124 Acta est fabula.
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[まるで今にも泣きそうなこどものような、 そんなミルフィの一瞬の表情を見て思うは、 いとしさ、と。――うらやましさ、と。 きっとそのどちらもが混ざり合っていた。
けれど抱き留める前に、彼女は転んでしまった。 その場に膝を付いて、泣き笑いを見詰めた。 己の膝にも、冷えはじめた血が染みる感触が伝う。]
その為に、今まで生きてきたようなものだから。 ……とでも言うべきか。
[>>92問いに返す声は、やはり、感情滲ませぬもの。 無理に表情を作っている点では彼女と同じ。]
(96) 2013/06/06(Thu) 23時半頃
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[昨夜は縫い付けた糸を一度ほどくところから始めた。 再び通す針の速度は遅く、 眠るまでに進んだのは、ほんの少しだったが。 明日からもまた進めればいい、進めることができると。 そう考えて眠りに落ちた。
翌朝、着替えを済ませて前夜に作った縫い目の 出来を確認していると、聞こえたのは嗤い声。>>28]
(97) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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───── ……… ころすか
[ミルフィが幼馴染の下へ行きたいのであれば、他も同じような想いを抱いているのだろうか。 誰も彼もが置いていかれた存在。 彼の者が先立たれた者の下へ行きたいと願っているかは知らないが───]
あの人を 殺したのは 俺 だしな
[その人は人狼だったが、それまで長く添ってきたのだから。 少なからず、想うところはあるのではないか。
低く小さく呟きながら、使うことの無い鉈を握り締めたまま、客間のある方へと歩き出した]
(98) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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[誰を殺すか、なんて。 考える前に、手に取ったナイフ。 腰に、ベルトに括りつけて、家を出た。
濡れる事はいとわない。 集会所に戻る。 びしょぬれのまま、玄関のところに]
(99) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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シメオンは、濡れた傘を見て、暫く、立ち竦んだ。
2013/06/07(Fri) 00時頃
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[転んだ拍子に擦りむいた膝が痛む。 けれどこの痛みともすぐにお別れだろう。 目の前に落ちる影に視線を持ち上げれば 膝を折るチール―の眼差しが近くある。 呟きを聞けば、困ったような笑みを浮かべ]
ばかね。
[他にもあるだろうにと思いながら三文字だけ紡ぐ。 赤く染まる手がチール―の胸元に伸ばされて 縋るように顔をその胸に寄せる。]
ごめんね。 ――…もう、ダメなの。
[耐えられなくなった心の一部を滲ませて 己の生死を彼の手に委ねる。]
(100) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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[ややもして、部屋の扉がノックされる。>>45]
起きてるよ。
[なんだろうかと扉を少し開き。 ミッシェルから、ベネットが襲われた事を聞いた。]
……そ、うかい。
[他の部屋を回るというミッシェルから視線を外し、 ベネットの部屋のある方向へと顔を向けて。]
まだ……続くんだね。
[吐いた息に混じるのは、重い疲弊の色。]
(101) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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/* やべえ ねむくて あたまが まわらないねむい
(-37) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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[立ちあがると二人を避けるようにしてベネットの所まで辿り着く。一人で運ぶにはもちろん重くて]
埋められるうちに、埋めないと。 だって……。
[人狼が誰かわからないのなら、又ここで殺し合いが始まるのだから]
(102) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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/* シビル襲うよ!>>98ってしてみたけど、伝わるのかこれ。
(-38) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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……悪い。 ベネットの方は、頼む。
悪い、な。……
[瞳はミルフィの方に向けたまま、ミッシェル>>93にぽつりと返した。 その弔いだって、背負おうと思って――、 けれど今は少女から意識を離せぬが故に、任せる形となってしまう。]
……なんとか騒動を、全てを、終わらせるまでは とは決めていた、が。 誰が人狼なのか、誰にも判らないかもしれない、となると、な。
[付け加えた言葉に、僅かに滲ませた困惑も、 きっと、殆ど形にならないくらい薄いもの。]
(103) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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[誰を――一番疑わしい人を。
繰り返してきたことだ。
でも、誰を。 疑わしい人なんて――、]
(104) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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[痛いのは苦手だけれど。 チール―ならば痛みを少なくしてくれるだろう。 そう思うから、痛くしないで、なんて言葉は言わない。]
チール―。
[名前を呼ぶ。 伏せた目元からは涙が零れて ぽたりぽたりと床に広がる赤と交じり合う。]
ありがと。
[いつかのように礼の言葉を紡いで安寧を待った**]
(105) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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[ベネットの部屋の前へ着いた時、 シメオンの姿は見えなかった。 彼が不安定な様子については、 チールーとミッシェルのやりとりから窺えたが。 あの哂いはシメオンのものだったかと思い至る。
崩れるミルフィ>>51の姿に重なるのは、 騒動の中で親しい人を狼に殺された村人の姿。 その頃と同じように、かける言葉もなくその背を見つめ。]
―――、
[やがてミルフィの口から吐き出された告白>>66に、 息を呑み。その後のやり取りを、ただ耳にする。]
(106) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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/* でも俺チールーにいれ(
シメオンにしたけどシメオンなら殺せるかもって言うくらいなだけで
(-39) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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/* 読めてないけどこれでいいのでしょうか>投票 お猪口一杯でこんな状態になろうとは……。
(-40) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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生憎、俺は確かに相当な莫迦だ。 ――…そんな君も、と、言い返しておくさ。
[未だきちんと笑うことも泣くこともできないまま、 ミルフィの困ったような笑みを見詰め――。 胸に縋りつくような彼女に、今度こそ、その両腕を回した。]
―――――…
[ダメ、とこの場で告げてきた少女。 その死が避けられぬならば、終わらせるのは己が手で――。 誰にも奪わせたくないという男の欲は、 かつてクラリッサに抱いたのと同じもの。]
(107) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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