1 とある結社の手記:6
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[郵便屋が語る言葉にも、結社員の女は口を挟まずに、 彼が、カルヴィンを他所に連れて行くのには、 ほんの僅かに首を傾ぐ。] >>107
────。
[ラルフが郵便屋に食って掛かるのに、 視線を横に流した。]
…そういう、ね。
(@45) 2010/02/26(Fri) 00時半頃
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信じるって言ってくれたから、信じる。なんて。
"無条件"の信頼は──、
…… 怪しく、みえるわよぅ。
[忠告だか、警告だか──わからない言葉をラルフには投げて、 女は広間から、入り口の方へ歩いていく。 死んでしまった彼の友人に頼まれるまでもなく、フィリップの遺体を、 このまま集会場に放置しておく程の──趣味のよさは、さすがにない。]
(@46) 2010/02/26(Fri) 00時半頃
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─ 結社員宿舎 ─
[日が落ちて暗い空に白い地面を覗かせる窓。 ランプを灯すまでの間に緩やかに室内は暗がりに沈んでいく。
ぎぃ。と、音を立てて、部屋の入り口が開いた。]
あぁ。塗布薬ぃ、ありがとぅ。 そこにぃ置いといてぇくれるかしら?
[椅子に腰掛け、上着を脱ぎ、腕をさらした女は、赤く腫れた二の腕に包帯を巻きながら、猫背の結社員に声を投げた。]
(@47) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[眉を下げた男は、心配そうに女の様子を見やる。]
… なぁに? 用が済んだならぁ、 もぅ、戻っていいわよぅ。
それとも──見てたぃのぅ?
[顔を赤くしてぶんぶんと首を横に振る男に、くすくすと意地悪気に女は笑う。初心ねえ。と、怪我はしても──殴りかかられても、命に別状があるわけでもなし、女の調子は普段と変わりない。]
(@48) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[昼ごろ、集会場を辞して──その後。 女は、呼ばれて、村長邸に向かっていた。]
…村長邸の方はぁ、 集会場班と違ってぇ、 上手く、人狼がぁ、見つかってないからぁ、
いらいらもするんでしょうしぃ。
結社にぃ、当たりたくも、なるんでしょぅ。
[昨日。 村長邸の方で処刑に選ばれた男は── 今日、日中堂々、鈍器で襲い掛かってきた女とは、 なんらかの──縁故者だったようだった。]
(@49) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[部屋の中は、上着を脱げば肌寒い。 生理的な寒気に、軽く身を震わせて 持ってきてもらった塗り薬で包帯を湿らせ、 その上から、留めおくための包帯をさらに巻く。]
…さすがに、日中、堂々、襲ってくる人がぁ、 狼とは、思えないけどぅ。
でも。
帰ったらぁ、また。 サイモン以外の占い師にぃ、
"視て"もらわなくっちゃぁ、いけなぃわねぇ。
[面倒くさい。と、女は唇を尖らせた。]
(@50) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[狼になった人間の弟を持つ女が、 占い師の男と希望して組んでいるのには、 それなりの理由がある。
それは、 スキだとか、好みだとか、やりやすいとか── そんな感情から発生したものではなかったけれど。]
(-125) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[単純に──、いつか。]
[ ──いつか。]
[自分も、人狼になるのではないかと、
人狼だった弟を撃ち殺した女は、そう思っている。]
(-126) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[女は、慣れた手つきで、包帯を巻き終わる。 上着を脱いだままの肩や腕には、 暗がりでわかりづらくとも──幾筋かの古傷がある。
猫背の結社員は、それを見ながら、 どこか複雑そうな顔で、メモを差し出した。]
ぅん? あぁ。集会場かしらぁ?
