88 吸血鬼の城 殲滅篇
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ヒュー! 今日がお前の命日だ!
2012/05/02(Wed) 00時頃
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― 大広間 ―
[広間を横切り、焼け焦げたバリケードの前まで来たところで ふと足を止めた。 視線をかるく上に向け、片頬を吊り上げる。]
―――捨て置け。 後始末など、影に任せておけばいい。
……ああ。 そいつが気に入ったっていうんなら、 おまえの手で眷属に変えてやってもいいぞ?
[声と『声』とで、同時にドナルドへ答える。]
(3) 2012/05/02(Wed) 00時頃
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―――…?
[朗とした声で呼びかけられ、 半身をひねって、そちらに視線をくれてやる。]
オレを呼んだか? 人間。
[呼びかけの調子に敵意以外のものを感じて、 瞳に興味の色を乗せた。]
(4) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
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/* 人間あと3人。 早ければ、あと2日で終わる計算か。
(-1) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
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/* 眷属にするのは命を分け与えるので消耗する云々は、 もう襲撃は他の奴に任せる的なシスメセだったりする。
(-3) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
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[眷属の苦悩を甘露と味わって、低い笑いを漏らす。 どれだけ抗っても、いずれ渇きに流される時は来る。
その時の葛藤と罪悪感にうちひしがれるさまは また格別な味わいだろうと、ほくそ笑んだ。
いずれにしても、近いうちに血の味を覚えさせる必要はある。 あの男を、永遠に下僕に留め置くためにも。]
(*0) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
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オレをか? 闇の眷属を、か?
[個として求めて来たのか、種としてなのか。 問いかけはしたものの、さして答えに興味もない風で 問いを継ぐ。]
―――…なにが望みだ? ことによっては、聞いてやらんでもない。
なにしろオレは今、機嫌が良い。
(12) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
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ほう?
[驚いた顔で成り行きを窺う人間共のことは、 今は意識から抜け落ちていた。
不遜な要求をした錬金術師へと、身体を向け直す。]
オレの血を得てどうするつもりだ?
眷属になるを望むか? それとも、人間の身で不死を得ようなどと、 過分な望みを抱くか?
(17) 2012/05/02(Wed) 01時頃
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[声を上げ、走り寄ってきた剣士に、ちらりと視線を投げる。 その首元から覗くペンダントに見覚えがある気がして、 小さく眉を上げた。
身体の中心を狙った横殴りの斬撃。 太刀筋に既視感を感じる。]
―――………甘い、な。
[剣は脇腹に深々と食い込み、 厚い筋肉の鎧に阻まれて、そこで止まった。]
(22) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
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…痛いじゃねぇか。
[腹に食い込む刃を空いている手で握り、 牙を剥いて、剣士に笑ってみせる。 付与された浄化の力に触れて、掌から薄い煙が上がるが、 眉を顰めることもしなかった。]
オレはいま、面白い話をしてるんだ。 無粋な邪魔すんじゃねぇ。
[身体の中心から闇が爆発的に膨れあがり、 剣士を、その後ろにいる修道士をも巻きこむように弾ける。]
(23) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
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[意図的に闇の爆発から外した錬金術師の方を向いて、 良いことを思いついた、というように笑みを浮かべる。]
貴様がどんな大層な研究をしていようと オレには関係ねぇ。 貴様にくれてやるような血はねぇよ。
―――…と言いたいところだが、 機会くらいはやってもいい。
(24) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
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上に、オレの可愛い"子供"がいる。 そいつを殺すことができたら、そいつの血をやるよ。
半分ぐらいはオレの血だ。 不足はあるまい?
[可愛い"子供"と言う口は、皮肉な笑みに歪んでいる。]
(25) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
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―――ああ。必ずタイマンでやれよ。
他の連中が邪魔するようなら、 オレが相手をしておいてやる。
[剣士と修道士に視線を投げ、 話は終わった、とばかりに身体の向きを変えた。]
(27) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
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/* そうか。 痛いじゃないか、って台詞、思い出した! 銀英伝だ!
(-7) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
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なに。ちょっとな。 上手くやったら褒美をやると言っていただろう?
