人狼議事


296 ゴールイン・フライデー

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【人】 甲板員 デリクソン

 んもぉ〜〜読んでるだけで可哀想になってくるよ!

 でも、きっと同じ事奥さんも思ってるだろうねえ
 子供を育ててくれる妻になっても
 女として見られたいもんでしょ。
 見られてないって感じてるから
 体型や服装に意識が向かなくなってるんじゃない?
 
 お互いの思い出の場所めぐりしながら
 そっと手を握って愛を囁く…なんてどうでしょ

 歳食ったら可愛くなくなる?女は年齢じゃないよ
 いつだってあなたの愛情で少女に戻るからね
 聴いてるかなあ、素顔連盟さん!

[ 思い切って熱烈なラブソングを流す事にした。
 
 トークを休め5分40秒の曲を流している間
 ふと、加齢と共に人は変わるものだと
 考えなくても当たり前なことに気がついた。 ]

(22) 2019/05/19(Sun) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ あの客にも当然若い時代は存在した筈だ。
 ラブソングに浸るような人相には見えないが
 もしも、そんな時代があったのだとしたら――

 惰性で女を引っ掛けて恋も愛もなく抱くだけの
 くだらない毎日から抜け出せたのだろうか。
 あいつのことだけで頭を一杯にして……。
 生き方を変えようが転がり落ちるばかりの人生であれ
 俺は今幸せだと、胸を張って言えたのだろうか。

 肝臓の心配をする歳になってからじゃ
 あまりに遅い上、この世界には異性愛者が多いだけに
 あの頃の俺が隣に居たとしても何も変わりはしないだろう
 ―――― 馬鹿げた嫉妬だ。 ]

(23) 2019/05/19(Sun) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 仕事を終えて帰路につく。

 こんな時間に真っ直ぐ帰宅する習慣は何時ぶりだろう
 酒で溺れてもう帰ってと肩を叩かれる日課が
 家族一号との出会いで、まるきり健全化した。

 とはいえ、自分の飯はといえばジャンクフード。
 金曜の美食に比べたらカロリーだけしか取れない。

 でも、ポテトフライはオニオンリングに差し替えたし
 アボガドディップ、トマト・ピーマンスライス、
 ピクルスの野菜づくしバーガーで
 この家族の為に、一応は長生きしたい主張はしている。
 
 対するフライデーには離乳食とミルクを与える
 一日の摂取目安は50g程度。
 朝昼夜と時間を置いて拘束される仕事なだけに
 普段は休憩室でごろごろと自分に甘く過ごすが
 職場にあわせて徒歩圏内のマンションを選んだお陰で
 猫の餌やりの為だけに一時帰宅を決め込んでいる。 ]

(24) 2019/05/19(Sun) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ ただいまにおかえりは帰らないけど。
 頬ずりしたい存在は餌をくれと鳴いてくれる
 新鮮で、落ち着かなくて、なのに優しい日曜日。 ]

  なんだ?こっち食いたいって顔してるな。
  ダメダメ、お前まだ早いんだって。

[ フライデーは食欲旺盛なのか、対等に立ちたいのか
 まだカリカリも消化できない年頃ってのに
 がぶりと葉を立てて歯型に削がれた丸いバンズと
 段積みされた野菜のタワーに関心が強く。 ]

 いいかフライデー。
 お前は俺の家族だから一緒にジジイになるんだ。
 変なもん食って死んだりしたら泣くからな?

[ 若人であった頃のあの客を知らない、
 知ることが許されるような存在ではない。
 だからせめて。
 毛色と瞳の色を重ねた猫の一生に寄り添いたい。 ]

(25) 2019/05/19(Sun) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ ガキの頃はあちこちをトイレにしただとか
 賃貸立ち退きに何万もベットせざるを得ない
 壁の傷を日々増やしただとか
 この腕で抱き、恨み言を囁きながら、
 丸っこくカーブした背を撫でてやりたい。 

 とはいえ早いところ食い切らないと可哀想だ。
 食べたいのに食べれないなんて人にも猫にも拷問だから。
 がぶっと勢い良く噛み付いたら
 ずるりとスライストマトだけが引き抜けてしまう。
 点々と垂れる赤い染みは血のようで――
 
 消毒液をかけただけで済ませた顔の傷に触れる。
 フライデーに出会った金曜日、やられた傷だ。
 触れても、数日経て痛みやしないけれど。

 人の手で掬われて捨てられた猫が
 傷を負って此処にいるように
 「あれ」も誰かがつけたものなら、――
      考えるだけで、胸奥がズキズキする。 ]

(26) 2019/05/19(Sun) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ いつの間にか這いずって、裾に溢れた赤い染みを
 貪欲に舐める子猫に気付き、軽く額を小突いてやる ]

