158 雪の夜に
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俺らも銀のナイフなんざ持ってねえしな、丁度だろ。
[安宿と安宿の客だ。 軽口の調子で笑って、席を立つ]
しっかし話ばっかりじゃ仕方ねえ。 俺もちょいと様子を見てくっかな。飯も食ったし。
…久しぶりだしな。
[男には、久しぶりの古里でもある。 歩き回ってみるついでに雑貨屋にもまわろうと心に思う]
(161) 2013/12/23(Mon) 02時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 02時半頃
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/* ちょっとだけしゃべりすぎ気味の自覚があったんだね!
(-32) 2013/12/23(Mon) 02時半頃
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おあ?
[丁度セレストの出掛けやらに被ったものだから、 ヤニクの姿を見そびれた。声>>160にいたのかという顔になる]
雑貨屋なら向こうの…
[何となくそこに反応しながら向こうを指差してやり、 パンプキンパイという単語に数度瞬いた]
待て。お前それまさか、
[先のセレストの置き台詞はまさか]
(162) 2013/12/23(Mon) 02時半頃
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俺の分も買って来いよ!!
[赤い背に向かって吼えたが、届いたかは定かではない]
(163) 2013/12/23(Mon) 02時半頃
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ああ、そうだね。 あたしもちっと喋りすぎたかな。
[そろそろ朝食の客もはける頃だ。チェックアウトに、シーツの洗濯と取り換え。晩に向けての仕込みもある。 騒動があっても宿の仕事が変わるわけでもない。]
じゃ、支度が整うまでは外でゆっくりしておいでよ。 寄ってくんでしょ?あそこの子のとこも。
……まあ、うまくやっといでよ。
[意味ありげに笑って、仕事に戻って行った**]
(164) 2013/12/23(Mon) 02時半頃
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おう、
[安物の外套を羽織って、ダーラを見返す。 含みのある笑顔に、ほんの少しの間視線を置いた。 やや難しげな顔になる]
そんなんじゃねえよ。
[じゃあな。と手を振り、男も宿をあとに*した*]
(165) 2013/12/23(Mon) 03時頃
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― 教会へ向かう途中 ―
[外に出ると、雪は止んでいて陽がでていた。 祖父と共に、坂道を登ってゆく。 何か獣が出たらしい、と祖父は言う >>39 。 早足で坂を登ってゆく祖父の背中を暫くソフィアは見つめていたが、祖父の伺った後に後ろを振り返る。 裏通りへ向かう幾人かの姿が見えた。]
…… っ、
[喪服を着た女性とぶつかってしまったのは、そうして余所見をしていた所為もあっただろう >>40 。]
あ…、すみません!
[祖父に続き、頭を下げた。 そうしてしばし、祖父と女性とのやり取りを見ていた。]
(166) 2013/12/23(Mon) 03時半頃
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[祖父と喪服の女性、二人のやり取りをソフィアは自然と少し間を置いて眺めていた。 言葉ではうまく言い表す事はできないが、その二人のやり取りにはお互いが言葉で交わしている事以上のものがあった様に感じたからだ。
祖父が喪服の女性との話し相手をと言い、付き合ってくれるかと喪服の女性に尋ねられ、ソフィアは勿論ですと口元を緩めて頷いた。]
(167) 2013/12/23(Mon) 03時半頃
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おっ、乙女!?
[祖父の言葉 >>97 には思わず声が裏返る。 確かに歳をとるにつれ、ホレーショーを兄の様に慕っていた様な感覚は薄れてきた様に思うが、その感覚が薄れる反面で大きくなる感情は、それがどの様なものなのか少女にはまだよく形容する事ができなかった。 ただ、祖父にそのような目で見られていた事にとても恥ずかしさを感じて無意識のうちに髪を撫でつけた。 恥ずかしいときや照れた時に髪を撫でつけるのは、ソフィアの癖のようなもので…、しかしその手が髪飾りに触れるとハッと手を離し、所在なさげに両手をおろし、あわせた。]
(168) 2013/12/23(Mon) 04時頃
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―教会―
[協会で祖父が見せた柔和で幸せそうな笑みを、ソフィアは忘れる事は無いだろう。 これまで二人で暮らしてきて、自分に愛情を持って見せてきた笑みとは、ほんの少しだけ違うようにソフィアには感じられた。]
おじいちゃんにもそんな時があったのね。
[そっと耳元で囁きあう二人の姿は、パピヨンと名乗った女性にはどう映っただろう。 やがて、祖父は協会の奥へと消えて行った。]
(169) 2013/12/23(Mon) 04時頃
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[ パピヨンの言葉 >>143 には、ありがとうございます、と屈託のない笑みを見せた。]
小さい頃から、ずっと二人だけの家族でしたから。 パピヨンさんは、ご家族… 、ぁ、すみません。
[喪服を纏う女性に何と失礼な事を聞いてしまったのだろうと慌てて口に手を当てた。 少女も喪服の彼女も、真実を知らぬまま、どの様なやり取りがあっただろうか。]
(170) 2013/12/23(Mon) 04時頃
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パピヨンさんは、エレクトラ号に乗って色んなところをまわっていらっしゃるのでしょう?
