147 書架の鳥籠
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いや…いや。いやああああああああああ!!!
[心からの絶望の叫びは、声にならぬまま。 凍りつくように冷たい魔物の気配が、 父に裂かれた喉元、血を流し続ける創に近づいて。
失った温かな血の代わりに、 冷たく圧倒的な魔力の籠る、おぞましい“何か”が、 わたしの裡に、流れ込み。
兄が願いである私の“命”を、この世に繋いだ]
(31) 2013/10/08(Tue) 20時半頃
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―夢の中・一年前の或る夜の記憶―
[そうして――…。 使用人によって、屋敷の地下室で発見された少女は。
数日後、大きな寝台の上で、一人きりで目を覚まして。 お嬢様、ホリーお嬢様と、涙ながらに名を呼び、 目覚めを喜ぶ、老いた執事に]
…何を言ってるんだい、バンター。
僕は、オスカーだよ?
[夜色の瞳を微かに瞠って、きょとん。 子猫の仕草で、不思議そうに首を傾げた* ]
(32) 2013/10/08(Tue) 20時半頃
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/*
執事のバンターさんは、
ウィムジィ卿の事件簿の、 優秀な執事さんで有名な方ですにゃ。
(-33) 2013/10/08(Tue) 20時半頃
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―現在・サロン―
[ぼんやりとした意識の底に届いたのは、 ルーカスの悲痛な問い掛け>>6
ああ、ごめんなさい…ごめんなさい…護れなかった。 眠る私の頬に、一筋の涙が伝う。
目覚めたのは、ボリスの声>>0>>1と大音響の叫びによって。 私は、はっと目を覚まして起き上がる]
……ラルフ。
[最初に目に入ったのは、天井を見上げる黒髪の青年。 相手には届くか届かぬか程の、小さな呟き。
ピッパの視線と苦い笑いに気づけば>>17、 かろうじて、小さな笑みに似せた表情を返せたか]
(33) 2013/10/08(Tue) 20時半頃
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―現在・サロン―
[ピッパがシメオンとよく似た顔の人形をテーブルに置く。 サイモンとレティーシャ、そして―――グロリア。 犠牲となった、願い人達の魂の隣に。
見慣れたオズワルトの帽子の下、 ルーカスの表情は窺えず。 ピッパの手が帽子に置かれたのを見れば>>18 案じつつも、護れなかった謗りを恐れるように 寄せられた眉を、少しだけ弛め]
……ピッパが、霊能者 ?
[思いがけないピッパの告白>>20に、 シメオンが亡霊者なのは人形で悟っていたけれど、 微かに濡れたままの夜色の瞳を瞠る。 けれど、シメオンとの会話や、抱きしめていた姿を思い出せば 彼女の言葉と役職を疑う気持ちは起こらず]
(37) 2013/10/08(Tue) 21時頃
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辛い役目……ええ、どんなにか…。 でも、危険を顧みず、 伝えてくれて、ありがとう、ピッパ。
はい、亡霊は、あと一人…ですね。
[ピッパ>>20に、微かに苦し気に眉を寄せて、 彼女の心中を慮るような瞳を向け。 オズワルドの言葉>>22に頷いてから]
ならば…私も明かすべきね。
[何かを決意したかのような、小さな呟き]
(38) 2013/10/08(Tue) 21時頃
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……ええ。 本当にミスキャストだわ、サイモンさん。
[配役への文句を口にするオズワルド>>22>>23。 彼の指先が、書見台の上の書のある箇所で 止まったように見えたけれど>>23、今は気にする余裕はなく]
“ヒトゴロシ”の私に、 “守護”の役を振るなんて、ね。
[私の願いと叫びは、父と4人の魔術師達を”殺した”のに。 兄の”命”ばかりではなく、”魂”までを犠牲にしたのに]
(41) 2013/10/08(Tue) 21時頃
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[一瞬だけ、泣きそうな表情になるも。 すぐさま代わりに、唇に浮かぶのは、 どこかが酷く痛むような、ほの苦い微笑み]
…少しだけ。でも、シメオンとのやり取りから、 ピッパが霊能者でもおかしくはないと、今は、思えます。
[ルーカスの問い>>39に、首を横に振る。 その瞳に浮かぶ気持ちを案じてくれるような色に、 微かな安堵を覚えたことに、強い罪悪感も感じながら] 夜色の瞳が、集う人々を見回して]
私が”守護”だから、ピッパが霊能者なら。
最後の亡霊は… オズワルドさんか、ボリスさんか、 ……ラルフ、のうちの誰か、ですね。
[可能性を消して、残った人々の名を呟く声は――…暗く]
(43) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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/*
あ、自称が「僕」から「私」に替わったのを、 地の文で、言うの忘れていました。
(-35) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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………!
