162 絶望と後悔と懺悔と
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―吸血鬼の城―
[涼平の身柄を一先ず己の部屋に置いて、 すぐに召喚があるのなら、最低限の始末のみで 月影の許に参じた。>>*3
家族の中で深手を負ったのは自分だけ。 不徳を晒すようだと眉を下げるが、一人欠けている]
……そんな……
[直円の悲報に接し、色を失う。 守護部隊の手によるものだと聞いて、歯噛みした。 暗赤色の眼に明瞭な復讐の灯を、月影は見ただろう。
――それが家族の手だとは微塵も思わない。 だって、涼平は明之進には矛を向けなかったから]
(*11) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[駐屯地の東の端まで戻る 吸血鬼たちの姿も消えていた戦場の跡 絢矢の姿を捜した]
絢矢…にぃに
[転がっている機動隊仲間の遺体。 その中に浮かび上がる白い少女の細い四肢と兄の体]
(74) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[幽鬼のような足取りで 笑みを忘れた機械の少女は遺体安置所を目指す。
いる確約はない。 けれど──自分が守ろうとしたものを 安吾もジャニスも蔑ろにはしないだろうと 確信めいたものを抱いて、分厚い扉を開いた。]
─→ 遺体安置所 ─
(75) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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/* っていうか、周も涼平も吸血鬼の城行った?
こっちキャロとサミュと円だけかい……。 ジャニスは始祖が動かないとほぼ動かないし……うぅむ。
(-30) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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/* 大正時代という設定が、たまに忘れてしまってわんわんわわーん!∪◉ω◉∪
(-31) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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………あき。
[大家族であった頃の様に、1度だけ名を呼ぶ。]
『家族』だからこそ、だよ。
なら、柊はどうするの?
[傍に在る涼平に視線を投げ、元気だったかと問い掛け微笑む。
許可の聲に、見えずとも深々と頭を垂れる。]
(76) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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生きてる、って意味では、元気かな。
[僕はまだ直にーさんが殺されたことを知らない。 それから真弓ねーさんとは別の方へと足を向ける]
わかってるって。
[僕の身を案じる真弓ねーさんに返す声だけは、5年前と変わらない。>>24 ちょっとそこの本屋さんに行ってくるだけとはわけが違うってことは、ちゃんと分かってる。 ―――僕の身を案じて放たれる声が、他にもあったってことも]
じゃ、またね。
[それがこの日、再会した家族に残した最後の言葉になった**]
(77) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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―駐屯地東側・撤退前の事―
ごめんね…ごめん
[気を失ったままの絢矢の頭をかき抱く]
直円にいちゃんも、絢矢も ふたりとも…
ごめんね
(78) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[そして、一人前としての身の自由を賜り、>>*4 退室の許可が出た後で、しばし残る事を願い出た。]
……お願いが、あります。
家族をひとり、連れて戻りました。 傍に置かせて頂く事は、叶うでしょうか。
(*12) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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感謝、致します
[近くに在ればこそ好機だと、そう思うは事実だが そんな未来は実在しないとも思っていた。]
(*13) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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/* 周と涼平2人で殺してくれるかな!!? それもまたたのし。
(-32) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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……本当……?
[久しく名で呼ばれ、目を瞬いた。>>76 周が言うように、この場で彼を殺す訳ではなく、 家族として扱うのならと、安堵が過ぎる。
本当に――本当に?]
僕は、……連れて帰ります。
[ほんの一瞬の影を。否定して振り払う*]
(79) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[懐に入れたままの、髪飾り。 渡せたらと思っていたのに。 何故なのだろう。
5年間で強くなれたと思っていたのに。 変わらない。5年前と同じだ。 手を伸ばして、掴めなかった。
武器はない。 壊れてしまった。 此処にいれば、身を守ることもできずに死ぬだけだ。]
(80) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[絢矢の腕の中の直円の首は ―あの日のジョージの顔にだぶる。
兄さんは絢矢の腕のなかで眠っているようにみえた]
(81) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[刃向かう?家族なのに?
