199 Halloween † rose
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全部食べて、いいよ。 いつかアタシが死ぬときは、アタシの魂を、シーシャが食べて。
[ずっと迷って、乱れてきた心が、すっと穏やかに凪を得た。 ああ、やっと見つけた。そんな思いで、背に回す腕に力を込める]
だからその時まで、ずっとアタシの側にいて。
[その願いの前には、輪廻だとか天国だとか、そんなものは天秤にも乗らない]
ね。いいでしょう?
[囁く声は、微笑むように穏やかに]
(@25) 2014/10/29(Wed) 01時頃
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[この陽気な悪魔が実はリアリストで、情だけではそうそう理を見失わないのは知っている。 彼には彼の生きてきた長い道のりがあって、そこに生きるものの理がある。それはわかるから、彼の言葉を遮りはしない、けれど]
――っ、
[だから、の先の言葉を予想して、口を開きかけて。続いた言葉に目を見開く]
……賭け?
[具体的なことはわからない。狡い条件、とシーシャが言うからには簡単なことではないだろう。わかっていて、それでも答えは最初から決まっている]
それで怖じけづくくらいなら、そもそもこんなこと言わないわ。
[無理を通すための一筋の光。 腕の力を少し緩めると、彼の顔を見ようと顔を上げる]
その賭け、乗った。
[また、危機感がないとか、わかってないとか言われるだろうか。それでもこの光を離すまいと、挑戦的に微笑んだ]
(@26) 2014/10/29(Wed) 02時頃
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[こちらの顔を見たシーシャが、次第にいつもの調子を取り戻す。 底知れない目の輝き。そこから生み出される何もかもは、いつも自分の想像の上を行く。
人の生を全うしろと、それが賭けになるのか、最初の段ではわからなかったけど。 続く言葉に少し眉を寄せ、目を瞬いて、息を呑んで。
“ずっと”一緒に。 その言葉に、くしゃりと表情を崩す]
シーシャ、本当に狡いわね。
[情けない顔を見られないよう少し俯いて、深呼吸。 手が震えそうになるのを、ギュッと組んで抑えて]
(@27) 2014/10/29(Wed) 04時頃
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……でもやっぱりツメが甘いわ。さっそくアタシが勝つ要素を増やしてるんだもの。
[ようやく顔を上げた時には、目を細めて得意げな笑み。
死ぬまでよりもさらに「その先」を、彼が望んでくれたこと。それが苦しいほどに、愛おしい。 これからの、人間にとっては長い年月、楽しいことも大切なことも、背負うものも増えるだろう。それでもなお、自分が負ける要素がなかった]
覚悟して待ってなさいよ。
[悪魔と人との、賭けのスタートに寄せて。彼の目をまっすぐに見て、晴れやな笑みを浮かべた]
(@28) 2014/10/29(Wed) 04時頃
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[あの時、あの砂糖菓子の店で。 ひとりだけのための、特別な菓子が必要なのだと伝えたら、勧められたのが「薔薇の蕾」。
蕾はゆっくり花開いて、今、大輪の赤を咲かそうとしている**]
(@29) 2014/10/29(Wed) 04時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 04時頃
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―昨晩:4回目のハロウィン―
[紡がれた言葉に返すのは一言だけ。>>@21 赤毛の彼が語るのは子供の好むお伽噺のような、青い青い綺麗事。 だが、なんとなく、そう言う答えが返って来るんじゃないかと。そう言う気はしていた。
繋がりを感じ始めたのは正体を明かしてからだったけれど、リーもアケノシンも、最初から自分を見てくれていた気がする。 化物だと知った今も尚、以前と同じ接し方で。 どこか救いのような物を感じていたのは、気のせいじゃない。
もう一人きり、寂しい思いはしなくていいのだと。 受け入れ、更に手を伸ばしてくれようとする姿を思い浮かべながら。]
[そう言えばこの男も、以前と同じ接し方をしてくれているのだなと気付き、心の内、礼を述べた。 口には出さなかったのだが。]
(@30) 2014/10/29(Wed) 20時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 20時半頃
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[年上の怪物に説教(のようなもの)を垂れる姿はやけに板についていて、 どうやら、教師と言う物が相当天職だったらしい。 しかし久しぶりに《らしい》顔で笑った男を見ると、ふと笑みを零した。
尾へのクレームについては、場所も構わず盛る奴には兎の尾がお似合いだと。 どうやら次回はそれらしい。 薬の成分と彼の体質を照らし合わせて、単品での発生に成功すれば尾の生える薬として売り出すか。 何の尾が生えるかは知らんが。
