3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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いきもの係 キャロライナ! 今日がお前の命日だ!
2010/03/06(Sat) 01時頃
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理事長の孫 グロリアは、あか に濡れて 泣きながら微笑んでいる [18]
2010/03/06(Sat) 01時頃
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……どうしよう、どうしよう
もうわたし せんせい でいられない……
(*0) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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みんな ころして くれるの ?
白銀 も 紅玉 も 濃紺 も……
(*4) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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ちかいちかい まだちかくにいるよ 濃紺がちかくにいる
鬼ごっこしないの か な 逃げないの か な はやく逃げなくていいの か な ?
(*5) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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/*
ひとりにしてくれない……
(-24) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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― 畑 ―
――……、
[ゆる、と俯く顔をあげた、 背は向けたまま、表情は誰も伺い知れず に]
――…ね、君たち、 すこしどこか、いってくれない か な …?
[やみ が蠢く 闇 が獣を飲み込んでいく、 女は それを ずっと 見つめていて ]
(22) 2010/03/06(Sat) 03時頃
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理事長の孫 グロリアは、そこには ひと は だれも いなくなった だろうか
2010/03/06(Sat) 03時頃
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― 畑 ―
ね どうして なのか な ……?
[闇を吸い込んでいった泥を、 掻き集めて、掻き集めて、掻き集めても、 なにも 残りは しなかった。 濡れて乾いた あかぐろい 血の跡が残るだけ。 鐘の音は鳴り響いて、そして]
どうして みんな 行ってくれなかったの かな あの子を みつけて あげたくないの かな 鬼ごっこに 夢中になって 帰りたくないの かな そんなに 鬼ごっこが 好きなの かな
な ら
あそんであげなくっち ゃ …… ?
(23) 2010/03/06(Sat) 03時頃
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理事長の孫 グロリアは、青い空、光の下で影はよりいっそう 深く 濃く [17]
2010/03/06(Sat) 03時頃
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みんな…
鬼ごっこ すきなの ね おうちに かえりたくないの ね
[ざわり 背が 蠢いた それは かさり かさり と 4対の脚を動かして はじめは ばらばらに すぐさまに思う様に
闇を糧に蠢く黒は するり と 銀の糸をたらして、 光の下で より深く濃い影の海へ と 潜んだ]
おうちにかえりたくないなら、 やみ にかえれば いいよ ね ?
(24) 2010/03/06(Sat) 03時半頃
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そうだよ ね そしたらずぅっと あそんで いられる …
[泥塗れのビー玉ふたっつ。 ポケットを探ればもうひとつ。
光の下では しろ 闇の中では くろ
内包物で色を変えていたそのビー玉は、 いつの間にか しろ と くろ が混ざりあっていて
きれいな ぎんいろ
中では 針のような 黒い焔 が燃えている。
見つめれば うっとりと 微笑んだ]
(25) 2010/03/06(Sat) 03時半頃
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理事長の孫 グロリアは、濃い影を引きずりながら、歩き出した**
2010/03/06(Sat) 03時半頃
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―北棟付近―
[ あそびましょ ] [ あそびましょ ]
……みんなどこいったの か な ?
[下校途中の生徒達、 彼らには血泥に塗れた姿も、みえてないのか 挨拶して ゆるやかに手をふったり]
ちがう ……うん、ちがう ね あの子達 どこ か な? どこにいるの か な ?
