64 色取月の神隠し
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[ふたりのあやかしが見た、たまこの思い詰めたような表情は 一平太とともに秋月邸を訪れた後からずっとそのままだ 今は知己に会って少しほっとしたのか、寄せられた眉はゆる、と下がる それでも、未だ秋月邸での出来事を頭から離れさせようもなかった]
――――回想
―秋月艇―
(44) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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[ある部屋の扉をふにゅんとくぐると]
(あ、いっぺーただ おーい)
[友人(と、思っている)の姿が見えた。 しかし毛玉の声は声にならない。]
(……きこえない かな、やっぱり)
(45) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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良い人?
[そういう考え方もあったか、と藤之助を見て。 首を竦めるたまこを見遣る>>19>>43]
他にどんな団子があるのか、楽しみにしてきたんだよ。 こっちはねえ、ええっと…… うん、知り合い。
[藤之助へ向けられた、何かを窺うようなたまこの表情に、首を傾げる]
(46) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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― 先刻:秋月邸 ― >>24 [詳しい話はせずに、ただ先生がいなくなった、とだけ告げて 感じた気配――のことは心のうちに仕舞う ――あやかしと人の両方の気配が、仁右衛門が消えたときにあったこと]
おじゃまいたします。
[秋月邸には、一平太の口添えもあり、すぐに中へ通してもらえる 一平太の説明で、使用人に余計な詮索をされることなく、ふたりは書斎へと]
(47) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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鮓荅(へいさらばさら、へいさらばさる)? 何々…。
[図鑑とやらの、鮓荅(へいさらばさら、へいさらばさる)の項目。] さっきの毛玉に特徴が似てる…。
(48) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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[何気ない問いには、少し考える仕草ののちに頷いた。]
………
“あるんじゃないかな、そういうことも。 だってここは雷門様のお膝元だよ。 物の怪… あやかしも、神様も、居る”
[あやかしと神様は近いものだと聞いたのだ。 視線は、神の社の方へと。] “良いことなのかどうかは 分からないけど。 悪いことだとも… 思ってないの”
[路を往く声を思い出しながら。 自身の声が必要とされなかったのなら、 それは真っ直ぐに『どこか』に向かったということだから。]
(49) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 23時半頃
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たまこちゃんにタスクが集中していた 頑張れ……
(-19) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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“それと分かる姿で会ったことはない ……と、思うけど。 もしもお祭り、見てくれているなら。 楽しんでくれていたなら、良いよね”
[引き止めた、と言われれば首を振る。]
“こっちこそ。楽しかった。 子供たち、喜んでくれたらいいね”
[そう言って、手を振って見送った。]
(50) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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>>45 Σ毛玉のまま声かけた 展開wktk
(-20) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 23時半頃
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―秋月邸―
>>35 [散らかった書斎はついさっきまで仁右衛門の気配があったかのように 開いた書物、書きかけの文机、紙片や破かれた菓子の包みなどが床に散らばっていた]
うん。きっと、何か、あやかしについて先生は、知ってたと、思うの。 毛玉…明ちゃんの袖から落ちた、これだねえ。
[なぜかは言わずに、自分も、ひとつの棚の前に立つ 袂から白い毛玉をふわりと手のひらに乗せて、もう一方の指でつんとつついた]
…一平太ちゃん、ありがとね。
[秋月のことを告げたときの寂しげな顔を思い出して、 たまこは一平太の背中に小さな声で呟いた]
(51) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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『おや、そう言ってくれるのかい。 ――ありがと』
[意外そうないろを向けてから、こそり微笑む>>40]
『生まれ育った世を捨てて、それまでの自分を捨てて、欲しいものってのは――あるんだねえ』
[思うのは、むかしのこと。ことしの祭りで、あやかしたちに導かれ、隠世への道を通っていった者たちのこと]
(52) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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―菊屋― 芙蓉から聞いたんだが、草団子があるんだって? 他の団子が美味かったから、ちょいと試してみたいと思ってねェ。 おや……。どうかしたのかい?