薬屋に帰って来た一人の空白と、そのまま帰って来なかった空白。 彼はその後を追いかけて、急いで立ち去った。]
(@31) 2014/10/29(Wed) 20時半頃
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そうか。
…逃げずに居てくれて、嬉しかった。
[薬屋に一人で帰ってきた空白には、そう、伝えて。 与えられた謝罪と、薬と煙草の香りで満ちた狭い店内。 その中に微か混じる、生者と砂糖菓子の香りと、一つの救いに、静かに目を閉じただろう。*]
(@32) 2014/10/29(Wed) 20時半頃
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―現在:5回目のハロウィン―
[調合した錠剤、粉末。棚の薬瓶。 薬草。箱や瓶の中でうごめくナマモノ。 乳鉢。曲がりくねったガラスの管。 古い古い紙の束。魔女の家から失敬した道具の数々。 埃っぽいキャビネット。倉庫に転がしてあった冷蔵庫。 その全てを放り入れても、トランクケース>>@23にはまだ余裕がある。
ケースを閉じ片手でぶら下げてもそれは軽いまま。 遠い昔の商人は珍しく高価な品だと言っていたがそんな事どうでもよく、どんな奴の作品かも特に気にしない。
日の高い時間帯にもかかわらず窓から覗いた空は随分暗く、魔女の術とはこうも面倒な物だったかと改めて知る。 続くハロウィン。華やかな祭にはしゃいだのはたった一日だったなと、今更思い出して。]
(@33) 2014/10/29(Wed) 20時半頃
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[小さな店内は空っぽで、残っているのはボロの棚とボロのカウンター。壊れかけの貧相な椅子。 《OPEN》《CLOSE》のリバーシブルの板を思い出したようにトランクに放り込んだ頃。
突然響いた大声>>12に肩が跳ねた。 急に何をと顔を出すより先、去って行く足音がする。
人には危険すぎる。外に出るな。 引きとめようと。言い逃げの背を追いかける様に扉を開けば、いつの間にか南瓜が増えていて。]
…。
[咥えた手紙>>14を開いてしまえば、追う足も声も、その場に縫いとめられたまま。 二つ目の救済の言の葉に、唇を噛んだ。**]
(@34) 2014/10/29(Wed) 20時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時頃
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言ったわね。せいぜい立派な椅子の隣に、アタシの場所作って待ってなさい。
[>>76 強く抱きしめられて、肩口に顔を埋める。人の身には"その日"までの距離はあまりに遠い。今更余計な我侭を言いそうで、ぐっと口を引き結ぶ。 湿っぽい顔は見せたくない。彼が思い返す自分の顔が、そんな顔では情けない]
シーシャが笑い転げるような土産話、たくさん作って持っていくから。
[声よ、どうか震えないで]
(@35) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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[>>77 窓の外は、まだ微かな動揺の気配を残しながらも、明るい祭の賑わいを取り戻している。永遠に続きそうな魔法も、かなり無理が来ているのかもしれない]
増えてるわねぇ、確実に。 ああそうだ、色々と報告もあるんだった。
[ニコラエから聞いた、魔法を打ち毀す方法。後で話すわね、と付け足して。
唇の端に落とされた、小さな、印。 相手をじっと見つめたまま、ぱちりとひとつ、瞬きしてから]
………ばか。
[少し掠れた声。顔を微かに歪めて笑う。 やっぱりズルい。とんでもない悪魔だ。 こんなにも、こんなにも、人の心をいっぱいにして]
(@36) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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[扉の閉まる音を聞いた後、そっと窓辺の水差しに寄る。 どこかに隠れていた妖精が、カーテンの影からこちらを伺う]
……赤い薔薇は、「愛と情熱」。青い薔薇は、「不可能」。 青い薔薇に、他にも花言葉があるのを知ってる?
[首を傾げる妖精に笑いながら、歪な赤い薔薇を手に取って]
奇跡、よ。
[その花びらに、口づけた]
(@37) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 22時頃
華月斎は、シーシャから少し遅れて自室を出る。
2014/10/29(Wed) 22時半頃
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―街へ―
[シーシャから少しだけ遅れて自室を出る。 廊下をぐるりと見回すが、幽霊モドキの姿は見えず。
それぞれの部屋にまた増えている、という事実は、まだ知らない]
時計を持った魔女、か。
[そう言われると、擦れ違うベルボーイやフロントの女性、ドアマンまで怪しく見えてくる。 ホテルの扉を抜けて通りに出ると、大きく息をして街の空気を吸い込んで]
……どうやって探そうかしらね!
