17 吸血鬼の城
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薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!
2010/06/21(Mon) 23時頃
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―食事の間―
[引き寄せた詩人の腕から滲む鮮血。 薄い笑みを浮かべた詩人へ、残酷な一言を向け]
朝露などと可憐なものか。
……お前の血は吸い尽くされ 干からびた身体はうち捨てられるのだから。
[首筋へと顔を埋める。 流れる銀糸が一瞬彼の視界を埋め尽くした]
(0) 2010/06/21(Mon) 23時頃
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/* 一瞬何の事かと。 ヘクターヘクター吊られてしまうのか 残念すぎるよ。 セシルはそうか狼になるのか。
襲撃は私で無いほうが良いだろうな。 サイラスかローズか。
(-6) 2010/06/21(Mon) 23時頃
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―食事の間― [甘いにおいは、部屋に飾られた薔薇のものか 其れとも毀れたワインが香るのか。 まだ血の通う首筋に、冷たい唇が触れる。 音を立てた口付け 戯れに与えた其れは、可笑しなほど耳に届いた]
……ン……っ
[ぷつ、と皮膚を牙が突き抜ける音 じわりと広がる血の味は、ローズマリーと交わしたものより幾らか濃く苦い]
嗚呼……ロビン
[遣いを寄越して間も無く。やってきた従者>>4に熱を帯びた声をかける。まるで彼に施しを与えているかのような呼びかけは、戯れ半分]
(7) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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[戸を開けたままの従者に咎める声はかけない。 彼に覗かせる心算で呼んだのだから]
幾ら口で拒んでも――…ふふ もう力が抜けてしまったのか?
[吸い尽くすまでには未だ時間がかかる。 食事を愉しむ城主はことさら、獲物をいたぶりながら喰らうのだ。 力の抜けた詩人の身体を担ぎ、食事のテーブルへと押し付ける。 被さるように、再び首筋に顔を埋めながら耳元で囁いた]
そら……心地良いと、素直に認めてしまえばいいのだ お前が今まで経験してきたものと、どちらが良い?
(15) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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[何年ぶりだろう、 聲が増えた]
目覚めた……か
[離れた場所の同胞に、 満足そうな声音を向ける]
(*3) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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[城主は詩人に問い掛けながらも、答えを求める風ではない。 傍らにある血臭と、>>19開けた扉の傍から流れてくる僅かなにおいと。人間の苦悩と葛藤を間近に感じ、胸が満たされていく]
人間ながら、よく出来た従者だ……そう思うだろう。
[詩人の瞳の力が弱まっていくのを酷く満足げに見つめ 渇きを満たす為に、再び彼の首筋へ牙を立てた。 カチカチと、規則正しい音は時計の秒針 段々と音を失う詩人の身体が完全に止まったのは、 数えて幾つめだったか、直ぐに忘れてしまった]
牙を立てた首筋から血が抜かれる感覚。 人の身では味わえぬ愉悦 其れを持ってしても、快楽に落ちなかったと言えるのか?
[唯一その問い掛けに答えることの出来る彼の唇からは、最早なんの詩も生まれては来ない*]
(28) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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/* もうだめだなんだこのこ
ロビンをぎゅーしてめちゃくちゃに愛でたいです。 なんでこの子の血吸っちゃいけないの神様ー!!!
(-19) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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く……くく
[加減もせずに力を注いだのだろう。 吸血の本能に襲われているらしい薬屋の聲 城主は事も無げに言ってみせる]
渇くなら、満たせばいい。 血が 欲しいのだろう?
