142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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― 村はずれの住処・深夜 ―
[>>8ユンは何かを感じ取り、覚醒した]
(近い)
[宿敵の気配を感じる。 息を殺しながら小屋の外に出る。 木々がざわついている。夜の闇が濃い。空が……重い]
(吸血鬼が狩りをしているのか?)
[ユンの背中にジワリと汗が滲む]
(28) 2013/09/01(Sun) 12時頃
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― 翌朝・村はずれの住処 ―
[ユンは近くの川で体を洗った後、人里へ降りる準備をしていた。 >>28あれから、結局気を張りすぎていて一睡もできなかった]
(まずはライジを探すか)
(29) 2013/09/01(Sun) 12時頃
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― オクト村 ―
(なんだ?)
[人里に降りてすぐに、ユンは違和感を覚えた。 もともとよそよそしかった村人達の視線が、これまでよりもさらによそよそしい。いや、よそよそしいのではなく明らかな警戒感でもってユンを見ている]
おい、そこのあんた。すまないがライジと言う男の家を。
[近くを歩く村人に声を掛けるが、あからさまに拒否反応を見せ、ユンの前から逃げるようにする]
(30) 2013/09/01(Sun) 12時頃
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[その後、村人何人かに声を掛けたが、皆が似たような反応だった。 あまり頭が良くないユンにも察しが付く]
(どうやら疑われているらしい)
[昨日深夜に行われたであろう吸血鬼の狩り。おそらくはすでに死体が見つかっているのだろう。これの犯人として村人はユンを見ているのだ]
(厄介だな)
(34) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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[この距離ならば、それほど不自由なく会話が出来るだろう。そう考えてユンは声を飛ばす]
おい、聞こえるか。ユンだ。 お前の家はどこだ? それと出来れば裏口か何かはないか? もしくはどこか人の居ない場所かどこかで落ち合いたい。
(=1) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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教会か。 分かった。
[短く答える]
(=3) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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― 教会・薔薇庭園 ―
[ライジからの『声』での指示に応じて、教会を目指す。 なるべく人目を避けるようにしてのその道中で、薔薇庭園を通る。 吸血鬼の気配が残されているのに気付く]
吸血鬼と教会と薔薇か。 嫌な組み合わせだ。
[都合、何度か吸血鬼と対峙したことはあったが、教会周辺に苦も無く出没するタイプは面倒なのが多い。 それに吸血鬼には薔薇からも精気を吸える個体も居ると聞く]
験が悪いな。
[ついつい師匠の口癖の一つが口を吐いて出た。そのことに苦笑しながらユンは教会へと入った]**
(35) 2013/09/01(Sun) 13時頃
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― 教会 ―
[礼拝堂の端の席に座って、ライジが来るのを待つ。
牧師か神父は居ないのだろうか、と言う疑問が出るが、小さい村だと農家との兼業と言うもの考えられそうだ]
今度の吸血鬼には十字架は効くのだろうか?
[礼拝堂中央に設置された十字架に目を向ける。 十字架を苦手とする吸血鬼は多いが、それが決め手となる者はそれほど多くはなかった]
大蒜のほうがまだ頼りになるだろうか。
[これも気休めだが、シメオンに大蒜を用意してもらうのもいいかもしれない]
(43) 2013/09/01(Sun) 16時半頃
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― 教会 ―
[人間愛を説く象徴である十字架を見上げながら、ユンは師の顔を思い浮かべる]
俺は今度も勝てますか? 師匠。
[別にユンは、人間を愛しているだとか人間のためだとか、そのような殊勝なことは考えていない。 人間である師を尊敬し、敬愛していたが、人間自体を好いているわけではなかった。 当然だ。これまで多くの人間の命を奪ってきたのだ。人間を相手に友情だ、愛情だとか、そんな感情は沸いて来ない。沸いて来たとしても欺瞞である。 20年前まで妖魔や妖精、吸血鬼などの魔物を数多く殺して来たが、やはり人間を一番多く殺した。 ならば人間に殺されるのが道理]
『役目を果たした後、お前は人間に殺されろ』
[師匠もそう言っていた]
(44) 2013/09/01(Sun) 17時頃
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お前がライジか。
[自分の身を明かすために、ライジの声に応える]
(=7) 2013/09/01(Sun) 18時半頃
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[>>=6ライジの指示に、]
分かった。
[と、短く応える。それから若干の落胆を言葉に乗せる]
仲間は、他に居ないらしいな。
(=8) 2013/09/01(Sun) 18時半頃
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― 教会⇒小屋へ ―
[ユンは二言三言、ライジと『声』で会話を交わした後、ライジとは少し時間を前後させて教会の離れにある小屋へと向かう]
(仲間はあいつ一人だけか)
[覚悟していたことではあるが、やはり心もとない。 やがてユンは小屋へとたどり着き、その戸をくぐった]
(56) 2013/09/01(Sun) 19時頃
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― 小屋 ―
[適当に椅子を見つけて、ライジの前に座る。それから>>=10の質問に対して首を振り、それから逆に単刀直入にいくつかの質問を切り出す]
吸血鬼の数は? 吸血鬼の素性は知っているか? 一応訊くが、昨日は狩りをしていないな?
