は他のことに追われていることが多かったのを思い出す。]
役割分担、ってね。 キルロイ、君は君の、気に掛ける人に掛けてあげて。
[激励のようにそっと肩に触れる。 両手とも鱗が突出してしまったため、傷つけないように柔らかく。]
(127) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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バナナも、忘れないでね。
[心の中で、謝罪する。 おそらく近い内に、自分も連れて行かれることを確信していた。
彼がいなくなっても、誰も傷付かないよう。振る舞ってきた、つもりだった。彼自身は。]
[キルロイが食堂に向かったかどうか。わからないがもう一度。 励ますように、そっと。肩を叩き。
中庭のオスカーとタルトの方へと足を向けた*]
(128) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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>>115そうー!お弁当を強請りにいくところなの!えっへん
[キルお兄の後に続いて繰り返す。 しかし>>116で間に合わない一緒に怒られてと言われれば「えー!」となりながら頬を膨らましながら不満そう。]
仕方ない。みんなで怒られるかあ。
?? [>>117>>124二人が何か話してるのまではわかるものの会話までは聞こえず不思議がる。]
(129) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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タルト、おはよう。
ちょっとおいで。オスカーさんと一緒にキルロイ待ってる間に…僕とお話しようか?
[手招きをしながら、オスカーの元へと歩み寄る。 意味深な視線を、彼はオスカーへと投げた。彼は今勘付いたが、オスカーの背がまた縮んでいるようだ。]
オスカーさん、僕、メルヤだけどわかる?
[まずは、世間話をしつつタルトの方へも、何気ない話を投げてみた。]
タルト。絵本呼んで貰ってたのかい? [昨日、彼が選んでトレイルに渡した絵本を、見つける。 顔が、強張りそうなのを総動員して宥めた。
医者の顔を浮かべて、人の良さそうな愛想笑いを浮かべる。少しでも、タルトが安心出来るようにという配慮だった。]
(130) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[メルヤとキルロイが話している間オスカーお兄しゃんと話している。] ぐ…ぐるぐるまきに? 木に吊されてひゃあああああー! [ワシャワシャ頭をされればびっくりして、あたふたと手で頭を護ろうとする。]
んもう〜!こわいいー!
(131) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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/*本体が逃走しようとしている!!
何でこいつ喋ろうとするんや…いいやん…待ってるのも幸せやん…メルやん…
(-39) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[メルヤが歩いて行こうとする青年を呼び止める>>113。 昨日とは違い、どことなく暗い雰囲気や秘密めいた手招き>>117に感じるのはあまりよくない予感。
そのまま話し込む彼らを見遣り、ちらちらとこちらに向けられる視線に、行き違ったスタッフ達の表情と同じものを見て取って。]
──ねえ、タルト。 タルトは仲のよかった子とか、いるのかい?
[彼女の頭の上に持って行った手を止めて、聞いてみた。]
(132) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[この施設に入って五年経った。 誰かが急にいなくなることは、珍しいことではない。 それでも慣れることなんて、絶対にない。
ゆりは浴衣を着ていた女の子だったか。 病院内でも和服は珍しく、華やかで目を引いていた。 少し幼い印象があったのが、 病気の為だとは知らなかったけれど。
ナナオは最初は元気で勝気な印象だったが、 その実はとても思いやりのある少女だった。 彼女の歌の旋律は、何処か優しく柔らかく。 幼いタルトが懐いていたのが、その何よりの証拠だろう。
籠りがちだった自分は、 最近は二人の姿をあまり見かけてはいなかったけれど。 そんなに具合が悪くなっていたのか。 …知らなかった。知らなかった、何も。 時間は巻き戻ることは無い]
(133) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[そして、誰かが連れて行かれたという事実に直面し。
急にとても怖くなった。 自分を忘れないでいてと儚く告げた東雲色を想い。 今の話の流れでは、 彼女はまだ此方に居るのだろうが、それでも]
――――…分かった、行ってくる。
[メルヤを見つめ返す眼差しは、感謝を込めて。 彼の心の内の謝罪に気づくことは無く。 肩に触れた彼の手は、とても温かく感じた。 少し無理やりだったが、 にこりと今度は幾分かマシな笑みを作って見せて。
ちらとオスカーとタルトを一度仰ぎ見て、 食堂へと歩き出した]
(134) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[ワシャワシャされた髪を直しながらオスカーと話していると>>130呼ばれてメル兄やんの方を振り向いた。]
??
お話?タルトに?わーいするする。
[いつの間にかキルロイはどこかへ行ってしまったようだ。でも事情を知らないタルトには気になることでもなくすぐに帰ってくるとかそんな風に思っていたり。]
絵本ー? ううん〜 これはななお姉しゃんが読んでくれるの〜
昨日約束したの いつかなあいつかなあ
[笑顔に笑顔で応えた]
(135) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[「泣けるときに泣かねえと、」 そういうシーシャさんの気遣いを感じながら、 ぽん、ぽん、と撫でられるままに、彼の胸に縋る。]
(ごめんなさい)
[ 弱いから、誰かにこうして頼ってばかり。 背に回された腕に、目を見開いて びっくりしたけれど その暖かさにまた涙が溢れて シーシャさんの背に縋るように手を伸ばした。
いなくなってしまったナナちゃんの事を思えば やっぱり、胸の穴は塞がらなくて それでも「泣いて海が出来るくらい泣きな」と 言ってくれるひとの優しさに、少しだけほっとする]
(136) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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自分だけは、失くさないでいられる……? [ (シーシャさんは?) その一言に、内側に違う誰かを持つ彼の事を、思った。]
[血のにおい。 手の傷を見れば、昨日より酷い。 見上げたシーシャさんは、わたしから目をそらした。]
…………。 だめ、だよ。大丈夫じゃないよ。
[わたしは涙を強引に拭うと、 シーシャさんの手首を掴んで、ぶんと首を横に振った]
……せめて洗ってください。 ばい菌が入ったら、だめ、だから。
[そういうと、わたしは彼の袖を引いて、 手洗い場のあるところまでついてきてもらおうとする]
(137) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[──彼女はどう答えたか。
彼女を見つめるうち、硬い顔をしたメルヤが近寄ってくる>>130。]
メルヤもおはよう──だいたい判るけれど……もしかして?
[うなずきながら朝の挨拶を返し、記憶に問題はないと示す。 そして途中からは声を潜め、視線でちらりタルトを指して問う。
──“彼女の知り合いが?”]
(138) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[食堂までの道中、廊下を見渡しながら進んでいた。 彼女の姿が、何処かにないだろうかと。 お願いだから無事な姿を見せて欲しいと、祈るように。 荷物を引く、無機質な車輪の音だけが虚しく鳴る。
見つかるまで、何時までだって探す心算だった。 だから丁度その目的地で彼女の姿を見つけた時、 何かよく分からない感情で胸が一杯になってしまって]
――――…ケイトリン!
[他に誰も居ない食堂内、声は妙に良く響く。 夢や幻ではないと、その存在を確かめるように、 じっと彼女を見つめながら静かに歩み寄って行き。
近くまでやってくれば足を止めて、 泣き出しそうな情けない顔で、笑った*]
(139) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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>>132 …!。 [突然の話題に驚いて息を詰まらせる。]
仲良い…こ?
[病院と違ってここに来る前の研究施設では自分と同じくらいの子供も何人もいた。遊んだり学んだり自然に仲良くなった子が二人いた。
しかし一人は突然いなくなり、もう一人は閉鎖された際に離れてしまい今はもう何をしているかわからない。]
んー。仲良い子いたよ。
今は何してるかわかんない。
(140) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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/* ところで、シーシャの頭に生えてる角ってイメージ的には悪魔の角で、少しずつ自我が病気の悪魔に乗っ取られるって病気のつもりだったんだけど。 何故か"私"のほうが悪い人の感じじゃなくなってしまった。
(-40) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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……。
[>>138の視線には、無言で頷く。 明日も明後日もしあさっても。会える日が来ない。
誰かがタルトに、その真実を告げないとこの子はずっと待ち続けるだろう。 かつての彼自身がそうであったように、ずっとずっと待ち続ける。 誰かが伝えなければ、ならなかった。 約束があるならば、なおのこと。
――”彼女が待ってる、ナナおねえちゃんともうひとりが”
そう、小声で応えた。]
(141) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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タルト、そっか。
[幼気な笑顔。 まだ、この病院の醜悪さを知らないような。 非情な現実を知らないような、幼子に彼は笑顔を保つのが精一杯だった。
息を呑む。蜃気楼のような影がタルトの横に浮かぶ。浮かんだのは、同じ年頃の男の子。 その隣には気遣うような、薔薇の香りがする女性。白い影でしかない、幻だが判別がつく。
彼はタルトと目線を合わせるべく、屈み込んだ。鳶色の双眸が、細められる。]
その絵本は、そうだね。 ヒナコおねえちゃんに読んで貰うといいよ。
(142) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[息を吸う。言葉を選ぶ。 頭の中を捲るように、捲るようにして。
タルトの頭を、そっと壊れ物のように撫でながら。]
ナナオはね、もうここには帰って来ないんだ。 僕は、それを、タルトに教えに来たんだよ。
[どんな顔をしても、タルトは傷付くだろう。 悲しい笑顔を浮かべながら、彼は思う。悲しませない術なんて、無い。
伝えないという選択肢は、現実に待ち人がいた彼には無かった。*]
(143) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[からから、と鳴る音がする>>139 荷物を引く音。数か月前はよく聞いていた貴方の奏でる音 車輪が紡ぐその調べに、...はようやく摂りおえた食事のスプーンを置いて 振り向いて]
……キルロイ
[嗚呼、貴方の呼ぶ声に泣きそう どうしよう。私の病状もう大分進行してるの 診断があるの、午後からあるの こわいの、こわいの――離れたくないの]
キルロイ
[もう一度呼ぶ、貴方の名前 紡ぐ唇震えて、とまって震え ころりと転がるイエローダイヤモンド 会えてうれしいと、心が叫ぶ]
(144) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[1歩1歩、近づく貴方 泣きそうな顔を見れば...はそっと手を伸ばす 貴方の顔に触れたなら、笑みを見せよう。今の私にできる最高の笑み]
どうしたの?キルロイ 泣きそうだけれど……大丈夫?
[会えてうれしい。顔を見られて嬉しい 貴方の声が、ぬくもりが。全部が愛しい]
(145) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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メルヤは、ヒナコが大丈夫かふと気に掛かった。
2015/06/10(Wed) 00時半頃
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──そうかい。 皆、元気にしているといいね。
[驚いた顔>>140を取りなすように、頭の上をさまよわせたままの手でもう一度彼女の頭を撫でようとする。
幼子の小さな世界で離別を経験するのは、世界の何割かを持って行かれるような気分だろう。
──そう。 離別も死も子どもらに取っては常態ではないのだ。
出逢いが貴重で輝きに満ちている分、失ったときの悲しみは重い。 そのことを思って目を伏せる]
(146) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[だから問いかけにうなずくメルヤ>>141の仕草には胸が痛んだ。]
──そうかい。
[それだけ答えて、タルトの前にしゃがみ込むメルヤの姿を見守る。 少女の頭に載せていた手を、細い背中を支えるように置いて*]
(147) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[胸に抱く温かさはまだ確かに感じ取れるもの。>>136 青年は今は。もう、泣けない。 誰かを想って泣くことも、喪って泣くこともない。 だから、少女にはせめて感情のままに居て欲しいと思っていた。]
( 自分が自分であることを忘れないように。 )
[口にしない思いはきっと、伝わらないのだろう。 …それでも、いいから。 楽しいことを喜べるよう。悲しいことを泣けるよう。怒れるよう。
――オレのようには、ならないように。
思いを胸の奥底へ仕舞いこんで、立ち上がり際にもう一度、少女の頭を撫でれば、その体から手を遠ざけた。 ――…不意に目に飛び込んだ青い翅は、変わらず美しくて そして、以前よりも大きくなって いるようだった。]
(148) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[離した手は何となく後ろめたくて、少女の瞳から隠してしまおうかと――した、けれど。 時すでに遅し。割れて開いた傷痕を目撃されてしまったようで、引きかけた手首を掴まれる。>>137]
…これくらい、何時ものこと、だし。
[言い訳めいた言葉をぽつぽつと落とす。 人によっては振り払っていてもおかしくない。 でも、…少女相手にそれは出来かねて、大丈夫だからとかなんとかもごもごと口の中で弁明した。]
――…あー…、わかった。わかったから。 そう引っ張らなくてイイから。
[それでも弁明は意味をなさなかった模様。 袖口を引っ張られれば渋々少女の後を追って、歩く。 傷に染みたら痛そうだなあ…なんて、少しばかり及び腰になったのは内緒。]
(149) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 01時頃
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[自分の名を呼ぶ彼女の声がする。 表情を失いかけても尚、その心を雄弁に語る声。 其処に確かに温度を感じたから、君の存在を確信できる]
………はは。
[君の瞳から転がり落ちる雫。 やはりとても綺麗だと思う、君の存在の証。 眩しそうに其れを見つめて、目を細める。
白い指先が頬に触れれば、 一度その温もりを確かめるように目を伏せて。 顔を上げれば瞳に映るのは、何より愛しい君の笑顔]
大丈夫。また、逢えたから。 ――――…大丈夫。
[本当は一瞥した時点で、気づいてしまった。 君の病状は、昨日よりもまた進んでしまっているんだね。 だけど君はそれでも、笑顔をくれるから]
(150) 2015/06/10(Wed) 01時頃
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|
……可笑しいな。泣きたい訳じゃ、ないのに。
[自分も笑顔を返したい。 無理をしているんじゃない、笑いたいんだ。 なのにやっぱり視界は滲みそうになる。
頬に触れる彼女の手に、自分の震える指先を重ねる。 嗚呼、離したくない。 離してしまえば、次は、きっと―――]
絵を、描き始めたんだ。 これがさ、びっくりするくらい。 笑っちゃうくらい、上手く描けなくて。
でもな…、ケイトリン。 君の為に絵を描けるのは、とても。
とても、幸せなんだ。
[君と話したいこと、君に伝えたいこと。沢山あるのに、上手く言葉に纏まらない。ぽつり、ぽつりと呟きながら、やっぱり浮かべる泣き笑い*]
(151) 2015/06/10(Wed) 01時頃
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[大きくなる羽は「わたし」への最終通告。 それでも、今ここにある光景を。 わたしの頭を撫でる彼の手の暖かさを 覚えておきたいと、ねがう。 >>148]
(152) 2015/06/10(Wed) 01時半頃
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[シーシャさんがもごもごと呟いている。 >>149 いつものことだから心配なんだ、と そっと袖口を引いて彼を手洗い場まで 連れて行く。]
……きずぐちからばいきんがはいると、 最悪、切り落とすことになっちゃう、って……
[そんな脅しめいた言葉を呟きながら、 さあっ、と蛇口から溢れて流れていく水を シーシャさんの手にかけて、 こびり付いた血や傷口を、そっと洗おう。 ちょっと沁みるのは我慢して貰おう。
洗う間に、少し、考える。 残された時間はきっと有限だ。]
(153) 2015/06/10(Wed) 01時半頃
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|
シーシャさん。……わたしね、 誰が連れて行かれたとしても ――ううん、連れて行かれてしまうから
ずっと、ここのみんなの事、 覚えておこうって思うんだ。 忘れたくないって思うんだ。
シーシャさんのことも、……それから。
[シーシャさんは、彼の中のもう一人のことを 知っていた、だろうか。 ――わたしの記憶にはなかったから、]
…………「私」さんのことも
[ちいさなちいさな声で、そう言った。 院内服のポケットの中、 折ったレター用紙の感触をふいに感じた*]
(154) 2015/06/10(Wed) 01時半頃
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/* 手を切り落とす!いやだ!こわい! 壊死しちゃうううバイキンらめええ
あっ…本、あげてもいいかな、な…
(-41) 2015/06/10(Wed) 01時半頃
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[一度閉じられた瞳。何を思い浮かべているのだろう
大丈夫、大丈夫と 何度も紡ぐ声に視界が一瞬揺らいで、″落ちる″ キラキラ輝く輝石の粒が
