1 とある結社の手記:6
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─集会場─
[票の回収が終わった後のこと。
ぎ…。とまた、重たい入り口の扉が空けられる音がして、 数人の結社員と、猟銃を持つ女が集会場内にやってくる。
物々しい無言のまま数人は入り口近くにとどまり、 ローズマリーは、 一人二人を引き連れて二階へと上がっていった。]
(@0) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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[指定の部屋にたどりつき、こんこん。とノックをして、 そのまま扉を開ける。女の手は、猟銃にかかっている。]
ヤニクさん。
Mr.Bassam・ibn・Yanick・Al-Qahtani──、で、あってるかしらぁ。
──結社からお迎えよ。
[青碧の目を男に向けて異国からやってきた男へ、 相手が眠っていてもかまわずに、そういった。 甘い香を纏った女は、部屋に踏み込み紅い口紅をちろりと舐める。]
(@1) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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抵抗しないでくれるなら、 そう──、痛いことはしないわ。
[寝台のふくらみの側で囁きながら、 後ろから眠り薬を持った男がそっとそれを差し出すのに、 赤毛の女は、笑わない目を細めた。]
(@2) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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─ 数時間前、結社員宿舎裏手、処刑場 ─
[使われていない家畜小屋をひとつ借り受けた小さな空間で、 結社員の女は、椅子に拘束された男と向き合っていた。]
この子の手入れ。 頼む時間は──無かったみたぃね。
[短い数日。男に言われた言葉に、 猟銃は、構えはせずに目を細めた。]
(@3) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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あなたのお国の文化にぃ、 あたしは、詳しくないけれどぅ、
お別れの時間までにぃ、 何か、言い残しておきたいことはあるかしらぁ。
"遺品"の受け渡しも、──必要なら、承るわよぅ。
[結社員が持つカンテラの中、頼りないろうそくの明かりが揺れている。明り取りのためだった窓は黒ペンキで塗りつぶされて、中から外も、外から中も見ることはできない。]
(@4) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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[ヤニクから、何か返事は返っただろうか。]
さ。いい男になりそこねちゃった人との── お話の時間はおしまいにしましょ。
[一通りの会話が済めば、 ローズマリーは、結社員のひとりから、 鋭い針先の注射器を受け取る。]
…銀の弾丸と、夢も見ずに眠れる毒。 ──ご希望はあるかしら?
[針先と猟銃を示して、結社員の女は、男へ目を細めた。**]
(@5) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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─→ それから数時間後、集会場、広間 ──
(@6) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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─ 現在、集会場、広間 ─
[鍵を開けてやってくる猟銃を片手にした女の紅い髪は、 湯浴みでもしたようにまだ僅かに湿っている。]
全員、揃ってぇいるかしらぁ?
[服装と声音だけが変わらぬまま、 広間の入り口で周りを見回すと小首を傾げた。]
(@7) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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[胸元から取り出すのは、それぞれに配るための ──本日の分の、投票用紙だ。
それを配ろうとして──] >>74
───… ?
[つと手を止めて、キャサリンの様子を訝るように 眉を寄せて、顔を向けた。]
(@8) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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[少しだけ気にはしても── 処刑が始まった直後には、よくあることだ。と、 ひとまずは先を続けることにしたのか、]
もぅ、気づいてる人もいると思うけれどぅ
ヤニク──、
Bassam・ibn・Yanick・Al-Qahtaniのぅ、 処刑が──、先ほど済んだわぁ。
[結社員の女は、淡々と、間延びした声で、そう宣言する。]
(@9) 2010/02/23(Tue) 21時頃
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[手にした白い紙を、その場にいるものには、 有無を言わさない手渡しで配り、 残りの分はコルクボードにとめようとして── ] >>81
───…、そぅ。
["ヤニクがいる"。と、はっきり言ったキャサリンに つぃ、と、女は目を細めた。
即座の反応は見せず、 どこか探るような視線をキャサリンへ向けてから、 コルクボードの方へと歩み寄る。]
(@10) 2010/02/23(Tue) 21時半頃
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[コルクボードに止められた、 自分宛の三つ折のメモからピンを抜いて、 それを手の中に落とす。
それから、軽く周りを見回した。 女に、キャサリンが見えるというヤニクは見えない。]
…… そんなにぃ、あたしがぁ、気になるのかしらぁ?
