3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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奏者 セシルは、こころ、 奥 軋む 音を、 聞いて [13]
2010/03/06(Sat) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 01時頃
|
―畑― [――バーナバスの、倒れた 身体、が。 闇に飲まれる、だろう。 ざわめきが遠い。チャイムが 鳴った 。 涙は頬の血を僅か、流した。]
…、……――ど、……して
[座り込んだまま見上げた、 煌き。左腕。濃紺の、鉱石。
さっき何処かで引っ掛けたのだろうか。 包帯がほどけて、右手の紫水晶が、覗いていた。]
(5) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
|
|
[どうして。
鬼だから。――鬼だから?
それなら 俺も
死ななければ(殺されなければ)?]
(-5) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
|
|
ドナルド。
(-6) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
|
|
――…、
……、 …せんせい……
[どうしたら。]
(*1) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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|
―畑― [濃紺は、最早、黒のようだ。]
…、―― 鬼、だから …… ころした、…のか?
[ころした。バーナバスを。ミッシェル。オスカー。 ――ドナルド。鉱石の左手。 なら、殺されるのか。殺すのか。]
……ドナルド……
[薄紫は、揺れる。]
(7) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
|
奏者 セシルは、問題児 ドナルドの名前を、 もう一度、呼んで――{5}*{6}(大回復)
2010/03/06(Sat) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 01時半頃
|
/* この村で 俺のたった1回の「癒し」は お前のものだ ドナルド (大小含め)
(-16) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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|
― 畑 ― [あの 赤い 声が、聞こえない。もう]
…、… 名 前……?
[わからない、と見上げる。]
鬼、……なんて 好きで、……なるわけじゃ、…ない ……っ !?
[何気なく続いた言葉に 大きく眼を見開いて、暫し、静止した。 ―――そんなことは、一言も]
……、 しら、ない
[首を横に、振った。]
(12) 2010/03/06(Sat) 02時頃
|
|
[置いていったのは、 一度の口付けと最期の言葉だけ。]
……、…何で、お前、 ……知って、るんだ。そんな、こと。
[揺れる声で問いかけた。 濃紺に、戻るドナルドの眸に感じたのは]
…、――
[――安堵。バーナバスを屠った1人なのに]
……、…ドナルド、
[包帯のほどけていない方の手を、伸ばす]
(14) 2010/03/06(Sat) 02時頃
|
|
― 畑 ―
…、……… 気づか、…なかった…
[呆然とした後に、詰まるような声。 伸ばされた手に、触れる。 まだ、恐る恐ると。]
……、っ……、
[触れられたなら、額を寄せ。 名を呼ばれたことに、また安堵する。]
(17) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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― 畑 ―
…――、… …わか、らない
[いくつも。いくつもいくつもいくつも。 言葉は、浮かんでは、消えた。 何も謂わなかった。なにも。 さりとて伝えられていたとしても。
ドナルドの困ったような笑みを見て、 また眉を寄せて痛みを堪えるような顔を、した。
バーナバスを殺したひとり。 にくい、にくいはず、――憎めない 傍にいて欲しい、孕んだ矛盾に 胸の奥で紫水晶が啼く
覚束ない足取りで、 漸く立ち上がって。]
(26) 2010/03/06(Sat) 07時半頃
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――、 …!!
[引き寄せられ、 耳元で囁かれる、もしもの、死を願う言葉。 薄紫色を大きく見開く。 闇が、揺れていた]
いや ……だ
[あかいこえ、でかれのことを送ろうかと ほんの少し誰かが謂っただけで――失うことを思えば 背が凍えてしまいそうだと思ったのに。]
(27) 2010/03/06(Sat) 08時頃
|
|
[おれが、いるから――なの だろうか。]
…、いやだ、…ドナルド…
[包帯に包まれた指先が また握り締めた布を傷つけた。]
俺は、…お前に …、 い て ほしい、のに
(いきてほしいのに)
[嗚呼、でも。バーナバスは殺された。 ドナルドの見上げた先、そらの あお。 あお持つ少女が死したことを あか の声で聞いたけれど 其処にいることは、知らないから。]
(28) 2010/03/06(Sat) 08時頃
|
|
― 畑→木の下 ―
[ でも ころす、(しぬ)
なら
いっそ、 一緒に
――恐ろしい考えが、頭を擡げて]
…っ、…!