その褒美を準備中だ。
[楽しみに待っていろといわんばかりの口調。]
(*6) 2012/05/02(Wed) 02時頃
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跪いて、 どうしてもあなたの血で無くては駄目なんです〜、 ―――なんて、泣いてねだれば、 くれてやったかもしれんがなぁ。
[脇腹に食い込んだ剣の柄を握り、引き抜く。 それだけでも掌から爛れが広がっていったが、 やはり、顧みることはしなかった。
脇腹の傷から血が流れ、 先に浴びたヒューのものと混ざり合って、点々と床を彩る。]
(35) 2012/05/02(Wed) 02時頃
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[レイピアを手にした錬金術師を眺め、 来るのか?と挑発的に剣先を上げたが、 相手が礼をとるのを見れば、薄く笑った。]
―――まあな。 あれを殺せたら、褒美にやってもいい。
まずは、その程度の価値はある人間だと 証明してもらわねぇとな。
(37) 2012/05/02(Wed) 02時頃
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んじゃ、オレはひとっ風呂浴びてくる。
――― 覗くなよ?
[壁際にいる人間共に向かって言って、 今度こそ、階段の方へと歩き始める。
その途中で、思い出したように振り向いて 長剣を放り投げた。]
(38) 2012/05/02(Wed) 02時頃
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―――相手を斬る時は 肉の薄い急所を狙えと教わらなかったか?坊主。
[金髪の剣士を見る目には、笑み。]
あいつなら、弟子にそう教え込むと思ったんだがなぁ。 さては、オレの買いかぶりだったか。
[嘯くのは、半ばはカマかけ。 たいして気にもしていないそぶりで、 改めて階段に向かった**]
(40) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
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/* なんか、やりたいことを折っていたらすまないね、 …と言いつつ、今回は好き放題やると決めていたので 後悔はしていない。
(-12) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
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[睨みつけてくる視線までうすうすと感じて、 押さえきれない笑い声を漏らす。]
心配すんな。 おまえもきっと気に入る。
泣くほど感謝してくれてもいいぜ?
(*8) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
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……っかし、いてーな。
[うっかりと零れた声には、気付いていない**]
(*9) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
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あ…?
[呼びかけられ(>>*11)て、疑念がそのまま声に出た。 ややあって、自分がうっかりと零したこと(>>*9)に気付く。]
……ばかやろう。 おまえに心配されるほど、落ちちゃいねぇよ。
[投げ返す口調は、普段よりもなおぶっきらぼうなもの。]
(*13) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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それより、自分の心配でもしてろ。 怪我しただろ。血の臭いがするぞ。
[自分もまた血にまみれているにもかかわらず、 優秀な猟犬のように、眷属の血を嗅ぎ分けて指摘する。]
―――今のおまえじゃ、ほっといても治らねぇぜ。 ちゃんと喰いな。今、餌を連れていってやるから。
死にかけの獲物だ。一人でもちゃんと喰えるだろう?
[機嫌良く喉を鳴らす猫のような声音。 獲物を、いたぶるような。]
(*14) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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― 大広間 ―
[前方を塞いでいたバリケードの残骸は、 先程の黒き衝撃の余波で、あらかた吹き飛んでいた。
肩に担いだ騎士の身体を揺すって持ち直し、 二階へ続く階段へ足をかける。
追ってくる錬金術師に注意を払うそぶりは見せなかったが、 喀血の気配には、視線だけを向けて笑いをとばした。]
おいおい。戦るまえに死ぬんじゃねぇぞ。 死んだ獲物は、美味くないからなぁ。
(51) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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― 大広間 ―
ん…。
[階段を上りかける途中、 肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]
起きたか?
[傷が癒えているのを確認し、 新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]
(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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まだ寝ぼけているのか。
目を覚ませ。ヒュー・ガルデン
[名を呼び、覚醒を促す。]
(*16) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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おまえを担いでいると、重いんだよ。
[大した負担にも感じていないくせに、 文句を言って、笑った。]
(*17) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、 その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。 まるで、猫の子でも扱うように。]
ヒュー・ガルデン。 おまえの主はだれだ?
[やはり軽い口調のままの下問。]
(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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おまえが望むのは、なんだ?
["声"を通じて為された問いは、 もっと魂の深い場所を突くもの。]
(*19) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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良し。
[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、 浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。
掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、 先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。 しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]
これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。 オレの期待に応えるよう、励め。
[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]
(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが 内心を露わにすることはせず]
ならば、連中を殺し尽くせ。 奴らの血を捧げてやれ。
―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。 これからもしっかり姉につくせよ。
[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]
(*22) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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/* 別のことをしながらログ書いていると、 灰ログが埋まらないよね。
(-24) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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/* 昨日からお風呂ー!って言ってるけど、 一回闇化してから元に戻れば お風呂いらずな気もするんだ(ぁ
(-25) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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/* つまりは脱ぎたいだけ、ということか。
(-26) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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そうか?
