162 絶望と後悔と懺悔と
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ええ、あなたは周を、 お父様の命に抗うことの出来ぬ奴隷にした。 あの城から逃がすつもりもなかったのでしょう?
贄を捧げ、忠誠を示し、 あなたがお父様に愛される為、 ……それ以外にどんな理由があるというの?
[零瑠が視線を留めた短剣を抜く、 ニルヴァーナ、その由来は知らず。 ただ刃の輝きの恐るべき切れ味は本能として知れる]
お姉様はわたしが討ちました。 零瑠、あなたが家族を裏切り、 父に全てを捧げるのなら、わたしはあなたを殺します。
――けれどまだ家族を思う心があるのなら、
(62) 2014/02/17(Mon) 16時頃
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[言葉はそこで途切れる。 心を示すは行動で、それは己で考えるべきだ。 深緋の双眸は零瑠を見つめたまま]
……明乃進とリカルダを、見ていない?
[行く先を訪ねられ行方を問うは、 己の屠った“姉”の眷属のふたり*]
(63) 2014/02/17(Mon) 16時半頃
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/* お姉様を殺すフラグは、wiki見ると裏切りありで、 お父様もなんか裏切りそわっとしてるけど、お姉様は忠誠にあつかったのでじゃあ裏切りってみようかな、いきなり村側2人もさらわれてるし、というのと、 サミュエルVSホリーに乱入できると思ってのことだったのですが、そのカードが発生しなかったという。
(-26) 2014/02/17(Mon) 17時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/17(Mon) 18時半頃
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/* ものすごくばらばらしいが、だいじょうぶなのか。
どこかの周のメモですぐ消えたけど精神的なら大丈夫とか多分キスくらいならってあったから、零瑠はぎりぎりまでいったのだろうけど、NG周りはそもそもギリギリまで攻めるところではないような。
薔薇NGはないけど、自分のNGでここまでなら大丈夫(でもご遠慮はしたい)は確実にあるので思いました、はい。
(-27) 2014/02/17(Mon) 19時半頃
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サミュエルは、きっと、マユミを探し始める。**
2014/02/17(Mon) 20時頃
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/* えーとあと、ついでだから、 4dのメモで、わたしの時系列ぐちゃぐちゃなのは、気にしないでっていったのは、神宿と関係なくて。
白ログの時系列がびっくりするほど、わけわからなくなってたのでした。
3日目真夜中にまどかと話して帰ってきたつもりが、 零瑠と周に関わって始祖の呼び出しがどうということになったら、時間がまきもどったあれ?みたいな。でもまあ気にしないでいただきたい……。
(-28) 2014/02/17(Mon) 20時頃
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―――…、だって、僕、が。 僕の思った通りに生きられて、おまけに誰にも迷惑かけない場所なんて、あるの?
[僕は次の問いにもわからないって答えるつもりだったのに、気がついたら思ったことをそのまま言葉にしてた。>>*14 これじゃあ肯定してるのとあんまり変わんない気がする。
そんな場所はこの世のどこにもない。 あえて言うなら、“始祖様”が全てのニンゲンを“家畜”にし終えた後の帝都が、それに一番近くなりそうだけど―――、そんなの、見たくもない]
………ありがとう。 明にーさんがそう言うなら、僕、頑張る。 みんなを置いていったりはしない、から。
(*18) 2014/02/17(Mon) 20時半頃
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な、――っ!?
[決まった! ……と思ったのもつかの間、円は崩れそうになってた身体を立て直して僕から距離を離していく。>>53
なんだろう、僕がさっきまで叩っ斬ったりしてきた敵とは、何かが違う、そう、]
さすがに鍛え方が違うみたい、……だね?