[後退り、畑を離れ、 逃げるように向かったのは――木の下へ。 幾分若い木の幹に背を預けると、 俯いて片手で顔を覆った。包帯が少し、裂ける。 嗚呼。ケイトを、と頭の片隅では、思うのだけれど]
(29) 2010/03/06(Sat) 08時頃
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――…、 バーニィ……
(*6) 2010/03/06(Sat) 08時頃
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……ドナルド。
……ドナルド。 ドナルド。
――… …っ
(-27) 2010/03/06(Sat) 08時頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドの名を俯いたまま小さく呼んで、自分を抱くように腕を握り締めた。
2010/03/06(Sat) 08時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 08時頃
|
(みんな)
(ころすから)
(あそびましょ)
(おにごっこ)
[半端な鬼は 狂いきれずに 其処に]
(おにさんこちら)
(こちら)
(*7) 2010/03/06(Sat) 08時半頃
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(殺すなら)
(ころすなら)
(いっそ)
(いっしょに。)
(*8) 2010/03/06(Sat) 08時半頃
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[――ぱきり、 と 裡が
澄んだ鉱石質の音で、 啼いた]
(*9) 2010/03/06(Sat) 08時半頃
|
奏者 セシルは、眉を寄せ、木の下で項垂れている。
2010/03/06(Sat) 10時半頃
|
―木の下― …、……
[木漏れ日が、揺れて。 柔らかく髪を揺らした。 包帯のほどけた淡い色の紫水晶の手が、透ける。 ドナルドの手も、また]
…俺は…
[俯き泣きそうな顔。 狂いきれずに狭間で揺れた。
―――ドナルドはどうしたろう。 ―――足音か、気配か。 視線を横へ流せば、お下げの少女は、居るだろうか]
(33) 2010/03/06(Sat) 11時頃
|
|
―木の下―
[ケイト。セシル。 樹の幹凭れてひとりぶんの距離。
風が吹いて緑の葉を揺らす。 ケイトには誰も見えていない。]
……、 …
[顔を少し上げて、 隣を遠慮がちに窺うようにすれば 風に流れるおさげと、 ピンク色のビー玉が見えた]
…―――ケイト…
[憧れ。誰に。あの「せんせい」に? でも、あいつは。]
(39) 2010/03/06(Sat) 12時頃
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|
―――――「せんせ」、は
お前を。
(-30) 2010/03/06(Sat) 12時半頃
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|
―木の下―
…ケイト、 ……見えて、ない…?
[手を、指先を。 少しだけ伸ばしかけて、 怖れるように握り込む]
ケイト、
[呼び掛ける。 屋上にドナルドの在ったこと、気づけずに。
―――嗚呼。けれど、 思うだろう。 同じことに、思い至れば。 忘れるくらいなら、
このまま]
(42) 2010/03/06(Sat) 13時頃
|
|
覚えているまま 死んでしまいたい。
(-35) 2010/03/06(Sat) 13時頃
|
奏者 セシルは、きつく手を、握りしめた。
2010/03/06(Sat) 13時頃
|
―木の下― [ケイトが此方を、見る。見えた表情に、何処かいたむような色を薄紫に宿した。]
…… …さっきから。
[と、静かに謂う。]
…ビー玉。
[視線を向けるのは、手。]
(46) 2010/03/06(Sat) 14時半頃
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|
……意味、
[赤は。白は。橙は。薄紫は。 ――山吹は。 ――――薄めたような、濃紺は]
…ぁ、待っ、 …!
[走るケイト。ビー玉が、落ちる。 拾い上げたそれは、ピンクの光を透かせて。]
……―― っ、待て、行くな…!
