126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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ヤニク! 今日がお前の命日だ!
2013/06/21(Fri) 00時頃
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/* コリーンとヴェラのラブレターがw
(-1) 2013/06/21(Fri) 00時頃
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[即死はさせない。 辛うじて生きた状態ではないと喰う事も出来ないからだ。
鉤爪は急所から僅かに外した場所に食い込ませて ヤニクの身体を潰す様に抑え付けた。 肋骨の折れる音を聞きながら『喰う』為に人型へと戻る。
ヤニクにはまだ俺の姿は見えているだろうか。 砕けた棘は凍り付き、腕に張り付いた。
人型に戻った今なら……。 まるで腕に刺青が入っている様に見えるだろう]
(1) 2013/06/21(Fri) 00時半頃
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悪いな……。
[生き延びる為に人型の姿に戻り、 瀕死の魔法使いに黒い右腕を伸ばす。
謝ったのは、誰に対してか。 まだ人だった俺にやたら絡んで馬鹿言っていたあいつにか。 あいつと関わりがある、 命尽きようとする目の前の魔法使いへか。
ただそれ以上は何も言わずに、 ヤニクを『贄』にしようとした**]
(2) 2013/06/21(Fri) 00時半頃
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− 村の中で −
[ヤニクの僅かに上下する胸元に右手を置いて贄にしようと 手を開き掛けて、動きが止まる]
……あのお人好しの馬鹿が助けたのは…お前なのか。
[底なしのお人好しだった。 彼が禁忌を犯したと言う噂を聞いたのはいつだったか。 しかも見知らぬ子供を助けたと言う。 もうその時には俺は魔に堕ちていたかどうかすら。 思い出せない。
ただ、今ある感情とすれば羨ましいと言う感情か。
助けたかった命を助ける事が出来た魔法使い。 どれだけ禁忌と言われても、代償を払っても。
俺の出来なかった事を成し得た魔法使いが羨ましかった]
(20) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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自分を犠牲にしても…助けたかったか……。
[俺が魔に堕ち、大切な者の記憶を失っても 得たかったもの]
(21) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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生きていて欲しかった。助けたかった。
[その願いを叶えた魔法使いの魂を引き継いだ子を、 俺は今生贄にしようとしていた]
全部…計算尽くか?
[アヴァロンの。 何もかもが失った記憶のぽっかり空いた穴を抉る。 魔に堕ちて、そんなものは消え去った筈なのに]
(*0) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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どいつもこいつも……。
[仲間といた時代を思い出させたイアンや。 彼女と同じように魔物の俺の前に飛び出したコリーンや。 彼女とは違う、助けられた命を持つヤニクや。
全て知っていたのだろうか。
胸に押し付けたまま俺の手は動かない]
(*1) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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[贄にする筈の右手は動かない。
右腕と『聖杯』に奉げた魔の俺がヤニクの命を求め、 飢餓の声を上げる。 その本能とも言うべき声にまだ従わないのは、 恐ろしく冷静な俺が、ある事に気付いてしまったからだ]
(22) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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ああ、俺は助ける事も、生かす事も出来ない。
[無差別に喰らい続ければいつか。
そのいつかは、永遠に来ないと気付いてしまった]
(*2) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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[どれだけ逡巡していたのか。 近付く気配>>19にすら気付けないほど。
掛けられた声に、 まだ上下する胸からゆっくりと右手を離す。
そして振り向くことなく、背を見せたまま]
広場で決着付けようか。
[掛けた声はそれだけで、コリーンの目の前で 氷を纏う蜥蜴の魔物へと姿を変える。
そしてそのままただでさえ脆い廃屋の壁を 突き破り、広場へと消え去った]
(23) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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− 広場 −
[紅い雨はまだ止まなかった。 残っていた雑魚を喰らっても、完全な回復にはほど遠い。
何故ヤニクを喰わなかったかと責め立てる様に右腕が疼く]
(24) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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……泣いているのか…。
[俺の行動に怒っているのだろうか。 誰が怒っているのだろうか。 俺はどうしてこんな事をしているのだろうか。
失いかけた魔力や体力の回復に記憶が代償として消えていく。
愛した女性の存在どころか。
愛した事さえ。
泣いた事さえ。
一瞬とは言え感じた幸福も、全て消えていく]
