218 The wonderful world
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[くぐもった声が私の名前を呼ぶ。>>75 どうやら声の主は私を探していたらしいが――、 その理由は皆目見当も付かず。]
―――………、
[おずおずと視線を声の主の方へ一秒、二秒。 ガスマスクの目はきらりと光って、覇気の無い自身の顔を映す。 その上から被ったフードには多少の親近感を覚えたものの、“怪しい人物”という印象は簡単には拭えずに。]
――ママ、が……、 しらないひとに…………、ついていっちゃ駄目って…………、
[躊躇いながらもそもそと声を絞り出し、視線をゲームの画面へと。 いざ続きを、と思ったのだが時は既に遅く。 画面に浮かぶのは赤い、赤いゲームオーバーの文字。]
(82) 2015/03/04(Wed) 17時半頃
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…………あ、 …………げぇむおーばー。
[平坦な声で呟けば瞬きを数度。 携帯電話の文字>>#4に、ガスマスクの男の言葉>>76に。漂う“死”の匂い。 彼らの言葉を信じるのなら――私は、死んだことになるのだろうか。 確かに今、こうして此処に存在しているというのに。]
―――………、
[男の申し出に自分自身の意思を表すことが出来ずに、 ――見える未来はただひとつだけ。]
(83) 2015/03/04(Wed) 17時半頃
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− 中葦原公園 −
[少し息を上げながら、見つけたベンチに腰を掛ける。 やっぱり周りはいつも少し違う気がする、うまく言葉に出来ないけれど。
きょろきょろ辺りを見渡して、今の状況を確認しよう。 まずは…今何時、何日? ぱかぱか開く携帯電話を取り出して、届いてしまったメールに気付いた。]
なにこれ?
[さらなる混乱に導かれ。 食い入るように文字を追った。 …私は死んだ?]
(84) 2015/03/04(Wed) 17時半頃
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/* あああ挟んですみません><
(-47) 2015/03/04(Wed) 17時半頃
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/* 何故か公園に集まってるよ!!遠いよ!! 絡めないよ!!仕事中だからまた後で回す…
(-48) 2015/03/04(Wed) 18時頃
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[半信半疑でメールを読み進める。 エントリー料の項に差し掛かった時、慌てて鞄をまさぐりだす。]
カメラ!? ………は、あった。
[私の記録を刻んだもの。 ちょっと大げさな言い方だけど、それだけ私の大切なもの。 取られるのならばこのカメラだと思った。
中身も確認したけれど、旅先でとった綺麗な景色や友達と撮った集合写真も残っている。どことなく不自然な抜けがある気がするけど。多分気のせいだろうと疑問は抱かない。]
んー、何を取られたんだろう?
[他に思い当たることも、気になることもない。 強いて言うなら死んだという記憶がぼんやりしている。 昨日の晩御飯は思い出せるのに、直前のことが思い出せない。 …とられたのはそれなのだろうか?
あれ、そもそも、私は死んだのだろうか、この状況を知りたくて、メールの続きを読み進む。]
(85) 2015/03/04(Wed) 18時頃
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[続きを読むとパートナーの話、サイキックの話。 死神…バッチ…ステッカー…ノイズ…ミッション…。 そして…消滅。
恐ろしさに身を震わす。 到底信じられる内容ではないはずなのに、悪戯と一蹴できない。 むしろ、これが真実だと受け入れだす私もいる。
極めつけに、ポケットに入っていた見覚えのないバッチ。 …これで普通の人の思考を読み取れるらしい。 恐る恐る、それを手に取り。]
………っ!?
[一気に流れこんできた言霊、まるで脳裏に直接響くような。 思考の濁流に思わず目をつむって、バッチを手放す。]
(86) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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はぁはぁ…。 これ、マジじゃん。
[メール、私は死んだ、存在の消滅。 全部全部本当らしい。 血の気が引くと同時に、メールの内容を思い出す。]
パートナー探さなきゃ!