[過去を、変えられるはずもない。]
(47) 2010/03/06(Sat) 15時頃
|
|
…北東 … 階段…
[グロリアが評した、 チャールズのことを思い出す。
近づくのは、 あの日の 真実]
…、……
[手の中で、ピンクのビー玉を、 きつく握りしめ。 頷いて―――後を追う]
(53) 2010/03/06(Sat) 15時頃
|
奏者 セシルは、演劇部 オスカーたちの姿を見れば視線を流し。
2010/03/06(Sat) 15時半頃
|
―北棟東階段側―
[オスカーが眼を伏せたのには、何も問わず。
チャールズが来れば、 後にあか、は。ドナルドは見えるだろうか。]
――――…そんなところです。
[じっと、問うチャールズを見た]
(57) 2010/03/06(Sat) 15時半頃
|
奏者 セシルは、ドナルド、と小さく呟いた。
2010/03/06(Sat) 16時頃
|
…いえ、知りません。
[足は、少し ドナルドに近づいて。 ―――濃紺に眼を、向けてからチャールズを見上げた。
ケイトの言葉に、 明るい言葉に、 僅か、眉を寄せた]
(67) 2010/03/06(Sat) 16時半頃
|
|
[背に触れた手が、あたたかい。 濃紺を見上げる眸が揺れる。 手の中、ピンクのビー玉を握りしめた。]
…――――
[上った先、 中二階の扉が開くのに、 瞠目し眉を寄せた。]
――…こんなところに …
[はしゃぐ声を、 苦く聞いた。]
(73) 2010/03/06(Sat) 17時頃
|
|
―――――先生。
(*12) 2010/03/06(Sat) 17時頃
|
|
[どうして。]
[どうして。]
――――――どうしてだろう
[いたい。]
[こんなに痛い、のは]
(*13) 2010/03/06(Sat) 17時頃
|
|
…、――― ………、わからない。
[痛いのは。] [こんなにいたいのに]
(*15) 2010/03/06(Sat) 17時頃
|
|
/*
デフォが ドナルドなんだ
……泣く
でもドナルドが死ぬなら …殺したい
(-41) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
|
|
/*
渡さない。
という、意味で。
(-42) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
|
|
―用具室― [座蒲団運びを手伝う。 埃っぽさに咳をひとつ。 触れれば切れる。 ―――それは変わらなくて。 厭な感覚は、セシルには朧気にしか分からなかったか。]
……―――
[渡された飴は、薄紫色。 葡萄の味、―――ポケットの中のと、同じ。
去り際、満面の笑顔に、足が止まる。 鉱石の手を緩く開く。 夕焼けに照らされるのは、ピンク色の硝子玉。]
(78) 2010/03/06(Sat) 18時半頃
|
奏者 セシルは、わらい ごえに、ぞくりと―――した。
2010/03/06(Sat) 18時半頃
奏者 セシルは、演劇部 オスカーとマーゴは、どうしたろうか――――と。
2010/03/06(Sat) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 18時半頃
|
――――…、
きに、いらない
……
(*17) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
|
|
…――――
[こえ、が。足りない。]
(*23) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
|
|
…チャールズ「せんせ」 が
…持っていた。
…――――北棟の、 …東階段に… ――――出入口が。
[――――そこで。 言葉に、詰まる。だれを、だれ――――]
(*25) 2010/03/06(Sat) 21時頃
|
|
[薄紫。]
[―――――呼ばれて]
…、俺は
[伏せた眼に、ゆらり、闇。 濃紺と聞こえればびくりとして]
(*30) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
|
|
嗚呼、…だれだって、
[同じ、じゃない]
[――――濃紺は、駄目だ]
…鬼ごっこの好きな… 子…、か、…
[―――だめ、だ。]
(*31) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
|
|
…、――――
[何も、できなくて]
(*35) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
|
|
――――…、
…… 嗚呼、
[―――眸は、くらく]
…わかってる。
―――――わかって、る。
(*40) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
|
|
…… …
[こえ、が]
(*41) 2010/03/06(Sat) 22時頃
|
奏者 セシルは、――――夕焼けの赤、に。あかいこえに、あかに、喉の奥が、いたむような心地が、した。
2010/03/06(Sat) 22時頃
|
…オスカーでも、いい。
[心配する声。
ふたりともやさしい、のだ。
バーナバスも。
――――俺が死んで、終わるならどんなにか。 ――――でもそれは、有り得ないことで。]
……先生?
(*48) 2010/03/06(Sat) 22時頃
|
|
…ドナルド…?