わたしの こころが 貴方の前に転がってゆく]
――キルロイ
[紡ぐ名に込めるは愛しさ きっと病状は気付かれている それでも、私は精一杯。貴方の前では昔の様に ――むかしのような、元気な私で居たい 貴方が好きになってくれた私で居たいと、背伸びする]
(155) 2015/06/10(Wed) 02時頃
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[ああ、貴方から貰い泣き ほろりほろり、零れるアングレサイトは黄色から青へそして黄色へ色味を変える
笑おうと、する姿が切なくて それでも貴方の顔を見れた事が嬉しくて
2つの感情を混じり合わせた宝石は零れ、床に音をたてて散らばる 震える指先が重なれば、小さく熱籠る吐息を零して 離したくない、離れたくない 心が、震える]
(156) 2015/06/10(Wed) 02時頃
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…そう、なの。そうなの。 でも、そう思ってくれるの嬉しい。 とても嬉しい。
[貴方の絵を描く姿が好きよ 輝く姿の貴方が、すきよ
伝えたいことはいっぱいある。気持ちだって溢れる位に それなのに、ああそれなのにどうして其れを余す所なく伝えられるような言葉を紡げないんだろう 伝わる温もりに、唯貴方はまだ無事だと、喜ぶ心が奏でる声 それでも自分に迫る砂時計の音が、私の心を震え上がらせた]
どんな絵を描いたの? どんな色かな。ふふ、想像するだけでわくわくしちゃう
[愉しげに奏でる、声は本心 貴方との時間は、何よりも大切で、しあわせなの*]
(157) 2015/06/10(Wed) 02時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 02時頃
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[掴まれた腕の違和感。歩く、足の違和感。 自分が自分でないような。 誰かの体に"起きて"いるような。そんな。
自分より余程背の低い少女に連れられて歩く。 爪先が雲を掴むような心地が断片的に訪れて。
迷い人の袖を掴んで先を行く少女の存在を有難いと、思う。]
(158) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[生憎と言い訳は聞き入れては貰えなかった。>>153 手洗い場へ行く途中、少し待ってと本>>18を持ち直す。 脇に抱える方が幾ばくか手が空いた。]
…え。 ……ウソだろ。怖いコト言うなって。
[似た類の注意はセンセーからも何度も受けているハズだが、 少女の透明な声で告げられると――怖い。 肌を湿らせる水の冷たさが余計に肌寒さを感じさせて。 直後、指の傷に入り込む痛みに顔を顰めた。
その痛みも直に水の中に混じって消え、さらさらと流れていく水に時折混じる赤色を見つめては、ぼやぁっと考え事をしていた。]
(159) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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|
――――……"私"は。
[少女の声は小さく、小さく。その名を呼ぶ。>>154 「私」さん。 青年が少女に話した覚えはないから、 "私"の方から聞いたのだろうか。 名前のない"私"のことを。]
…アイツは……嫌いだ。
[考えて、口にしたのはそんな言葉。 それ以外に何とも言い様が無かった。]
(160) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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…ヒナ。ヒナコ。 オレはさ、ヒナがみんなのことを覚えておこうとする その気持ちは大事にすべきだと思う。
[少女の名前を呼ぶ。 目線を床へ向けて、次の言葉を紡ぐ。]
――ただ、そこにアイツがいるのは、…嫌だ。 無理強いは出来ねーし、するつもりもねぇよ。 …けど。
[声を止めて、迷う。喉の奥が渇くようだった。 誰かに言ったことがあったか、どうだったか。
……青年が"私"を厭う理由。嫌う理由。]
(161) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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|
いつか、な。 "私"がシーシャになる日が来るんだよ。ヒナ。 オレが連れて行かれても、連れて行かれなくても "私"が連れて行かれても、連れて行かれなくても。
それが、何時のことだとしても。オレはいなくなるから。 だから――オレはアイツのことがきらいだ。
覚えておいて欲しくないと思う。 忘れて欲しいと思う。
――――……"オレ"の我が儘だ。分かってる。
…分かってる、けどな。 嗚呼、それでも
みんなの中に残るのは。 オレの方だけであって欲しいと思っちまうんだよ。
[一度に息を吸う間もなく口にすれば、幾分か決まりの悪くなったように目を逸らして、黙り込んだ。**]
(162) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
|
|
[―――今の君、出逢った頃の君。 長い年月を経て色んなことが移り変わって行くけれど、 その本質は何も変わらない。
確り者の君。 温かな笑顔をくれる君。 凛とした美しさを持つ君。 可愛らしいお茶目な君。 無理して強がる君。 なによりも優しい君。
…どんな君でも、大好きだよ。
煌き色を移ろわせ零れていく感情の欠片達が、 美しすぎて悲しい]
(163) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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|
[ケイトの楽しげな声色に、目を細めて顔を近づける。 此方もくすくすと内緒話のような声色で囁きながら、 静かに涙が頬を伝っていく]
はは、絵は、頑張っているんだけどさ。 ……まだ半分も、出来ていなくって。 完成してからの、お楽しみ、だ。
だけどね、描いたのは君の絵だ。 ―――…俺が一番好きな、ケイトリンの絵。
[見せてしまえば、終わってしまいそうで。 何枚でも、なんて約束は、きっと果たすことは出来ない。 拙い希望に縋るように、終焉を引き延ばすことを望む。
…でも本当は知っている。 何をどうしたって、現実は何も変わらない。 けれど、それなら一体、どうすれば]
(164) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
|
|
[不意に頭に過った言葉があった]
――――――……。
[一瞬だけ、顔から表情を消して、緩く黒の瞳を見開く。 彼女に触れた指先に、力が籠った]
……きみをつれて、どこかとおくへにげれたら。
[そんなことは出来はしないと、十分承知しているのに。 この翼は腕を壊すばかりで、決して空高くは羽ばたけない。 彼女を抱き支えるだけの力だって残ってはいない。 そもそも病を抱えたままで、何処へ行くことが出来るのか。
男は基本的に、病院内での態度は悪くなかった。 痛み止めの薬の量は別として、 それ以外の指示や規則は几帳面に守っていた。
そんな彼が抱いた刹那の憧憬。 …すぐに理性が、良心が、冷静になれと夢を呼び戻す]
(165) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[先程の自分の呟きに、困ったように笑って見せる。 有り得ないことを言って、呆れられてやしないだろうか。 代わりに、と静かに目を伏せた]
きっと何処にも行けないけど、 ……だから、何処にもいかないよ。
[そして顔を上げて、真っ直ぐに彼女の瞳を見つめて]
ケイトリン、今日は。 ずっと君の傍に居たい。
[祈るように囁いた**]
(166) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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/* すまねえ…キルすまねえ…思いっ切りメモ挟んじまった…
今日は俺、大人しかった…ぞ……?
あう、あとヒナちゃんもぶち込んですまねえ…>>162 ヒナ呼びは突然思いつきました。 俺シーシャはヒナとかキルとか年下を略して呼ぶ。気がした。
(-42) 2015/06/10(Wed) 04時半頃
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/* "私"の付けたアダ名に引き摺られることがあるけど、基本的に俺シーシャは名前を呼ぶ派でわたシーシャはアダ名で呼ぶ派。
俺シーシャがトレイルをミイラちゃんと呼ぶけど、メルヤはメルヤのままなのはそのせい。
トレイルやオスカーは呼び捨てで、キルロイとかヒナコはキルとかヒナって呼ぶかな。
(-43) 2015/06/10(Wed) 04時半頃
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/* トレイルとは…今後またどこかで会えるかなあ。 ケイトリンはちと難しそうか。キルロイと二人でいるなら邪魔しないほうがよさそうだし。 メルヤは、貸しを拾いたいがどうなることやら。
(-44) 2015/06/10(Wed) 05時頃
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/* "私"が感情を持つ事に俺の感情の起伏はどんどんと乏しくなっていくんだよな。
元は"私"がシーシャのドッペルゲンガー。 今は俺がシーシャのドッペルゲンガー。
わたシーシャは感情の起伏の乏しい頃にヒナコと初めて顔を合わせていて、だからあんなにふてぶてしい態度だった。
(-45) 2015/06/10(Wed) 05時頃
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/* 自分のメモの病状の説明がわかりづらいことにずっと頭を抱えているシーシャです。 説明が難しいんだよな。困った。
(-46) 2015/06/10(Wed) 05時頃
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/* 誰かの為に怒ることはまだ出来るけど、誰かの為に泣くことは俺シーシャにはもう出来ない。 かなしいは言葉として知っているけど、感情として知覚が出来ない。涙は生理的に出ることはあるけど、感情と連動して出ることはない。
代わりに深い胸の痛みを時々感じるようになってる
(-47) 2015/06/10(Wed) 05時頃
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おねえちゃん… もう来ないの…?>>143
け…けほ…
[昨日あんなに元気だったのに突然どうしてだろう。疑問を浮かべては悪く考える方を否定して理由を考える。]
あっ!退院したの? 良かった…良かった…げほ…
あ……
[抱いていた絵本が手から滑り落ちる。 すぐ拾おうとしゃがんでみるものの咳が酷くなって呼吸が乱れていく。]
けほ…げほげほ… ぜぇ…ひぃ…ぜぇ……はぁ……
[辛くなってオスカーお兄しゃんに凭れるように倒れこむ。二人の悲しい雰囲気に発作が引き起こされる。]
(167) 2015/06/10(Wed) 07時頃
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ゼヒー… ゼヒー…
[息を吸おうと必死に吸い込むけれど…吸えずに苦しい。喉に蓋がされたような感触と全身に激痛が広がり始める。]
ぜえ… …痛い…………ゼヒ… 苦し……ひ……
[たすけを求めるように二人を見ながら手を上げて、顔をペチペチ]
わ…。ゼヒ…ゼヒ……って……
[笑ってと苦しくて言えない…]
(168) 2015/06/10(Wed) 07時頃
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…タルト。
[メルヤの言葉>>143を聞いて少女が絵本を取り落とす>>167。 それを拾おうとしゃがみこむ小さな背中が揺れる。
もたれ掛かってくる背中を受け止めて、けれど彼女の発作がどうすれば止まるのかは解らない。 覚えていないのか最初から知らないのか。 対処の仕方が解らないのは同じこと。]
タルト、大丈夫だよ。 もう会えないのは悲しいけれど、きっと別の病院で治療法が見つかったんだろう。 ね、彼女が良くなることをお祈りしよう?
[苦しげに揺れる背中を撫でて、言い聞かせるように言う。 嘘でも安心させる方が大事だろうとわずかな笑みを頬に張り付かせ、幼い顔を覗き込む。
喘息の発作なら吸引する薬があるはずだけど。 そんなものでここにこんな子供が送られることはない。 だからたぶん、彼女の病はこれなのだ──なにか、日常でよくあることで引き起こされる押さえようのない発作。]
(169) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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[>>167見て、ゆっくりとした手つきで撫でながら、微笑んだ。] ごめんね? きっと、タルトは…明日も明後日も、しあさっても、ナナオを待つんだろうなって思ったら
ナナオがいなくなったことを、タルトにも言わなくちゃって思ったんだ。 [かつての彼がそうであったように。 蹲って泣き続けて、どこかの誰かに見つけて貰うまで泣いていたように。]
タルト。僕たちは大丈夫。 だから、笑って?
タルトの笑顔が、ナナオはきっと。とても好きだったから。
[にっこりと、笑う。 握手を求めるように、包帯をしている右手を差し出した。]
(170) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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[>>169の優しい嘘は、彼には吐けなかっただろう。 幻に取り込まれないように、現実を直視する。嘘は吐けない。 彼自身が、奈落の底に落ち掛けない。甘い夢は見ないようにする。]
[どこか。淡い笑みを浮かべながら>>169にそっと視線を送る。 (笑って。安心させれば、治まるんで)
小さく声に出さず、伝わればいいと思ってオスカーに伝えようとした。 あまり酷くなるようだったら、医者を呼んだほうがいいのかもしれない。
彼はひどく気が進まなかった。 朝のやり取り。張り付いたような笑顔を思い出せば、タルトを医者に診せるのも考えものだ*]
(171) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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/*朝からいたぞ!!気をつけろ!!
(-48) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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[すがるような目で幼子はこちらを見上げてくる。 苦しげな息の下、必死に腕をあげて頬を叩くような仕草>>168。 『…って』、と。 何かを指示するような言葉は乱れた息のせいで聞こえない。
わかったのは彼女が解決方法を持っているだろうということ。 一文節の短い単語だということ。 仕草からみて、どこかへ行けだの医者を呼べだの、そういう類いのものではないこと。]
タルト、どうしたらいい? 薬があるの? 私が何かすればいい? 背中を撫でれば少しは楽になる?
[青年には解決方法を知らないか、と目で問うた。]
(172) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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/*この時間から揃う中庭組
(-49) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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[上げた視線の先には場違いでもあるような、ぎこちない青年の笑顔>>171。 唇を読めば『笑え』と。 そんな奇妙な指示があった。
なんだか解らないが、私が笑えばそれてなんとかなるものだろうか? だいたい笑えったっていろいろあるぞと思いながら、それでも昔取った杵柄だ。]
──タルト、じいちゃんが今から面白いものを見せてあげよう。 寂しいときには笑えばいいって言うけれど、笑うのにもいろんな種類があるって知ってた?
──では始めます。 一番、怪人の高笑い、
[そう聞いて、唐突に。 笑いだけで構成された百面相を演じはじめる*]
(173) 2015/06/10(Wed) 08時頃
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[>>173(何でそうなった?!)
合ってるけど、少し違う。合ってると言えば合っているので、唐突に始まった百面相に、堪えきれずに噴き出す。]
ぶはっ! お、オスカーさん、そうだけど、違う。 いや、合ってるけど…合ってるけど…
[大真面目にはじめるものだから、つい状況を忘れて肩を震わせ笑う。
そもそも、どうして笑いだけで百面相をつくれるのか。 亀の甲より年の功なのか。メルヤはツボに入った。見事なまでに。**]
(174) 2015/06/10(Wed) 08時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 08時頃
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[シーシャさんが本を抱えなおす。 本に関しては見たことがあまりないものだと感じたけれど シーシャさんの掌のほうに意識が向いていて 深くそれに触れることはなかった。]
ウソじゃないよう。
[じわり、と傷が痛んだのだろうか。 一瞬強張った指先に、わたしは「いたい?」と聞きつつ 小さく微笑んだ。 痛むならまだ、大丈夫と 触れられることに関しての気恥ずかしさだとかは 先ほどで消し飛んでしまっている。]
[「私」さんの事。 シーシャさんがそのひとの事を知らなければ きっとわからない、反応がないこと。 小さく呟き落とされた単語に、 彼が「知っていること」を悟る。]
(175) 2015/06/10(Wed) 09時頃
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…………きらい?
[ああ、ああ。 あのひとも、そうだったような、 お互いに嫌いあっているような……違うような。]
うん。
[ひな、と呼ばれて顔をあげた。 静かに彼の言葉に耳を傾ける。 シーシャさんは言う。
わたしが 皆が 覚えていようとする中に 「私」さんがいるのは嫌、だと、]
だから、あの時。 「私」さん、「いらない」なんて……。
(176) 2015/06/10(Wed) 09時頃
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[蛇口の水が止まる。 わたしの感情は溢れる。 シーシャさんの塗れた手を握って また逸らされた目をみあげた。 ]
ずっと、思ってた。 どうして……「私」さんは、「シーシャ」さんと 仲良く、できないのかなあって。
「私」さんが「シーシャ」さんの記録を捨てて 忘れられる記録なんてはじめからいらないって そういうなら―― シーシャさんも「私」さんも、 同じ「あなた」だと思ってたから――
わたしは意地でも、 ふたりのことを覚えていようって、思ってた。
(177) 2015/06/10(Wed) 09時頃
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[洗ったばかりの傷口は痛々しい。 この掌で何度、声にならない悲鳴を 刻み付けてきたんだろう。]
シーシャさんは ……「私」さんのせいでいなくなっちゃうのかな それとも、もっと違うもののせいで……?