[影に潜む、蜘蛛が視る。 銀色の眼は10個に増えた]
(62) 2010/03/06(Sat) 16時頃
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こえ が聞こえないの
(*10) 2010/03/06(Sat) 17時頃
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静かだなあ…
もうなんにもいらなかったのに、 どうしてこんなときに、こんなところで、
手放したくないもの、見つけちゃうんだろ…
(*11) 2010/03/06(Sat) 17時頃
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――つり橋効果 かな、……なんて。
(*14) 2010/03/06(Sat) 17時頃
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夏の日差し、白い日傘。 水のアーチ、きれいな虹。
――目を閉じれば見えるのだけれど。
(-38) 2010/03/06(Sat) 17時頃
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目を留めたこと、足を止めたこと。 すこしむっとしたこと、笑ったこと。
たぶん、そんな。ささいな。 ひとつ ひとつ は とても ささいな。
積み重ねであって。
(-39) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
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だから、多分これが、ただの日常 でも。
(-40) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
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ただの 冗談
少し、罰が当たったのかも ね 昔、いろんなものを捨てたがったから
(*16) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
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/* チャールズがえろいです。
そういえば、蜘蛛とイバラどっちにしようか迷ってたんだけど、あえてグロい方を選んでみた。 ピッパと被らなくてよかった。
茨だったら常に全身緊縛状態にしよう、と思t
(-44) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
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/* キャロライナー!
キャロの可哀想っぷりがもう、 触手とか助けにいってほしかった な
(-49) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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な に が ?
(*19) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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―伝説の木付近―
[ さがさなくちゃ ] [ さがさなくちゃ ]
そうだね はやく さがしてあげないと … はやく さがして 還ろう ね …
みんな いっしょ さみしく ないよ
[黄昏の空は茜色、 一日で一番 影が濃く長く 力を持つ時間。
本当の探し物がなんだったのか、忘れてしまう。 せめて、こわれないでほしいと願ったものが、 壊れてゆく音も聞こえなくて。
長い長い影のさす大樹に、寄りかかった。]
(85) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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ああ、あの……
(*20) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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―――……、
[ ふかい やみ 望みはきっと似てるのに ]
[ かなしくなるのは ]
(*22) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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――…、………
鬼ごっこの 好きな あの女の子?
それとも
あの 濃紺 あるいは 紅玉 ? ああ、髪の長い子もいたね…
もうこれだけかあ
(*26) 2010/03/06(Sat) 21時頃
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薄紫は いつも この話の時 しずかだね
たまには きいて みたいなあ ……
[ ねえ だれが いいの? ]
(*28) 2010/03/06(Sat) 21時頃
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―伝説の木付近―
[語りかけてくる ヒトの 言葉。 深淵から、重い思考を 引きずり上げる]
いいえ、少し――… 夕日が綺麗だったので、
[顔のぼやけた、誰か ちがう。 赤黒い頬も、指先も、見えてないみたいだから ちがう。
卒業式、遠い言葉。 倒れたら、倒れてしまったら、沈める。闇の中。]
…お気遣い、ありがとうございます。
[ざわめき落ちる木の葉たち、不協和音]
(86) 2010/03/06(Sat) 21時頃
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もうすぐ、勝てる… 勝てる。そっか でももう…
[ こえ は きえて ] [ きみ は ]
(*29) 2010/03/06(Sat) 21時頃
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沈んでしまった の かな … [ あの ふかい やみ に ]
(-60) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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まだ 間に合うかな もう だめなのかな
君を ただの やみ に してしまいたくない……
[ でも わからなくて どうすれば ]
(-61) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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……フィリップくん、
[ それでも きみの こえ は ]
[ どうして やさしげに きこえるのかな ]
(*34) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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そっか、紅玉の子か…… うん、わかった
[ あかぐろい手 じっと 見る ]
[ じょうずに できる かな ]
(*42) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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―――…、…心配なのは、
[ あんなに 泣いたのに こえ は ]
[ また 震えようとするから その前に ]
(*44) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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理事長の孫 グロリアは、伝説の木 ―――木陰にしゃがみこんで、抱えたひざに顔を伏せる。
2010/03/06(Sat) 22時頃
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―伝説の木―
――……、っ………
[大粒の涙は 頬を伝うことなく 零れ落ちて、 草生す地面に、抱えたひざに 吸い込まれていく。
本当に 泣いてばかりだ。
でも、壊れゆく音が 耳に 響いたから。 こころ のいたみを抱えていたい。あともう少しだけ]
……ごめんね、頼りない先生で。
[夕暮れ、燃える あかい 空。 視線を 彷徨わせる。 その空よりも まだ あかい 紅 へ と ]
(95) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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―伝説の木→北棟―
放課後、北棟 東階段…
[向かう場所は そこ しか思いつかない、 よぎる少女のうすむらさき、 あの子は彼が見ていてくれる、だから。]
……先に、見つけて
[ さがさなくちゃ ] [ さがさなくちゃ ]
うん、さがそうね… さがして あそんであげよう…
[北棟に迎えば、校舎内へと足を踏み入れた、長い 影]
(98) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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手遅れ、かもしれない けど 彼にころさせたく なく て
偽善ですら なくて なんの解決にも ならない けど
(-72) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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理事長の孫 グロリアは、瞳は極力感情を失せたまま、ミッシェルの姿を2階で見出すか
2010/03/06(Sat) 22時半頃
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[階下を見下ろせば揺れる金髪。 あかぐろい やみ が蠢く衝動は激しく]
……まだ、おにごっこ、続けているの?