[くす。と、見えない男に話しかけて、紅い唇を歪ませた。]
(@11) 2010/02/23(Tue) 21時半頃
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[女は、逆さまにされていた投票箱を、元通りになおす。 空の箱は、机とぶつかってとん。と、軽い音を立てた。
処刑の為の投票受付を再開させてから、 ──ゆっくり、全員の顔を見渡す。]
村人の犠牲者はいなくて、 キャサリンさんを信じるならぁ
おめでとぅ。
[甘ったるい声で、薄らとした笑みを乗せて、]
(@12) 2010/02/23(Tue) 21時半頃
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どうやら、
人狼を一人、退治できたかもしれないみたぃねぇ?
── 良かったわぁ。
[結社員の女は、祝いの言葉を述べた。]
(@13) 2010/02/23(Tue) 21時半頃
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[手の中の手紙はすぐには開かずに、もてあそぶ。]
>>97
あたしがぁ、聞いた話を総じるとぅ、 ──そぅいうことみたぃねぇ。
[ローズマリーは、ドナルドに頷いた。]
(@14) 2010/02/23(Tue) 22時頃
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[周りを見回して様子を見ていたけれど、 ──縋るように見つめてくる少年の顔の上で、 ぴたり、と青碧の瞳がとどまった。>>100]
…"おやさしい人狼さんで、 他所から来た結社の男以外、 おともだちのだぁれも襲いたくなかった。"
[質問には、すぐに答えず── 逸らすような推測を投げて]
(@15) 2010/02/23(Tue) 22時半頃
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或いは。
霊能者さんを名乗る人がいたみたいにぃ、
狩人さんもここに居てぇ、 ──お食事の邪魔をされただけかもねぇ。
──── 残念だけれど。
[少年を見据えたまま、首を横に振って赤髪を揺らす。]
(@16) 2010/02/23(Tue) 22時半頃
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外から──舞台を眺めて、 それで、はじめてわかることもあるのよぅ。
まだ──、
ここのお話は、"終わってない"わぁ。
[だから。──どうぞ。と、女は、 少年にも、"今日の分"の、投票用紙を手渡していく。]
(@17) 2010/02/23(Tue) 22時半頃
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[投票用紙がカルヴィンの手に渡るなら、少し屈めていた腰を伸ばし、 首元の狼を撫ぜて、灰味かかった青碧の眼を眇める。
つと。──相棒の男を殺された女は、何を思ったのか。 頭を下げる少年の頭の高さを測るように、手のひらを浮かせた。] >>116
…。そぅね。
……あたしが知るかぎり──だけどぅ。
[大概、棘を含んで返す女にしては、 少年の小さな反発に、素直に同意を見せてそのまま、 自分のペースは乱さずに話を続ける。]
(@18) 2010/02/23(Tue) 23時頃
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"人狼に成った人間"は、見たことがあってもぅ、
…"人狼が、人間に戻れた"ってぇ 話はぁ、 生憎と──聞いたコトがないの。
[だから──人狼の数が、「1」であることはあり得ない。と、 結社員の女は、含みのある言い方で、少年に添えた。]
(@19) 2010/02/23(Tue) 23時頃
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[カルヴィンに話をしながら、──推測するに、他には、読まれたくない。と思ったのだろう折られ形をした手紙を丁寧に開く。
>>70 差出人は、Pippa=Curtisから。]
───。
[内容に目を通すも、その場では沈黙を守り、 コルクボードを軽くもう一度見やった。
昨日、ローズマリーが貼り付けたメモの上には、 郵便屋の男からの判定結果も書いてある。]
(@20) 2010/02/23(Tue) 23時半頃
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[手紙から、カルヴィンに視線を戻すと、>>128 背を伸ばした女は揺らいでいる瞳を青碧の目で見下ろした。 >>122 と、詰め寄ってくるラルフに、緩やかに瞬く。]
えぇ。原理は、詳しくはわからなぃけどぅ。 人狼になった人間ならぁ、目の前でみたものぅ。
あたしの弟。
[感情がのせられない声でそう言って、 ちょぅど、あのくらいの背丈だったかしら。と、 先ほど、カルヴィンで確かめた高さを見やった。]
(@21) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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[サイラスがラルフにかける声を耳に止めながら>>133、 メアリーの声に片方の眉を上げた。] >>134
人狼にぃなりたい、なんてぇ、思ぅものぅ?