……やだなあ。 シーシャさんがいなくなっちゃうのは、いやだなあ。
[ほんの少しぶっきらぼうに見えるところもあるけれど そっと、優しさを添えてくれるような そんなあったかいひとだから。
いやだって、幼子みたいに駄々をこねたって。 願いが叶うはずもないのに。
わらおうとしたけれど、頬がうまく動かなかった。]
(178) 2015/06/10(Wed) 09時頃
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[ 傷ついた掌を両手で包む。
コインの片側だけを忘れるなんて そんなことはきっと、できない。 だけど――彼の「ワガママ」を、聞きたい、とは思う。]
…… うたをね、つくって、うたおうと思うんだ。
シーシャさんがいなくならないように、
シーシャさん「の」事を ずっと覚えていられるように
あなたのことをうたおうと思うんだ。
ねえ。 そしたら、シーシャさんは、聴いてくれる……? [『・・・お互い、頑張ってみない?』 そう、記憶の中のナナちゃんが、鮮明に微笑んだ。*]
(179) 2015/06/10(Wed) 09時半頃
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>>169 うん…うん…おひのり…すりゅ…ぜひーぜひー… [息を荒たげながら苦しそうにも笑い。苦しみが伝染らないようオスカーの鼻にズボっと指を突っ込み笑いを取ろうとする。] >>170で手を差し出されればカプっと噛みついて 「…にゃ…」とネコのように鳴いてみる。] >>172 ぜはー…ぜはー…わりゃって…苦し…くないから…笑って…ひふーひふぅー
[やっと言えて鼻をズボズボ…]
やがて高笑いを聞けば苦しさは徐々に消えていく。] >>174でメルヤも吹き出せば引きつくような咳の発作は収まりをみせはじめ酸素をたくさん吸って体を落ち着かせる。]
すう……はぁ…すう……はあ……
ひゃ…百面相!倒すので…す…
[再びオスカーの鼻に指を入れてズボズボ]
(180) 2015/06/10(Wed) 09時半頃
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/* うまくまとまらないのですorz
(-50) 2015/06/10(Wed) 09時半頃
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[唐突に>>180に噛み付かれた。予想外過ぎてトレイルと鉢合わせた時のような奇妙な声が出そうになって堪える。]
タルト、鼻に指突っ込んだら、めっ、て言われなかった?! [彼自身何を言ってるのかよくわからない。 ちょっと、どうしてこうなった状態である。]
ははっ! あー…だめだな、二人には敵わないよ。 [励ましに来て励まされたような気分だった。
改めて、と言わんばかりにタルトに向けて包帯の巻かれた手の平を向ける。]
はい。ワン、ツー、スリー! [ポンッ。と小気味良い音とともにタルトの周りに紙吹雪が舞う。 朝仕掛けていた手品のひとつ]
どうぞ。小さなレディ?
[おどけた調子で、笑いつつ差し出す。彼の手には、紙吹雪と一緒に出した小さな白い花。 タルトが興味を持って手に取れば、花弁が舞い、苺ミルクのキャンディーになる仕掛けだった*]
(181) 2015/06/10(Wed) 10時頃
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/* >>173>>180>>181 待ってwww中庭が大変なことになってwwwるwww 百面相を倒すのだwwww
(-51) 2015/06/10(Wed) 11時頃
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/* ヒナは本当に拾ってくるのが上手いなあ なかなかロールで拾うまでいけねぇや
(-52) 2015/06/10(Wed) 11時頃
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[顔を近づけ内緒話みたいに紡いでいく彼との会話>>164 宝物なの。大切なの。貴方と私、二人だけの秘密の様に]
そっか、無理はしないでね? 完成とっても楽しみにしてるの。
[ほんのり頬を紅に染めつつ囁き落として、 流れる貴方の涙を指で掬ってそのまま緩慢に、丁寧に、頬を撫でる 私の絵を描いていると言った貴方に、 零れるのはピンクサファイアとサファイア 桃色と青色の輝石がころころ ころり
言ってしまおうか。もう時間がないの。 多分ね、たぶんね。私もう駄目みたいなの、って 其れでも言えないのは。言ってしまえばこの幸せな時間が終わってしまう気がして
あなたを、悲しませてしまうかもしれないと思ったら、 涙をまた、零させてしまうと思ったら言えなかった]
(182) 2015/06/10(Wed) 11時頃
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[それでも。貴方の呟く声が聞こえたら 表情を消して呟かれた、心の雫が聞えたなら ...も小さく、ちいさく 彼に聞えないかもしれない声量で呟いた]
……貴方と共に生きられたなら
[―― 一緒に生きて 死ねたら、どんなにか
叶わぬ願いと分かっていても、其れでも願ってしまうのは 貴方が大切だからで]
(183) 2015/06/10(Wed) 11時頃
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[困ったように笑う姿に、瞳を細めつつも...は嬉しいと感じた 叶わぬ夢を抱く位に、思ってくれていると感じれば 呆れることなどするわけもなく
何処にも行かないと約束してくれた。それだけでいいの ――もう、其れだけで十分、しあわせで 瞳と瞳が互いを映し合い、祈るようなその言葉に小さく頷いた後]
うん、私も一緒に居たい 一緒に、いてくれる?
――あの、ね。 もしキルロイが迷惑でなければ 私、午後から健康検診があるの 一緒についてきてくれないかな
[最後まで一緒に居られたならと、残酷な、願い*]
(184) 2015/06/10(Wed) 11時頃
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ケイトは、メルヤが健康診断で悟った事も知らず、自分の運命も未だ、知らず*
2015/06/10(Wed) 11時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 11時頃
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/*バナナ!キルロイ、バナナは?!
(-53) 2015/06/10(Wed) 11時半頃
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/* なぜに鼻
(初の独り言がこれとは…
(-54) 2015/06/10(Wed) 12時頃
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―自室―
[休みたかった。嘘。逃げ帰ってきた、の方が正しい。癖なのか衝動なのか、山積みの白から真新しい紙を引き抜いてペンを持つも…………肝心の“書きたいこと”を落としてしまったのだから、話にならなかった。]
[ベットに体を預ければ、天頂の太陽が眩しい。]
[“連れていかれた”二人の影を呼び覚ます。 ちり、と焼けるような痛み。やっぱり昨日の記憶が……と思ったところで、もうひとつの事実に気づいて
もう狂った苦笑しかでなかった。
最後にゆりにあったのはいつだったか。彼女の儚げな後ろ姿しかわからなくて。手で顔を覆うのは……何もかも分からなくなりそうだったから*]
(185) 2015/06/10(Wed) 13時半頃
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―ある日の中庭―
[まだ落としていない、記憶のひとつ。]
[朝の中庭は、好きだった。空気が冷えてるのもいいし、昼間の賑やかさとはまだ違った落ち着きがあって。
窓から見下ろすのが、趣味だった。いつからだったか、そこに小さなお客が見えるようになったのは。]
[いつしか、彼女の口ずさむ歌を聞くのが日課のようになっていて。でも、あの子には伝えず、昼間はいつも通りに接していたっけ。]
[それが少し、もどかしくなって……嗚呼、あとちょっぴり驚かせたかったのもあって。
我慢できずに、庭に足を向けた、あの日。]
(186) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[一回目は、味気なくて思わず拍子抜けしてしまったけれど]
[二回目に、慌てたように頬を染めて、目を逸らした少女を見たら――しばらく目が離せなかった。そらしたく、なくなって、しばらく彼女を追った瞳。
何故か思い出したのは、部屋の淡紫。
君の唄う歌が聞きたいなと、確かに思ったのに、どうして告げなかったのか。今さら思い出しても、もう**]
(187) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[指先が疼痛を訴え始めていた。 いたい?と問われれば顰め面ながらこくりと頷く。 痛覚が残るのは喜ばしいことではあれど、痛いものは痛い。
…それでもまだ"シーシャ"は存在しているのだと
そう、思えるから、青年は痛みが嫌いではない。 何が消えてしまっても、最後まで残っていればいいと、思う。]
( 傷なんてずっと塞がらなければいい。 )
[痕になって、残ればいい。 後に化膿して壊れてしまうとしても。
癒える傷の代わりに失われていくモノ。 傷口も、"シーシャ"もずっと膿んだままであればいいのに。]
(188) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[青年は"私"が自分のことをどう思っているのか知らない。 少なくとも、好きではないだろうと思っていた。 シーシャの過去は"オレ"のもの。シーシャの未来は"私"のもの。 道は交わらず、お互いのものに触れ続けることは出来ない。
シーシャの記憶を記録として持ってはいても、 "私"は過去の"オレ"にはなれない。 "オレ"には"私"の歩く未来は見えない。触れられない。
だから、互いに互いを忌避する。嫌う。 一人の中にふたつの世界は一緒にはいられないから。]
アイツもきっとオレのことは――「きらい」だよ。
[今は青年の見下ろす少女に"私"は何を話したのだろう。>>176 少しだけ気になったけれど、水の音が止まれば苦々しく一言を足して、それ以上掘り下げることはしなかった。]
(189) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[手に触れる柔らかな水の感触と、音が、止まる。 青年の中から溢れた何かも、止まる。 後には零れ落ちる水滴の音がぱた、ぱたと。]
[沈黙する青年を 少女は見上げる。>>177 目を逸らしたままの青年は、少女の口から紡がれる言葉のひとつひとつを聞いていた。 時折口を開きはしても、声を遮ることはなかった。]
――…、アイツは、さ。
[少女の声が一区切りついた時、暫くして、声を出した。 自分ではない"私"のことを青年は知らない。 だから憶測するしかない。けれど。]
(190) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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…アイツも…、みんなの中に残るのは "私"だけであって欲しいと思ってるからだよ。ヒナ。
[「忘れられる記録なんてはじめからいらない。」 もしも"私"がそう言ったのなら、そうなのだろう。と。 憶測ながらも確信めいた直感が青年の中にはあった。]
だから、オレの記録を"私"は、「いらない」と言うんだろう。 だから、捨てたり、消えてしまえと願ったりするんだろう。
["自分"を見て欲しいから。"自分"でいたいから。 だからこそ、青年は自分の存在を残しておこうとする。 "私"は自分ではないシーシャの足跡を消そうとする。
――相容れない。 …仲良くなんて、出来ない。]
(191) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[湿り気の失われていく傷痕へ目を遣る。 幾ら傷を付けたところで、遺したところで。 失われていくものを止めることは叶わなかった。 残ったのは"私"だけが意味を知る、壁に描かれた記録だけ。]
……どうして、だろうな。
[誰のせいだろう。 「シーシャ」の中に二つの心が出来てしまったのは。 片方が消えなくてはいけなくなったのは。 ――誰の、せいだろう。 考えたって、青年には分からない。
駄々のような声を聞けば、苦笑交じりに絵本を手洗い場の脇へ置いて少女の頭へ手を伸ばし、そっと触れる。>>178 …でも、今度ばかりは、無理すんな。なんて。 …無理に笑わなくていい、なんて、……言えなかった。]
(192) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[傷を包む少女の小さな手のひらは暖かい。>>179 …随分と一度に喋ってしまった、と青年は少しばかり後悔する。 何時かいなくなる。なんて、ともだちがいなくなってしまったばかりの少女にする話としては不適切だったに違いないと今更ながらに思った。]
あー…、なんていうか、その。 …ごめん。
[逸らした目線を少女まで戻して、謝まる。 それは、直前に言えなかった言葉の分の謝意も混ざっていたかもしれない。…それと、ワガママの分も、合わせて。]
――――うた?
[…さすがに直後のそれは予想外だったから、青年は鸚鵡返しに言葉を繰り返して、ぱちくりと瞳を瞬いた。]
(193) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[歌を作るのだ。と少女は言う。 シーシャを覚えておくために。いなくならないように。
嬉しい、と青年は思う。 形にして自分を残そうとする誰かがいることを。 "シーシャ"が自分を忘れてしまったとしても、覚えている誰かがいることを。
同時に何故、と思う。 何故、何故、消えるのは"私"ではなく自分なのだろうと。]
そりゃあよ。勿論。 出来たら真っ先に聞かせてくれよ。
[それでも、それを表には出さないように努める。 これ以上の不安は少女には与えまい。 青年自身が自分を失くさないでくれと願った、少女には。]
(194) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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――…楽しみにしてる。
[それだけを告げれば、一度、笑んで。 青年の傷ついた手を包む少女の両手を解いて、 右手の小指をそっと手に取り、自分の小指と絡める。]
約束。 …その時に"オレ"でも、……"私"でも。 必ず聴きに行くから。 ――だから
[脇へ避けた絵本を手に取り、少女へと差し出した。 青年が青年であるために。忘れない、ために。*]
――…その時まで、預かっておいて…くれねぇかな。
(195) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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/*それを一撃だなどと認めない!!
(-55) 2015/06/10(Wed) 15時頃
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ピエロの男こと、ネイサンは愉快そのものの人物だった。 記憶の退化が激しかったが、それを苦ともしない素振りで毎日”初対面”の相手を笑顔にさせるのが好きだった。
ある日。ネイサンがニンジャ=道具のようなものを自作して、高い掘の上に登ってみせた。 彼はいつも通りのおどけた調子で。 『やっほー♪ やっほー♪』 掘の上でバック転。軽業とは最早思えぬ神業を連発していた時。
彼は脱走疑惑で、捕まった。 ネイサンがいくら、弁解しようとも。 『チガうよー! チガうよー!』 と言っても、病院職員は聞かなかった。
もしかしたら。元々、身体能力がずば抜けているネイサンを捕まえたかったのかもしれない。
メルヤが知らない。ピエロの男ことネイサンの隔離送りの顛末はこんなものだった。
メルヤももう諦めているが。 彼はもう。とっくに――亡くなっていた。
(-56) 2015/06/10(Wed) 15時頃
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/*ところでネイサンの身体能力がびっくり人間を超えている
多分、24時間で記憶を喪う代わりに、身体能力がひとよりも優れているというか。常人なら脳で制御されている部分が開花されてしまったんじゃないかと(真顔)
そしてメルやんの基準は、ネイサンなので色々おかしい。というか大したこと出来ないと思ってる。やっぱりおかしい。
3つ子の魂百まで。最初の病院で受け付けられた刷り込み恐るべし
(-57) 2015/06/10(Wed) 15時頃
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|
[ころり、転がる薄紅色と濃青色の欠片。 二つ合わされば、まるで君の瞳の色みたいだなと、 何処か遠い意識の中で想う。
その澄んだ菫色が真っ直ぐに此方を見つめ、 告げられた言葉は]
………………。
[午後から"健診"がある、と]
(196) 2015/06/10(Wed) 18時頃
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|
[小さく息を呑む。 動揺を気付かれないようにと、努めるけれど。 黒い瞳は揺らぎ、鼓動は静かに速まり。 触れる指先の緊張は、隠しきれない]
分かった、付いて行く。俺も傍に居たいから。 一緒に、行かせて。
[それでも笑った。
自分より彼女の方が、 怖い思いをしていると思ったから。 解決方法なんて何処にもない、 どうしようもない閉塞感の中で、 他に出来ることがなかったから。
…嗚呼、どうして]
(197) 2015/06/10(Wed) 18時頃
|
|
[やがて視線を伏せ、それから窓の外を見上げた。出来るだけ穏やかな微笑みを浮かべながら]
中庭で、皆でピクニックしようって話してたんだ。 今日はいい天気だったから。 きっと楽しいよ、って。
[タルトは大丈夫だろうか、と心の中で憂う。 緊急事態が起きた様子は見られないから、 きっと酷い発作を起こしてはいないのだろうが。 ヒナコだってショックを受けているだろう。
>>128いなくなって、誰も傷つかない人間なんていない。 ――少なくとも、男の知る限りでは存在しない。 それを本人が、望まざるとしても]
その分だけじゃないけど、お弁当頼まれてたから。 ちょっと、おっちゃんに無理言ってくるよ。
[そっと彼女から手を離し、身体を起こす。 注文口へ歩きかけて、一度足を止めて振り返り]
(198) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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……ケイトリン、午後の健診が来る前に。 少しだけ、君の時間をくれないか?