[押さえ宥めるその高揚は、声を上ずらせた]
(105) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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[揺らぎ震える影、まだこの子じゃない。 歪む瞳の新たに泣き濡れた跡が、熱い]
そう…そんなことしてる間に、 早くあの子を探せばいいのに。
鬼ごっこになんて夢中になってるから。
かわいそうね、あなた。 ひとりぼっち。 みんなにおいてかれて、かわいそう…
[憐れむ声はひそやかに、1歩下る階段]
(112) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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―北棟―
――そう?でも実際、 鬼に送られた子ってだれなのかしらね?
[すれ違う影が燐をまとう一瞬を、 ミッシェルの闇は見ただろうか。
苦痛もない、血も流れない、その身の闇を甘く咬み、 絶望という苦い毒を、たっぷりと流しこむ為に。
実態のない蜘蛛は影より、 その身をもたげ、黒壇の牙を立てようと]
あなたとおしゃべりしてる時間ないの。 …またね。
[蜘蛛のことなどそ知らぬ様子で、女は校舎の外へ、と。 彼女がソレに咬まれたか否かは、十の眼が視ていただろう]
(121) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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理事長の孫 グロリアは、北棟から出れば、慌てた様子で掛けるマーゴの姿
2010/03/06(Sat) 23時半頃
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あかい いと ?
(*51) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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―生徒会室付近―
[いつも彼と共にいる彼女の、 もう長すぎる髪が揺れて、なびいて]
―――……、……
[声は掛けずにその背を追った。 無防備な後姿、あの時もただ震えていた。
守られるべき存在なのだろう、と思う けれど]
(124) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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どうして か わからないけど
一緒にいったのは そうね … 君のいうとおり あかいいと なのかな
(*53) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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理事長の孫 グロリアは、長老の孫 マーゴがドアノブをつかむ手を止める
2010/03/07(Sun) 00時頃
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―生徒会室前―
――…喧嘩を売られた? マーゴさん、巻き込まれたら危ないから、 あなたは ここで待ってなさい。
[止めたのはただ邪魔だったから、かもしれない、 あるいは見せたくはなかったからは、わからない。
こんなにも やみ に浸されているのに、 こどもたちを まもるのを やめてしまったのに、 まだ先生みたいな言葉が出てくるのは、それは
センセ と
傍らで、そう呼んでくれる子が いるから]
(132) 2010/03/07(Sun) 00時頃
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――どこにいくにしても、 大好きな人と一緒なら、きっと幸せよ
(*55) 2010/03/07(Sun) 00時頃
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スティーブン先生がつれていった、 としたら…まるで、迷惑な無理心中ね。
……今、何を想ってたの ?