[ラルフが瞳を見返して、手を振ってくれたので>>45。 夜の瞳に星影を見てくれたとは知る由もないながら、 微かに瞠られた瞳に、あたたかな色合いが戻り、 少しだけ緊張がゆるんだような、小さな笑みが浮かんだ]
(50) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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……ラルフ。 お願いが、あるの。
[それは、どのくらい後のことだったか。 議論が、一段落した頃だったかもしれない。
私は、少しの間、サロンを抜け出し、 暫くして、書き物でもしていた様子で、 一通の白い封筒を手に戻り。ラルフに、そう声を掛ける。 彼が応じてくれたなら、そっと封筒を差し出すだろう]
(52) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 21時半頃
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―サロン・書見台そば―
あら。 正しく覚えていらしたから、かもしれませんよ?
…もう、“ホリー嬢”でも、かまいません。
[肩を落とし、サイモンのレディーファーストの理解を嘆く オズワルド>>46に。失った占い師のグロリアを想い、 瞳に浮かぶ哀しみの色は消せぬまま。 けれど、わざといたずらっぽい口調を装って。
“ホリー君”と呼んでくれた時には、 微かに嬉しそうな笑みを返したのだったか。
もう大丈夫と、 “僕”ではなく、本来の”私“、の口調で告げる]
(60) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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ホリーは、ルーカスに話の続きを促した。
2013/10/08(Tue) 22時半頃
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/*うーん、今日、ラルフさんが吊られそう? 遺産を譲る遺言、どうしようかな…
明日RPPの方が、物語としては、 面白いし、PL視点では、見たい……。 ルーカスさんVSオズワルドさん ピッパさんVSボリスさん
で、熱い説得(?)展開になりそうで……。
(-38) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[二人の仲と信頼が伺われるような言葉>>49に、 小さな笑みに似た表情を浮かべるも]
3回目の鐘の時に、ラルフを護りました。 4回目の鐘の時には…ルーカスさんを。
亡霊も、守護はグロリアを護ると思うだろうから、 あなたのことも…2人ともを護りたくて…… ごめんなさい…
[ごめんなさい…もう一度謝りかけて、 グロリアなら、ありがとうと言うのでは、と聞けば。 ありがとうなんて…と夜色の瞳が微かに濡れるも、 心の何処かで、それに頷けるような気持ちにも、なる]
(66) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[彼女は、自分より誰かを大切に想えるような人だった気がして。 一人で抱えないで、傷つかないで。 彼女に伝え、心から案じて願ったのは。 赤い痕ごと、白い手を包み護りたかったのは。
私のように、兄のように、グロリアにも、 自分の命に代えても守りたいと願う誰かが いるのではないか、と感じていたからかもしれない]
……ルーカスさんは、 グロリアの、”願い”が何かを、聞いていますか…?
