3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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――Last Words――
[夜明け前、濃紺の空を見上げる幼いあの子の元に、 想いを込めたビー玉を転がそう。
ころころ転がるビー玉の色は "蒼" どこまでも澄んだ空の色――私の瞳と同じ色。
転がったビー玉は、必ずあの子の元に届くだろう。 闇の中の、黒い花から生まれた私の半身に。
今はもう、悲しみや寂しさから解き放たれた、もう一人の私。 祝福されたあの子に、私の忘れ物を託そう。
――でも、それはまだ先のこと。
いつか、その日が来たら会いに行くから、 あの日、言えなかった言葉をあの人に――あの人たちに伝えてね]
(185) ひびの 2010/03/12(Fri) 12時半頃
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[私がいなくなったあの日と同じ日。 卒業式を近くに控えたある日の夕方、想いを込めたビー玉を転がした。
ころころ転がるビー玉の色は "蒼" どこまでも澄んだ空の色――あの子の瞳と同じ色。 転がったビー玉は、狙い違わずあの子の元に転がって。 爪先にかつんと当たって止まる。
拾い上げて、きょとんとした顔をするあの子に声をかけよう。 今は――もう一人の私に。
――さぁ、終わらせるために、始めよう]
ねぇ……。私と、あそぼ……なんてね。
(186) ひびの 2010/03/12(Fri) 12時半頃
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[ビー玉を拾い上げたあの子は私の瞳を見て、小さく息を呑む。 戸惑いながら、私の言葉を待っている。
艶やかな髪は夕日を受けて黄金色。 華奢な身体は女性らしく嫋やかで、それは花開く前の蕾のよう。
一つの種から分かたれて、私とあの子はこんなにも違う。 同じなのは静かに揺れる双眸の "蒼" だけ。 それでもきっと分かるはず。貴女は私。私は貴女。
だから、きっと伝わるはず。 私の想いと願いは、貴女のものでもあるんだよ]
(187) ひびの 2010/03/12(Fri) 12時半頃
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あのね、お願いがあるんだ。 私の忘れ物を届けてほしいんだ。
あの人には――大好きだったよ って。 あの人に寄り添うきれいな人には――ごめんね って。
私が最後まで言えなかったこと、伝えなければいけなかった言葉を、二人に届けてほしいんだ。
それで二人を祝福するよって、そう伝えて。
[――あの子は少し黙りこんで、それから全てを理解したように小さく頷いた]
(188) ひびの 2010/03/12(Fri) 12時半頃
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……そっか、よかった。 もしかしたら、もう、みんな忘れちゃったんじゃないかなって、少しだけ思ってた。
[――その方が良かったのかもしれないけどね。
そう言って微笑む私にあの子は小さく首を振り、 言葉を紡ごうとして口を閉じてしばらく考えて、 必ず伝えるから――ただ、それだけを私に告げた]
――ありがとう。 皆から、ずいぶん遅れちゃったけど――やっと、私も卒業できるよ。
[これで、ようやく私の思いが届く。 私の物語はこれでおしまい。あの二人によろしくね
家路についたあの子を――もう一人の私を見送って、 晴れやかな、翳りのない笑顔を私は浮かべた**]
(189) ひびの 2010/03/12(Fri) 12時半頃
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/* ラストが思ったよりも長くなっちゃった……。 ……実はね、……もう一幕だけあるんだ(ぼそり
もう、開き直るしかないよね!
>>-1680 セシル と、言うわけなので、到着するまでまだ少しかかるんだ。ごめんね。
ジェレミとスティ先生はおつかれさまでした。 お二人とも終了前に、またお会いできると嬉しいです。
レティとジェレミを旅先で会わせたいとか、 学校を訪れさせてスティ先生に挨拶させたいとか、 こう、いろいろと出てきました。……まずいな。
(-1685) ひびの 2010/03/12(Fri) 13時頃
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/* >>-1686 まーご ありがと! ここまでやっちゃったからには最後まで走るよ!