[一時ならワインで誤魔化す事も出来るだろうが 其れを教える心算は、己には無い]
この城に招いた人間はまだ幾らも居る。 其処の従者は、お前の従者でもあるのだ 好きに使うが良い。
(*5) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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―食事の間― [物言わぬ屍となった詩人の身体をテーブルに置いたまま 城主は戸口を振り返った。 詩人を取り押さえた時に乱れたローブは、前が肌蹴け 毀れた血が象牙色の肌を彩っている]
……ふ、ふふ
[上機嫌な笑みを浮かべ 職務に忠実な従者を眺める。 食事の後の血臭を嗅ぎながら、舌なめずりをする城主は 益々妖しさを増して、ただそれだけの仕草すら淫らに見えた]
黒薔薇……お前は、
ひとにしておくには、惜しいが 簡単に堕としてしまうのも、惜しいな。
(39) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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サイラス。
[人であるときの名を呼び、男を止める]
……血の吸い方は、知っているか? 間違えるな あれは、未だ殺してはならん。
(*9) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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そうだ――…その輪を嵌めたときより お前の全てはわたしのもの
[銀の輪がたてる音は、城主の耳にまで届く。 艶めいた笑みを浮かべたまま、横たえた詩人の身体を傍に 此方へと向かう気配を捉えた]
間も無く客人がやってくる。 ……退屈しているのだろう、彼らの相手を頼むぞ。
(51) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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そう、殺すな。 ……アレの血を吸っても構わぬが 殺してはならぬ。
[幾度となく我等に血を捧げてきた 白薔薇ならば構わないと城主は告げ けれど、殺すまでは吸うなと念を押した]
――…私のローズ お前が嫌だと言うならば 私は其れを止める事もする。
お前の望みは、何処にある?
(*11) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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/* ああなるほど理解。 ヘクター←サイラス セシル←ローズ
これが一番みなの希望汲んでる?
(-32) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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私のローズ……お前は何も我慢する必要は無い。 お前の望むままに あれはお前が作った眷族だろう?
[彼女の心の内を知ってか知らずか。 心もとない聲へ、城主は優しく語り掛ける。 まるでひとの兄妹を錯覚させるような]
(*13) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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/* ところで デフォルト襲撃はロビンでした。 襲撃したいです 襲撃じゃなくても吊りでもいいんです ロビンもぐもぐしたい ロビンはむはむしたい
(-33) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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―食事の間― [屍骸となった詩人の衣服に手をかける。 毀れた血は其処にも滲んでいた]
……心無き骸ならば 辱めようと、構うまい?
[ひとりごちる。 扉の向こう側では、記者と従者の会話がある。 人は益々増えるだろう 其の前にこれを片付けねばと思えども 思う様に血を啜った直後とあれば、今だ治まりきらぬ熱が 体中を渦巻いている]
(70) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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私のローズ お前が此処以外に何処へ行くのだ?
[可笑しな事を言う そんな風に笑い]
……お前は、わたしのもの。 そうだろう?
(*16) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[ぷつ、と衣服を留める釦を外し 詩人の首にかかる懐中時計をつまはじく]
……時を止めた主と共に 朽ちるが良い
[己の牙で指先を食む。 鮮血がぽたりと銀に落ちると 其処からじわじわと錆色が広がっていった]
――…外が、騒々しいな。 興が削がれてしまったではないか。
[けれど溜息は熱い。 食事の間からは抑えきれぬ血のにおいが広がっている]
(83) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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そうだ、 お前は私のもの。 そして 新たに生み出した眷属は、おまえのもの。
[力関係を改めて教え込むような淀みない聲 熱を帯びているのは、食事の後ならば致し方ないもの]
憂いを帯びた貌も美しいが ……お前にそのような揺らぎを与えるものは 相応の罰が必要だ。
どうしたい、私のローズ お前の望みを言ってみろ。
(*18) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[ぴちゃ、と指を舐るおと。 片手が血の抜けた肉をなぞっている。 屍骸を辱める筈が、其の先へ続ける気は萎んでいった]
……所詮、抗えぬものだ。 素直に身を任せれば、もっと――…楽に逝けたものを。
[満ち足りた後に襲う空虚感。 今宵は一段と強い。 ロビンが此方へ目を配る仕草に気付き、城主はひとつ頷いた。 通しても構わないと許可の合図]
(99) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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お前は、わたしのもの。 お前の物は、わたしのもの。
[くすくすと、吐息交じりの笑み。 虚しさが混じるのに気付かれても、答えはしない]
私の悦びか、そうだな ――…其処の人間だったものに、客人を襲わせてみたい。 共に閉じ込められたはずの人間が 同じ立場の人間を襲う――…
良い見世物だと、思わないか?
