52 薔薇恋獄
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―― 1F そこここ ――
[とりあえず、汚れてぬれたタオル。 今、使っているのを除いて、風呂場の隣に設置されていた洗濯機に放り込んだ。中でも、綺麗なものは、応急処置的にさっさと乾燥機の中へ]
[山の中。雨の音。夜中だけど騒音なんて気にしない。 次いで、台所に立つと湯を沸かせ、器用に両手で別作業を並行させながら暖かい生姜入りの紅茶を淹れだした]
…………いない。
[一人でいると、あのおんなの顔が蘇る。 時折ちらちらと背後を見た。 でも、平気だ。あの恐怖は、あの後で得られた温もりで上書きできる]
[浴室から上がる音が聞こえるまで、そうして作業しながら色々考えていた]
(94) 2011/05/21(Sat) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 10時半頃
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―― 少し先 ――
[たっぷりの湯。紅茶を人数分沸かして、必要なときに温めて飲めるようにしたあとは、エントランスから廊下にかけての掃除]
[中庭からびしょぬれの人が沢山入ってきたから、丁寧にモップと雑巾で拭う。やっぱり借りているところだから]
…………道さん?
[途中、二階に上がろうとする道さんの後ろ姿見つけて呼び止めた。彼の手の中には、着替え]
どこか、行くの。最上と何かあったから? …………あの。何か、ごめん。
[せめて立ち止まってくれたりしただろうか。 謝ったのは、ここ数日、彼から目をそらされることが多くなったから。具体的にはよく分かっていない]
―――ん
[結局、二階に行く彼見送っていた]
(109) 2011/05/21(Sat) 12時半頃
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―― 少し先 ――
[背を向けられたまま、道さんから返事がもたらされる。 きゅっと唇軽く噛んで見送った。 駆け上がっていく背中を見上げる。それが廊下の先に消えた頃]
………道さん。それじゃあ何も分からないよ……
[呟きは廊下に溶ける]
(113) 2011/05/21(Sat) 13時頃
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[浴室の入れ替えが行われてから。 最上のタオルを求める声が聞こえた]
…………分かった。
[乾いた新しい、大きなタオルを探してしばらくぱたぱたと。 届けるころには、浴室の中から最上も一緒に入っている音が脱衣場に響いてた]
………………。
[すっと目を細めて、少しの間声をかけることを躊躇う。 やがて、首を左右に振った。こんこんと遠慮がちなノック]
ここ、置くよ。手伝う? ……紅茶、あるから。出れば飲むといい。
[扉を細く開けて、そう声をかけた。 最上や傷だらけの耀の身体を見て、やっぱり眉を顰める。手伝いを求められるなら、言われた通り動いてから、また掃除の方に戻る心つもり**]
(114) 2011/05/21(Sat) 13時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 13時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 19時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 20時半頃
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―― 回想/文先生と浜さんの部屋 ――
[自分の質問>>83に対して、浜さんがゆっくり答えを返してくれる。現実に言葉や思考が追いつかないのはとてもよく分かるから、じっと最後まで待っていた]
………珀が、外に出た。 外に出て、浜さんと耀の目の前で、消えた。
珀は、何か知っていた――?
[鸚鵡返しに繰り返すことで、聴覚情報を自分のものに。 ふと思い出すのは、自分に気をつけろといった珀]
[小さくむぅと唸って、得られた情報を頭の中にしまいこんだ。 整理するのはもっと後]
(164) 2011/05/21(Sat) 20時半頃
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―― 回想 文先生と(略 ――
[耀に関する自分の質問。 浜さんの視線がこちらを真っ直ぐ射抜く。 彼の口から出た言葉。自分の共感能力の低さを恥じた。 少し俯く]
[浜さんの拳が、白く力が入ってた]
………ごめんなさい。
[何故だか分からないけど、ぺこりと頭を下げた。 胸に巣食う感情は、いつでも言葉に入りきらない。 ゆっくり目を上げて、浜さんと、それから耀を交互に見た]
[そうして、最後に最上をはっきり見た]
[いたたまれなくなって、家事をしに出たのはそのちょっと後だった*]
(167) 2011/05/21(Sat) 21時頃
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―― 回想 風呂場 ――
…………だって男の子だもん
[全裸の男2人に、どこかの魔法少女の台詞を棒読み。 後で入っておけ、という忠告には無言で1つ頷いた]
