124 Acta est fabula.
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/07(Fri) 00時頃
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[>>2:105名を呼ばれた。何時かと同じように、礼を言われた。 それは確かにミルフィの声である筈なのに、 まるであの時、己の手で殺めた女の声のようで――。]
――――… 、
[寄せられた少女の顔から、少しだけ胸を離す。 その時に、彼女が零した涙痕も垣間見えて――。 内に込み上げてきたものを、それでも尚抑える男は、 無言のまま、懐に手を入れた。 抜き出したのは、刀身に赤黒い血を纏った短剣。]
ミルフィ。
[今度は左腕だけで、彼女の顔を胸に寄せて――。 右手に握った短剣を、その背中に向けた。]
(0) 2013/06/07(Fri) 00時半頃
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[その背の、心臓のある側を、一息に貫く。 温もりのある赤い飛沫が、両腕に掛かる。 少しでも痛みを和らげることが叶ったかは判らないが―― 彼女の身に傷を与えたのは、その一度だけだった。
それから、背に刺した短剣から右手を離し。 ミルフィの身体から力が抜けるまで――抜けてからも、暫くの間、 両腕で、ぐっと抱き留めていた。]
(2) 2013/06/07(Fri) 00時半頃
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[ミッシェルが己の名を呼んだ声が耳を突けど、 剣を握った手を止めることは無かった。 もし彼女が制止の言葉を放っていたとしても、 結局、ミルフィを手に掛けることは止めなかっただろう。]
ミッシェル。
[ミルフィを抱き締める男の顔は、伏せられたもので。 長い前髪が、さらにその表情を隠していた。]
彼女が、望んだことだ。 ―――…だから、俺の手で、終わらせた。
(7) 2013/06/07(Fri) 00時半頃
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[戻ってきたブローリンの声が聞こえても。 シメオンと思しき足音が近づくのが聞こえても。 その場に未だ、シビル>>2:106の姿があっても――。 その誰にも、顔を向けることは無かった。]
あぁ、判ってるさ。 サイラスと同じところに、二人とも――。
[未だ動かない――動けないままの男は、結局、 ベネットのことをミッシェル>>6に任せる形で、 頷くでもなく、小さく返した。]
(8) 2013/06/07(Fri) 01時頃
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壊れていた、か。 あぁ、そうなんだろうな。だれもかれも、君も――俺も。
[ミッシェル>>9に色無く零す声は、それでも 止められなかったことを悔やむ様子も、まるで滲まないもの。 やがて彼女の足音が遠ざかるのを聞きながら、 今度はブローリン>>10の声の方に意識を向ける。 返答は、問いかけから暫く経ってから。]
……あぁ。そういや。 飯の支度が、未だだったか。
[まるでこの場に相応しくない言葉もまた、 内心を見せまいとする心が紡いだもの。]
(13) 2013/06/07(Fri) 01時半頃
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[ここで漸く、ミルフィの身体から両腕を離す。 背中の短剣を抜いて、懐に仕舞いこんで。 それから遺体を、一人で担いで、背負いこんで。 ふたり分の血を纏った姿で、廊下へと出た。 その顔色はもう、正気では無いと言えるほど、 本当に、何の感情も示していないもの。]
彼女を、あいつらの許に運んでいく。
[――サイラスとベネットの許に。 廊下を踏んでぴちゃりと鳴る水音は、 床に落ちた雨雫を踏む音であり、遺体から滴る血の音でもある。 ミッシェルを追ったシメオンをまた追うような形で、玄関へと]
(15) 2013/06/07(Fri) 01時半頃
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じゃあ、頼んだ。
[準備を引き受けたブローリン>>16にも、 隠している心算の痛みが、逆に今の様相から 察されてしまったことには、気づかなかった。
それから玄関で見かけたベネットの遺体に、戻ってきたミッシェル>>18。 先に墓を掘る為に、遺体を置いたのだろうとは想像できた。]
――だったら、どんな顔をして欲しいんだ。
[酷薄な面持ちは、やはり拭い去れないまま。 ベネットを担いだ彼女に続いて、雨天の下へ。 脚は真っ直ぐに、サイラスが眠るその場所に向かう。 既に二人分の穴の形があるのが目に見えた。]
(19) 2013/06/07(Fri) 02時頃
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/* ぶろりんに遺体運ぶの手伝ってって素直に言えば好かったと後悔。 ひとりにしちゃってごめん、ね……!