[こくり、と頷く男から、キャサリンのメモの写しを受け取る。]
(@51) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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[内容に目を通すと、軽く溜息をついて、 立ち上がり上着を羽織った。]
──埋葬場所のぅ、御所望みたいね。
[内容を確認するように口に出す。 「どうしますか」と、結社員の男が訊いた。]
鳥使いの子はぁ、
…襲われたダケだからぁ、 もう、弔っちゃってぇ、かまわなぃわよぅ。
[メモの写しを男に返して、どうせならあたしも付き合うわ。と、 上着を羽織ると、運ばれてきた遺体の方へ案内を頼んだ。]
(@52) 2010/02/26(Fri) 21時半頃
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→ 遺体安置所 ─
薬屋さんと、 異国の道具屋さんはぁ── あいにく、 そぅ簡単にぃ埋めてあげるわけにぃ …いかないけどぅ。
[宿舎から外にでて、暖房を入れない遺体置き場に向かう。]
ヤニクの身体をぅ、 彼の母国に送り届けるなら、
"縫合"は、丁寧にやった方がいいかもしれないわねぇ
[処刑者の埋葬がされるのは、結社での、 "時間のかかる"取調べが、終わってより後の話になる。 国同士の問題にならなきゃいーけど、と、女はぼやいた。]
(@53) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[遺体置き場に届けられたフィリップの、魂のない体は、 白い布がかけられて、静かに横たわっていた。]
…… ───。
[白い布をまくって、片方の眉を上げる。]
…誰の仕業だか──、 知らないけどぅ。
あそこの子たちは、…感傷的ねぇ。
[本屋の青年の手になるものとはわからずとも、 衣服をきちんと──整えられたフィリップの遺体に、 女は感心と呆れの入り混じった表情を浮かべた。]
(@54) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[こんな風に──"死人"を悼む気持ちは、]
(-131) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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…丘の上がご希望、ね? いいわ。さっさと運びましょ。
[さらりと言うと、他の返事は待たずに歩き出す。 結社員の女は、数人を伴ない、丘の上へ。]
(@55) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[さく。と、女の足は──しばらく、 人が踏み入っていなかった雪を踏み分ける。]
[もう。
随分と前のことに──なるけれど。 あの時も、こんな、雪道だったように思う。]
(-133) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[女の故郷も、雪深い土地だった。]
[だから。
狼に噛まれた弟の肩から、真っ赤に染まっていて、
止血する端から、ぽたぽたとこぼれる赤い雫が、 白い雪を赤く溶かしていたことも。]
(-135) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[同じ色だね。と、わらったはずの、 青碧色の瞳が──
雪野原の中、
その、弟の肩を染めた血と同じ、 赤に瞬いていたときのことも]
(-136) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[───こんなゆきのなかをあるいていると、よく、思い出される。]
(-137) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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水商売 ローズマリーは、は、肩の狼の狭い額を、そっと指で撫ぜる。
2010/02/27(Sat) 00時頃
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[ローズマリー・ペルを名乗る女の、
父親は、森の猟師だった。
肩に背負う猟銃は、弟が継ぐ予定だったもので、 今となっては、数少ない、形見のひとつだ。]
(-138) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[さく。と、丘まで歩き行く雪道では、足が膝丈まで沈む。
──森の獣を狩る職に就くものが、 獣になったのは、獣の恨みが原因なのかとも──
信心深い方ではなくとも、 ここのような。 雪深い奥山の、迷信がまだ、息づいているような、 ──そんな村で、幼少期を育った女は、そんな風にも思う。]
(-139) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[父親は、ただの人間だったのか。 狼に襲われて死んだし、 母親は──騒ぎが起きたあと、 村人に連れて行かれたまま、返ってこなかった。
どちらに、 人狼の血がまつわっていたのかは、 女には、わからないけれど。 血でまつわるというなら、母親が"そう"だったのか]
(-140) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[──弟だけが、"特殊"だったのかは、今でもわからない。]
(-141) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[当時の記憶では、騒ぎも収束する頃合だったはずだ。
それなのに、 雪道で、狼に出くわして、
最初は、それが──
ひとのカタチをとれるおおかみだとは、気づかなかった。]
(-142) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[── "護身用に"、と。
外に出るときに借りた父親の猟銃を握って、 その、森で見かけるよりも大きな狼に相対したときも。
それが──まさか、
よく、知っている相手だなんて、思いもせず。]
(-143) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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["ねえさん"。と、 狼が、くぐもった声で自分を呼んだときも。
まだ、その事実を、納得することができなかった。]
(-144) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[人狼に殺された青年を弔うのために、 数名は言葉も交わさずに雪道をしんしんと歩いていく。
黒い空からはらはらと降りくる雪が肩にも、積もる。]
…───、
[遠くを眺めれば向こうの空は、晴れてもいるようだった。 冬の雪道を、村人の遺体を埋葬しに数人の影が歩いていく風景**。]
(@56) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[丁寧に衣服を整えられた村人の遺体を運びながら、思うのは
──誰かを悼むような。 死んでほしくない、と誰かに向けて願うような。
自分に、そんな心があったとしたら。 情が、あったとしたら、
それは。]
(-145) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[雪山に埋めた、冷たくなった弟の身体と一緒に、 弾丸を肉親に向けたあの日に、
─── * 一緒に、凍えて死んでしまったのだろうと思う *。]
(-146) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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─ 雪の丘 ─
[星の空の下、きん、と雪に冷えた空気の中を、 結社の人間達が、歩いていく。
さく。ざく。ざく。
溝の様に後に続いていく、無言の行軍の証。]
…────?
[その途中、夜空を、 何かが横切った気がして、女は顔をあげた。]
(@57) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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─── あ。
[赤髪の女は、見えた極彩色に、短く声を上げる。]
(@58) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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水商売 ローズマリーは、ピィー、と、その極彩色の翼へ向けて、指笛を鳴らした。
2010/02/27(Sat) 05時頃
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