49 海の見える坂道
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[身体を揺すられて、彼女は虚ろな目を、開けた。 肘に力を入れ、重い上半身を何とか起こして隣に立つ人物に首をまわした。]
あ…ベネッ……ト?
[少し怒った様にも、諭す様にも、心配している様にも聞こえる言葉。]
ごめんなさい。
[熱が高いのか、吐く息も荒い。 掠れた声で、途切れ途切れに言ったけれど、言葉とは裏腹に、口元は僅かに笑っていた。]
(6) 2011/04/19(Tue) 05時頃
|
|
[彼女の部屋は2階だったから、彼に支えて貰う様にして、階段をのぼる。] 肩、痛い…。
[いつもの様に、彼の前で強がったり、意地を張る様な余裕は無くて。 素直に白状しながら支えてもらった。]
(7) 2011/04/19(Tue) 05時半頃
|
|
[薬を飲む前に、切ってしまった口の中が気持ち悪くて、口の中を濯がせて貰い。 解熱剤を飲んでベッドの中に入ると、大きく息を吐いた。
髪をよけてくれる、彼の手が心地好い。]
(8) 2011/04/19(Tue) 05時半頃
|
|
何でも、言って、いいの…? 贅沢…。
[ベッドから、彼の顔を見上げながら言う言葉。 弱々しく笑って、彼の表情を伺う様にしながら、少し躊躇いがちにベッドの中から手を伸ばした。] …握っててくれる?
[甘え方も、助けの求め方も下手な彼女をそうさせたのは、余裕の無さか。 それとも彼に一緒に居て欲しいという思いの強さか。
彼を見つめる顔に笑みは無く、むしろ泣きそうな、悲痛な顔かもしれない。]
(9) 2011/04/19(Tue) 06時頃
|
|
どんな顔、してるの?私。
[表情をつくる余裕なんて無いから、きっと今の彼女の顔は彼女の心そのもの。 繋がれた彼の手をぎゅうと強く握った。]
熱じゃなくて。 一人が、つらいの。
[「生まれた時から、そうだったのに」、ぽつりと誰にも言わなかった秘密を口にしたのは、熱にうなされたせいか。 それとも――― ]
(12) 2011/04/19(Tue) 06時半頃
|
|
…捨て子なのに、そう思える程私は大人じゃない。
[心の内に渦巻く感情とは反対に口調だけはただ、静かで。 一筋だけ、涙が頬を伝ってシーツを濡らした。]
(16) 2011/04/19(Tue) 07時頃
|
|
[何を思ったか。 何を感じたか。
彼の言葉を聞いて、目を大きく見開いて彼の顔を見詰めた後に、彼女は幼子がいやいやをするように泣きながら首を振った。
「嫌、嫌」とか細い声を落としながら。
彼言葉に、終わりがあるかのような気配を感じたのは、彼女が聡いからなのか、それとも彼がわざと言ったのかはわからないけれど。
それでも、しばらくすると泣きつかれて眠ってしまうのだろう。**]
(18) 2011/04/19(Tue) 08時頃
|
|
[目を覚ますと、身体は幾分か楽になっていた。 びっしょりと汗をかいている。 熱も大分下がったのかもしれない。 喉はまだ、痛かったけれど。
きょろりと首と目を動かせば、ベッドに凭れかかってうたた寝しているベネットの姿。]
(21) 2011/04/19(Tue) 17時半頃
|
|
……――――
[眠りに落ちる前に、子供のように嫌だと言って首を振ったことを思い出す。 本能的なものだったと、思う。 あの時には、自分でも理由がわからずに、本能的に嫌だと感じたから、ああなったのだと思う。
でも、振り返ってみれば、きっと『道がみつかるまで隣にもいてあげられる』と言われた事が引き金になったのだろうな、と思った。
だって、道が見つかったらもういなくなってしまう様に聞こえるじゃないか。 何だか、彼が自分を見届けようとしているように思えて。 …それに、彼女が本当に望んでいることは、彼と一緒に居たいという事であって。]
(22) 2011/04/19(Tue) 18時頃
|
|
[彼と会うのを楽しみにするようになったのは、いつの頃からだったのだろうか、もう覚えていない。 幼いころからの付き合いだから、顔には出さないようにしていたけれど。 でも、大人になってからも、彼が自分の店に来てカフェオレとパンケーキを食べていく、そんなひと時が彼女にとってはとても大切で。 パン・オ・ショコラを片手に彼の店に訪れて、とりとめの無い話をする時間が大好きで。 何気ない普段のからかい合う様な、会話のやり取りも、全部彼女にとっては楽しくて。
彼と一緒に居れば、それだけで穏やかになれた。 自分を包んでくれるような、いつもそこに在るやさしい海の様な存在だと。]
(23) 2011/04/19(Tue) 18時頃
|
|
ベネット
[起こすつもりで声をかけたわけではなくて、ただ、その名前を呼びたくて、小さなかすれ声で名前を呼んで、眠る彼の頬を撫でた。
どうすれば、伝わるのだろう。 何度も、何度も、呼んだ――― **]
(24) 2011/04/19(Tue) 18時頃
|
|
ごめん、起こした?