(*20) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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/* あれ、>>105〜だろうって ……それ、NGなんじゃないんだろか。
まあ、そこで喰らうなら 襲撃はローズにくれるってことだよね。
(-43) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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[戸口からは離れた場所。 此方の様子が何処まで見えるかは判らない。
行儀悪くテーブルに腰掛けた城主は ローブの前が肌蹴け、毀れた朱に飾られた肌を晒したまま 片手が長い髪をかきあげる。 気だるげな所作も、纏う香も 虚無を見つめる瞳の色に染まっていた。
ざわりと影が、詩人の骸を取り囲む]
(109) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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――…サイラス。
[男は何処まで見ているのか。 タイミングを見計らったかのように名を呼ぶ]
聞こえてはいるだろう? 私の聲が。
従者で遊ぶのは、程ほどにしておくことだ。 お前にはしてもらいたい事があるのでな。
満ち足りてしまっては、困る。
(*22) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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私のローズ。 ……新たな同胞は気に入らなかったのか?
[血を分け与えた後の 彼女の心の揺らぎ 幾らか案じる風な響きを持った聲をかける]
ならば、次はお前が選ぶと良い。 お前の気に入った人間を 眷属に――
(*23) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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/* 物凄い譲歩だと思うんですが。 セシルのもてもてっぷりが眩しいぜ。
城主ですか? ロビン可愛い ロビン可愛い ロビン可愛い (以下延々 きっとローズよりお気に入りですよ、これ。
(-44) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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ふ……
[城主には其の瞳の変化も、”視えている”。 薄く笑い]
メアリー・トレメイン 覚えていよう? 後は、お前が毒華にしてしまった あの葬列の娘
二人には是非、新たな姿を見せてやる事だ。
[襲え、とは言わず 彼女たちに其の姿を見せろと告げるだけ]
(*26) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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―食事の間―
ふ……
[吐息を洩らす。 >>119記者の問い掛けに、億劫そうに首を傾いだ。 流れる銀糸が、燭台の灯りで紫に染まっている。 骸はざわめく影が暖炉から続く暗い穴へ、引きずっていく所だった]
記者としての質問か? ……可笑しなことを問う。
食事をするのに理由が必要か。
(127) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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嗚呼……確かに、其の通りだ。 血を与えすぎたか? 欲に忠実に向かった先が白薔薇とは――…
[漸く紡ぎだした、恐らくは彼女の本心を聞き 城主は同意を向ける]
それでは、薬屋への仕置きは私が。 お前にはもう一度機会をやろう。
分け与える血の量は、違えぬようにな。
(*29) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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そう、其の2人の娘に変わり果てた姿を晒すが良い。
[>>*27サイラスへ、冷たい声音が降り注ぐ]
ただし どれほど渇き、疼こうとも 其の二人の血は吸わせぬ。
私のローズを、軽んじた罰だ。
[反動が何処へ飛び火するか、其れもまた見物。 内心で思いながら、新たな同族に告げた]
(*30) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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―食事の間― ……ふむ
[距離を詰めた記者>>132を、吐き気を催したらしい青年を>>133ひらり手招く。 ただ其れだけの事だと言うのに、座るテーブルが寝台に見えるような、淫猥な仕草]
今までも、幾度か宴は開いてきたが ……理由か
食事も毎日同じでは、飽きるだろう たまには趣向を凝らすべきだと、そう思ってな。
何より此処には娯楽が少ない。 先に言わなかったか? 私を愉しませてくれと。