[軽い疑問を投げて、肩をすくめる。 >>136 ドナルドの"感染"という言葉には、肯いて]
結社ではぁ、そぅいぅ説もあるわねぇ。
"噛まれる"、"爪で裂かれる"。など 直接の接触があった上でぇ、 生き延びた人間がぁそぅなる。ってぇ、話が、多ぃみたぃ。
[肩に乗せられた──灰色かかった青碧の眼の灰色狼を撫ぜ、結社員の女が、人間から人狼に変わった者の話を語る声は、相変わらず間延びしてあまったるい。]
(@22) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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[首に巻いた狼のその瞳に数名から受ける視線にも、 呟きにも、それぞれの動揺にも、推測にも。 結社員の女が特別にかまう様子を見せる事はない。] >>147
人狼事件の生き残りがぁ、 結社員になるのはぁ──わりと、よくある話よぅ。
[ラルフの困惑に、くす。と笑みを浮かべる。]
結社にぃいればぁ、 少なくとも"人間だ"ってぇ、証明をしてもらえるからぁ。
ぅん?
[と、たちふさがる様子にぱちり、と瞬いた。]
(@23) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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……、
──別にぃ、
同じ背丈だから──ってぇだけで、 あの子を疑ったりはぁ、してなぃわよぅ。
[つと、唇を尖らせてから、目を細める。 その目に映りこむ迷いに、くす、くす。と肩を揺らした。]
(@24) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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[メアリーの反応には、つぃと目を細めるだけで、 はっきりと深追いはしない>>167。]
…そぉね。"人狼に成った"なら、 人狼は──同じ人狼を喰い殺すことはないと思ぅから。
被害がでてないのが、 「そう」だ、って可能性はぁ、
── 十分、あるわねぇ。
[おずおずと少女が話し出す可能性については、肯定を返す。]
(@25) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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>>168
そぉね。
自覚の無い人狼──っていぅのも確かにいるし、
あれ、一番、厄介ねぇ。
だぃたい、どう追い詰めても、 反応が──人間そのもので、見分けづらいからぁ。
[ピッパとドナルドのやりとりのすべてが聞こえたわけではないが、 結社員としての感想を漏らして]
(@26) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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[郵便屋がメアリーについての意見を述べるのも耳にしながら、 その話の水が此方にくるのに、冴えない男へ視線を向けた。] >>176
さぁ。肝が据わっているかは、どぅかしら。 今だって、ここに立っているのは、 それなりに怖ぃわよぅ?
一体、いつ──、 なりふりかまわなくなった人狼に襲われるか、 わからないものぅ。
[猟銃を手放さない女は、占い師だ、と、 名乗りを上げた片方の男にそう答える。]
(@27) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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ああ。 それと──郵便屋さんはぁ、 そのお手紙、どぅするのぅ?
[ウェーズリーにたずねるのは、ヤニク宛てだったかもしれない、黒い封筒のうちのひとつの処遇。]
(@28) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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[ラルフの袖をカルヴィンが引く。しゃがみこんで、 少年達が約束をとりかわそうとする様子を眺め]
───。背丈の高さじゃぁ、疑わなぃけどぅ
[カルヴィンとラルフ。双方のやりとりを聞きながら 囁き交わされる声は、はっきりとは聞こえずとも、 僅かに目を眇めた。]
……───、
(@29) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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[>>190 ベネットの問いには、 先ほどのドナルドへの返事が答えだ。 と、肩を竦めて、
メアリーと郵便屋の男の会話も、 軽く聞きとめながら
──途中、情け、と聞けば、静かに笑みを浮かべた。]
(@30) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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>>181
別に、──憎んではなぃわよぅ?
