143 宵を待つ村
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― 処刑場 ―
[仄暗い中、誰かと言葉を交わした気がする。眠りの中で起きた事を覚えているのも、黒いものに纏わり付かれない目覚めも、随分と久しぶりだった]
……
……あれ……昨晩は、どうしたん、でしたっけ
[目覚めたばかりでぼやけた視界に映るのは、いつもの天井ではなく朝焼けの空。夢現で誰かと会話していたが、その前は何をしていただろうか。 まだ辺りに人の気配はない。自分で考えるしかなさそうだった。片手を付いて上体を起こした所で、指先に硬い物が触れる]
[何気なくそちらへ目をやって……考えるまでもなく、全てを把握していた]
あぁ……随分勝手が違うと、思ったら…… 縄なんか、なかったんですね……
[刃の欠けた小さなナイフの先にあったのは、白い物が見える程に首筋を何度も切り裂いた、自分の身体。 最早動かないそれを眺めている内に、無意識に掌が自らの喉に伸びる。赤黒いものが溢れて首筋を伝った]
(+18) 2013/09/19(Thu) 22時頃
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―ラルフ邸入り口―
[手帳の1ページを切り離すと、扉に挟む。 コンッ、コンッとノックをするとそのまま立ち去った]
『親愛なる村人へ
君達が2人が想い合っていることに満足しているのなら、ヤニクを狼として処刑することに反対しないで欲しい。それが俺とオスカー、ヤニクの3人の希望だ。 その想いを蹴ってでも全てを望むのなら、俺を吊るように動いたらいい。
返事は処刑の結果で受ける。
イアン 』
[用件だけ簡潔に一方的に伝えると、この数日間ずっと感じていた不安が安ぐ。 ヤニクから死に場所を奪い、俺とオスカーの未来を奪う覚悟があるのなら受けて立とう。 全てを賭ける覚悟は決めた]
(42) 2013/09/19(Thu) 22時頃
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/* 胸が苦しい。どうして自分ばかりが…と考えてしまってすごく辛い時がたくさんあった。 それでもここまで頑張ってこれたのはオスカーがいたからだよ。ありがとう。 本当はもっと2人で楽しく幸せに過ごしたかったけど駄目だった。ごめんね。
(-72) 2013/09/19(Thu) 22時頃
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そうかな…?僕の方が何倍もディミルのことを好きだと思うけど。
[目の前の存在を、強く強く抱きしめた。 決して離しはしないと、そう言うように。
肩に乗せられたディミルの頭を撫で、頬を擦り寄せる。
いくら顔を埋めても、髪から覗いた耳が赤く染まっているのが見えて、彼が照れているのだと気付いた。 そんな彼を見て、くすりと小さく笑みを零す。]
ねぇ、ディミル。 僕の全ては君にあげるから……僕も、君が欲しいな。 顔をあげて?
[ねだるように耳元で甘く囁いて。
ディミルが顔をあげてくれるなら、その唇に優しく口付けを落とすだろう。]
(43) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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/* 嫌だ。本当は生きたい。 ここで死ぬだなんて残酷過ぎるよ。 一緒に死んだって皆のように幸せだなんて思えない。
(-73) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/19(Thu) 22時半頃
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[一度死に様を自覚してしまったからだろうか、何をしても首筋からの血は止まらなかった。仕方がないから、外套のフードを巻き付ける様にして首筋を隠す。血の色が目立たない暗褐色の服で助かった]
[立ち上がってからは真っ先に処刑台へ向かってみたけれど、やはり何にも触れられない。今こうやって辺りを見回せている事すら奇跡のようなものなのだろう。やり残した事は諦めてしまうしかなさそうだった]
……送れなかった事も口惜しいですが……
もし先生も、私みたいになっているのなら……この姿を見せたくはないのですが。
[でも、ここに居た所でどうしようもないのだろう。引き留めるより先に目に入ってしまうから]
[黍炉がここに現れない事を願いながら、状況を確かめるべく村内へ歩みを進めた]
(+19) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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/* なんだかもうひれ伏すしかありませんでした。
ねこもふもふもふーしながら周り眺めましょう 誰か
(-74) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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…じゃあオレは何千倍も、好き。
[平行線にしかならない負けず嫌いを、繰り返した。 ラルフがくすりと笑う声が聞こえ、顔をあげてとねだる声が、熱い耳にかかってぴくっと震えた。
ゆっくり顔を上げてラルフを見つめると、今度は待宵草を介さずに、どちらともなく口付けを交わした。離れないように、彼にもたれかかりながら―――]
(44) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/19(Thu) 23時頃
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−草原→村の至る所−
[イアンとオスカーの返事を受けると、普段よりもほんの僅かだけ穏やかに笑い返した。]
人狼神の、幸あらんことを。
[そのまま、イアンがミルフィに手紙を送り届ける旨を聞くと、人目を避けて走った。幸い、この騒動のおかげでほとんどの住人は家か集会所にこもっている。 ケヴィンの店へと侵入し、主のいない店内から切れ味の良いナイフ、バール、ペンチを持ち出した。]
(45) 2013/09/19(Thu) 23時頃
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[張り合ってくるディミルに、愛しさが増すようだった。 …絶対に、僕の方が好きだよ。という言葉は、平行線にしかならないことが分かっていたから飲み込んで、変わりに笑顔を返した。
素直に顔をあげたディミルと、優しくて甘い口付けをかわす。 もたれかかってくる身体を抱き締めながら、啄むように何度も触れ合い、次第にもっと深いものへと…]
(46) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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[くつり、と頭に響く水音がもたらされれば、重なる唇を割って舌を滑り込ませる]
……ふ、っ……ぁ、……っ
[その間も肌を直になぞられ、くぐもった声が漏れ出していく。自分ばかりだ、と、どこか悔しいような気持ちが湧いて、回した手がぎゅ、と服を掴むが、彼の動きに流され、翻弄されるばかり]
……ん。
[座っていい、という言葉に頷き、その身を全て預けて。触れ合い、次第にぼんやりとしていく意識の中に、問いかけが投げ込まれる]
どうして、ほしっ……い……?
