162 絶望と後悔と懺悔と
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―陸軍駐屯地―
[その少年は、目深に学帽を被る学生であった。 こんな場所に立ち入るなと制す軍人の、伸ばした腕が半ばから消える。 落とした視線は地面に落ちた両腕を捉える。]
(5) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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[上げさせた悲鳴は陽動。 此処は駐屯地の端。人――家畜――を多く集めればそれだけ中央が、他が手透きになる。
舞う銀刃は小太刀。
マントを翻し、零瑠は微笑みと共に血を散らせた。*]
(13) 2014/02/10(Mon) 00時半頃
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/* 直円がすっかり変わってしまって……(ほろり)
(-20) 2014/02/10(Mon) 01時頃
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―駐屯地―
[零瑠は知っていた。 彼が誘いを拒まないことを。 何を優先させようとするのかも。
知った上で、視線の届く位置に在れと願った。 互いに互いの為にと動けばこそ、実戦も恐ろしくはない。
殺気。だが、零瑠は動かなかった。>>16 視線を周囲に巡らせ、短剣の飛んできた方向に気付いた者へと小太刀を振るう。]
―――…!
[昔、街中でぶつかった軍人と、同じ年の男だった。>>1:223 彼の思った『輝かしい未来』は消えてしまったのだろう。
似たようなマントをと願ったのは。 彼が語ってくれた未来話と現実の解離に、 懺悔したかったからかも知れない。]
(33) 2014/02/10(Mon) 01時半頃
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[躊躇いはそのまま切っ先を鈍らせる。 柄尻に掌を当ててぐいと刀身を押し込み、腹を蹴飛ばした。
流れる血潮は細い川を、池を作り。 悲鳴の合唱は何処まで届くか。
零瑠は笑むのを止めない。
明之進へと走らせ、頷き返した視線。 ふと。それを上空へと転じさせると、まず金糸の紅>>29と目線が合った――気がした。方向を変えると黒糸の紅。
学帽を目深に被り直し、弧を描く口許だけを晒した。**]
(36) 2014/02/10(Mon) 02時頃
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―初陣を前に。城で―
[理依の何を咎めたといえば、ふたつ。この場で問うという行動を。わざわざ問わなければ『まだ』分からないのかとその思考を。>>1:*289]
―過去―
[何故。という疑問は考えても悪い方にしか転がらない。]
理依……。 何故、4人ではないのだと思う?
何故、俺とお前なんだと思う?
(*28) 2014/02/10(Mon) 19時頃
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俺は、お前に……あの時、助けられたんだよ、な?
[数え鬼の結末。 今の状況も、助けられた結果とでも言うのだろうか。
年月が巡り、人と鬼とで再びまみえる為とはこの時には想像すらしなかった。]
―――――…
こんな、人でなしになっても……
[城の中、飢えに苦しむ紅でぎろり睨む。*]
(*29) 2014/02/10(Mon) 19時頃
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/* ふと思ったんだが、 陽動作戦なんて、あまり今意味はなかった?
様子見、かなぁ。うん。
(-60) 2014/02/10(Mon) 19時頃
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は?
自分から――…だなんて、どうし―――…
[理依の襟を掴む。>>*30 世話役は止めもしない。]
(*36) 2014/02/10(Mon) 20時頃
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―ゆめ―
[胡桃色の髪は夏の日差しに熱をもつ。]
おとうさま! おかあさま!
[仲睦まじく庭を歩く二人を見かけ、男児は履き物を無視して庭に降りて駆け寄った。驚いた顔をして、けれど微笑みを絶やさずに母が抱き止めてくれる。胴を掴んで父が抱え上げてくれる。高くなる視線に男児は喜び。
履き物がなければ怪我をすると叱咤の声に肩を竦ませ。それでも足裏を払う手が優しくて。次は気を付けますと約束をする。
両親の愛情を一身に受けて、男児は育つ。 その『記憶』があるからこそ、孤児院で親からの愛を乞う子供達の痛みに共感し、時には父のように、母のように―――微笑み手を差し伸べた。**]
(115) 2014/02/10(Mon) 20時頃
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―げんじつ―
………おとうさまは?