[一息。 僕はまた斬りかかってくる円の速度についていく。 最初の一刀を受け流せる位置へと左手のマインゴーシュを向けると、 円の足を狙って右手の脇差を振り下ろす。 さっきの動きを見て決めたんだ。まずは機動力を削ごうって]
(64) 2014/02/17(Mon) 20時半頃
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……――そっか。
[答えに眉を下げて、しかし笑むような気配がある]
ねえ、リッキィ……もし僕達がこんな風じゃなかったら、 誰にも迷惑かけずに生きられたのかな。
生き方ひとつも取り上げられて、どうしようもないのに、 それでも誰かに迷惑だから、生きてるのが悪いみたいに 思わなくちゃいけないのかな。
[本当に願うことは]
幸せに、って思うのの最低限の事も、できないのかな。
(*19) 2014/02/17(Mon) 21時半頃
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[姉を討った、と告げた言葉。 正確には貫いたのは守備部隊の二人の刃だ、 けれどそこまでの説明は不要だろう。 零瑠がこれらの言葉を、父に伝えようとも構わない。
彼に背を向ける頃にも、 刃は抜き放たれたままだった]
(65) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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[誰かの幸せを願うには、奪ったものが重すぎる。]
……本当に、誰のお願いも聞くのが嫌だって思ったら。
帰っておいで。
[せめて自分は、叶う限りを許そう。]
(*20) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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[リカルダの脇差が、マドカの足を斬る。 寸前で避けたせいか傷は浅く動きを封じる程の傷ではなかったが、まどかの動きを鈍らせるには充分だった。]
(66) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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― 補給基地 ―
[リーの遺体はそののち、夜の戦場に犯されていくのだろう。 兵士にも吸血鬼にも踏み荒らされ、きっと、そののちに向かっても、もう、何も名残はない。
忘れろと、記憶からも消えようとした。
彼の生き様、思い返すほどに、その笑顔は悲しい。 なぜ、あの頃にもっと彼の心を知ろうとしなかったのか。
友達といいながら、本当に甘えていてばかりだった]
――……すまんがっだな。 おまーも、周も、 本当はもっどもっど、生きているべきだっだ…。
[噛み締める唇、白玉環で切れた頬の拭う。 その形相は、もちろん、それまでで一番厳しいものとなっていく]
(67) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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―補給基地・倉庫地帯― [仕掛けられていた罠に使い捨てられた鬼と、 父の命令に縛られかつての同胞を屠る獣と、 戦場の被害はどちらも甚大であったけれど――]
……、
[ここは被害の少ない場所だ。 そしてかすかに感じる同属の気配]
(68) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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[吸血鬼側にリーが死んだという情報は伝わっているだろうか。 リーの言い分をきいていると、途中でホリーのことを知ってたように、彼らは、遠くにいても、何かしら通じる方法があるように思えた。
ホリーに関しては、誰が討ったのだろう。 浮かぶのは、絢矢と安吾だが、ジャニスかもしれない。 ともかく、どこに向かおうかと迷ってから、
周が、始祖に眷属にされた場所近くへ]
――……周……。 もう、いねえが?
[リーは死んでしまった。 周は少なくとも死んではいない。
ともすれば、まだ話せるかもしれないなんて、思ったが]
(69) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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――……周…。
[だが、その姿は見つけられない。 もし、眷属になったとしても、周なら、などと、思うのは、 やはりそれでもこの5年。周の強さを信じてきたからだ。
それが、もう、なくなった柱とわかっていても。 彼もやはり、友人だったから]
――……周…… いっづも、タコタコいっででわるがっだよ。 いーから、一緒に帰ろ……。
[そんな言葉を残しながら、 やはりあきらめ悪く見回してたが、 最終的には、吸血鬼の群れにぶつかれば、また応戦しながら去っていく]
(70) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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― in the distant past ―
[黒衣の少女を招いた茶会に、 城主は終始機嫌良く笑みを絶やさずにいた。 城の内装はその時の時流に合わせて気儘に変える。 時に家畜に任せた事もあった。 文学や絵画、音楽、彫刻等の面では家畜にも価値を見出せると 感じさせたものだ]
何もかも変わらぬ世界に、色彩も失なったと。 交流のあった者が眠ったがな。
[殺されないか、自ら死を選ばない限り生き続ける。 己の生そのものにも興味を失せた吸血鬼が眠りに付いたと 聞いたのはつい先日]
退屈だからこそ、先に何があるか知りたいではないか?
