3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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問題児 ドナルドは、そのまま鉱石化は左腕全体に進み。自我などもうほとんど―――(05)
2010/03/06(Sat) 01時頃
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― 畑 ―
[バーナバスが息を引き取るのを看取った濃紺は、一度伏せられる。再び持ち上がった双眸は、濃紺というより黒に近い。
伏せた時、左眼が映したヴィジョンは、闇の中に転がる、裡に黒い星を抱いた赤いビー玉。人影の主は言うまでも ない。]
―――……じゃあ、次は下見に行くべきかねぇ
[既にミッシェルは立ち去った後か。 オスカーとマーゴも向かう様子。 キャロライナとの約束は、まるで忘れてしまったかのように。
感情を映さない 黒 が、>>5疑問を受けて薄紫を。 少し瞬いて、包帯がほどけた、紫水晶の右手を見る。]
なにが、だ?
[そして、口調だけは柔らかく、問いかけ返す。 ―――……周りの喧騒が遠い。]
(6) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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― 畑 ―
―――……お前が、あんな風に名前を呼ぶから。
[うって変わって、ポツリと、感情の籠らない声音が落ちる。]
俺が、鬼だったら、良かったのかねぇ
[そうすれば、名を呼ばれたのは自分だったろうか。 ―――……今も、呼ばれているのにタリナイ。]
嗚呼、セシルに言い忘れてたことがあった。 スティーブンス先生、死んでるんだわ。
なぁ、あの人が、お前のこと好きだったの 本人から聴かせてもらえたかぃ?
[さらりと零す。前は躊躇ったことをいともあっさりと。 それにセシルが反応するなら、また、自分が死ねば良かったと思うのだろうか。]
(10) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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――――……っ
[もう一度、名を呼ばれた。ふっと我に返る。]
違う、こんなことを、言いたかった訳じゃ、ねぇんだ
[黒から濃紺に戻る瞳。揺れる薄紫を映して。 何故、こうなるのか自分でも分からないと、苦しげに呟いた。]
(11) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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― 畑 ―
[自分の本質は闇に増幅されてるとはいえ、今なのだと思う。 過去の自分は、そういう己に枷を付けていた姿。
はっと、息を吐く……―――]
そりゃ、お前のことを、俺のことを、 あんな眼でみられりゃ、分かるさ……―――
[ぎこちなく微笑む。 伸ばされた手に、触れようとするのは、生身の血に濡れていない右手。 共に死んでもいいという左手と、共に生きたいという右手。 ―――……傍に。その気持ちは本当なのに。]
セシル……――――
[名を呼んだ。]
(16) 2010/03/06(Sat) 02時頃
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― 畑 ―
まぁ、しょうがねぇんじゃねぇかな。 暗に話せって背中押しても、言わなかったってことは、伝えるつもりがなかったんだろうし、な。
[手が額にあてられる。困った風に微笑む。 化学教師の背を押したあの時の自分は、何を考えていただろう。 ただ、今同じことをしろと言われても、出来ないことは、はっきりとしていて……―――。]
なぁ、セシル。傍にって気持ちは、今もかわらねぇよ。 最後まであがく気では、いる。
[傍にという気持ちは、むしろ強くなっている。 未来を欲するくらいには。 けれど……―――。]
でもな、もし、今回みたいに、 それ以上に、お前を傷つけることがあるなら。
(19) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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―――……俺を、殺して欲しい。
[肩を抱き寄せて囁く。好きだからこそ ――……掘り下げれば矛盾を孕んでいたとしても それでも、今、出せる答えはそれしかない。
―――……自分を律する自身が、なかった。]
(20) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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問題児 ドナルドは、殺して(壊して)といった少女を思い出し、屋上を濃紺で見つめた。
2010/03/06(Sat) 02時半頃
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/* スティーブンの背中を押したとき……―――。 そこで、どさがばっと!!!などと、中の人は考えていた気がしゅる……―――。
あれだな。赤の人と俺とどっちとるんだ?セシル? って、脅してるようにしか見えない件。 ―――……その通りです。眠たくて思考がZzzzzz
(-25) 2010/03/06(Sat) 03時頃
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― 畑 ―
[眉を寄せて、痛みを耐えるような表情。 濃紺に納めれば、ジュクリと痛むのは 心 で。