(137) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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吸血の欲は、思ったよりも強いもの。 与えすぎては其れまでの全てが消え去ってしまう。 心せよ。
[>>*31ローズマリーへ向ける城主の言葉には、彼女が記憶をなくした理由がある 幾度も与え続ける事でより 闇の住人へと変わってゆくはずだった。 それでも、人のこころ、感情と言うものは 中々消え去るものではないようだが]
――…あの詩人は、しかし 惜しかったな
[喰らった後で、そう呟く]
どうせなら、無理矢理に血を与えてやればよかったか。 抗われてつい我を忘れた――…私もまだ、青い
(*33) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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――…良い子だ。
[>>*32城主に従う彼の言葉 思わず笑みが毀れる。
其の先にある彼女たちの、彼自身の 苦しみを思って]
(*34) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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黒薔薇。 ……武器を持った人間が、増えたのは気づいているな? 猟銃の女だけでなく、客人に等しく目を配れ。
何かあればお前の判断で動いて構わぬ。
[控えている従者へそう告げて、再び視線は目前の人間達へ]
(146) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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いや……こうやって、『喰らう』のだ。 ただ、消すだけでは無いぞ? 私に従うなら この力を授け、新たに生まれ変わらせてやる事も出来る。
[>>141消すと言うのにゆるく首を振った。 流れる銀糸がローブの間から肌に毀れる。 鬱陶しそうに払い]
恐怖と絶望から逃れたいなら 私に身を任せ、深き闇へ堕ちるが良い。
[其の手を取れと言う風に差し出す]
(147) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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嗚呼……本当に、残念だ。 生まれ変わる時の、絶望の産声が聞きたかった。
[心底惜しいと呟く。 彼女の心のうちで叫ぶ声までは、聞こえない]
だが まだ人間は幾らも居る。
……次の余興を考えるのもまた、愉しいものだ。
(*36) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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/* ちょっとかなり 城主無双 な気がしてならん。
ご、ごめんよ 何処まで城主の力強めて良いのか 加減が難しい……
(-49) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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どうした……ベネット お前も此処へ来るが良い。
[擽るような声音で名を呼び、首を傾ぐ。 伸ばされたイアンの手を握り、くいと引きながら あいた片側の手を、白い指先をつと伸ばす]
――…化け物は、ひとを喰らう私か? 其れとも、醜い心を持つお前たちか?
私が望むのは、お前たちが私の下で踊る姿。
[微笑を浮かべ、肌を汚す血と同じ色の瞳を細めた]
(156) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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/* いあべねが見たい とかいう城主の個人的なアレは 却下ですねわかります
(-56) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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お前たちが言う化け物に 心があるとでも?
[>>158テーブルに座った状態では、引き寄せた相手を見上げる視線。 腕に顔を摺り寄せて、切なげに返す言葉。 >>161俯いた青年に伸ばした指先は 彼の袖を引くだけに留めた]
ただ喰らうだけでは……
力を与え、同族を増やしたいと思うのは 私が 誰より孤独だから、かもしれぬ。
[心が無いと言った其の口が孤独を呟き、 其れから自嘲気味に笑みを浮かべた]
(164) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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……あの詩人は、頑なに快楽を拒んでいたからな。
[全てが全てかと>>*37言うのには そうではないだろうと否定の言葉を送る。 ただ、其れまでに幾らかの間があった]
私は充分、愉しんでいる。 お前も――…お前は……愉しめているか?
