224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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改札で別れて、アランさんが見えなくなって、みんな帰って、それでも泣いてたら。 あなたが手を引いて、連れてってくれたの。駅の近くの、モスクワ行きの列車が最後まで見える場所。「行こう、ふたりで。」って。
[そんな些細な事、あなたは覚えて無いかもしれないけど。少し、笑う。
坂を登った小さな丘。 笑い掛けてくれた訳でも、慰めてくれた訳でも無いけれど、列車が見えなくなるまで繋がれた手が離れる事も無かった。
あの後からだ。 彼の顔が見れなくなったのは。 大切な友人が心を寄せる幼馴染。 視線の合わない横顔だけは、こうしていても幾らでも思い描けるのに。]
私。 ほんとはずっと、お礼、言いたかった。
(*13) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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[叔父を殺した、はじまりの日。 いつになく気弱な声で彼が言った言葉>>2:*11を胸の内だけで反芻する。
ふたりで、可能性をつくろう。
ふたりで。その言葉があったから。だから、決めたのだ。]
(*14) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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(あなたを、死なせたりなんてしないわ。何があっても、何をしても。)
[どれほどこの手が、汚れたとしても。 王子様を待つだけの姫君になんて、ならないと。]*
(*15) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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[>>80メルヤの指摘に、動きが止まる。 一呼吸、詰まったのを強引に吸って、]
……あたし、 は…… あの人の名前を、書いたの。
[そうして、間違えた。 誰が雪鬼かはわからなかった。 そんな中で彼を選んだのは、 『村人を殺す人』だと感じたから、だろう。]
でも、違った、でしょう。 アランくんは、あれの後に……
[名乗り出るべきか悩みながら、言葉を選ぶ。]
(84) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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/* 本気で混乱してるシメオンは人間っぽい… 情報量の違いがある。人間と雪鬼の間には。
(-35) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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……あぁ、そうですね。
[その後。事態の前後関係は、ヨアヒムが息絶えた後に、アランが死んだ。その間はあまりなかったように感じられたが。]
雪鬼が一匹とは限らない…… そしてヨアヒムさんが、雪鬼だったかもわからない。
ごめんなさい、野暮なこと聞きましたね。
[悩むように告げるドロテアに、ゆるゆる首を振り あんなことがあった直後だ、多少気が動転しても不思議でないと、そう頷いた。>>84]
(85) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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─少し前・酒場─
[逸らされた視線に、言葉少なな挨拶。 昨日、自分の言葉で潤ませていた瞳 が頭に過れば、自然と口元を引き締めた。]
…ジリヤのこと、信じてる、よ。
[今更だろう。 それでも唇を動かしては言葉を紡ぐ。
俯いた表情は見えない。 それでも引き攣る指は昔のように頭を撫でたがり上がったけれど、結局触れずに、空を切った。]*
(86) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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/* 938ptも話したのか。もっとコンパクトにしな。
(-36) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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/* 赤ログに殺される。
(-37) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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[死者の声を聞くものの存在も、おそらく人食い狼の伝承と同じだろう。パルックが残した遺言にも、似たような記述があったか。 しかしその存在は、アランのように安易に出てきてはいけないと思う。だから誰なのかを考えるのもきっと良くないこと。]
おそらく私刑に処された人の、 情報が、誰かにあるはずです。 伝承通りであれば。
ヨアヒムさんが雪鬼であったのか否かは、知りたいとは思いますが――ただ。 名乗り出る、者がいない。今、そういう状況ですよね。 有益な情報がない、つまりヨアヒムさんは――…、違った可能性の方が高いんじゃないでしょうか。
私からも、"有益"である情報はない、と そうごまかしておこうかな……。
[つらいけれど。状況は停滞しているだろう。 ただ、私刑を続けねば、全員死ぬだけだ。]
(87) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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[そう。一匹とは限らない。 たったこれだけしかいない中に、複数潜んでいるかもしれない。 わからない。]
……いいのよ。 なんとかして、探さなきゃ……また、誰か、が。
[無為にケツを焼き、魂の視線に苛まれるか、 自分のケツが焼かれるか、凍らされるか。]
……メルヤちゃんは、冷静、ね。
[怪我をして村に現れた少女。 考えようとする姿勢は、情けない自分からすれば、 眩しすぎて目に刺さる。]
(88) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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メルヤちゃんにとっては、みんな、あんまり知らない人でしょう。 考えるのは、大変だと思うけど……
……今、どう考えてるか、とか。 聞かせてくれる? あなたが、 …………信じたいと、思う人、とか。
[疑いの目よりは、信じられる人を、など。 甘いのかもしれなかった。**]
(89) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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[ドロテアに頷いた。能力者だと名乗り出た人物はアランひとりしか居なかった。>>43]
護り手は居なかったんですね。 だったら、アランさんが護られてた筈だもの。
[オスカーの言葉シメオンの口から聞けば、ドロテア同様に言葉を詰まらせた。 返事は期待していなかったかもしれないが。「なら、どうしてアラン兄は死んだんだろう」という疑問に私は答えた。]
…そんな、オスカーが。……。 もし、オスカーが狩人だとしたら、他に護りたい子がいたんじゃないかしら。
[ヨアヒムに疑われたメルヤを必死に庇う光景が思い出される。その姿にわたしを重ねて見てしまう。わたしにも死なせたくない人がいたから。]
…だとしたら。わたしは、責められないわ。
(90) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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─三日目・酒場─
[階下へ降りれば、既にそこには何名かが集まっていた。 ペチカで沸かしたお茶を自分です用意しながら、リーの話に耳をかたむける。>>71>>72>>73>>79
メルヤから質問>>80を受けるドロテアの、動揺の意味を知っているケイトは気遣わしげな視線を向けるも沈黙を守るしかない。 アランのケツが無事で済まなかった以上、ドロテアの能力を皆に告げる事が正解なのかが判断出来なかった。
椅子を引いて適当な席へ。ちょうどそのタイミングで聞こえた呟き>>83に、一瞬だけ疲れたような視線を向ける。]
私が、なに?
