162 絶望と後悔と懺悔と
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[―――またか。 ここにいるのは守られるべき存在でもなければ助けられるべき存在でもないって示すために、 僕は帽子のつばに手を当てた。目が見えやすいようにちょっぴり引き上げる。
目の前で相手をしているのが何者か目に焼き付けてから死ねばいい]
――っ!
[そして僕は敵に飛び掛かったんだけど、飛んできたナイフに邪魔された。新手だ。 二人の位置は微妙に離れていて二人一緒に間合いに入れられなさそう。
ってか、ほんとに30人出てきたらどうしよう]
(172) 2014/02/10(Mon) 23時半頃
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/* Q.非シリアスに走りましたか? A.はい、非シリアスのつもり ただ深読みすれば意味深ではあるかもしれない(ぇ
(-86) 2014/02/10(Mon) 23時半頃
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「援軍を要請する、繰り返す、援軍を――、……っ!?」 「どうした!?」 「通信が……」 「――――、まさか指令所が」
[どうやら今はまだ二人しかいないみたいだけど、じきに増えそう。 最初の「援軍を要請する」って声、どこかに届いててもおかしくないし。
なら援軍が来る前に片付けよう。
僕はナイフを投げた方に狙いを絞る。さっきかすった分のお返し。 飛び掛かり今度こそ刃が血を浴びるかと思った刹那、今度は地を這うような低さで僕の足を狙って刃が伸びる。 まさか、最初に出てきた方が]
……ぅ。
[僕は切り裂かれた足の傷もそのままに、敵二人の間を難なくすり抜け走り去る。 一人を狙ってももう一人に阻まれる。こんなやり方僕は知ってたっけ。 だとしてもあんなに怖くなかったのに、今はとにかく、怖い]
(215) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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…、あっ、
[敵は僕の血の跡を追ってくるかもしれない。怪我は再生して治っても流れ落ちた赤はそのまま。
それとも……これだけどこも血だらけなら大丈夫かな!?
僕は止まらない。 血の臭いが濃くなり、新たな敵が向かってきても。 視界に入る敵を斬り捨て刺し貫き、時に左手でも剣を握り敵の斬撃を受け流しながら進む。
ほらまた向こうから敵が――違う、敵じゃない]
(230) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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真弓ねーさん、無事で……。
[僕に比べてずっとたくさんの血を浴びてる。だからつい無事でよかった、なんて言いそうになった。
だけど言えなかった理由は別にある。 真弓ねーさんのさらに向こうからやってくる人影、>>210 あれは間違いなく敵―――だけど]
(231) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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/* ひいいいいいん(訳:この遅筆が)
もうちょっとだけ続くんじゃよ
(-103) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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/* やっぱ目と眼が混同してるううううう
(-104) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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……。
[やな予感がする。 僕はいつのまにか真弓ねーさんのマントの裾をぎゅっと握ってた。>>237
懐かしい髪の色をしてる――敵が。 僕は前にあんな髪の色をした人にこういったことがあるんだ。
「僕、人参は嫌いだけど、色は……嫌いじゃないから」
人参は嫌いでも人参色の髪の人が嫌いじゃないって言いたかったんだ。気にしてるかもしれないし。 その人は覚えてるのかな、その人は―――変わってない、のかな]
(249) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* アヤ……いいモチベーションだ……
(-108) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* ごきぶり? >>250
そういえば眼の色が決まって良かった あかつきさん組の剣士全員(といっても二人だけ)決まってたし
(-110) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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……うん、
[僕は素直に手を離す。赤い眼どうしが視線を交わし合って、離れてく。>>248
真弓ねーさんが負けるわけないよね。 じゃあ、やな予感の正体って、何なんだろう]
(251) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* [静かに感動しているナカノヒト]
なにこれかっこいい なにこれかっこいい
(-116) 2014/02/11(Tue) 02時半頃
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………、てき……。
[真弓ねーさんがこんな顔してるってことは。間違いなく敵がそこにいるんだ。>>269
敵とはすなわち、“僕ら”に刃向う者。 “僕ら”とはすなわち――5年前、鳥籠のような世界に放り込まれて、吸血鬼になった“家族”のこと。
だから、だから―――]
(276) 2014/02/11(Tue) 03時半頃
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え……?
[敵の動きが、鈍る。>>272 気付いたんだ。さっき戸惑いながら真弓ねーさんの名前を呼んでたし]
覚えてて、くれたんだ、 …キャロライナにーさん。
[忘れられてた方がどれほどよかったんだろうね。 違う、僕は心のどこかで、忘れられててほしいって願ってたんだ。 その方が傷つかないで済むんだから。 “始祖様”や“お姉様”に服従しながら、今の“家族”のことしか信じなくなってる僕のことを。
姿かたちは変わらない。 たった一つ変わった部分を隠すように選んだ帽子の色は、 塗り替えられる前の眼の色と同じ、朽葉色]
(277) 2014/02/11(Tue) 03時半頃
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/* 僕もなんか動こうとしてたけど交戦中だし余計なことしなくていいかなって
真弓ねーさん……マイソウルシスター!!!!