[虚無が襲う。 食あたりかと笑い飛ばすには、少し重い]
(*39) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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詩人の血は、悪酔いするものなのか。
[肩を竦め、イアンの腕を解放する。 テーブルから居り 姉しかいなかったと訴える青年の前へ立つ]
嗚呼……此処十数年の話だな。 随分と賑やかになった。
私が生きてきた何百年の時は、お前にはわからぬもの。 お前が無くした肉親の痛みは、私にはわからぬもの。 ――…ミッシェル、だったか 食事を一々覚えてはいないが どうせ喰らうならお前の目の前で喰らってやればよかったな。
[覚えていないと言う姉の名を口に出し、残酷な笑みを浮べなおす。二人の間を通り抜け、背を向け歩き出しながら]
(174) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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イアン、お前がくすねた帳面 あの詩人の名も列ねておけ。
[記者へそんな言葉を投げ、食事の間を出る。 入り口に、>>172少女の姿を見止め その胸に揺れるロザリオに手を伸ばした]
魔よけの心算か?
(175) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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何もせぬうちから……随分と嫌われたものだ。
[血のにおいが己の魔力よりも勝ったのかどうか。 力の増した城主の手を跳ね除けた娘に、薄い笑みをむける]
そのロザリオの持ち主を、探しに来たのなら
[指差した先、イアンやベネットの向こうに暖炉がある。 蠢く影が片付けた屍骸はそこから続く深い穴の中へ。 錆た懐中時計はどうなっただろう、城主は其処まで気には留めず]
あそこだ。
[居場所を告げると、其のまま彼女の横を通り過ぎ やがて霧と変じて消えた**]
(178) 2010/06/22(Tue) 04時頃
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可愛いことを言う。 この狭い城のなか、離れている距離が寂しいか。
[柔かな声音で囁く]
――…私を求めるなら、名を呼ぶが良い。 何時でも傍に向かおう**
(*41) 2010/06/22(Tue) 04時頃
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――…嗚呼、聞こえている 愛しい 私のローズ
[>>*42小さな囁きも、全て 霧の包む城の中ならば城主の耳に届く。 娘の慟哭を後ろに 霧が留まるのは白薔薇の香に包まれた広間]
あの蒼天は、確かに 手にして留めておきたいものだが 元は人であるからか 執着の強いことだ
[呟く二人へ向けた声音は、微かな嘲笑を含む。 姿は今だ表さぬまま、気配を暫く残していた*]
(*44) 2010/06/22(Tue) 09時頃
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[城主は広間の片隅に佇んでいる。 気配を薄く、霧に混ぜて]
難儀な。
[思いはすれど、想いは無い 彼等と同じ言葉を口にしたところで 心は常に冷えたまま]
(222) 2010/06/22(Tue) 14時半頃
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そう、其れは執着。
[>>*45想いの無い吸血鬼には 彼女の心情は真に理解出来るものでなく]
愛しいだろう 傍に置きたいのだろう
お前達の望むままに――愉しむといい
(*50) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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――さあ 本性を隠す必要は無い 曝け出し、欲望のままに踊れ。 嗚呼 けれど、サイラス お前は暫くひとを喰らうな。
あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな
(*51) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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私のローズ
[呼びかけに、薄く笑みを浮かべて名を紡ぐ。 食事の後の、乱れた衣服は其のままに 姿を現し深紅の瞳で同胞を、従者を見遣り]
……逸脱したと感じれば、私が直接手を下すだけ。
[>>218一礼した黒薔薇に向けた言葉をまた 彼等にも向ける]
望むままに生きるが良い、私の薔薇達。 どの道、誰も私の元からは逃れられぬ。
(229) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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……私のローズ、それでもお前は――
[逃れる気は無いと言うその口が ひとであった頃城主に何を言ったのか 思い出す事を止め、緩く首を振った]
湯浴みを 着替えてくる。 流石に……食事の後の姿では 客人に失礼だろうからな。
白薔薇、黒には客人の監視を任せている。 お前には其れと合わせてローズの護衛を。 万が一があれば、解っていような……?