[一歩後じさり、首を竦めて男を見上げるたまこの眸を 口元に笑みを湛え、じぃと見詰めた]
(53) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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そうか。日向は信心深いんだな。
……日向って、珍しい考え方すんなぁ。
[“悪いことだとも思っていない”と書かれた地面をじっと見つめていた。]
これだけ賑やかででかい祭りだからな。 人にまぎれて、そうでないのが遊んでてもおかしくない。 きっと楽しんでるだろうなぁ。
[愉快そうに笑うと、それじゃあな、と手を振って。 待ち合わせの時間より少し早めに神社へと歩き出した。*]
(54) 2011/09/17(Sat) 23時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 23時半頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 23時半頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/18(Sun) 00時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2011/09/18(Sun) 00時頃
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>>52
『人の子は粗忽だからなぁ。 弱くてすぐに死んじまうくせに、命も何も惜しまずに 分不相応なものを手にしたがりやがる。
まったく、愚かしい話さ――』
[人の子を仇として、贄として、永き歳月をその傍らに過ごしたが 彼らの望みの源が何であるのか、未だ理解できない]
(55) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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―菊屋―
>>53 [藤之助の言葉に、ふるふると首を振って眉はますます下がった]
いいえ、これは、あの。 おかあちゃんの、形見なんです。
…草団子、ありますよ。買われますか? いえ、どうもしません。 なんでもないんです。
[話を逸らそうと、団子の話にこくこくと何度もうなずいた]
(56) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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―神社―
ゆりさん?…早かったかな。
[もしもいないようなら待つつもりで、再び神社へと戻ってきた男。ゆりが座っている場所は、ちょうど柱の影になって見えておらず。
社の方へと近づいていく。]
(57) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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―菊屋―
あの 『おや』
[たまこの声に、娘の耳には届かぬ声なき声が重なる ふたりのあやかしの囁きを聞きつけた、簪の九十九の声には嬉しそうな色]
『逢魔時にはあやかしが騒ぐという。 あたしは揚羽、美麗であろう?』
『なんの話をしているかは知らぬが、人の世とはいかなるものか。 先刻会った竜笛の九十九…辰次さまも、人の恐ろしきを説いてあった』
[成ったばかりの九十九の力は弱く どうやら囁きがすべて聞き取れるわけでないのは 鵺と狐のあやかしに伝わったろう]
(58) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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辰次様。
[足音に顔を上げると、水色の着物の男が歩いてくるのが見えた。立ち上がり、声を掛けて駆け寄る。]
…あの、お呼びたてして申し訳ありません。 どうしても、二人きりでお話がしたくて…。
[緊張を和らげるように二度三度息を吸い吐いたあと。覚悟したように真剣な面持ちになると]
辰次様は、あやかし、なのですね。
[辰次の瞳をじっと見つめた。]
(59) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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……ご母堂の、ねェ。
その簪、素晴らしい逸品のようだし、大事にするといいよ。 そうだなぁ……例えば年降りて、九十九の神と成るほどに、ね。
[たまこの眸から視線を逸らさぬまま] 草団子と、それから胡桃の団子を貰おうかな。
[団子を注文する]
(60) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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ん、
[現れた付喪の気配に、つい簪を注視したまま声を漏らしてしまい>>58]
いや、本当に綺麗な……簪だねえ。 大事なものなんだね。
[ばれぬようにと言葉を繋ぐ]
『そりゃあ、綺麗だけどさ、自分で言うかい。ま、そういうのはそっちの色男が教えてくれるだろうよ』
[成りは美女でも稚い九十九。揚羽に聞こえるよう、囁きを向けた]
『あたしは芙蓉、こっちが藤……のすけ。よろしく頼むよ』
(61) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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― 先刻:秋月邸 ―
>>48 [一平太が広げた書物を横から覗き込む てのひらには白い毛玉がひとつ、ふよふよろ微かな動きにもゆらめいた ころころと転がり込んできたふたつの大小の毛玉には、未だ気づかない]
あれ、その絵は、この毛玉にそっくりだねえ。 け… へ?へいさら…
む、難しい名前だねえ。これ、なんて書いてあるの?