(*59) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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―生徒会室前―
ああ、そうね。呼び方、似てる。 …感情は、あなたとは違うでしょうけれど。
[>>@34燐が散る、たゆたう 闇 まだあたたかった少女の温度が 切ない。マーゴには独り言を呟いたように、聞こえただろうか。]
――…私は、危なくはないから。 大丈夫、待っていることも、大事よ。
[帰ってくるかはわからない、けれど。 思考が至れば、この子に同じ感情を味わわせるのかと思う。今更]
――とにかく、さがってて。
[ノックもなく、扉を開いた]
(139) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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―生徒会室―
――フィリップ君、
[>>140 こえ が聞こえた。 続く 言葉が 歪な微笑が ]
だめ だめ よ …… もう、きみは 送っちゃ だめ
[一番 深い やみ 激しく瞬く燐光。 呟けば、ぎゅ、と 手を握り締めた。
影はためらうように蠢く]
(146) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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わたしが その子を 送る
(*62) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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理事長の孫 グロリアは、飼育委員 フィリップのまだ残る青碧をみつめた {2}×{2}
2010/03/07(Sun) 01時頃
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/*
……回復出目がせつなすぎる!
(-91) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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送らなくていい 君にもうこわれてほしくないよ どんどん闇にそまっていってるじゃない…
(*64) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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ごめんね、君にばっかり辛いことさせてた 頼りなくて、ごめん
(*65) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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わたしは、まだ 大丈夫だから 上手にできるかは わからない けど
(*68) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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わたしだって、君に無事でいてほしい。
先生なのに、駄目だね ひとりの生徒を贔屓して
でも
(*69) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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そまる? そっか…… 染まったら 君と一緒 ?
[ 小さく微笑んで ] どうしてなんて、 君のこと少しは守りたいもの
いっぱい君に支えてもらった から
(*71) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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―生徒会室―
……っ、…
[振り払われた手、構わない。 その手に触れた闇は共有すべきもの、だから]
[紅玉、彼を貫いたあの軌跡、 憎くないと言えばそれは嘘になる、けれど。
今はただ 彼 が堕ちるのを止めたくて、 だって、彼 の紡ぐ ばか という言葉は、 まだこんなにも優しい響きで。]
殺す なんて言葉、似合わないよ…
[担任教師と生徒、 それは変わらない境界線。 だから、知りえない いたみ があったとしても]
(153) 2010/03/07(Sun) 03時半頃
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|
――フィリップくん、 お願いだから こわれない で [自分がこわれたい、と言った時、 彼が同じことを言ったのを覚えている。]
(154) 2010/03/07(Sun) 03時半頃
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[そして静謐を湛えて向き直る。
揺らぐ熱気、かすむ空気を凪ぐように、 仄青い燐光が、一瞬だけ 空間をはばたいた。
濃い影と共に、2人の間、焔の前に歩みを進める。]
オスカー君… 君が彼に 送られる のは、いやなの 彼にもう 送って ほしくないの はやく 終わらせたいの 彼が
[ やみ そのものに なって しまう まえに ]
――だから、わたしが、
(155) 2010/03/07(Sun) 03時半頃
|
|
[夕暮れ時、長い影は 形を変えた。 四対の脚の1本がかさり、うごめけば、黒壇の軌跡が走る
まずはその足元を薙ごうと、
鋭い黒曜の爪が、振り下ろされた**]
(156) 2010/03/07(Sun) 04時頃
|
|
セシル君、諦めちゃ駄目。
とどかない……、扉、開かないの? [ あの日、扉が閉じてた視聴覚室 確かめた鍵は ふたつ]
マスターキーは?
[ 小部屋に そんな備えがあるか わからない けど]
(*84) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
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|
―生徒会室―
[先生、呼びかけは痛い。 せめて、あの憎悪に糧にしようとして それはだめ だと振り払う。彼の口をついて出た言葉は、酷く日常めいていて]
――…君、ちょっと考えが古いんじゃないかな?
