25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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>>3:33
かわいいこと……
[それは複雑な表情で、一度口の中で反芻する。 なにやら続いた言葉には――しばし黙って 冬の言葉を思い返しつつ、返事を返したのは、彼を寝台においてから。 ぽふぽふとかけ布を叩いて、厳しい顔をひとつ]
――深い事情はわかりませんけれど。 ロビン殿は、あなたに生きてほしい、と仰ってました。
あなたの中に自分という存在を残したい、と。 彼を残すべきあなたを、要らないというのですか?
[――むすっとしたまま、 感じたことより少しだけ、 己にはもうあるはずのない熱を込めて]
(@0) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[それを告げたは、 桜花の吹雪をまぼろしに見たからか――]
――とりあえず、わかりました。
私が月瀬殿を“その名”で呼んだら、 必ず意味を説明して下さいね。 説明できなかったりしたら、許しませんから。
約束です。
[一方的に告げれば、ふと視線を彷徨わせる。 それは常世の声、ひびく――名を呼ぶ一つの声]
(@1) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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― B棟廊下 ―
…、……?
[大きな物音がして、虎鉄は漸く我に返った。 頬をぐいと拭い、声のしてきた方へ歩いてみれば、そこには。]
……何、やってんだ?
[転んでいる姿の天満月の姿。>>2]
(@2) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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何だそりゃ。 …あんま慣れねえ事して怪我すんなよ。
[鼻をぶつけたのだろう、押さえる仕草にふはっと小さく笑う。 立つ手を貸そうと相手の前に差し出そうとしたが、何かに気付けば躊躇って。 結局、その手が差し出されることは無く。 身体の脇できゅ、と握りしめただけ。]
―――…さあ? 俺、此処にはあんま来ねえし。
[目の前の部屋の主を尋ねられれば首を傾いで。]
あ…でも。 ……この蓮の…、もしかしたらアイツじゃねえかな。 あの鳥頭の嫌味陰険大王。 確か、…本郷とかいってたか。
(@3) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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[ふと、その姿はゆらいで、 一度眼差しを落とす、きこえる――きこえる]
いえ、死ぬのは……
[死んだのは、桜ではなく―― 聞こえる声に、指先をこめかみに這わせて首を振る]
要らない、とかそんなことをいうからです。 誤解もします、まぎらわしいです。
[過ぎる声を掻き消すように言い募り]
――枯れ木ということは、ないでしょう。 たとえ狂い咲いたとて、 春には緑も芽吹く、でしょうし。
[桜花でなければ、何であれるというのだろう。 黒紅色はじぃっと見据えて]
(@4) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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[口を噤んで、主が言葉を聞いている。 その告白に、俯き眼差しを伏せる。
――交わされる会話のうちに彼岸の声もまた混じる。
冬の友を呼ぶ、声]
(@5) 2010/08/07(Sat) 03時半頃
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暴力男も付け足してもいいぐらいだぜ。
[フン、と鼻を鳴らして。 来た道を引き返す背を見送った。]
……視点を変えて、か。
[先程天満月の言っていた言葉を反芻して。 宙に視線を投げて何かを考えてから、虎鉄も再び歩き始めた。]
(@6) 2010/08/07(Sat) 03時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時半頃
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[言葉を続けられなかったそれを、 どうやら感じているらしい、 月瀬の姿をいぶかしむ――
己がそれを知っているのも、 また、おかしなことであるというのに]
――……、 学とかそういう問題ではありません。 勝手に案じ――いえ、誤解しただけですから、 謝らずともよいのです。
[緑を摘む、という桜花の言葉に、 込められたるは知らず、ゆるく首を捻る]
――己の為には、咲かぬのですか。
[何処であれど咲く椿はぽつり、零して]
(@7) 2010/08/07(Sat) 03時半頃
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――…主様、こそ。
[告白の意味をあれこれと思い巡らせ、 けれど、それが結びつくは何れであれど、 よい、とはいえぬ答えだから]
ご無理をなさらぬよう。 私も、月瀬殿も、 ……消えてなくなったりはしませんので。 [見上げる双眸は、黄泉の名を冠すはなのいろ]
(@8) 2010/08/07(Sat) 04時頃
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落胤 明之進は、去り行く主が背中に、そう言葉をかけた。
2010/08/07(Sat) 04時頃
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[布団にこもった白い蓑虫、 再びぽふぽふと柔らかくたたいて]
言われなくても、 今出て行こうと、思っていたところです。
……思ってたところですけど、 あなたがそういうこと言うので、もう少し留まります。
[寝台に背を向けて、目を閉じる。 彼岸の声は静まって――聞こえるのはくぐもった声だけ。 返すべき言葉は多々あれど、疲れているだろう彼にこれ以上多くの言葉を投げつけるのは躊躇われて]
描くのは、お好きなのでしょう?