(199) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[そして食堂の主に、いつもの調子で無茶な注文をする。 相手も院内の何処か重い空気を感じ取っているのか、 普段よりも幾分快く、お願いは聞き入れられた。
サンドイッチと、バナナ一房と。 お弁当には、タコさんウインナー多目で、鮭はなしで。
…食べられる状態かは分からないけれど。 真面目な顔でそう注文する姿は、些か奇妙だった]
(200) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[やがて受け取った物を、 キャリーバッグの上に器用に乗せて戻ってくる]
中庭に行くけど歩けそうか?
辛ければ、頼まれた物を届けたら、 此処まで戻って来るけど。
[食堂から中庭までの距離は、其処まで遠くはない。 ただ、彼女に無理をさせたくはなかった。 躊躇いがちに尋ねつつ、空いている方の手を差し出した*]
(201) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[私の言葉に、瞳が揺らいでる>>196 だって私貴方をずっと見ていたのだから。わかるわ 指先まで緊張して。きっと鼓動も早くなってるのだろうと
ごめんね、やくそくまもれないかもしれないとは告げない だってもしかしたら大丈夫かもしれないもの 希望を最後まで、もっていたいのだもの
だから頑張って笑う姿が、まぶしくて 私はまた1つ、透明な蒼の輝石を零す
いっしょにいて。あなたがいいの あなたと、いたいの
時計の針を逆回りに、できたらどんなにか]
(202) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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……ピクニック?
[そして彼から穏やかな笑みで告げられたのは、 皆でピクニックをしようという提案 ...は迷った後小さく縦に首を振る
皆で中庭で ああその中にナナオがいればどんなによかったか ヒナコの悲しむ姿や、メルヤの哀しみを思い出せばそう思う ゆりがいなくなったのは未だ知らなかったが、 ナナオと仲の良かった人はかなりいる タルトは大丈夫だったろうか
...はタルトとは非常に相性が悪い 私自身は彼女を可愛らしいと思っているが、病の影響である。 私は満面で笑えない。彼女の病は笑顔が薬になる ...では発作が起こった時に彼女を助けられない それがひどく、もどかしい]
(203) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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お弁当まであるの?本格的ね 今ならそうね、紫陽花や梔子が咲いているかしら ……ゆりとか、喜びそうね あの人植物図鑑をよく読んでいた筈
[彼が弁当を頼みに手を離す 離れる指に少しだけ、胸が軋んで
でも、振り返って告げられた言葉に私は目をまるくする]
(204) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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え、ええ。もちろん 私は大丈夫、よ
(205) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[少しだけ欲しいと言われた時間。 一体何に使うのかしらと...は首を傾げる キャリーバッグの上に置かれたお弁当は、結構多そう 皆でだから何人集まるのかしら
中庭への誘いには]
大丈夫よ、歩ける ……一緒に、行かせて
[力を入れればなんとか歩ける 私は大丈夫、まだ動ける――あなたと、いられる 躊躇う言葉には表情動かし口角を小さくあげて 差し出された手に己の手を重ねる]
(206) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[羽がくすぐる感触も、鈍いのはきっと進行する病の所為 でもあったかく感じるのはきっと、心がそう感じているから
つらくないわ。身体よりも心の方がずっと、ずっと 貴方と居られない事の方がずっと怖い
彼と触れあったなら、共に歩もうかと もしかしたらこれが、最後の景色になるかもしれないから*]
(207) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[ピクニックの計画は中途半端なまま。 結局どうなるのかは分からないけれど。 食堂の主は妙に気合を入れて、 沢山お弁当を用意してくれたようだ。 …ありがとう、おっちゃん。
此れからどうするにしろ、君の傍に居る心算だったけど。 一緒に中庭に行けたら嬉しいと思っていたから。 少しでも外の世界と繋がる場所に。 広い空の見降ろす場所へ。
重ねられた手に目を細め、 彼女と同じように口角を上げる。 触れる掌は温かい。 強張ってしまっていても、何より温かい]
(208) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[ゆっくりとした足取りでケイトリンと共に歩むのは、 五年間飽きる程見てきた景色たち。 少しずつ、少しずつ、 其処で暮らす人間も入れ替わって行った。
それが何だか寂しくて、 何でもない景色も沢山スケッチブックに残してきた。 忘れないように。刻み込むように。 けれど君がもしもこの景色から失われてしまうなら。 そのとき瞳に映る世界は、どんな色をしているのだろう?]
………あれ。
[道中、少し遠くの手洗い場に、 シーシャとヒナコの姿を見つけた。 やりとりの詳細までは、此処からでは分からないが。 きっと二人もナナオのことはもう知っているのだろう。 …雰囲気から、そんな気がした]
(209) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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/* そういえば、オスカーとタルトが今日、朝からいたのってもしかしてメルやんへの配慮ですか?
墓下落ちるから、だとしたら痛み入ります…(´;д;`)ぶわぁ
(-58) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[顔を上げて、敢えてのんびりとした声を掛ける]
シー兄ちゃん、ヒナコ。
おっちゃんがお弁当作ってくれてさ。 もし食べるなら、中庭にあるからなー。
[二人の邪魔はしないように、控えめな呼びかけ。 ヒナコは少しだけ、落ち着いているように見えたから、 心配な気持ちは心中に押し留めて。 シーシャの顔を見れば、昨日の絵日記のことが思い出されて、 複雑な気持ちになるけれど、それも押し留めて。
気分転換になるならもし良ければ、 との誘いを残して、中庭へ]
(210) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[タルトはその時笑っていただろうか。渡した飴玉は受け取って貰えただろうか。 >>210姿を見掛ければ、穏やかな笑顔で振り返る。]
ああ。キルロイ。……それにケイト。
頼まれてきたもの、持ってきてくれたんだね。ありがと。
[近づいてきただろう。キルロイにお礼を言う。 バナナとサンドイッチを受け取るべく、包帯の巻かれた手を広げた。
中天にかかっている、空はどこまでも青く眩しかった*]
(211) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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―中庭―
[普段よりは時間をかけて、中庭まで辿り着く。 振り返る笑顔>>211に、ほっと安堵の息を吐いた。 その穏やかな様子に、メルヤとオスカーが、 タルトにナナオの事を無事伝えたのだろうと理解する。 つられるように、此方も表情を綻ばせながら]
……ん、ちゃんと御使いしてきたよ。 メルヤってそんなにバナナ好きだったっけ?
[感謝の眼差しを送りつつ、 頼まれていたサンドイッチとバナナを手渡した]
(212) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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[中庭には何処か和やかな空気が流れているような気がした。 オスカーの鼻が無事だったのかは分からないが]
……お待たせ。
[にこりと笑って、オスカーとタルトへも改めて声を掛け]
お弁当、貰って来たよ。 何かおっちゃんがはりきって、凄い量になったけど。
凄いぜタルト。 タコさんウインナーだけじゃない。 おっちゃん自信作のカニさんウインナーまである。
[ご自由に御取り下さい、 とばかりに中庭のベンチの上に弁当を置く]
(213) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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え? バナナほど栄養価が高くて素晴らしい果物ないよ?
[>>212には至極大真面目な顔で、彼は返答した。 実は彼は知らなかったが、彼のバナナへのこだわりはピエロの男の影響だった。 バナナのたたき売りなどと言った真似を、この中庭でやってのけた道化は、バナナをよく食べていた。頻繁に食べていた。
中にはバナナの皮で滑っていた者もいたが、彼もつられて一緒に食べていたのは、良い思い出である。 あくまで彼の中で、でだ。その頃既に、入所していた。ヒナコやシーシャやトレイルがどう思っていたかは知らない。]
うん。何だか凄いね。ほんとうにピクニックみたいだ。
[共に来ていたケイトはどんな顔をしていただろう。 彼は既に、彼の処遇を知っている。それが今日であるかまでは知らないが。確信を得ている。
いつも通りを装っているのではなく、彼はいつも通りだった。当に心は決まっていたのだろう*]
(214) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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[ゆっくり歩く廊下の景色 貴方と一緒に歩む景色
入れ替わる人たち。少しずつ少しずつ年月の経過を感じさせる色合いに壁紙は変化して
あそこには桜の枝をはやす子がいたわね ラベンダーの香りを漂わせた子だっていた ピエロさん、とメルヤが慕っていた人はどこにいったのかしら 1つ1つ、思い出を宝石箱に閉じ込めてきたけれど
きっと、貴方がいない世界はセピアに滲むだろうなという予感はあった>>209]
(215) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[道中、シーシャとヒナコを見かけたキルロイが2人に声をかける ...はその様子をじっと見ていた どんな話をしていたか、私にはわからない、けれど あれは″今までのシーシャ″なんだろうなとは、何となく思った ...はシーシャも、″私を使うシーシャ″も どちらも記憶の宝石箱に閉じ込める
でも、...はどちらかというと″私″のシーシャの方が 何となく付き合いやすかったりもした
要件を告げたキルロイが歩むがままに 歩調合わせて中庭に向かう きし、きしりと音たてる関節、聞かないふりして]
(216) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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―中庭―
[中庭で待っていたのは″何時も通り″のメルヤ>>214と、 其処にはオスカーとタルトもいたか 本当に、大集合ねと...は、無表情で彼らを眺める 唯、予感はしていた。きっとこれが最後の幸せな時間になるであろうことは
目が合えばぺこりと頭を下げよう ...は微笑ましい様子を眺め、ああ平和、だなぁとぼんやりと思った
それから彼が取り出したお弁当 その豪勢さに目を丸くする
まるで、遠足みたいな まるで、家族のお弁当みたいなその装いに
ころんと、転がったのはファイア・オパール 懐かしさと、優しい時間]
(217) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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……凄いわねこれ
[小さく呟く、感嘆の言葉 もしかしてタルトとキルロイ、それからメルヤにオスカー、4人でメニューを考えたの? なんて尋ねてみたが反応はさて、あったかどうか*]
(218) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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マジか、バナナすげー。俺も食べよう。
[大真面目な顔>>214に、此方も大真面目な顔で返した。 実際、この手でも食べやすくはあるのかもしれない]
偶にはこういうのも良いよな。
もう少ししたら、 また暑くなってやり辛いんだろうけど。
[メルヤの確信を知っていれば、 何か他の言葉を伝えることが出来たのだろうか。 男はあくまでのんびりと、 いつまでも平穏な時が続くような態で空を眺める]
(219) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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ケイト。僕はサンドイッチとバナナを、キルロイに頼んだだけだよ。
[>>218に応える。追い風が少し増して肌寒さを覚えた。 彼は、弁当が広げられた場所より少し離れて、風向きを考慮して樹の枝へと、身軽に登る。
少し不健康そうに、最近は軽業をしなかったが今一度ぐらいは良いだろう。]
(220) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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さて、と。 種も仕掛けも ご ざ い ま す♪
[おどけたような高らかな声は、手品をする時だけの彼の声。 白い布を捲れば、雪のように小さな白い紙吹雪と、七色の小さな造花が空に舞う。追い風が運び、3階ぐらいの窓ぐらいにはかすかに届いたぐらいだろうか。
一陣の風がさらっても、高い掘の上には超えられない。
彼は眩しそうに、眺める。掘の上には、ピエロの格好をした男がひとり。
見上げるほどの掘の上に、彼の視界にしか映らないピエロが立って、彼の手品の助力をするように帽子から白い鳩を出してみせた]
(221) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[白い鳩は、遠く、遠く。
青空の向こうへと、羽ばたいていった。 力強く、雄大に。
彼の視界のしか、映っていない。
甘やかな幻想を、振り仰ぎ、思う。想う。]
(222) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[――喪失は、恐怖だ。 二度と会えないことの悲嘆はひとり、ひとり刻み込んで。時折ひっそりと涙を浮かべる。
――消失は、救済だ。 別れの刻には僕自身の存在が消えるか、みんな一緒に消えられれば良かったのに。
救いがない。救いようがない、この白の世界で。 僕はいつもそれだけを願っていた]
諦念に充ち満ちた僕がそれでも想い続けるよ。 (例え、閉じこめられ体の自由を奪われようとも。 心は想いは、自由だ。)
――歌を詩を好んだ明るい、ひと (ナナオ、辛い病なのに他人を労る優しくて強かった)
穏やかさの中で、情熱を秘めた、ひと (ヒナコ、自由な心を忘れない君が眩しかった)
(223) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[都合の良い幻なんて、僕にはいらない。 過酷な現実でいい。僕が見ていた、みんなを憶え続けるよ]
――感情《きおく》の篭もった宝石を流す、ひと (ケイト、君の心は何時だって雄弁だった)
苦痛の中でも人を労り、絵を描いていた、ひと (キルロイ、君の絵が君の心そのもののようで素敵だった)
[幻覚が現実を侵していく。 ……感触まで、現実感を伴ってきた。
喪われていく。 定義が違えど、誰もがそれを恐れている]
(224) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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――空の青さを、喜ぶ幼い少女 (タルト。君の笑顔はみんなの宝物だった)
人生の素晴らしさを説く、少年姿の老人。 (オスカーさん、あなたの朗らかさがみんなを和ませた)
[歌を作る約束。 本を読む約束。 手紙を交わし続ける関係。 本を読み合って感想を言い合う。 絵本を描き、絵を描き、補い合う。 創作を、讃え合う。
この牢獄のような箱庭で、皆が皆、だれかを大切に想う。 僕にとっては外の世界より、ずっと綺麗で。
腐敗した場所で、挫けずに優しく強く生きる人達が誇らしかった]
(225) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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――桃の花を好きだと言って柔らかく笑っていた人。 (ユリ。喪っていく君を見守っていたけど、君の笑顔が好きだった)
痛みを記憶として、病と戦い続ける人。 (シーシャ。君が思うよりずっと優しくて、勇敢だった)
[長閑な光景の中に何時だって僕達の中に翳りがあった。 みんなの、喜び。悲しみ。 僕が見つけたものは、すべて。大事に、大事に、していく]
――…宛名の無い手紙を綴り続ける、ひと。 (トレイル。君に伝えることは何も無い)
[僕の大事な、大事なひとたち。 みんなのことが、大好きだった]
(226) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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メニューは、大体が俺とタルトか?
鮭はなしでって言ったけど、 おっちゃんのことだから何処かに隠して入れてるかもな。
[ケイトの感嘆の声>>218に、 褒めるならあっちを、とタルトへ視線を投げて。 其れから付け足すように、少しだけ意地悪く笑う]
(227) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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[万感の想いは言葉のすべては託せない。 青空から目を反らす。目を閉じる。幻覚には囚われない。目を奪われてはならない。
高い掘の向こうには、彼らは羽ばたけない
それが、残酷な現実。
――手品の名残を終えれば、彼は登った時と同様に身軽に木から下りた*]
お粗末さまでした、と [久々に、手品を終えた彼は、そうおどけて笑ってみせた*]
(228) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 21時頃
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/*雑なロルをさっさと流せよおおおおおおお!