[正直に言って。 最上の姿は目に優しかったが、いかんせんやるべきことが多すぎた。耀を預かり、服がぬれても気にせず着替えの手伝い]
………………。
[火傷や傷跡は、特別丁寧に、こすらないようにタオルでそっと水分を取っていた。きわどいところにも触れざるを得なかったが、まあ、しょうがない。意識が無いようなのが幸いだった]
………大丈夫。耀。大丈夫。 世の中は、きっとそんなに終わってないんだ。 文先生も見つけてたから、大丈夫。
[この状況の中でかける言葉に相応しくないのは分かってる。何せ、珀は消えたんだから。今の耀に伝わらないのも分かってる]
(174) 2011/05/21(Sat) 21時頃
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[けれど、最後に耀の頭をそっと撫で、最上が彼を送り届けるのを見送っていた]
―― 回想 終了 ――
(175) 2011/05/21(Sat) 21時頃
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―― 1F風呂場 ――
[最上が耀を隣室に届けている間。 自室によって、軽く着替えて風呂場に向かう]
[色々あって、リセットしたかったから。 手早くシャワーを浴びた。 湯船にはあまり浸からない]
……………。
[素肌の上。暖かい雨が降る。 全身の皮膚に感覚与えながら考えた]
[耀は珀が好き。浜さんは珀が好き。 だれもかれもが男同士。自分ばかりと思っていたのに]
……禁断の恋
[自分の心の赴くままに動いていたら、両親を悲しませるって分かってる。最上にも迷惑だって分かってる。道さんが目を逸らすようになった。多分、きっとそのせいだ]
(186) 2011/05/21(Sat) 21時半頃
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[それでも、触れたいって思いは止まらない。 受け入れて欲しいって思いは止まらない。 理性の衝動がかすんだあの折、抱きしめてもらってどんなに嬉しかっただろう。きっと、困らせただろうに]
……あの人、きっと殺された。 どうして、恋人まで殺しにいった。
[ぽつりと、あの酷い痕の残るおんなのことを考えた]
(187) 2011/05/21(Sat) 21時半頃
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/* ノックスは何がしたいんだろう。 俺が乱入したほうがいいの、しないほうがいいの。 今日は誰が落ちるんだろう。 ここで成瀬や最上が落ちるのは、ちょっと今後きつくないか。
(-95) 2011/05/21(Sat) 21時半頃
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/* んー。 3人、誰かの動きまちなきがする。 ノックスはいるの、いないのどっち? 「扉を開ける勇気が無い」から拾いに行った方がいいのか。
いいや、行こう。もう知らん。
(-96) 2011/05/21(Sat) 21時半頃
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―― 風呂場 ⇒ 自室 ――
[上がり際、丁寧に掃除をしてから上がった。 きちんと片付けるのは、絶対に大須が帰ってくると信じているから。いや、信じたいから]
[碧のスウェット上下。 あまり気を使わない寝巻きに着替えて自室に戻る]
………………。
[扉の前に、道さんがいた]
何、してるの。入ればいいよ。 ……最上に話があって、俺がいないほうがいいならどっか行く。
[ぱちぱちと瞬きして、何でもないような口調と表情、作って声かけた]
(192) 2011/05/21(Sat) 22時頃
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―― 自室前 ――
……いいよ。何?
[道さんの顔には、思い切り泣いた痕。 ちょっと背を伸ばして、向き直った。 扉の前でごそごそやってるから、中から耳を澄ませば聞こえるかもしれない]
[手が無意識に空を探る。 けれど、今、着替えたばかりだから。 水晶玉も、ダイスも、コインも、何もない]
[軽く息を整えて、にっこり笑った]
(198) 2011/05/21(Sat) 22時頃
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……………。
[ちょっと間無言で、この気持ちをどう言葉にすればいいのか考えた。言葉は苦手だ。どんな言葉でも、正しくあらわせている気がしない]
……友愛と恋情の違いはよく分からないけど。 最上に性欲を感じるかと言われると、否定は出来ない。
……気持ち悪くて、ごめんね。
[考えた結果、とってもダイレクトになった。 その他のもやもやはあまり上手く言葉に乗らなかったので]
(204) 2011/05/21(Sat) 22時頃
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………友だちじゃない、とは思ってない。 友だちじゃなくなりたい、とも思ってない。
……最上はとても大切だし、特別だけど。 道さんも大切だし、別の意味で特別。
[んー、と言葉を濁して]
…………だから、多分、yesだと思う。 これでいい?
