276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 其処で聞き取るのは、 ぺたり、ぺたりと "生"の音をさせて、 近寄る音。
その手元が、 跳ね踊るような銀色を、 拾い上げるまで そっと 見詰めてしまっていた。]
──── 身体が冷えるぞ。
[ さて、薔薇の香りが、小麦の香りか ……今はどちらが強いのだろう。 ]
(133) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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/*供養*/
[ そっと、 置き去りの銀色を拾い上げ、
"清らかな"指先で、 そっと、 撫でよう。
何故? ─── さあ。 "飛んで跳ねた"ような、 そんな気がしたからだ。]
(-84) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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ケヴィンは、ベネットに渡すパンを選んでいる。
2018/05/17(Thu) 23時半頃
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あいつがパン捏ね大臣なのとか、俺知らんし!
[ 知っていたのは背中と、いつも携える本の表紙くらいのものだ。 俺には何の非もないだろう、そうだろうそうと謂ってくれ。 ]
薔薇くせーの? それもちょっとやだな。 やべぇ、自分じゃあんまわかんねぇ…。
[ モリスが同じく立ち上がる。 数歩したところで、 ]
おー、いっちゃん……と?ろびん?
[ 後半疑問形になったのは、優秀な生徒会長様のように一年の名前まで把握していないからであり モリスの口からそんな名前が出たからであった。 ]
(134) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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/* パンこね大臣
(-85) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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― 一週間ほど前 ―
[編入生に声をかけられた時も表情は普段と変わらない。質問は唐突にも思えたけれど、同級生と親交を深めたいのだろうか、程度の予想しかしていなかった。>>126
視線をやや上に向け、問いに考える。
「悪くはない、と思う」
一緒に馬鹿騒ぎするような感じではないけど、こちらはなんだかんだ気に入っていて、向こうも構ってくれていたから。
ピスティオの話題。彼はヒューと仲良くなっていたから、共通の話題にいいのかも、と呑気に考え。*]
(135) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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俺の、欲望―― 俺のは、そうだな。
[捉えどころなく降る言葉は、けれどするすると誘うように想いを引き出す。 芽吹かせるための種も、養分も、何処にあるのか未だ見つけられないが。]
乱暴なのは、好きじゃないし。 『こっち見ろ、莫迦』かな。
[食堂を出る前なら、きっと庭番の顎を掴んで無理にも振り向かせていたところだ。 今は道を違えてしまったから、くつくつと笑い喉鳴らすのが風に乗るだけ。]
(*19) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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/* あ、まだ違えてなかった。
(-86) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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/* どちらかというと赤を知らせていかないと 繋がりが パン (ぱん)
(-87) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[栞の魚は小さな床の池の上。 何故ここにいるのだろう。 誰かが落としていったと考えるのが順当だが、その一方でなんだか迷い語を見つけてしまった心持ちだ。 じい、とそれを見下ろすこと暫し、小さな世界の落とし主を探すのも悪くはないと拾い上げたところに聞こえた声>>133に視線を向ける。 花の香り、小麦の香り]
先輩。
[ひらひらと、栞の魚を宙に緩やかに躍らせればとある東の五月の風景に少し似て]
これくらいじゃ平気でしょ。
(136) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ロビンと連れ合って歩けば、 同じように二人でやって来る姿を見つける。]
君が屋内にいると違和感があるよね。
[モリスがロビンに声を掛ければ、自分が顔を向けるのはもう一方>>134 口を開けば真っ先に飛び出したのはそんな一言 冗談でしかないことは、声色と穏やかな表情から知れるだろう。]
ところでヴェリー……程々にしてくれると嬉しいな。 うちのメンバーが今回ばかりは、ね。
[乾いた笑いで言い淀む生徒会長が何を言いたいのかは ……当事者なら想像はつく筈だ。 あまり怒りたくないのだ、特に、彼は。]*
(137) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 吐き出される言葉の雨粒>>110 それらは全てマークの本心だったのだと思う。 ]
…………どうして、だろうね。 でも俺には、君が、……酷く眩しい。
[ 湿った目尻から落ちる雫を指で掬った。 弓に触れる指がキラリと月光に照らされる。 漂う薫風に誘われるよう唇を指に寄せて見た。 花の飾られた二つ結いを>>0:295 ]
(138) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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永遠なんて、ない。 花はやがて枯れて腐り落ちる。 [ 棘のない薔薇に触れて指で髪を梳いた。 するりと解ける感覚を辿りながら微笑った。 ]
でも君は、こうして泣くから。 俺は、……君のそういう所が、好きだよ。
君は、弱くて真っ直ぐで、でも、 健気に生きようとしているから……
俺にはそんな君がとても、輝いて見えるんだ。*
(139) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2018/05/18(Fri) 00時頃
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ロビンです。残っていました。
[問いかけにはとても簡潔に。>>132]
食堂に、水、飲みに。
[好きな花はタンポポ。 くらいなのであまり積極的に庭にも行かず。>>134
ヴェルツのことも、先輩ではなく雇われた庭師だとしばらく思っていたのは秘密だ。]
(140) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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え。 知らなかったって、…………えぇ……
[>>134いやそれは、本当の本気で嫌われているのかもしれない。 調理を見たことがないどころかパンを食べたこともないということだろう。 かなり引き気味の声が出たが、イアンとロビンに出会えばその話題も途切れた。]
そう。休憩か。
[簡潔な返事>>140には簡潔な了承だけが返る。 食堂に入るのに邪魔になっていそうなら、身を引いて入り口を空けよう。]
(141) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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/* フェルゼどこ行くのかと思ってたけど両思いかー!?
