249 Digital Devil Survivor
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サミュエル …… 、って、 なんだか寒江君の名前の音に似ているねえ、
[まさか、 異国情緒に溢れている(人の事を言えない、) 名前の主と彼が同一人物とは思うまい。
素直に思ったままを口奔らせながら、 >>117掲げられた、最近はやや息を潜め始めた ガラパゴス携帯の画面に、緩やかな視路を描く。
そこに、アドレスが表示されていたのだとしても、 文面の表示に釘づけられた意識は、其方へ向かない。]
……… 、 そう、 そうだねえ。 何かを掴んでいる、ってことではありそうだが。
["意図的に撒かれている"、の部分に瞳を細めながら。 頭を掻いていた指を金糸から離そうとして、第一間接に絡んだ糸を払いつつ、…口許まで手を降ろしてきて、添えた。]
(138) 2016/06/19(Sun) 00時頃
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―翌日・神社付近―
[そして翌日、民家を出た千秋は再び片倉を探し(或いは離れてしまったゆり達と合流しようとして)街を歩いていた]
あれ?この御札・・・
[その途中、神社付近に寄ってみたのだが、そこの鳥居に貼られていた札>>92に真新しい霊力を感じたのだ]
・・・もしかして、ケーイチくん?
[つい先程までこの辺にいたのだろうか?と思いつつ鳥居から離れれば再び歩き出しただろうか**]
(139) 2016/06/19(Sun) 00時頃
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[ 既に朝は過ぎてはいても「夜中の手紙」くらいに 情熱的な内容になっていたのは否めない
『今の状況、お座敷ネコまんまでしょ? それとも、これは… ヘルメス・トリスメギストスの実験室?』
日頃の実験台とか、その他諸々への 溢れる思い迸る全俺渾身の名作が出来た
── と、思っていたのは送信する迄である* ]
(140) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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それは、そう、
"自分の手でお客さんを 減らす事になったら厭でしょう”?
[黒幕さんが意図的にばら撒いているのだとすれば、 それは撒餌にしただけ、の可能性もあるが―――― 。 メールの文面のようにマガタマ自体に何か力があるなら、 "回収"して何かを企んでいる可能性も、ある。 そして、それが、いいベクトルならいいが、]
[……。]
[ 多くは、語らない。 ][ ただ、 ] [ 意味有りげな微笑みだけを浮べ、 ]
(141) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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……。
[入り口付近、転がっている自動拳銃と、左半身がほぼなくなっている死体。
胃液は吐き尽くしていたけども、それでもなにかがこみ上げてくるよう。 男は顔をしかめつつ、自動拳銃に手を伸ばす。 幸いなことに、自動拳銃に血はついていない。]
ええっと、後は弾丸の予備があればいいんだけども……。
[交番内、ロッカーなどくまなく漁ってみたけども、見つかることはなく。]
うーん、まぁ、仕方ない、かな。 弾丸が交番にいっぱいあっても普段使うことなんてないだろうし。
[幸いにしてか、過去にスチームパンクなモデルガンの依頼を受けた際、自動拳銃の構造も調べていた。 確か安全装置はここだったと思い出しながらセットし、ベルトに*挟み込んだ*。]
(142) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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ま、 …若しもの話、だけどね。 ……流行らない商売なんだから、 貴重な客人がそうで無い事を祈るとして、 ……。
[>>117 注がれていた問いへと、 やや思考を纏めていた時間分。 時計の針を巻き戻す。]
ううん、そうだねえ。 今の所露店のバイヤーさんが僕の中では 筆頭容疑者 …… 、 と、ああ、それと…… 。
此方はただの勘だけれど、 御渡神社の神主さんはご存知だろうか。西迺君。
(143) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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あの子も何か、隠している気はしたけど…… …… どうだろうな? [唇を叩けば、微かながらも浮べていた真剣みは、 忽ち解散とばかりに霧散して往く。
二人を見比べなら後に残るのは、 たち悪く、人悪く、何処か面白げな色さえも残る――――、 に、と、笑う弧月ばかりだった。]*
(144) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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[名前はニコラスさんと覚える。 流石に麺類で呼ぶのは気がひけるところであるし>>130。
ホールドアップをしたかと思えば、それをすぐに取り下げる>>134。 道化のような男というのはこういう男を言うんだろうと頭の片隅にメモしながら、考える。]
…………………は、い……。 力、及ば、ず、こ、のよう、な、事態に、なっ、て、います、が。
[嘘を吐くか、誤魔化すか。 散々迷って口にしたのは真実だった。]
そ、れを、知って、貴方に、なんの、益、が、ある、のでしょう?