…人狼って、本当にいるんでしょうか。
[幾らか話をすれば、ソフィアはそう切り出しただろう。 エレクトラ号がこの町にやってきた晩、事件は起きた。 人間の仕業にしろ、人狼の仕業にしろ、狼などの動物の仕業にしろ、疑いの目がかかるのはエレクトラ号に乗っていた人間だろう。
じわりと嫌な予感がして、胸のあたりの服を掴んだ。**]
(171) 2013/12/23(Mon) 04時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 04時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 04時半頃
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/* 誰を吊りにすれば良いのか迷子
(-33) 2013/12/23(Mon) 04時半頃
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/* そういや幽界トークって事はさあ
……死んだやつに赤ログ見られるってことじゃね?
……wwwwwwwwwwwwまあいい */
(-34) 2013/12/23(Mon) 09時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 11時半頃
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/* ソフィアの嫌な予感たのしそうだな
(-35) 2013/12/23(Mon) 13時頃
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─ 坂道 ─
[宿を出てぶらぶらと歩く。 もうサイモンは片付けられてしまったのであろうか。 一時期の喧騒はやや収まって、町はどこか怯えを含んで静まりつつある。その中を歩いた。 今は休暇中だ。これといって明確な目的があるわけではない。
時計塔の鐘が鳴った。 男はその音に、ふと足を止めた。 確かあのときも、遠く時計塔の鐘を聞いた]
(172) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[ソフィアは小さかった。 あのハナくらいだったか、いやもっと小さかっただろうか。 遠い記憶を見つめる男の頬に、仄かな笑みが浮かぶ。
海で溺れかけた少女を助けて共にびしょ濡れになり、 泣いている彼女の手を引いてやはりこの坂道を上がった。 きょうだいのない少年は泣いている小さな女の子の扱いなど知らず、少し困りながらこの道を歩いたことを覚えている。
それから、折に触れて彼女と遊んだ。 溺れていない時の彼女は良く笑ったし、かわいかった。 少年にとっても、年の離れた妹が出来たような気持ちだった。 雑貨屋まで行けば彼女の祖父が時折お菓子をくれたから、 それが嬉しかったのも、間違いがない]
(173) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[男の足は、自然と当時の道のりを辿った。 昨夜ソフィアを送り届けたと同じように、同じ道を行く。
両親を亡くして船に乗り込んだのは10年も前。 ここに知り合いも待っていてくれる者もなければ、 男の古里はとうに記憶の中だけのものになっていただろう。
けれど、彼女がずっと待っていてくれた。 帰るたび、立ち寄るたびに迎えに来てくれる人がいた。 だからこの町は、男にとっての古里であり続けた。 年に一度帰って来る楽しみは、彼女との再会の楽しみと同義だった]
(174) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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うまく、なあ。
[先のダーラの言葉>>164にまた、苦笑する思いで頭に手をやる。 ぐしゃりと髪を掻き上げても明確な答えなどない。 少し曖昧な気持ちのままだったから、雑貨屋のcloseの札は、 何となく安心したような困ったような気分で眺めることとなる。
町が閉鎖されたこと。 疑わしき者を探して報告に来るべきこと。
これらが告げられたのは、程なくのこと*だった*]
(175) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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……意外と、人狼の仕業ってのは信憑性ないみたいだな。 この分なら俺、必要な食事の分だけで良いのかね。
[他の獣が血の匂いに誘われなければだが。]
お上が人狼の仕業って言ったらまた変わるだろうけどな。 あの男の言う事を本気にしそうな人間、他にいるかな……
(*38) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[雪が太陽の光をうけて、白々と輝いて、眠たくなりそうなほどに、眩しい。 考え事に沈みながら、慣れた道を歩いている。 半ば寝ながら歩いているような心地だった。
ヒューは、何度も何度も、なにかの目を思い浮かべていた。 それは網膜に焼き付いているかの如く、鮮明な像となり、頭の中に現れる。 次いで、「死ぬかもな」と悠長な事を思いながら意識を手放した事を曖昧に思い出す。