(-6) 2013/06/07(Fri) 02時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/07(Fri) 02時頃
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……風邪引くぞ、と言っただろう。
[傘を持ちながらも濡れたままのシメオン>>20に、 全く人の事は言えない呟きが零れ出た。 彼の刃の先が今、己に向かうか否か、は この時の男の思考には無かった。
己の方に傘を差しだされることが無くとも、 然程気にもしない様子で。 背負ったミルフィの身体を、ベネットとは別の方の 墓穴へと横たえた。]
(24) 2013/06/07(Fri) 02時頃
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[したい顔をすれば、と言われたその時>>23は、 瞬き一つもせず、黙りこくっただけだったが――。]
……あぁ、そうだな、
[二人の死者が新たに眠る土の前。 ミッシェルの傍でふっと浮かべたのは、微かな苦笑い。 それも決して、「したい顔」そのままでは無く、 素直になる、ともまだ告げられぬままだったけれど]
だったら、そうするさ。 君や皆に、怖い思いをさせてしまうのも良く無い、と。 ――そう思えるように、なった。
[遺体に土を被せ終われば、もう此処に留まることも無く。 雨濡れのまま、集会所の方へと引き返していった。]
(29) 2013/06/07(Fri) 02時半頃
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[それからは、飯の準備が出来ている筈だ、と 広間に向かおうとし――雨濡れの姿を思い、一度客室へ。 着替えを済ませてから、今度こそ広間へと。
己の頼みを引き受けてくれたブローリン>>21には、 巧くは作れない微笑と共に、礼を述べた。 その彼が食事に手を付けていないらしいことに、 この時抱いたのは怪訝では無く、心配の方で――。
その後再び客室に戻ったのは早い時間に。 血の未だ染みた衣服に、短剣に、首飾り。 拭うべきそれを拭うこともしないまま、 ベッドに身を預ければ、意識は直ぐに落ちていく。**]
(30) 2013/06/07(Fri) 02時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/07(Fri) 02時半頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/07(Fri) 03時頃
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― 翌朝・客室 ―
[未だ雨音止まぬ中、湿気に混ざる血臭はミルフィのもの。 夢に見た女の姿は、彼女に似て、想い人にも似て――。 胸の内には確かに甘い痛みを覚えたのに、 目覚めたその眼は、涙ひとつ零せていなかった。
果たして彼女は本当に人狼で、これで全ては終わったのか。 その思考も今は、何処か鈍い――頭が、鈍く痛む。]
やっちまったな、風邪……。
[昨日言い返してきたシメオン>>32に、 それもそうだな、とため息交じりに呟いたことも 思い出されれば、今一度洩れる溜息。]
(54) 2013/06/07(Fri) 18時頃
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[ブローリン>>28のノックの音に身を起こし。 色の無い顔で扉を開ければ、端的に訃報を告げられた。]
そうか、彼女、が。 ――未だ、人狼は居るん、だな。
[如何して彼女の部屋に、と問わなかったのは 昨日ベネットを見つけた己と似たようなものと思ったから。
こうして身支度を整えて男が部屋を出たのは、 風邪気味の所為か、幾らか遅れてのこと。 血塗れのナイフも、首飾りも、昨日と同じように携えて。]
(55) 2013/06/07(Fri) 18時頃
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――素直に泣いてやれる、かな。
[ひとりでももう、きちんと泣けなくなった。 そんな心も何処か壊れているのだろうという意識。 けれどそれにも、あまり怖さを覚えてなかった男は、 ミッシェルが「怖い」と言ったものが何か>>31 まるで気づいていなかった。]
(59) 2013/06/07(Fri) 18時頃
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[やがてシビルの客室にて、生き残っている他の3人の姿を捉えた。 何かを話すふたりにも、机の上にちらと見えた紙>>40にも 視線は赴いたが――その前に、無残に置かれた遺体の許へ。]
……騙されたまま先生が殺されるのが怖かった。 リッサがそう、言っていたのに、な。
あいつが慕っていたあなたのことも、護れない、か。
[零れた声を聞き拾えるのは、幽霊くらいのものだろう。 偽りの告発を吐く女が、ただ一度だけ告げた真実>>0:37。 彼女がシビルの夫の何を見聞きしてそう想ったのか。 実際のところ、人狼の思惑は如何であったか。 そこまでは、震える女の言葉からは判らなかった、けれど]
(60) 2013/06/07(Fri) 18時頃
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/* うん、如何してもこれだけは落としたかったん、だ。>>60 リアクション遅くなってしまってすみません……!