[返したのは、それだけ。 それは、己が舞う理由]
(@9) 2010/08/07(Sat) 04時頃
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[己に返された言葉には、目蓋を伏せる]
――椿は日陰でも日向でも、 何処ででも咲くんです、それは花自身がそう望むから。
けれど…
[落ちた花は、もう]
……案じているわけではありません。
[布団の中のくぐもった声を聞けば、寝入ったふりの桜花。 狸寝入りを気づいたわけではなかったけれど。 しばらくはそこに留まって、時折ぽふりと白い蓑虫を撫でていた。やがてはそれはふいに――気配を失わせるのだけれど]
(@10) 2010/08/07(Sat) 04時半頃
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……そうでもないのですけれど。 あなたが逆のことを言ったのかと思ったので。
[捻くれ者、との言葉にはさらり、と返して。 もぞもぞ動く気配、そちらは見ずに手だけを寄せる]
――あなたの好きな絵も、 誰かの為に、描いているものなのですか? 誰かの為にしか、描けないものなのですか?
[声は届いたかわからない。 彼岸より届く音楽に、ふわり、その気配は揺らぎ誘われて―― 優しくも物悲しき響きは八十八の鍵盤の音色、鎮魂のうた]
(@11) 2010/08/07(Sat) 04時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 04時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 10時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 13時頃
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[弾け飛ぶ珠は過ぎ去った日々の如く。
羽ばたく羽音は誰のもの。
冷たい鈴の音は哀しげに りんと啼き。
千切れた糸はもう 元には戻らない。]
(@12) 2010/08/07(Sat) 14時半頃
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― 朝・雛菊の間 ―
[虎鉄は、ハッと琥珀を開いた。 額には薄らと汗が滲んで、背中も湿り気を帯びていた。 気がつくと虎鉄はまた机に突っ伏して寝ていた様子。 いつ戻ったんだったかと朧げな頭で振り返って。]
それにしても…何か夢見悪いな…。
[先程まで見ていた夢を思って、ぽつと呟く。 起き抜けの感情は気だるいと言うより、何処か寂しく、哀しい。 それはこの屋敷で起こった事件のせいか、それとも―――]
………腹、減ったな。
[くう、と鳴った腹には溜息をつくように呟いて。 虎鉄は服を着替えると廊下へと出た。]
(@13) 2010/08/07(Sat) 14時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 14時半頃
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― A棟渡り廊下→本邸・廊下 ―
[本邸へと向かう廊下。 何やら屋敷の中は慌しい。 人を捕まえて何かあったのかと聞いてみようとしたが、声をかけてみれど此方に反応する様子は無い。]
忙しくても一言位返してくれりゃいいのに…。
[少しだけムス、とした口調で呟いて。 廊下の先に羽織が見えれば、丁度いい所にと駆け寄った。]
おーい、夜光! …なあ、何か朝から皆バタバタしてっけど、何かあったのか?
[昨夜の封鎖時よりも淀んだ屋敷の雰囲気。 宵にあった出来事が未だ耳に届いていない虎鉄は、何か知らないかと問いかけるのだった。]
(@14) 2010/08/07(Sat) 15時頃
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― 本邸・廊下 ―
知らせ?