[『お仕事で出掛けております。』 閉じた障子の前で、使用人の一人を掴まえて問う。答えた人の、その顔に見覚えがなくて。男児は、また人が替わったのだと受け止めた。
夏の日差し。蝉時雨。 裸足のまま庭に出て、下芝の痛みに慌てて草履を履きに戻る。 知らぬ顔の庭師が鋏を動かしていた。伸びた芽をぱちりぱちりと切り落としていく。男児は、また人が替わったのだと受け止めた。 仕事の邪魔をしないように、遠くから眺めることにする。]
……おかあ、さま。 今日、お庭にでたら、上から毛虫が。
[閉じた障子の前で。もぞもぞと動く黒の毛虫を置く。]
(116) 2014/02/10(Mon) 20時頃
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さなぎになったら、ちょうちょになるんですって。 これはきあげは? もんしろちょう? それともあげはちょうになるのかな?
……………。
[応える声は、なかった。
夏の日差し。蝉時雨。**]
(117) 2014/02/10(Mon) 20時頃
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―過去:城にて―
[絢糸を幾つも束ねた様な鮮血の流れの中にあって、零瑠は笑みを深くする。 涙を零し、狂ったように嗤うこともあった。
始祖の前で喉笛を自ら掻っ切った事もあった。訓練用の、ただの武器では致命傷にもならず、傷が塞がる身痒さに滑稽に踊らされるだけ。]
(*38) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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[時は経つ。 食事が不味いと我が儘を言い出した頃のこと。]
………
[唇を肌から離し、全身を染める恍惚に睫毛を震わせ口内に籠った温かな息を吐き出した。頭を僅かに反らして牙を抜く。零れかけた二粒の紅が愛おしく、再び首筋に口付け舌先で受け止め――啜った。
癖の強い胡桃色の髪が金色の合間に交じる。
血が固まりかけ、孔が塞がろうとするのを間近で確かめるまで零瑠は動こうとしなかった。何度も口付け落とすのは、忠誠や従順を示す為か。
固く絞った濡れ手拭いで首の周辺を丁寧に拭い、襟を閉じて1つずつシャツの釦を止めていく。]
(*39) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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これ以上ない褒美を賜り、ありがとうございます。
……お父さ、ま
[血の褒美を与えてくれた主人に、そう呼び掛けたのは幾年が経った頃か。
新しい『家族』であるならそれが自然で。 けれど零瑠の『記憶』の中の『父』との違和に、躊躇う。*]
(*40) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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―ゆめ―
[買い物籠の豚肉が手に重い。掌は僅かに赤く。 買い忘れがないかとメモを見る。一番最後には『生姜←サミュエルから貰う』とあった。]
ただいま!
[わざとらしい程に大きな音を立てて扉を開ける。ばたばたと何かを隠すような気配。それでも零瑠は気付かない振りをする。]
ただいま、絢矢。無事に帰ってきたよ。
[目線を合わせて絢矢の頭を撫でる。殴られた形跡などない顔を見て、漸く安堵してくれたようだ。]
(121) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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[食事は豚肉のしょうが焼き。 最近流行りの料理があると教えてくれたのは直円だったか。 薄く薄く切った肉は醤油とみりんで艶を増し、生姜の爽やかな風味が舌を喜ばせた。 同時に食卓に並んだのは、金平糖、クリームシュークリーム、そして大きなマシュマロ。などなど。 火鉢を持ってきてマシュマロを焼くと、熔けていく様に歓声が上がった。
橙色の蒸しパンを美味しそうに頬張る幼子達を見て、キャロライナと目を合わせて笑う。人参好きな彼と相談しあった成果だ。]
(122) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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[ささやかな晩餐の後、零瑠は背をぐいぐいと押された。そうして一脚の椅子に座らされる。
はじまりはじまり。>>1:347]
すごいよ、凄い……。嬉しいよ。 みんな、俺の為に―――あり、がと
[泣かないと決めたのに。感動の涙が溢れる。何処か痛いの? と心配げに顔を覗きこんだ少年の、体を抱き締めて首を振った。]
俺はね。いま、嬉しすぎて―――…泣いてるの。痛くない。どこも痛くない。
……大丈夫。
[顔を上げて、皆の顔を見回す。 くしゃくしゃに顔を歪ませて、零瑠は笑う。]
(123) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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みんなのこと、だぁい好きだよっ。
[こうして、都零瑠は14歳の誕生日を迎えた。 13の祝い、12の祝い。
混ざっている事にも気付けず、夢は終わる。**]
(124) 2014/02/10(Mon) 20時半頃
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―現在・駐屯地端にて―
[彼方此方で闘いの音が聞こえる。 気のせいだと、思い込みだと思おうとしたのに……。
確かな笑みは、零瑠に向けられたもの。零瑠だけに――>>56]
(129) 2014/02/10(Mon) 21時頃
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[―――身が、悦びに震えた。]
(*41) 2014/02/10(Mon) 21時頃
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行くぞ、柊。
[場を変えようと明之進を促す。 もっともっと――…戦わねば。
駆けながら悲鳴を増やす。死体を増やす。助力をと辿り着いた先には――]
(132) 2014/02/10(Mon) 21時頃
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―過去―
……理依。 本当にお前のせいか?