(-17) 2013/06/07(Fri) 18時半頃
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[目を伏せたのは少しの間。意識は再び、生ける者たちへと。 ブローリンの唇が引き結ばれていた訳は未だ判らぬものの。 再び、机の上のそれ――ミッシェルと同じ色の金糸と、 灯りに照らされたダークブロンドの、数本の獣毛を見詰めた。
獣の毛色の方も、見覚えが無い訳では無い。 人の毛色と獣のそれを、同列に考えて良い訳ではないとも思えど この微妙に暗くも見えるいろは――。]
これらは――… 此処で見つかったもの、かい。
[問い掛けは、集まった者の目をそれぞれ一瞥しながら。 前髪に隠れた眼さえも、射抜いて確かめようとするように。**]
(61) 2013/06/07(Fri) 18時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/07(Fri) 19時頃
黍炉は、ブローリンに話の続きを促した。
2013/06/07(Fri) 19時頃
黍炉は、ミッシェルに話の続きを促した。
2013/06/07(Fri) 19時頃
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らしい? ……あぁ、そうか。
[訃報を報せたブローリン>>62なら現場のことも知っているかと 何処かで思い込んで居たために、瞬きつつも。 直ぐに、単に見落としていただけかと思い至った。]
――――…
[その前髪の隙間から、微かに移ろう瞳が見えた気はしたが、 影の所為もあり、その色彩まで判りはしなかった。]
(66) 2013/06/07(Fri) 22時半頃
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[獣毛と共に紙の上にあった、ミッシェルのものと思しき髪に、 まさか――と内心思いはしていたのだが、 頷いた彼女>>63は、特に目を逸らしたりなども しなかったように見えた。]
シビルの傍に、か。 確かに、どう見ても違う色――。 やはり、彼女を殺した人狼のものだろうな。
[己の黒髪とも異なるそれは、けれど灯りの角度の所為もあり、 この時は、誰のもの、と言い切ることもできない。]
手に取って、もっと良く見てもいいかい。
[摘み見せられた一本の獣毛に、手を差し出した。]
(67) 2013/06/07(Fri) 22時半頃
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黍炉は、シメオンの反応も、窺いながら。
2013/06/07(Fri) 22時半頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/07(Fri) 22時半頃
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/* あっしまったな。ミッシェルへの反応、村側に都合良すぎる印象にしちゃった気が。
(-21) 2013/06/07(Fri) 22時半頃
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/* と言いつつ、ぶろりんとみっしぇる、どちらを吊るべきか 未だに悩んでいるところ。 明らかな手掛かりを落とした方か、死にたい方か、で。
(-22) 2013/06/07(Fri) 22時半頃
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[ミッシェルから手に乗せられた獣毛を、抓みあげて見詰めた。 指で少し擦れば、言葉の通り、何処か異なる手触りのよう。
――見た気がした、と。 初めに彼女がそう言ったことには瞬けど、 続く言葉に、暫し間を置いて]
似たような現場は俺も幾つも見てきたが、 見覚えがあるから――とは思いはしなかったさ。 だから君が、最初にそう思ったのだとしたら、 それは不安の所為か、或いは――…
[本当の見覚えの可能性、と含ませながらも。 形ある証拠の方に、今一度視線を向ける。 ふっと思い出されたのは昨日のミルフィのことで、 けれど結局、判らず終いなまま、で――]
(74) 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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[シメオンからの返答が来なかったのは、 おそらく既にふたりからの答えがあった所為とは思う。 彼の瞳が己と交わらないのは、目を逸らすと言うよりは 違う人の方を見詰めていた、といったようで――。 結局、そこに滲む色は巧く判らなかった。
――やはり、誰の目を見ても解らない。]
怪我したら、か。 それで見れるものがあるなら良い、が――。
[確かに大げさな反応でもあれば、とは思ってはいた。 淡い金糸、暗い金糸――。 視線はその三者のあと、再び、ダークブロンドの方へと。]
(78) 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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/* うーん。俺にまで疑いの可能性が来る(票ばらける)と、 吊り襲撃被りが起こりそうな気もして、ちょっと怖いんだよな。日程的に。
そういう意味でも、吊り先は確り判る流れだと、と思うんだけれど どう動こう、か、な……。
(-23) 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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[ブローリン>>76の見解は、決して的外れではないと思う。 それに従えば、黒髪の男も疑う対象になる訳だが、 それでもこの男は、自分が人狼やも、と思うことはしなかった。]
それでも、本当の意味での手掛かりは、 これしか、ないじゃあ、ないか――。
――――…
[シメオンの言動>>77から、このふたりの間で 事が起こる可能性は見ていた。 今はまだ抜かないが、懐に忍ばせたナイフの存在は意識する。]
(80) 2013/06/08(Sat) 00時頃
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[――わからない、と。 その言葉は昨日も、別の少女の口から聞かされた。 この胸に縋りついた彼女を手に掛けた男は、 まだ命を繋いでいる女>>79に、ぽつりと問う。]
ミッシェル。 君は、…――もうダメって訳では、ないよな。
(84) 2013/06/08(Sat) 00時頃
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[光の当たる箇所が変われば、目に映る色合いも微妙に変化する。 その獣毛の色彩の移ろいを確かめながら、 やはり彼が――と、ある一人を心の内に思えども。
そんなことを悠長に告げる余裕がないことは この場を見れば明白だった。]
殺されてもいい、なんて村人は居やしない。 俺は、一人でも多く、無事に生かしてから……
[それでも本気で死の意思があるならば。縋りつかれたら――。]
(87) 2013/06/08(Sat) 00時頃
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