(-59) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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ケイトは、メルヤの手品に感嘆の吐息を零した
2015/06/10(Wed) 21時半頃
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あら、そうなんだ じゃあこのたこさんはキルロイが頼んだの? ……ふふ、鮭が苦手なんだ、タルトちゃん
[彼の言葉>>227に思い出す、今はもういない、私の家族 弟も魚が苦手だったなぁとゆらりと揺らめく勿忘草の瞳
″好ききらいしちゃう悪い子のお弁当は、お姉ちゃんが食べちゃうからね?″
そんな事を、弟に言ってたなぁなんて 今は昔、むかしのきおく
どうやらメルヤはサンドイッチとバナナ?にしか関与していないらしい へぇ、と皆の話を聞いていれば――メルヤ、貴方また手品? 今度はお酒飲んでないわよねと器用に気を昇る彼を見つめていれば]
[風花が、舞う ――否、これはきっと白い、紙吹雪]
(229) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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……ああ
[雪が降る 記憶の雪が降る 思い出の、雪が降る
きれいな、光景――朧な、光景 道化師さん、貴方は今何を想っているのだろう 私は記憶する。この一瞬を記憶する
感嘆の吐息を零しながら...は心の宝石箱に今の光景閉じ込める
空舞う紙はこんなに自由なのに 私達には自由がない]
(230) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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……此処からどこかに、 キルロイあなたと、逃げられたら
[小さく呟いた言葉。願っても叶わぬ願い 其れすら風が浚ってゆく
手品が終われば拍手を緩慢な動作でしようかと きし、きしり。軋む間接の音が今はやけに、五月蠅い*]
(231) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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/* 今日のBGMだけ、「もらい泣き」
誰宛だろうか。みんなかな…
(-60) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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―――――…おや。
[樹の枝へ器用に登って行く姿>>220を仰ぎ見る。 ああ、酷く懐かしい光景だな、と思った。 昨日の騒ぎは、どうかノーカウントにして欲しい。 いや、具合が悪そうなのに彼が酒を飲んだこと、 少しそのこと自体にも心配はしていたのだけれど。
遠い昔に彼の手品を見た時に感じた、 わくわくとした気持ちが蘇る]
(232) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[それと同時に、心の何処かに寂しさを覚えた。
――メルヤ、どうして、君は手品をしているの。 最近は見かけなくなっていた、おどけた彼の姿。
だけど今は、 何処までも遠くを見つめるような澄んだ瞳で、 何処までも皆を包み込むような温かい眼差しで。
彼の纏う諦めは、彼の心からの優しさだった。 …まさか、君も]
凄いや。流石だなー!
[けれどそれを彼に伝えて、どうなるだろう。 だから男は素直に純粋に、 手品を楽しみ彼の芸当に拍手を送る。 指二本同士なので、あまり音が鳴らないのは赦して欲しい]
(233) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[記憶はどこかに消えてしまっても、身についた行動というのは意外と消えないものらしい。 思いつくままに役名を言って、それに合わせて十数秒の演技をする。 お金がないころに自分でも端役としてフィルムに出るためにしていたそんな演技練習は、今でも割合健在だった。
何の前触れもなくやり出したら確実に気でも触れたかと思われかねないそれは、青年のツボにはまったらしい。 違う、と言いながら笑い出した青年>>174に目で君が言ったことだろうと訴えて、なぜかやたらと鼻を狙ってくる少女>>180をブロックしたりブロックに失敗したりしながらひとしきり笑ってやった*]
(234) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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タルト、危ないから人の顔を狙ったら駄目だよ。 万が一目に入ったら危ないからね。
[どうやら少女の発作は治まったよう>>180。 それを確認すると、ちょっとまじめな顔を作って彼女の額をつつく。
……赤くなった鼻で何を言ってもいまひとつ締まらないだろうけれど、一応言っておかないと、というのは老爺心(そんな言葉があるかどうかは知らないが)というものだ。]
(235) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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……おや、メルヤは手品ができるのか。すごいな。
[落ち着いたあと、ようやく笑いを引っ込めたメルヤが少女に向けて手品を披露する>>181 鮮やかな手技にちょっと目を丸くして、ひらひらと舞う紙吹雪を見つめた。]
(236) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[風が攫った囁き>>231は、微かに男の耳に届いた。 大空から視線を降ろし、そっと見つめる彼女の横顔]
(君とならば、何処へでも。 共に居られるなら、何だって出来るのに)
[…現実は、残酷だ]
(237) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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[手品の余韻も覚めてきた頃、男はケイトへと向き直る]
……さて、ケイトリン。 さっき言ってたお願いなんだが…。
[おずおずとキャリーバッグを開け、些か苦労しながらスケッチブックと絵具を取り出した]
本当は全部見本なしに、描こうと思ったんだけど。 どうしても、君の。 瞳の色だけは、直接見て描きたくなってさ。
[少し恥ずかしそうに視線を彷徨わせつつ、ぶつぶつ呟く。 先程見つめた色が、あまりに綺麗だったから。 記憶の中のどんな色よりも、ずっと]
あ、あの、俺、勝手に描いてるから。 自由にしてていいから…!
[狼狽しきりにそう言って、自分の表情を隠すように、 ぱたんとスケッチブックを立てかけた]
(238) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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ありがとう。 [心からの簡単を述べる>>233には、やや照れ臭そうにして彼はお礼を述べた。 物憂い表情の>>230には視線でだけ。
(僕の心は、もう決まっているよ)と告げた。]
[>>236にも少しだけ照れたような、彼は名残をみせた。]
ええ。ちょっと、最近触ってたら懐かしくなって。 本当に、お粗末だけどね。
[彼の基準には大いなるピエロの男が立ち塞がっている。ピエロの男は手品じゃなくて最早、常軌を逸していたが少年だったメルヤが知る由もない。]
[タルトは喜んでくれただろうか。少しだけ顔を覗かせた後に、空を仰ぐ。]
(239) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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『アイツもきっとオレのことは――「きらい」だよ。』
[乾いたその一言に、ああ、やっぱり、と思う。 仲良くあれば――と思ったのは ひとえにわたしが、ふたりのことを何も知らないから。]
[シーシャさんは幾度も、何かを言いかけた。 その様子を話しながらみている。>>190 話しが一区切りついた後の沈黙さえも、静かに
そのこころの中に何が秘められているのか とか いまなにをかんがえているのだろう、とか
完璧にはわからないから、 目の前の彼の言葉を 挙動を ひとつひとつ 拾ってみて、感じている。 ぱたぱたと零れる水滴を掬い上げるように。]
(240) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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じゃあ、ちょっと。僕バナナ届けに行くとこあるから。 バナナと、サンドイッチいくつか貰っていくね。
じゃあね。
[彼は広げられた>>213の中で、比較的手づかみで食べられそうなものを選別して、空いていたバスケットに詰める。 タルトのこと、よろしく。 そう、オスカーに目線で告げた。
”また”とは口にせず、バナナを、届けに行くために彼は中庭を去って行った。*]
(241) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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……。思ってることは、一緒、なのかな。 シーシャさんも、「私」さんも。
[重ねられる「だろう」ということば。 いつかシーシャさんと入れ替わる「私」さんも。 いつか消えていってしまうシーシャさんも。 自分を見て欲しいからと、お互いを否定する。
話を聞けば、「仲良くしろ」なんて言えない。 けれど――それは、寂しいと思った。]
[これが病のせいなら、誰に、怒ればいいの。 わたしは皆を連れて行く先生を憎む。 けれども、原因は先生にはないことは知っている]
(242) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 22時頃
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…………
[やるせない、ね。そんな気がするよ。 一番辛いのはシーシャさんだって、わかってる。 絵本を置いて、わたしの頭を撫でる彼の手は まだ、暖かくて――。 …………こんな時でもなかない なけない彼は とてもとても、哀しかった。]
「あー…、なんていうか、その。 …ごめん。」
――謝らない、でね。 だいじょうぶだよ。
[そっと掌を撫でて、そういうけれど どうすればいいのか 彼に何かしたいのに 何をすればいいのか わからなくて
約束を思い出して唐突に出た言葉>>179は、 ……やっぱり、驚かせてしまったみたい。>>193 わたしはほんの少し、言葉に詰まりながらも続ける。]
(243) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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…………うれしい、なぁ。 うれしいなあ。がんばるね。
[シーシャさんの不安も知らず、「勿論」という言葉に ふわと頬が緩むのがわかった。 たのしみにしてる。 その言葉をきいたときのこころのゆらぎは、 向けられた笑顔は ……まるで野をかける春風のように、暖かくて。]
[掌を解かれる。 わたしの小指がシーシャさんの小指と絡む。]
(244) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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……うん、約束。 やくそくだよ、 ぜったい、うたうから ききにきて
[ すきだなあ、とおもう。 笑う彼がここにいること。 絡んだ小指の感触が確かなこと。
それだけでのどまであたたかいものがのぼるのに その裏にある別離の影に、泣きたくもなる。
心に滲む感情の正体を、わたしは知らない。 小指をぎゅっと絡めて、離す。]
(245) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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……これは? [ 渡された絵本を、そっと受け取る。 中身をわたしは知らない。 けれど、「預かっていて」という彼の目は真摯だったから 胸にぎゅっと抱きしめて、こくんと頷き、]
わかった。 その時まで……ちゃんと預かってるよ。
[ 今度こそ、心からわらった。 ]
(246) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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「シー兄ちゃん、ヒナコ。」
[のんびりとした声が聞こえてきた。 キルロイさんの声だ。 そちらを向くと、ケイトリンさんと共に歩く彼の姿 彼女は 彼は だいじょうぶだろうかと思ったけれど わたしはできるだけ、明るい声で、はぁい、と応える。]
…………お弁当、かあ。 ピクニックみたい、だね。
[ナナちゃんがいればきっと、とっても明るくて 五木さんがいればもしかしたら、 もっと仲良くなれたかもしれないと
思う心は、そっと閉じ込めてから シーシャさんに振り向き、柔らかくわらった。]
(247) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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……行く?
[本を抱えて、杖を握る。 残された時間は少ない。 つくれる思い出も、もう、そんなには ない。*]
(248) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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[手品が終われば道化師は去ってゆく>>241 口癖の″また″がないことで、...は悟ってしまった ああ。あなたも、なのねと
去りゆく背を目で追っていれば、此方を向き直った彼に気付いて スケッチブックと絵の具を取り出し、告げられた声に目をぱちくりと]
……ふふ、わかったわ じゃあ、貴方を見つめていていいかしら
[動揺する姿が可愛いなと思う 昔中庭でスケッチする姿を見て、私貴方に恋に落ちたの その時よりも精悍になって でも優しくスケッチブックを触る姿は変わらない]
(249) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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[恋心と気づいたのは、想いを告げられてからだけれど 確かにその時、私は恋に落ちていた]
綺麗に描いてね?……いいえ、違うわね ――スケッチブックに、閉じ込めて
[この日の思い出も、私の気持ちも 何もかもを貴方の傍に ――抱えていくには溢れすぎる、この気持ちを 恋情宿した紫色、絵の具に宿るのなら
ねぇ貴方の心に、生きた証に 私を刻んでとただ、願う*]
(250) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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―中庭→自室― [中庭を辞した後、彼は自室へと一旦戻った。 包帯を一度解いて巻き直す。鱗の広がっている部分に、ピンセットと折り畳んだ紙ヤスリを仕込む。
病院関係者は、彼の鱗を気味悪がった。運ばれる時に包帯を巻き直すとも、思えない。 鱗ばかりが生えている背中は、彼が見ても鳥肌が立つほど気味が悪い。
ほんの一部分しか見ていなくても>>0:295「きれい」だと純粋な気持ちが伝わった、ヒナコの言葉が嬉しかった。傷付けたくなかったから、包帯をし出した、増えて気味が悪いから、包帯を厚くしたとは、伝えない。
彼の記憶にある手品よりはずっと稚拙なものを凄いと称賛をくれたキルロイの姿>>2:212も思い起こした]
(251) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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―自室→― [[彼は、彼自身を臆病な諦観者で傍観者気取りだと揶揄している。心の底では、彼らの幸せを願うからこそ、諦観した。気づいている者は、おそらくいないと彼は思う。
ポケットに新しい包帯を入れる。 自室を辞去する際に、>>2:130>>2:131で貰ったシーシャのノートも手に持って運んだ。色々あってまだ中身を読んでいなかったからだ
転がっていた、ベニトライト>>2:279を拾って内ポケットに入れて自室を後にした*]
(252) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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メルヤは、キルロイの絵がもう一度見たかったかもなあ、などとぼんやり思った
2015/06/10(Wed) 22時頃
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[そうこうしていると、キルロイが再び中庭に姿を見せる>>212。]
や、キルロイはご苦労様。
[メルヤに小さな包みとバナナを手渡し、ベンチに弁当を置くキルロイを労って、その隣にいる少女に気付く。]
──ええと、よく図書室で見かけるお嬢さんだね。 貴女と話したことはあったかな?
[キルロイの様子と立ち位置から、彼女がキルロイの言っていた“いい人”なのだろうと見て取って。 ぺこりと頭を下げる彼女>>217にも声を掛けた。]
(253) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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―少し前の話―
――ええ。私は昔貴方と話した事があったわ ケイトリン・トレーネと申します
[貴方がまだ今よりも年老いた姿だった頃 お会いしていたのだけれどねと>>253、呟くのは胸中で
もう一度挨拶をし直すのももう何回目だろう 奇病の為にあまり出歩けない私は、こうして忘れ去られる事が多い
それでも私は記憶する 貴方との記憶を1つ1つ、心の中に閉じ込めて それでも、良く図書館で見かける、ことは覚えていてもらえたらしい 其れは少しだけ、嬉しかったとそう思った
...は常の無表情でそう告げた]
(254) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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/* お別れなのが切なくて…… キルロイと離れたくないなぁ……
(-61) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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[メルヤ>>241がバナナを届けると言って、 何処かへ去っていく]
……ああ、
[また、といつものように言おうとして。 彼がその言葉を口にしないことに気付いてしまった。 悪い予感は確信めいて、それでも、]
メルヤ、―――…ありがとう。
[静かに笑いながら、その後ろ姿を見送った。 できることなら、"また"がありますようにと祈りつつ]
(255) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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[トレイル。(大嫌いで大好きだった)
――……どこか不安定になりつつある君を 残していくのが少しだけ、ほんの少しだけ忍びない。]
/* 潜伏中。
上では、書けないかもしれない保険で。ロルを置いておく。
(-62) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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/* ログの伸びに唖然とした。
ごめんな、まだ帰れそうにない。 更新日に帰宅遅くなるのきっついな……金曜日もなんだよな……
持ち運べる箱さんが欲しい
(-63) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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[――眼が覚めているのか、それともここは悪夢の続きか。 見慣れない病室にあたしはいる。
あたしの腕には黒い小手のようなものが取りつけられていた。]
なん・・・だろ・・・。
[少しだけ喋れるようになっている。 そして、腕を動かしてみると――。]
・・・。
[これは――。 せんせーがあたしにくれたペンと、同じ材質で出来たものだろう。 あたしは、そんなに寝ていた? いや、これは――事前に用意していたものを取り付けたのだろう。 何の為に?治療用? ・・・最初からこうなることを、予想されていた?]