[手放す気は無いのだ。 館に漸く咲いた薔薇]
(234) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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[強い執着 ひとの感情では其れを愛しいと言うらしい]
……愛しい……私の薔薇達
[口にしても、何処か実感を帯びぬ言葉。 幾度繰り返しても、虚しさが滲む]
――…
[幸せそうに笑む人間達と、同じにはなれない あの表情を曇らせ、壊し、消し去りたい。 私のモノにならぬのならば]
(-87) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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[肌蹴た衣、流れる朱 まるで情事の後のような、気だるい仕草 人の目にはどう映るのか]
勿論――…お前は私の傍に。 何時でも 名を呼べば良い。
[直ぐに行くからと安堵させるように笑み 亜麻色の髪が揺れるのを見ながら その場から掻き消えた]
(243) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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―最上階/浴室― [私室から繋がる浴室で、バスタブの湯に浸かり 影に身を委ねている。 蠢く影は、新たな眷属の様子を伝えてくる。 彼女たちの反応、葛藤 其れでも己に従う彼の揺らぎを感じ、城主は愉しげに哂った]
そう、誰も私には逆らえぬ。 ……恐怖に怯え、平伏し 外聞も無く乞うが良い
醜い欲に塗れた人間の姿は……何より私の愉しみ
[バスルームには暫し水音と、低く甘い溜息が*響く*]
(251) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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―私室― [新しい夜着に袖を通す。 闇色の生地は柔らかく血の気の無い肌を包む]
……さて、何時まで我慢が続くだろうな。 血の渇きは私ですら そう長い間抑えきれるものではない 暴走した時がまた、見物だ。
[サイラスの様子を思い、嬉しそうに微笑みを浮かべる]
私のローズを軽んじた罰、としては軽過ぎたか
[身なりを整え食事の痕跡を消すと、城内を其の足で見てまわる事にした]
(292) 2010/06/22(Tue) 20時半頃
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/* 軽い軽い何度言う気か 文章がおかしいにゃー
(-99) 2010/06/22(Tue) 20時半頃
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[扉が壊れる音。 其の城の持ち主には聞こえ]
……馬鹿なことを。 宴を利用して 私を殺めに来たのでは、無かったのか
[低く呻く声で呟くと、先の扉へと向かう事にした。 夜着の黒が霧に紛れ 次に現れるは、件の部屋――壊れた戸口の前へ]
(304) 2010/06/22(Tue) 21時半頃
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―サイラスの部屋、扉前―
[扉の前へ、出口を塞ぐ形で現れる。 部屋の中を窺うには、城主を超えねばならぬ]
……
[倒れこむセシルと、庇うサイラス 襲い掛かる槍の先を、血の色をした瞳が睨みつける。 切先をずらす為に]
(308) 2010/06/22(Tue) 21時半頃
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白薔薇……此方へ お前の身で、其処に居ては危険だ。
[背後に人が近づく気配。 面倒な、と舌打ちをひとつ。 庇われた従者へ白い手を伸ばす]
早すぎる……嗚呼、確かに私がお前と向き合うには早いが ヘクター、気が違ったか 其の薬売りはお前と共に招いた客人だろうに。
(315) 2010/06/22(Tue) 21時半頃
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私が狂わせた……そうか。
[ヘクターの返答を聞くと、城主は満足そうな笑みを浮かべる]
……宴を利用…… 我が僕となれば力など分けてやろうものを あくまで抗うなら、好きにすれば良い。 其れもまた、一つの見世物。
[招きよせたセシルを黒の夜着で包み、 ふわりと、塞いだ扉の前から黒檀の窓辺へと身を移した]
精々、試してみるといい。 人間が我等にかなうかどうか――
(324) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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どうした、サイラス……?