オスカーもマーゴも進路は納得だね。 最後まで良い、によによを期待してるんだ。
>>ドナ もうちょっとかかるけど、到着ロール回すよ。 それで、終わりになります。
>>-1687 セシル ありがとね! せっかくなんで頑張ってみるよ。
(-1688) ひびの 2010/03/12(Fri) 13時頃
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――とある、少女の旅――
[夜の帳が下りて、車窓には街明かりが流れる。 ぼんやりと外を眺めていれば、やがて車内の照明が落とされ、周囲は闇に包まれた。 レティーシャは心許なげに、掌の上で静かに輝く "蒼" に語りかける]
あのときは、どうして遠くに行こうと思ったのか分からなかったよ。 寂しさが心から溢れてきて、そこに行けば寂しくなくなるって、理由もなく思ったけれど。 ……でも、違ったんだね。 貴女が教えてくれたから、分かったよ。
[思えば、この旅は幼い頃のあの日、 夜明け前の濃紺の空を見上げたときから始まっていたのだろう]
(201) ひびの 2010/03/12(Fri) 19時半頃
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――これは、私達の終わりと始まりのための旅。そして、私達が目覚めるための儀式。 私だけでは、貴女だけでは意味がないから、……だから私が一人でも旅に出られるようになるまで、大人になるまで待ち続けて、やっと言葉を託してくれたんだね。
[夕日の落ちる教室で出会った異相の少女を想い、掌で弄んでいたビー玉を握り締めれば、伝わってくる想いに頬を涙で濡らす] ――……ごめんね。ずっと待たせちゃったね。 でも、もう少しで、長い夜は終わるよ……。
(202) ひびの 2010/03/12(Fri) 19時半頃
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[ビー玉の中で静かに揺れる "蒼" に導かれ、旅は続く。
――人混みの交差点で、忘却の彼方からお互いを取り戻し愛し合う二人と出会い、言葉を交わした。
――春の陽光の降り注ぐ、緑なす草原では、闇にすら負けない強い絆で結ばれた恋人達の愛の語らいを聞いた。
――嵐の日には、優しい母親となった かつての寂しい子供に抱かれて、旅に疲れた身体を休ませた。
――塔のある街まで来れば、世界の美しさを説く自由な画家としばし行を共にして、旅の寂しさを癒されて。
――それでもいつか、長い旅に心が挫けそうになったとき、剣持つ天使のような凛とした瞳の女性に励まされ、レティーシャは再び立ち上がる]
(203) ひびの 2010/03/12(Fri) 19時半頃
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[辿り着いたのは、長い夜の始まりの場所。
穏やかな、けれど寂しそうな微笑を浮かべる少年に迎えられ、静かな眼差しの先生と共に夜の学校を巡る。
大きな木の傍に佇む、大地のような青年の眩しい笑顔と、薄紫の瞳の少女の含羞むような微笑みに出会えば、旅の終わりが近いことを知るだろう。
そして、小さな背中を還らなかった者達に見送られ、レティーシャはビー玉坂を下って行った]
(204) ひびの 2010/03/12(Fri) 19時半頃
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[ごとん、とバスが揺れて、レティーシャは微睡から目覚める。
バスを降りて、大きく伸びをしながら、早朝の冴え冴えとした空気に身を晒せば、いつしか空の色は闇から、夜明け前の濃紺へとその相を変えていたことに気が付く]
あと、少しだね。
[握り締めた "蒼" に語りかけ、夜明けに向かって歩き出す]
(205) ひびの 2010/03/12(Fri) 19時半頃
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[濃紺の裾は光をはらんで薄紫へと変わり、世界は徐々に光で満たされはじめる。
朝焼けの中、フラワーショップの店先で朝早くから忙しそうに立ち動く男のシルエットが見えた。 眩しさに目を細めてそちらを眺めれば、それは左目に眼帯をした長身の男で――]
――……二十年は経ってるのに、変わらないなぁ。
[その呟きは誰のものだったか。 レティーシャはくすりと笑い、光の中、男へと歩み寄る。
――さぁ、あの日の私の言葉を伝えよう。二人への祝福と精一杯の笑顔を添えて**]
(206) ひびの 2010/03/12(Fri) 19時半頃
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/* >>-1718 みしぇ そう、最後暴走したとき、正直やばいと自分でも思ったり。>七日目のこと
よし、兄へのおみやは朝顔の鉢で決定だ!