[ケイトを改めて追おうとした足が、止まる]
(92) 2010/03/06(Sat) 22時頃
|
|
…、…――――
[闇が、ざわめく。 声は微か―――意味を成さない呻き。 ポケットの中、口にしていない飴玉。 啼く。]
…、ドナルド、
[止まった言葉。 いったいどうしたのかと、もう一度呼んだ。 影が長く伸びていく。
ケイトは、―――用具室だろうか]
(101) 2010/03/06(Sat) 23時頃
|
|
[さみしい と微かに声が聞こえる]
―――ドナルド、…
[手を、伸ばし、て。 ――行くな、とあの時謂われたように、思う。
濃紺が、 奪われるのは、いやだ、と はっきり胸の中形を成す]
(115) 2010/03/06(Sat) 23時頃
|
|
……行く。
[淋しい。痛い顔、をしたから。 伸ばした手を、とる。 包帯の巻かれた手。 少しだけ傷つけた、ろうか。 でもそれは、意思表示―――。]
ッ…!!!
[――――さみしい。
叫びにびくり、と体が強張る。 痛みが刺すようだ。 闇が、ひび割れを生む――――(01)]
(122) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 23時半頃
|
あかい
いと、か…
[前なら意にも介さなかったであろう言葉。]
…それは、ふたりにとっては…
よかった、んだろうか…
[――――どうして。]
(*54) 2010/03/07(Sun) 00時頃
|
|
―体育館近く>>128―
…ん、
[手を、握る。 いかないと。 ―――任せたと謂われたのだ。 手を引かれながら、唇を噛む。 ―――触れた手があたたかい。
その資格があるのか。 そう考えもしたこともある。 でも、今願うのは―――側にいたいと。]
…ケイトを、
[間に合う、だろうか]
(137) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 00時半頃
|
――――…。
どんな、ところでも、…
…先生も、
[あいたい、のだろうか。 そう、なのだろうか。]
(*58) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
|
|
―体育館→>>144― …… 、っ…
[は、と息を吐く。 こえが、きこえる。あの人たちが、紡ぐ。 あかい声、いびつな声、 ――――かなしいこえ]
…―――見つけたら 、…
[鬼は、 帰れるのか。 帰れないのに。 帰れるはずがない。 けれど。何かしら叶うならば。]
(157) 2010/03/07(Sun) 08時半頃
|
|
[(此の繋ぐ手が、いきられるなら)
身勝手な願いつのる。 闇に浸りながら 距離を近づけて]
――――、…
[―――“あんたさえいなければ” 耳奥に残って離れない、けれど。]
(158) 2010/03/07(Sun) 08時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 09時頃
|
(聞こえている)
(聞こえていた)
(あまりにやさしすぎる ひとたちの 声)
(*73) 2010/03/07(Sun) 09時頃
|
|
― 北棟1F廊下>>166 ―
どうして
[――酷く苦しげな痛む声が聞こえる。 ――鬼は、あんなにも]
――、… やさしいのに どうして
[指先が、繋ぐ手のあたたかさを知る。 ――己にその資格はあるのか それでも距離を縮めて。 叶わないならいっそ 一緒に と 思うのは 正気の沙汰では、――。
繋いでいない手に握ったピンク色のビー玉がある。]
(178) 2010/03/07(Sun) 17時半頃
|
|
[仲いいんですか、と 誰かが聞いた。 う、と 困ったように眼が泳ぐ。
結局見ないように視線は逸らす。
会議室の前に差し掛かれば マーゴとミッシェルが、見える。]
……、ぁ
[うろたえたように指を離そうとするが叶うか。 ミッシェルの問いかけに――じ、と見て]
……、 …
[――黙す]
(179) 2010/03/07(Sun) 18時頃
|
|
/*
誰だ お前
(-102) 2010/03/07(Sun) 18時頃
|
|
/*
この流れ ふいt
(-103) 2010/03/07(Sun) 18時頃
|
|
―会議室前―
…あ
[窓から。 校舎に帰るケイトの姿が見えた。 繋いでいない掌に、ピンク色のビー玉。]
――、…返さないと
[これは、きっと チャールズ「せんせ」に 渡すつもりだったのだろう。]
……
[例え、それが叶わぬことだとしても。 「ケイトを頼む」と、そう 青碧の眸に託された 自分によく似ている薄紫の眸の少女に、]
(180) 2010/03/07(Sun) 18時頃
|
|
[知らない]
[――知らない]
[間に合わなかったことも]
[知らない]
[その、ころしたせんせいが誰なのかも。]
[ピンクのビー玉が、光を はじく]