(-121) 2014/02/11(Tue) 04時頃
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― 過去>>*56 ―
[“始祖様”は気ままに訪れては僕をほめそやすことを言ってまた消えていく。 そのたびに僕は頭を垂れてその言葉を耳に入れる]
ありがたく……思います。
[声も身体も震えてる。怖いからじゃないってことくらい僕にだって分かる。 時に慈悲深さすら覚えて、そのたびに泣きたくなるのに涙は流れない。
あの時はどうせそんなこと考えもしなかったんでしょう? なのになんで今さらそんな――――だめ、これ以上考えたら]
僕は……みんなと同じ時に、祝福、を、授かることができて、本当に―――……
[これは、まぎれもない、本当。 僕は怖かったんだ。家族を置いていくのも、家族に置いてかれるのも*]
(*84) 2014/02/11(Tue) 14時半頃
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― 回想・真弓ねーさんと>>*77 ―
[そうそう、袋みたいになってるところにこの部分を押し込むんだった。 真弓ねーさんは折り方を覚えてるんだねやっぱり。何度も繰り返した末にそうなったのかな。 繰り返すのは大事。 何度も繰り返すうちに『希望』が降り積もるように―――]
………。
[脳裏を過ぎった懐かしい光景が消えて、真弓ねーさんが近くなる。
僕は真弓ねーさんの背にそっと手を回す。 だいじょうぶだよ。僕はいなくならないから*]
(*85) 2014/02/11(Tue) 14時半頃
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“なんで”? ―――……“なんで”かって? にーさんが一番分かってるでしょ? それくらい。
[あの時、キャロライナにーさんは僕を止めようとしてくれたよね。 さっきみたいに僕のことを呼んで。>>285
僕はどちらの武器の刃も向けないで言葉の刃をにーさんに向ける。>>290 けれど、それは同時に僕の心にも引っかき傷をつけてるんだ。
あの時にーさんの言う通りにしてたら、って。 考えたことならある。答えは出し切れなかった。
僕はいったいどうすればよかったの?]
(320) 2014/02/11(Tue) 14時半頃
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[僕は“家族”の身に降りかかったことを知ってしまったから。 僕が無事で、他の誰かが犠牲になってしまったかもしれない「もしも」なんか考えたくもない。
他の誰か――――、例えば、]
(*86) 2014/02/11(Tue) 14時半頃
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――、…………い、やっ。
[僕は対峙する真弓ねーさんとキャロライナねーさんの姿がぶれるくらいに首を左右に振る。
やめて。家族の名前を出さないで。>>291 「探してる」なんて言われたら、―――会いたくなるに決まってる。
ほんとに、みんななのかな。 絶対に離さないって決めたのに離された小さな手は、今も伸ばす先を探し求めてるのかな]
(321) 2014/02/11(Tue) 14時半頃
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/* 右の武器に「綺」の一字を入れたいなぁ
んにー
(-128) 2014/02/11(Tue) 14時半頃
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/* っていうかこういう名前のキャラいるの知ってるし
センスが来ない 来ぬぇ
(-132) 2014/02/11(Tue) 15時頃
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/* うわあああん答えるのが難しい問いかけ/呼びかけばっかり
僕も絢矢に幸せだったかって訊きたいね 別に僕は絢矢を幸せにできなかったって偉ぶるつもりはなく
(-137) 2014/02/11(Tue) 18時頃
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……。
[僕はキャロライナにーさんと真弓ねーさんの間に入る。にーさんからねーさんを守るように。 にーさんの声はちゃんと届いてるよ。だけど答えてあげることはできないんだ。 ありがとうキャロライナにーさん、僕らのことを家族だって思ってくれてて。 でも、それとこれとは話は別で]
………僕こそごめん、…勝手に行っちゃって。
[僕は素直に謝る。>>385 これでキャロライナにーさんの手を取れればどれだけよかったんだろうね]
(393) 2014/02/11(Tue) 19時半頃
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ごめん、……もう喋んないで。
[僕はキャロライナにーさんの手を払いのける。 少し力を加えすぎてにーさんの身体が揺らぐのが見える]
もうこれ以上真弓ねーさんを苦しめないで。
[僕には分かるんだ。真弓ねーさんが苦しんでるのが。 原因は何だろう。みんなの名前を呼んだ瞬間苦しげにしてたから、やっぱりこの話題はしちゃダメだよね。
僕だって笑い顔が貼りついたまんまだけど、 会いたいと会いたくないが混ざって気を抜くとどうにかなりそうなんだ]
(395) 2014/02/11(Tue) 19時半頃
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喋んないで、あと、……武器を持たないでいてくれればいいから。
[それと、そう、―――武器だ。 帝都守護部隊の持つ武器はどういうわけか吸血鬼の傷の再生を遅くする、らしい。 僕は脇差を抜くと、キャロライナにーさんの武器――長巻の刃めがけて振り下ろす。
敵のいない世界に近付くのに、今は武器が邪魔なんだ**]
(397) 2014/02/11(Tue) 19時半頃
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/* 一連のセリフを脳内妄想した赤チップ的表情で言ってるわけです にゃーん
(-144) 2014/02/11(Tue) 19時半頃
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/* うぅ…… (セット済の投票プルダウンを見てゴロゴロしつつ)
実は午後に零にーさんの回想にどう返すかがっつり考えてたんだけどまだまとまらない ともかくこの時はまだ“いつか”を待つってモチベーションだったとはほんのり アヤが待ってる人を探しに行こうって。言えてない
(-170) 2014/02/11(Tue) 23時頃
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――っ!
[刃同士がぶつかる高い音が響く。>>461 僕は刃を落とすなんてめったにやらないけど、刃物のどこが“弱い”のかちゃんと知ってる。 下方向に振りぬいた刃が地面に当たってちょっぴり音を立てる。
僕は折れた武器を眺めない。 ただ、キャロライナにーさんの答えを待って]
そんなっ……、死んじゃうかもしれないんだよ!?
[びっくりした。きっと顔にも出てる。 もちろん僕だって真弓ねーさんが訊いてたことが気にならないわけじゃなかった。だけどこの時は興味の外で]
(473) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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