[言ってこめかみを軽く押さえ、着席する。 ぬるめに調音したお茶を啜っていると、視線を彷徨わす友人と目が合った。>>82]
…おはよう。
[昨夜の開票を思い出し、胃のあたりが強く痛む。 彼女を疑う者が居たのか。そして、その理由がケイトには思い描けなかった。]
(91) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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……取り乱して、己の死期を近づけたくない、ただ自分が可愛いだけです。そう、……ヨアヒムさんのように、なりたくないから。
[冷静という評が、良い意味なのか悪い意味なのかはわからないが、>>88、少しだけ頭を下げてそれを返礼とした。]
いえ。逆にフラットに考えられると思うんです。 私は私情をあまり抱いていないから。
[強いて抱いているといえば、"友達"だと笑みを浮かべたオスカーとリーだが、この二人に関しては]
一つは、リーは、私刑の必要はない、と。 アランさんの言葉を信じたいですから。
[そしてもう一人。名前を出しはしないが、オスカーも同じ。守り手は、自分の命を守れない――そんな話を記憶からたぐり寄せる。 猟で引き締まった幼尻を見るのは、そう先ではないかもしれない。何も出ない自分の弱さに唇を噛む。]
(92) 2015/05/30(Sat) 01時頃
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ケイトは、皆の話を聞きながら、考え込んでいる。*
2015/05/30(Sat) 01時半頃
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─二日目・深夜─
[ 「 酷いやつだって、思うでしょ? 」
濡れた目尻を薄っすら開かせた。 頬を滑る一滴は温かい。
無言で、縋るように掴んでいた相手の腕を握る力を緩めた。
ケイトが口にするのは、何年前のことだろう。 一瞬、思い浮かばずに眉間の皺を寄せた。
でも、彼女が言葉を付け足し綴る毎に風が吹き付ける。 雪混じりの風の筈なのに。
何処か、柔らかく、頬を撫でた。]
(*16) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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─回想・数年前─
[出て行く者はあっても、戻ってくる者は、少ない。 それがこの村では在り来たりと言えば 在り来たりなことではあった。
だが、やはり誰が出て行くにしても、悲しむ姿は数は異なれど生じた。
自分よりも三つは歳下の女の子。 ケイトもその一人だった。 おとなしくて本ばかり読んで、遊びに誘っても、ほとんど頷いてくれやしない。
つまらない相手だと思っていた。 日に焼けない白い肌も、好きにはなれないと。
でも、それが。 涙に濡れて反射する様を見た。
残ったのは気紛れ。 腕を掴んだのも、…きっと。]*
(*17) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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さっき言ったように…… 雪鬼らしい振る舞いをするものはいない、でしょう。 だから、信じられる人を探すのも、利はあると思います。消去法っていう形は、よくないとしても。
私は……信じたいと思うのなら、誰だろう……
[考える。ほぼどんぐりの背比べに近い。一番人間らしさを覚えたヨアヒムと、返答がわからぬままのアランがもういない今では――]
あの――長髪の、お兄さんは。 少しだけ、信じたいとは、思います。 根拠や理由は……あまりないの、ですけど
[ヴェスパタインへ視線を向けようか。そうしてその理由は]
行動的だから、ですね。言葉や行動が、ありのままに感じられる――嘘をついてるように、見えない……でもこれも、直感的なものなんです。
[だから断言はできない。そう緩く首を振って、先ほどのケイトの件も、同様に復唱する>>76。それから暫し考え込んだ。疑いづらいなら逆の発想。だとしても、やはり、誰しもが――と。**]
(93) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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[ 生憎にも空は晴れていた。
小さな丘から眺める景色は自然に溢れていて、その間を走る鉄の塊を見送っていた。
ちいさくて、あたたかくて、きずのないきれいな手のひらを。 包み込んでいたことは、覚えている。
────だから。]
似合わないよ。
[あの時、彼女を傷つけた言葉と同じものを投げかける。
だが、何処か声色が大人しいことに彼女は気付いただろうか。
反応がどんなものにしても、掴んでいた腕を離す。 代わりに、指を滑らせて隙間を縫うようにして絡め合わせる。
この物語の行き付く場所が何処かは、分からないけれど。]
(*18) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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行こう、………ふたりで。*
(*19) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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[ドロテアの語る雪鬼と、リーの持っている雪鬼についての知識に私は眉を顰めた。]