拒否の言葉を、困った色を濃くした表情で聴く。 血を啜られた時は、言えなかった言葉。 フィリッパに、トラウマをつける覚悟はあるのかと問うた。
やがて、キャロライナを 殺して(壊して)もいいと思えるようになって。
―――……今、セシルに殺して欲しいと願う。 傷つけたくないと思いながらも。 他のどんな存在よりも、消えぬ傷(トラウマ)を刻み付けたいと。 それでいて、セシル自身の生を願うのは、自ら届かぬ場所なら、いつか自分を忘れて幸せにと、願えると思うからか。孕む矛盾。]
(34) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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セシル……―――
[名を、また、呼ぶ。とても愛おしそうに。 握り締められる手を、見る。濃紺が揺れた。
でも、逃れる身体を追えない。
―――……同じく、いっそのことと、想うことは同じ。 知らぬことでは、あるけれど。]
煩くして、悪かった、な……―――
[>>22 担任が用務員の死を悼む様に、向けた言葉。 彼女は あか ではないと、キャロライナの言葉を思い出す。 鬼役は3。うち1人は確実に今、逝って。 残りはどうなったか、分からない。 けれど、終わらないなら、残る顔を思い浮かべれば……―――。]
(35) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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――――……
[嗚呼、それよりも、と少しだけ正気に戻った裡で思う。 鬼を探すより、ケイトを……―――。 そして、それよりも前に、キャロライナを……―――。
踵を返した。セシルに背を向けて。 ―――……向かうのは、屋上。]
(36) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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― 南棟屋上 ―
キャロル……――――?
[果たしてそこに名を呼んだ少女は―――居なかった。 蒼い空だけが、濃紺に映る。
―――……左眼には、もう 紅い蝶(あか) すら映らない。]
―――……お前
[その意味を、悟ってしまった。 >>5:375 彼女の最期の言葉が聴こえた訳ではなかったけれど。
まるで、異相の蒼の代わりに、空の蒼さに濃紺を打ち抜かれて。 全部、裡まで見透かされた気になる。
頬を伝う、生ぬるい感触を覚えた。 直接手を下さずとも、コリーンの時と同じよう、心に残る傷。]
(37) 2010/03/06(Sat) 11時半頃
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[ドナルドがそうであるように。 人の心を一色に染め上げることは、きっと不可能なのだろう。 それでも、ドナルドにとって一番大切な色は 裡に皹の入った薄紫。
―――……その事実は、もう、動かせない。
それでも今は、空の蒼を縁(よすが)に、ただ君(蒼)だけを偲ぶ**]
(38) 2010/03/06(Sat) 11時半頃
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― 南棟屋上 ―
はっ……――――
[どれほど空を見ていたか、浅く息を吐くと目尻を右手で拭った。]
キャロルが自殺じゃねぇって仮定すると。 嗚呼、あの場に居なかった奴じゃねぇと、無理じゃねぇか。
[思い浮かべられる顔は、一つしかない。 ケイトを……と、思いながら、鬼ごっこの方に考えが行くのは。
嗚呼、過去がもし変えられるものなら ――……今のこの気持ちは、無かったことになるのか、と。
過去(ケイトが死な)なければ、今は ない。]
(40) 2010/03/06(Sat) 12時半頃
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本当に、莫迦だなぁ、俺は。
[屋上から見える景色。木の下に2つの影。 思うことは知らずとも、化学教師が思っていたことに似て。
もし、そうなったとしても、本当に必要なことならば。 そう思うことでしか、前に進めない。]
俺は、チャールズせんせとやらを見張っといた方がいいかねぇ
[ゆっくりとした仕草で、その場を後にする。 去り際、もう一度 蒼 を見上げた*]
― →チャールズ捜索中 ―
(41) 2010/03/06(Sat) 12時半頃
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― チャールズ尾行中 ―
[それはどの教室であったか、国語の授業を行う教師の姿。 教室の後ろの方、窓の外の廊下より、濃紺がそれを映す。 授業をまともに受けている生徒には、デカイ図体を晒す赤毛すら見えていないのか、淡々と授業は進み、やがてチャイムが鳴った。]
さて、予定通りなら、次は用務室か……―――
[国語教師の後をつける、職員室、用務室……―――。 用務室から聴こえる用務員の声は、見知らぬ人の者。 まだ少し、血に濡れた鉱石化した左手を見詰めた。]
(54) 2010/03/06(Sat) 15時半頃
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― 続:チャールズ尾行中 ―
ドロップ、ね……―――
[そして、購買でチャールズが手に取ったもの。 確認して、右手が制服のポケットの内へと滑る。
ビー玉の冷たい感触と。 1つだけ残った飴の感触と。]
――――……
[中庭から、畑に向かい東階段へ。後をつける。]
(56) 2010/03/06(Sat) 15時半頃
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― 北棟1階 東階段 ―
あ〜……――― なんか、することあるんなら、手伝うぜ?