  美味かったなあ……。

[ L.O一時間前の到着――と遅れてしまったこともあり
 モレッティの瓶を傾けてグラスに注ぎながら
 パスタならワイン、ビールならピッツァ――と
 先人の教えに習い、主食を注文しようと
 黒オリーブ、パンチェッタ、
 パルミジャーノチーズを塗した
 トマトソース風味のカプリチョーザを注文しかけて

 ちらちらと横目で見ていた客――に届いたドルチェに
 ぼそぼそと小声で注文をし、同じものを頼む。

 すでに頼んでしまったビールとドルチェ
 最高に邪道な組み合わせで口の中を冷たくしながら
 運ばれていく同じものを見て心を震わせてた、金曜日 ]

(27) 2019/05/19(Sun) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン


[ ……溶けてしまっても、良かった。

 いっそ、この想いごと舌に溶けて
 あいつの口の中や喉を
 甘酸っぱい風味で塗り固めてやりたい。 

 青臭い、馬鹿らしいと笑うなら笑えばいい。
 いいだろ。
     今が幸せなら―――それで。 ]

(28) 2019/05/19(Sun) 20時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ でも、雪のように溶けて消えてしまうよりは

 あの、曲線を描きがちな背を撫でてやりたい。

 人の背とは似ても似つかぬ
 柔らかでふにゃりとした猫の背を撫でながら ]

 ……やっぱ生き物なんか飼っちゃダメだ……

[ 子供が巣立った後の老人と同じ起因ではないけれど
 目元から逃げていく雫が、赤い染みに寄り添った

 猫はみている。
 哀れな飼い主を。
 
 猫だけが、みていた。 ]**

(29) 2019/05/19(Sun) 20時頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
(>>2:11 ヌヴィル)
ヒアアアってなってるし尊い……。

んんんん…やっぱヌヴィル好きだなぁぁぁ…
困る…好き…。

(-30) 2019/05/19(Sun) 21時頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
ヌヴィルたんがとても…えっち
えっちすぎてぜんねんれい脳がはじけとぶ
はわわあ〜〜ありがとうすぎる、かわ、かわいい

(-42) 2019/05/19(Sun) 23時頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
待っ…かわ、かわゆ……
デリックのにゃんこたんになってほしき〜〜

いかんいかん、ソロルを満喫する村…
だけどこのヌヴィルはかわいすぎる……
おいしそうに食べてるとこも
過去のせつなさもすきだけど

あばばば…狂う〜〜

(-44) 2019/05/19(Sun) 23時半頃

【独】 甲板員 デリクソン

[ 実家で飼育していたレトリバー犬と違って
 子猫を抱えて寝たら腕で潰しそうで怖い。
 
 ケージから出たがる子猫にごめんな、と頭を撫で
 ベッドに潜って、寝息を立て、ひとつの夜を明かす ]

 ―――!?

[ バッと飛び起きた。
 寝ぼけ眼で見ても分かる、ケージのドアが空いていた。

 なんで?缶ビールなんざ3本しか飲んでないのに
 酔っ払って浮かれてケージを開けたりしたのか。
 ゴミ溜めで暁を迎えた間抜けぶりを思えば
 酔が回って無意識の行動も有り得ない話では無く
 大慌てで家中をドタバタ探し回ってたら…

 ベッドの下に脱ぎ捨てたパーカーがもぞりと動いた
 フードの中から顔を出したのは、探し猫だった。 ]

(-50) 2019/05/20(Mon) 08時半頃

【独】 甲板員 デリクソン


[ 脱力し、ずるずると床に座り込む。 ]

 脅かすなよぉ……なにそれ可愛い……。

[ フードを洞窟みたいにして丸い瞳で
 なんなのって顔して此方見てる子猫に
 愛着ばかりが篭る苦言を呈す。

 子猫は早速餌を求め出して ]

(-51) 2019/05/20(Mon) 08時半頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
だめだ、間に合わない。
帰ったら書こう

(-52) 2019/05/20(Mon) 08時半頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
テレビやラジオと語らう男ってかわいいやん?
この設定で出来たらいいなを全部汲み取るヌヴィルたん尊い………
無精髭はえてて目付きわるくてツナギが着なれてるのに
尊すぎてビーナスに見えちゃう…やばい

(-54) 2019/05/20(Mon) 11時半頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
私もソロル範疇で触りたいなあ…
ソフトにもみもみ…ソフトにしないとだめっ!
ディープに潜りたい自分を必死で殴り付けてる
苦行……!

(-55) 2019/05/20(Mon) 11時半頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
恋愛ロール回すの得意じゃないから
デバガメと練習のつもりで入ったけど
四方八方かわいくてまごまごしちゃう。
恋するおっさんはかわいい、大正義。

(-56) 2019/05/20(Mon) 12時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 実家で飼育していたレトリバー犬と違って
 子猫を抱えて寝たら腕で潰しそうで怖い。
 ケージから出たがる子猫にごめんな、と頭を撫で
 ベッドに潜って、寝息を立て、ひとつの夜を明かす ]

 ―――!?