(25) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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[そして広場に、心無くしたただの魔物が残った]
(26) 2013/06/21(Fri) 23時半頃
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/* コリーンは多分悩んでるんだろうな。 墓下が見えてるとまだやりやすいだろうが。 すまない。うん。
(-40) 2013/06/22(Sat) 00時頃
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[ぎょろりぎょろりと、餌を求めて忙しなく動かす目に 力満ちた命の色が映った。
他の雑魚など比べ物にならないほどの魔力と 眩しい命の色に引き付けられる様に猛然と氷蜥蜴は 突進しようとした。
だが不意に、 紅い雨が止んだ様な気配に首を傾げた次の瞬間。
降り注いだのは茨の雨>>30]
(31) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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[今しがた喰い損ねた魔法使いの供物だと気付くと、 目の前の魔法使いが生贄にしたのだと知れる。
魔法使いが発動した時の比では無い、 圧倒的な、叩き付け、潰す程の茨の雨に 魔力も体力も完全ではない体は消耗する]
(32) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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やはり…タスカラナカッタか。
[漏れた声が誰のものかも判らない]
……罰か。
[嘆くだけでは収まらない。 止めるには、止まるにはこれしかないと言う様に 降り注ぐ雨に術者や贄の声以外の声が聞こえた気がした]
(*3) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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[降り注ぐ茨の雨は確実に尾だけでなく、 体幹も絡め取る。 めり込む傷はたちまち凍りつくが、凍る表面も突き破り 肉深くまで突き刺さる。
一部はそれこそ地面に繋ぎ止める様に突き刺さった]
ガアアアァァァァッッッ!!
[あがる悲鳴はもう人の声では無かった。 茨を引き千切ろうと足掻きのた打ち回る。
動く目は魔法使いを凝視したままで、茨を引き摺りながら 女へと近付こうとした]
(34) 2013/06/22(Sat) 01時頃
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ウオアアアアアアアアアッッ!!
[伸ばした舌は円月輪に切り落とされる>>33 茨を縫って切り裂かれた体、棘に貫かれた傷からも 血が溢れ、雨の代わりに紅く体は染まっていく]
ウ…ガァ…ァァ……。
[それでも蜥蜴は地面に鉤爪を突き立てて、 擦り切れた命を引き摺って前へ、前へと進んでいく。
そして距離感も判らないまま、 地面に突き立てていた鉤爪を振り上げて コリーンへと斬りかかろうとした]
(35) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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[その身を引き千切る様にして蜥蜴は進む。 振り上げた鉤爪は手応えを感じても、魔法使いはまだ生きていた。
生贄魔法の発動時間が終われば、解放されれば まだ勝機があるかもしれなかった。
だが魔法使いの問い>>36に一瞬動きが止まる]
(38) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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願い、ネガイ、ねがい。
[俺が『聖杯』に奉げた願いは]
俺の命を引き換えにしても。
(*4) 2013/06/22(Sat) 01時半頃
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ヲ前に、生きてイテ欲しカッタ……。
[不意に重なった女。 黒い髪、黒い肌。 何一つ、目の前の女とは似ていないのに。 重なった女に俺は微笑んで。
円月輪の前に、自ら頭を差し出した]
(39) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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フラ…シス……。
[最後に呼んだのは忘れていた筈の女の名前**]
(*5) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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[目の前で逸れる円月輪>>40
それを掴もうと伸ばした手にはもう鉤爪も、 凍気纏う鱗もなかった。
茨から解放された体は引き裂かれ、貫通し、ボロボロだった。 だがやらなければならない。
『生贄』になる前に『死』を。
掴んだ刃で自らを終わらせる力はもう無かった。 だから…それを喉元にあてて、支える事の出来なくなった 体を重力に引かれるままに倒れ込んだ**]
(41) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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[『聖杯』はきっと悪魔の盃。 尽きぬ望みの前に現れて、代償と引き換えに魔に染め上げて。 その盃を絶望と悲劇と欲望で満たす為なら どんな悪意ある奇跡も起こすのだろう。
最後の最後に。 俺の罪全て、愛した女の記憶と共に返すのだから**]
(42) 2013/06/22(Sat) 02時頃
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