>>-1719 推定兄 うん。アトラせんせの娘ならレティかなってのと、キャロ×2で考えてたら(私が)大混乱だったんだ。 でも、レティはお兄ちゃん大好き宣言してるから、心配ないのだ。
>>-1735 かいちょ 会長はゆっくり休んで英気を養ってね。
……そして、エログの熱さでドナの箱が暴走把握っと。
(-1739) ひびの 2010/03/12(Fri) 20時頃
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いきもの係 キャロライナは、うわぁ……。ほんと、ランダ神キレキレだよ。
ひびの 2010/03/12(Fri) 20時半頃
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/* >>-1748 ドナ なんだろね。無線LANのドライバとかはだいじょぶそう? あとはミシェの言うように設定とんじゃってるとか。
(-1750) ひびの 2010/03/12(Fri) 20時半頃
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/* -1762 ドナ あぁ、良かったんだよ。 復活おめでと!
(-1764) ひびの 2010/03/12(Fri) 21時頃
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/* ……もうすぐ終わりなんだね。
バナとアトラせんせの結婚式は、私、物理的に無理っぽ。……写真に写ったら心霊写真だしなぁ。
ライスシャワーだけ投げとこ {6}
そしてメアリーは可愛いなぁ。
(-1790) ひびの 2010/03/12(Fri) 22時頃
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/* -1794 メアリ それじゃあ、せっかくなんで写してもらおっかな。 <<問題児 ドナルド>>と<<生徒会執行部 ラルフ>>の写真にいないはずの私が……
(-1798) ひびの 2010/03/12(Fri) 22時頃
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いきもの係 キャロライナは、奏者 セシルとメアリーは、確かはいてない同盟だっけか。
ひびの 2010/03/12(Fri) 22時頃
いきもの係 キャロライナは、Σ うわ。我ながら何という心霊写真っぷり。
ひびの 2010/03/12(Fri) 22時頃
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/* >ミシェ おつかれさまでした。 ミシェが友達になってくれて嬉しかったんだよ。
またどこかでご一緒できましたら、そのときも宜しくお願いします。
(-1815) ひびの 2010/03/12(Fri) 22時半頃
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/* >ドナとセシルはありがとう! 二人にもライスシャワーで祝福を。
……本当、お二人には申し訳ない気持ちがいっぱいですが、幸せそうなので良かったです。
お邪魔ついでにレティは二人の養女になっても、幸せだったかなと思ったり。
(-1819) ひびの 2010/03/12(Fri) 22時半頃
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/* ご挨拶です。 ひびのと申します。ほとんどの方は初めましてになりますね。 さて、約二週間の間、素敵な皆さんと大変楽しい時間を過ごさせて頂けたことに感謝です。 まだまだ初心者の私にはロールの回し方や文章の表現など、参考になることも多く、楽しいだけではなく大変有意義な村でした。
また、村建てのnostal-GBさんには、突然の参加COを快く受け入れて下さったことをお礼申し上げます。 楽しい村をありがとうございました!
またどこかで同村させて頂く機会がありましたら、宜しくお願い致します。
(-1827) ひびの 2010/03/12(Fri) 22時半頃
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――そして君が生まれた世界で――
わぁ、ありがとうございます。
[卒業祝いにもらったものは花束と、朝顔の種。 そして父親のような眼差しと、私を偲んでくれる、きれいな笑み。
あれから長い月日が経っても、変わらないものがここにあった。そう、あの長い夜でさえ二人の輝きを奪うことはできなかった。
そして、全てをなくしたと思ったけれど、私を覚えてくれている人がいて、弱さに負けて闇に堕ちた私を、赦してくれる人がいる。
そんな人達がこうやって穏やかでいられるのなら、それだけでいい。 本当に良かった――心から、そう思えた.
あの子は今、どんな貌で私達を見ているのだろう。 心配する必要はないけれど、それでも]
……ねぇ、もう寂しくないよね?