[城主は薄く哂う]
力が足りぬと言うのなら 我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。
(*56) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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安堵せよ、白薔薇 お前は私が選び此処へ置いた、大事な従者 其の命、奪わせる気は無い。
[細腕の何処に力があるのか。 従者を傍らに抱え、音を立てて開いた窓辺に腰掛ける]
サイラス……その者ならば、許す。 お前の血、その人間にくれてやる事まかりならん。
[彼に命じていた罰を解く。 傍観を決め込みながら、グロリアの声に顔を上げた]
(338) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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[ヘクターの目的を聞き、 ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]
……其の男を、喰らえ。 二度と其の槍持てぬように
(*61) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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―窓辺―
……グロリア 会うのは何度目か、数えているわけではないが 名を聞くのはこれで二度目だ。
[>>329初対面と似た挨拶を受け、 城主は一度血の色をした瞳を戸口へ向ける]
宴の出し物を、見て行くか?
[二人が対峙する様子を、止めず そんな風に告げて薄く笑みを浮かべた]
(342) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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嗚呼、問題無い。
……愛しいローズ 狼藉者を相手にさせたくは無いが……
滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。 ……来るか?
(*63) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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―部屋内・窓辺―
人と魔の境界――…
[>>344人の口から飛び出た言葉に、 緩く首を振る。 黒薔薇が部屋へと足を踏み入れるを見遣り]
構わぬ、黒薔薇 手助けを許す。
[>>350許しを請う彼に一つ頷いた]
(353) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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最早此処にしか存在せぬ吸血鬼と 魔物狩人の対峙を、か?
[此処でなくても見れると言う女に ふ、と哂う]
……無粋な銃は好かんが 刃物が煌く様は、良いな。
[身を引くグロリアへ、それ以上視線をくべる事無く 目前で起こっている出し物へとまた意識を向ける。 部屋の外で十字を切る娘も、いまは興味の対象外]
(359) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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狩人が死ぬのは、嫌か……? 其れでは、薬師が消されるのは、どうだ?
[>>354腕に抱いた従者へ、問い掛け]
そう、境界を越えるなど愚かな事
[同意を示し、薄笑いを敷いた]
ひとは人でしかなく 魔と変じた人間は最早、人ではない。 静かに、見ているといい。 この哀れな舞台の結末を。
(362) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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――世界、か? 幾百年と独り渡り歩いた私に愚かな問い掛けだ。
数年の月日しか生きぬ小娘の知では 私の足元にも及ぶまいに。
[背を向けたグロリアを見遣る事なく声を落とす。 聞こえずとも、気にした素振りは無い]
(369) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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おいで、私のローズ。 ……白薔薇が少し、心散らされている。
[心を持たぬ城主には 彼を静める術が無い。 音も無く傍らに現れたローズマリーへ 城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]
(*66) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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[床に毀れた血を啜るヘクターを 其の背を踏みつけるサイラスを 見つめる城主の瞳は深紅]
私のローズ
[傍らに現れたローズマリーは、城主の表情に何を見たか。 闇で包む白薔薇を、其の髪を戯れに食みながら 黒薔薇の持つ鋭い刃に視線を流す。 煌く刃は足止めとなるか、止めの一撃となるか]
(377) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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――…ヘクター
[世界が視得る。 其れは、先刻の女が見てきた世界など 片隅程にしか思えぬ程の莫大な量。 知識、記憶、深い闇と――]
お前が知るには、重すぎるだろう
[>>379未だ人間である彼へ、城主は低く呟いた]
(381) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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[>>380白薔薇の呟きが傍にある。 城主は、吐息を洩らし首を振った]
物事には必ず結末があるものだ。 ……大人しく、見ているが良い。 ひとの……お前の手では止められぬ。
[暗く翳りを帯びた貌は少しの間俯く]
(389) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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私のローズ
[頬に触れる細い指に気付き、 そっと包むように手を這わせた]
少し、この場のにおいに酔っただけだ。 何も心配はいらぬ。
[終わらない、永遠の闇の果てにあるもの。 たどり着くには未だ、彼等には時が足りない]
(393) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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慈悲など……
[煌く刃。 残された言葉。
目は、逸らせない]
(400) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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