(181) 2010/03/07(Sun) 18時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 18時頃
|
―北棟会議室前― [マーゴたちは生徒会棟のほうへ駆けて行く。 あそこは。――あそこには。]
よせ … 行かなくていい。 ――、 頼むから――もう。
[闇に、これ以上。手を染めさせないでくれと、 伝える声は、届かないか。 ――代わりに、振るわせる 赤い声。
己が行くべきなのは、]
…――ケイト、
[用具室のある場所へ、顔を向ける。]
(182) 2010/03/07(Sun) 18時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 18時半頃
|
マーゴットと
ミッシェルが
そっちに、 行くかもしれない
――…、
離れたほうが、いい。
[無事ならいいんだよと]
[そしてその やさしいひとをまもるやさしいひとへ]
[――、――]
(*74) 2010/03/07(Sun) 18時半頃
|
|
俺は、用具室のほうへ
(*75) 2010/03/07(Sun) 18時半頃
|
奏者 セシルは、用具室へ向けて*歩を進め始める*
2010/03/07(Sun) 18時半頃
|
―北棟東階段―
[―――其処までは、辿り着けたろうか。 様子を確かめるように、 中二階の、隠された扉に 極力音を立てないように触れ、開こうと。
――――、]
開かない
[――――過る厭な予感。
ドナルドが来ていたなら そちらを振り返り、 訴えるような表情を浮かべた。]
(183) 2010/03/07(Sun) 20時頃
|
|
鍵 を…!
[探す。用務員室。職員室。 探しても、探しても、 探そうと、鍵はないだろう。 当たり前だ。
サイラスが、 せんせいが持っていってしまったのたから。]
(184) 2010/03/07(Sun) 20時頃
|
|
ケイト、
ケイト!!!
[扉向こうから呼び掛けても、 閉ざされた向こう側、 きっと声は、届かない。
長い、長い、夜が ――――]
(186) 2010/03/07(Sun) 20時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 20時頃
|
ケイト!!!!
(*76) 2010/03/07(Sun) 20時頃
|
奏者 セシルは、微かに聞こえたケイトの声に、息を飲んだ。
2010/03/07(Sun) 20時頃
|
―北棟東階段―
ケイト、 …、! 其処にいるのか、ケイトっ…
[開かない。 過去は、変えられない。 変えられない。
(ここは) (つめたくて) (わかんない)]
ケ、 …――――― (――――さみしい。)
[つめたい闇の気配。 言葉が、途切れる]
(191) 2010/03/07(Sun) 21時頃
|
|
とどかない
[――――とどか、ない。 過去は、変えられないから。]
っ、…く、
[似ているから。 笑っていたから。 泣いていたから。 ――――けれどすべて幻]
(*82) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
|
|
なにも
でき、ない。
(-116) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
|
|
――っ、…
―― 嗚呼、…
……、待って る、…。
[かみ締めるように、繰り返す。 優しい声、少年の声。]
…、たすけ、ないと。
チャールズ「せんせ」じゃない 今、ケイトを閉じ込めてるのは
チャールズ「せんせ」じゃない…誰なんだ…
(*85) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
|
|
…、開かない。
…――マスターキー…、わからない、けれど
[探さねば、と思う。 そこで、だ。闇が、現れたのは――]
(*86) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
|
|
[さみしい。さみしい。さみしい。 冷たい闇が繰り返す。 その似姿は]
…――キャロライ ナ…?
[――否、似て非なるものか、どうか。 庇うようにドナルドが立つ。 よせ、と横に並ぼうとして 止まる。]
――…、キ、ス?
[――嗚呼。其処で。 (あんたさえいなければ) (あたしのものだったのに) 叫びと、嘆きが、符合する。 キャロライナは――]
(201) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
|
|
[だから、――酷く、腑に落ちて あの時、中庭でキャロライナがぶつけてきた感情の意味も、漸く。何もかも、遅すぎる。]
…、――ドナ、
[酷く複雑そうな表情になった。 胸の裡を引っ掻くような 痛むような、闇滲むような この感覚が何か。
理解する、前に]
ッ、…やめろ…!!
