103 善と悪の果実
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ウェーズリー! 今日がお前の命日だ!
2012/09/28(Fri) 02時頃
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怖くは…ないわ
[強がって、それでも嬉しそうに笑顔を作る。 欲しいものは、ひとつ。 それがまだ近くにあるのならば 甘い声と仕草で擦り寄って、少しずつ、毒を流し込めばいいのだ。
甘い林檎は誰かの手の中に。 奪い取った烏の、その温もりを忘れた手のひらは 今、蛇の冷たさを知った]
(*0) 2012/09/28(Fri) 15時頃
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モノ好き…?
[耳に届いた言葉に傾げたのは その言葉を発した者への驚きよりも、意味を問う単純な、純粋な疑問の為]
…白いままだなんて おかしいわ
[かけられたシーツは同じく赤に染まるだろうに、 視線を逸らした少女は、それを認めることはしなかった]
(*1) 2012/09/28(Fri) 15時半頃
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お強いのですね。ご立派です。
[まぶしがるように、囁く言葉]
可愛い、可愛い、ポーチュラカ。
[呪文のように、繰り返す]
(*2) 2012/09/28(Fri) 18時半頃
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俺じゃない俺じゃない俺じゃない………!!!
[廊下を走りながら、幻聴>>+11に両耳を塞ぐ。 招かれざる客から転げ落ちていく滑稽な男の耳に ぬちゃり、と塞いだ耳が。少年の赤い血で、汚れた。]
(*3) 2012/09/28(Fri) 19時半頃
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――――――――…嗚呼。
(*4) 2012/09/28(Fri) 23時頃
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林檎は此処か。
(*5) 2012/09/28(Fri) 23時頃
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[果実の秘密は未だ。
男の、ポケットの中に ビスケットよりも甘く、烏の血に濡れて。]
(*6) 2012/09/28(Fri) 23時頃
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五月蝿い、五月蝿い、歌うな!
[咥内で低く、幻聴に似て、耳元で囁く歌に悪態を吐く。 大きく怒鳴り散らしてやりたいのに 実行してしまえば、それこそ狂気の沙汰だから。
―――それも、出来ず。 ただ纏わり付く歌に首を振る。俺じゃない、俺は悪くない、と。青褪めた顔が。]
(*7) 2012/09/28(Fri) 23時半頃
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畜生、その目で、俺を見るな!
その声で、その声で―――…!
[囀る烏に返す声だけは、どこまでも、悲痛に。]
(*8) 2012/09/29(Sat) 01時頃
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赤いかしら…
[闇の中、血に濡れ、そして拭われ 赤く染まった手はまだ見ていない]
赤く…なるのかしら
[部屋に置いてきた蝶を恋しく思う。 今頃、薄紅の褥で心地よい眠りについているだろう。
起こすのは、しのびなかった。 少女の手には今、何もない]
(*9) 2012/09/29(Sat) 01時半頃
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「愛しいポーチュラカ」
[父様]
「もう駄目だ。終わりなんだよ」
[そんなこと、ないわ]
「死ぬしか、ないんだ」
[止めて、痛いのは嫌よ 嫌よ、嫌よ、止めて、嫌よ]
(*10) 2012/09/29(Sat) 02時頃
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