[落ちた参加者バッチをハンカチに包んで拾い上げた。]
(87) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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/* 元々縁故がある二人が組むタッグだらけだけど、 ゲーム内で初めて出会ってなんやかんやでタッグを組むっていうのも面白いよね。
あかん独り言使いすぎで残り600切った
(-49) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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して、ここはニッポンのヒラサカク。で、あるか
[ 王が辺りをジロリと睥睨すれば、周囲の看板や貼り紙、道行く人々の姿形や言動、そして時折流れてくるW思考の断片Wが、此処がどこであるかを如実に物語っていた。
いや、非常に利便性が高いな、道徳的には卑劣であるが。と、貴き王はその現象をそう評した。 確かにこの他人の思考を欠片とはいえ覗き込む力は、使い方さえ誤らなければ凄まじい成果を生み出すだろう。 だがそこに、プライバシーは無い。個人の意思の尊重は無い。見なくてもいいものを見ずに済む安泰も無い。]
(88) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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ふむ。しかし、言語の壁とはかくも容易く越えられるものであったのか
……余はもしかすると、いま途轍もなく貴重な体験をしているのやも知れん
[ ーーと、王はその珍妙な現象に対する考察を止め、一人思いに浸る。 そう、王はそもそもこの国の人間ではない。日本は民主主義の国である。よって王は日本人ではない。 更に言うと、王は日本の電化製品は好んで使っていたが日本語は苦手であった。今日の電化製品には大抵、英語訳が付いている。政治を行う上でも英語が達者であれば首は回った、であるため王は日本語に関しては無勉強 無論、このヒラサカ区内の文字は大半が読めないし、民の声もちんぷんかんぷんであるーー本来、であるならば。
王はいたく感心していた。このゲームの主催者は恐ろしく性根の腐った輩ではあるが、ある種の力の持ち主としては一級品であると感心していた、使い方は最悪であるがなぁと思いつつ。
(89) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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そうして、誰一人として王を見ない、王としては稀有な体験をさせてくれる通りを暫く進めば、また新しい景色が王の網膜を光となって刺激する。 建ち並ぶ高層ビルに、多くの人が行く雑多な街並み、それでいて空間そのものが整えられ、街の至る所には直角が溢れている。
それは、彼の国には無かった世界だ。]
(90) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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が、それにしても、空が狭い。これでは夜天を楽しむどころではないな。まぁ、これはこれで趣があるのだが。少なくとも、この玩具よりかは幾分かマシであろうよ
[ そう言って王が胸元より取り出したのは、毒々しい髑髏の意匠を凝らした缶バッチであった。どうやら、この缶バッチは王の目利きには叶わなかったらしい。
片手で弄り回していた缶バッチを再び懐に仕舞うと、王は通りを南へ南へと下ってゆく。
「南のもののふが立つ処に参れ。 制限時刻は半刻。 不可なら爆散。」
そこが、ゲームの第一目的だ。王はもののふの意味をさっぱり理解していなかったが、まぁ南に向かえば多分なんとかなるだろうと歩いている訳なのだが。
(91) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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ーー刹那、世界へノイズが走った。
虚空がヒビ割れる。空間の断片が虚数へ変わり、消失していく。そこから這い出てくるのは、異物。 異物は、一般に言うところの両生類であるカエルに近い姿をしていた。 だが、世界中の図鑑を調べたところで、羽根を生やし中に浮くカエルは居まい。 そんな世の理からはみ出した姿に、王は底なし沼を思わせる双眸を向けると。
ニンマリと、さも愉快そうに嗤った。]
(92) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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ほう、ほぉう!? なんだなんだ、貴様が余の敵か? 醜怪な面であるなぁ、それにカエルの分際で羽根を生やすとは生意気な奴だ、余も欲しいぞ
が、今は先約があるのでな、また後で遊んでやろう!!
[ 関節ごとに指を動かしていた両腕を振りかぶり、王は南へと走り去る。 カエルの姿をした異物は当然の様に追ってくるが、王は構わずひたすらに、南へと駆ける。 王の遊戯は、まだまだ始まったばかりだ。]
(93) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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― ヒラサカ区/1〇1〇屋上 ―
―――♪
―――♪
[下の人間たちを見下ろして、 鼻歌まじりに、ついさっき買ったばかりのドーナツを一口。 途端にチョコの甘さがいっぱいに広がる。 そして、ふわふわの食感を味わうも、ほんの一瞬。 口の中に吸い込まれるように消えてしまったドーナツ。 ちょっと名残おしいけれど、今はこれで おしまい]
(@19) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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今度のゲームはどんな風になるかな―…?
[美味しい"ごちそう"を想像して、唾をごくり。 それは、仕事の後のご褒美ケーキか。 はたまた、参加者たちのことか。 はらぺこの死神にもわからない。
何重に積み重なった空のドーナツの箱を持って、 (勿論、ゴミ箱に捨てるつもりで) お仕事に向かおうか*]
(@20) 2015/03/04(Wed) 18時半頃
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[只ならぬ気配を感じて振り返った先。 碧の瞳が捉えたのは、蛙のようであってそうではない、明らかに異形のモノ。…その数3体。 実在するものよりも大きい体躯と、はっきりと存在を主張する羽根。 恐らく、これが“ノイズ”とされるバケモノだろうと見当付けて。一定の距離感を保ち後退しつつ、手元のポケットに片手を滑り込ませる。
瞳は、一度も逸らされることなくそれらを見据えて。 指先は、触れた冷たい感触を確かめるように、それを撫でた。
ジリジリとした緊迫感に包まれる。]
(94) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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[一呼吸置いた次の瞬間。 真っ先に襲いかかってきた先頭の一体に、掴んだ銀貨を投げつけて。すぐさま踵を返し、その場から駆け出す。
ちらりと見えた成果は、少し動きを止めただけのようだったが、全く利かないわけでもないらしい。それが分かったのは、大きな成果だ。 ついでに言うならば、足も大して速くはない様子。 ……撒ける、かもしれない?
