233 逢魔時の喫茶店
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[この街に暮らす様々な"生き物"について トレイルが察せられることは実際そう多くはない。 "店"の存在すら知らない人間よりは その気配に敏感という程度。
実際、目の前にいる男――そう、確か名前は。]
そっちのブローリンさんは元気ないんだ?
[彼と猿について、本性>>103を気づくに至っていない。 仲のいい飼主とペットか、もしくは相棒かという認識。 ひとつしか名を名乗られなかったことに対して、 疑問は抱いても追及したことはない。
夜に訪れる客は、人間じゃない者がほとんどで。 昼間より接客は楽だが、同時に気もつかう。
彼らの憩いの空間を、阻んでしまわないようにと。]
(119) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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ま、あとであとで〜
[にやにやしながらコテツ>>114に笑う。
蛇の抜け殻は薬になる、という民間伝承はあながち嘘ではない。 蛇は、自分が以前脱皮したものをここの厨房で漬け込んでいるのだ。 アルコール発酵させており、酒として飲める体になっている。
かつて、知り合いの人狼が拾った人間の子供が熱を出した時にも、非常によく効いた。 幼児にアルコールを飲ませた事については、治ったから許して欲しい所である。
ちなみに、味についてはノーコメントである。 時々、体調を崩した人外達が嫌々ながらも注文する事がある程度。
元、ケイの身体だったものを漬け込んだもの。 夜にでも、コテツに提供してやろうなんて考えていたり**]
(120) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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……?
[扉のほうに注意を向けてたから気づいたが、 >>111なんか、音がした。 例の猫がぶつかったのかもしれない。 見に行ってみるか、今日はそんな気分だったんだ。
どうせ、自由な店なんだし。]
(121) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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[さて、その来訪はどちらが先だったか。 静かなベルの音>>107と、ドアノックにしては派手な打撃音。>>111>>113 打撃音にはきょとりと目を瞬かせて、もしかしたら近くに居た店員に「怖いから見てきてよ」とか言いたげな顔をしたかもしれない。
どちらにせよ、来客にはいらっしゃいと、いつもの笑顔で。**]
(122) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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/* 時間軸が自分で曖昧になっていたので整理していた。 ぶろりんたちが入店したあとで ヴェスパちゃんはまだ時間軸が不明。 まあようするに誰もいなかった丁度の時間だな!
(-42) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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/* 書いてから時間軸合うように読み直していたら あっあっ気付いてもらっていた、あっあっ ちゃんと普通に入るつもりだったんでも良いかな!
オニーサン今回すごくのんびりしてる。
(-43) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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―喫茶店の扉のほう―
[席に荷物を置いたまま、 さっきの客>>107と入れ違い、すれ違い。 猫にしては大きすぎる何かが外にいた。>>113]
……何してんすか。 熱中症っすか。
(123) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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――― 喫茶店前 ―――
[昼間の喫茶店にしては珍しく 客入り、店員入りのそこそこの合間を潜った時間帯。 先程二人を招く為に開き閉じられた扉は
―――まあ、今は結局閉じられていたわけで。]
ねむい、…… 違った、いたい、だな。
[呆けていた指先が、目当ての眼鏡を探り当てた。 ただ普通によく見える視界は眠気を誘うが 流石に此処で寝るのは営業妨害だと獏でも分かる。]
(124) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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[どうやら彼の猿は、 このタルトがいたくお気に召したらしい。]
ん? いや、別にいっすよ 全部経費だし
[領収書の入っているポケットをぽんと叩き、 引きはがしてもめげずに飛びつく猿には。]
あーもー暑い、つか重い こっち。…そうそう、賢いじゃん
[空いた手を利用して抱え直す。 重心を移動した小動物の背を撫でて、ゆるく微笑み。]
んー。じゃ、お願いしまっす それ良かったらどーぞ 飲みかけだけど
(125) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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………
[理解はしていても、眠いものは眠かった。 食い損ねた夢に誘われかけた、舟を漕ぐ一回。 目の前の扉が勝手に開き、現実に引き戻される。 ―――… 自動ドアを何時の間に、なんてことはない。]
熱中症。 …… いや、ねむくてちからが出ないんだ。
[眼鏡の奥、見ても分かる、眠たげな面を 引っ提げてはいるが、隈などひとつもない。 掛けられた声>>123に反射的に応えて、漸く顔を見た。 公園のベンチで寝転んでいた際に、見掛けたような。]
あと、あたまをぶつけた。 起こしてくれ。
[夢現の記憶を探りながら、当たり前のように手を伸ばす。]
(126) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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んだよ。
[ケイやっぱり死ね>>120、と思うが、舌打ちに隠す。 そのうち客の一人が――というより、今のところ唯一の正式な客が扉の異変に向かっていった>>121ので、それを追う。 人影があった気がしたので、手が必要かと思ったのだ。 取り敢えずオレも昼の間は客でいる、ということ含めて、客二人が外の様子を見に行くという、不可思議な構図が出来上がった。]
(127) 2015/08/01(Sat) 22時半頃
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[荷物を持つという申し出には素直に甘えることにした。 タルトは客に提供するか従業員のおやつとなる余剰分だが、 さすがにこれ以上被害が広がるのは困る。
共にトワイライトへ向かう道すがら、 忘れ物についてどうだったか……と記憶を巡らせながら 隣を歩く男に時折視線を向けて。
しんどそうなのを、単に暑さに弱いものと感じて 返されたコーヒーを再び差し出してみたが。 受け取って貰えても拒まれてもさして気にも留めず。]
(128) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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起こす?
