306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの
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8と7
(-4) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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[ 花は花。閑に咲いてささやかに自らの存在を 主張する他に与える影響などないのですから、
生物とも化物とも付かぬその方についても 私はただ御傍に侍るばかりになるのでしょう。 きっとそれは、その方が私に飽くまで。>>1:30 ]
ひとは、生まれも育ちも形も散り方も 何一つとして同じものはありませんけれど、
但し…ご存知ですか、こあとりくえさん。 海に別たれ山に別たれ大陸を異ならせても ひとの中には同じ物語の原型があるのだと。
[ ひとの想像力は度々似た内容を、結末を作る。 謂わばひとびとが共通で見ている夢のように。 ]
(18) 2020/08/25(Tue) 02時半頃
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真にひととは興味深いもの、ですね。 私は飽きるということを知りませんから…
私よりもずうっと長い時を歩みながらも 沙羅双樹の花のように移り変わる彼らを 傍で見守ることに喜びを覚えるのですよ。
[ そう──、ひとの物語というものは どこかには限りがあるとも言えるものです、 時には見飽きることもありましょう。
あくまで作られた物語は物語。 本来は語られるべきである物々が見る為の 甘い夢としては出来上がっていないのですもの。 それならば夢以外を見ればよろしいのです、と。 ]
(19) 2020/08/25(Tue) 02時半頃
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[ けれど、私のささやかな楽しみが 私以外の楽しみとして実るかどうかは 私自身には知りようもないことですから ]
貴方にとって面白いものが、どこかで 見つかるように私は彼方で祈りましょう。
それはひと、ではないかもしれませんが 貴方が飽きることがないような何か───、 面白いと感じられる何かを見つけられるように。
[ 言い終えて私は手のひらを貴方へ向けます。
差し出した薄青の花を付けた一輪の三角草は、 貴方ならばきっと──と勝手な期待をする 私から貴方への信頼の証、のようなもの。 ]
(20) 2020/08/25(Tue) 02時半頃
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[ ときに、花一輪の行方がどうであっても 少し後には私はひと離れした不思議な方に向けて ふうわりと綻んだかんばせを向けていたでしょう。 ]
嗚呼──ただ、今飽きてしまっても 決して私を毟ることはしないで下さいね。
何度咲き直したところで、もう一度此処で 出逢った方々と逢える保証はありませんもの。
それに、出逢いの御縁は一度きり。 私は、誰とのよすがでも大切にしたいのです。
[ 口にした言葉は冗句でも何でもありませんでした。 少なくとも…この花にとっては、そうでした。 ]
(21) 2020/08/25(Tue) 02時半頃
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僅かな時ばかりひとの真似事をしている 私のようなものがこんなことを言うのは 可笑しいことかも知れませんけれど、
折角の邂逅ですから、 後々に語り草のひとつふたつ芽吹く程度には 話の種を撒き終えて散りたいと思うのですよ。
[ ひと相手には何れもまた言わぬが花の噺。 けれども此度ばかり打ち明けることにしたのは 結局の處、何処かでひとではない相手にこそ 事情を零すだけの信頼を寄せるからなのでしょう。
ひとでないものの多くは花を潰すことはあっても 意図して踏み躙ることはしないのですから。 ]**
(22) 2020/08/25(Tue) 02時半頃
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儺遣 沙羅は、メモを貼った。
2020/08/25(Tue) 02時半頃
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/* >>1:43 さりげなく拾われていることに気がついてひゅっとしたのよ
(-26) 2020/08/25(Tue) 09時半頃
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[ >>6花を毟る占いの話は少々私としては 眉をひそめたい話題ではありましたけれど、 話しかける声を拒むほどではありませんでした。
花は、咲いて散ることが本懐ではあれども 時に潰されることも踏み躙られることもあるもの。 …であるならば、毟られることもありましょう。
どの花にも運命に抗う力はありません。 ならば降りかかるものを唯受け容れるだけのこと。 ]
ええ、好ましいとは思いませんけれども それをする方を咎めることは致しませんとも。
(-27) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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[ ですから、そのように答えました。 まじまじと見つめられたなら少しばかり顔の上に ひととは違う造作であるにも関わらず
… ほんのりと、熱がともるものですから
そっと紬着物の袖で口許を覆ってしまって、 黒と呼ぶには薄過ぎる色の二つの眼で見返します。 ]
(-28) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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先の怪談の女性にも、昔は幼馴染がいたのですよ。
ですから、…貴女のその話に添えて もう少しだけ続きをお話するとしましょうか。
[ 楚々とした語り口では怪談よりも少し… いえ、大分面白味なく聞こえたかもしれませんね。 ]
(-29) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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彼女の家は旧家でしたから、お家柄が大事で 後継ぎになれる丈夫な子供が望まれていたようですが、 結局彼女の母──最初の嫁には子供が一人きりでした。
そこで彼女の父は、本妻を離縁して別の女性と再婚し、 その女性との間にひとりの子を設けます。
その子は彼女と同じく女性でありましたけれど、 体は丈夫で器量も華やか。申し分ありませんでした。