[額に触れる彼の手が心地好い。 彼の手を掴んで、彼女ものそりと身を起こした。] うん、ハチミツ湯、ありがと…。
[彼の手は掴んだまま。 何か物言いた気な困ったような、そんな顔を浮かべて。]
(35) 2011/04/19(Tue) 20時半頃
|
|
[欲しいもの?君の事だよ、なんて思ったけれど。 そんな事言えるはずもなく。 小さくうーうー唸りつつも手は放さない。]
キッチンは、使ってもらってもいいんだけど…
(37) 2011/04/19(Tue) 21時頃
|
|
けど…… あー…、いや、その………
[ふしゅう、顔が熱い。 また熱が出てきたんじゃないだろうか。]
私と、手繋ぐのは嫌? ……私は、嬉しくて。 その………離せない。
[何を言っているんだ自分はと思いつつ。 恥ずかしくてベネットの顔が見れません。]
(38) 2011/04/19(Tue) 21時半頃
|
|
熱なんて出して嬉しいわけないじゃないか。
[ダメだ、通じて無い。 いや、それで看病してもらえるのなら嬉しいかも? あれ、なんか嬉しいっていう言葉でこの前ひっかかった様な気がする。
また、額に当てられる手を感じて、彼の顔を見上げた。 顔が赤い。]
………の、せいじゃないか、また熱くなったの。
[ごにょごにょと、名前ははっきりと言えない。]
(40) 2011/04/19(Tue) 22時頃
|
|
お姉さんだと思ってたのが過去の事なら、今はどう思ってるの?
[彼の言葉を聞いてふと口に出た、疑問。 扱いが退化したのではないかとちょっと心配。]
私、変わったかな…? 自覚はないけど…。 私はベネットが、変わったと思うけど。
(43) 2011/04/19(Tue) 22時頃
|
|
ベネットも、変わったよ。 どう変わったか、上手く言えないけど、でも―――…
[頬に添えられた彼の手に、そっと自らの手を重ねた。]
いつの間にか、一緒にいたいなって、思う様になって。 …どんどん、強くそう思う様になって。
だから、私が変わったのなら、ベネットのせいかも……なんて。 綺麗になったって言われて、今、思った。
[照れくさそうに、笑った。]
(49) 2011/04/19(Tue) 22時半頃
|
|
…くすぐったい。
[額に落とされたキスへの、照れ隠し。 キスされた時に閉じた目はそのままで、小さく笑ってから彼の翠に、薄い碧を向けた。]
大丈夫。 何かあったら、おばさんにお世話になります。
[離された手がまたすぐに恋しくなるけれど。 何だか満たされている気分。]
(55) 2011/04/19(Tue) 23時頃
|
|
[キッチンへと降りて行った彼の背中を見送ると、彼女はカーテンを開けた。 朝の優しい光が部屋に入ってくる。]
変わるもの、変わらないもの…、か。
[小さい頃は毎日が小さな奇跡に溢れている様に感じた。 大人になるにつれて、そう感じる事は少なくなってしまったけれど、大人になっても奇跡は起きるんだなと。
そっと、彼がキスを落とした額に手の甲を当てる。
きっとそう感じるか感じられないかの差であって、変わらず毎日は続いていて。 この目に映る坂と海の景色も幼い頃から変わらず、そこに在って。 変わらない日常の中で、変わっていく事、変わっていくものが奇跡を起こすのかな、なんて考えたりして。]
(73) 2011/04/20(Wed) 05時頃
|
|
さて、今日はランタン運ばないと。
[山ほど店内に置かれたランタン。 今日のうちにもまだ届くだろうし、忙しくなりそうだな、なんて考えているうちに階段をのぼってくる足音に笑みを浮かべて。
振り返り、ドアを開けた**]
(74) 2011/04/20(Wed) 05時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る