恨んで欲しいなら、……そうする。
[運命だなんて言葉で片付けようとする彼の、次の言葉に詰めた息を1度吐き出した。>>*37]
約束――誰と。
(*44) 2014/02/10(Mon) 21時半頃
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此処に、連れてこられても……あいつらの様に――家畜にされる可能性だってあったじゃないか。
[手は離さない。 生きるためだと受け入れる前の、選択。
返事を聞いて、安心したような、寂しそうな、よく分からない表情を零瑠は浮かべた。
また、自己犠牲だと、思ったから。*]
(*45) 2014/02/10(Mon) 21時半頃
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[払っても落ちこれない刀身の血糊を、倒れた男の服で拭う。 『涼平』と―――>>136 呼ぶ声が近い。
まだ息のある、その軍人の。耳を削ぎ落とした。]
(142) 2014/02/10(Mon) 21時半頃
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―駐屯地・司令所の近く―
[悲鳴は軍靴に混じる。 此方を見た軍人は、子供がと眉を顰め。
次いで学帽の奥の紅と、刀に武器を構え直す。 視界の端に同族を捉え>>143、 加勢にと足を向けた。
声に。そわりとしたというのもある。]
(151) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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/* もんしろちょうだった……。
夢を現実とすり替えて生きてきた零瑠は、 強く『生きたい』とか『死にたくない』とか実は思ってはいないんじゃないかって思う。
いつも何かに『生かされてきた』。
トルドヴィンには、お父様ではなく、菖蒲母な吸血鬼の姿を重ねてる。手近な家畜として生かされただろうから。 何か尊敬のような、依存のような、何だろうな。 従うことの悦び? があるんじゃないかとすら思う。
(-75) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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[巨体の倒れる音が響き、土煙が舞う。 動かなくなった躯は邪魔なだけだ。
足場に変えようとして。 隙が生まれた。後方で炸裂音。>>152]
柊。
[ただ名を呼ぶに留めて、零瑠は地を蹴った。 心配は要らない。
後方は彼に任せたのだから。]
(155) 2014/02/10(Mon) 22時半頃
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[絶叫を背に、巨躯を踏みつけ戦場を見下ろす。>>154 刀身を手に、口を開いた。]
死に急ぐ輩は此処か。 我等相手に抵抗など、無駄と知れ――…
(158) 2014/02/10(Mon) 22時半頃
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降伏を。さもなければ、死を。
[長さは違えども、同じ刀同士。>>161
ほぅと一声漏らして口許に笑みを浮かべる。
鍔を鳴らし、繋がれた双子に合図を送ると同時に、高く跳んだ。 勢いを刃に乗せて、振り下ろす。]
(163) 2014/02/10(Mon) 22時半頃
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/* ぶらびあの、 色の名前がぽんぽんと出てくるCMがねぇ、 零瑠みたいで良いなぁって。
あんな風に色の名前が出てくるんだと思うの。
周は、黒字に桜だなんて、俺を誘ってるよね? え、たまたま?