ああ、そうだな。 姉弟では添い遂げられんからなぁ。
[尊重する気もない人間の習俗を口にして、 騎士の忠道を笑い飛ばす。]
(*24) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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まあ好きにするがいいさ。
あれが何を望むかは、聞いてみないことにはな。
(*25) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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それじゃ、あとは任せた。
[機嫌良く手を振って階段をのぼりかけ、 やはり途中で足をとめて振り返る。]
そうだ、ヒュー・ガルデン そこの眼鏡の奴は通せ。別の約束がある。
あとの二人は好きにして良いぞ。
[申し伝えたあとは、もう振り返らなかった。]
(65) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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/* あ。 数詞間違えたなぁ。
細かいけど気になる。
(-29) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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/* ひょっとして、この村の中で唯一 吸血鬼の実在(この場所にいるいない、という意味で) を知らないんじゃないだろうか、ヒュー。
(-31) 2012/05/02(Wed) 13時頃
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/* お風呂ー!!
[こだわるね]
(-33) 2012/05/02(Wed) 13時半頃
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オレがいなくなったら?
[どこか慌てたような口調の問いに、片眉を上げる]
そりゃ、困るだろうさ。 まだなンも知らないおまえが、ひとりで取り残されて、 どうにかなるとでも思ってんのか?
[当たり前だとばかりに切って捨てる。]
(*31) 2012/05/02(Wed) 16時頃
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[獲物をくれてやると言ったのに、激しい口調で拒絶された。 そのこと自体に、喉の奥で笑う。
嘲笑うように。 可愛いものをみたとでもいうように。]
そうは言うがな、おまえ。 ――― そのままだと、死ぬぞ?
飢えに狂ってのたうち回って 自分の身体を引き裂けるだけ引き裂いたあげく 野垂れ死ぬぞ?
[実際に吸血を拒み、静かに衰弱して死んだ眷属も知っている。 しかし、そこまで親切に教える気はなかった。]
(*33) 2012/05/02(Wed) 16時半頃
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衝動を殺すな。 身体の欲求に応えてやれ。
――― 喰らえ。奪え。飲み干せ。
…わかったな?
[手放すつもりはない。 死なせるつもりもない。 それは命令であり、宣言でもあった。]
(*34) 2012/05/02(Wed) 16時半頃
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死んでるようなモン、か。
[平坦な声で呟き、思案の間を挟む。]
―――だが、生きているだろうに。
[嘲笑。]
(*38) 2012/05/02(Wed) 18時頃
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玩具なら玩具らしく、 最後まであがいて、オレを楽しませろよ。 オレは死んでも消えねぇ。 見ていてやるから。
[仮定を口にして、 その仮定がナンセンスだとばかりに鼻を鳴らす。]
おまえより先に死ぬなんてことはねぇか。 当分、死ぬ予定もねぇしな。
(*39) 2012/05/02(Wed) 18時頃
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しかしまぁ。 人間っつーのは、面倒な生き物だよな。
[誰に聞かせるでもなく、言葉を零す。
既に人間とは違う生き物になったというのに、 人間を殺すことを拒み、殺してしまったと嘆く。 全く、面倒な生き物だと思う。
その苦悩を眺める楽しみもまた、 眷属を増やす理由のひとつではあったが。]
(*40) 2012/05/02(Wed) 18時頃
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呪われた? 忌まわしき?
ハッ。 だれに呪われたっていうんだ。
[背中に聞こえてきた修道士の言葉を笑い飛ばす。]
兎が狼を恐れるのと変わりゃしねぇ。 妙な理屈こねまわさねぇで、素直に怖いって言えばいい。 そっちのほうがまだ可愛げがあるってもんだ。
―――ま、人間共には理解できないんだから、 しゃーねぇか。
[呟きに滲むのは、超越者の自負。]
(*41) 2012/05/02(Wed) 18時頃
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――――……。
[あいつが生き残って帰ってきたら、 もう一度血をやってもいい。 まともな闇の狩人に仕立てるために。
そんなことを、ふと思った。]
(*42) 2012/05/02(Wed) 18時頃
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― 2F:宴会場 ―
よう、ドナルド。 良い子にしていたか?