[国語教師に対するストーカー行為は、北棟の東階段で終わる。 相手の引きつった笑みに、同じく少しだけ引きつったように、唇の端を持ち上げる。
セシルと似ている薄紫が、声を上げたのを見て、少しばかり肩を竦めた。
その後ろに、ケイトとは違う薄紫を見つけ、小さく名を呼ばれると、ふっと濃紺の色を和らげた。唇の端に浮かぶのは、自然な微笑。]
(63) 2010/03/06(Sat) 16時頃
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問題児 ドナルドは、演劇部 オスカーやマーゴの姿も、濃紺の眸に納める。
2010/03/06(Sat) 16時頃
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― 北棟1階 東階段 ―
俺が手伝えることなら、な?
[>>#10チャールズの言葉の回し方に、ひっかかりを覚えるのは、おそらく起こるだろう先を知っている所為か。視線をケイトに向ける様子や、それに対する>>@13ケイトの反応に、片方の眉が上がる。]
―――……いや。
[用具室について、小さく応える。 >>67 近づく足に、自身からも一歩近づく。 寄る眉を見下ろして、右手が届くなら、促すようにセシルの背を軽く支えるように押した。おそらくは、一行の一番後ろからチャールズの後を追い、階段をのぼるか。]
(69) 2010/03/06(Sat) 16時半頃
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― 回想 ―
―――……っ……っ〜〜〜!
[中二階にあるその場所は、とても天井が低かった。 入口部分で、額を打って、密かに痛みと戦う赤毛が居たとか居なかったとか。]
あ〜……――――
[呻きなのか、返事なのか、>>#14チャールズの胡散臭い微笑に、声を漏らす。額を右手で擦りながら見るのは、>>#15ケイトを助け出そうとしてさり気無くセクハラをしている様。]
(87) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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――――……
[意識して見るのは、結果を知っているからだろうか。 そんなにあからさまで、よくバレなかった、と。 そんな風に思う。]
――――……
[>>#16 変わらぬ過去だからか。それとも……。 固定された視線に、ケイトのはしゃぐ様に、ドナルドが見せる表情は、オスカーやマーゴ、おそらくはセシルと、そう変わらない。
マーゴが、出来るだけチャールズからケイトを離そうとするのを、横目に、黙々と作業をこなした。時折左手が座布団を傷つけるのは、セシルの腕と変わらない。]
(88) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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――――……
[やがて作業が済むと、手に転がされるドロップ。 その色は、青。自分の濃紺よりも、蒼に、いつか見た涙のように見えた色に似ている―――じゅくり と傷むのは、先程打った額では、ない。]
あっ、おぃ、こら、まて!!!
[青い飴に意識を一瞬奪われたところで、チャールズとケイトが去る姿。止めなければと、反射的に思うも……―――]
(89) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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キャ ロ ル ?