[何も、と首を振り。 続いて紡がれた言葉には一つ瞬いて。]
は――――
[琥珀が大きな円になった。]
…マジかよ……
[呟くも、夜光の表情を見ればそれが事実であるだろう事は見て取れる。 そも、こんな状況下でそんな冗談を言うような奴とも思えないと、唸り。 淀んだ空気の正体を知れば、不思議と身体が重くなった気さえした。]
…お?アンタは…、…。
[やがて下駄の音が近づいて、声が掛かれば其処には先日手を弾いた相手。]
(@15) 2010/08/07(Sat) 15時半頃
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若者 テッドは、小鳥の姿に気がつくと、振られた手に軽く手を上げ返した。
2010/08/07(Sat) 15時半頃
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…あー…、もう、平気。 腹も鳴る位にピンピンしてるぜ。
[言えば、くうと腹が自己主張した。]
あと…こないだは、手。 …弾いて悪かったな。
[相手が覚えてるか否かは別として。 淡く笑う霞に苦笑した。 夜光の口から”明之進”と聞くと、何故かぎくりと肩が揺れ。]
俺は…さっき起きたばっかだから二人とも見てねえな。すまん。
[少しだけ騒ぐ胸を鎮めつつ、答える。 霞が夜光にかける話には静かに耳を傾けた。]
(@16) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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若者 テッドは、ふと、鈴の音が微かに耳に届いた気がして。ちらと琥珀を彷徨わせた。
2010/08/07(Sat) 16時頃
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― 本邸・廊下 ―
―――…。
[人狼病の話を聞くと、頭がツキと痛む。 まるでそれ以上その話題に触れるなと言わんばかり。 そして聞こえた気がした鈴の音に視線を外していたが、夜光の声に感情が乗れば、其方へ琥珀を戻した。]
これじゃ、何をどう信じていいのかわかんねえな…。
[霞の話を聞き終えて、静かにそんな感想を漏らした。 去り際の言葉には、どういう顔をしていいものかわからず、思わず変な顔になる。 涼やかな音と共に去る背中を見送ると、夜光に向き直って。]
……大丈夫か?
[常と違う雰囲気を感じたか、虎鉄は一言声を掛けた。]
(@17) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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ん。わかった。
[明之進を見かけたらとの声にはそう言って。 ズボンのポケットに手を突っ込むと、じゃあなと歩き始めた。 ふと、すれ違い様に小さく虎鉄は呟く。]
―――大事ならば手放す無かれ。
[それは陽のような声ではなく、冷たく哀しい、虚ろな声。 今その表情にあるのは、無だけ。]
去りし日は戻らず。 消す事もまた、叶わず。
[声の途切れには、ざぁ、と風が吹いて庭の樹が大きくざわめいた。 樹の声が止む時には其処に虎鉄の姿は無く。 風に遊ばれた木の葉が一片、くるくると*舞い落つのみ。*]
(@18) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時半頃
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― 食堂 ―
ったく、揃いも揃ってなんだっつーんだよ。 俺みたいな花はセルフサービスでどうぞってか。
[虎鉄はぶすっとした顔で食堂に居た。 机に置かれた饅頭をつまみながら、此方を見もしない屋敷の者に向けてぼやいている。 兄弟子と食事をした時もそうだったなと思い返して、ふと手を止めた。]
………、華月。
[兄弟子の耳にも恐らくもう届いているだろう。 三人の死者の事…その中の一人が、双花である鵠だという事。 虎鉄は少しばかり渋い顔をして、食んだままの饅頭をもぐと齧って残りも口の中へと押し込んだ。]
(@19) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 18時頃
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――大広間・舞台――
留まることを、願う……?