薄暗い路地裏よりは、人通りがありそうな所の方が人がいそうだと当たりを付けて。賑わう声の聞こえる方へと向かう。 撒けないのならば、他の者を囮にする方法も一つかとあくどいことを考えて。
三対一の鬼ごっこが、街の片隅でひっそりと開始された。]
(95) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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/*
シメオンすごい好きでめっちゃガン見してる。 いいなあwww面白いしかわいいこの子
(-50) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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―最期の記憶―
[本当に、馬鹿ばっかりだ。 善悪の区別も付かない奴等も、抗えなかったひ弱な自分も。 そして、そんな自分を助けようとしている、この手の主も。
あぁもう、頼むから。 ほうっておいて。迷惑なんですよ。
吐き捨てようとしても、言葉の代わりに溢れるのは空気の塊だけ。 引き寄せようとする力も虚しく、まるで重石でも付けられたかのように、沈む力に抗えず――
ぷつり、と。 糸が切れたかのように、意識は闇に落ちた]
(96) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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/* どもども、透けないRPに定評のあるおーがまるです
つか最初の2人は卑怯だろ、笑うわあんなん
(-51) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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/* ドーナッツ食べたくなった…
(-52) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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―現在:モルコ前―
……バッカじゃないの。
[吐き捨てたところで、スマートフォンの画面に映る滑稽無糖な文章>>#4>>#5>>#6>>#7が変わることもない。 あからさまに舌打ちをしたところで、周囲を歩く人間がこちらに目をくれることもない。
空気になったみたいだ、なんて思う。そんな事を考える自分が滑稽で、口角を僅かに上げた。 なんだ、いつも望んでいた事じゃないか。何を悲しむ必要がある。
まぁ、とにもかくにも。俄には信じられないといえば嘘になるが、どうやら自分は死んでしまったらしい。 ご愁傷様とでも言えばいいのだろうか。生憎、自分の死の悼み方なんて分からない]
(97) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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[目覚めた時のように、掌にあるバッジを再び握り締めれば、流れ込んでくる声――周囲の“思念”。 頭に響く、普通であれば口に出さないであろう、邪な言葉や中傷に顔を顰める。
全く、厄介な力だ。そう思う。 無理矢理参加させただけでなく、訳のわからない力まで寄越すんだ。きっとこの送り主は碌な奴じゃないだろう。
内心で毒づいて、ため息をひとつ。そうして、歩き出す。 こんなものに付き合いたくもないが、それ以上に爆散も御免被りたい。 幸い、この辺りに土地勘がないわけじゃない。スマートフォンを持ち直して、目星をつけた場所に向かって歩き出す]
(98) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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[頭を過るのは、死の間際の記憶。 馬鹿な自分を助けようとした、馬鹿なあの人。
彼は無事だったのだろうか。それならそれでいい。あの人まで、こんな事に付き合う必要はないのだから。
そう願いつつも、人混みの隙間に見覚えのある姿を探してしまう。 少年がそんな自分に気付くことはない*]
(99) 2015/03/04(Wed) 19時頃
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― →ステラ・ストリート/1〇1〇付近 ―
[食べ終わったクレープの紙を丸めて ゴミ箱へシューッティングッ!
空いた手を袖下に隠しながら、 袖をふりふり 機嫌マックスで振って、 浮くような軽やかさで、らんらんスキップ。]
…死神ちゃんたちは、お仕事の時間かにぃ?
[ちーっちゃく、 誰にも聞こえないよーな声で 空に独り言を放って 投げる。 ]
(@21) 2015/03/04(Wed) 19時半頃
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[あたしが。 ヒラサカUGの『コンポーザー』が。
この姿を取って、 彷徨っていることを知るのは ユマっちを含めて数人だけ。]
( ―― そう お忍び!なのダ! )
[ニンジャよりもニンジャらしくお忍び! ……なーんてキはねーのだけどもネ。
あたしのカッコウに アッツイ視線を向けやがる RGの人間どもには 華爛漫な極上のスマイルを ラッキーハッピーサービスでお送りして。]
(@22) 2015/03/04(Wed) 19時半頃
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