(-83) 2014/02/10(Mon) 23時頃
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/* えへへ、明に庇われ(●´ω`●)ゞ♪
(-85) 2014/02/10(Mon) 23時頃
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―過去>>*46>>*47―
[理依でなくとも、別の誰かが出会っていた ――かも知れない、と。 別の可能性の事も、慰みめいた事も言わなかった。
誰も、恨まない、だなんて。 どうして理依は零瑠が今の今まで責めるような言葉をぶつけなかったのか、考えた事があっただろうか。]
――…あぁ。全部お前のせいだよ。 大事な人との約束の為に、勝手に俺を、俺たちを…
[謝るな。謝られたら、恨めない。 耐える様に唇を噛み締めると、あっさりと血が流れた。]
(*62) 2014/02/10(Mon) 23時半頃
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[一瞬の光。深海を照らすような決意の現れ。
ゆっくりと手を離す。]
………もう、いい。 理依はその約束の為に、生きれば……良い。 大事な、特別な約束の為に生きれば良い。 自分の為に、死ななければ、良い。
[腕がだらりと落ちる。 心の何処かで期待していたのかもしれない。 零瑠の為を生かす為にしたのだと、 言ってくれる事を。]
(*63) 2014/02/10(Mon) 23時半頃
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[理依と別れて、廊下を進むうちに膝から崩れて倒れ伏した。動かない体を吸血鬼が引き摺る。自室に戻り、宛がわれるまま血を啜った。]
………
[ぽたり。目の端から涙が溢れる。 自分は――何の為に生きているのだろうか。
零す為に目を伏せる。 瞼の裏で、今日もまた桜花が散っていた。**]
(*65) 2014/02/10(Mon) 23時半頃
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[―――夜に似た黒の、散るは桜花。
鋼糸如きで身を封じられても詰まらない。 刃に乗る重みは人以上の筋力がもたらすもの。受け止められた刀は上から下へと位置を角度を変えて鍔迫り合う。>>177
身長は伸びたが、周と並ぶ程ではない。下からぐぐと押し、上げた視線が捉えたのは―――軍服から覗いた、夜桜。
現実であれと願うことを止めたのに。
抉じ開けられる、記憶。 間近で降る声に緩慢な動きで顔を上げた。]
(187) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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[あの日から5年が経った。互いに20も近いはずなのに、一方の零瑠の顔立ちは幼さを残し、時の流れの異なるを現していた。 日焼ける事の無くなった肌は白くなっただろうが、何よりも革色が何処にも無い。
動揺を隠せず、かたかたと鍔が鳴る。]
あま……、ね
[喉の奥から絞り出すような、掠れた声が、出た。
信じられない。でも、この顔は見返しても周のもので。 眉をぎゅと寄せて見詰める。今にも泣きそうな程眉尻を下げて。]
(188) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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あまね……良かった
生きて―――た。
(189) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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あまね。あまね……。
[繰り返し慕う声は、再会と彼の生存をただ喜ぶもの。
無線の代わりに、真弓にも届いたことだろう。]
(*67) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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ずっと、気にかかって、た。
で、も…しんじて、た。 周も、サミュエルも、生きてる、って……
[腕から力が抜けていく。周の七首を受け流し。 柄から離した左手を持ち上げ、彼の頬に触れようとした。
確かめるために。生きている温もりを、知るために。*]
(193) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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/* こ、の、た、い、み、ん、ぐ、で、く、は、ぁ!(吐血 >>*68
(-92) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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[何の為に生きているのか。 何の為に生かされているのか。
そんなもの、決まりきっている。 鬱金の祝福が囁き思考を塞ぐ。]
……ぁ
[零瑠にとっての最上の褒美に、周に伸びた指先が微かに震えた>>*68]
(*70) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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[嘘ではないと首を振る。>>195]
れいる、だよ……。 本当に本当だ、よ。
怒りん坊の周。だいすきな家族の、あまね…
泣くなって、だって、こんなにも嬉しいこと、なんて……
[淡い期待を抱いては居たが、サミュエルも、絢矢も生きてるとの報せに瞬き何度も頷いた。>>206 幼子が目の前で死んだから、『皆』といっても限られているのだろうが。
ぺたり。周の頬に手が乗る。米神に到るまでを撫で、何度も周だと繰り返す。]
(212) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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[周の名を呼ぶ声は零瑠だけではなかったが、 紅の眸はただ周だけを映す。
指先は耳の後ろに、そして首の後ろへと回される。]
ひ……明は、近くに居るよ。 でも………
[明之進以外の『皆』には言葉を詰まらせた。]
(221) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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[零瑠の手から完全に小太刀が落ちた。 自由になった手で、襟の桜花に触れる。]
……さくら、好きだったっけ? あまね。
[小さく笑い、引っ張る。]
元気だった? ちゃんと人参食べてる?