[自分の影がゆらめいて視えた。足が、止まる。 左眼が 昏い 闇 色 の瞳 を 捉え て。
―――……コロリ コロコロ
手の裡にあった、あお が、少女の失った蒼のかわりのように。 影の中の左眼の位置に、転がった。]
― 現在に至る ―
(90) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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問題児 ドナルドは、奏者 セシルの姿を探すように、濃紺を泳がせた。
2010/03/06(Sat) 22時頃
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― 体育館付近 ―
せ し ……―――
[濃紺は薄紫を見つけて。名を呼ばれて名を呼び返そうと。 オスカーとマーゴが、用具室でなく伝説の木に向かおうとしているようなのは、あまり聴きとれていない。 けれど、先に行けとセシルに告げようとした唇は、一旦動きを止める。]
――――……俺は、分裂できたりしねぇから、な
[影に縫いとめられたように、動かない足。 聴こえた声に、濃紺を薄紫から昏い闇色の瞳へ移す。]
(96) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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それは、悪かったと思ってる
[視界が あか く 染まるのは夕暮れの所為か。]
殺すつもりは、あったさ……――― それしか、方法が、なかったなら、な
[否、おそらくは、後悔のような感情が視界を赤に染める。]
俺は……――――
[続かぬ言葉、キャロライナのような少女の、呪詛のような言葉がドナルドにしか聴こえて居ないなら、要領を得ない言の葉達。
零した あお(飴) は、もう、あか の中どこに行ったのか分からない。]
(99) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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問題児 ドナルドは、再び意識が闇に塗りたくられるような感覚を覚えた――(10)(浸食)
2010/03/06(Sat) 22時半頃
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/* 此処にきて引きがでかいな。 前半の低空飛行はなんだったんだ。
(-71) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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― 体育館近く ―
[名を呼ばれた。最後まであがくからと約束した人の。
―――……狂うのは ―――……けれど、正気を保つのも
きっと、その人という存在があるから。]
俺は、でも、まだ、そこにはいけねぇんだわ。 後な、考えたんだが、飴のお礼の3倍返しにしちゃ、ちと高すぎないかぃ?
[唇の端を持ち上げる。寂しいという言葉。 もしかすれば、一番に聴いていれば ―――……【嗚呼、でも過去は変えられない】 普通ならば、だが。]
(107) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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[寂しいと一番に聴いて、寂しいと一番に告げて、 傍に―――と、願ったのはキャロライナでは、ない。
一歩近づけられれば、それより大きく一歩下がる。]
わりぃ、な……―――
[ギリギリで踏みとどまった精神が、謝罪を零して。 そのまま、振りきることが出来るならば、薄紫の元へ向かおうと。]
(109) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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セシル……―――いく、ぞ
[ 寂しい さみしい
―――……誰でもいいから
そんな、気持ちが伝わって来て、ギシっと胸が軋む。]
―――……俺は、セシル じゃないと駄目なんだ。
[けれど、『誰でもいいから』という想いに、そう返した。 キャロライナに返した筈のその言の葉。 差し出す右手はセシルに。
――……伸ばした手は、言の葉は、 セシルに届いただろうか。]
(118) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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/* さっきから、口調が乱れまくりですな。
セシルじゃねぇと、駄目なんだ
くらいかなぁ。もすもす……―――(現実逃避中) てか、セシルの人は、某所からだろう? いつものことだが、良く出来るよなぁ。高スペックだ。
しかし、なんつーか、あああああああorz
(-78) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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― 体育館近く ―
[伸ばした手は届いて、握りしめれば、微かに傷つく手。 もしかすれば、左手ならば、鉱石同士で傷つかないのかもしれない。それとも余程、欠けあうのだろうか。
―――……それでも、今、伸ばすのは右手。]
―――……急ぐ、ぜ?
