162 絶望と後悔と懺悔と
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マユミを見つけたいけれど、それはPL的わがままで、 本当は戦場以外で見つけると駄目な気しかしない。
ロミジュリっぽいのは方向性が違うし
(-76) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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[畑の手伝いも、 やはりその白い手をみてから、なるべくするな、とスコップをとりあげた。 力仕事や汚れる仕事は男に任せればいいのだと。
それは善かれと思っての行為だったが、マユミがそれで寂しがっているとは思っていない。 そのほうがマユミが喜ぶと、思ったのだ]
――……
[月を見上げる。 風がさあっと吹いて、身を縮めた。
ふと振り返って外をみれば、こんな深夜に出歩いている人がいるのか、丸い傘が見えた。>>178]
――……
[少し、見つめたが、幾度か瞬いただけ]
(181) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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>>173 [その時、兵の一人が、屋上の扉を開けると、手招きで呼ばれたので、その扉から屋内に入っていく]
ジャニスさんが? 呼んでた?
[それを聞けば頷いて、ジャニスを捜しに、階下に降りていった*]
(182) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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― 養成所・教官室 ― >>173 [夜だけれども、構わないだろう。 扉をノックする。そして、反応があってから、中に入り、 そのにかけていたジャニスに向かって敬礼した]
――……ジャニスさん 話はきいていただけましだが?
[視線をジャニスの頭に合わせ、尋ねる すこしだけ声が揺れたのは、いわゆる武者震いだ]
(189) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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サミュエルは、ジャニスの言葉に瞬いたが……視線は外さない。
2014/02/12(Wed) 23時半頃
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>>197
ジャニスさん……
[ジャニスの物言いをじっと聞いていたが、 暗い灰色の眸は、ジャニスを見つめたまま]
ありがどうございまず。 だども、
おでは、ただの駒です。
[その一言で、すべてが集約されているだろう]
(203) 2014/02/12(Wed) 23時半頃
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>>211
[駒、と己を表現した上で、ジャニスの語る言葉に、なぜかほんのり頬の筋肉が揺れた]
――……吸血鬼になる気どがないです。 おでは、吸血鬼を殺します。 そでが自分になっだなら、
自分を殺します。
[意志は固いことを告げ]
あど……、 もしがすれば、周も無事がもしれません。 周が無事で、周を取り戻せば、
おではなぐども大丈夫です。
[周の代わりは本当に誰もできないから]
(219) 2014/02/13(Thu) 00時頃
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おでは特別な人間じゃないですがら。
[>>212そして、ジャニスの取り出した小瓶、躊躇なく手を伸ばすと、しっかり掴み、ジャニスに敬礼する]
(220) 2014/02/13(Thu) 00時頃
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>>228
周の居場所はありまず。 周は大丈夫です。 おでは、周を信じています。
[周にも何度もいった言葉。例え、周がきいてくれなくても、何度でも言い続けるだろう。 ただ、次にジャニスが言った言葉には、本当に無邪気にきょとりとした]
――……特別でもなければ、存在価値もない。 それが、おでの存在価値です。
[その培われたものは、いわゆる、スリ時代の囮で身につけたもの。 リーは本当に自身の本質を見抜いていたのだと思う。 価値がないからこその、ポジション。 そして、あの見捨てられた時、それは、完成した]
――……ジャニスさん、 踏み台があったら、人は力はより発揮でぎる。 貴方が飼い倒すなら、その無価値を踏んで飛んでくででばいいですだ。
(234) 2014/02/13(Thu) 00時半頃
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>>229
[だが、ジャニスのやや不機嫌な空気には黙り込む]
――……すびばせん……。
[殴り倒したい、いわれ、さすがに頭を垂れて、すまなそうに謝った。 下げた頭、少しだけ見上げるようにジャニスを上目遣いで見る。
そう、ジャニスや安吾の前ではやっぱりただの17歳だった*]
(235) 2014/02/13(Thu) 00時半頃
