88 吸血鬼の城 殲滅篇
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 00時頃
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―― 2階・図書室(18) ――
[痛む身体を引き摺りながら宴会場から図書室へと移動する。 火傷のせいか酷く喉が渇く。
水が欲しい。
思い浮かぶのはこの階にある浴室と上階にあった浴室。 それと入口の大広間に並べされていた豪華な料理。 どこも安全ではない。 だが戦闘が起こっているであろうこの階の浴室と階下に行く気にはなれない。 目指すなら3階の浴室だろうか。]
……逃げてもどうせ殺されるのでしょうね。
[それでも死地に向かう勇気はなく。 極度の緊張状態と怪我のせいで精神的にも肉体的にも消耗は激しい。 その場に崩れるように座り込んだ。]
(7) 2012/05/01(Tue) 00時半頃
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―― 2階と3階を繋ぐ螺旋階段 ――
[座り込んでいると本当に動けなくなりそうで、身体に鞭打って立ち上がる。 研究室を抜けて螺旋階段まで来ると、ゆっくりと階段を上り始めた。
寝室を出た後に襲われた影の魔物の事が頭を過ぎる。 気配を探りながら慎重に足を進め、辺りに魔物がいない事にほっと胸を撫で下ろしつつ足を進めて行く。
両足と背中の火傷。 極度の緊張感に疲労。 普段ならまだ余裕はあるはずだが、この調子だと恐らく魔法が使える回数はそれほど多くはないだろう。 ただでさえ魔法の効きが悪い相手なのに。 魔法が使えなくなったら自分はどうなるのだろう、という不安に表情は昏く。 足取りはとても重かった**]
(28) 2012/05/01(Tue) 01時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 01時半頃
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―― 城主専用バスルーム(24) ――
[警戒していた影の魔物はいないようで、何事もなく3階へと辿りついた。 寝室の扉を開け、そのままバスルームへと移動する。
蛇口を捻り水を手の平で受けて飲み干す。 少しだけ気分が浮上したような気がして、ほっと息を洩らした。
本当なら火傷は冷やすのが一番いい。 頭から水を被ってしまおうかと考えるが、その後の事を考えると面倒だ。]
…飲んだら楽になりそうですが。
[レオナルドから渡された薬はまだ残っているし、ラルフから譲り受けた物もある。 立て続けに飲むと、体力のある者でも暫くは起き上がれなくなると聞いている。 元より体力の少ない自分だとどれくらい動けなくなるのか。 今は敵影もないが、動けない時に敵が来たら、そう思うと飲むは躊躇う。 幸いまだ動く事は出来る。 薬をもう一度飲むのは城を出る事が出来たらにしよう。 そう決めると薬をそっと革袋にしまった**]
(60) 2012/05/01(Tue) 14時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 14時頃
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/* この後どうしようか迷い中。 吸血鬼陣営の二人が今一緒にいるので、討伐隊はvsドナルドさんしか選択肢にない感じ。 私が一番場所的には近いし特攻してもいいんですが、昨日バトルしましたしね。 バトってないジェフリーさんやムパムピスさんが相手したいのではないかと。 …大人しくバスルームに篭ってますか。
(-54) 2012/05/01(Tue) 18時半頃
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[浴室は静かで穏やかだ。 ずっとここに隠れていたら助かるのでは、などと甘い考えが過ぎる。
下では争いが起きているのだろうか。 それともすでに自分以外全て死んでしまったのか。 確かめたくはないが、ここにいてもそのうち見つかってしまうだろう。 救援隊が駆けつけて助かるなんて考えは甘すぎる。 ならば、助かる道を探すしかない。]
………。
[寝室へと移動して室内を調べるが特に隠し扉や通路は見つからない。 3階から直接外へと逃げるのは難しいのかもしれない。 あるなら1階なのだろうか。 あまり下りたくはないが、意を決して下へ行く事にした。]
(88) 2012/05/01(Tue) 20時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 20時半頃
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/* ドナルドの所に特攻していいのかどうか。 もう21時だしいいかな…。
(-59) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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―― 2階・客室(14) ――
[2階へと降りてきた。 随分と静かだ。 黒犬と戦っていた時にラルフがドナルドの名前を呼んでいたが、もういないのだろうか。 ただ話しているだけでは気づかないのかもしれない。 少なくとも戦闘は起きていないのだろうと判断した。
バスルームへと続く扉を慎重な手つきで開ける。 誰もいない事にほっとして続く客室への扉を開けた。]
…ドナルドさん。
[見知った顔がそこにいた。 だが、ふと違和感を覚える。 ここで戦闘が起きていたのだと思っていた、現に室内は荒れている。 なのにどうして平然と立っているのだろう。 時間も随分経っている、彼は一体何をしていたのか。 疑惑に揺れる眼差しでドナルドを凝視した。]
(90) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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/* 吊り立候補した方がいいんでしょうか。 状況的には私が一番死にそうですし。
(-63) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 21時半頃
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[こちらに笑みを向け声を掛ける様子はこの城に来た頃の彼と変わりなく感じる。 荒れた室内。 激しい戦闘がここであったのだと物語っている。 なのに。]
無事とも言い難いですがなんとか生きてます。 …ドナルドさんは。
[どうして平然と立っているのか。 じっとドナルドの様子を窺う。]
どうして、御無事なんですか? 痩せ我慢ですか、でしたらレオナルドさんの薬がまだ残っているので差し上げますけど。
それに、ここで戦闘ありましたよね。 私、その頃外の広間でラルフさんと一緒にいたんです。
[警戒を強めながら、彼と距離を置こうと一歩後ずさった。]
(97) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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…燃やして? アイツってどなたの事でしょう。 ムパムピスさんは無事って彼の行き先は御存じなのですね。 何故、貴方一人ここに残っているのですか。
[訝しげに眉を寄せて彼に問う。]
――もう、平気?
