104 路地裏の因果律
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
― 翌朝・ヨーランダ宅 ―
[眠ってはいても、深く眠る事は出来ない。 半分意識は起きていて、ヨーランダが何事か話している声が朧げに聞こえていた。 とは言え、やはり半分は眠りに引き摺られ、はっきりとは聞こえていない。
頬に触れる手の温もりに意識は徐々に覚醒へと向かい。 軽く抓られたら更に意識は浮上していく。]
―――…っ、
[グレッグがそうだったの、確かにそう聞こえた。 声をあげそうになるのをぐっと堪え、眠りから覚めた事を悟られないようにじっと身体を横たえたまま。]
(3) 2012/10/20(Sat) 21時頃
|
|
[知られた、自分が何者なのか。 殺す、皆に知られる前に。
でもこの手で抱いた女に情は移り。 決意は鈍る。
朝食の準備をしているヨーランダを横目に、のそりと身体を起こし。 脱ぎ捨てた服を手に取り着替え始めた。 ポケットにはナイフが一つ。 これで彼女を刺せば全ては昨日のまま。 小料理屋で働くただの男に戻れるのに。]
……おはよう。
[ナイフを握る事も出来ずに、彼女へと声を掛けた。]
(4) 2012/10/20(Sat) 21時頃
|
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/10/20(Sat) 21時頃
|
…どうして謝るんだ、そこは俺を責めるとこじゃねぇの。
[用意された食事からはいい匂いが漂っているが。 とてもではないが食欲なんて沸く余地はない。
ヨーランダの言葉で蘇るのは血に塗れた己の手の色。 人を殺した、何人も。 望んでの事ではなかった。 病気の母を助ける為に、借金に借金を重ね。 膨大に膨れ上がったソレを返す事は難しく。 自殺すら考えた頃に金貸しの男が囁いた。
”路地裏にはゴミのような人間がいる、殺せばその分だけ金額を減らしてやろう”
跳ね除けるなんて事出来なかった。 もうそれに縋るしか自分が生き残る道はなかったから。 だから殺すと覚悟して、この手を血で染めたのに。]
どうすんの、俺を通報するか?
(8) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
|
|
何故って俺は殺しを止める気はないからだよ。
[過去の所業を見たはずなのに、変わらない様子に覚悟は更に鈍っていく。 ポケットの上からナイフを撫でるが、それを手に取れない。]
……殺してほしいの?
[生かしてはおけない。 通報しないなんて言葉を信用してはいけない。 それを信用したとしても、どこかで誰かに漏らす可能性だってある。 危険因子は確実に消していくべきで。]
俺は、殺したくないよ。
[ぽつりと呟くと、溜息をついた。]
(13) 2012/10/20(Sat) 22時頃
|
|
/* 今襲撃すると明日一日困るよな…。 どうしよう。
(-7) 2012/10/20(Sat) 23時頃
|
|
…なんでそんな割り切れるんだ。 俺には無理だよ。
[抱きしめられ、温もりが身体を包み込み。 泣きたい気持ちに顔が歪む。 抱きしめているヨーランダからはきっと顔は見えない事に内心で感謝した。
生きてこの街を出ると決めた。 目の前にいる彼女への情は本物で、それが恋なのかどうかは分からないけど。]
好きってそんな事で? 俺みたいなのに騙されたらダメだよ、ヨーランダ。
[ポケットを探りナイフを手に取る。 昨日に鞘から抜いて、右手に握ったナイフが目に入る。 いっそ抵抗してくれたら躊躇いなく刺す事が出来るのに。 無抵抗で、こちらを信用して、好意を投げかけるなんて。 今までにない状況にナイフを持つ手が震えて、動かない。]
(23) 2012/10/20(Sat) 23時頃
|
|
[死に触れているというのなら、自分もそうだ。 幾人もの人間を死に追いやったのだから。 だからこそ死ぬ事が怖い。 人は簡単に死ぬ事を知ってしまったから。]
分かった、食べる。
[ナイフを握った右手はだらりと垂れ下がったまま。 逡巡を繰り返すが、実行するには至らず気持ちが徐々に冷えてきて。 それに伴って鼓動も落ち着きを取り戻す。 ヨーランダが離れた事を確認すればテーブルへとつき、ナイフをテーブルの上へと置いて。
先程までいい匂いを漂わせていた物はすでに冷えていた。 味気ない食事を口に運び、ナイフをチラ見する。]
なあ、いっそ一緒に死なねぇ?
[彼女を心から信用は出来ない、でも殺す事も難しい。 ならば、と努めて軽い口調で言葉を紡いだ**]
(29) 2012/10/20(Sat) 23時半頃
|
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/10/20(Sat) 23時半頃
|
[テーブルに置かれたナイフと、テーブル越しにいるヨーランダとをちらちらと見比べる。 生きて欲しいと言うのなら、やはりここで口封じに殺しておくべきなのだろうと思う。
殺人鬼の噂は思った以上に広がっている。 彼女が誰かに言わずとも、近いうちに犯人だとバレる可能性は高い。 それでも、この街から逃げ出せるだけの金を貯める期間は稼がねばならない。]
…せめて一緒にって思ったけど、それもダメなら一人で死んでくれる?
[どこかで野垂れ死ぬくらいなら、好いてくれている女と一緒に死ぬ。 それもいいかと思ったが、ただの感傷だったようで。 生きていて欲しいと言われれば、生存欲が上回り。 ナイフを手に取り、ヨーランダの側へと近寄った。]
(35) 2012/10/21(Sun) 20時半頃
|
|
[ナイフを細い首へと向けて突きつけ。]
やっぱさ、放置出来ないよ。 ずっと目に付くとこに置いておけるならいいんだけどね、現実的じゃないだろそれ。
[親密さを増す程に長く時間が経っていれば、見逃すという選択肢もあったのかもしれない。 でも所詮は一晩の関係、昨日まで名前も知らなかったのだから。]
ごめんね、ヨーランダ。
[必死に言い訳を内心で叫ぶ。 目の前がぐらつくような不快感に吐き気を堪えながら、ナイフを振りかざした。]
(36) 2012/10/21(Sun) 20時半頃
|
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/10/21(Sun) 20時半頃
|
[ヨーランダは抵抗するでもなく、目を閉じた。 ナイフを握った手に汗が滲み、震える。 それでも。]
…最後の言葉がそれかよ。
[無抵抗の女を殺すのはやりきれない。 顔が苦しげに歪み、せめて苦しまないようにと頚動脈を狙ってナイフを振るった。]
(43) 2012/10/21(Sun) 22時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る