[闇の手が伸びるのを、払おうと、手を伸ばした。 ――咄嗟で、守ろうと]
(203) 2010/03/07(Sun) 22時頃
|
|
/* ドナルドの たとえ ひどい
そしてやっとキャロライナの想いに気づく 遅い
(-118) 2010/03/07(Sun) 22時頃
|
|
嗚呼、恐らくは、 そうなん だろう…
たすけて …
って、聞こえ… た。
[誰が、何が、誰が――あの性質の悪い 触手や動物霊から察するに、それはほぼ間違いなく]
…!
(*89) 2010/03/07(Sun) 22時頃
|
|
―用具室前― [たすけて、と声が聞こえるのに。 ケイトは、其処にいるのに]
ッ…、 !
[あんたさえいなければ。 キャロライナが紡ぐ、 願い、それは、切実な響きを帯び それでも、とドナルドが続けようとする――]
いやだ … !!!
[謂ってから、 声量とは裏腹、自分でも驚くほどの強さを持って]
(215) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
|
|
[知らない
しらない。 しらない。
こんな感情は
しらない。
いやだ。 いやだ。 ――いやだ。]
(-123) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 22時半頃
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/*
各々で違う戦いをしすぎる
なんか その すまない
(-124) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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っ、…先生…!?
(*93) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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―用具室前―
[音。音が聞こえ、 鍵。マスターキーを 捜しに行かないと。 でも、 闇が。 動け ずに それがどれくらいの間だったのか
きっと
手遅れになるのには 、 (過去を変えることはできないとばかりに)]
(227) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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っ、――待っ、
[莫迦だ 動けない 縛られたように 動けない。]
[音が聞こえる あの子は 穢されて る]
(*97) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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―用具室前― [濃紺の闇の手が伸びる。 それが影を裂くか、悲鳴が聞こえたか どちらが先か、重なるか。]
――…ッ!!!
[漸く、身体が動く。
ドナルドが動くほうが速い。 濃紺の左手は扉へ向けられ――]
っく、…
[わらいごえがきこえる。狂気に満ち満ちた 男の声だ。混じる悲鳴。]
(235) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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ケイト!
……ケイト…!!!
[扉を叩いても、動かない。 動かない。きっと動かない。]
(236) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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ケイト!!
[薄紫が――揺れた]
(243) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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/*
へんじがない ただのしかばねのようだ
ケイトー!!!!!!
(-141) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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ケ、 イ……、 …ッ… !!
[ずるり、と。扉を引っ掻き、 額を寄せた。 ――声が、聞こえなくなった。 ――過去は、変えられない。 肩に、温かさが滲む。 傍に、と謂った、濃紺の眸の存在が 闇に揺らぐ薄紫を繋ぎとめる。
解けるように。ゆがむように。 散る桜のように。落ちる灰のように。
幻想の過去は消え去り、
異形の声が、再び 耳を 浸食し始める。]
―現代――北棟東階段―
(248) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
―現代――北棟東階段―
[ 階段 の 其処、に 最早扉は無く。 紫水晶の引っ掻いた傷と、 どろりと滴る異形の闇が横たわるばかり。]
…、 な…
[(ここは。つめたくて。くらくて。さみしい)]
… もど、って、…きた
[何も、できなかった。 手が、はたりと落ちて、濃紺の欠片にぶつかる。 硬質の音を立てて。]
(252) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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|
…… なにも
できな かった
[過去は変えられないと、知っても。]
…違う、…――さがさ ないと
…――、…、フィリップ…?