[そして再び、口調のたどたどしさとは裏腹に、鋭い眼差しを向ける。]
(145) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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/*
今回あんまり引用できる箇所が無いな…
(-49) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/19(Sun) 00時半頃
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/*
とりあえず速度重視… となりつつ 鳴ちゃん落ちとかなるのかなあとか 死亡フラグたてにいってくれてるようにも見えて。 (ものすごくおしい気になる
(-50) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/19(Sun) 00時半頃
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/* 入手した自動拳銃のイメージはS&W M39で。 http://mgdb.himitsukichi.com...
んで片倉は占い師、かなぁ?
ともあれ、一般人、情報が足りなさすぎるんでもうちょい欲しいがさてはてどうしたもんかいのぅ? ちょい強めの悪魔でも捕まえて、動きやすくすべきかねぇ?
(-51) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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人相、も、似、ている、気、が、しま、す。
[けれど、名前がやっぱり違うから違う人物だろうか? 真実は未だ闇の中である。
三日月のように細まる目に若干身を退きながら>>138、 彼の言葉を吟味する。
確かに、敵対することもあったが、というより始めは仕事の関係上敵対関係ではあったのだが……。 その後は、それなりに、自分としては話したことがある相手、ではないだろうか。 先ほどの遠回りなメールの事もあり、胸の奥に黒点のような不審が現れたが、それが育つ前に目を背ける。]
(146) 2016/06/19(Sun) 00時半頃
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[続く言葉に衝撃を受けたため、一端自分の不審は置いておけたとも言う>>141。]
集め、られた、ら、困る、んです、か?
[そう問いかけてみたものの、あまり返答は期待していない。 口許に刷かれた謎めいた笑みから視線を外して、自らの爪先を見る。
少なくとも、彼は、撒いた側ではない。 それを利用する気も今のところは、ない。 今後それがどう変わるかは、知りようがないが、今は、少なくとも……。]
(147) 2016/06/19(Sun) 01時頃
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お、仕事、流行、って、ない、ん、です、か……。
[人によっては多分胸が抉られるような事>>143を繰り返すのは 人と接してこなかったが故に空気を読めないためだ。
バイヤーは、首謀者かどうかは別として、あちら側だろう。 けれど、続く言葉が意外で、ぱちりと一つ目を瞬いた。]
西廻、さん?
[今はその口許には読めない笑みしか浮かんでいないが、 確かにその前、その顔に浮かんでいた表情が あり得ないと受け流すことを拒否する。]
……情報、ありが、とう、ご、ざい、ま、す。
[そう言って頭を*下げた*。]
(148) 2016/06/19(Sun) 01時頃
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/*メール返信
(-52) 2016/06/19(Sun) 01時頃
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/*
しかし自分表現被りすぎだろってなりつつ でも無理して遅筆になるのもあれだから ほどほどに 全力でいき たい
と ねむねむしつつお返事をだな・・・ とりあえず真月ちゃんと小鈴ちゃんきみたちかわいいね (うさんくさい男は語る)
(-53) 2016/06/19(Sun) 01時半頃
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/*
おまえのような一般人がいるかって目が すごくきもちいい時点でだめ
(-54) 2016/06/19(Sun) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/19(Sun) 02時頃
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[ どうにかナツメにアプリを開いて見せられたのは、 メール送信をして暫く後 見慣れた画面に軽く違和感を覚えた
アプリのβ版からプレイをしていた為 バージョンアップとUI変更も何度も見ていたし カンストとか、イベント限定も知っていたが ]
う…ん、こんなデッキだったっけ?
[ 1デッキ3ユニット=1チームに3体悪魔セット可能 今でこそ、カンストとは遠いとはいえ その最大セット条件は満たしているレベルである
その中に、初期に合体で使って以来 見なくなって久しい悪魔がいた ]
(149) 2016/06/19(Sun) 02時頃
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え、ケット・シー…って、ダルタニャン?
[ 辺りを見回すと、その姿はない まさかと思いつつ画面のケットシーを撫でる
『わ、吾輩…気持ちよくなんて』
どこのツンデレだと言わんばかりに 両眼を細めてごろごろ喉を鳴らしていて
ぶっちゃけ、ただのコスプレネコである ]
(150) 2016/06/19(Sun) 02時頃
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[ いつの間にか隙間に入れていた 「ジャックオランタン」は姿を消していたし セットしていなかった筈の「悪魔」が他にもあった ]
嘘…だろ? 何でこれまで…
[ その中に、見覚えのある>>72少女がいた
昨夜より以前から見せてたそのままで 画面の中で金色の髪を靡かせて 小首を傾げて、微笑んでいた
── アリスの笑い声が、聴こえる** ]
(151) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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ー回想:前日のスーパーマーケットー
[遙の疑問に答えたのは“私”だった。>>60 確かに手段にはなり得る──が、今この状況で果たして白いマガタマが幾つ残っているのやら。むしろ白い方が、と思うのだが。]
白いうちに潰したら、狙いがわからないだろう?