[薬を飲んだのかもしれない、あの薬の効果は自分自身で確かめた。 でもそうは思えない理由、それはこの場に彼しかいない事。]
あの時、ヘクターと名乗る男と戦っているのかと思ってましたが。 貴方でも倒せる程度の魔物が相手だったのですね。 それにしては随分激しい戦闘だったようですが…。
[警戒を緩める事なくドナルドを注視し。 彼がカフスに触れるのを見れば警戒を更に強め。]
――何をお考えですか。
(104) 2012/05/01(Tue) 22時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 22時半頃
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[こちらへと向かってくるドナルドに距離を詰められないように下がり。 気づけばバスルームの中へと。
ヘクターの名に反応する、その様子に目を細める。 どこか陶酔するような甘い眼差し。]
…なるほど、嫌な予感というモノ程当たるようです。 私の血が欲しいですか? それともただ、殺したいだけ?
[まだ、どこか人間の頃の精神を宿しているように思えた。 そんな甘い考えは捨てないと殺されてしまうのは分かっている。 それでもそんな甘さを捨てきれない。]
…風よ。
[小さく呪文を唱える。 足止めが出来ればいい、そんな考えで足を狙って風の刃を繰り出した。]
(113) 2012/05/01(Tue) 22時半頃
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/* あ、かぶった。
(-69) 2012/05/01(Tue) 22時半頃
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[風の刃よりも上空を漆黒の鋼糸が襲い来る。 黒いその糸は光にも反射しにくいのだろう、目で捉えるのも難しく避ける事も出来ない。]
――きゃあっ!!
[糸が右肩を切り裂き血が吹き出る。 血の溢れる箇所を手で押さえながらよろけ、苦痛で表情を歪めた。]
…っう……。
[こちらの放った風の刃は腿を軽く裂いただけのようだった。 ヘクターのように簡単に傷が回復する様子はない、と瞬時に判断して次の魔法を繰り出す。]
風よ。 我が名において命ずる――あの男、ドナルドを切り裂け。
[今度は躊躇わず真っ直ぐにドナルドの首を狙った。 魔法の行方をどこか悲しげな眼差しで見つめている。]
(120) 2012/05/01(Tue) 22時半頃
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――ッ
[風の刃はあっさりと避けられ。 直後に漆黒のワイヤーが右腕を絡めとり引っ張られる。 切り裂かれた右肩を強く打ち付け床に擦りつけられながらドナルドの方へと引き寄せられ。]
…かわ…いそ…な人。
[城内へ入ってからの戦闘。 影の魔物に吸われた魔力。 続く緊張状態、それに数々の怪我。 それらのせいで最早魔法を使う気力もほとんどない。 苦し気にドナルドを見上げてそう言った。]
(136) 2012/05/01(Tue) 23時頃
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[出血も激しい。 痛みも感じなくなってきた。 意識も朦朧としてきて、このまま眠ってしまいたい。 その気持ちを気力で抑え込み。]
…私は魔女として殺されず。 吸血鬼にもならずに――人として死ねる。
[それはとても幸せな事だと、覗き込むドナルドに笑みを浮かべてそう言った。]
(142) 2012/05/01(Tue) 23時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 23時半頃
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/* 一応普通に女性のつもりだったんですが…。 この村って男性オンリーじゃないですよね? まあ、別に性別はどちらでもいいんですが。 皆様の想像にお任せしますという事にしておきましょう。
(-85) 2012/05/01(Tue) 23時半頃
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[ワイヤーが首を締め上げ、血が滲む。 恐怖、苦痛、諦め。
私は人として死ねる、それは幸せ――本当に?
分からない。 今はただこの苦痛から逃れる事が出来ればいい。
薄れゆく意識の中で優しい声を聞いた気がした**]
(157) 2012/05/02(Wed) 00時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 00時頃
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