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[それからいくつかジャニスと話をしただろうか。 教官室を出ると、自失に戻る。 軍服のポケットに小瓶を入れるとき、マユミのスカーフを巻いてから入れた。
その時、キャロライナは眠っているのか、それとも出かけているのか。ともかく、いて、目が合えば、本当に久しぶりにすこしだけ笑んだ。
それから、布団に潜り込んで目を閉じたあと、 さっき屋上からみた傘の主がマユミだった夢をみた。>>231
ただ、その夢は夢の中でまた流れて、記憶には残らない**]
(237) 2014/02/13(Thu) 00時半頃
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/* 自失に戻ってもうた。 後ろ向きだなあ
(-95) 2014/02/13(Thu) 00時半頃
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/* リーがホリー護衛の呪いなら、マユミも呪いは持ってるよな。なんかおでが関連している気がするのは自惚れかもしれんが。
まあ、再会したらどちらか死亡ルートは間違いない。
あと、りーは殺しにいく。
(-114) 2014/02/13(Thu) 07時半頃
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― 三日目深夜 ― >>313>>314 [夢を見て、眠りが浅くなったとき、 気配に目を開ける。
同時に、口に手が被さった、瞬時はねつけようとして、 その相手を見たが、その仕草に声も音も立てず…。
夜の空気に同化したようなその絢矢の眼差しに眉をやや寄せただけ]
――……
[リーからの伝言を静かに聴く]
(337) 2014/02/13(Thu) 18時頃
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[リーを殺したい、と、そんなことを思うわけがない。 けれど……。
それから、絢矢が出したもの。布に巻かれたそれは、持てばその重みで武具だとわかった。 周のものときけば、額の皺は深くなる。 けれど、キャロライナ、そして、円が起きるといけない。 だから、何も言わずに受け取って、
その握った鞘のあと、絢矢が握り残した体温を感じた]
(338) 2014/02/13(Thu) 18時頃
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>>315 [部屋の外に呼ばれれば、 音もなくベッドをすり抜け、絢矢の後を追う。 廊下で、絢矢を見下ろすと、その表情はここにきてからのいつもと変わらない。 そう、あの人参を涙ながらに飲み込んで笑った顔は記憶の中だけだ]
――……ホリーが?
[絢矢の話、ホリー・ニルヴァーナは絢矢に興味をもったのだろう。 あの遊び好きの悪趣味な吸血鬼の誘いをそのまま受けようとする絢矢に、なにかを言おうとして、 その前に、同行、を依頼されると、先に言われたなと呟いた]
――……行がないわけがねぇ。 リーも、きっと待っているんだべな。
[できたら一緒になんて、言葉を続ける絢矢に頷いて 指示に従うと小さく返事をする*]
(339) 2014/02/13(Thu) 18時頃
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― 四日目・夜明け前 ―
[朝焼けは、これから起きる戦いなど嘘のよう。 群青色の夜明けに、黒い軍服と、山吹色の髪は照らされたが、 それは絢矢の出立する姿よりは離れた場所。 絢矢が一人できたように、気配を消して…追うためだ。
安吾も行くのならば、その途中で落ち合うだろう**]
(340) 2014/02/13(Thu) 18時頃
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― 早朝。神宿へ ―
[絢矢が早朝の中、歩いていく。 小柄な身体は、きっと、何もなく育っていれば、きっと小さくて可愛い女の子となっただろう。 神宿の街角で、友達を待つ少女のように。
けれど、実際は修羅の道が彼女の行く道だった。 笑わない、泣かない、そして、少女らしい部分を排除していった絢矢]
(あやはあったかいだなぁ)
[でも、そう思っている。そう、絢矢を見て、映るのはどうしてもあの頃の絢矢だから。だが本人にいうことはない]
(348) 2014/02/13(Thu) 20時頃
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>>343
安吾さん……。
[安吾と落ち合った時、一瞬17歳本来の顔になった。 昨晩ジャニスと話した時、安吾にそんなことを言えば殴られる>>229といった言葉を思い出したから。 ジャニスとはあのあと、少しだけ、砕けた話をしただろう。つまりジャニスが若い頃は無茶したような話とかきいたかもしれず]
あ、はい、 わがりましだ。
[だが、安吾とは安吾の指示だけをきいただけになりそうだった。 本当は、絢矢から預かった周の長ドス。そのことを話そうかとも思ったけれど、
朝は静かすぎたのだ]
(350) 2014/02/13(Thu) 20時半頃
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サミュエルは、安吾とも別れ、一人、絢矢の影の援護を計る
2014/02/13(Thu) 20時半頃
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[目的地に向かう絢矢を見失わないようにしながら、 周のことや、リーのことを考える。 マユミのことはあえて、思考しないように。