[名残惜しむよう、わずか笑んだ。 黒い影は、十の眼、オスカーに背にする壁を見据えて、 追い込むかのように、もう一度 大振りな動きで横に薙ぐ]
――……、……ミッシェルさん、
[>>@196 開いた、扉。 影はその行く手を遮る様に、長い脚の1本をまた伸ばした]
あなた、まだ あそび たりないの?
[彼女の瞳は背後の彼を見やるだろう、 青の眼差しをそちらに向けて、呆れたような声]
(208) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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[>>205 制止の声は耳にも入っていた。 駆り立てるもの、わからない。
あんなこと、スティーブン先生に言ったのに。 けれど確かに、彼には この子達 を護ってほしかったのだ。 とはいえ、それも、もう今更。 もう自分も 先生 じゃないな、とは思うのだけれど。
けれど、全てを救う御手などないのなら、]
――フィリップ君、きみはもう行きなさい。 あの子、どうにか。
(214) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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―生徒会室―
なに、と言われても さあ 君が言ったのよね、これ に何の意味があるのかと。
――わたしが怖い女、ってこと、かしら ね
[壁を背にするオスカーを視れば、 >>@211 椅子が砕ける間もなく、ミッシェルを阻む脚は引いた。
十の眼は狙いを定めて。
女が歩みをすすめれば、4対の脚はじりじりと 壁際の彼を囲みこもうと、這いよる。]
(218) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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|
―生徒会室―
――…………、 行ってくれなかったもの ね
[>>216殺したりないのだ、とその言葉。 そんな風には言わせたくなかったのに。
どうして と 幾度も問いかけた 自身の こえ が やみ に響いて、
のまれそうになる]
――…… 君って子は もう。
[>>221 向かぬ瞳、囁きは聞こえたので、唇を噛む]
(223) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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|
――送るのは、わたし よ
[ 硬く 響く こえ ]
(*92) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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|
フィリップ君にはもう送らせたくないから、
わたしがやるの。
――セシル君、あのこ は …… ?
(*94) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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|
―生徒会室―
―――…あなた、いたの? 待っていなさい、って言ったのに。
[>>225 揺れる長すぎる 髪 今になって気付いたように、目を向けて。
そして壁際のオスカーを 見た]
……ああ、彼 と一緒に おくって ほしいの ね ?
(230) 2010/03/07(Sun) 23時頃
|
|
[>>226 影は所詮、ただの影。 怯えも 恐れも 痛みも しらない、
熱に触れた脚が焼ききられれば、 ぽとり落ちて 黒は 蟻のように蠢き散った。]
楽しい? 力に 快も不快も ないわね…
[歪む 青 獣にきらめいた 3色の軌跡 思い出して]
君の ソレ は心地いいの?力を奮えることが楽しい? あの時、それを 彼にかざした時、心が震えなかった?
焔は、破壊。 それが君の力の 意味 でしょう?
[脚はまた影より、ぞわり、生えて伸びる]
(232) 2010/03/07(Sun) 23時頃
|
|
―――…… どうして……
きみは そう
[ 揺らぐ 正しい答えなんて もう ]
[ 見つけられそうにないけれど ]
(*98) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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|
―生徒会室―
――楽しいのでしょう、こわす こと
[>>238 こころが抑えようとしていた 闇に 触れていく。 憎悪の種は すでに 芽吹いているから、 その こえ は凛と 低く冷えた]
――まもりたいの? でも、無理だわ
君に出来るのは壊すことだけ。 ほら、彼女にその手で触れたら、傷つける。
[蜘蛛は こころ を咬もうと牙を隠しながら、笑んで。
彼女に駆け寄ろうとする彼のわき腹を、 その影の太い脚が横殴りに襲った]
(244) 2010/03/07(Sun) 23時頃
|
|
[>>240 女は こえ にそちらを向いた]
泣いて叫んでるだけじゃ、 誰も止めてくれないの…
あなた、知らなかった?
わたし、知らなかったのよ。ばかね。 もっと早くこうしていれば――……
[ ふかい やみ が降りてくる ] [ せかいの いろが かわる ]
――…死ななかったのに、あの人も
(249) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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|
護れなかった、いたみ を…… かれ にも あげたい の ?