(+6) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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[しかし――激しい痛みや苦しみは、少し引いていた。 身体はダルいし、軋むような痛みはある。 それでも――大分、マシになっていた。 死ぬ――と、思っていた。 そこからすれば、多少は回復したと思える。]
・・・ん。
[手を伸ばせば――、ペンとノートを手に取れた。 この黒くてごつごつとした小手は、ちゃんと動かせる。 妙な管が小手や身体に沢山ついている。 点滴とか――だけでは、無さそうだけれど。
あたしはノートに何かを書きだした。 ――次、あれが来たらもう耐えきれない。 時間が無いのだ。 動けるなら、動けるうちに――。 これをせんせーが届けてくれるかは、分からないけれど。 その為にあるとしか、思えなくて――。]
(+7) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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[――タイトルは、君の瞳に花咲く日。]
・・・。
[あたしが、この歌へ籠める想いは少し変わっていた。 覚えているよ――とは、もう歌えなくなっていた。
きっと、その前にあたしは――。
でも。 ――この歌を、ヒナちゃんや、もしタルトちゃんが歌うなら。
憶えて、いて欲しいと――。 あたしの分も、憶えておいて欲しいと。 それも籠めて――。――詩を作る。 トレイルや、病院のみんなのことへの想い――。
悪くない人生だったな、と穏やかに想う。 書きながら、あたしは微笑んでいた。]
(+8) 2015/06/10(Wed) 23時頃
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[ヒナちゃんが歌うパートの部分は、白紙にしてあった。
どんな歌なのか、音程とかも違うページに注釈をつけてみる。 それは、ナナオなりの書き方だったけれど――。 子守唄が書かれたページを見れば、意味は分かりやすいかもしれない。]
・・・。
[こうして、書き記していると――。 今は、夢の中にいるのか。 起きているのか。分からない。 ひどい悪夢を見ていた気がする。 ――目覚めることが出来たのは、まだ生きようとしていたからだろうか。]
(+9) 2015/06/10(Wed) 23時頃
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>>181 けほ……めってなってもいいもん。 そのときは テヘッて誤魔化したり ひゃくめんそーを退治してみたり!
[目の前でポンっと弾けて紙吹雪が舞う。 釣られるように鼻をほじほじしていた手でメル兄やんの手にふれて花弁が舞い上がれば「わあ」と驚きはしゃぎ始める。]
キャンディー出てきたよ??
お手て洗ってから、貰っていい?
[咳も止まり発作は嘘のように落ち着いて、今はキャンディーに心奪われてお手洗いに行こうかと。]
(256) 2015/06/10(Wed) 23時頃
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[――すぅ、はぁ。 呼吸を意識してみる――。
生きていることが不思議でならない。 既に死んでいるとしても驚かない。 化け物じみていると、思う。 でも――、だからどうした。 散々悪夢を見て魘されていたけれど。 ――良いんだ。良いんだ、あたしはこれで。 病院で過ごした日々は、哀しいことも沢山あったけれど――。 決して不幸なだけだったわけじゃない。 良い友達をもって、小さな子と遊んで――。 患者仲間と話したり、日々を過ごして――。 なんだ。あたしは、それに結構満足していたじゃないか。]
(+10) 2015/06/10(Wed) 23時頃
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[ケイトリンの残された時間は貴重だろう。 その姿を絵に留めたいというのは、自分の我儘だ。 だからせめて、自由に過ごして欲しいと伝えたのだが]
――――……ええ!?
[自分を見つめているという答え>>249は予想外だった。 スケッチブックの裏側で、慌てふためく声を上げる。 ちらりと黒の瞳を覗かせれば、 薄紫は此方を向いていただろうか。
絵を描くという意味では、大変助かるのだが、それは。 …それは、ちょっと。 恥ずかしくて、気が気ではない]
(257) 2015/06/10(Wed) 23時頃
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[しかし彼女が望むならば、 頑張るのが男の意地という奴だ。
何度か深呼吸して気を落ち着かせ、改めて彼女を見つめ]
分かった。俺が知っている、君の全てを。 君の存在している今を、閉じ込めるよ。
……ずっと、一緒に、いられるように。
[離れてしまう前に、時を止めるように。 スケッチブックと心に刻み込む、美しい彼女の姿。
男の手が、もう筆を握ることは無い。 震える指先に色を乗せて、不格好に描き出していく。 それでも画用紙を見つめる眼差しは、 きっとあの頃と何も違わない]
(258) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[――――…君が、喜んでくれるなら]
[其れが何よりの俺の幸せなんだ]
[昔から、ずっとずっと]
[何も、違わない]
(259) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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食堂のおっちゃんや、せんせー。 ナースのみんなや、今までいなくなってきた患者のみんな。 憶えているよ。 ――辛かっただけじゃ、なかったよね。 沢山、笑ってたよ。 この病院はさ。患者のみんなを閉じ込めいて、治療する気がなくて――。 嘘ばっかりで――なんていう冷たい感じの一面もあるかもしれないけれど。 あたしは、ここは暖かい所もあると思う。 その想いも、ここに歌ってみようか――。 ありがとう。って、想っているからね。
もしかすると、必死に助けようとしてくれた結果が――。 この、黒い小手とか・・・なのかなぁ、って。 良く分からないけれど。]
(+11) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[ケイトリンの瞳。 その、優しい温もりを宿した朗らかな瞳。 想いを表現するには、どんな色を使っても足りないけれど。
それでも指先で塗り重ねる、愛しい東雲色*]
(260) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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―シーシャの自室― [シーシャの自室のドアに、袋に入れたバナナを三本程。
白いメッセージカードには素っ気無く。 『これで貸し二つ返したよ』それだけを、書き置きした。
何もメッセージを残さずに置いていくことも考えたが、誰が渡したかわからないだろうと、思って彼は書き記した。]
さて、と。
[次に行く場所はひとつだけ。 気が進まない。とても気が進まないが。仕方ない。自ら蒔いてしまった種でもある。
彼が移動している姿は、渋々といった態を露わにした様子で、トレイルの自室の方へと足を向けた*]
(261) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[話しかけると少女は丁寧に頭を下げる>>254。 多分何度も同じことを聞いているのだろうと何となく思いながら、彼女が身動きするたびにきしりとかすかな音がするのが聞こえた。]
何度も同じことを言わせていたら申し訳ない。 トレーネさんだね、よろしく。
[彼女にお辞儀を返して後、キルロイの広げる“ピクニックのお弁当”に向けられた>>218彼女の言葉には素直に同意した。]
(262) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[>>211おトイレに向かおうとするとキルお兄しゃん>>213にケイトお姉しゃんまでいる>>217。 手にはお弁当を持ってきているようで目を輝かせながら喜んだ。]
タコしゃんういんなあ☆カニしゃんもいるー☆
やったあ! ねえねえ、私の分残しておいてね?絶対だよ?絶対!!!
[お手てを洗いに走っておトイレへ。ここにななお姉ちゃんがいないのは残念だけど、さっきちらりと見えた悲しい顔を見て辛い気持ちになったのを思い出して考えないように努める。]
(263) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[すらすらと、ペンは進んだ。 本当は、ヒナちゃんともう少し話したいけれど――。 ここにヒナちゃんを呼ぶわけにも、いかないだろう。]
・・・あ。・・・。
[ぱたん。とペンが転がる。 そして、急速に眠くなってきた。
――ああ。 柔らかな光が視える。
ナナオは、穏やかな微笑みを浮かべて――。 また、意識を失った。]
(+12) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/10(Wed) 23時半頃
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ここで眠りについてしまう――、っていうのもありかもって思ってた。
(-64) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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/* キルロイのロルに泣きそうになった私……
(-65) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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……私は特に関与していないから、きっとタルトとキルロイのリクエストじゃないかな? 私も少しご相伴にあずかってもいいのだろうか。
[自分がメニューには関わっていないことを言って。 許可を得られたらおかずをいくつかもらおうか。
その場にいる子達とは、なにがしか言葉を交わしたことだろう]
(264) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[そしてメルヤのバナナ推し>>214を聞きながら、何となく皆がしているように空を眺めた。
──どこかでヒバリが鳴いている。 ちるちるちる、と高い空の上で。
あれは猛禽の目をかいくぐって歌われる恋のうただ。
この場所に集う彼らも、きっとそれぞれの病がなければあの小鳥のように、どこか外の世界でそれぞれの恋をして、誰かと愛をはぐくんで、それぞれの暮らしのなかで穏やかに枯れていっただろうに。
──酷い話だ。
ひとは、自分の理解できないものが、自分達の力の及ばない不可能が、目の前にあることを恐れる。
だから、私のように伝染性の病気でもないのに、こうやってここに押し込められているのだと、そう思う──]
(265) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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おトイレで手をバシャバシャ洗って戻ってくるとメル兄は何かしてるようです。>>220>>221]
私もアレやりたいーー!と濡れた手をオスカーの前に差し出しながらハンカチを待つ 足踏みしながら自分も木登りしたいよう。]
(266) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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/* くっそwwいいこと言ってるのにバナナのせいでwwww
くっそwwwwwww
(-66) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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もとは一人だったからかな。 一緒だから…気に食わねぇのかも、知れない。
[薄い唇を噛んで、低く呟く。 青年は今は自身の奥に眠る"私"のことを考えた。 "私"もこんな気持ちだったのだろうかと。 ……自分の中に棲むもう一人のことを考えた。
似た者同士だからこそ。好きにはなれなくて。
( ――嫌いにもなれなくて。 )
…それぞれが別の人間だったら。 …片方が何時か消えてしまう。なんてことがなかったら。 疾うに考えることをやめた"もしも"の話。 それがふっと胸に蘇って、青年の瞳の奥を熱くさせた。]
(267) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[謝らないでと、そう、言われたけれど。>>243 小さな頭へ寄せた手のひらへ伝わる温かさにどこか安堵している自分を、情けねぇなあ、と思う。
ああ、本当は。 幾ら悟っているような振りをしてみたって、 他人事のように澄まして口にしてみたって、
…いなくなりたくない――なんて。
ガキが駄々をこねるように思ってしまう。 人の温かさは体の奥に沈めた未練を容易に引き戻そうとする。
それを。どうにかこうにかもう一度隠して、笑う。 小指を一層強く絡めて、紡いだ言葉は『 約束 』。>>245]
(268) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[…小指が繋がれたことで近くなる少女の顔は、 青年の心の凝りを溶かしていくようにふわりと微笑む。]
ん。約束だ。 …これは、 …――そうだな、約束を忘れないための鍵、かな。
[絵本は無事に少女の腕へと渡る。 それを見れば薄らと過る、忘れないでという言葉。]
もし、オレがオレを忘れてしまったとしても、 "私"しかいなくなったとしても、 きっとその本があれば思い出せるから。 …約束のこと。
[頼んだ。と足して、少女の胸元へ居場所を移した本を見遣る。 ――願わくば、忘れなければいい。 …消えゆく"オレ"のことも、この少女の可憐な笑顔も。]
(269) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[指切りをすれば、控えめに名前を呼ぶ声が聞こえた。 ふいと気配を感じて振り返ればそこに人二人の姿。>>210>>216 傍らの少女が返事をしているから、青年は手を振るに止めた。]
――…ピクニックねぇ。 …今日はいい天気だから、お誂え向きかもな。
[窓から差し込む陽光は柔らかい晴れの色。 今はもう"いない"人のことを思う。 今頃どうしているのだろうと考える。
けれど、それも直ぐに胸の奥へと仕舞い込んだ。 "かなしむ"のは一人でも出来る。 残された時間を他の誰かと使うことはもしかしたら 明日にでも叶わなくなるかも知れないから。]
(270) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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……行く。
[問う声にはぶっきらぼうに答えた。>>248 そうして、少女が歩き出すなら、その速度に合わせるよう、ゆっくり、ゆっくりと足を動かすことにする。*]
(271) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[物思いに心を飛ばしていると、かさり葉擦れの音がする。 そちらに目を向ければ、身軽に木によじ登るメルヤの姿>>220。
何をするのだろうと見ていると、手を洗ってきたのだろう、びしょびしょの手を伸ばしてくるタルトが目の前にいた>>266]
……うん? アレって、木登りのこと?
今からメルヤが面白いことをするらしいから、ここで見てる方が楽しいんじゃないかな。
[タルトの手を拭いてやりながら、ほら、さっきの手品とか。と持ちかけてみる。]
木登りは、運動しやすい服を着てきたら教えてあげるよ。
(272) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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/* 返 事 が 遅 く て 申 し 訳 ね え! あと中庭のロールが読めてない…読まねば!
(-67) 2015/06/10(Wed) 23時半頃
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[すきよ すきよ
貴方の眼差しが 触ると意外と柔らかい黒髪
温かな手 私より長くかっちりした、指先
優しい声が だいすき よ]
(273) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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――あら、いけないかしら? 貴方を見て居たいと思うのが
[遺された時間全てを使って、ずっとあなたを見ていたいと思うのは 慌てふためき、此方を伺う姿にゆるり細める勿忘草色>>257
その一瞬が、その一欠片が なによりも(誰よりも)大切、で]
(274) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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[ねぇ、私ね ――貴方に忘れられたくないのに 貴方が私を忘れたほうが苦しまないですむかもなんて考えてる それでも、忘れてほしくないって我儘言ってる
私、自分がこんなにずるい人間だなんて初めて知った 私、自分がこんなに独占欲の強い人間なんて初めて知った
私を優しいと言ってくれる貴方 それでも、こんな醜い部分を知っても私を――愛して、くれる?]
(275) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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[筆ではなく、指先で塗り重ねられる色は夜明けの様な紫 塗り込める様に何度も往復するその指を 貴方の指先を、スケッチブックを持つ手を 真剣な貴方の瞳を私は見つめる
瞬き1つすら惜しい、私の時間はもう残り少なくて 隔離されるという闇に落ちるなら漆黒の貴方の羽根みたいに優しい色な場所であればいい 貴方の面影を探していたいから
――時間よ止まれ 誰よりも愛しいあなたの瞳は、真剣な色を帯びて それは花弁を閉じ込めたかの様に美しい
君の瞳に花咲く日。私は何度も貴方に恋をする*]
(276) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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/* シーシャの持ち物 ・今の絵本→キルロイ ・昔の絵本→ヒナコ ・私の日記→メルヤ
・包帯 ・鍵(保護室で拾った)
(-68) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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―シーシャの自室前→トレイルの自室前― ……――。
[ドアの前まで来て彼は往生際が悪かった。 彼のほうから、トレイルを尋ねるのは、何時ぶりか。見掛けたら避けはしないが、歓迎しない。最早、刻み込まれた、拒否反応なのだ]
(……。明日がないといつも思ってるのに、油断するんだよね)
[コン、コン。コココココココン。と奇妙なリズムでノックする。 最終手段には、ピエロ直伝の鍵開けマジックがあったが、する気は起きなかった。]
[いないなら、いないで仕方ないと思っている。 ただ、彼は。どれひとつとして、未練を、約束を残したくなかった。 >>98昼に、だとか。>>1:294『後で』だとか。言わないように気をつけていたのに、相手が悪いとしか思えない。ペースを乱される自覚が彼にはあった。 彼の我が儘でしかないのは承知だ。トレイルの部屋の前のドアの横で、バナナが房半分ほど入った袋を持って、待ってみた。*]
(277) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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シーシャは、メルヤメルヤは今どうしているのだろうと、ふと思った。
2015/06/11(Thu) 00時頃
メルヤは、シーシャは、バナナ喜んでくれるだろうか、とふと思った。
2015/06/11(Thu) 00時頃
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/* >>261 どうしてバナナ三本で借りが返せると思ったんだよ…
(-69) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/11(Thu) 00時頃
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[手を拭いてもらって木登りもしたいけどお弁当も食べたい!手品は魅力的だったもののタコさんには勝てずに言うとおりに大人しく食べながら手品をみる。 やがてお粗末様でしたとメル兄が〆ればパチパチパチパチと拍手をして、喜んだ。]
(278) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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シーシャは、キルロイとしばらく会っていない気がした。
2015/06/11(Thu) 00時頃
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/* 53+19
(-70) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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シーシャは、ケイトも一緒にいるのだろうか。と考えた。
2015/06/11(Thu) 00時頃
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ねえねえオスカーお兄しゃん! 雲雀鳴いてる?? どこにいるのかなあ? [どこかで聴こえる雲雀>>265に目をキョロキョロとしながら木の上をさがす。
メルヤお兄しゃんはどこかで、キルお兄しゃんはケイトをみながら何か描いている??]
