162 絶望と後悔と懺悔と
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/* 常磐が自分で迷ったんじゃなくて 芙蓉が連れ出して殴って棄てた という裏設定も、常磐が自分で 孤児院に来た理由を語るまではありました(酷い)
(-1512) hana 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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― 荒野の人でなし(達) ―
―――!
[あれは、……守護隊の生き残りの姿! 僕はすぐに建物の影に身を隠す。
補給基地のあちこちは、既に焼け野原って言葉がふさわしいくらいになってた。 始祖吸血鬼という絶対の頭を喪って、逃げる側に回ってる吸血鬼と、残党処理に動き回る守護隊。
こうしちゃいられない。――狩られる側なんだから、僕も周にーさんも。
だからって「周にーさん、どこー?」なんて叫びながら動き回るわけにもいかなくて、僕は息を潜めながら周にーさんの姿を探してたけど、]
はぁ――…、
[疲れた。]
(115) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[壁にもたれて座りこむ。 膝を抱えてれば余計小さくなって見つけにくくなるかな。でもやらない。
見つかったらやばいのに、見つけてほしい、なんて、――変なの]
(116) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* あ、りいくんに指紋をつけて証拠を残してしまった!
>>-1490 そこはわたしもいつだって、 白ログが優先されるのは当たり前と思ってるよ! 秘話もちでも、白で出来ることは白でやりたい派
>>-1491 そうだったかー。 うん、そこの伏線は見てた。 だから、いいタイミングだと思ったのだけど、 あの展開は周が零瑠の意図を汲んで従ったように見えてたん。
周の意思が見えれば何か出来てたかなー、 そこはわからないけど。
(-1513) sen-jyu 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* ところで急激に眠気が……、 せまりくる年度末め……、
きっと途絶えたら寝てます。
(-1514) sen-jyu 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* >>-1510 トルドヴィン お褒めに預かり、光栄です。 首だけになっても、変わらない頑固一徹さをお届けしますよ。
(-1515) ひびの 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* 真弓は寝た方が良いのよ。
[そっとパルック[[who]]の抱き枕を差し出した]
>>-1515 うむ。頑なまでの戦意気に入った!って斬首。
(-1516) pannda4989 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* そういや、いたな…パルック。
(-1517) pannda4989 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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―**年後・桜庭の邸―
[零瑠の名を呼ぶ声に、目を覚ます。 見上げた天井は昨日修繕したもの。 流石に寝所に雨が漏れるのは頂けない。]
……おはようございます。トルドヴィンさま。
[傍にと誓った方の、微笑み残る唇に触れる。鬱金の髪を撫で。左胸に耳を当て。]
………
(117) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[あの日。 戦場から離れ、主の躯に口付けたのは額と、唇の端と、首筋と。そして、左胸に空いた穴と。
心臓の壁の亀裂に舌を這わせて血を掬い取り恍惚の味に酔う。
押し広げた唇の、内に収まっていた牙は長く。硬質の縁、厚み、細い管の穴。肉を裂いた尖りに零瑠の舌が切れてしまっても。
主の躯は、動かない。動いてはくれない。]
(118) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* リッキィのヘタレ(?)化がとどまるところを知らない! なんたるちや
[僕は絢矢の膝の上におさまった。ちょこん。>>-1508]
始祖様>>-1510 そのジャンルは、はれんちじゃないのもあるからだいじょーぶ
じゃあ前に読んだお話の中の、悪い鬼を倒した人間も愚か? とかいう、素直なのかそうじゃないのか分からない問いを投げたくなるねー
神話といったらあれだね、パンドラの匣
(-1518) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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あ、ぁ…… うっ
[涙が、零れる。*]
(119) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[安吾に傷付けられた右肩が治るのは随分と時間がかかった。 着物の上掛けを羽織り、帯に懐刀を差す。柄尻から揺れるのは若草色の菊結び。右の輪が僅かに広がった――妹からの、誕生祝の贈り物。
この邸に住んでいた家族の名は『桜庭漣桜』『桜庭芙蓉』『桜庭菖蒲』。昔、庭師をしていたという男から聴いた。
あの柱も。 あの障子も。見覚えがあるのに。
もしかして、それすらも夢だったのではないかと、眉間を抑える。]
(120) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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『れいるー!』『れいにーさん!』
[幼い子供の声がふたつ。 桜の木の枝に上り、降りられずに泣く子供を助けたのが切っ掛けで、人の兄妹に懐かれてしまった。 時折訪れては世話を焼いて帰っていく。 先日はマシュマロをくれた。 主と共にそれを食すと、『美味しい』と聲が聴こえて。零瑠はそうでしょうともと微笑んだばかり。]
(121) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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――…常磐。菖蒲。 元気にしていたかい?
[頭を撫でてやるとぱあっと花やいだ笑顔を見せてくれる。 名を尋ねても知らぬと応えた兄妹に、零瑠は名を与えた。]
………あや、め。怪我を?
[跪き、招こうとした手で口を塞ぐ。 犬猫の血では足りない。 人の紅香が、鬼の零瑠を誘う。]
(122) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[大丈夫と傷口のある腕を擦り、妹は笑う。 『菖蒲』のように血を流し、 『菖蒲』のように笑みを浮かべて。]
―――っ!