[既に荒くなった息を隠そうともせず、繰り返して。彼の悪戯めいた眼差しに気付いて、拗ねるように胸に顔を埋める。何と答えたらいいか、ぐるぐる、ぐるぐると考えて。どうしたい、という問いであれば、気持ちよくしてあげたい、なのだけれど。ちらり、見上げた先の表情を伺いながら]
[触れた胸、その布の隔たりが厭わしい、と思った。それに、彼の触れたところが、どこかしこも熱くて、仕方がないから]
……ぬが、せて?
[もう半ば、そうなっている部分もあるのを知りつつも]
(+20) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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/* 息切れがやべぇ(返事に苦心していますの意) ヒューめ ヒューめ(机バンッ
も、もう ま まじ あかんて(頭を抱える)
(-75) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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[>>42扉を叩く音に気付いて、突然の来客を唇が離れた合間にラルフに伝えようとしたが、言葉は彼の唇によって遮られた。
彼が音に気付いたのなら、扉に一緒に行こう。 ―――気付かなければ、このまま――…。]
(47) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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/* 気付かないを選択したい!!!!!
(-76) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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[養鶏所の扉をバールとペンチで破壊し、手近な鶏を押さえつけると躊躇なくナイフで首を切り裂いた。
喉から吹き出す血がヤニクの体を染める。 勢いが弱まると、2羽3羽と続けて鶏の血を浴びた。全身を鮮血で汚すと、バールとペンチをその場に投げ捨て、先ほどよりも、慎重さを増して小道へと向かう。]
(48) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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村人惨殺して回ろうかと思っていたのデスが、流石にそれはいろいろどーかと思ったので自重デス。
(-77) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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−村の小道−
……先ほどぶりデス。
[再び茂みをかき分け、朝遺体を発見した場所へ赴いた。 息を整え、ヒューとクシャミの遺体を引きはがしにかかる。そして狼に襲われた、より凄惨な死体を選ぶと肩に担ぎあげた。臓物などで、更に服に取れない染みが付く。残った死体を一瞥し、声をかけた。]
……少しダケ、借りマスヨ。
[せっかくなら2人一緒に運んでやりたかったが、生憎ヤニクの力では人一人が限界なのだ。可能ならば、後で運んでやる事にしようと考え、最後の目的地―――集会所へと足を向けた。]
(49) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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[扉をノックする音>>42のには気付いたけれど、それよりも今はディミルを離したくなかった。
何か言いたそうにするディミルの唇を自分のそれで塞ぎ、抱き締めていた身体を反転させて自分が寝ていたベッドへと縫いつける。
上から見下ろすような姿勢になれば、はだけさせたままのディミルの胸元が扇情的に目に映り、思わず目を細めた。]
今は、僕のことだけ考えていて…?
[その後は、ディミルへの愛しさを伝えるために…ディミルの愛を確かめるように。 ディミルの身体を求めていった…―]
(50) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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[――少し眠っていただろうか。 隣を見ると、ディミルも寝息をたてていた。
眠る前に誰かが尋ねてきていたのを思い出し、起こさないようにそっと服を整えると、ベッドから降りて扉へと向かう。
見ると、紙が挟まっている。 訝しげにそれを抜き取って、書かれている文字を目で追った。]
…イアンさんから…?