[叫ぶ聲は聴こえていた。 それに反応する、セシルの強張りもまた、伝わっていた。
―――……けれど、引く手の力は緩めない。]
(128) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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問題児 ドナルドは、奏者 セシルに握った手から伝うもので、少しでも罅を塞ぐことが出来ればと(06)(回復)
2010/03/07(Sun) 00時頃
問題児 ドナルドは、奏者 セシルに話の続きを促した。
2010/03/07(Sun) 00時頃
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― 体育館付近→ ―
嗚呼、用具室に……―――
[>>137 セシルの言葉に頷いて、駆け出す。 キャロライナの影は、どうしただろうか。 ―――……今は、振り向かずに。
例えば、もし、行くことで過去が変わるなら。 何度か思った仮定。
けれど、行かなければ、知らなければ、繋いだ手の先もないなら。 向かうことを選ぶ。
知ることを恐れていた。 変えたのは―――……傍に、その想い。
果たして、知ろうとすることは、間に合うのだろうか**]
(144) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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― 北棟1F廊下 ―
[キャロライナの影の一件で、マーゴが会議室に辿り着いたその後を、追う形になってしまっていただろうか。]
「先輩達、手繋いで仲いいんですかぁっ?」
[組み合わせの妙か、男同士だからか、すっとんきょうな声を上げたのは、>>160 マーゴに声をかけた生徒だったのかもしれない。 マーゴと同じく、声かけることなく過ぎ去って、やがて会議室の前に差し掛かるか。]
(166) 2010/03/07(Sun) 12時頃
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― 回想 ―
[>>168 会議室前でマーゴとかち合う。 それでも、尚、ドナルドからセシルの手を離すことは、ない。]
は?ミッシェルが、どうしかしたのか? つーか、お前は、オスカーと一緒に居たんじゃ……―――
[返る言葉。小さな舌打ち。自分の身は一つしか、ない。 けれど、足が迷ったのは ―――……ああ、手を伸ばしてくれる人には、出来うる限り そんな過去(正気)の自分が、まだ、微か残っていたからか。
>>170 暫しの間か、逡巡していれば見えるミッシェルの姿。 その視線に、その表情に、少しばかり顔を顰める。 セシルの手が握られたままなら、少し握る力を強めたか。 >>179 質問にセシルの答えは、ない。
その間に>>172鍵を拾って去って行く、チャールズの姿を濃紺は捉えるか。]
(192) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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――――……?
[訝しむ。しかし、去って行くなら、まだ時間はある。 結局、マーゴが戻ってくるまで、その場に居たか。
>>180 薄紫は、校舎に戻ってくるケイトを。 >>#26 濃紺は、北門から帰宅するチャールズを。
それぞれ、映す。]
過去が、変わった、のか?
[小さく呟く。まさか、と。 よもや、チャールズが犯人でないとまでは、莫迦な頭では辿り着かない。
―――……そして、そう、時間にして数十秒か。 おそらくは、生徒会室へと向かうマーゴたちを見送るのに意識が向いた時。サイラスはケイトを……―――。]
(193) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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嗚呼、俺たちは、ケイトの方に……―――
[>>182 セシルがケイトの名を呼ぶのに、頷いた。 確かめなくては、本当に過去が変わってしまったかを。 けれど、変わったかもしれないことを、その段階では言えなかった。
―――……もし、変わってしまったなら。 この繋いだ手の意味はどうなる?
そんな、自分勝手な想い故に。]
――――……過去は、変わっていない。 それに、チャールズが、犯人じゃねぇ。
[>>183 開かないの言葉に、訴えるような表情に、呟く。 扉は開かない。開けられない。過去は変わらない。]
(194) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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ケイト、お前の目の前にいるんは、チャールズじゃねぇ!!