[瞳の紅鬱金が強くなる。 傍に寄った菖蒲の腕を、掴み――…*]
(123) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[ ――…嗚呼、聲が―――――――
――――聴こえたような、気が して。*]
(*16) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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あっ、まゆちゃんとサミュエルの声が聞こえる。 みつかっちゃったのかなぁ 二人で逃げてるのかなぁ
[捕まらないといいな…そう思いながら]
あぁ、そううだ…わたし… サミュエル兄に謝らないといけなかった
(124) LittleCrown 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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―***年後・桜庭の邸―
[零瑠の名を呼ぶ声に、目を覚ます。 見上げた天井には穴が空き、浮かぶ月と夜風に舞う桜花が見えた。]
……おはようございます、トルドヴィンさま。 まだ夜、のようですけれど。
[傍にと誓った方の、微笑み残る唇に触れる。鬱金の髪を撫で。左胸に耳を当て。]
………
(125) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[大きな音を立てて雨戸が蹴破られる。]
『零瑠さん。大変だ!』
『……街に吸血鬼が現れて、人を……襲ったの!』
『零瑠さんも『鬼』――じゃないかって……誰かが言い出して、それで騒ぎに…。此処にもお役人さんがっ』
……そう、か。 ありがとう、知らせてくれて。
良いかい? 君達には何の罪はない。 この邸に居たのは『鬼』でも何でもない。
(126) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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……ったく、参ったな。
[追われる側の悲惨さを嫌というほど味わいながら。 守護隊から逃れて、物陰に身を隠す。
自分も鬼と化していなければ、 彼らと共に執拗に残党狩りをしていたはずだ。 彼らを駆り立てる執念は自分の裡にもあったもの。
鬼が少女の姿をしていても、 彼らにとって容赦する理由にはならないと知っていたから]
俺が見つけるまで、 見つかるようなヘマずるんじゃねえぞ。 [焦れる気持ちを押さえ、リカルダを探す]
(127) ひびの 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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ただの―――…『幻』だよ。
[少年と少女とは呼べない程成長した兄妹を腕に抱き締める。望む共存の形を、『家族』を、彼等と共に過ごせた。その事に感謝し。また別れてしまう事に涙を零す。
ごめんとは言わなかった。 ただ、ありがとうと繰り返す。]
……大好き、だよ。 どうか、俺達の事は忘れて、幸せで居て。
(128) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* サミュエル[[who]]をぎゅーする(o・ω・o)
(-1519) okomekome 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[ゆっくりと身を離していく。荷物は二振りの刀だけ。随分と軽くなった主の躯を腕に抱え。]
『零瑠さん! そんなも――』
[目を開いた常磐の口を、菖蒲が塞ぐ。大きく頷き。それが別れとなった。]
(129) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[サミュエルが理衣を置いてきたと言ってから サミュエルが怖い鬼を連れて帰って来たって聞いてから。 ずっと本当の事を聞きたいのに聞くのが怖くてサミュエルの事を避けていた。 あんなにサミュエルに頭を撫でてもらうのが好きだったのに…サミュエルの指が触れるのをおもいっきり拒否した。
兄ちゃんのせい。兄ちゃんのせい。 まゆちゃん達がいなくなったのはサミュエルのせい
声には出さないけれど大きくて優しい手を思いっきり拒否した]
(130) LittleCrown 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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/* (>>10:-1518 リッキィ) へたれリッキィ可愛い……。
[膝の上のリッキィをぎゅっとして頭を撫でた。]
(>>10:123 トレイル) 人間の菖蒲ちゃん逃げてー!
(-1520) hana 2014/02/27(Thu) 00時頃
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[目を瞑れば、今でも桜花が舞う。 降り積もっていく記憶。 埋もれていく記憶。
桜庭の『家族』の記憶。 孤児の『家族』の記憶。 城鬼の『家族』の記憶。 古邸の『家族』の記憶。
夢は現実の狭間にある。 だからこそ、夢が現実であるように。或いは現実が夢であるようにと、願う。]
(131) k_karura 2014/02/27(Thu) 00時頃
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――…トルドヴィン様。 折角落ち着ける場所が出来たと思いましたが。
暫く移動になると思いますが、ご辛抱下さい。 俺は――…永久に、あなたの傍におりますから。心配なさらないで……
[零瑠は漆を塗りの髑髏を抱き、にこやかに笑む。]
(132) k_karura 2014/02/27(Thu) 00時頃
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[紅鬱金の目には、今も変わらない主の姿が
―――映っていた。**]
(*17) k_karura 2014/02/27(Thu) 00時頃
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[今のところ、リカルダが見つかってしまった様子はない。 いつかの理依や零瑠の真似をして『聲』を送ってみたりもしたが、応えはなかった]
……あいつがちっこくて、良かったというべきなのか。
[なかなかリカルダを見つけられない焦燥に、ろくでもない台詞を吐き。 ある建物の影に回り込んだとき、壁に凭れて座り込む、小さな姿を見つけた>>116]
――リッキィ。
[守護隊に聞こえぬよう、そっと、声を掛ける]
(133) ひびの 2014/02/27(Thu) 00時頃
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