[彷徨う声を聞く、それは彼岸よりの声、 そして哀愁の音色、鍵盤の音。 黄泉花はふわり、その気配を引きずり。
見るべき者がおらずとも、 音もなく、壇上に立つ]
(@20) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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[神楽鈴がしゃん――と、鳴る。
春の色を身に纏い。 黄泉花は壇上に在る。
穢れた舞台は、此度の舞に相応しく]
[神楽鈴が しゃん――と鳴る。 万華の艶う春の花、鳥が囀り、胡蝶の舞う。 萌葱の緒紐の掠めれば、青々と緑は茂れる
しゃん――と鳴る。 余韻の消えれば――、
その静寂は嵐の前の静けさ。]
(@21) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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[山の風が吹き乱れる。
ひらり、指先がおちれば、鳥の翼は風に打たれ、 はらり、掌がかえれば、胡蝶の翅は風に破れる。 ゆれおちる、白き衣は万華の吹雪。
黄泉花は双眸が紅を濃くして微笑う。 宵の嵐に花も散れよ、と舞い狂う。
山風に 桜吹きまき 乱れなむ 花のまぎれに 君とまるべく
―――うたわぬうたは胸の裡]
(@22) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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…、……?
[その折、また何処かで微かに鈴の音が啼いた気がして。]
――――…鵠?
[鈴の音を纏っていた白鳥の名を呟いてみるも、その者は既に現世に居らず。 しかし辺りを見回せども、其処に啼くような鈴は見当たらず首を傾ぐばかり。]
やっぱ俺、どっか悪いのかな…。
[机に片手で頬杖をついて、唸るように琥珀を伏せた。]
(@23) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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[夜の蛍が舞ったように、 神事を招くが神楽であれば、
今宵の舞は黄泉神楽、常世の嵐を呼び招き。
花を散りまく嵐に惑う、魂は道を失い、 現世と常世、夢かうつつか、混ざり合う――
そして、ひとつ口を開いた]
鵠殿……?
[黒紅が眸は、狭間を映す]
(@24) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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[こえは聞こえる、音色も聴こえる。 狭間の者は何処に――]
……この、声は。
[噂も知らねど、気づいている。 響くは命亡き者の こえ。 冬色と、花愛でる法師――そして、贄の鳥もまた撃たれた]
……誰に?
[宙空に問うように、あるいはひとりごちるように]
(@25) 2010/08/07(Sat) 18時頃
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落胤 明之進は、舞台を降りれば、その身はおぼろげに大広間を出る
2010/08/07(Sat) 18時半頃
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―本邸・廊下― [現世の声は、遠い。 しかし口さがない噂は聞こえてくる。
花の一人が人喰いの獣であったこと。 法師がそれを、命と引き換えに滅したと。
――そしてやはり聞こえるは、 秘め事なれば、密やかに人の興味を誘うか。 人喰い花と情を通じ交わった花がいる、ということ。
高嶺の花の散るは、――疑いを受けてのこと、も聞く。 留まらぬ噂に、一度それは振り向いた]
―――……、処するは。
(@26) 2010/08/07(Sat) 18時半頃
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[虎鉄の耳に届いたのは、鈴の音のみ。 死者の声は未だ遠く、現の喧騒に掻き消える。]
…ああもう、訳わかんねえ。
[空耳はもとより、人狼病の事も。 急に具合の悪くなる身体の事も。 冷たいと言われた事も。 全てが混ざり混ざって、虎鉄は眉間に皺を寄せた。]
でも、それより今は…
[琥珀を一度伏せ、開くと席を立つ。 わからない事が山積みで、どれを取っても答えには辿り着けない。 ならば、今自分が一番したい事をするまで。 虎鉄は食堂を後にすると、人を探して屋敷の中を歩いた。]
(@27) 2010/08/07(Sat) 19時頃
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鵠殿……?
[廊下を歩む足を止める。 それは、狭間に呼びかけるように]
(@28) 2010/08/07(Sat) 19時半頃
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― 本邸・廊下 ―
さって、何処から探したもんか…―――
[食堂を出て程無くして、虎鉄の足が止まった。 視線の先、琥珀に映るは。 狭間を仰ぐ、黒椿の姿。]
(@29) 2010/08/07(Sat) 19時半頃
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―本邸・廊下― [現世のものよりも、より響く存在。 とても近しいもの、知らないようで知ったそれ]
こてつ……? [琥珀へとゆるり振り向けば]
ああ、聴こえたでしょう。 あなたにも…… こえが
[未だ死者の声が届かずとは知らず、 ただ同じ存在なれば、きこえるであろう、 と、その理屈を不思議に思うことなく告げる]
(@30) 2010/08/07(Sat) 19時半頃
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[狭間のこえの響けば、 うつろな双眸は宙空を振り仰ぐ]
――……喰われ、 喰われ た……?