[あっさりと言ってのける。 ──“私”は陰謀が知りたい。悪しきものならば制裁を与えるために。人間の犠牲者には大して興味がなかった。犠牲が出た時点でそれは悪しきものになりうる可能性があり、数の問題ではないから。
“かつての私”ならば遙の言う方法も取れただろうが。 しかし何故か「おもちゃのカンヅメ」という言葉に反応した“俺”が目を輝かせ、主導権を奪われた。]
おもちゃのカンヅメ! 俺エンゼル出たことないんだよなぁ… 集めてみようか……
[冗談じゃない。元天使なら間に合っている。菓子について疎い“私”には、エンゼルを集めるなど悍ましくて堪らない言葉だった。*]
(152) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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すっげー白い……
[遙がマガタマを累に渡す様子を見た“俺”の呟きに>>61 『不自然な程にな』と“私”は口を挟んだ。 一般市民に出回っていて、人間の悪意や恐怖のような感情を吸い取る作用を持つマガタマ。
ただの人間が真っ白なマガタマを持っていることなど、ありえるのだろうか?
“私”の推測違いか。 それとも“ただの人間”ではないのか。 あるいは両方か。遙には何かあるように“私”は思う。 しかしその真相を見る目を“私”は持たない。
累の手に渡ったマガタマの色はどうなるか、ジッと見ていれば瞬時に黒く染まり>>78 “私”は、遙をただの人間ではない、と、W仮定Wした。
ちなみに“私”はマガタマを手放す気はなかった。悪魔との戦闘には、それなりに旨味があるからだ。*]
(153) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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[累が自らの頬を撫でるのを見ながら、悪魔が自分に憑いている、と聞けば、“俺”はつい身を乗り出した。>>79 だってそれは──]
悪魔憑き……それって、“俺”と同じなんじゃ?!
[全く違う素っ頓狂な声に『一緒にしてくれるな。お前は悪魔に憑かれているのではないよ』と“私”の抗議。
そんなの、“俺”が認められるわけないのに。 悪魔の使役が出来ないというのも変わらないじゃないか、と思考の中で言い返せば、始まるのは罵り合い。分からず屋。
ちなみに悪魔を使役出来るのがサマナーと教わって、会社名ではないと覚えておく事にした。]
累さんの依頼人さんは「サマナー」なんすよね? その人の連絡先……は、個人情報、だよな流石に
[このご時世、しかも高校生と話をしてくれるだろうか? わからないけれど、それでもその依頼人のサマナーに会えたなら、その時は色々と聞いてみよう。 しかし、会った人みんなに聞いて回るのか?聞いてもいいのかな…とウズウズうだうだ考える。
そのため“俺”は家族についての累の不思議そうな表情を見ることはなかったが、“私”はしっかりと見ていた。>>81]
(154) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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[依頼をこなすことに対する報酬について尋ねた答えが これ。>>82 やはり何に対してのものかはわからないが、言えない、或いは言いたくない類のものかもしれない。]
(『どうにかしたい、ね……』)
[嗚呼、かつての私なら知りたくて知りたくて堪らないだろう。今頃見透かしてその狙いの善悪を判断しているに違いない。
しかし事情があるかもしれないので追求はやめておく ──今の“私”は。 人間相手にそんな容赦は必要だろうか?
事情を追求はしないが、的を射ない返答。 何をどうにかしたいかによっては──多くの力が必要になるだろう。そう、マガタマを集める理由になるほどに。
しかしその確信もないため、“私”はそれ以上追求しなかった。 “俺”が眠りにつく累を見て、つられるように欠伸をして眠気を自覚したのもある。*]
(155) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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ーアプリについてー
あれ?ダルタニャンって拾った猫だったんだ… あんな可愛くてでけぇ猫 捨てられてたら絶対目立つのに じゃあ昨日みたあの猫って……なんだ?
