79 This is a MURDER GAME
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[前のめりに倒れていく身体に、更に追撃しようと麻袋を振るう]
さあ、祈るのです。 さすれば必ずや救われますわ。 迷える子羊に救済を。
――――Amen
[次いで振り下ろされたのは鈍器か、刃物か]
(50) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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――あ。
あっ。あっ。
[気がつくと、赤毛は倒れた俺に馬乗りになっていた。
痛みが、これまで受けた事のない痛みが襲う。何が起こっているのか、もうわからない。
視界に映るその顔に浮かぶのは、憎しみ?]
(51) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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[倒れ、地面に口付ける。 砕けた眼鏡の破片が眼球に刺さる。
乱れた髪には、既に金色の面影は殆ど無い。
どす黒い、赤。]
あはっ、あはっ、 はっ。
[びくん、びくんっと。 それでも、嗤いを止めない。]
(52) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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[散歩でもしているかのような、ゆったりとした歩調。 それに合わせて、ズズ、ズズとシャベルを引き摺る音がする。 一見、血痕を追っているとは思えない暢気な様子だ。
あちこちで奇声やら呻き声やらが聴こえるような気がする。]
…なんで俺、こんなとこにいるんだろう。
[身に覚えがないとでも言いたげな独り言を零しつつも、やっていることは他の参加者と同じ。]
(53) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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[それは、完全な逆恨み、八つ当たり]
[殴るたびに、自分の精神がすり減った]
[それでも腕を止めることが出来ないのは]
[このゲームに勝たなくてはいけないから]
[そして]
[自分が失った"日常"を持っていたであろうこの男が、 潰れていく様を眺めるのはこの上なく愉快だから]
[…愉快だから]
(54) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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[相手は赤くぐちゃぐちゃに染まる。 凄惨な姿は戦場で幾らでも見てきたが、 それに勝るとも劣らない]
はっ。 はは、は! あはは、ははは!!
[やがて半ば勝利を確信したのか、 殴る手は止めないままにけたけたと、笑う。
笑いながら、泣いていた。 零れ落ちる涙の理由なんて、分からない]
(55) 2012/02/13(Mon) 00時半頃
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/* ベッキー逃げる気配がないな…… というかどんどん酷いことになっているwww これ今夜生き延びたら、明日見た目はR18Gで行動するハメになりますね。おそろしあ。
(-20) 2012/02/13(Mon) 00時半頃
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[笑い声が聞こえる。
俺は今、どうなっているのだろう。 赤毛は刃物でも握っているのか、衝撃とともに刺すような鋭い痛みが走る。 視界は歪みっ放し。痛くて、痛くて、息もできない。
左手があてもなく、宙を彷徨った。]
(56) 2012/02/13(Mon) 00時半頃
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ご安心下さい。 きっともうすぐ、救われますわ。 貴方様の求めていた慈悲を、主が与えて下さいます。
嗚呼、我等が主よ、父よ。 どうぞ憐れな子羊を導きたまえ。
[武器を振り下ろす間、ただただ静かに言葉を紡ぐ。 声を上げて笑うことも。 悪態をつくことも無い。 静かに、静かに微笑んだまま。 全身を血で染め上げていく]
(57) 2012/02/13(Mon) 00時半頃
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[骨の砕ける音が。 肉の裂ける音が。 脳に直接響いてくる。
ああ、なんていい音。]
ァひゃっ。
ひゃ。
あっ。
[一撃ごとに、びくんと跳ね上がる身体。 それはおそらく、既に自分の意思とは無関係なもの。]
(58) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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――はは、――…ッ、はぁ、 はっ、ぜえ…。
[次第に殴る手も痺れてきた。 手にしていた針を相手の右の眼球に突き刺して腕を降ろす]
くくくッ、良いざまだぜぇ。
[ぐいと相手の爛れた顎を持ち、顔を近づけて嫌見たらしく囁く]
大人しくしてりゃ、もっと楽に死なせてやったのにな…。 ふふん。馬鹿な奴。
[ゆらりと伸びた相手の左手。 彼の指先は己の髪に頬に触れただろうか]
(59) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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まるで神にでも縋る態だな。情けねえ。
[馬鹿にしたように、続ける言葉]
(60) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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/* 一つ振り下ろすたびに若さへの嫉妬が篭められ……
てないよ! むしろベッキーとはそこまで変わらないし!! かわら…ないし……っ!
(-21) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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[朦朧とする意識の中、思い出していた。
初めて殺しをやったのは、16の時だった。退屈な日常に光が差したような気がした。 それから、何人殺しただろう。やっと自分が生きていると実感できたような気がした。だが、いつしかそれもただの日常になって。
あの晩、使い慣れた剃刀を自らの首に当てたのは、半ば衝動的だった。 この先何十年、この退屈の中で生きていけば良いのか。それを思い絶望の淵に立たされ。そのまま、動脈を掻き切った。]
(61) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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/* ヒューさん死にそうだけどろんりーうるふは嫌なので頑張って生きるんだ!
(-22) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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[これで終わりにできる。 こんな退屈な日常とはもう、おさらばだ。
左手が赤毛の頬に触れる。濡れているのは、己の血か。 指先から落ちる雫が、温かかった。
――ああ。 痛い。苦しい。]
(62) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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