(-88) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 屋根よりは低い、銀色の其れは、 鱗なのか、魚そのものなのか、月の光に艶やかに舞う。]
─── 舐めてると風邪を引く時期だ。 "五月病"っていうのも、あるらしいぞ。
[ 流石に、パン捏ね大臣なりの冗句なのだけれど、 表情が変わるわけでもなければ何時もの調子だ。 それで、 と 一時言葉を挟んで、]
裸足で夜の散歩は風流だが、 目的地は?
[ パンを渡しても良い状況だろうか。 そういう確かめの、ひと言。]
(142) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 喉を鳴らす音、後ろで響くそれに。 音なく、けれどしかし唇を弧に歪ませた。 顎を捕まれていたとしても、きっと同じ顔をしただろう。 ]
キミは向日葵が好きなのか? それとも、月下美人が好みかな?
その想いを向けられる相手が 羨ましいね。
[ 空っぽの箱を揺らすように。 中身のない声が落ちる。 ]
(*20) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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/* パンこね大臣……(気に入っている)
(-89) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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―絲の記憶―
永遠を貴女に誓うわ、
[ 赤い薔薇の花が咲き乱れる庭園。 寄り添う二人の少女。 互いの薬指に結ばれたのは花の指環。 永遠を誓いながら花弁は散る。
踏み躙られた血の欠けら>>119 重ねた手のひらは砂のように去り、 結び合った指は最早熱を持たず。 ]
(143) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 神に誓った愛さえも反故にして。 他の男に媚びを売る。 彼女に触れさせた髪は男の細長い指が触れる。 ]
永遠なんて、なかったの。 なかったのよ、ごめんなさい。
[ 身勝手な女の言葉。 それを耳にしていたのは皮肉にも 女と男の血を分けた一人。 ]
(144) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 生まれながらにして自分はきっと 奪う側なのだと自覚した。
だから求めてはいけないのだと。 全てを知ったあの時 姉が心を塞いだと同時に運命の悪戯で 居合わせた三つ巴の邂逅。
求めてはいけない。 これ以上、罪を重ねてしまう前に 花弁を引き千切るように聖書のページを 破っては、棄てた。
母に瓜二つの顔をした罪の結晶を呪うよう 自らに不幸あれと願った。 ]*
(145) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 罪を謳うように。 罰を願うように。
聖書のページを、捲るように。 ]
(*21) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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/* 発言ポイントよりも行数が…こう…俺のロールはこれだから…
(-90) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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─談話室─
[ 微睡みの中、深い深い夢を見ていた。 酷く疲れて薄っすら意識が浮上しかけた時、
───…パンツも何もかも放り出し、…
突如湧いた言葉>>115に 自分で自分に顔を顰めた。
ガタン、とソファが揺れる>>118。]
(146) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 最悪の寝起きだった。 シャツが冷や汗で張り付いて気持ちが悪い。
緩慢な動きでソファから上体を起こす。 やや蒼ざめた顔は不機嫌そうにも見えるだろう。]
あぁ…… 美味しかったか、タルト。
[ 靄がかかった頭は 聞こえた声>>125に反射で尋ねる。]
(147) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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しー ほら、
[何か見えた?じゃない、とばかりにタルトの欠片がついた左手の指でジェスチャー。 ソファで寝入る姿は目覚めたろうか。 月に照らされる黒髪が、何故か光って見えた]
えーと、 先輩の
[名前、なんだっけ。と 小さな声で問うように]
(148) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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/* マークかわいすぎてつらいのとベネット美味しいのくれたから乗ってしまったけど、これ私だけが楽しんでないか不安すぎて胃が痛い。
(-91) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 薄めのまま視線を巡らせれば 其処には見知った包帯ぐるぐるの後輩の姿。]
ヒューじゃないか久しく見ないと思ったら、 まだ怪我治ってなかったんだ……へぇ。
[ 彼が医務室に入り浸っていた時期、 たまたま留守を任される事が多くて 手順が簡単な割には悪魔的な処置をしてしまった事がままあった。
態とか偶然か、 「僕しか医務室に居ない時には全然会えなかったね」と 気怠そうながらも目を細める。]
(149) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 編入生である彼の隣にいる後輩にも見覚えがあった。 誰彼構わず描かせろ、と迫っていた噂の後輩。
噂になっていたから逃げ果せ続けた今日、 よりによって調子の悪い今出会わなくても良かったのに
……とは顔に出さないまま、正しく笑う。 笑おうとする。]
こんな時間に談話室で二人きり? 何してたんだ。*
(150) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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/* あっ いやそごってないとおも
ね む かた ねよう ろびーん、ありがとおおおなんてかえすかな・むずかしいな・・ひゅーが人を嫌うってのがじつはなかなかむつかしい、というか こう(ろくろ
(-92) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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