周は無事かどうかなど、わからない。 ただ、零留が最後は逆上したように、自分も周も殺すと言った。 だが、もし殺さなかったら? 生きている可能性が0だとは思いたくなかったから、ジャニスの前でもああいった啖呵をきったのだ。
リーが、なぜ、絢矢に、殺したいなら、と言ったのかはわからない。殺したいように見えたのならば、否定もしたいが、でも、結果としては、もう、殺すのだ。 いや、リーも自分を殺すと言っている。 そして、自分も、もう、殺せる。
もう、後戻りは、できない]
(357) 2014/02/13(Thu) 21時頃
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[可能ならば、周を救出したい。 そんな考えは心の中に伏せたまま。
無謀かつ、横暴かもしれない願いだ。
でも、なんだ、またお前か、という呆れた顔をされながらも。 周には生きていてほしい。
この長ドスは、周のものだ。 自分は決して代わりにはなれない。
やはり楽観的な願いだろう。わかっている。 周が今、かえってくるのを望むのは。]
(358) 2014/02/13(Thu) 21時頃
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嘘だ。
周のこともリーのことも考えながら。
いつも、マユミのことも考えている。
ただ、マユミのことを考えていくと、自分が自分でなくなる。
マユミのことを考えて、
そして、苦しくなって、悲しくなって、それでも、やめられない。
この繰り返しを続けながら
いつか、こういえないかな、と夢みている
(-130) 2014/02/13(Thu) 21時半頃
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おかえり
(-131) 2014/02/13(Thu) 21時半頃
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きっと、叶わない夢だ。
(-132) 2014/02/13(Thu) 21時半頃
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サミュエルは、神宿にて、潜みながら絢矢を見守るも、見つける人は見つけるのだろう。*
2014/02/13(Thu) 22時頃
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─ 神宿・どこからか絢矢を眺め ─
[その町もきっと、いつもの朝はもっとやわらかなのだろう。 けれど、今も十分やわらかな気がした。
そびえ立つシンボルの塔。その下にある小さな絢矢の姿。 上空には、一度、小さな小鳥の群れが過ぎ去っていく]
――……絢矢……。
[抱えるにはあまりにも小さい。 この小さく細い妹が、でも、今は一番、自分たちを支えているような気さえする]
(387) 2014/02/13(Thu) 22時半頃
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/* >>390 まぁ、普通にバレてるか。
(-137) 2014/02/13(Thu) 23時頃
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>>394
[まだ、九節鞭は、胸の中で、命を吹き出してはいない。 ただ、その唯一与えられた才能である足、敏捷は、聖水銀と努力に培われ、もう人の域などとっくに超えている]
――……中か。
[入るのをみると、塔に移り、吸血鬼の死角を縫いながら中へと侵入する。安吾も同じく、まだ絢矢が危機でないのなら、潜伏し、行動を続けてるだろう。
ただ、それを、純血たる吸血鬼が気づいていない保障はない]
(403) 2014/02/13(Thu) 23時頃
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[そして、考える。 おそらくは、ホリーの護衛をしているだろうリーが、出てくるだろう。 あの時も、出てきた護衛はリーだけだった。
それは楽観的かもしれないが、 おそらくは、リーを止めれば、ホリーの周りはかなり空くだろう。
つまり、自分か安吾、どちらかはリーを止める役目となる]
(411) 2014/02/13(Thu) 23時頃
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― そして、塔の中で、また彼と出会うか ―
[絢矢が塔を登っていく。 最初は中から追うつもりだったが、黒い軍服は目立ちすぎることがみてとれた。
ならば、また外に出ると、塔を見上げ、階上に登る方法を考える。 おそらく私服であった安吾は上手にホリーと絢矢のところにたどり着けるだろう。
ならば、自身の選択は…]
(429) 2014/02/13(Thu) 23時半頃
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リー……おではきたど。
[呟きは、きっと届くと思った。 塔の外、だけれども、塔を見上げるように作られた建物の屋上。 白いコンクリの上に黒い軍服は、まるで鴉のようかもしれない。
そして、そこできっと出てくるだろう男を待っている。 そう、絢矢の伝言したのはリーのほうだから]
(433) 2014/02/14(Fri) 00時頃
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