[ルーカスから、グロリアが、手の施しようのないような 怪我や病をなおす術に、関心があったようだ>>2:212とは、 聞けただろうか。もし聞けたならば、暫しの思案顔の後]
後で、お話したいことがあるのですが…
[ルーカスの瞳を見上げて、そっと呟いただろう]
(72) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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兄の肖像画をお願いしていたでしょう?(>>0:130) でも、私は、風景画の方が好きなの。 だから、ラルフに、風景画を依頼したいの。
[ラルフが、白い封筒を受け取ってくれれば>>58 なるべく明るく見えるといい、と思いながら、 微笑もうと努力する。彼は、”妹“を主語とした、 風景画についての話>0:122を、覚えているだろうか] 世界中の美しい景色の風景画を、 100枚、描いてほしいの。
それは、未来の偉大な風景画家さんへの、 100枚分の絵の、前払い料。
[依頼を受けてくれる?と、小首を傾げたのだったか。 白い封筒の中身は、爵位以外の屋敷と財産の遺言書。 彼が亡霊でも人でも、生き残れないかもしれなくても、 私は、同じことをするだろう]
(79) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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/*あ、ラルフさんと思い切り、すれ違っちゃいました。
す、すみません〜〜〜
(-44) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 23時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 23時頃
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/* 何か、狂人さん、探しモードに…??
今日、オズワルドさん落ちです? うにゅ…ボリスさんには、ピッパやラルフが 友情モードだから、最終日に1狼でも大丈夫そうですが、
うにゅう……オズワルドさん><。
(-48) 2013/10/08(Tue) 23時半頃
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ええ。私が、見たいの。知りたいの。
あなたの心と瞳に、どんな風景や人が映っているのか、 何を美しいと想い、何を哀しいと感じるのか。 何を希み、何を伝えたいと願うのか。
だから、生きていてほしい…。
私に、あなたの…ラルフにしか見えない、 描けない世界を見せて?
[慌てた様子のラルフに>>92、最初の鐘が鳴る前に想った>>0:342気持ちを告げて。 瞳を覗きこまれれば、美しいと思ってくれているとは思いもよらずに。微かに濡れたような色を帯びる 夜色の瞳をやわらかに綻ばせて、心からの微笑みを返した]
(104) 2013/10/09(Wed) 00時頃
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[ルーカスに撫でてもらえば>>94、 一瞬だけ、びっくりした子猫のような表情を浮かべるも、 話しをすることへの同意が貰えたのに、 安堵と感謝の滲む小さな笑みを返して]
……え? 狂人が…オズワルドさん?
[オズワルドの言葉>>89に、瞳を瞠ってから、 ピッパに向けられた数の勝負というルーカスの言葉>>99に、 内心で頷く。そのはずなのに……]
(108) 2013/10/09(Wed) 00時頃
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狂人が出る意味…亡霊を庇う為か、 それとも…亡霊だと思われない為か…
少なくとも、ただの願い人ではない……ですよね。 数の勝負……。
[狂人だと名乗り出た、オズワルドと、 ラルフと、ボリスを順番に見遣る。
ラルフが、亡霊ではないと言い切れる証拠は何もない。 けれど先程の言葉>>73>>74>>75は、心からのもののように 感じられたし、あっさりと諦念の籠るのは、 亡霊なら、少々、おかしいのではないか]
[ボリスだって、ラルフの話に涙する様>>83や、 ラルフが亡霊かもしれないと驚きふためく様>>91は、 何も知らないかのように見え]
(113) 2013/10/09(Wed) 00時半頃
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/*>>114 ボリスさん
襲撃予告感謝ですにゃー。 はあい、今日は私襲撃だと嬉しいです。
(-59) 2013/10/09(Wed) 00時半頃
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[ボリスが、もし間違えていたら…と自分を指差す>>114 のに、小さく微笑む]
心配してくれてありがとう。 でも……いいのよ。
オズワルドさんが亡霊なら、私は大丈夫だから。 それに、もし、オズワルドが言うとおりに狂人でも…… あ、いえ……私は、オズワルドさんは亡霊だと思うから。
[狂人で亡霊が別にいても、あと一人だけ。 霊能者のピッパや、特別な能力を持たないルーカスより、 守護の私を狙うだろう。
それなら、今度こそ、“確実に護れる”から。
思考は、口には出さず、 ボリスを安心させようとするかのように、小さく頷いた]
(125) 2013/10/09(Wed) 01時頃
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……ええ。もう、あんな顔はしません。
兄が…一番大切な存在が、 二度と還らないことを、思い出してしまうのを、 恐れなくて、よくなりましたから…。
それに、兄は、私が自分を犠牲にしたり、 誰かの命を犠牲にしてまで、 生き返りたいと願うような人じゃなかったのを、 思い出したから…
[先ほどは、オズワルド>>67にそう答えたのだったか]
(128) 2013/10/09(Wed) 01時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/09(Wed) 01時半頃
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思います…っ。
[オズワルドの問いに、叫ぶように即答する]
兄が生き返るなら、生きて、一緒に帰りたい。
この世界の全てであっても、 兄と”等価”にはならない。
私の命と魂と引き換えにしても、いい。 兄が、還ってきてくれるなら。
[それは、心からの願い。今でも、そしてこらからも、 ずっと変わらないだろう]
(135) 2013/10/09(Wed) 01時半頃
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でも…兄自身は、それを望みませんでした。 私が、自分を犠牲にすることを、 誰かの犠牲の上に、兄が生き返ることを。
[オスカーが望んでいたのは、彼の願いは…]
兄が望んでいたのは……私が、”生きること”です。 おそらくは、元のようには無理でも、少しでも、幸せに、と。
オズワルドさんは… 大切な人が、自分の為に犠牲になったり、 誰かを犠牲にしたりするのを見て、 嬉しいと…喜ぶと思いますか…?