[階段を登り切った先に、"子供"の顔を見つけて声を掛ける。 腕に巻かれた布に赤が滲んでいるのを見て、 舌先で、唇を舐めた。
自身はといえば、全身を赤く染めていたが ほとんどがヒューの血だ。
しかしながら、左手は浄化の力で焼け爛れ、 脇腹からは未だ血が点々と滴っている。]
(89) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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ちゃんと言いつけ通りできたようだな。 良くやった。
そら、褒美だぞ。 おまえのものだ。好きに喰え。
[言って、後ろから上がってくる錬金術師を示す。]
(90) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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おまえにとっては獲物。 そいつにとっては標的。
――― お互い、存分に愉しめよ。
[嗤いながら言って、自分はそのまま宴会場を通り過ぎた。]
(92) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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オレは上にいる。 どっちでもいいが、生き残った奴が上がってこい。
オレの血をくれてやる。
[餌を投げ、肩越しに手を振って客室へと向かう。]
(93) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
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/* レオナルド先生が吊り立候補になるんなら、 襲撃はムパにするかと思う今日この頃。
普通の村なら、ムパ&ジェフコンビは最終日要員なんだが、 これは殲滅編(ry
(-52) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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/* 立候補無しでドナルドが吊られて、 レオナルドが血をくれって言いに来ても 「人間如きとまともに取引すると思ったか?」 とか言ってつっぱねて、レオナルド先生阿修羅モード化、 …なんてのも楽しそうなんだが。
(-53) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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/* やっぱ、あれだよなぁ。
ムパを噛んで吸血鬼にして、 「あれほど忌み嫌っていた存在になった気分はどうだ?」 とかやってみたいよなぁ。 ジェフに向かってけしかけてみたりとかさぁ。
「ほら、さっきまでおまえを頼りにするとか言っていた奴が おまえを殺しに来るんだぞ?」 なんて言ってみたり。
自殺してやるとか言い出したら、 「おまえの神は、自殺を禁じていたよなぁ。 ああ。もう地獄とやらに落ちるから、関係ないか。」 とか言って虐めてみたい。
うお〜〜〜滾ってきた!!! (妄想乙)
(-55) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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/* よし。始まりそうだな。 んじゃそろそろ風呂行くか〜。
(-56) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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― 2F:宴会場 ―
[去りゆく背中で、 二人の間に静かな緊張が高まっていくのを感じる。 だがそれよりも、階下からの声が耳についた]
はん。 ……弱い奴ほど群れたがる、という奴か。
[修道士の言葉に、馬鹿にしたように吐き捨て、 それからふいに目を輝かせて口の端を上げた。
そのまま、機嫌の良い足取りで三階へと上がっていく。]
(106) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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/* 吊り先決定か。 なら、襲撃先も決定していいな。
(-58) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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― 3F:城主の部屋 ―
[本来は己の、 いまは"娘"の部屋となっているその場所に足を踏み入れ、 まずは無造作にいくつかの引き出しを開ける。
しばらく探したのちに、液体の入った小瓶をつまみ出す。]
ああ。やはりあったか。
[蓋を開ければ、薔薇の香りが溢れ出した。 薔薇の花をいくつも煮詰めて取り出した 花の命のエッセンス。
クレアはこれが好きだった、と目を細める。]
(117) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[城に薔薇が咲き乱れているのは、 なにも城を飾る為だけではない。 取り出したエッセンスは傷を癒し、 ある程度ならば渇きを癒す力があった。
吸血鬼の間に、昔から伝わる命の水。 揺れる透明なそれを、ひといきに飲み干す。]
(118) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[効果は、目に見える形で現われた。 焼け爛れた左手の肌が再生し、 斬りつけられた脇腹の傷口に、肉が盛り上がる。]
―――ふむ。 完全とはいかないが、こんなものか。
[幾度か身体を捻り、手を握り開く。 動くのに支障はないと確認すれば、 今度はクローゼットを引き開けた。]
(119) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[年頃の娘らしい華やかな衣装が並ぶクローゼットの一隅に 男物の服が下がっている。]
やっぱりあったか。
[丁寧に手入れされていたそれらの中から、 金の刺繍で縁取られた黒いローブを手に取って 浴室へと向かう。]
(123) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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すっかりぼろぼろだからなぁ。
[今まで身につけていた服は、あちこちが破れ、すり切れ、 血が染みこんで酷い有り様になっていた。
もはや見る影もない服を脱ぎ捨て、 手に取ったローブを入り口に下げて、浴室に入る。 脱ぎ捨てた服は、音も無くやってきた影が片づけていった。]
(128) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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― 3F:浴室 ―
[鍛え上げられた壮年の身体を、湯の中に沈めていく。 溢れる湯が赤く染まり、それも流れて透明さを取り戻した。]
あぁー、生き返る。
[不死のものとしては甚だ不適切な言葉を発し、 頭まで湯に浸かって堪能する。]
(130) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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/* 下で二組戦闘が起きているというのに、 のんびりお風呂タイムのおれさま!