[過ぎるは紅の月、その存在は揺らぐ。 かくり、と膝の屑折れて、手を着けば]
こてつ、聞こえた? 聞こえたでしょう……?
[琥珀を仰ぐ。 現世の存在は遠く、主の気配には気づかず]
(@31) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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あけ、の…しん…。
[名を呼び返せば、押し寄せてくる不安。 ずっと守ってきた何かが、壊れてしまうような恐れ。 しかし、縫い付けられたように足は動かない。]
―――…声?同じ…?
[ふと、投げかけられた言葉に琥珀を細める。]
お前、…前にも「私と同じ」って言ってたけど…どういう意味だ?
[さらりと告げる相手とは対照的に、訝しげに黒椿を見た。]
(@32) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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[訝しげに問う琥珀色に、 黄泉花も言葉にして答えることは出来ない。 気の触れたように、呟き続ける]
聞こえたでしょう?いまの声…… 喰われた、と。喰われたのだ、と。 私は、私たちは――
[しん、と時の流れの止まるよう。 深い深い静寂、それは常世の空気、色濃く。 生ある者には、冷たすぎる風]
つよく、つよく。 繋ぎとめられている。
[己を現世に繋ぎとめたは、業の火。 まだ、それは――元の主は現世にて、深い妄執に囚われている]
(@33) 2010/08/07(Sat) 20時頃
|
|
…おい!
[地に縫われた足が動いたのは、黒椿が屑折れた折。 大丈夫かと駆け寄り、手を貸そうとしたが。]
…え…? だから、何言って…
[そういえば、微かに何か聞こえた気がしたが。 現世に色濃く囚われる虎鉄の耳には未だ遠く、緩く首を振る。 だがそれも、黄泉に影置く椿の言の葉を聴き、その手に触れたなら。
守る殻は脆く――――儚い音と共に崩れ落ちる。]
あ…ああ…、……ッ!!
[みるみるうちに琥珀は見開いて、掻き毟るように頭を抱いた。 何かを振り払うように、力の限りに首を横に振って。 後ずさるようによろけると、そのまま踵を返して廊下を*駆けた。*]
(@34) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 20時半頃
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[ゆるり、琥珀へ、 伸ばされた白い手が一度交わる。 黄泉招く、その手に触れた琥珀が――
割れる]
――――……、
[振り払い去ってゆく、その姿。 黄泉招く手がずるりと地に落ちる。
――場を支配する、常世の気配は薄まれば。 その冷気もまた消え去り、残るは葉月の空気。蝉が鳴く]
………こえが、
[くらり、揺らげば――倒れ伏す]
(@35) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
|
|
[喰われた、と人喰らう花の声が甦る。 浮かぶは紅月けれどそれは 近すぎて、形を捉える事が適わない。
零れた言葉は、意図せぬものばかり。
―――誠に己は亡者であるのか、 それとも本当に気が触れたのか。
倒れ横たわったまま、手を見つめる、それが日差しに透けて見えるのも錯覚か。真実か。惑うていれば、影が射す、その先を見上げる虚ろな双眸は、けれど微笑む]
――…主様、
[透けるようなその指先は、主が目にはどのように映るのか]
(@36) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
|
|
[袖に指先を仕舞い込む、 幾度も呼ばれる名に、目蓋を伏せる]
―――……、
[こちらから呼ぶ声に、 ゆらぐ気配は引き戻されて]
主様――…、 いえ、少しばかり暑気にあたりまして……
[伸ばした指先はもう、揺らぎはない。 けれど、先ほどのそれが幻ではないこと、主に確信は出来ただろう]
(@37) 2010/08/07(Sat) 21時頃
|
|
[伸ばされた手に、手を重ねるを躊躇う。 存在が揺らがぬようにと、願う。 この身を縛るが妄執であったとしても、 ――いま少しだけ、と]
……はい、お傍に。
[その手に引き寄せられて、現世に立つ。 うたがきこえる、狭間の歌を、振り切って]
すみません、大丈夫ですから。 主様こそ、お疲れでしょう? 暇なきことはわかりますが、少し休まれては――……
[笑みかけて、耳を掠めるそれに止まる。 鈴の音――眉根を寄せて曇る表情]
(@38) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
|
|
