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私は……
私は、
何を、誤っているんだろう。
(*42) 2010/07/04(Sun) 06時半頃
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パパ、ママ。 はじめての恋で、めげそうです。
だけれどパパとママが病に苦しみながらも 最期まで必死に生き抜いたことを忘れない。
私も苦しみながら、もがきながら、 大切な人の幸せを――**
(*43) 2010/07/04(Sun) 06時半頃
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[何処からか響く声が、砕け壊れた魂に響く。]
あなたは、立派よ? 逃げなかったんですもの――。
真っ直ぐに向かったんでしょ。
思うところを、気持ちを伝えるため、に。
(*44) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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私は逃げた、卑怯にも、自分の気持ちを隠して逃げたの。 好きだったの、愛していたのに。
怖かった、から。
(*45) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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逃げた結果――。
生まれたのは、別れ。
あの頃に戻って、自分を変えたいと。
何度後悔の涙を流したかしれない、わ。
(*46) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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そして、私の死は直ぐ其処まで迫っている。 私の心は壊れたまま――
10年以上も 深い深い疵を負った心の底で。
――時を止めたまま眠っている。
(*47) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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でも、あなたは――。 勇気をもって、想いを告げたの。
最期まで生き抜くために――。
最期の時を後悔しない、ために。
(*48) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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それは――…。 とても、大切なこと。
あなたが、生きた証、よ。
(*49) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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あなたの想いが届いて、――…。 少しでも、あなたのために。
大切な人が心を動かしてくれる事を。
私も祈る、わ。
(*50) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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あなたは私の鏡のような存在だから――…。
.
(*51) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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あは、 あははは、 あははははは!! ―――、っ
あははははははははははははははは!!!
(*52) 2010/07/04(Sun) 15時頃
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[サイモンがあげた狂気の哂い声――。
でも、女の耳には、 それとは別の、狂ったような女の哂い声も届いた気がして――]
――…。
[周囲を見渡しても、女の姿は見えない。
何処か痛々しく感じる女の哂い声が、ただ耳に残った――**]
(*53) 2010/07/04(Sun) 19時半頃
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鏡…―――
[ぽつ、と呟く。 彼女の言葉に対しての、感想が、喉元で引っ掛かる]
貴女は、
つらかった、でしょう。
ぶつけようの無い、想いを抱えるのは
とても残酷だわ――
(*54) 2010/07/05(Mon) 00時頃
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ある妊婦が、隣の魔女の家のラプンツェルという果実を 食べたくて仕方なくて、 夫は「ラプンツェルを食べさせなければ死んでしまう」と 魔女に乞いました。
(*55) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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魔女は生まれてくる子と引き換えに、 ラプンツェルを好きなだけ食べて良い、と言いました。 そして生まれてきた子は、魔女に浚われてしまいました。
(*56) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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子はラプンツェルと名付けられ、 外に出られないように、塔の上で育てられました。 魔女はラプンツェルの長い髪を伝って、塔に登り それが魔女とラプンツェルの会う唯一の方法でした。
(*57) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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ある青年が、ラプンツェルの髪を伝い、塔に登りました。 二人は一目見て、互いに惹かれ合い、何度も逢瀬を重ねました。 口付け、身体に触れ、深みを知る。 背徳的な逢瀬。
(*58) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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ラプンツェルが子どもを孕んだと、知り、 魔女は怒り狂って、ラプンツェルを塔から追い出し 遠く遠くへとやりました。
(*59) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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青年はラプンツェルの行方が分からず、 絶望して塔から身を投げ 失明してしまいました。
(*60) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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それから暫しの時が経ち、 ラプンツェルは、双子の男女と一緒に暮らしていました。
(*61) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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青年は、ラプンツェルと再会し、 ラプンツェルの流した涙によって、 青年の目は奇跡的に再び光を取り戻しました。
(*62) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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そうして二人は、しあわせに、なりました。 めでたし、めでたし。
(*63) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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……とってつけたようなハッピーエンドね。 世界はそんな風に幸せに巡る筈が無いのに。
ラプンツェルが子を孕んで 青年が失明して かなしいかなしいおしまいにすればいいのに。
(*64) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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貴女も、そう。
姿を消して、 互いの居場所も分からずに、 絶望して、 後悔して、
……世界の全てがハッピーエンドになるわけがないのだわ。
(*65) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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そうと分かっていても 無慈悲な世界に生きても、 それでも、
幸せを願うのが、人なのでしょうね。 此の物語を幸せに終わらせた、著者のように――。
(*66) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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[残響が掠める哄笑には、唯]
―――…。
[瞳に陰りを落とし、その眸を細めるだけ]
(*67) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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幸せな、終りは―― 望んでも手に入れられないわ。 それを望んでも、得られるのはほんの一握りの人だけ。 多くの人にとっては、それは儚い願い。
いいえ、一握りの人にとっても、他の人からみれば幸せなだけで――。
本当は幸せではないのかもしれない、わね。
(*68) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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でも、縋ってしまう。
最期だから、特に――。
幸せな終りを……。
(*69) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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幸せなんてものは 憧れる為に在るのかしら。
[ぱちり、と、瞬きをした]
縋ってしまう、か。 そうね。
……そう。
なんだかんだ、言っても、 それを望んでしまうのね――
(*70) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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そして、私は……。
終りに怯える人を――…。 病から逃れたい人が――…
縋りきれないのなら。 せめて、永遠の眠りにつかせてあげることで――。 縋っても得られぬ苦しみから
――解放をして、あ げたい、の。
苦しみに満ち溢れてこの村が終るのは見たく、ないから。
(*71) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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