(-30) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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彼女の父は義妹となる子が生れてからというもの、 彼女を離れへ住まわせ殆ど訪れようとしませんでした。
彼女も、子供ながらに事情は承知していましたから、 父親のその振る舞いについて何も言いませんでした。
それが更に父の心を離す原因になったのでしょう。 やがては唯一の血縁でありながら離れ離れ──…、 一月に一度顔を合わせるかどうかの関係になりました。
(-31) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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直ぐに熱を出して寝込む身体の彼女でしたから 世話をしてくれる使用人が付けられていましたけれど 彼女の記憶にある愛情の記憶はその程度のものでした。
愛想の無い使用人と内気な彼女の居る離れは静かです。 折に触れて本居から賑やかな声が聴こえてくると、 とても胸が苦しくなるように感じられたのだとか。
…だから、気を紛らわすものが欲しいのですと ある日彼女は使用人に我が侭を言うことになりました。
理由の全てを教えられずとも何か察したのでしょう。 色々と考慮されたもののうち選ばれたのは"花"でした。
(-32) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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そんな状況を彼女の父は憂慮したのでしょうか。 それとも家が隣故の偶然だったのでしょうか。 元々の原因は彼女自身には──何とも。
>>7兎角、ある日ふと離れに迷い込んで来た少女と 彼女はいつしか言葉を交わし、遊ぶようになりました。
子供の時分を大分と過ぎてしまったあとは 隣人が彼女の許へ訪れることは随分と減りましたが、 それでも大切な幼馴染であることに変わりません。
私が考えるところでは、その幼馴染こそが、 花ばかりを愛した彼女がこの世で唯一と言えるほど 信愛にも近い情を向けた相手であったでしょうね。
(-33) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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それも彼女が病床に伏せり、命を散らすまでの 年数にすれば長いようで短い時間のことでしたが。
(-34) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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花壇に埋まる彼女を見つけたのは詰まる処 その幼馴染だった──のでしょうか。
あるいは使用人、だったのでしょうか。
私にはどちらとも知りようがありませんけれど、 私の想像する所によりますとね、
花壇の土壌となった彼女は今でも 幼馴染が幼馴染らしく生きていることを何処かで
願っているような、気がします。
(-35) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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( ひとであった頃の思い出も、幼馴染の名前も、顔も 散りゆく度に霞がかっていくように思いますけれど
けれど──それでも 「そんなひとがいた」という記憶だけは、まるで 種そのものに刻まれたように覚え続けているのです。
… 今の、私も。 )
[ とまでは、さすがに。 代わりに、もうひとつ付け加えましょう。 ]
(-36) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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ふふ。 これは語り草の種にも足りないものでしょうから、 貴女と私だけの秘密としておきましょう。
…舞台裏の話は華やかさには欠けますから、ね。
(-37) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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嗚呼──それと。もしも仮に 色恋沙汰の最中に命を落としたとしても
矢張り彼女は幼馴染のことを想いはすれど 恨むことはないのでしょうね。
… 彼女は心根から花のようなひとでしたから。
[ >>9黒々とした深淵のような瞳に対しても ひと離れた麗かなかんばせが揺らぐことは きっと、ありませんでした。
嫋やかな笑顔を浮かべたまま、 手相を…、と言われれば口許を隠すものとは 逆の手のひらを差し出して、 ]
(-38) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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… 私は少し変わっていますから 何が見えるかは分かりませんけれど、
折角ですもの。見て頂けますか。
[ ひとの温度を持たない白皙の肌上に走る 幾つかの線を彼女の方へ向けました。
そこにはひとでなくなるよりも前、 元々の"私"が持っていた線が 忠実に再現されていることでしょうが
今やひととしては生きていないのですから 生命線は途切れてしまっているのやも。 … 私には知り様のないことでしたけれど。 ]*
(-39) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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/* Q.お返事長過ぎませんか
すみませんすみません… 自分語りが増え過ぎてしまいました……
(-40) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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/* >>6>>7 ここの一拍置いている感じがとても好きです 間の使い方がお上手
(-41) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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/* 私はあまり大声を出さないものですから 恐らく強調は最後まで使わないものと思っています
(-42) 2020/08/25(Tue) 12時頃
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/* >>35 朧さんは全体的に語彙力が豊富ですね 私も分けて欲しい
(-54) 2020/08/25(Tue) 22時頃
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