[永遠に変わらぬと思われぬ先を見ようとする目は、 ホリーの背後を抜けた闇に向けられていた]
(*21) 2014/02/17(Mon) 22時頃
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[理衣の最期の言葉、確かに届いていた。 彼がもう、そうなるだろうことは、わかっていた。 ただその事実を受け止めて、けれど]
――……、
[あの言葉は、後悔、だったのだろうか。 自分は彼が願うことを、止めはしなかった。 ――それは胸の中の小さな棘だ]
(71) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[その場を立ち去ったあと、 背を丸めて、どうしても、悲しさと寂しさが襲ってくるのをなんとか追い払おうとして、 それでも、考えてしまうのは、マユミのことで。
首を振るけれど、どうしようもならない。]
ともがぐ……状況は……。
[そう思って弄った通信機、安吾かジャニスに指示を仰ごうとしたが、それは、もう、駄目になっていた。 おそらく、さっきの戦闘で、血濡れすぎたのか。
通信機を捨てると、自身の勘で動きはじめる。]
(72) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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― 退路 ― [絢矢を抱えた明之進の前を走る。 人気を避けて敵も味方もいない道を選び、崩れていない倉庫へと入る>>48。 埃臭い。元は何の倉庫だったのだろうか。
横たえられた絢矢の傍に座る。 穏やかな寝顔>>44は、何年ぶりに見るだろう。 尤も、男女で部屋が分かれている為、5年間に寝顔を見ることはなかったが。
ただ、いつも浮かべている表情よりも穏やかなそれに。 泣きそうな、安心したような、そんな笑みを浮かべた。]
(73) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[告げられる涼平の死。 それを彼の口から聞くのは二度目。 だが、先程とは違い、その理由>>51を黙ったまま聞いた。]
俺は、恨まないよ。 恨むなら、お前じゃなくてあの時襲ってきた奴らだ。
[今、過去に戻れるのなら絶対に手を離さない。]
お前らが戻ってこれないなら。 ……死ぬか。一緒に。
[鬼となった者が、人に戻れないのなら。 人と鬼とが共にいられないのなら。]
(74) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[ともかく、ホリー亡きあと、 自分の仕事は他吸血鬼の殲滅。 もちろん、始祖も標的ではあるが、 そこに一人挑もうなどとはとても思わない。 実際、安吾とジャニスが戦闘中であるのには気づいておらず。
絢矢やキャロライナ、マドカがいれば合流を考えるが、 同時に、やはり探そうと思った。
マユミを]
(75) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[お前を殺して俺も死ぬ。 そんなことをする心算はない。 やはり自分は家族を殺せない。
明之進が自ら死を選ぶというのなら共に死を選ぶのも構わない。 それくらいの覚悟はある。 それくらいの覚悟しかない。
ただ。 もし、家族を殺すことがあるのだとしたら。 その時自分の心も死ぬのだろう。 彼と共に。]
(76) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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忘れられたら良いかもしれないけどさ。 そんなことできやしないんだ。
[絢矢の額に手を伸ばす様子>>52に、目を伏せる。]
止められるなら、止めたかった。
絢矢は、笑わなくなったんだ。 泣かなくなったんだ。
[自分はそれを捨てられなかった。 捨ててまで、強くなろうとしていた彼女を止めることはできなかった。]
(77) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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サミュエルは、マユミの姿を探しはじめる。*
2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[そして彼の代わりのように、増えた眷属]
……周、
[名を呼ぶ響きは、それ以上の言葉もなく]
ごめんなさい。
[零瑠を留めたあの時に、本当は彼を逃がしたかったのだ]
(*22) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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/* あああ、もうこのどうしようもないこの世界!!
(-29) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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― in the distant past ―
素敵な考え方ですね。 ……その先に、何があるかですか。
[闇に目を向けてその先に何を見出すのか。 それを自分も知りたいと思った。
だから、お茶会の終わりに彼に問いかけていた。]
ふふ、決めました。 良かったらしばらくの間。 この城で仕えさせてくださいませ。
[その言葉に目の前の真祖はなんと答えるのだろうか。 尤も、断られてもついていく心算ではいたのだった。]
(+1) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[裏切りを働いたとて、 人を殺すに躊躇いなき鬼であることは相違ない。 邪魔なものは切り捨てていくから、行く後は血の道の出来た。 これで殺されるのであれば、数の内にも入らぬだろう、と]
明乃進……、
[気配を探し、呼ぶ声は――、 己を探すものにもまた届くかもしれない>>75]
(78) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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/* 逃がしたかったけど、 気を失っちゃったから何も出来なかった!
(-30) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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― in the distant past ―
[初対面の少女がまさか同意を示すとは思わなかった。 しかも媚びたものではない、単純に興味だけの声色]
お前も随分面白い。 部下達は私に気に入られようと躍起でいるのが見え見えだが。 お前も退屈だから、更に退屈そうな私を暇潰しに 見に来たのだろう?
その度胸も気に入った。 飽きる迄、城に留まると良い。
[黒衣の少女は仕えると言ったが、部下として迎え入れた わけでは無かった。 飽きたと言って出て行くなら止める事の無い、 永い永い客人として迎えたのが始まりだった]
(*23) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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サミュエルは、>>78 それは幻聴かもしれないけれど、聞こえた方向に静かに向かう。
2014/02/17(Mon) 22時半頃
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……それはやめてよ。 そんな事をするために、生き残ったんじゃない。
[共に死ぬかと言われれば、苦笑して否定する。>>74 自分だって、5年、忘れられなかった。]
……それが理由?
――あんな目に遭ったのに、その上こんな場所まで来て。 本当に……
[名を呼ぶ声は、吸血鬼の耳には微かに届く。>>78 不意に、入口に顔を向けた。]
(79) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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