[ノープラン。 どこかの店にでも入ったのか、シーシャの姿は見えない。 道端の菓子売りの露天に近寄ると、商品を選びがてら雑談を持ちかけた]
(@38) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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[ずっと、好意は薄々感じていた。 ただそれに明確な言葉は無く、ごくたま、微かに向けられる感情も知らない振りをしていればよかった。
と、言うのに。]
(@39) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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[心の何処かでずっと待ち望んでいた、受け入れてくれる人。
気付いた時には、続くハロウィンにそんな人間が増えて居た。 でもその重要さには気付けなかったし、自分が求めて居た事にも辿りつけ無かった。 だが今なら分かる。 分かるし、自分を押し殺すのはそろそろ疲れた。
ドナルドの奴中々教えるのが上手い。なんせ、俺が100年たっても分からなかった事を、たった数分で解いて見せたのだから。 短命の種は回り道をしない。限られた時間を真っ直ぐに、自分に正直に生きて行く。 かつては自分も、そうだった筈なのだが。
こんな自分でもいいと、愛し、共に行くことを望んでくれる存在。 ただ、ずっと望んでいた癖に一度に二人にも好意を向けられて居るとなると、自分も少々困ってしまうのだが。
それでも、 それでもキリシマと言う自分を愛して、手を差し伸べてくれた彼を、放って置く事はできなくて。 責任ぐらいは、やはり取らなければいけない。]
(@40) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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[手紙を運んだカボチャはそのまま。 路地に踏み出せば、再開したのが微か祭の音が聞こえて来る。 トランクケースは店内に置き去りで、手紙をポケットにねじ込むとゆっくりと明るい人並みの方へ。
ハロウィンはまだ続いている。]
(@41) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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[懐中時計を持った人物を知らないかと尋ねたら、ものすごく興味を持って食いつかれた。 自分が珍しい服装をした東洋人だからか、妙な妄想が膨らんだらしい]
はい、どーも、ありがとねー…
[話が終わる頃には、自分は国の重要機密を持って逃げ出したスパイを追うエージェントということになっていた]
……ていうか、担がれた?
[最終的に、袋に山盛りの菓子を買わされていた。 この調子で各店舗に聞き込みをしていったら、菓子まみれにされるかもしれない]
(@42) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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[買い物を終え、さて立ち去ろうというところで]
……わぁっ!?
[突然現れた存在>>+139に、度肝抜かれて大声を上げた。いつのまに現れた]
あんたどっから出たの!
[明之進が空中浮遊を会得したとはまだ知らない。 それ以上になにもしらない露天商が、ぽかんとした顔でこちらを見ていた]
(@43) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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[こほん、と小さく咳払い。 目で明之進に合図して、近くの路地裏に誘導し]
『すっかり幽霊ライフ満喫してるようだね』
[脱力半分で感想を述べた]
(@44) 2014/10/30(Thu) 00時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 00時半頃
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[元凶が捕まって、このループも早晩終わる。明之進から伝え聞くに、もうひとりの“見える人”の見解はそうらしい]
『似たような話を聞いたな。 魔女を殺すか、そいつの持ってる時計を壊せたら、この魔法を壊せるんだと』
[見つけてとっちめる、で話が止まっている辺り、時計の存在はわりと秘匿されていたものかもしれない]
『ちょうどその2人にも会ったよ。他は見てないけど……、まぁたぶん増えてるだろうね。 その状態になったら時計を壊すことも難しそうだから、そろそろケリをつけたいところだ。』
[ループに気づかなければ魔法の存在には気づけず、気づいても幽体では時計に触ることも難しかろう]
『時計を持った人に心当たりはない? ニコラエさんが持ってるのと同じ形で、古い懐中時計なんだけど』
[ほどほどにでも空を飛べるほど満喫したなら、街でなにか見かけてないだろうかと期待して]
(@45) 2014/10/30(Thu) 00時半頃
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[彼と二人で居ると、時間はゆるやかに流れる。
確か彼からは、明確な愛の囁きは貰って居ない。 ただ、注がれる視線や溢れる言葉の端々に好きだと。そう乗せ、贈られているのは痛いほど感じていて。
その優しさに満たされ甘えて、負の感情さえもさらけ出し沈み込み、包まれてしまいそうな自分が居た。 偶に子供のようにはしゃいだと思えば、次の瞬間には大人の、静かな顔をする。 異国の立ち振る舞いにも何処か惹かれて居るのは確かで。火葬はやはり恐ろしいものの、彼の居る国なら考えを改め移り住んでもいいかもしれないと、わりと本気でそう考えていた。
色々な事を考える癖に押し殺して口に出さず、抱え込んで不安に思う時もある。 放っておくのはいささか心配で、 この手が触れる事が叶ったのなら、あの夜に抱きとめ一夜を過ごして居たのかも知れない。
きっとあの、砂糖菓子と同じ甘さであろう口付けと共に。]