(138) 2013/10/09(Wed) 01時半頃
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―暫く後・書架の何処か―
……グロリアが、 手の施しようのないような怪我や病をなおす術に、 関心があったよう(>>2:212)なら… 一つ、思いついたことがあって…。
[ルーカスに耳打ちしてもらった>>94内容>>72に、 彼を、例の書架の守護の魔法陣のある本>>2:210 まで案内して。サイモンの魔術書を通じて、仄かに光った 人間の技では手の施しようのない怪我や病をなおす術用の、 魔法陣の頁を指差す]
これと、魔力の籠った私の血があれば…… 助からない怪我や病の人を、治すこともできるでしょう… 血を集める間、ガラス瓶を持っていて貰えます?
[そう告げて、守護の術の時と同じく、ミセリコルデで、 左手首のまだふさがらない二つの傷跡の下を、切り裂いて。 溢れ出る血が、ガラス瓶に流れるように角度を調整する]
(142) 2013/10/09(Wed) 01時半頃
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―暫く後・書架の何処か―
本来なら、血は、このガラス瓶の半分くらいで 足りると思いますけれど…
念の為に、少し多めに入れておきますね。
[何故、身体の中に魔力のある血が流れているのか問われたなら、父の儀式や、兄と猫たちの死、 魔物から流れ込んできた魔力の籠る冷たい血>>31の話を 少し話したり、ルーカスの話を聞いたりしただろうか。
問われなければ、そのまま。 ガラス瓶を、蓋近くまで、揺れる赤が満たすのを待つ。
必要量の2倍近く… 2人の人間を、助けられるかもしれない量の血だと、 ルーカスが気づいたかどうかは、わからない]
(145) 2013/10/09(Wed) 02時頃
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―暫く後・書架の何処か―
オズワルドさんは、亡霊だと思いますけれど、 万が一…違ったら。 ルーカスさんは、私が護ります。 だから、生きて、魔女を止めて……。
この本の回復・治癒の魔法陣と、私の血を、 グロリアが大切に想い助けたかっただろう人を、 助けるために、使ってほしいんです。 [ルーカスを見上げてそう願い、 魔法陣の本と、赤で満たされたガラス瓶を差し出した]
(147) 2013/10/09(Wed) 02時頃
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―暫く後・書架の何処か―
[守護の魔法陣を使って、ルーカスを守護するための 2つの黒い影が飛び出せば、ルーカスの守護を命じてから、 本をルーカスに差し出して]
……ラルフ。
[手の甲、ラルフに貰ったくちづけの上に、 そっと唇を寄せて、祈るように請い願うように、名を囁く]
オスカー、ありがとう。 わたし、“生きてる”、そして…生きたいと思えるわ。
[鐘の音が耳に届けば。 兄に貰った命を抱きしめるように、夜の瞳を閉じた]
(150) 2013/10/09(Wed) 02時頃
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