[聞こえる、黄泉のこえ、 重ねた手に感じる血の気配]
……私は、危険な目になど。
[俯くそれは、言葉端を飲み込む。 伏せた眼差しに昏い気配は一度過ぎる。 黄泉よりの声は言う、其は生きては非ず、と ――ひとつ続いた名は生きてる]
―――……、
[見上げた眸は一度歪んで、――りん、と鳴る鈴の音。 それが現世のものだと気づけば遅れてそちらを振り返る]
(@39) 2010/08/07(Sat) 22時頃
|
|
[常に似たその様子に何を思うか、と。 変わらぬ笑みを、少しだけ怖くも感じる。 ―――それは己の身に、ではなくて]
華月殿……
いえ、私は大丈夫ですから。 ご用件がおありでしたら、どうぞお構いなく。
[小さく頭を下げて、一歩控える。 背後に隠れて、主が衣が裾をそっと握って]
(@40) 2010/08/07(Sat) 22時頃
|
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 22時半頃
|
[華月の微笑ましげな声音には、小さく笑んで頷いて。 主が背に付き従いながら、そっと耳を傾ける。
現世の声と、狭間の声に――**]
(@41) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 22時半頃
|
[その声は白い桜花にのみ、届く。
「――此処に居るよ」
冬を呼ぶ声聞こえれば、 冷たくも、何処か柔らかな囁き声はセシルの傍で囁く。
「何時でも、キミの傍(なか)に。」 と**]
(@42) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
|
|
[――冬の声は桜花が元で囁いて]
「ボクは煙じゃないし馬鹿でもないけど 付き合うよ。」
[セシルの傍で微かな苦笑い それから、仕方ないなと溜息。 触るなと釘刺す言葉は無く、 彼の内に宿るは、獣の血 彼の内に宿るは、冬の魂]
「もし、出来るなら ……屋根をつたって、逃げられたら良いのに
孕んだなど、人間に知れたら どうなるか」
(@43) 2010/08/08(Sun) 00時頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 00時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 00時頃
|
――刷衛の部屋― [主についた黄泉花は、 同じくその絵画を主の背後より見た。 死者をあらわす――その言葉に目を留めた一箇所。
――“あわい”椿。
指先がその花に触れかけて、危うくひっこめた。 主を一度見上げる、その動きには気づかれただろうか]
………月瀬殿は、何処に?
[自ずと我が耳も捉える、 現世の声――使用人たちの囁き]
(@44) 2010/08/08(Sun) 00時頃
|
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 00時半頃
落胤 明之進は、室内から ふわり、と庭へ出る
2010/08/08(Sun) 00時半頃
落胤 明之進は、一度振り返り、戻れば主が傍らに。
2010/08/08(Sun) 01時頃
落胤 明之進は、小さくその袖を引く。
2010/08/08(Sun) 01時頃
|
―刷衛の部屋、前庭― [一度庭に下りた黄泉花は、見上げて。 再び室内へと戻ったのだけれど、小さく呟く]
空を……
[白い桜花の傍らの冬もまた、見上げていた。 浄土への道しるべのように、登る煙を。 穏やかに、哀愁帯びて伸びていく。
もの言わぬその気配は、彼の傍にあるだけ。 無邪気に話すはセシルに任せ、空を見ていた あの頃のように]
(@45) 2010/08/08(Sun) 01時頃
|
|
―B棟・階段―
……たなびく煙が見えました、 本邸の屋上の方に。
それと、あまり……根をおつめになりませぬよう。
[頭を抱えたようなその、仕草に。 普段はいくら背伸びしても、届かないから。
階段の段差、一段後ろから そっと肩に手をまわし、小さく抱いて離した。 それはやはり、冷たいのだろうけれど]
(@46) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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落胤 明之進は、もしかしたら、2段3段くらいは、後ろだったかもしれない。
2010/08/08(Sun) 01時頃
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[ふわり、棚引く煙を追う。 月瀬から、わずかに香った気がする煙管の煙]
眼差しは一度、何処を彷徨った。 聞こえる こえ が増えているような、気がする。
現世の躯持ったまま、 心だけが“こちら”に引き寄せられている。