[ ―――バッと飛び起きた。

 寝ぼけ眼で見ても分かる、ケージのドアが空いていた。
 なんで?缶ビールなんざ3本しか飲んでないのに
 酔っ払って浮かれてケージを開けたりしたのか。
 ゴミ溜めで暁を迎えた間抜けぶりを思えば
 酔が回って無意識の行動も有り得ない話では無く
 大慌てで家中をドタバタ探し回る。
 子猫にそこまでの身体能力は無いのに棚上も
 子猫でも入れないようなマグカップまでひっくり返す
 そんな時。
 ベッドの下に脱ぎ捨てたパーカーがもぞりと動いた
 フードの中から顔を出したのは、探し猫。 ]

(69) 2019/05/20(Mon) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 脱力し、ずるずると床に座り込む。 ]

 脅かすなよぉ……なにそれ可愛い……。

[ フードを洞穴みたいにして這い出た幼子は
 丸い瞳で何か?って顔して此方を見ている。

 苦言も愛着ばかりが篭ってしまうのは無理無い。 
 やらかされたマーキングにしょうがないなと
 目尻を甘く下げてしまう。
 柔らかい場所に尻をつけたがる生物だ、しょうがない。
 トイレの躾が成功するのは未だ先の話になりそう。 ]

  ……お前やらかしたなぁ、まあいいけど。

[ 波色のサーフ板が爪研ぎに遭った方に叱責の声も尖るも
 こいつは爪研ぎ専用にしようと考えを改めた。
 亀裂も入っているし、何十年前の遺物だって話だ。 ]

(70) 2019/05/20(Mon) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 一日の仕事を終え、猫が眠るまで見守って
 タヴェルナと逆方面――月に一度の楽しみである
 邪道系のトラットリアに足を運ぶ。

 なにが邪道かって、此処はニンニク専門の店なのだ。
 芳香を好んでも悪臭を好まない手合いはきっと来ない。

 こんな店、月に一度、それも金曜日と離れた日にしか
 通えるわけが無いだろう。 ]

 おぉ、この臭さ堪んねえ〜〜

[ テーブルに特有の臭いが染み付いてやがるから
 おしぼりすらニンニク臭がプンプンだ。
 
 小麦色の命の素が届いて直ぐに
 白い宝玉たっぷりのトーストと
 ガーリックチップたっぷりなだけでも
 充分な悪臭源なのにガーリックパン粉焼きの
 ラムチョップステーキをオーダーする。 ]

(71) 2019/05/20(Mon) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 声優の養成所に通う資金集めで一時期だけ
 バイトしていたトラットリアを思い出す。
 シュパーゲルは残念ながらとっくに旬を過ぎた季節。
 けれど氷水で冷やしたトマトと旬のニンニクは
 大量なほどバックヤードにあった。
 束ねたレンタルパラソルの隣だ。

 サーフィンやり放題でそれなりの資金稼ぎになったし
 水平線に沈む太陽は、目眩がするくらい綺麗だった。

 肉汁滴るラムチョップを齧りながら想う。
 あの頃は引き締まっていたのに、今は…下腹が…。
 加齢だけでなく、ジャンクが好物であり
 酒を飲み歩いて座り仕事に合間の休憩はごろ寝では
 身体がなまってしまうのも無理は無い ]

(72) 2019/05/20(Mon) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

 ……はぁ。

[ ジェラートを舌で舐めとるエロチズムと
 もうひとりのフライデーを脳裏で描く。

 ニンニクの臭みも好ましいけれども
 トイレに立つ度横切る背の前で鼻を鳴らして感じる
 食べれない油の匂いも心を狂わせる。

 あの背中を見る限り、シャツの下は締まってそうで。
 シャツが張り付いていないのが惜しいだとか
 不埒な妄想を抱いては、食事の手が止まる。

 肉体労働者特有の煤汚れた作業服の袖に嫉妬しそうだ。
 あれが自らの腕なら―――腰に回して、……

 甘く抱いた妄執。
 辛味が効いたトーストで舌を刺激することで
 幻想から逃れ、ニンニク臭の溜息を吐く。 ]

(73) 2019/05/20(Mon) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 若い頃と比べたらそれなりに体重も増えているだけに
 ジム通いでも始めようかとぼんやり考えてしまう。
 見目が良くなろうと無かろうと意味など無いのに。

 口臭が原因で、木曜日の朝は猫に頗る嫌われた ]**

(74) 2019/05/20(Mon) 19時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 女ディレクターにまでニンニク臭いと言われた木曜日。
 明日デートなんだから控えた方が良いと苦言を零された。
 事実無根なだけに慌てて否定したが
 慌てたのが余計に怪しまれたらしい。 ]

 え?この髭汚い? そうかあ?