[カルヴィンとのやりとりが終わる頃を見計らって、 ラルフの質問に答える。 視線は合わずラルフを見ず、代わりに床だか、どこか、違うところを身ながら、狼の眼に嵌った青碧を視界に納めているようだった。]
(@31) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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──、あたしは── "自分が人間だ"って証明が欲しかったしぃ、
[くるり。と赤い髪先を弄る。]
人狼だから、って理由で、 肉親を手にかけたのに、
それ以外の人狼を──放っておく気にならなかっただけ。
[そう、理由を告げるときには、 結社員になった女は、にっこりと、笑みを浮かべている。]
(@32) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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>>218 えぇ。
そぅいぅ取り逃がし方をしなぃよぅに──、 しっかりと、警戒させてもらぅわよぅ。
[それを冗談、としてとっているのか、 それともありうることとしてとっているのか。 にっこりと笑顔を繕う女の表情からは、伺えない。]
そぉ。
じゃぁ──、 お手紙は、郵便屋さんに、お預けしておくわぁ
[聞いてみただけ。なのか、 手紙の取り扱いについては、頷いて引いた。]
(@33) 2010/02/24(Wed) 02時頃
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[ピッパと郵便屋のやりとりもみやりながら、 視線は集会場の中を見回していく。
サイラスの話にも耳を傾けつつ、>>229 ──占いの希望についての話を、耳に止めてから、 メモを取り出し、コルクボードへ向かった。]
(@34) 2010/02/24(Wed) 02時頃
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【コルクボード】
『>To Pippa=Curtis
手紙の内容、承ったわ。 ─ Rosemary=Pell ─ 』
[内容については深くは触れずに、簡単に返事のみを残す。]
(@35) 2010/02/24(Wed) 02時半頃
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─集会場、広間─
[頼りなげな風貌の少女に話しかけられ、 狼の毛皮を首に巻く女は、軽く小首を傾げた。] >>256
──────。
[問いに、狼と揃いの青碧の瞳を眇める。]
(@36) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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[女の表情は──ゆるやかに笑みに変化する。] >>256
…そぉよ。
[静かな弧を唇で描いたまま、 ローズマリーは、マーゴの推測を肯定した。]
(@37) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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[黒髪の少女をみおろす形で浮かべる笑みは、 いつものそれと違い、ほんの僅かに自重じみて苦い。
くるくると、下ろした毛先を弄って、 考えこむようにしていたが、接がれた言葉に、] >>329
……、復讐、ねぇ?
[女は、くすくすと肩を震わせた。]
(@38) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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あは。ふふ。あはは。
やぁね。さすがぁ、 お嬢さんはぁ、考えることも、情緒的ぃ。
(@39) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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水商売 ローズマリーは、 こらえかねたように──、女は声に出して笑った。
2010/02/24(Wed) 21時半頃
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ねーぇ?
もし──、
山で獣に襲われて、 …自分の身が危なくなったなら、 自分の身を守るために、襲ってきた獣を殺すでしょう?
[くすくすと笑う女が、黒髪の少女に語りながら、 ──手で触れるのは、毛皮ではなくて猟銃を。]
(@40) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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森を切り開くときに、 ──人間にとって、危険な獣がいたら、 人間は、その土地から、獣を追い払うわ。
でもぅ、
人を襲う獣だからって──… 別に── そのすべてを、"憎い"と思ったりはしなぃでしょぅ?
["人狼"を、人里から"駆除"しようとしている結社員の女は、 そう言って、ただ笑う。]
(@41) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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あたしが、人狼を狩るのは───
人狼は、狩るべき獣だから。
──人間を襲う、危険な獣だから。
…人間とは、相容れないから。
[声は震えずに。その声に、感情はやはり乗らないまま。]
ただ、──それだけ、よ。
[──"理由"として。そう答えて、 部屋から降りてきたフィリップに肩を竦める。]
(@42) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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ほら。
──おともだち、なんでしょぅ?