(279) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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―自室―
[ひらり。揺らぐ視界の隅に、白い花吹雪が見えた気がしたのは、つい先ほどのことだったか。どうやら微睡んでしまったようで、体を起こせば、どこかが軋む音がした。
俺を起こしたのは、どうやら奇妙なリズムだったようだ。
こんなことするのは誰だったか。思い出すのは、先の口約束――――嗚呼、あいつ、かな。]
…………いいよ。
[一瞬迷うも、最終的にあげた声は肯定。ベットから腰を浮かすのは少々、面倒だったから。]
(280) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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[(聞こえない振りして帰ろうかな。)
一瞬そんな思考に駆られた。何だろう。尋ねたのは、彼の方なのに、凄く入りたくない。 渦巻く欲望に理性を働かせた。]
入るよ。
[>>280気怠そうな姿を見て、彼はげんなりとした。諸に。愛想もなにもない。]
うん。トレイル何してるのかな? [サンドイッチとバナナの差し入れをしながら、白と紫の部屋を見る。 ドアの前にいるのは、反発心のせいだったろう。]
(281) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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/* 腑抜けた面晒しやがって(ぷー)
(-71) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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[お弁当を食べ出すタルトの横で、オスカーは目を細める。
『種も仕掛けも ご ざ い ま す♪』
そんな声を上げて、手品を披露し始める>>221メルヤの楽しげに上げられる声や鮮やかな手つきは玄人ばりで、素直に感心してしまう。 時折小さく目を見張ったり、拍手をしたり。 しかし、その技術に見入るうちに気付く。
彼の心がおそらくはここにないことに。
何を考えているかまでは判らない。 けれど、おそらく何かを憂いてるのだろうと。
それは多分にここでは別れを意味すると。 それくらいのことが推測できないような歳ではなくて、少しうんざりしてしまう。]
(──あぁ、彼の懸命な演技を。 私はいつまで覚えていることができるだろう?)
(282) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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[元々はひとり。今はふたり。 分かれてしまう、 というのはどういう感覚なのだろう。 身を裂くのはいたいけれど、 心が分かれてしまう、というのは――……。]
[『約束』を交わす。 痛みを笑顔にかえて、というには、 儚すぎる笑顔をお互いに浮かべ ]
鍵。 そっか、……大事な本なんだね。
[わたしはそっと、絵本を見つめる。 表紙は――なかった、だろうか。>>1:161
片手で捲ることはできなかったから、 そこに彼自身の残した記録があると知らないまでも 守るように大切に抱えこむ。 「頼んだ」という言葉に応えるように。]
(283) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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任せて。
[ 同時に、忘れないで、とこころが叫ぶのを 忘れない、という決意に、塗り替えた。]
[ぶっきらぼうに返ってきたのは、肯定の言葉。>>271 こくりと頷いて、わたしは歩きだす。 虫になりつつあるわたしの足取りは重い。
それでも、傍であるくひとが 歩く速度を落としているのはわかっていたから できるだけはやく。
中庭につけば、ふわりと風が薫る。]
(284) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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こんにちは。……いいお天気、だね。
[ その場にいたひとにぺこりと挨拶をして、 空をちらりと見上げる。 きらきらと輝く陽光を、跳ね返す木の葉が眩しい。
ひばりが鳴いていただろうか。 寄り添うように見えるケイトリンさんとキルロイさんを 眩しげに見てから、 タルトちゃん>>279の元気な声を聞いて静かに微笑んだ。]
(285) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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/* 情景描写がとても…上手い… んーんー…メルヤはもういなかった、かな。 いないだろうな。多分。
(-72) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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タルトは、ヒナコに手を振った。
2015/06/11(Thu) 00時半頃
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/* んん、タルトちゃん立候補かな。 長いからね、仕方ないね。 ヒナコちゃんは日数不安あったぽかったけど変わってしまって大丈夫なのだろうかなどと。
(-73) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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[なんだその顔、訪ねてきたのはそっちだろう? そう言いかけたけれど、飲みこんで。にへらとあいまいな笑みを浮かべた。こちらの返事から、扉があくまで少しの間があったのには気づかないふりをして。]
寝起きだからね ん――――夢でも見てたかな。
[冗談めいた言葉はあながち嘘というわけでもなく。本当に夢を見ていたような気がしたけど、どんなものだったかは思い出せなかったから口にしてやらない。
差し入れは微笑んで受け取っておいた。]
昨日の答え、してやろうか
[彼からの問い>>1:268は何故だか覚えていて。皮肉めいた口調は――――彼の様子を、少し、訝しんだから、かもしれない。]
(286) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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[演目を全て終え、木から下りてくる青年>>228には素晴らしい演技だったよと賞賛の声を掛ける。 お粗末様でしたと戯ける彼の、声は明るいが目の奥は昏い。
だから空を仰ぐ彼には>>239それ以上掛ける言葉が見当たらなかった。
用事があると場を後にする彼の視線>>241には軽くうなずいて。]
──あぁ、じゃ、またね、
[──明日か明後日か、記憶の涯(はて)か。 わざわざ言わなくても、いずれ天国で会えるさ。
青年が口癖のように繰り返していた別れの言葉を、今度はオスカーが口にした。 老人が口にする再会を望む言葉は、いつでも少し不吉なものだ*]
(287) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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[腑抜けた顔晒して何やってんだ。 >>286何故か。酷く、苛立つような思いがしたが飲み込んだ。 机の上。花の鉢。視線を逡巡させた。]
そう。 ……そうだね、どうなんだい?
君が、あの医者に向かうぐらいには悪いんじゃない?
[鳶色の双眸を、真っ直ぐぶつける。かすかな、彼にも気づかない苛立ちが灯っていただろう。それは、トレイルの方が看過するかもしれない。]
(288) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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あと。……ナナオとユリのことだけど。
[かすかに息を詰めて、サンドイッチに手を伸ばす。 誰もトレイルの分だけだとは言ってない。]
ヒナコは、ケイトが見てくれてたし大丈夫だと思う。 タルト…にも言って来た。
オスカーさんが、フォローしてくれたから、何とか…もう会えないことはわかってくれたと思う。
シーシャには言ってないけど…まあ、キルロイにも伝えてるからいずれ伝わると思う
[妙に饒舌だな、と彼はぼんやり思う。 立場が逆な気がしている。何だろう。何かが、朝から引っ掛かっていた。 さっきの青空の下にいた、爽やかな気分は霧散してしまっている。*]
(289) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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[メルヤを見送ったあと。 またどこかから聞こえだしたヒバリの声にタルトがきょろきょろと声の出所を探し始める。
小鳥は木の上にいると思っているのだろう。 茂みの辺りをキョロキョロしているタルトにほほえみかける。]
そうだな、ヒバリは多分、見えないな。 あれは草むらにいる鳥でね、100メートルも空に上がって鳴くんだよ。
タルトは目がいいかい?
目を閉じてゆっくり回ると、どっちから声が聞こえてくるかわかるんだ。 難しい鳴き声が聞こえるときに、これくらいの角度で空の上を探すと見えるかも知れないよ。
[30階建てのビルの屋上はどれくらいの角度だったっけ。 何となく思い出しながら、空の上を指さして大きく円を描いてみせた*]
(290) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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タルトちゃん。 いい天気だね。
[手を振る彼女に、にっこりと笑って手を振りかえす。 このこはナナちゃんの事について、聞いたのだろうか。 辛い思いはしてないだろうか。 そんな事を思った、けれど――。
この子の笑顔は尊い。 傷を掘り下げていいことなどひとつもない。 「わらって」くれているならそれが一番だと
銀の霧に齎された、悪夢のような病>>2:132の 実態を知らぬわたしは、そんなことを思っていた。*]
(291) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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/* まあ、ランダム繰り下げでもいいんだけど トレイルはトレイルで忙しそうなんだよなあ 村建ては悩みどころ。
(-74) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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/* にゃああああヒナコちゃんごめんね…! シーシャ的には立候補出来ない…ので…有難いです。 ありがとう。
(-75) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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[彼の瞳は、些か尖りを持っていたか。]
そろそろ、かな。
[重い一言は、軽く零される。ユリは置いておき――ナナオはそう、酷くは見えなかった(俺が“落した箇所”で何があったのかは、分からない)。
そこで俺の様態の急変と来ては。ばれれば、すぐ。急に広がった結晶化が、すべてを示していたのかもしれない。そろそろ“心”だった蝕むと、そう、言いたげに。]
“そろそろ”が、良い。
[混ざる願望。それは――――決して隔離でなく、“消失”を意味するものであったけれど。]
(292) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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なぁ。 お前まで“落させて”くれるなよ。
[やけに回る舌に、目を細めて。告げる言葉は非情。やけに落ち着いてられるのは、もう、“慣れ”なのか“諦め”なのかは分からない。
手を伸ばすのは、バナナだったか。しっかりしたものを咀嚼する気にはなれなかった。]
(293) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* タルトちゃんお疲れ様。 それ言ったら俺も遅れ気味で申し訳ないね……。
親しい子から吊りに入ってて怖いなこれ。
(-76) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[穏やかな、けれど何処か悪戯っぽい彼女の言葉>>274に、 少したじろいでしまうけれど]
……………駄目、じゃない。
[けれど、本当は駄目などころか嬉しかった。 その瞳が自分を見つめてくれていることが。
緩やかに細まる菫色に、どきりとする。 惹かれているのだと自覚して、頬は僅か熱を帯びる]
(294) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[太陽は次第に真上から緩やかに傾いていく。 どんなに祈りを重ねても、時は決して止まってはくれない。
彼女に完成した絵を見て貰いたい。 想いばかりが募れども、この指先は滑らかに動かない。
それでも描くことに集中する。 自己満足かもしれないが。 こうしていると、何より彼女の傍に居られる気がした。
少し肌寒い位の風も、鳥の囀りも、和やかな談笑も、 全て意識の遠くへ沈んで行って。 優しい君の眼差しだけを、間近に感じている。
―――とてもとても、幸せで。 息が詰まりそうな程の胸の痛みに、気づかない振りをする]
(295) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* うぎゃっ 歌のくだりヒナコちゃんと回収してねぇ……これは…………シーシャと共闘する流れ……。
(-77) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[絵画の中の君は、 幸せそうに柔らかな微笑みを浮かべている。
此処ではない、何処か遠く。 可憐に花が咲き誇る、広い広い草原で。 月と太陽が入れ替わる、東雲色の空を背景にして。 まだ空には点々と、白けた星々が小さく灯り。
君の笑顔はいつだって、瞼の裏に思い出せる。 君の心が笑ってくれるなら、其れが何よりの宝物。
―――…我儘が許されるのならば。
何より綺麗に笑う貴女の瞳に映るのは、 自分であって欲しいと願う。
君の瞳に花咲く日。 どうか、君が幸せでありますように*]
(296) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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……そう。
[彼は知っていた。彼の願望。彼とは少し尺度が違うこと、気づいていた。]
望んでも叶うかは、知らないけど。
[>>292の諦めと、厭世を帯びた響きにサンドイッチを粗食しながら、ぽつり。 嗚呼。感情か。妙に得心した。]
[淡紫の花の鉢に、目を向ける。]
(297) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[ケイトの声が、ふと甦る。
――……不安定さが急速しているトレイルを 残していくのが少しだけ、少しだけ。
続く言葉が、彼にもわからず。自らに胸の内で歯噛みした。]
(298) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* ヤメテー立候補の嵐ヤメテー 繰り下がり方式で…考えて…いるので…ので…(しろめ
あれですよ、お話的には最終日シーシャが隔離されなくてもオスカーが隔離されなくてもシーシャ的には同じですねん…
(-78) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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……矛盾してるよ、トレイル
”そろそろ”がいいなら、僕のことも落とす。 僕のことを落とした君を、僕は毎日”初めまして”って言うぐらいしか出来ないよ。
[諦観と退廃に身を寄せようとする。
だけど、この感覚は彼には喪失だ。 彼が一番恐れる喪失。それを望むトレイル。]
せめて…
あー、いいや、何でもないよ。 [続く言葉は、喉奥へと呑み込んだ*]
(299) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[恋人たちに遅れてやってきたのは、ヒナコと──何という名前だったか、角を生やした青年。]
やぁ、ほんとうに。
[何気ない挨拶に笑ってみせるが、少女の青い羽は少し昨日よりも成長しているようで、少しだけ心配になる。
──タルトがまた悲しがるようなことにはならないでいてほしいと。]
(300) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* ロール書こうと思いつつ、>>300を見て
俺とヒナって美女と野獣じゃね?とか思っちまったよう。
(-79) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* 言うでもなく俺が野獣です(角指差し
(-80) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[それから、青い羽の少女と角を持つ青年とは何か話をしたろうか。
どちらにしても、あまり恋人達の邪魔をするのは悪い。 世間話が終わったら、本を抱えて病室へと戻るとするか**]
(301) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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(背中合わせの意地っ張り。鏡の先を見つめれば、分かり合えるようで分かり合えない、彼がいるようだと、僕は思っていた。)
―裏返しの終わりと始まり―
Since brass, nor stone, nor earth, nor boundless sea, 《真鍮も、石も、大地も、無辺の海も》 But sad mortality o'ersways their power 《重々しい死の支配をまぬがれることができないとなれば》
七年前。僕は、ピエロの格好をした彼にしか懐いていなかった。 その時には既に、トレイルもシーシャもヒナコも居たのに。他の人とは関わろうとせずに、医者や看護師の前でだけ愛想笑い。 ピエロの彼にだけ。笑顔を浮かべていたと思う。
どんな風に周りが思っていたか、その頃周囲を気にしていなかった僕にはわからない。 時折、視線が合ったのはトレイルだった。辛辣な、とでも言う視線。 僕は、ピエロの彼にぶつけられている気がして庇うように前に出たりもした。
だからこそ。 ――――…最初の喪失は、空虚さを膿んだ。
(302) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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―裏返しの終わりと始まり―
外の世界への酷薄さ。それを忘れさせてくれた、道化の格好をした男のひと。 もう会えない。もう会えない。世界が白くて見ていたくなかった。 蹲って泣いていたのを、見つけたのは他ならぬトレイルだった。 冬の寒空の下だった。 ただ、黙って僕の頭を撫でていた彼が何を想っていたかは、僕にわかる筈もない。 粉雪舞う中、喪うことの恐怖を僕が憶えた。
彼が先に僕の幻覚に勘付いたから、偶然部屋を覗いた時に見た薄紫の花に触れた。 僕の不調にすぐに勘付くから、こちらも辛辣に指摘した。
僕たちは、どこまでも相容れなくて。とても気があった。 僕たちはきっと、似ていて。似ていなかった。 僕にとっての喪失は(恐怖は)、誰かが喪われていくこと。 君にとっての喪失は(恐怖は)、自らが喪われていくことだったように思う。
今更だから。 《答え合わせ》なんてしないけれど、さ。
(303) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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―裏返しの終わりと始まり―
それに。おそらく僕は多分。――…君の、欺瞞に気づいていたかもしれない。 面倒見の良い、おとなの振りして。気遣う振りも本当だろう。 その裏に潜んでいるのは、自己保身。
誰だって、自分のことが大事だよ。 それを隠したがるのも、君らしいんだろうけどね。 そんなこと、大人振って格好つけてる彼に、絶対に言ってやらないけれど。
(僕に、みんなに。掛けていた言葉の、半分以上は本当だろう? だったら、自分を卑下しなくていいのに、さ)
強くてしなやかで、故に脆くて弱いひと。 無遠慮に踏み込んで勝手に世話を焼く、ひと。
(304) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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―裏返しの終わりと始まり―
偶然に積み重ねって出来た関係は まるで補う合うようだったと僕は勝手に思っていたようだ。
ほらね。トレイル。
大嫌いな君に (背中合わせの意地っ張りの僕が)
(305) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[――…伝えることなんて、
今更、何ひとつとしてない。ないんだよ]
(306) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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ケイトは、メルヤは、本当に伝える事って無いのかな?なんてそう、おもう
2015/06/11(Thu) 01時頃
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[中庭の穏やかな時間 メルヤは手品を終えれば去ってしまったが、此処にはキルロイも、タルトもオスカーもいて ヒナコも、シーシャもやってきて まるで昔みたいな、そんな一幕
暫し皆、思い思いの時間を過ごしたろうか 時は刻む、無情にもみな平等に刻まれる 1分、1秒、唯止めようもなく]
……ああ、検診のじかんが、もう直ぐ、だわ
[さて、キルロイの絵は何処までできたろう 完成していても、していなくても。少しだけ見せてと願ったがどうだったか
貴方の瞳にもう少し、もう少しだけ。映っていたい 私の瞳に貴方を映していたいとそう願うのに 微か聞こえる時計の鐘が、...に穏やかな時間から現実の時間へ引き戻した]
(307) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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ねぇ、キルロイ。 お願い。付いてきてくれる?