[ もみあげと繋がる髭を不清潔に見えると指摘されるも
 意識している某とて髭が生えているわけで
 イマイチピンと来ず、首を傾げてしまう。
 
 その点は納得出来なかったにせよ
 変な匂いがした日があるとも指摘され
 ゴミ溜めで覚醒したある日を振り返り首を横に振るう ]

(94) 2019/05/21(Tue) 00時頃

【人】 甲板員 デリクソン

 ええー…ちゃんと風呂入ってるし 
 今日ニンニク臭いだけだろ?
 
[ 香水をつけるくらいするべき――という意味らしい。
 なるほど、最近枕も加齢臭が染み付いている。
 だが、あんな酒と美食の香りが充満する店で
 香水をつけたところで何が変わるとも思えないが…
  
 一応は念頭に置き、お母さんみたいだな、と
 ありのままの感想を口にしたらしこたま怒鳴られた。
 そりゃそうだ、娘と父親くらいの年齢差なのだから ]

(95) 2019/05/21(Tue) 00時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ いつも通りにその日の持ち時間を終えて
 店に行く前に寄り道したのは香水店だった。
 パルファンの並びを見て、若い頃使っていた香水と
 同じ銘柄を見つけ、一、二滴テスターを手首につける ]

 あー…結構匂い強……
 でも、他に良さそうなもん探してると…。

[ 先週はドルチェを口にするあの客の姿しか見れてない
 ドルチェを舐める舌は酷くクるものがあったが
 菜食を頬張る横顔はやけに愛らしい。
 今日はばっちり眺めたいと浮き立つ心ごと
 胸を抑えて、ニンニク臭くない溜息を吐く。

 向かう途中でタバコの自販機を横切りかけ――
 は、とUターンして銘柄をジッと観察する。 ] 
 

(96) 2019/05/21(Tue) 00時頃

【人】 甲板員 デリクソン

 ………これ? 
  いや何ミリとかあんのか…そこまで分かんねえぞ

[ 酒焼けしているのだから美声とは程遠い今だが
 タバコだけは喉を痛めると自粛していたから。

 箱の色で銘柄を想像出来てもタール値までは
 ある程度離れた距離から判断はつかないが
 これであれと意を籠めて押したボタン。
 珍しそうにパッケージを破き
 内蓋らしき紙包までうっかり取り去ってしまいながら
 一本抜き出して煙草を咥える。

 キャバレーの女が名刺替りに突っ込んだ
 油性インキで番号の書かれたライターで先を燻―― ]

(97) 2019/05/21(Tue) 00時頃

【人】 甲板員 デリクソン

 ぅえっけほげほ……、苦ッ……!?

[ 肺に到達してもいないのに、噎せてしまった。
 ふかせばマシだろうかと咥えたまま 
 紫煙を吸わずに香りだけを微かに口内で一杯にする
 
 ―――ほろ苦い。
 これも、恋の味なのだろうか。

 手の届かない、届かせてはいけない相手の事で
 頭を一杯にし、浮き足立ちながら
 買ったばかりの香水はハンカチーフに浸す事にした。
 直接肌に付けるのは悩ましかったから。 ]

(98) 2019/05/21(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ ドアを開けて――

 それとなく空席に腰を落としてから
 あちらこちらと見て探すも
 いつもの格好は見当たらず未だ来ていないのかと
 そわそわしていた時、どこか優れない顔色を見つけた。

 普段と違う服装は新鮮で浮かれてしまう心と
 デート帰りかもしれないと沈む心で忙しない。
 少なくとも、隣にはべったりした女性は居ないのが
 揺れる心をいくらか抑えてくれた。

 ああみっともない。
 いつも通りビールかとキャサリンに声をかけられるまで
 メニューに視線を泳がすのも忘れてしまっていた。 ]

(99) 2019/05/21(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 旬では無いがズッキーニの花のフリットが
 ボードに記されていたのでそれをつまみで注文する

 いつもなら自分でメニューを吟味するのに
 勧めにあったメニューばかりを頼んでしまう。
 生ハムとチーズのカルツォーネを食したのは
 覚えているのだけれど、心此処に非ず。

 動揺のまま握り締めていた筈のハンカチと
 浅いポケットから転がった煙草の箱は
 床に転がり落ちてしまい、そのまま忘れた。

 人の出入りが多い雑踏の酒場だ。
 踏まれてしまっていてもおかしくはない。
 春が来たらしいウェイトレスが気にかけて
 落し物として拾ってくれたかもしれないが―― ]**

(103) 2019/05/21(Tue) 00時半頃

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