[それから一つ間をおいて]
お前は戦えるか?
(=11) 2013/09/01(Sun) 19時頃
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[ユンはライジの質問にまず答える]
人狼と吸血鬼が共存することは、不可能だ。 かつて、それを試みた者は悲惨な末路を辿っている。
[それについては、これで終わりだと言わんばかりに、ライジの知る吸血鬼に話しを移す]
吸血鬼の数がどれほどかは分からないが、まずはそいつをどうにかしよう。 戦ったことが無いと言うなら、無理はせずにサポートに回れ。
(=13) 2013/09/01(Sun) 20時頃
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おそらくは殺すことになるだろう。
[そう答えつつ、決して言葉には出さないが、ユンは>>=14ライジの態度に好感を持った。 ライジから躊躇を感じたからだ。
かつてライジと似たような境遇にあって、初めて吸血鬼と戦おうという若い人狼に出会ったことがある。そいつは躊躇も恐怖も無く、高揚感に囚われていた。 だが、そう言う奴に限ってあっけなく殺される。
それをもって、ユンはライジを初戦と言えども、それなりに戦える者だと判断した]
村から追い出す、または俺たちが村から逃げ出す。 と言う選択枝もないではない。 だが、吸血鬼が果たしてそれに乗ってくれることはまずありえない。 追い出そうとしても抵抗する。逃げようとしたら追ってくる。 俺たちはそう言う関係なんだ。
(=15) 2013/09/01(Sun) 20時半頃
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[>>=16ライジの問いに、ユンは吸血鬼の弱点を一つ一つ挙げていく。 十字架、大蒜、心臓に白木の杭、日光、流水。 それらを挙げた上でユンは続ける]
だが、あくまでこれらは苦手と言うくらいのものだろう。 十字架や日光で倒せるような手合いではない。 結局は、俺たちの身体能力と爪と牙が最大の武器になるだろう。
吸血鬼に致命的な傷を負わせることの出来る特別な物もあるとは聞くが、残念ながら俺は見たことは無い。
(=17) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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……。
[ライジの疑問に対して、ユンは一度沈黙を見せてから答える]
確証はないが、おそらくは俺たちにとっても致命的なものになるだろう。 俺の師匠がかつて俺に言った話では、人狼と吸血鬼はその昔、元々は同一の存在だったらしい。 祖を同じにしていたんだ。 だから俺たちと人狼の間にはいくつかの共通点がある。 だから弱点も似た部分が出てくるだろう。
俺たちとて、白木の杭で心臓を突かれれれば痛いではすまないだろう?
[と、冗談か冗談じゃないのか分かり難い表情でそんなことを言った]
(=19) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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― 教会近くの小屋 ―
[声でひとしきり話をした後、ユンは腰を上げる]
さて、そろそろ俺は出るぞ。 その件の吸血鬼の居場所を教えてくれ。 始末をつける。 お前はこの村に住んで長いようだし、まだ派手に動かない方がいい。
(66) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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― 教会の小屋⇒サミュエルの家 ―
[ユンは人目を避けるようにして、ライジから伝えられた家へと向かう。 長話をしたせいか、日が暮れ始めている]
(69) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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― サミュエルの家付近 ―
[>>73件の男はすぐに見つかった。 歳若い男。木陰で何か考え事をしているようだ。 ユンは普通に、世間話でもしに来たかのように、サミュエルへと近づく]
唐突で悪い。 お前を殺しに来た。 どこか人目の付きにくい場所はないか? それとも今すぐここでやるか?
[端的に用件を告げる]
(75) 2013/09/01(Sun) 22時半頃
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(そうか言葉を発っせないとかライジは言っていたか。俺の声も聞こえないか……)
[ユンには>>77サミュエルの手話を介することは出来ない。少し思案した後、サミュエルに対して殺気を放って見せた]
これでわかるだろう? 俺は人狼だ。 お前を殺しに来た。
(79) 2013/09/01(Sun) 22時半頃
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(笑った?)
[>>83少年……サミュエルのその表情を見て、悪寒が走る。 笑みとは、人間の世界では友好の意味で使われるが、動物の世界では威嚇を意味する場合があると言う。
ユンは『動物の勘』の告げるままに、戦闘態勢に入った]
(いまここでやる!)
ハッ 覇!
[大地を踏みしめ、渾身の拳をサミュエルへ叩き込もうとする]
(86) 2013/09/01(Sun) 23時頃
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速い……。
[>>88飛び退るその動きに驚愕する。ただの吸血鬼では……無い。 この速力を凌駕しなければ、致命打は与えられそうにない]
ならば!
[ユンはサミュエルが>>90攻撃に入っているのを知りながら敢えて、力を足に溜める動作をする。そして、]
絶招歩方!
[大地を強く蹴り、その身を矢のようにして前進させ、相手に体ごと拳を叩き込む技。 果たして、どちらの攻撃が先に発動するのか……]
(94) 2013/09/01(Sun) 23時頃
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