(@46) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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[ジェレミー曰く、店の南瓜に描いたは俺の顔らしい。
お前には俺があんな顔に見えるのかと、とっ捕まえて問い詰める機会はずっと失ったままだ。
あまり他人に見せる事の無い、人らしい感情を次々と引き出され参る事もある。が、迷惑では無く、むしろそれで良いのだと感じさせる明るさがあった。彼のそれはある意味魔法のようだと思う。 突っ走りがちで騒がしく、常に動きまわっていないと息が止まるのではと感じる。 自分と正反対とも思える彼に、呆れかえる事も少なくない。
世話を焼いてやらなければとついつい多めに手を出して。人間と言うより動物のようだと、いつか考えて居た事を思い出した。
ずっと過ごしたこの街を離れてまで、俺と共に歩んでくれるのかと。 連れ出すのは些か気が引けるが、本人がいいと言うのなら構わないのだろう。きっと。]
(@47) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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[ただ、彼となら、 何処までも自分で居られる気がした。
人間のフリをしたキリシマでは無く、ただのキリシマとして。]
(@48) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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≪…―――≫
[魔物の赤い声はやはり出ず、 代わりに出たのは、]
リー、
[代わりに出たのは人の声。 微かなその声は祭の喧騒に紛れ、静かに溶けた。**]
(@49) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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『あぁ、いや、謝ることじゃないよ。うん』
[ぶんぶんと手を横に振る。 そしてふと、意識が向くのは、明之進自身のこと]
『それで……つかの間の幽霊生活はどうだった? 何か心境の変化とかはあったかい?
ほら、よく言うじゃないか、臨死体験をして人生観が変わったー、とか』
[食べるかい?と、さっき買ったばかりの菓子を差し出しつつ尋ねる。麦を膨らませて甘く味付けしたような素朴な菓子]
(@50) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 02時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 02時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 02時頃
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[何度見ても不思議なお供え形式の飲食を見守って。お気に召したなら良かった、と笑う]
『……そう。それなら君にとっても、悪い経験じゃなかったってことかなぁ』
[眉下げて、でもどこかホッとしたように笑みを浮かべる。 相変わらず全てを話してくれてる感じはしないが、たしかに何かが変わった気配は感じられた。 その変化も、この事態の終わりを予感させるような気がする]
『で、ハロウィンが終わって、元の姿に戻ったら。 明之進さんは、その後どうするの?』
[尋ねる声は、旅行のスケジュールを尋ねるかのように軽く。 眼差しは、その変化の行く末を問うようにまっすぐに]
(@51) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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[具体的な名詞を出さず、まるで物語を語るような話しぶり。 けれどその表情を見ると、それは変化の賜物だろうか、どこかしたたかささえ感じるいい表情]
『……なーんか、ちょっと見ないうちにカッコ良くなったね?』
[目を細め、くすくすと楽しげに笑う。 もし彼に触れられたなら背中をパシパシ叩くところだったのに残念だ]
『俺もね、ちょうど諦められない約束ができたところなんだ。 まぁずいぶんな長期戦にはなると思うけど』
[そう言って、少し空を見上げてから、再び視線を下ろして]
『お互い、せいぜい頑張ろう。 健闘を祈る』
[そういうと、拳を合わせるあの挨拶のように、グーにした手を明之進の前に掲げてニッと笑った]
(@52) 2014/10/30(Thu) 02時半頃
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『褒めてる褒めてるー』
[前と同じ返事。でも表情は軽やかに。 突き合わせた拳は、触れてもないのにやっぱり仄かに温かい]
『さて、明之進さん見て安心したところで、探し物再開するよ。 明之進さんはどうする?』
[暇ならついてきたらいいし、約束の相手の元へ向かうなら、それはもちろん見送るし。 そんな感じで問いかけたその時]
……?
[妙な気配が風に乗って届いた。訝りながら、その風が来た方、大通りの方へと振り返り、]
(@53) 2014/10/30(Thu) 03時頃
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《 ―― 鬼さん、こちら。》
[からかうような声。その姿は逆光になって、こちらからはよく見えないけれど。 その手元には、銀に鈍く光る懐中時計]
……ちょっと、待ちなさい!
[我に返ると同時に走り出す。 影は笑うように身を翻し、通りに出た時には姿は見えず]
もう!
[足を踏み鳴らすと、あてずっぽうに歩き出す]
言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ!
[通行人から不審そうな視線を浴びつつ、文句を言いながら歩く。 いつまた人の影から顔を出すかと、目を光らせながら**]
(@54) 2014/10/30(Thu) 03時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 03時頃
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