そんな存在があることを知らず、 現世よりもはっきりと、狭間よりも小さく響く やけに明るいような こえ]
(@47) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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落胤 明之進は、ついでに、主様にこめかみの一つもぐりぐりしといたかもしれない。
2010/08/08(Sun) 01時半頃
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[返された言葉にむくれるふりをして一言]
心が篭ってません。
[ふりをして、告げたけれど、 月瀬の件も気になるが、胸の騒ぐは――明るいような声。 あれに似た声を壇上より聞いた。 主が勤めを同じくする者ではなかったか]
あの、そういえばお仕事……、 イアン殿とは、 姿を共になさっているところ見られませんけれど。
――あの方は、ご無事でしょうか。
[本邸へと急ぐその間、ぽつり零した]
(@48) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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落胤 明之進は、小鳥のかけていくさまに、瞬く。
2010/08/08(Sun) 01時半頃
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[泣き濡れるような小鳥には]
“セシル”殿は生きるといいました。
[昨夜、交わした言葉。 だから、彼が何をしたいのか――少なくとも、 刃物は命を絶つ為のものではないだろう、と
そう感じていて―― ゆえに思案するは、あの明るい声]
(@49) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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[桜の傍らに、ざわめく気配。 冬の色は彼の内]
――
[櫻は 要らぬかどうか答えは無く。 ただ、現世で告げた言葉 彼に届いていなかったのかと、愁い混じる。
そして
駒鳥と、センターの人間がやってくれば 彼の傍にあった気配はなりを潜め息を殺した]
(@50) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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― 雛菊の間 ―
う…、…っく……
[押し殺しても、押し殺しても。 嗚咽が、部屋にこだまする。
物が乱雑に置かれた部屋。 心の殻が砕けた今。 自室だと思っていた部屋は、ただの物置だったと現は伝える。
その物置の古びた机の前、崩れ落ちたままの虎鉄は己の身を抱いて涙を流し続ける。]
(@51) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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俺は…俺は…
[かち、かち、とピースが嵌っていく。 冷たい身体も。 主を想う胸の痛みも。 ゆっくりと、答えが導き出される。]
…そう…、……王璃さまに…
[伏せた瞼の裏に映るは、散る椿の花弁。 それは事切れる前に見た、赤い、花。]
(@52) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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『虎、すまない。 私はお前とはもう…居られない。』
[鮮明に思い出す、あの時の主の言葉を。]
『理由も話さないまま突き放す私を、赦して欲しいとは言わない。 だが、お前がどうか新しい花主の下で。 幸せな日々を送れるよう、祈る事だけはどうか…赦してくれ。』
[いつかの、満月に近い夜。 旅先の小さな街の宿で告げられた言葉。 泣いて、縋って、けれど王璃は虎鉄を置いてその街を発った。 それから数日後、共に伺うはずだった屋敷へと、虎鉄は単身向かう。 彷徨い、辿り着いたのは寒い満月の夜。 苦難の末に乗り込んで、探した末に見つけた求めた姿は。]
(@53) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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[小鳥がそれを呼ばぬを知らず。 彼の姿が見える前では、 セシル――その呼び名は裡にしまわれて]
ええ、月瀬殿はそのように。 ――それとも、彼は嘘をつかれる方ですか?