[一人は怖いわと、その言葉は虚空に溶ける 差し出す手は、緩慢ではあれど精一杯、貴方に伸ばす]
(308) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* ん、待て、あ、ちょっと間違えたか。 ヒナコちゃんは(1dだけかもしれないけど)予定より残る、ということでいいのか。いいのか?
(-81) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* >>296 ふええん。キルロイ好き、すきだよー [泣いてる]
(-82) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/*
ところでガチ泣きしかけたんだがどうしてくれるんだいメルヤ
(-83) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[約束が叶えば息を一つ吐いて。 中庭へ向かうまで、急がないよう、急がせないようにのんびりと歩いた。 …青年の涙ぐましい隠し事がバレてしまっていたとすれば、隠し事下手な自分に対してもう一つ、ため息でもついたろう。>>284
中庭に着いたなら、風がさやさやと頬を凪ぐ。 流れる音の中に雲雀の囀りが時折入り込んでいた。
――その場にメルヤの姿は無い。 包帯をくれた顔を思い出す。 "また"と口にしなかったその顔を。
数日前に和服姿も人々の中には見えない。 ( …その顔を最後に目にしたのは"私"だったかもしれない。 )
ケイトリン>>276とキルロイ>>260が向かい合う様子を横目で見遣って――これは何というのだったか。…微笑ましい?――などと考え半分に通り過ぎ。]
(309) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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[先日遭った時には慌ただしくすれ違った、顔。>>300 どうやら、今日もまだ変わらぬ姿でいるようだと。]
今日も元気そうで何よりだよ。
[そう声をかけて、ひらりと手のひらを振った。 そうして、更に青年はその場所すら過ぎて。
中庭の中心に聳える高い高い木の枝を掴んで、登る。 長い年月を数えた太い幹に生える枝もまた、人を容易に乗せられるほどに、太い。
枝の上に座り込んで鳥の声を聞いていれば、瞼が少しずつ、少しずつ、下がって。意識が闇の底へ沈んでいく よう だった。*]
(310) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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/* お ま た せ(待ってない 眠ると人格が切り替わるみたいになってる、かも。
(-84) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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……そうだね。 叶わないことの方が、よっぽど多い。
[歯痒かったのは、彼だけではなかったかも、しれない。
そうだよ。あの時から。俺はいつだって俺が俺の“記憶”が大事なんだ。いつだか――そう、あの時。この“少年”の頭をなでて、すべてに気づいたあの時から俺を苦しめる罪悪感など
これこそ、]
……なんだ、らしくない。
[浮かぶ笑みは、もしかしたら歪んでたかもしれない。示された矛盾には肩を竦める、のみ。早く体の方が消えてしまえばいいのに。叶わないのは、しっていた。いつだって、何もかなわない。
この無常感はどこから? ――――淡紫は、何も言わない。 彼の瞳を見つめ返す俺の瞳は、どんな色を映していただろう。]
(311) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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でも、やだな。 あんたから「はじめまして」なんて聞くのは。
[零した言葉は、“ほんとうのこと”の方*]
(312) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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>>290 そうなの!? 草むらと聞いてびっくり! [空を円にして描くようにしている指先をくるくるみながらどこにいるのか追いかける。]
んー… 目はいい方だけどわかんにゃい。**
(313) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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/* 何がすごいって。これで打ち合わせなしの対になり方なんだよなぁ……メルヤと。やっぱり中身は共鳴者様ですよね知ってた。
包帯被ったあたりからうげっ!?って思ったけど、うふふここまでねぇ。
(-85) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[>>311(ろくなことを考えてないな) 何を考えているかは、わかる筈もない。当て推量でしかない。
お互いどこか似ていたような気が、彼はしていた。
”みんな 一緒に 消えてしまえば いいのに。”]
それ、君がいうの? ”らしくない”のは、君の方だろ。トレイル。
あー、本当らしくない、らしくない。
[言っている彼自身、そんな風に想ってない。本性あらわしたな、とか思っていたが口にしない。
ひどくトレイルの双眸が>>311頼りなげだった。まるで。そう。 ”おまえはいかないよな?”と、伝えているようなのは、かすかな。かすかな罪悪感だ。]
(314) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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……はあ゛?
あれもそれもこれも、なんて無理なことぐらいわかるだろ。 じゃあ言わないよ。
[何なら約束してもいい、と売り言葉に買い言葉で言いそうになって押し留まった さすがに勘付かれると思って、慌ててサンドイッチで口を噤む*]
(315) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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/*あれ、これ、回想落とす前に>>311書いてるよね?!
間違いなくトレイルのナカノヒトは割れてるけど、そうだとしたらこえええええええええええええええええええええ
(-86) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[らしく、ね。]
[いつまで保ってらるか分からないそれに思いを馳せてみたけれど――――そのあとの、言葉で。瞳をぱちりとさせれば。思わず漏れたのはいつも通りの笑み。]
いうのは安い、ってね。
[いつかみたいに、彼の頭に手を伸ばせば――――届かせてくれただろうか、冷たい右手を。あの時はまだ、指だけだっただろうか。今ではもう、温もりすら感じないその腕を。]
なぁ坊主。 じゃあアンタの、“唯一の”願いはなんだい。
[少し。逝く前に、からかってやりたかったのかもしれない。薄ら悟っていた“裏返し”の欲を、言葉にして問うたのは初めてだったかもしれない。
“俺の”最後のつもり、だったのは、確か。]
(316) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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/* うっぎゃあ雑い
(-87) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[目蓋の海。眠りの底。 揺蕩う青年の中身はまたしても、ごとり。音を立てて欠け落ちる。
青年が眠りに就くその時だけが。 自らを"オレ"と呼ぶ青年と"私"が共存し得る唯一の時間。
意識の無いその間だけは、区切りのない躰は 二人のものであり、同時に一人だけのものでもある。
青年は眠る。 その間に片方の存在は満ち、片方の存在は欠ける。 満ち引きを繰り返し、やがて青年の意識は一つになる――。
――――……やがて、青年は"私"になる。*]
(317) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[絵を描いている間は、殆ど周りが見えない様子で。
ふと顔を上げたのは、どのタイミングだったか。 ひょっとするとヒナコとシーシャが中庭を訪れて、 随分経ってからかも知れない]
…おー、来たのか。良かった。
惜しかったなぁ。 もう少し早ければ、メルヤの手品が見れたのに。
[いつも通りのように、 笑みを浮かべながら二人に声を掛ける。 それはたとえ刹那的なものだとしても、 この平穏な時間を大切にしたいという思いの表れで]
(318) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[―――そして当然のように、 >>307その平穏は終わりを告げた]
………そっか。もう、そんな時間か。
[別に彼女と別れることが決まっている訳でもない。 ただ健診を受けるというだけ、それだけだ。 …そんな風に自分に言い聞かせてみても、 最早確信めいた悪い予感はどうすることもできなくて]
ごめんな、少しだけとか言いながら。 結局ずっと、絵を描くのに付き合わせてしまった。
[まだ完成していない絵を見つめて、困ったように笑う。 絵を見せてと請われて―――…。 けれど、此れを見せれば、 本当に"さようなら"になる気がして]
(319) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[躊躇、葛藤は一瞬だった。 男はスケッチブックを裏返し、 彼女に自分の描いた絵>>296を見せる]
はい。まだ完成度は、七割くらいかな。
――――――…特別だよ?
[背景はまだ薄くしか色づけされておらず。 けれど絵画の中の彼女の姿だけは、鮮明に彩られている]
(320) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[やがて、ゆっくりと伸ばされるケイトの白い腕>>308。 スケッチブックを置き、確りとその手を取った]
…勿論。 傍に居るから、一緒に行こう。
[上手く笑えているだろうか。声は震えるけれど。
出来るだけ、穏やかに、優しく。 君が今まで与えてくれた微笑みを思い出して。 君が少しでも怖くないように、笑った*]
(321) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[>>316いつも通りの、皮肉めいたような、他の情が混ざっているような双眸だった。 ひどく安心した、メルヤ自身。 その顔がせめて見たかったのかもしれない。などと、思った。
欺瞞かもしれない。トレイルの、思慮に。]
そうだね。 …そっくりそのまま、返すよ。
[手を伸ばしてくれば、払う理由も特にない。 メルヤも鱗が増えていた。頭の皮膚にも髪に隠れて見えない部分があるけど、放って置いた。 その仕種はひどく、何故か。懐かしかった。]
坊主とかアンタとか呼ぶのやめてくれないかな? ……それ、聞くの? わ ざ わ ざ
[わざわざを、強調した。いつもの調子を、取り戻したか。そんな振りをしている。
>>316どこか、真剣さが帯びている声に、溜め息を細長く、吐いた。]
(322) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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――みんな一緒に、消えられたらいいのにと思っていたよ
それが、無理なら
[ふ、と。彼自身いまさらのように勘付いた。 堪えたのは、あふれ出しそうになる。
救済なんて、どこにもない。唇が、歪む。]
(323) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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|
ううん、私はずっとあなたを見れて幸せだったわ。 だから謝らないでよ、楽しかったもの。
[時間は残酷。彼の謝る姿に首を緩く横に振り>>319 見せてもらった絵は鮮明で、鮮やかで 私の瞳からは、ピンクトルマリンがこぼれ落ちる
絵の中の私は幸せそうで ――嗚呼実際幸せなのだろう だって、絵の中の私は唯まっすぐ貴方を見つめているのだから]
……でも、この中に貴方がいないのはちょっとだけ寂しいかもね
[なんて言っておどけて見せて 穏やかに笑う貴方の手をとり進む道 ――少しだけ怖さが、和らいだ気がした*]
(324) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
[ゆっくり貴方と歩く道のり その道の間中貴方と手は繋がれて 何時もは長いと思う子の廊下の距離が、どうしてこんなに短いと感じるのだろう
零れる、落ちる、砂時計の砂 私の時間はあとどれくらい?
医務室、白い場所 その扉の前についたなら、...はキルロイを振り返って 一瞬――言葉に詰まる]
(325) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
キルロイ (この手を。離さないで)
此処で大丈夫だから (嫌、二度と会えなくなりそうで怖い)
少しだけまってて (いっそ浚って……おねがい)
[告げれば私は笑みを浮かべる。今できる、精一杯の笑み]
(貴方に最後、覚えてもらうのは――笑顔でいたいの)
[指先、掌離すはきっととても緩慢 未練を作らないように生きてきたの でも、今私を支配しているのは未練
時間よ、とまってお願いだから 私は――わたしは、まだ……]
(326) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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|
[包帯の下。透明な手に、固いものが引っかかる音がしたけれど気にせずに。嗚呼こいつも大きくなったな、とふと思った。なんとなく。俺が、大きくならないせいもあるけど、さ。]
いいだろう、別に。 聞かないと分からないことだって、さ?
[ちょっとしたかっこつけ。ウィンクでも挟んでやろうか。]
――――……それが無理なら、
[彼の言葉を、借りて。再び呟いて。]
(327) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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|
いってくるね、キルロイ ――大好きよ
[最後の指が離れたなら、少し背伸びをして貴方の頬に口づけを落とし 私は扉の向こうに消える
廊下に転がり落ちた金剛石 青と桃、黄色と様々な色を宿した其れ
貴方への思いすら、扉は阻む]
(328) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
なんなんだろうな、俺ら。
[困ったような笑みで呟いた言葉はもう、どうしようもなかった。わるいね、わざわざ来ちゃってさ。なんて誤魔化しの言葉は、彼はどうとらえただろう。
なぁ。 俺たち本当に、なんだったんだろうな。
この中の――きっと、記憶の足し引きをすれば――――誰よりも、きっと、外のことを知ってるから、より一層。
“外からの”紫は、小さく揺れた。]
(329) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
[医務室で告げられた宣告に、私は息をのんだ 嗚呼、やっぱりという思い――でも。でも ]
……いや、だ
『隔離施設へ行くのは怖い事ではないんだよ?』
いや、だ
『大丈夫、痛くはないし其処で重点的に治療を――……』
わたし、まだ。あの人の絵が完成するの、みてないの
『それでもこれは″規則だから″』
――わたし、まだ……ここにいたい
(330) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
[ころころ、ころり 零れる宝石の粒 青の輝石が悲しみを伝える 黒の輝石が痛みと絶望を伝える]
(331) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
える、ろい……たすけて……
(わたしまだ、あなたといたいの)
[声は白亜の防音の壁に吸い込まれ 碌な抵抗も出来ぬままに別の入り口から私は隔離施設に搬送される ――でも、これでよかったのかもしれない だって貴方が覚えているのは、最後の私の顔は
見せてもらった絵、みたいに *笑顔、だもの*]
(332) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
/* ぎゃああああああああごめんケイトちゃああああああん
〆ロルに挟まったときの罪悪感は異常。
(-88) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/11(Thu) 02時頃
|
知るもんか。それぐらい、自分で考えなよ。
…君が。 どれだけ、忘れても僕は忘れない。
忘れない、落とさない、零さない、欠けない。 幻覚にだって、何も渡さない負けない…!
君が忘れることを許されることなんて望んでなくても、僕は勝手に許して、それで。
勝手に消えていってるとこ
……見届けたかったよ。
[最後は、声が震えていた。 視界が、不鮮明だったのは何故だろう。わからない。]
(333) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
|
/* >>332 最後の最後で名前を間違える…とは…… ご愁傷様。ケイトリン…。
(-89) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
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[ キルロイ、と呟く言葉
吸い込まれていく、隔離施設
其処には誰がいるの? そこにはなにがまってるの?
ああ、また隔離者を迎える扉が開く**]
(334) 2015/06/11(Thu) 02時頃
|
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[最後を見届けたかった、僕の自己欺瞞。 言わないけれど、絶対に言わない。彼にとって、関係性に名を付けることも躊躇われた。]
[ぽつり。知らず零れた涙が一滴。 叶わないことばかりで、現実は残酷で無情だ。
(名前、呼ばないよね。本当)]
邪魔したね。 ……ごめん。
[後は引き止める声があろうとも 振り返ることもなく、急ぎ足で自室へと*帰っていった*]
(335) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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―深夜:自室―
[不意に彼の周囲に、病院の関係者が数人訪れた。 彼は溜め息ひとつ吐く。常と同じ愛想笑いすら浮かべて、おとなしく指示されるままに従う。 差し出されたのは、粉薬と水。毒でも入っているのかと訝しんだが、彼は気にしなかった。]
(……みんな。 僕のこと、早く忘れてね。)
[小さな、小さな呟きは誰の元にも届くことなく。 彼は出された薬を飲み、すぐに深い眠りに落ちて意識を失った。
ナナオとユリ達が居る場所へ、彼は夜の静寂に溶けるように 担がれて*連れられて行かれた*]
(336) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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[ゆっくりと離れていく指先。 少し背伸びした姿に瞬いた刹那、頬に落とされる口付け]
俺も大好きだよ、ケイトリン。
………ずっと、ずっと、 愛してる 。
[男も笑う。精一杯の笑みを浮かべる。 重い扉が閉ざされる。 君の姿が、見えなくなる*]
(337) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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