261 甘き死よ、来たれ
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/* あら死ねない。
(-0) 2016/12/15(Thu) 00時頃
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[彼女が訪れてからどれぐらいの時間が経ったのだろうか。 時計をみれば時刻は既に正午になろうとしている。
ゆっくりと重たい体をソファから起こしてテーブルの上の乾パンへと手を伸ばすと、それを放り込めば既に慣れたとはいえなんとも味気なさが口に広がる、 口内の水分を吸い取られて飲み込むのに少々努力をする必要に迫られるがいつものようにペットボトルの水で無理矢理に流し込む。 何の楽しみもないただ生きているエネルギーを補給するための食事。
この西のシェルター、いやこの区画で真っ先に死んでいったのは老人と子供たち。 元々の体力の無さに加えて栄養の不足や偏りからか次々と病によって倒れていった。 それを見たエフは即座に仲間と共にシェルターの力関係をはっきりさせ、自分たちが自分が生き残るための方策を施すことにした。
おかげで未だしばらくは生きていくだけの食糧も水もここにある。 ただ一人、自分だけが生きながらえるためだけの。]
(18) 2016/12/15(Thu) 03時頃
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[今や世界がどうなっているか等ということを知り得る術もない。 判っているのはこの三カ月弱の間に救援救助の影もなく、漸く修理を終えた通信設備も応答する声は一切ないということだけ。 これ以上ないほどに気分を陰鬱にすることもないだろう。
男は手にした銃をこめかみに当て静かに目を閉じトリガに指を掛ける。 これを軽く引くだけでこの陰惨たる思いから逃れられるのならばそう悪い選択肢ではないのではないか? そう男は考える。
先があるからこそ生き延びることに執着した。 他人の死を横目にただ生き延びるために。 その全てが無駄なこと。
ならば足掻いて死ぬのも明日死ぬのも、今死ぬことにも何の違いがあるだろう。]
(25) 2016/12/15(Thu) 10時半頃
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[コトリとテーブルの上に銃を置く。
気力を失くし徐々に死に近づいていても自らの命を絶つということは中々できるものではないのか。 いいや衝動が死に至る衝動が足りないのか、それとも生きる意味を失っても死ぬ意味を見いだせない。
ピルケースから白い錠剤を一つ取り出す。 上着のポケットからカード、一体何のカードだろうかどこかの会員証かそれともクレジットカードの類だろうか、とにかくプラスチック製のカードを取り出してその側面で錠剤を砕く。 砕いて、砕いて、砕いて、粉状になったそれを同じカードで揃える。 やがて綺麗な白い筋ができあがると男はどこか満足気だった。
すると今度は同じポケットから紙幣を一枚取り出した。 恐らくはもう二度と使うことのないそれ。 いや雑貨屋を名乗る女がいたか、彼女は今でもこれを通貨として扱っている。 幾分と滑稽な話だが。
さて今は何時だっただろうか───]
(26) 2016/12/15(Thu) 11時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2016/12/15(Thu) 21時頃
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[夜空を見上げれば何時にもまして星が美しい。 文明のもたらす光の途絶えた今はかつては考えられないほどの星が多く瞬いている。]
綺麗なものだな。 これだけ見事なら詩人にだってなれそうだ。
[詩なんて読んだことも見たこともありはしなかったが。 地面に座り込んでシェルターの壁に背を預け、左手に持った酒瓶を傾ければきついアルコールが喉を焼いていく。]
今日か明日か。 これが最後の星空かもな。
[医者でもなんでもない男は一体どんな病がシェルターの皆の命を奪っていったのかは知る由もないし、そもそも医者がいたとしてもそれでこの病がどうこうできるとは到底思えなかった。 まさか皆が死に自分一人だけが病に冒されないなんてことはないだろう。 こうして最後に生き残った自身にしたって寿命なんてものはとっくに尽きていてただの猶予期間を生きているに過ぎない。 そう思えるのだった。]
(78) 2016/12/15(Thu) 22時半頃
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どうしたって考えちまうさ。
[───生きている意味。 軽薄な三文芝居の主人公の様に自身に降りかかるできごとを何か意味のある運命かのように考えてしまう。 そんなセンチメンタリズムが自分の中にあるなんて今まではこれっぽちも考えてみたこともなかった。 ここに来て新たな自分を発見できたようで少しだけ笑えた。]
意味も運命もない。 偶々最後に残ったのが俺だっただけ。
[否、真に偶々ということではない。 他者を蹴落として自分が生き残る段どりを敷いたおかげ。 生き残ろうとする意志が坑道が残した必然の結果。 だそれだけのこと。]
(88) 2016/12/15(Thu) 22時半頃
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[それも既に意味を失った。 それもまた違う、失ったのではなく意味がなかったことに気づいただけ。]
知らぬが仏とはよく言ったもんだよ。
[最後に死んだ仲間の顔を思いだして苦笑いを浮かべる。 途中で死ねれば自分もあんな満足気な顔で逝けたのだろうかと。]
(90) 2016/12/15(Thu) 22時半頃
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エフは、ヴェスパタインに話の続きを促した。
2016/12/15(Thu) 23時頃
エフは、ケイトに話の続きを促した。
2016/12/15(Thu) 23時頃
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