(225) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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[ぎゅうと。叶うなら1度強く、強く抱き締める。]
……会わせて、あげよう、か?
[声がくすぐったい。 人参柄がないことにも、笑う。>>234]
俺は、運が良いのかも知れない。 桜の時に逢えたから。
俺の、好きな、花。
(241) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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豚の生姜焼き、また……作るよ。
[皆で囲む食卓など、もう無いのだと寂しげに目を伏せる。]
…………
(245) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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お前だって――――… なに?
[『金色野郎』。 体に染みた鬱金が、命じるままに。]
あま、ね……
[周から見えぬ指先が、爪が。 叶わぬ頼みだと知らしめる為に、首から肩を、背中を、抉るように振るわれた。*]
(247) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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逃げて……
[回した腕は、逃さない為。 再会を喜ぶ抱擁は、逃がさない為。
喉を裂いては悲鳴が上がらない。 がら空きの背中の方を選ぶ。]
ちが……
(*75) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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違う、のに…
[単純に、喜んで居たいのに。 命を果たそうと体は動く。
全ては、――喜びの為に。]
(*76) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* あまねーー!!!(ぎゅうぎゅう
(-114) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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[双眸の赤が揺れる。 唇を振るわせ、言葉を紡ごうとするも叶わない。
――…止めて。 周を傷付けたくはないのに。
抗えない。 服と皮膚を、肉を抉る感覚が伝わってくる。じくりと滲んだ血が、周の背の白を真っ赤に染めた。]
(253) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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[自由になれるのだろうか。
もし。もしも自由になれたとして。 どう生きていけば良いのか。
人には戻れない。 永遠に鬼のまま。
血を求める鬼のまま。
魂と体を囚われてしまった。]
あまね、あまね……ぐす、あまね……
[崩れ落ちる身を抱き止める。 双鬼はいつの間にか姿を消していた。]
(254) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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[周囲では未だ、戦いが続いている。零瑠に向けられる怒声をぎりと睨み付け、唇に笑みを乗せて見せた。]
……
[そうして、無防備な周の首筋に牙を立てて短く吸う。
『家族』の血は、口内にほろ苦さを残すものの、くらり鬼としての歓喜を引き起こした。]
――此処を、崩す。
[宣言と共に周の体を肩に担ぐ。 屈み、落とした小太刀を、手離しているのなら周のものと共に拾う。
悲鳴だけではなく命を奪う為に刃を煌めかせた。]
(261) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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柊! 一気に攻めるぞ!
[真白な雪の中でも目立つ赤の実を、探す。
守備隊員は周に構わず武器を振るうことだろう。けれど、自分の手以外では傷を着けたくなくて、零瑠は庇うのだ。**]
(265) 2014/02/11(Tue) 02時半頃
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/* 絢矢ちゃん、かっこいい!
常磐!常磐! 目の色からもとってるかな!
(-117) 2014/02/11(Tue) 02時半頃
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/*キスするぞ……
いや、キスの為に動きはしないけれど! 背中がら空きなのは零瑠も一緒なのに、さ!さ! くぅぅ! おにいちゃん!!
(-126) 2014/02/11(Tue) 11時頃
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/*ん?え?え!!?
直円ーーーー!!
(-156) 2014/02/11(Tue) 22時頃
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/* メモはって更新したら、なんかなんか、転がる頭って見えて。 はわわわ!
(-157) 2014/02/11(Tue) 22時頃
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―戦場・司令部近く―
[外に出た明之進がどんな目にあったか覚えている。城の中で、吸血鬼達が何と言っているのか知っている。 わざと家畜に皮膚を浅く裂かせ、流血に気を失う零瑠にこれも教育だと嘲笑って居たことも。
お気に入りの『雛鳥』達は、 孤立していた。孤立させられていた。]
(437) 2014/02/11(Tue) 22時頃
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[もしも――…周が『自由』をくれるなら。 連れて行ってくれるのだろうか。
かつての孤児院のような、夢に表れる屋敷のような。そんな新しい場所に。]
(438) 2014/02/11(Tue) 22時頃
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『死体を捨てろ。』
[吸血鬼の助言に片眉が上がる。]
『遺体を返せ!』
[守護部隊員の脅言に眉が寄る。 何れも学帽の内側で。]
此はまだ生きている。 南方周は、『仲間』ではないのか?