俯き、リカルダ>>71の顔は見えない。]
そか。元気、なら、良い。
[動く気配>>72。顔は上げない。 その顔を見たら、きっとどうしたら良いのか分からなくなってしまう。 今ですら。どうしたら良いのか分からないのに。]
(82) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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……お前も、行くのか。
[俺を、置いて。 伸ばした手を、取ってくれないまま。
顔を、上げられない。]
リッキィ。 死ぬなよ……。
[またね、と再会を願う言葉>>77。同じ物を返せない。
ちがうものになってしまったとしても、それでも家族だから。 家族だから、生きていて欲しいと願ってしまう。
それが、裏切り行為だとしても。**]
(83) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[その後か、明からも許しを乞われた>>*12のは。 奉げる意志を見せなくとも、機嫌を悪くする様子は見せず]
飼うならしっかり世話をしてやると良い。
[あの場から連れて来た人間が家畜で済まされる筈は無い。 許可を与えた後、他の吸血鬼達から 不満や不安が漏れるだろうが]
だから愉しいのだ。
[身近に敵がいる等なかなか体験出来る事では無い。 零瑠の願いもあれば、2人を暫し生かしてみると言う 選択肢が浮かぶ]
(*14) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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[心を震わせる聲に、感嘆の息を漏らす。 滅多に聞けぬその柔らかな音が、ずっと欲しかった。
良い子だと褒める言葉が、欲しかった。]
あぁ……
(*15) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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/* 展開に過干渉しない。展開に過干渉しない。展開に過干渉しない。 ごめんなさい。
よし。頑張ろう。 */
(-33) 2014/02/12(Wed) 02時頃
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/* あー。 赤組の結束力の強さはやっぱり、設定としての強制力とあと別窓だな。 村側はそこがちょっと弱い気がする。
個人的に受けた印象というか。動かしてて感じたことなんだけどね(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ
(-34) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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あぁ……
[満たされた様に微笑み浮かべ、周の頭部に唇落とす。]
御許しが出たよ。行こう? 周。
[肩を抱き、身を起こさせる。赤く染まった外套を脱がせ、出来うる限りの破壊をくわえた長ドスと、匕首を残して戦場を後にする。]
(84) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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ええ、 純血のお姉様の血を――全てを。
お父様の許可があれば、 お姉様の意思は関係ないのでしょう?
[>>*6 支配する者は“父”ただひとりだけなのだから*]
それにお姉様がご存知ない方が、 ――……“愉しい”のではありません?
[もちろん、それは姉の力と命を奪うということだ。 “姉”に刃をむけたところで、叶わなければ滅ぶは自身。 ――己を賭けた悪趣味な遊戯*]
(*16) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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[後から来た介護班がそばに寄れば]
…そのまんま連れて行って、なんてやっぱり無理だよね
[絢矢の腕の中のものを指さす]
もしだめでも その…その吸血鬼の首と体は 綺麗にして連れて帰ってくれないかな 私たちの兄なんだ。
(85) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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/* もうト書きが(ry しかもネタっぽいの挟めなくて(ry
そしてガチで涙腺がやばい >>83 今までいずれ殺す……殺すんだ……もうにーさんたちとは違うんだ……的テンションを保ってたところにっっっっ
(-35) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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[眷属達を労い、自由を与えた後、次の目標を示す]
次は残党達が逃げ込んだ地で遊ぶつもりだが。 偵察に行って来ると良い。
[目標への偵察を命じたが、駆けて行った者は誰か。 そして羽ばたいた鳥が、 何処で何をしようとも気にする事無かった。 それこそ密告をしようとも想定内なのだから**]
(*17) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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/* >>*16 こわい(注:褒め言葉)
真弓ちゃんの傾城っぷりがたまらない。 これは凄い村に来てしまったぞ…… */
(-36) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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− 城にて −
[戻れば雛達の初陣を祝い、労わり、落ちた1羽を悼みもした。 同時に守護部隊への憎悪を煽る。 嘗ての仲間との心躍る再会の後、彼らの自主性を 愉しむ様に城の出入りの自由を許可した]
次は残党達が逃げ込んだ地で遊ぶつもりだが。 偵察に行って来ると良い。
[目標への偵察を命じたが、駆けて行った者は誰か。 そして羽ばたいた鳥が、何処で何をしようとも気にする事無かった。 それこそ密告をしようとも想定内なのだから**]
(86) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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[そこは気温だけは周囲より低く設定された 只々広いだけの部屋だった。
先日の戦いで出た死傷者の数は優に数十を超え、 通常の施設には収めきれなくなった遺体を 家族の元へ返すか、あるいは荼毘に付すまでの期間 置いておくだけの場所。
遺体を収める袋の数さえ足りず 布を掛けられただけの遺体が数十 横並びに寝かされていた。
中には──手足や頭など、 躰の一部が胴から分かたれたものも、多数。
絢矢はその中を、死臭に顔を顰めもせず ぺたりぺたりと足音をさせて歩いて行った。]
(87) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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……ん
[ただ1度、振り返り。残そうとした匕首を拾いあげる。 止血は己の外套を引き裂いて行い。
両手が塞がって居ても構わない今であれば、 抱えられる周の、一番負担の掛からぬ態勢を取った。**]
(88) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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……ありがとうございます。
[伏していた面を、更に深くした。>>*14
涼平に聞けば、他の家族の居所もきっと手繰れる。 遠からず、また皆で、一緒にいられるようになる。 けれど、そこに直円の姿はない。 喪われて、戻らなくなってしまった]
――赦さない。
[けれど、傷は重い。次を動くには、手当と時間が必要だ**]
(*18) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
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