[空を見上げて、もう一人の私に呼びかけてみた**]
(272) ひびの 2010/03/12(Fri) 23時半頃
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いきもの係 キャロライナは、格闘技同好会 へクターとケイトに祝福の花束を投げた。
ひびの 2010/03/12(Fri) 23時半頃
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――それから――
あーあ、兄さん、心配を通り越して怒ってるだろうな……。
[途中で怖くなって、電源を落としてしまった携帯をポケットから探り出す。 兄だけではない、両親や友人、心配してくれる人はたくさんいるだろう。
着信履歴やメールを確認して、申し訳なさで心がいっぱいになった。でも、同時にこれだけ自分を愛してくれる人がいることを知り、心が暖かくなる]
……直接は話にくいけど、メールってわけにはいかないか、
[逡巡した末、ようやく兄に電話をかけようとして、 当の本人がこちらを見ていることにようやく気がついた]
(273) ひびの 2010/03/12(Fri) 23時半頃
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……兄さん。……心配かけてごめんなさい。 あのね――
[卒業おめでとう――言い訳の言葉を紡ぐより先に、兄の口から祝福の言葉が紡がれる]
……ありがとう。
[普段なら差し出される手を、何となく疎ましく思うときもあるが、 今日は特別で――だから、空いているほうの手でそっと兄の手を取る]
あのね、兄さん、信じられないかもしれないけれど――
[もう一人の私のこと、長いようであっけないほど短かかった旅の中で、出会った人のこと、見てきたもののこと――話したいことはたくさんあった。
そう、今日は私達の物語が終わり、私の物語が始まった、特別な日なのだから――**]
(275) ひびの 2010/03/13(Sat) 00時頃
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/* お返事書いてる間もすさまじい勢いでログが……。 ちょっと読んでくるね。
(-1866) ひびの 2010/03/13(Sat) 00時頃
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/* >>ドナ&セシル ……そうですね。兄さんがきっと、嫌な顔するでしょうね。 でも、バルビエーリさんとシェリーさんなら……(///)
[あらぬ想像をして、嬉しそうだ]
>>-1831 キャロを愛おしく想っていただけるだけで、中身としてはもう、大満足です。 こちらこそ、たくさん構って頂いて嬉しかったです。 振られるのも、また楽しいですしね。 ありがとうございました!
(-1883) ひびの 2010/03/13(Sat) 00時頃
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>>-1832 おつかれさまです。 最後まで、きちんと大人であったスティ先生は素敵でした。 先生が闇に堕ちて恨み言を言ったら、さぞすごいんだろうなぁ……。
こちらこそ、またお会いできることを楽しみにさせて頂きます。
(-1888) ひびの 2010/03/13(Sat) 00時頃
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/* >>-1871 兄さん そうね、あの子にもおめでとうって言ってあげてほしいな。 ……きっと喜ぶよ。
[ちらっと兄の顔を見て]
……兄さんも、私になんか構ってないで、付き合ってくれる女の子探しなよ。 せっかく顔だって、悪くないのに勿体ない、よ……
[つないだ手に、ほんのり力がこもったかもしれない]
(-1889) ひびの 2010/03/13(Sat) 00時頃
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>>1907 [蒼 の空を見上げて、"私" に祝福を送る兄の横顔を見て、小さく息を飲んだ。
そして、繋いだ手から伝わる暖かさは、かすかな記憶にある、私の心を暖めたあの手に似て――
ううん、まさかね、と首を振って打ち消す]
――大丈夫。 もう、私はいなくならないよ。 ……でも、もしいなくなっても兄さんが見つけてくれるんでしょ?
[兄の言葉に悪戯っぽい笑みを浮かべて応え、私も大概だなぁ――などと思う]
そうね。幸せに、……ならないとね。 [でも、今はこの手だけで充分幸せなんだけどね――そう心の中でだけ呟いて、家へ向かった]
(-1934) ひびの 2010/03/13(Sat) 01時頃
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/* いや、ほら、幸せは身近なところにあるんですよ、青い鳥みたいにね。 これまでの分、きっと、みんな幸せになれるよ。
(-1941) ひびの 2010/03/13(Sat) 01時頃
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