[そういえばダルタニャンに触りたかったんだよな、と思いつつ、初期のユーザーやら、合体やら、出てくる単語がゲームそのもの。>>69 流行りのゲームのキャラが、実体化するのだろうか? 興味津々にスマホを覗き込む“俺”に、瞬間、“蛇”の瞳がギラリと光る。 次の瞬間見えた“少女”に、“私”は少し驚いて、溜息だけを残した。
けれどその後遙にも寝られてしまったので、野郎3人はひとまず何事もなく一夜を明かすことになったのである。確か。]
(156) 2016/06/19(Sun) 03時頃
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[翌日、遙に改めてアプリを見せてもらうことになった“俺”は非常に興味津々だった、が>>129 どうやらメールが来たらしく、慌てる遙をきょとりと見て、マナーとして“俺”は文面は見ないことにした。“私”はバッチリ見ていた。くつくつ笑う。
そのメールの文面からは、覚えのある水の香りがした。嗚呼、この水は──。 思い出に浸りそうになった“私”の思考は邪魔される。]
僕等の町の おくすりや・さ・ん〜
[リズミカルな速度に合わせて、“俺”が突然歌い出したからだ。何故歌う人間よ。お前もフード揺らすんじゃない。>>135]
……SSRとかあったりすんの?
[ソーシャルゲームと同じノリで眺めている。そこに現れた猫をダルタニャンと呼んで──……ほらやっぱり猫じゃん。とニコニコした。>>150「俺も撫でていい?」なんて呑気に聞く“俺”の腕を、“蛇”は締め付けた。痛いっす。すいません。 画面を共有して見ていた“私”は“少女”がそこに映るのを見て、前日と同じように溜息。
累からマガタマを譲るように言われたのは、その後だった。*]
(157) 2016/06/19(Sun) 03時頃
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ー当日のスーパーマーケットー
マガタマ……石のことか いいよ、だって集めるのが依頼なんでしょ── ・・・と、言うとでも思ったか?
[ぼんやりと何も考えずにマガタマを取り出そうとする様子に、さすがに“私”は“俺”から主導権を奪う。 『何でだよ!別にいいじゃん!』と“俺”。寝言は寝ているうちに言え、と“私”。]
マガタマを譲ることで、我々に何の得がある? 場合によっては譲ってやらん事もないが 現時点ではお断りだ。
[感情を浮かべることなく細めた目を、“私”と“蛇”はジッと見つめた。>>87 人間同士の助け合いとは違う。 何せこちらは悪魔なのだから。悪魔の入れ食いによる旨味以上のメリットがあるのだろうか?]
(158) 2016/06/19(Sun) 03時頃
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[突然の来訪者の声は、遠く聞こえてきた。>>95 累は来訪者を知っているようだが、“私”も“俺”も覚えはない。
しかしわかる。 悪魔憑きの累よりも、“俺達”に近いことを。]
『なぁ、もしかして──いや、なんでもない。 外、きっと戦ってるぞ』
[思考の中で“私”に話しかけつつ、それでも“俺”は、そちらに向かうか戸惑っていた。 その来訪者に会った時、良くも悪くも、どうにかなりそうな気がしたから。何となく賭けの気分。 会ってみたい。会うのは怖い。両方同じ。
そう思っているうちに、声は聞こえなくなる。 それを残念に思っていた代わりに聞こえてきた音に、外で何か起きているようだと気づく。 “私”は、遠く聞こえた同類よりも、累がどうするか、ジッと見ていた。**]
(159) 2016/06/19(Sun) 03時頃
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――二日目 朝
[ホテルに辿り着いたはよかったが、内部にはやはり悪魔が巣食っていた。一時の平穏を得るための戦いは常に命がけで覚悟がいるけど、ジャア君の戦いぶりを見てゆくうち、補助や手助けはできる程度に慣れていった。 死から目を背けてちゃ、死は私を包み込む。 でも、私の生き方は誰にも譲れない。 教会に置かせてもらった時にそう決めた。 少女が胸に秘めすには大きすぎる想いを、 持て余すのか、御し得るかは神のみぞ知ろう。 人に依らない頑ななそれは強い。
大切な人の喪失を三度は知っているから。 前だけを向いて歩んでいくしかない。 時に無鉄砲だと自覚していようと。]
(160) 2016/06/19(Sun) 04時頃
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《ヒーホー、マツユキ、よく眠れたホ?》 《昨日からずっと不思議なカンジがしてたから出てたホー。》 《この黒光りしてる石は、元々マツユキのものじゃないホ?》
[着替えの傍に置いておいた、 持ち出してきていたマガタマ。 机に乗ったその石を眺めて、ジャア君が言う。]
(161) 2016/06/19(Sun) 04時半頃
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