[手を伸ばす。全く完全純粋な人間よりかは、小鬼は力がある。 多少の力仕事については利があるだろう。 客と二人協力するならするで、タイミングを見計らうのに目を見合わせる。]
(129) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[カラン、と鳴くドアベルの真鍮]
…
[いらっしゃい、と緩い笑顔のマスターへ片手を上げる。 その手には空になった水だしコーヒーのカップ。 ありがたくもトレイルから譲り受けたコーヒー>>128の黒は心地好い色にして、当然のことながら…ここで頼むマスター手製のそれより美味しいものだ]
忘れ物
[ソファ席等ではなくカウンターへ歩み寄り、パンとケーキの袋を置いて問う。 客らしき金髪の子供や若者>>117、背後で鳴った豪快なノック>>111にも抑制された表情はほとんど動かない。 一方の猿は大きな音にビクっとして、トレイルに抱えられたまま硬直していたりした]
(130) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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―喫茶店前>>126―
……は。
[眠いって?>>126]
どんだけねむいんだよ……
[あきれた男である。 でも、隈とか見当たらない。 コンシーラーで隠してるわけでもなさそうだし。 ――あれ。なんかこんな風に寝転んでるやつ、どっかで見たことある気がするぞ]
ばか。頭打ったら病院。
[さも当たり前のように伸ばされる手。 どうにもデジャヴ。 仏頂面のまま、手を渋々握って引き起こす]
(131) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[>>129 引っ張るとき、 店員らしきと目配せ、視線あわせ。 うん、と頷き一緒に引いた。
うお。
軽い。なにこれ超軽――じゃねえ、 店員の力が強いだけだこれ。 びっくりした。]
(132) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[陽の光を背中に受けながら 人間に手を差し出す、おれの構図に 新たに人影が映った。此方は知っている、店員>>129だ。]
うん。
[--- ねむくてちからがでないんだ。 半分くらいは、今の状態は、正解だった。 うつら、と、舟を漕ぐ要領で、頷いた。]
起こしてくれ。 あと、…… そっちは、お客さん?
[昼間―― 夜でも、人間の客を見るのは珍しい。 お客でなければ尚のこと珍しいが、折角だ、疑問は口にする。]
(133) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[知っているものなら迷わず辿り着ける。 そうでない者は、例え昼でも見失ってしまうような、 ある意味儚げな看板の前まで着いて。]
どーも 忘れ物、見つかるといいすね
[ぺこりと会釈して、猿と荷物を交換すれば。 一応、店員の体裁を保つべく裏口に回った。
道中、散々猿と戯れたから 愛用のカットソーはさぞや毛にまみれているかと思えば、 そんな気配は微塵もなくて僅かに首を傾げ。]
(134) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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/* ギャーすれ違った なかったことにしよう
(-44) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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これなら、荷物頼むこともなかったかな
[荷物を受け取ろうとして、 結局そのまま任せたことを思い出しながら小さく呟く。>>107]
(135) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[二人掛かりで助け起こされる、おれ、外見おっさん。
右手と左手を差し出して 片手の比重がいやに強くて>>132 ぐら、と前のめり。]
ありがとうさん。 あとは、冷やせば、起きる。 ……なおる。
[額の赤は、まだ、この時間帯の日差しには目立つ。 病院に行く必要はない、放っておいても治る。 そう言いたかった返事>>131はあまり回らなかった。]
あんたは、ねむたくないのか。
[どれだけ眠いんだ、ということばに 遅れて答えて、掴んだ手を、ぱ、ぱ、パアにした。]
(136) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[再びの要望>>133に頷いた。オレを知ってる人物相手に了解を口に出すのは混乱のもとだ。 手というより腕をとったら、そのまま引き上げる。 力を入れやすいところを握った分人間側にかかる負担は少なかったに違いない。手間をかけないようにだが、驚かれている>>132方向に意識はあまり向いていなかった。]
そう。オレも今は。
[手をとったもう一人が客かどうかを聞かれて、短く答える。これくらいなら不自由せず答えられる。]