[見たことがない字が並ぶ図鑑に、むぅ、と唸って一平太に訊ねた 鮓荅(へいさらばさら、へいさらばさる)、と教えてもらい あ、と小さな声をあげた]
おしろい、を、食べる、…あやかし?
[どくん 胸が波打った]
(62) 2011/09/18(Sun) 00時頃
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/*あっ、あれっ もうちょっと言葉を足そうと思って書いてたのに足すのわすれて情緒なく直球勝負になっ て た
あっ/^o^\ なんてこった・・・
うわああああ
orzorzorzorz
(-21) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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沙耶は、やがて二人は、あやかしの里に辿り着くか*
2011/09/18(Sun) 00時半頃
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あ、いたいた。 構わないよ、二人きりでしかできない話だったんだろ?
[駆け寄ってきたゆりを見つけ、呼吸を整えるように息を吸う彼女を見ていたが。]
………え?
[目をぱちりと瞬かせた。よもや、自分の正体を言い当てられるとは予想もしておらず。
いや、忘れていたが昔にもこんなことがあった。 確か、あの娘も巫女で…]
…あ、と、何でそう思うんだ?
[思わず目を逸らしながら尋ねて]
(63) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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…………。
[くるみの団子があるのなら、自分も欲しい。 が、藤之助の問いと視線への、たまこ反応が見たい。 今こちらから声をかければ、彼女が目を逸らす理由になってしまう]
…………。
[こっそり、藤之助の袖を引くに留めた>>60]
(64) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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/*まじ急ぎすぎててわらう・・・・・
ほんとうごめんなさい・・・
この巫女ははやくしぬべき…
(-22) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/18(Sun) 00時半頃
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揚羽もいるからたまこがすごい多角になっとるすまん
(-23) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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これがそうなのか。 先程の簪の揚羽さんに比べて随分すんなりしてる―
[と、背中から呟かれた音に声が少し動きが止まる。 少し視線を泳がせると、>>45が。]
あれ。 あんなところにも。
[遠いのか、それとも元より聞こえないのか。 声は、先ずは聞こえなかったようだ。]
(65) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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『己は鵺で……そっちの芙蓉が言うように 今は藤之助と名乗っているもんだ。 お前さんが簪の九十九か。あぁ、確かに美しいねェ。 花に譬えるなら天竺牡丹(ダリア)と言った風情かな』
[>>58好奇心の強そうな物言いに応えて]
『なんだい、辰サンから聞いてるのか。 そうさ、人の子は恐ろしいものさ。
お前さんも気をつけたが良いぞ。 ――さもないと、己みたいに寄って集って打ち殺される破目になるかもなぁ』
(66) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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>>+6 何もない存在なんてないんよ。 何も出来ないことなんてないんよ?
只の箏やって、こうやって沙耶と話できてるんよ?
ヒトや妖し うんん、草木や動物、家の棟棟全て 思いは持っていますんよ。
美しいものを感じれば嬉しく思い 別離があれば悲しく思う
人ならざる者が言の葉を持てないか 人に紡ぐ言の葉が届かないだけ
せやから、言葉亡き言葉を音にしますんよ。
(+8) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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沙耶はこんなにも輝いて こんなにも真っ直ぐで たくさんの思いを伝えてくれたやん。
妖しを感極まらせるなんて 普通のお人ではでけへんよ。
[頬に残る僅かな跡を恥ずかしげに拭う 無論先程まで泣いていた証だ。簡単には拭い去ることはできないだろう]
ここに居て沙耶が望んでくれるのならいつまでも 永久に、うちは側にあって沙耶と語れますよぅ。 万物の思いを繋ぎ 全なる思いを奏で 壱の想いを全てに届けられますよ。 秋風が世に豊穣を運ぶように
もし……
(+9) 2011/09/18(Sun) 00時半頃
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