(*101) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―現代――北棟東階段― [眼を瞠る。鉱石化したそれは。]
ドナルド、……、 手
[欠片を手に、見上げた薄紫が、 様々な感情を内包して揺れる。]
…――、…
[探さないと。頷く。 握り締めた欠片を、ポケットの中へ。 かつん。――ぶつかる音がする。 ひとつは 薄紫のひび割れたビー玉。もうひとつは]
――…返せ なかった
[ケイトが落とした、ピンク色の、片思いのビー玉。 ――みつけて。 かえさないと、いけない。]
(255) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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|
――…、 そう、だな。
[変えられない過去を見て、 探すべき場所を、みつけて。]
(*106) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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ああ、
……。夜明け、なんて 柄じゃ、…ないけど な
[薄紫、よく似た色。 たすけて、と呼んだ声は耳に残っている。
任せた、との言葉には頷いて]
(*107) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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(護れない痛みを) (悲痛な声はきっと泣いている)
……、
…… [帰れるなんて]
[思わない 思えない でも 願ってしまいながら]
…、いきて、
[かわったね、とグロリアは謂った。 任せた、とフィリップは謂った。 多分、本当に。 彼らの――お人よしが 伝染ったのだ。痛む程に。]
(*108) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
…、っ…何軽く謂って、
[思わず、と謂った態で睨んで、 それから、眉を寄せて逸らした。]
…… これ
きっと チャールズ「せんせ」に …渡そうとしてたんだと、思う
[紫水晶の掌の上に、ピンク色のビー玉がある。 ゆるく握りこんで、それから壁をじっと見据え。]
…用具室は、もう、…ない… ……改築のとき、…どうなったんだ…?
(262) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 00時頃
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/*
投票グロリア先生にも フィリップにも いれたくない どうすれば
(-159) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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/* でもうっかり人間吊って 狼勝利で終わったら 笑い事にならないので
我慢する
(-160) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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/* 俺は先生 かな って 思って た (バーナバスに逢いたいかなとか)
(*111) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 00時頃
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― 現代/北棟東階段 ―
…―― 莫迦だ。
[そう、謂う。柔らかな濃紺のいろに、軋む。]
……―― そんな話、誰かがしてたな…。 … …伝統、だったか?
[ビー玉坂を登る日常は彼方の記憶のようだ。 メアリーだったろうか、ピッパだったろうか。 噂に疎く、詳しくは知らない。 翳る色をちらと見遣り、少し眼を伏せる。
ビー玉は、そのままポケットへ。]
(268) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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|
…、ケイトはここで殺された。 ……――遺体は隠さないといけない。
…壁に…、
[想像するだに、陰湿な隠蔽。 眉を寄せた。]
…土の中でも、…壁の中でも…
きっと くらくて、…つめたい、だろうな。
どこにいるか、分からなくて
(269) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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― 北棟東階段 ― ――… さみしい。
[――謂ってから、暫し、壁を見。 小ホールでの、命の遣り取りを 遠く 赤い声 の 欠片で聞いて。]
…、…探そう
[少女のわらいごえが 闇に染む。 壁に背を向け歩き始める前、 不意に、ドナルドの左手に手を伸ばす。 互いに鉱石の手。傷つきはしないか。
その 手、を取れるならとって
――欠けたその断面に、口付ける]
(274) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドの表情は、眼を閉じていたのできっとよく見えなかった。
2010/03/08(Mon) 00時半頃
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―北棟東階段― [――さて 何故そんなことをしたのか。 自分にも不可解で
キャロライナの似姿が(キャロライナが) 謂った言葉に感じた 胸を引っ掻くような 感覚の所為、だったかもしれない。
鋭いそれは、唇を傷つけたかもしれないがお構いなしで 手を離し 一度見て 眼を逸らし そのまま離れて歩いていこうとする]
…、心当たりがある のか
[まさかなぁ、の言葉に、そんな風に答えつつ。]
(277) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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――…、 マーゴット ?
先生…!?
(*115) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 00時半頃
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/* 何このマーゴかわいい でもおれ スティーブンス先生への 罪悪感で まともに見れない
(-173) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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― 北棟東階段→1F ―
… 何、
――っ、…!?
[肩を捕らえられ振り向けば、 近づく濃紺に薄紫の双眸を見開いた。 ――泣き出しそうな色に気をとられ
触れる]
…、――っ !
[唇が離れたなら、紅くなって後ずさる]
(287) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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―北棟東階段―
――…、ぇ
[動揺に揺れていた薄紫が]
[――一瞬 大きく見開かれ]
(290) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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… ――
[先生。 声にならず そう、動いた]
(292) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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先生
(*119) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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