[ こころ は こんなにも 冷えてゆく のに、 ]
(*102) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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|
それを哀しいと思ってしまう かれの こえ がよみがえる から
(-149) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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|
―小ホール―
――絶対、護る、か。 君の口から その言葉 聞きたくないな。
[冷えた青は薄氷の色、歪めて細められる]
まもれないよ。 きみになんてまもれない。 まもれるはずなんて、ない。
[衝撃を受けた少年の小柄な身体は、跳ねただろう。 少女へと伸ばされた腕は、届くか届かぬか。
どちらにせよ
崩れた体勢を狙って、鎌の爪が振り下ろされるだけ。 蜘蛛ごしにたつ女は、いっそ無防備なほど。 やみ の中、足も動かさずにそれを見つめている]
(257) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
―小ホール―
泣いてる?わたしはもう泣いてないわ。 夢見がちなのも、ほどほどに ね。
[>>256 少女の幼さには構わず、ただ背を向けて、少年に向かう]
そう、でも何度でも言ってあげる。 君には無理よ。絶対に無理、護れない。
[重ねた否定、>>260彼の声も聞こえるか。 紅玉の瞳、顔を上げて睨まれても、女はただ睥睨の眼差しを送るのみ]
そんなものをいくら焼いても、無駄よ。 影は所詮、影だもの。
[振るわれた脚が霧散すれば、また次の脚。 鋭い爪は 首を狙って、床に突き刺さって。そしてまた、]
――逃がさない から
(267) 2010/03/08(Mon) 00時頃
|
|
/* わたしのつもり よ ま、まだだいじょうぶよね、時間とか
(*112) 2010/03/08(Mon) 00時頃
|
|
/* ごめんね!ついS心が…
オスカーくんでもマーゴでも、 とにかくどっちでもいいから、本体攻撃して!
(-164) 2010/03/08(Mon) 00時頃
|
|
―小ホール―
――そんなふらふらになって、何言ってるの? 君はここで送られるんだから、無理なの
[ゆら、と焔がたちあがる、 熱気にゆらぐ空気、真夏の陽炎のよう。 それはふと懐かしい記憶をよぎらせて、笑みが零れた]
大丈夫、優しく咬んであげるわ…
[長く伸びた影の先端から、 蜘蛛もゆるりと立ち上がった。
十の眼の全てが彼に向く。 その肉に牙を沈めようと影は獲物を襲う。
女はただそれを見つめている。 一瞬だけ、遠く夢見るような瞳で――]
(275) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
|
|
――…ッ、
[>>278 ただ護られるだけの少女が、 背後に迫っていたなどとは思わなくて。
風と気配、反応は少し遅れる、 それでも反射的に肩越しに、振り返った。]
…あなた、
[目を見張る。 あの焔は 既に 視界の中には いない]
(280) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
|
|
……マーゴ さん 、
(*114) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
|
|
………ぁ、……
――…え
[ 振り返る ゆらめく焔と 少女のふるえる白銀と、 その身を貫いたのは どちらだった だろう か ]
(286) 2010/03/08(Mon) 01時頃
|
|
――… あ ごめん ね
[見開いた瞳に映るものをみて 零れた 呟き]
(*117) 2010/03/08(Mon) 01時頃
|
|
……ッ……
……ぁ
[ 痛みのない 身体 受けた衝撃に ただ 呻いて ] [ 視界が低くなっていくのを 不思議に感じていた ]
(291) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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――…ごめん
フィリップ君、ごめん……
[全てを救う御手などないのなら、 ただ一筋の糸だけでも差し伸べたかった。
―――ふかい やみ の中へ ]
(293) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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理事長の孫 グロリアは、飼育委員 フィリップへと くず折れる 手を 差し伸べて (02)
2010/03/08(Mon) 01時頃
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ごめん
(*120) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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