[過去での言葉は、届かない。 それでも、>>191セシルの声に重ねる。
ふっと、背後に気配。振り返る。]
―――……キャ ロ ル
[無意識に、闇色からセシルを背に庇った。]
― 現在に至る ―
(195) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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問題児 ドナルドは、チャールズが犯人ではないと知るも、サイラスの姿は見ていない。
2010/03/07(Sun) 21時半頃
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― 用務室前 ―
キャロル……――――
[>>@64 闇色の視線に囚われて、再度、名を呼んだ。 言葉に微妙に顔がこわばる。
―――……浮気相手に、本命前に浮気を暴露されるのって、こういう感じかねぇ?と、思ったからでは、きっと、ない。多分、ない。
1mmもないかと言われたら、返答に困るが。少しでも場違いにそう思ったならば、それくらいテンパッテいるだけ。]
(198) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
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キス、キスねぇ……――――
[優しい、それは、そうだろう。 そこに狂気じみた想いは無かったのだから。
優しく接吻けするのも。 嗚呼、トラウマを抱えるよりも過去には、行為をするのも。 救いを自分に求めて、ただ癒される為だけに伸ばされた手には、等しく……―――。
あんな風に、自分から激しく求めたことは ―――……セシルが初めてで。]
(199) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
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[一歩、一歩、近付かれるなら、後退する。 しかし、後ろは扉だ。たかが知れている。
闇から腕がのびた。それはドナルドの何処に触れるか。 逃げはしない。払いもしない。
薄紫が、傍にある から……―――。]
(200) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
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[セシルが、単語を形成する2つの音を紡ぐ。 その音を、背後に、生まれる黒い足跡を見る。]
どうして、か。なかなか難しい質問するなぁ。
[伸びる手には抵抗しない。
例えば、あの放課後、乱れたピアノの音を聴かなければ。 何故、そうなのだろうと『知りたい』と思わなければ。 血を啜られても良いと思わなければ。 化学教師のあの眼の意味に気がつかなければ。 自分のことも『知ってもらいたい』と思わなければ。
―――……沢山の「〜れば」。
そのうちの一つでも欠けたなら、今は、ない。 ―――……セシルだからとしか言いようが、ない。 キャロライナが悪いわけでも、ない。]
(206) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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― 用務室前 ―
[首に伸びる手。 抵抗しなかったのは、抵抗すれば……―――。 最後まで抗う、約束。抵抗しないことが、抗い。
けれど、セシルの手が、伸びた。]
セ シ ル
[今度は、セシルの名を呼んだ。滲む愛しさ。 隠しきれる筈もなくて……―――。
繰り返される呪詛を聴く。 見上げてくる闇色を見る。]
(212) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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多分、な。 優しいだけの俺が欲しいなら、そりゃ俺の全てじゃねぇ。 どうしたって、キャロルだけの俺は、無理だ。
[それは、自分をあげたことには、ならないのでは、と。 優しさも、狂気も……―――矛盾することを全て含めて、傍に居たいのは 濃紺がその先を見る。]
―――……それでも?
[また、闇色に視線を戻して問う。 ―――……それも全て、薄紫を想うが故に。]
(213) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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― 用具室前 ―
[それでも、と途中で言葉が切れたのは、>>215セシルの「いやだ」という小さな声が聴こえたからか。
―――……嗚呼、こんな状況でも。 背後では、ケイトが助けを求めているのに。 目の前では、キャロライナが助けを求めているのに。 この上なく幸せそうに、微笑めてしまうのは。
―――……狂気(莫迦)だ。]
キャ ロ ル
[だから、闇に抗った。 少女の名前を呼んで、左手を闇に伸ばす。
左手の濃紺は、闇を裂けるのだろうか。 ―――……屋上で彼女が願った通り、殺そう(壊そう)と。]
(228) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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― 用具室前 ―
[用務室の中の、ケイトを犯す名も姿も知らぬ男と 果たして、自分はどれ程違うのだろうと、ふと思う。
―――……もし、この先何度でも、彼女が闇から生まれるなら。 きっと、自分は殺し(壊し)続けるのだろう。
どこか歪な 誰かを想う感情。
―――……唯、違うのは]
鍵、探してる、間、ねぇだろっ
[狂気の先、相手が零す「いや」の意味の違いか。 闇をキャロルに一度向けた左手は、その反動を利用して、用具室の扉にも向かう。
―――……けれど、おそらく傷一つ付けられず。 過去は変わらぬことを知るか。]
(233) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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― 用具室 ―
―――……っ
[扉より、むしろ壊れたのはドナルドの左手。 中指と、人差し指の先。濃紺の欠片が パラリ パラリ と、まるで涙のように、床に落ちる。キャロライナに対する贖罪のように。]
ケイトっ!!!