―――君たちの、『家族』ではないの、か?
(439) 2014/02/11(Tue) 22時半頃
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[問うのは白の集団へ。対吸血鬼用の武器を零瑠と周に向け、振るってくる。
それがどういう代物か。 知る故に、右の手で纏めて握った。 こんなもの、折れてしまえば良い。] ! こ、のっ!
[躱しきれない斬撃。ぽたり、血の落ちる音を聞いた。]
(441) 2014/02/11(Tue) 22時半頃
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[白の手袋は周の血で赤に染まる。 呼び掛けた明之進からの応答はまだ、ない。 耳元、今度は音と為った言葉に>>267>>332、零瑠は1度笑みを消し。 声をかけようとした口が開き、そして閉じる。>>347 後方に居るのは誰か、確かめずとも双方の声で知る。>>355 訛りの強い、独特の。]
(442) 2014/02/11(Tue) 22時半頃
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[周は『荷物』ではない。>>347
『供物』だ。]
(*107) 2014/02/11(Tue) 22時半頃
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[もしも周が生き延びていたら……。 守護隊の一員になったのは想定内。
零瑠の一言がどれ程彼に響いたのかは知れないが、孤児院を訪れる事の多かった安吾とジャニスであれば、力の振るい方を示すだろうと思っていた。
けれど、サミュエルも、とは。 ひゅうと鳴る息を隠すように飲み込み、ゆるく首を振る。]
此処では、無理。 俺がこうして押さえてないと、 ……血が。
[もっと流れてしまう。>>364 死んでしまう、かも知れない。]
(446) 2014/02/11(Tue) 22時半頃
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[お前『も』と言う彼が出会った鬼は理依。其処までを聞き、ゆっくりと振り返るとサミュエルに顔を見せた。]
………聞いた、よ。 サミュエルも生きてるって…
ほんと、だ。
[眩しげに目を細め、微笑む。 成長してしまった彼の、白ではなく黒を纏う姿を確かめ、5年の隔たりを、想う。]
(448) 2014/02/11(Tue) 23時頃
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………サミュエル。サミュエル、さみゅえる
[懐かしげに何度も名を呼び]
それで、
(449) 2014/02/11(Tue) 23時頃
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殺すと言われて、殺したの? 理依を。
[取り敢えずも何も。>>440]
それとも、そうやって……退けって――言った?
理依は、サミュエルのこと、気にしていたのに。
[直接は聞いて居ない。ただ、城で交わした彼とのやり取りで、周とサミュエルにもきっと謝りたいのだと思っただけのこと。
此方にと向かう剛糸で繋がれた双鬼の姿を認め。 零瑠は微笑み浮かべたまま、サミュエルに手を差し伸べた。*]
(451) 2014/02/11(Tue) 23時頃
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[地面に落ちたままの刃は、まだ戦いの意思を見せず。 理依の前から逃げたのなら、まだ彼は無事だと。直円の身に起きたことを知らず、零瑠は安堵する。]
……
[伸ばした腕を引き寄せた。 学帽を被った頭を緩く振り、残念だと言葉を零す。]
もう、理依とは会えないかも知れないよ。
サミュエルは、ねぇ、それで――――誰と、戦うの?
[武器の気配に唇を結ぶ。]
(464) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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――――…や
[行かないで。 周の背を掴む指先に力が籠る。]
俺が、周を匿う、から……。 一緒に――――…
(467) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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[『斃す』だなんて、言うな。
『なんとかしてやる』だなんて、言うな。
そんなことを、言ってはいけないんだ。周。]
(471) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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サミュエルにとって、『家族』って、なんなのさ。
[零瑠を『吸血鬼』だと認めた口が、 『吸血鬼と戦う』という。
つまり。 彼の意思は明白。>>471]
寄るなっ
[手を掴みはしなかったのに。 足に体重が乗るのに気付き、後ろに跳ぶ。
同時に、刃を警戒して右の武器を前に構えた。]
(483) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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[周の言葉が引鉄になる。
背から心臓に向けて、抉り出すこともできる――程に。]
(493) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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/* え、掴んだ確定!?待って、それは……
(-174) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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