[自分では、かなり真摯なつもり]
(206) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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……………。
[道さんから突っ込まれた。 今更ながら、ちょっと目元が赤くなる。 いや、だって真面目に答えないといけないと思ったから]
―――。 ……、そっか。ありがとう。
[さらりと告げられた告白。一瞬耳は聞き流そうとした。 けれど、意識を頑張って集中させていたから、しっかり捕まえる。ちょっと考えて礼を言った]
…………ごめん。だからか。 気がつかなかった。泣かせたの、俺ね。
[手を伸ばそうとして、やめた]
……そうかな。そうだといい。それだけで、いい。 道さん。ありがとね。
(214) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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俺は、本当にそれだけでいいんだよ。 最上にまで、変な人生歩ませる気はないんだし。
[さっき、ちょっとリミッター外れたけど。 でも、大丈夫。日常に戻ったら、きっと]
――だから、大丈夫。夜中、3人雑魚寝でも変なことしない。 もどっておいでよ。辛いなら、俺がどっか行く。
(216) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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―――――。
[新たに知らされた最上の気持ち。うっすらと笑んだ。 自分でも気がつかない諦めの色を浮かべて。 手を伸ばせばいつでも触れられる距離にいる相手が存在するなんて、幻想だと思っている。求める気もない。 けれど、やっぱりどこかで期待はしていたらしい。 ――凝りもせず]
……そっか。俺、鈍いね。
あ、いや。書置きは、急いでたから、見てない。 ………そうか、4人は流石に狭いね。分かった。
[道さんの手を止める気はなかった]
(229) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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……………?
[扉を開けたら、目の前に最上がいた。 彼の台詞の意味が、よく分からない]
んー………。
[ちょっと考えた。 今聞いた道さんの台詞。最上の台詞]
[うん。 大きく頷くと、笑いながら道さんの背中を押した。 最上の方に向かって]
(230) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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ベネットは、2人から、一歩下がった。
2011/05/21(Sat) 23時頃
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/* まさか、あそこから死ねると思ってなかった。 わりと今、どきどきしている。
間に合うか。
(-121) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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………最上。 俺は、もう、貰った。
あの時、抱きしめてくれて、ありがとう。充分だ。
[道さんに引きとめられた。 立ち去る気は無い。道さんが最上の手を取るまで]
……大丈夫。慣れてる。どんまい。
(237) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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[道さんの表情に、声音に、迷いが見える]
………俺、道さん、好きよ。
[だから、しょうがないなあと苦笑した。 大事なものみたいに道さんの手に自分の手を伸ばした。 振り払われなければ、それをそのまま最上の手に乗せるつもり]
……静谷のとこには、俺が行ったがいいみたい。
(245) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 23時頃
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[最上の台詞。聞いて目を細めた]
……人間ってさ、どうして2つに割れないんだろね。 割れたらいいのに。
[声に微かな熱が篭るのは許して欲しい。 慣れてるとは言っても、まだ心が錆びついてくれないんだ]
……いいよ。嬉しかった。
(255) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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[道さんの手が最上の手に乗れば、安心してさっさと自分の手を離した]
[これでいい]
………ほら、帰ったら。 俺は美人さんの彼女、捕まえるから。
ナースか、女医さん。
[言葉は好きよ。 いくらでも嘘がつけるから]
(257) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 23時半頃
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……言わないよ。絶対、言わない。
[首をふるふる振った。 最上が道さんの手を握るのを見る]
[頷いた]
ごめん、通るよ最上。 荷物……いや、水晶玉だけ取らせてね。
[にっこり笑う。笑う、笑う。 まるで、素肌に笑顔の濃いメイクを施したみたいに]
[2人の横をすり抜けるようにして自室の奥へと、足を踏み入れた。敢えて意識する、リズミカルで軽やかな動き]
…………嘘つきじゃない。 それに、紹介だってしてあげない。
2人ともモテるんだもの。 お互い捨てたら、自力で探すこと。
(266) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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[振り返って、あっかんべーだってしてみせる。 けらけら笑った]
……おめでと。世間の目、辛いけど、頑張って?
(267) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/21(Sat) 23時半頃
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/* 祝! ベネットネイサン化計画完遂!
(-150) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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/* 何が素敵って、確実に死ねることだよな。 わくてか。
(-152) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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―― 自室 ⇒ 洗面所 ――
[目的物だけ手に取れば、さっさと部屋から出て行った。 廊下を歩いて去っていく。 でも、どこに行こう]
[今すぐ静谷の部屋にいける気はしなかった。 自分で決めたこと。自分で選んだこと。 今まで選び続けてきた道]
[それでも胸のどこかが疲れてて。 部屋の入口からそう遠くない場所、そこからは死角になる場所にもぐりこんだ]
[一階の、洗面所。 鏡を覗き込めば、自室の入り口がかすかに写る]
(277) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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