最高!!!wwwww
(-64) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[そうして、湯の中で手足を広げている間にも、 階下で行われている戦闘には、意識のいくらかを割いていた。 闇をたぐり寄せ、影と感覚を繋ぎ、 戦いのさまを堪能する。
影が運んできたワインの香りを楽しみ、 口を付ける真似事までして、くつろいでいた。]
(131) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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/* よし。やりたいだけ描写した。 あとは、しばらく黙ってようか。
この緊迫シーンにのほほんを混ぜるのは ちょっとばかり気が引けるwww
(-67) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[くつろぎながら、触れてくる眷属たちの気配と声にも耳を傾ける。 "子供ら"同士のやりとりには、微笑さえ誘われた。
思い悩むさまの騎士には声を掛けてやろうかとも思ったが、 いまは止めておく。 それよりも、戦いの行方を追う方が面白い。]
(*49) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[二階での戦いは、おおよそ互角。 か弱いと見えた錬金術師の身体能力と、 多彩な薬品を使った攻撃に、感心した声をだす。]
ハッ。なかなかやる。 問題は、それがどこまで続くか、だが。
[持ち運べる薬品の数など、たかが知れているだろう、と 冷ややかに観察する。 身体能力の上昇も薬の効果のようだし、 切れるまでにどこまでやれるかが、見物だと唇を歪める。]
(*50) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[対して、一階の戦いは、眷属の不利に進んでいるようだった。]
しっかりやれよ、おら。
[発破を掛けるが、騎士の実力では厳しいだろうことは 最初から承知していた。 神聖魔法の使い手と、手練れの剣士の組み合わせは、 自分ですら、時に手を焼く。
どうするか。 思案の顔で、しばし湯船に沈んだ。]
(*51) 2012/05/02(Wed) 23時頃
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|
/* >>*51 実際に手を焼きました。じゅーじゅーと。
(-69) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
/* ジェフ、素直で可愛いなぁ。
いやいや。師匠の名前出したからな。
(-70) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
/* 観戦モード続行中。 むちゃくちゃ楽しい。
こっそりこっそり策を仕込んでる気分。
(-71) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
/* ついつい更新しちゃうね。 更新ボタン連打だ! [迷惑だからやめなさい]
(-74) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
/* 更新ボタン連打を止めようとすると、 灰ログを書きまくるので、 結局、更新ボタン連打と変わらないという駄目っぷり。
(-75) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[騎士の戦きが伝わってきて、薄く、唇を引いた。]
どうした?
[伝わってくる声に、微かな笑みの気配を乗せて応える。]
(*53) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
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|
/* あ。表現被った。
(-76) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
そうか?
だらしがねぇなぁ。
[笑う声に、非難の色はない]
(*55) 2012/05/03(Thu) 00時頃
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|
―――ま、ゆっくりしたからな。
運動したい気分にもなってきた。
(*56) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
― 3F:浴室 ―
――― やれやれ。
[湯船ですっかりくつろいでいた闇の領主は、 聞こえてきた『声』に肩を竦め、湯船から立ち上がる。
適当に拭った肌の上にローブを羽織り、 ベルトで留めて、歩き出した。]
(157) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
"可愛い子"からの救援要請だからなぁ。
[浴室から出て、娘の部屋に歩み入る。 その身体がどろりと溶けだし、 粘性の闇となって流れ、床に染みこんでいく。]
『行ってやらないわけにはいくまいよ。』
[声だけが、どこかから響いて空気を震わせた。]
(162) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
[闇は、城の壁の中を伝い、滴り落ち、這い寄っていく。 それは粘体が獲物を狙うのにも似て、 なお忍びやかに、猛々しい。
三階の床より落ちた闇は、 そのまま二階にある図書室の壁を伝い、 さらに染みこんで消えていく。]
(164) 2012/05/03(Thu) 00時頃
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