[交互に見やるその眼差しを、 桜花へ誘うようにむける]
(@54) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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『…虎、どうして……。』
[あかいろを纏う、王璃。 手にするは、なまなましい肉の塊。
それからは何を話したかは覚えていない。 ただ、頭が真っ白で、もしかしたら会話等無かったのかもしれない。 唯一覚えているのは、主の酷く哀しそうな顔。 虎鉄は伸びてくる手に抗う事も出来ず。
その夜、ひとつの花が無残に散った。]
(@55) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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俺は…後、何度この心を砕けば…。 貴方は赦して下さいますか…。
[一度目は、あの満月の夜に。 二度目は、自害する主の姿を目にして。 そして三度目は、閉じ込めた記憶を取り戻して。]
どうして、未だ現世に等…貴方はもう、居ないのに 何故―――ッ
[未だ留まる魂の意味がわからず、蹲ったまま床を拳で叩いた。 流れ続ける雫は、雨のように。 しとしとと、哀しさを纏って、床へと落ちた。]
(@56) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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[桜花の散るを見れば、 黄泉花はつかつかと歩み寄った]
――あなた、大げさなのです。 昨日も言ったじゃないですか。
あなたの言葉、聞いてた私とて ……少しだけ誤解もします。 決して案じているわけではありませんけれど。
[むくれた顔を見せる、 花の一枝でも手にあったなら、それでぺしりと手が出たであろう]
(@57) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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――…彼の人の為に、 染めたのでしょうに。
[それがぽつり、と零れたは自身の言葉か。 あるいは桜が裡にあるそれが、黄泉花の口を借りたものか。 狭間を聴く者にしか、わからない]
(@58) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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[いて、との叫びに驚いた顔して、 慌ててその手を引っ込めた]
してません。 死ぬとも思ってません。 でももしかしたらとも思うじゃないですか。
折角……
[生きているのに、その言葉は続かず。 桜花の小さな望みを聴けば]
……花のまぎれに 君とまるべく
[呟くは、春の嵐のうた。 少しだけ眼差しを和らげれば、 小鳥に場所を空けるように退いて]
(@59) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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[不意に揺らいだ。 己の一部が、かき消える感覚]
あ……
[つとめて、その揺らぎを 表に出さぬように堪えるのだけれど]
(@60) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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[――その時、消えたのは白鞘巻であったか。 己が身を抱いて、それを預けた者のことを思う。
月瀬が言葉は聞こえていた。 孕んだのだ、と示す言葉。 そして己を買うなどと、 出来ぬであろうことを知っていて言う主、
――そう出来ぬ、現実が 近い]
夜光……?
[呟くそれは、一度主を振り返る、 仰ぎ見やれば駆け出した]
(@61) 2010/08/08(Sun) 03時頃
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[誰も居ないはずの部屋に届く。 それは夢と現の狭間の声。]
―――…これが、声……か…。
[先刻、廊下で明之進が言っていた事を漸く理解した。 そして「同じ」という言葉の意味も。]
確かに…、冷てえな…。
[触れた手の冷たさを思い出して、ぽつと呟いた。 空っぽになった琥珀は、ゆらり、揺れて。 とん、と靴が床を蹴れば、虎鉄はふわと微かな風を残して部屋から姿を消した。]
(@62) 2010/08/08(Sun) 03時頃
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[背にかかる桜花の声にも振り向いて、 哀しげに首を振るそれが一度物陰に消えれば―― その存在はもう見失われてしまう]
――……夜光、どこ?
[まだこえは聞こえない、けれど]
夜光……
[消えた白鞘巻、目を落とす、 左手だけがやけに希薄に透き通る。 欠けた我が身を辿っていけば、そこに行き着くのだろう]
(@63) 2010/08/08(Sun) 03時頃
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[やがて見た友の変わり果てた姿に、 まざまざと甦るのは、己が身にも起こった出来事。
かたり震える躯 紅い月の過ぎる。
名を呼ぶことも出来ず立ち尽くし、
書状がいまだそこにあるをみれば、 主を呼びに部屋へと戻る。 使用人には己の声は届かない。
――主にそれを告げる黄泉花は、 己の死に様を知りえた為か、その存在は酷く希薄**]
(@64) 2010/08/08(Sun) 03時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 03時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 03時半頃
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