記憶を持っている…?何もかも、本人でありながら…? …それじゃあ、普段と変わらないその人が雪鬼、…という事もあり得ると言うの。
[新しい知識として蓄えようとして。けれど、頭で理解したところで。]
でも、…そうだとしても難しい。 だって…、毎日の様に見ている顔が目の前にあれば、変わらず同じ様に声を呼ばれたら、 …信じたくなる。
(94) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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メルヤは、コーヒーを一口飲んで、少し視線を上げ、オスカーに弱く笑んだ。*
2015/05/30(Sat) 01時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/30(Sat) 01時半頃
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[「俺は疑うことにしたよ。」というリーの発言には、対照的な発言をした。>>56]
私は、信じる人を捜す。わたしのやり方は変えない、わ。 勿論信じるばかりでは雪鬼を捕まえる事は出来ないのは分かってる。
[リーの事をまっすぐに見て。]
リー、私は貴方を信じてるわ。 アランさんが人間だと言った貴方を人間だと思う。
(95) 2015/05/30(Sat) 01時半頃
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霊の声を聞ける者については……、出て来てくれたら信じられる人が増えるのだと思う。 つまり、…容疑者が減るということね。後になって出て来た人を信じるのは難しくなってくるでしょうし、出て来て欲しい。 けれど、―-能力者を護ってくれる存在が居なければ。霊能力者は死んでしまうでしょう。酷い事を言ってるという…自覚はあるわ。
(96) 2015/05/30(Sat) 02時頃
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[ 声が聞こえた>>91 振り返れば、眉間を抑えるケイトの姿を見つけて、肩を竦ませた。]
…いや、別に。
[とりあえずは、はぐらかす。 代わりに周囲に耳を傾ければドロテアとメルヤの会話が聞こえてくる。
昨晩垣間見たドロテアの項垂れる姿の理由>>84を知れば、納得したように頷く。
淡々と状況を説明するメルヤ>>87 それを冷静だと表するドロテア>>88
彼女の本心が見えない。 ドロテアが与えた問いかけ>>89に対する言葉を待てば、返答>>92>>93]
(97) 2015/05/30(Sat) 02時頃
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メルヤは人の本質を見定めて判断、かな。 俺は状況と、今まで知っている筈の性格からしか推測は、難しい。…正直、誰を信じていいのか、断言は出来ない。
先生が雪鬼だとすれば、あんなにみんなから注意を引き付ける行動をするのか、正直利点が分からない。
雪鬼なら、紛れ込むように差し当たりのない発言ばかりして逃げるんじゃないか。
吹雪が明けるまで、雪鬼にも、俺たちにも、外部からの助けは来ないんだから。
[結局泥仕合だ。
それでも自分の意見や思考を開示することに意味はあるだろうと。 質問を投げかけられれば応答するつもりだし、話が移ろうようならまた注意を払って傾聴する姿勢。]**
(98) 2015/05/30(Sat) 02時頃
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/* というメルヤさんを煽れるような発言を滲ませつつ…。
(-38) 2015/05/30(Sat) 02時頃
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[自分の意見を言って、立ち上がる。ある人物の向おうと移動する。 その道のりの途中でリーの近くを通れば、]
何時か…この村に恩返しするって言ったわよね。 それって今じゃないかしら。いえ、今を逃したらニートのままよ。
[にんまりと唇の端をあげて、笑えない冗談をひとつ。 けれども。わたしだったら、この男にこう言っただろうから。]
(99) 2015/05/30(Sat) 02時頃
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貴方に、こういう事を言うのは癪だけれども、 …頼りにしてるわよ。
[だらしない態度に呆れては邪険に扱ってばかりだった。この男を頼ったのは初めてだった。 小さく呟いて、立ち去る。]
[それにしたって、成り代わるという雪鬼の話しは、 まるで、わたしと私みたいだった。]
(100) 2015/05/30(Sat) 02時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/05/30(Sat) 02時頃
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/* 全然、分からんな!にっこり 状況が状況だし、2狼生存でも仕方ないと思う。
(-39) 2015/05/30(Sat) 02時半頃
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/* ガチ脳とRP脳が戦っている! だけど!例えケツを焼かれようがわたしはRPを止めない!
うそ。女の子のケツは焼きたくない〜(泣) もしケイトを処刑するなら頭をかち割るからな!(それもどうなの)
(-40) 2015/05/30(Sat) 02時半頃
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