なんだか、夢の中にいるようだな、とヒューは思った。 あの時の事も含めて。]
(176) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[ヒューは一年前、怪我をして診療所に担ぎ込まれた。 頭や首や足など、大なり小なり傷を負ったり痛めたり骨が折れたりしていたが、中でも一番酷かったのは、腕の怪我だった。
「人が死んだ」と「誰かが怪我をした」では、人に与える驚きに大差があるようで、今更その時の事をわざわざ思い出すとすれば、当事者か身内くらいのものだろう。
何日かは眠ったまま、目が覚めたとして身動きはとれないまま、エレクトラ号は出港してしまった。]
(177) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[未だに、片腕での生活には慣れたとは言えない。
苛立とうが悲しかろうが、仕方ないと諦め続けることで、磨耗されていくようにして、少しづつ折り合いをつけた方が良いのだろうとヒューは考えていた。 利口な折り合いの着け方は分からなかった。 けれど、どうせ利口にもなり切れまい。 この一年間は、曖昧に、ごまかし続けるような、無駄にも思える日々を送ってきただけだ。
命があるだけマシともいえる。 身の危険を感じた際に、反射で恐怖を感じ、抵抗しようとしたのだから、きっとそういう事なのだろう。
運が悪ければ死んでいた以上、治療にあたってくれた町医者や、診療所へ運んでくれた者には、助けて貰ったという感謝の念や、義理のようなものを感じていないでもない。
多分見かねたのだろう。手を差し伸べてくれたワンダにも、また、そうだった。]
(178) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[今更どうにもならない事を、ヒューはたまに思う。
「あの時こうしていれば」
今朝は、他人の死によって、殊更それを強く感じていた。]
(179) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[あの時、俺の行動が違えば。
俺の一年が、もっと別の形だったら。
昨夜、俺が人狼ときいて、もっと、気を配っていたなら。
止められたのではないだろうか。]
(-36) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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/* 一匹がこの町を守りたい狼で、 ガチでこっちを喰いに来るって可能性も なきにしもあらずだよなあというか割と浪漫展開だよなあ */
(-37) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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― 市場 ―
[ヒューは市場に帰った。ワンダが静かに立腹していた。 市場から裏通りまでを往復し、酔狂な旅人の歩調で朝凪亭に向かい、そこでもダーラと少し話してしまったのだから、遅れが出ていて当然だ。 ヒューは直ちに謝って、次の届け物の準備にかかった。]
(180) 2013/12/23(Mon) 15時半頃
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―教会にて― [教会の窓から、色ガラスを通して光が降る。 単純化された聖母子は、素朴な風合いでありながら、 どこか安らぎを与えてくれる優しい色だ。 丁寧に扱われてきたのだろう、飴色の長いすに腰掛ける。
仲むつまじい祖父と孫は 誰が見ても微笑ましいものだろう。 >>169>>170 慌てて口に手を当てる少女に、 女はただゆるやかに首を振る]
二人だけ、 そう……、あなたもあの方も、 ご家族を早くに亡くされたのね。
[真実を知る者はここにはいない、 だから女はただ同じ悲しみを知る者としての言葉を返す、それだけだ]
(181) 2013/12/23(Mon) 19時半頃
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あの船に乗ったのは、偶然なのよ。 ……でもそうね、貴女と同じくらいの頃に、 故郷を出て、いろんな土地を見てきたわ。
[>>171 そして会話の最中、切り出された言葉、 どこか不安そうな少女の髪で、花飾りが揺れる]
人狼が処刑された、 そんな話は聞いたことがあるけれど。 本当かどうかはわからないわね。
……きっと犯人として処刑されれば、 その人が人狼ということになるのでしょうし。
人間と人狼を見分ける方法でもあれば、 話は別なのでしょうけれど。
(182) 2013/12/23(Mon) 19時半頃
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あの殺された青年は、 何故あんなことを、言い出したのかしらね……。
[あの青年は、何故それを知っていたのか。 彼が人狼の存在を何か嗅ぎ取る術を持っていたのか、 あるいは――ほかに、別の]
(183) 2013/12/23(Mon) 19時半頃
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