[キャサリン、と、彼から出る名前に、 ──いってあげたら?と、マーゴを促した。]
(@43) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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─ 集会場、広間 ─
[マーゴを送り出した後、暫くの質問攻めから開放される頃には、 陽が沈み、窓から見える外は遠くの明かりと、 窓枠に積もった雪だけになっている。
長居しすぎた、という態で、 外を眺めて、ふぅっと、女は溜息をついた。
雪深い村の屋内は寧ろ、半端な土地の家の中より暖かい。 厳しい冬を過ごすための暖房に温められた室内で、 濡れていた手袋は生乾き程度になっていた。]
(@44) 2010/02/24(Wed) 23時頃
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[そろそろ、宿舎に一度戻る時間だ。と、動き出したところで、 占いに立候補していた赤毛の男から声がかかった。] >>378
証拠品だもの。
ほいほい捨てたりなんか、しなぃわよぅ。
[とっておいてあるか。の、最初の質問には、端的に答えて、 続く理由に、いいの?とでも確認するように、眼を眇めた。]
(@45) 2010/02/24(Wed) 23時頃
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…誰が誰に──はぁ、全員分かしら? あたしは、べつにぃかまわなぃけどぅ、 それがわかってもぅ
疑われているから、殺られる前に───
[ドナルドへ、と答えながら、首の親指で横線をかっきり]
(@46) 2010/02/24(Wed) 23時頃
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…なぁんてぇ、流れにぃ、ならなぃことを──祈るわぁ?
[脅しの様にそう言って、 手帳代わりにしているメモ帳をとりだす。]
もっとも、 今、あたしがすぐに出せるのはぁ、 投票の数だけよぅ?
[そういうと、投票された名前の数が書きつけてあるメモをドナルドに手渡した。]
(@47) 2010/02/24(Wed) 23時半頃
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>>390 [落胆した様子に小首を傾いだ。外へ続く廊下の方へと向かう。]
名前を書け、とは強制してないものぅ。 判断をつける方法ならぁ、いくらでもあるけどねぇ。
[ざ。っとかるく周りを見回してから、ドナルドに視線を戻す。]
…そっちの情報がどーぉうしても、欲しいのならぁ、 小一時間ほど、お待ちいただけるかしらぁ?
[その情報も、もってくるわ。と、女は言った。]
(@48) 2010/02/24(Wed) 23時半頃
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>>397 そぉ。…そぉね。 この村の仲良しさん達なら、 それが原因で殺しあうことも──なさそぅだしぃ?
承ったわぁ。
[頷いて外に向かう。続いた言葉に振り返り、 ──瞬いてから、くす。と笑った。]
(@49) 2010/02/25(Thu) 00時頃
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ご心配なくぅ。
あたしはぁ、とんまなサイモンと違って、 ちゃぁんと、夜は、安全なところにいるものぅ。
[女は小柄な方ではないが、それでも、ドナルドの方が背が高い。 小首を傾げて、隻眼の男を見上げるように笑った。]
(@50) 2010/02/25(Thu) 00時頃
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[ドナルドが何かを言いかけるのに気づいたのか気づかないのか、 女は、特別に何を追求するでもなく、、 背中ごしに、ひらひらと乾いた手袋をふって 資料──投票用紙を取りに、鍵を開けて外へ出て行った。
がちゃん。
そうして、どれだけ中の人間と言葉を交わしても、 女が出て行くときに 内と外をはっきりと隔てる、 重たく冷たい錠の音が伴なうのは、かわらない。]
(@51) 2010/02/25(Thu) 00時頃
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─ 集会場、広間 ─
[マーゴがコルクボードのメモを破り捨てたのは、 結社員の女が、各自の票をとりに出て行ってより後のこと。]
…────。
…早々にぃ、処刑相手でも、決まったのぅ?
[だから、また、雪が降り始めた外から戻ってきた際、 投票箱の側、コルクボード前が騒がしい様子に、 女は、ごく不思議そうに首を傾げながらそう言った。]
(@52) 2010/02/25(Thu) 01時頃
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[騒ぎの中心の方へは、女は近づきはせず、 頼みごとをしてきたドナルドの方へ歩きよる。]
はい。これ。
[外の冷気を吸って少し湿って冷たい紙と、 透明なビン詰めにされた、 名前を書かれた投票用紙を差し出した。]
(@53) 2010/02/25(Thu) 01時頃
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投票用紙も──確認用にもってきたけどぅ、 あとで、ちゃぁんと返してねぇ?
結社にとっても、それ。立派な資料だからぁ。
[そう言うと、もうひとつの紙と一緒に、ドナルドに手渡した**。]
(@54) 2010/02/25(Thu) 01時頃
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