[左手を握りしめて、右手で、セシルと共に扉を叩いた。 そして、呼びかける。
―――……チャールズは、この場に居ない。 ―――……変わらない、過去。
背後でまた闇が生まれるのだろうかと、気にしながら。 ただ、呼びかけることしかできない。]
(242) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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[扉を叩いていた右手は、いつしか、セシルの肩に伸びる。
―――……良く似た、薄紫。 引きずられるな、と。
自分は傍に、居る、と。 伝えるように。
そして、終わる。 ――……過去の幻想。]
(245) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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/* 今日の吊は、フィリップなのか、グロリアなのか……。 嗚呼、明らかにケイトなだめ役は、セシルと俺だよな。 つーことは、多分、俺襲撃はない、な。
ミッシェル襲撃か、あえて護り合ってる守護を襲撃でGJか。 後者かねぇ……―――。
(-144) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
[それは長い夢だったように思う。 ドナルドが纏う制服は、現代のもの――あの蜜だらけのものに戻っていた。けれど、砕けた左手の指先は、そのまま。床に落ちた欠片もそのまま。
過去で逝った、キャロライナも用務員も、きっとこの世界には居ない。]
嗚呼……―――
[>>252 戻ってきたという言葉に、頷く。 欠片が鳴る音に、少しだけ苦笑を浮かべる。]
セシル。ケイトをさがさねぇと。
[気を背けるように、促す。 探して、どうするのか、まだ、見えてはいないけれど。]
(254) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
まぁ、どうにかなるだろ。
[薄紫が揺れるのに、苦笑いで応える。 右手は、まだ使える。 ―――……繋げる。]
なにが、返せなかったんだ?
[頷く相手に、かつんと響く音を聞きながら、尋ねる。 ピンク色の、片想いのビー玉の件は、ドナルドは知らない。 知れば、ふっと思い出すのは、キャロライナが青いビー玉をくれようとしたことだろうか。]
(258) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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/* グロリア落ちの方向か、ね? 投票先変えとくか。フィリップにセットしてた。
(-154) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
莫迦だから、かねぇ。
[にぃっと唇の端を持ち上げて、喉を鳴らした。 眉を寄せて逸らすセシルを見る濃紺は、柔らかい。]
嗚呼、ピンクは恋愛だったか? 青は、勉強とか言ってたっけか。
―――……
[けれど。紫水晶の掌にある、存在を見れば、少し濃紺に陰りが入る。小さく、小さく、吐く息。]
(264) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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まさか、壁に塗り込まれてるとかは、ねぇだろうよ。 流石に、工事する業者とかが、分かるだろ。
[壁を見据える薄紫に応える。 実際、そうでないという保障はないが……―――。]
くらい、つめたい、ねぇ……―――
[思い出す。キーワード。]
(265) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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― 現代/北棟東階段 ―
って聴いたぜ? 俺も、あんまり詳しくしらねぇけど。
[伝統の言葉に、若干首を傾げて言う。 キャロライナに聴いたのは、そこまでで。]
どっちかっつーたら、土の中かねぇ。 壁なら、改修工事やった時に見つかりそうなもんだぜ?
掘り返される危険性が少ないとこつーたら。 あ〜……―――
[一番に思い浮かぶのは、伝説の木。]
いやいやいやいや……――― でもなぁ、まさかなぁ
[相手に合わせるように、眉間に皺を寄せて、ブツブツと呟く。]
(273) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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― 北棟東階段 ―
セシル……―――?
[ドナルドの呟きが止まる。
―――……さみしい
その気持ちが、彼か彼女の代弁かが分からなくて。]
セシ…ル……――――?
[濃紺を見開く。取られた左手。 鉱石と鉱石。それは傷つけ合わないか。 ただ、違う意味で、零れ落ちている、青玉の指先。 その断面に、寄る唇。]
(281) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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莫迦っ、お前、唇が切れて……――――
[そのまま離れて行こうとする肩を、右手で捉えようと。 振り向くなら、どこか泣き出しそうな濃紺が見える筈で。
―――……嗚呼、叶うなら、滲む血に、優しく唇を寄せるか。]
(282) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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/* ――――……(身もだえている。ゴロゴロゴロゴロ。)
(-170) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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