[読み進めるうちに、自然に眉が寄せられていく。
これは…イアンさんが人狼だということなのだろうか…]
全てを望む…?僕は……
[ただディミルと共に居られればそれで良い。 でもディミルは何と言うのだろうか…]
(51) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/20(Fri) 00時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/20(Fri) 00時半頃
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[拗ねるような仕草が、密接した肌から伝わる熱が、そこを擽る弾んだ吐息が―― ――その全てがたまらなく愛しくて、背を這う手指がその身体を引き寄せた。 熱を帯びた、自分よりも小さな身体を腕の中に収め、唇から覗かせた舌が耳朶をなぞり囁きを零す] ……それだけで、いいのか?
[意地悪な囁きだと理解しているけれど、止められなかった。 背を抱く腕が不器用に裾を手繰り上げ、白い素肌を晒して行くのを留めないまま、 衣服をするりと身体から抜き、寝台へと落として、触れ合う距離を僅かに離し胡桃色の双眸を覗き込む。 クシャミの手を取り、自身の上着……の内へも、それを脱がすことができる場所へも導きながら]
脱がせるだけで……?
(+21) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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−集会所への道中→集会所−
[死者は生者に比べ、体にかかる負担が大きい。血袋などと揶揄される由縁はそれだ。軽く息を切らしながら、ポツリポツリとうわごとのような言葉が口から漏れる。]
『ミルフィ』さん……結局、ボクは変われませんデシタ……どこまでイッテも、ボクは狂人で、どこまでいっても…… 片想いでしか無いのデス……
[主人――イアン――は約束を守るだろう。ミルフィはきっと無事にこの村で生きていくだろう。しかし―――]
アナタを殺してしまった罪は、いつ償えマスカ?『ミルフィ』さん……
[ぜぃぜぃと息を切らし、想い人に問いかける。彼女は、もうどこにもいない。天国や地獄があったとしても、おそらくヤニクは天国にいるであろう彼女に会う事はできないだろう。結局、その言葉は誰にも届かないのだ。 彼にとって解りきった事実を虚空に向けて問いかける内に、集会所は眼前に迫る。
そして、その扉の前に立つと静かに息を整え、ことさらゆっくりと、音が響くように、中の村人たちに状況を見せるように、戸を開いた。]
……コンニチハ。親愛ナル村人サン。 狼は、見つかりマシタか……?
(52) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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[ふと、伝え忘れた事を思い出す。]
……ミルフィさんに貸したハンカチ。燃やしてくれって言い忘れたナァ……
[そのまま、目まぐるしく動く集会所の様子から意識を切り離すように、ゆっくりと目を閉じた。**]
(53) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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/* ヒューにじたばた
いじわる い、いじわるめ
(-78) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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人の死体を、自分のRPの道具にしないでくれないかなあ。
(-79) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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/*おかしいなぁ。組み敷かれているぞ…
(-80) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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君を守る(物理)
(-81) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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[夢を見ていた。
故郷の村で人狼騒ぎが起こっていた時に、父が何かに襲われているのを見たあの日の夜のことだ。
棚の上の銀のナイフを手に取って、自分でも何もかも分からなくなりながら争闘の場に突っ込んで行き、無我夢中で何かを切り裂くうちに、世界は暗転した。 朝目が覚めると、眼前には父と見知らぬ男の死体が転がっていて、自分は不自然に綺麗な服を纏いながらそこに佇んでいた。]
[似たような体験は、一度や二度では済まなかった。 未だに、自分が何者で、何をしたのかは分からないけれど。 自分は幸せに生きていてはならないのだということは、何となく理解していた。……つもりだった。
けれど、それも分からなくなった。]
(54) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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僕の側に居たら、危ないのに。 …イアンが危なくなるのは嫌なのに。 ――でも、
…………。
(55) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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[その言葉を以前に聞いたのは、もう随分と遠い昔のような気すらしたけれど。]
………「すき」、 すき、だよ、…僕も。
[再び繰り返してみたそれは、お伽話を聞いたときよりもずっと重々しく、何処か暖かいもののように感じられた。**]
(56) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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[熱を持った耳が舌に濡れ、声と共に漏れる吐息に触れて、温かさと、空気にあたる冷たさに身を捩る。意地悪な文言には、不満気な台詞を]
……こんなに意地悪だって、知らなかったよ。 お兄さん、やめたから?
[裏腹、その声色は明るく。彼から受ける扱いが今までと異なることが、この関係の変化を示しているようで。視線を外したまま、それでも願いに応えて衣服を脱がす彼には逆らわず。逸らした視線の先に、意地の悪い笑みを捉えながら、彼に導かれるまま、肌に触れて]
……寒いよ。 あったかく、してほしい。
[上着をそっと肌蹴させて、熱くなった互いの肌を直に重ねて。寒さなど、とうに忘れたけれど]
(+22) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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