(137) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[ともあれ、カフェエプロンを身に着けカウンターに回る。]
はよーございます [客にお使いの荷運びをさせたことや、 離れた猿がまたすぐ飛びついてきたことには素知らぬ顔で。
入口のちょっとした騒動に、今日は珍しく人が多いなあ、 なんて呑気な感想を抱きながら。]
ホレさん、昨日――
[同じくマイペースを崩さない店主に領収書を渡し、 ついでにブローリンの忘れ物について問いかけた。]*
(138) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[夏に似合わぬ細い黒糸を緩やかに散らし 静かなる路地道を踏んだ。
片手で引くスーツケースの音は、何処か重奏。 現実、ケースの中には、配る相手が居た為 幾つかの日本酒が入っている最中。]
――― ……
[曲がり角を進み 遠目に見かけたのは 自分とどうも似た東洋人の容貌。>>67]
(139) 2015/08/01(Sat) 23時頃
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[散歩にしては、どこか視点の定まらない眼球の動き 此処が彼に取って来慣れない道中なのか、それとも、]
迷子か? どうした……
[背後から距離を削り、そっと掛ける言葉 欧州の人では聞き慣れない筈の、日本の訛りのまま 彼が言葉を聞き取れたか反応を伺うよう眼を細め、次いで]
… それとも この辺のバーで時を共にする、 パートナーとの待ち合わせ中?
[軽口でも無く至極真面目な表情で推定を口にし そろりと視線は、「バー ファミリア」の方角へと移す 自分が酒瓶を配る予定であった 店主が経営する在処*]
(140) 2015/08/01(Sat) 23時半頃
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―喫茶店前―
客す。
[>>133 ぶっきらぼうに返事。 なんだ、この人店員なのか?]
ども。 ……冷やして治るのは火傷っしょ
[>>136 なんだ、 心配になるなこの人。]
……別に、俺は、ねむく、ない。
[――たぶん。たぶん。最近夢見も悪くないし。]
(141) 2015/08/01(Sat) 23時半頃
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ブローリンさん、明るい内に来るの珍しいね。
[>>130片手を上げられれば、おんなじように自分もひらり、手を上げて。 夜に。では無く明るいうちにと言ったのは、混じる人間の客に対しての気遣いか。 握られたカップに気づけば、苦笑いをするほかないのだが。
――なーんだ、どっかで一服した後なのね。 別の店の珈琲を見ても浮気と怒ったりする事は無いが、浮気の理由が味と言う事はきちんと分かって居て、 苦笑いの理由は自覚する珈琲のレベルに対して。]
うん?わすれもの、は――
(142) 2015/08/01(Sat) 23時半頃
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あー、 ああ、 もしかして、コレ?
[カウンターの下から姿を現したのは、持ち主不明の黒い手帳。>>107 中身は人のプライベートなのと、何か妙な物が飛び出して来られても困る故覗いていない。 夜の店に落ちていたという事は、つまり持ち主はそういうことで。謎の品が謎の現象を引き起こしても店に保険は降りないのだ。]
今朝床に落ちてたから、保管しといたよ。
[今朝とは、つまり夜の営業の閉店時刻。 甘い香り漂う男に黒い忘れ物を手渡す頃、背後で豪快なノックが響いたか。
ブローリンの持参した袋にほんの少し首をかしげたものの、それがトレイル店員に頼んだお使いの品とは、知る由もない。]
(143) 2015/08/01(Sat) 23時半頃
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寝てけば。
[ぐらついた身体は、こっち寄りに傾く。引っ張った分支えも責任持とう。ひとまず受け止めて、起こす。 まずは立ち上がれたらしいのを確認して、起きるための方法が提示されたのに「起こそうか」の逆が口をつく。これもまあ、どちらでもいいだろうと、修正はかけなかった。]
(144) 2015/08/01(Sat) 23時半頃
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[普段、喫茶店で過ごす半分は、寝て過ごす。 公園で過ごす際も、同様だ。 おれにとっては夢とうつつが近しいので、仕方がない。
それでも、公園で黙々と走っているリツを見たことも 寝ていようが起きていようが、同義だから、思い出した。 ―― ああ、そういえば、と告げるには、眠かった。]
客が、ふたり……… 店員さんはともかく、めずらしいなあ。
[アマノ>>137も今は客だと言う。 成る程最低でも二人いるのだ、と、珍しさに頷いた。 易々と起こされた腕は、だらり、横に垂らして。]
(145) 2015/08/01(Sat) 23時半頃
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